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2013.12.06
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カテゴリ: その他
「ねがい」を鍛えることは、「ことば」を鍛えること。

先日のblogでこう書いたのだが、奈須正裕先生(上智大学)は著書「子どもと創る授業 学びを見とる目、深める技」(ぎょうせい 2013)の中で、「教育を論じる言葉にもっと敏感になろう」として次のように書かれている。

・・・・・

言葉が思考を支配する

 まずもって、国や地方のレベルで、歩んできた道を冷静に振り返り、誤りを正していくことが不可欠でしょう。読者の中には地方教育行政に携わり、分権化の中で独自政策の立案や実施に関わっている方も少なくないはずです。是非、地域における教育の将来を左右する岐路に立っているとの深い自覚を持って、今を見つめていただきたいと思います。
 「学級担任でしかない私に何ができるのですか」と尋ねてくださるあなたは、この章の冒頭でお話ししたことを思い出してほしいと思います。そう、言葉は「ものの名前」ではない。最初に言葉が生まれ、その言葉の存在によって、対応する「もの」や「こと」への認識が生み出される。だから、教育を語る言葉にもっと敏感になろう。真に重要なものを手元に引き寄せる力を持った言葉を自覚的に選んで用いよう、という提案でした。
 逆にいえば、今回の不祥事の当事者は、どんな不適切な言葉を常に頭の中で廻していたのでしょう。それはたぶん「学力」です。常に学力という言葉を中心に授業や学校運営、子どもへの対応を考えていた。

 ・・・(中略)・・・

 話をわかりやすくするために、同じ教育的価値の実現状況を問う別な言葉について考えてみましょう。たとえば「育ち」はどうでしょうか。



 この深刻な事態から離脱する具体的な方策として、今日の状況を招来した可能性のある「学力」という言葉を、試みに一度封印してはどうか。そして「学力」に替わる、より教育的に重要な質を適切に示しうる言葉、たとえば「育ち」といった言葉を意識的に用いてみることを提案したいと思うのです。

・・・・・

「言葉に敏感になり、真に重要なものを手元に引き寄せる力を持った言葉を自覚的に選んで用いる。」研究紀要をまとめ、研究発表会に向けて指導案を書く時期であるが、一度立ち止まり、このblogも含めて、私が使っている言葉を振り返る必要がある。

(つづく)





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最終更新日  2013.12.06 11:29:45
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