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2013.05.15
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カテゴリ: 理科授業実践から
前回のblogの続き。

子どもたちの話題が「空気の割合の変化」から「空気の流れ」に移っていく。もちろん、「空気の流れ」も「2本のロウソク問題」を解決するための視点ではあるものの、子どもたちの「わかったつもり」により、十分に話し合いが深まらない。

そこで、SMくんの図に話題をもどし、「空気の割合の変化」について考えるよう促した。なお、SMくんは、燃やす前のそれぞれの気体の割合(数)を、酸素が「21個」、窒素を「78個」、二酸化炭素(SMくんは、「二酸化炭素など」と発言しているのだが)を「1個」としていた。

ものの燃え方ノート_0001.jpg

・・・・・

T   「SMくんの図で考えると、2本とも燃えてしまった後のビーカーの中はどうなってるの?」

IYくん「酸素が5か6ぐらい、窒素が40ぐらい、二酸化炭素が55。」

ttさん「酸素はIYくんと変わらないんですけど、窒素が78と、二酸化炭素が、17。」

T   「どうして?」

ttさん「窒素は変わらないと思って、なぜかというと、窒素は助燃性とか・・・燃えるのを助けるはたらきがないから、使われないし、ロウソクが燃えても二酸化炭素みたいにでるわけじゃないから、減りも増えもしないから、たぶん同じだと思う。」



T   「理由は?」

TRくん「なんとなくなんですけど、短いロウソクの下には、酸素が少しぐらい残ってるんじゃないかと思って、短いロウソクの上は、酸素とか窒素が入っていると思って、上の方が広いから、10、50、40になるんじゃないかなって思いました。」

T   「窒素が減った理由は?」

TRくん「なんとなく。」

・・・・・

結局、話題が焦点化しないまま授業を終えてしまった。

IMG_4469.JPG

ただし、esさんが「酸素のビンの中にロウソクを入れたら明るく燃え、他の2つでは燃えなかった」という実験の結果を根拠に「酸素が消耗した(使われた)」と理由づけし「酸素の割合は減っているはずだ」と主張していることは興味深い。このことが、ttさんが「窒素の割合は変わらない」と主張するために、「窒素にはものを燃やすはたらきがない」ことを根拠にし「ロウソクが燃えるのに窒素は使われない」と理由づけしたことにつながったのだろう。

「2本のロウソク問題」は、複雑な現象を説明するものであるが、このような根拠の妥当性を一つ一つていねいに確認しながら、より論理的に思考することができるよう授業をデザインしていく必要があるのだろう。

※ 今回の記録は、平成25年5月14日のものである。





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最終更新日  2013.05.17 19:40:18
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