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2013.06.17
「聴く」-「語る」関係をつくる〜その2
カテゴリ:
その他
前回のblogに、「モデリングとスキャフォールディングのある学び」、つまり、「創造的な学び」を実現するために子ども同士の『「聴く」-「語る」関係』が必要であると書いた。また、この関係をつくるためには「比較」「類推」「因果推論」「関係付け」などの思考が必要であり、このような思考を促すためには、子ども同士の『「聴く」-「語る」関係』をつくることが大切であると、矛盾するようなことを書いている。(『「聴く」-「語る」関係』をつくるためには、『「聴く」-「語る」関係』をつくることが大切であると述べているのである。もちろん、この2つの『「聴く」-「語る」関係』の違いを、話し合いのレベルの違いといってもいいのだが・・・。)
この後者の『「聴く」-「語る」関係』をつくるとして、「『対話』で広がる子どもの学び~授業で論理力を育てる試み」(内田伸子・鹿毛雅治・河野順子・熊本大学教育学部附属小学校著 2012.2)の中で、私は次のように書いている。
・・・・・
(2) 「聴く」-「語る」関係をつくる
「腑に落ちる」。私たちは,このことが全ての教科等で言語活動を充実させるキーワードだと考えています。「腑に落ちる」とは,子どもたちが主体的に追究し,考えの異なる友達とかかわり合う中で,これまでの体験や既有の知識を総動員してじっくりと考えること。そして,何かが分かるとともに,そのことがこれまでの体験や既有の知識と結び付く経験を伴って,一人一人が納得することだと考えます。
それでは,どうすれば話し合いが深まり,一人一人の子どもが「腑に落ちる」ことができるような「豊かな対話」が生まれるのでしょうか。私たちは,「論理科」をはじめ全ての教科等の授業づくりにおいて,次のことに心がけています。
「豊かな対話」をつくる授業づくりのポイント
【「豊かな対話」の前提として】
○ 子どもたちが本気で考えたくなるような質の高い課題を設定する。
【「豊かな対話」をつくるために】
○ 個人の考えを整理するための「書く」活動を設定する。
○ グループ活動を適切に取り入れ,一人一人の「語り」を促す。
○ 子どもの発言を可視化し,整理したり関連づけたりするために板書を工夫する。
このことは,子どもたちの「聴く」−「語る」関係をつくるポイントともいえるでしょう。友達の考えをしっかりと「聴く」ことによって,その妥当性を検討したり,自分の考えを振り返ったりすることができます。また,じっくりと「語る」ことにより,自分の考えを整理し筋道立てて組み立てることにつながります。
特に,話すことよりも子どもたちの「聴く」ことをていねいに指導することが大切です。「話し合い」を指導するとき,話すことに重点が置かれがちですが,「聴く」ことができなければ,友達と自分の考えに違いに気付くことはできません。また,友達の発言の思いや意図まで聴かなければ,その違いがどこから生まれたかも分かりません。この違いをすり合わせようとするとき,子どもたちの内から「語り」が生まれてきます。
友達の発言をしっかりと「聴く」こと。このことが,単にお互いの考えを発表しあうだけではない「豊かな対話」を生むことにつながります。
・・・・・
「違いの原因を明らかにし、違いをすりあわせること」「これまでの体験や既有の知識を総動員してじっくりと考えること」と書いていることから、結局、「比較」「類推」「因果推論」「関係付け」などの思考が大切だということなのだが・・・。
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最終更新日 2013.06.17 15:57:00
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