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2013.02.05
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2月15日(金)の研究発表会を控え、私が前回授業を公開した4年前の資料や、「論理科」に取り組み始めたときの資料を引っぱり出して読むことが多い。久しぶりの公開授業であり、なかなか準備のペースがつかめないこととともに、昨年までの3年間の取り組みを振り返るためである。

そんな中に、「論理科」カリキュラム開発の1年目に書いていた研究部通信が出てきた。その当時の「わたし」の問題意識が分かるとともに、今回の実践を提案するときのヒントとなると思い、あらためて読んでみる。

・・・・・

「学び」のあしあと 2009.5.18 研究部通信No.1「書くこと」

 これまでの教官研を振り返ってみて、次の3つのことに早急に取り組まなければならないと考えます。

1)「論理的に思考すること」と「ことば(特に、「ことば」にすること)」が、どのように関係しているのかを明らかにすること
2)それぞれの教科等で、どんな「論理力」が必要なのか、これから必要になるのかを明らかにすること
3)論理科の先にあるものを探ること

1)について


 つまり、思考の結果を「ことば」として表現するということではなく、私たちは、「ことば」にしながら、その「ことば」を使って思考しているということです。考えていないから書けない話せないのではなく、話さない(厳密には、語らない)から、もしくは、書かないから、深く考えることができないということなのではないでしょうか。
 このことを、子どもたちの姿、特に子どもたちの語り、そして、語り方に着目して振り返ることで、私たちが理解していかなければならないと考えています。

2)について

 このことは、単に「身につけさせたい力」を羅列するということではありません。
 これまでの実践の中より具体的な場面を事例としてあげ、「このとき、こんな語りかたができればいいのに」「こんな指摘や質問ができればいいのに」ということを、どんどんピックアップし、考察するということです。また逆に、「こんな場面で、こんな風に語った」「こんな指摘や質問をした」ことが、その後の学びに影響を与えたというよい面も大切な事例になるでしょう。
 そして、それぞれの教科から出されたものを学年ごとに整理する中で「どうしてそんな語りかたができたのか(できなかったのか)」「指摘や質問ができたのか(できなかったのか)」ということに焦点化して議論を進めることで、「なぜ、論理科なのか」ということが、少しずつ明らかになっていくのではないでしょうか。

3)について

 論理力を身につけさせるために論理科が必要という問題意識だけでは、「研究開発校としてのメリット」を生かしたダイナミックな研究にはたどり着きません。文科省や国際調査などの資料とともに、目の前の子どもの事実から「なぜ、今、論理力を高めることが求められているのか」ということを分析することが必要です。
 そのきっかけとして、言語力・論理力の育成が求められるようになった背景にがPISA型読解力の問題があることを考えると、もう一度OECDの「キーコンピテンシー」を読み直してみてはどうでしょうか。おそらく、今後、国際化・情報化が進み、その中でのコミュニケーションは「伝わらない」ことから始まり、その中で生きていかなければならないということを主張しているのでしょう。また、2月の佐藤学先生(当時、東京大学)の講演の中の「これからの日本は知識基盤社会である」という話もヒントになるのではないでしょうか。

※読書案内! 田嶋幸三「『言語技術』が日本のサッカーを変える」光文社新書
       秋田喜代美「読む心・書く心~文章の心理学」北大路書房





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最終更新日  2013.02.05 09:32:27
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