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2013.07.23
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カテゴリ: 理科授業実践から
8月2日・3日に筑波大学附属小学校で開催される日本初等理科教育研究会中央夏期講座で実践発表するための資料をつくるために、このblogを読み直して昨年秋に実践した「ものの溶け方」の振り返りをupしていなかったことに気づく。(発表する実践は「流れる水のはたらき」なのだが。)

ある原稿に「実践を終えて」を書いていたので、「とりあえず」それをupしておく。

・・・・・

今回の実践を終えて、「とかす前 → とかした後 → 水を蒸発させた後」の変化を筋道立てて説明しようとする子どもの姿を見ることができた。その中で、溶かす前の食塩の一粒一粒が「小さな粒」の集まりであり、水の中に入れることで粒の表面からばらばらになるという考えをする子どもも見られた。

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これは、実際に食塩を水にとかすときに見た「もやもやしたものをだしながらだんだん小さくなる」という様子から水の中にある食塩の小さな粒をイメージしたのりみさんと、「水に溶かした食塩の重さは変わらない」という実験結果から、一つの粒が二つに分かれながらどんどん小さくなっていくのではないかと推論したようこさんの考えがモデルとなり、それぞれの考えをたどることにより、他の子どもたちにもより合理的な考えを追究することを促したのだろう。多くの子どもたちが観察・実験結果とともに、直感的・断片的に気付いたことを振り返りながら、自他の考えを検討することができた。

また、水を蒸発させて取り出した食塩の粒の大きさがちがう理由を話し合う場面でも、教師の話から得た情報やそれまでの生活経験をもとに考えるとともに、既有知識にあった他の事象と照らし合わせて推論しようとする子どもの姿も見ることができた。

これは、普段の授業の中で、観察・実験の結果から論理的に思考することともに、観察・実験の結果そのものを見直すこと、つまり、観察・実験そのものに「もどす」ことを教師の授業中の大切な役割としてきたことの成果であると考える。また、グループや学級全体での話し合いの中で、たどたどしいながらも思考しながら「語る」ことを大切にしてきたこと、そして、板書を工夫し、キーワードだけを取り上げるのではなく、その「語り」を可視化することを心がけてきたことも大きく関係していると考える。

もちろん、全ての子どもたちが「小さな粒になる」ことを受け入れたわけではないが、「粒子モデル」を使って考えることのよさを実感することができただろう。今後も、「ことば」を大切にしながら、目の前の事実から推論する子どもを育てていきたい。





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最終更新日  2013.07.23 17:50:02
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