花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2023.02.11
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先日、鳥類の構造色の話題を提供したところ、野外で観察できる野鳥を
見ながら教えてほしいと有志から要請があったので松戸市の21世紀の森と広場
を探索しながら個人セミナーを開きました。
千駄堀池には、4日に姿が見られなかったオカヨシガモ、ホシハジロの姿が
ありました。このほか、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、オオバン、ノスリが
斜面林の枝と止まっている姿を発見しました。さらに、林縁の一角ではルリビタキ成鳥雄ともう一羽が移動していました。
さて、構造色をテーマに観察した鳥類はカワセミとしました。これまでは、レイリー散乱と呼ばれる光散乱現象で言われ、光散乱が青さを生み出していると記されてきました。とこが千駄堀池には、青色と緑色のニ種類の羽色のカワセミが登場。光散乱で青色を生み出しているならば、緑色は?と参加メンバーからの声。
先日、吉岡(2007)が指摘している光の干渉が関係して反射光がもつ偏光の性質など未解決な発色が存在することを紹介しましたが、その後、岡﨑(2021)がカワセミなどの鳥類の羽毛にたくさんの空洞を有するスポンジ層が確認され、この部分に反射することで青色に見えることが判明したと報告しています。
(引用文献)
吉岡伸也.2007.鳥の羽根の構造色とその分類.
Bird Research News Vol.4 No.2.p2-3.
岡﨑登志夫.2021.鳥の進化に伴う構造色発現部と羽毛断面の形の変化
形の科学会誌 第36 巻 第2号.p67-73.
(写真)2023年2月11日撮影
























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最終更新日  2023.02.11 20:00:10 コメントを書く


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