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2009.02.10
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カテゴリ: 理科授業実践から
 今回の実践を始める前に、次のようなねがいをもつ。

 これまでの学習の中で,一人一人の子どもたちが,観察・実験の結果などの事実をもとに推論しながら自分の考えもつことを大切にしてきた。例えば,発芽の学習での「発芽後に子葉が落ちる」,流れる水の働きでの「川の上流の石は大きい」などの事実である。
 しかしながら,本実践で取り上げる「ものが水に溶ける」ことは,目に見えない現象であり,教師から一方的に説明しても子どもたちは受け入れなかったり,とらえ方にずれが生じたりすることもある。これまで以上に「溶けたものの重さは保存される」「溶けたものは取り出せる」などの「目の前の事実」から思考することを促す必要がある。
 この「もののとけ方」は、新学習指導要領でも粒子概念の「柱」の中に位置付けらている。これは、これまで中学2年生ではじめて物質を「原子・分子」といった粒子の集まりでできているという見方を取り扱ってきたことに対し、この「粒子」という見方を、小学校段階でも子どもの発達段階にあわせて導入していこうとするものであろう。本実践でも、「粒子モデル」を活用し、食塩がとける様子を図で表す活動を取り入れる。子どもたちは、目に見えない現象を、モデルを使って推論し、観察・実験結果に合うように説明することになる。
 また,子どもたちは,「聴く-語る」という他者とのかかわり合いの中で「ことば」を使って推論したり,自分の考えを見直したりする。つまり、他者とのかかわり合いの中で、「ことば」をきっかけにして、自分の「モデル」をより多くの現象を説明することができるものに更新していくのである。この「ことば」を大切にするとともに,事実と関係付けながら思考できるような教師のはたらきかけを行うことにより,一人一人の子どもたちの見方や考え方をより科学的なものに変容させていきたい。






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最終更新日  2009.02.10 10:21:01
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