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2024.02.05
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カテゴリ: 識別について
亜種オオカワラヒワは、叶内(2020)が述べているように冬鳥としてほぼ全国に渡来するアトリ科の鳥類です。これに対して亜種カワラヒワは、全国に分布しているが厳冬期は暖地に移動するアトリ科の鳥類とされています。
東京近郊では、春先に両種を見かける可能性があり外観の特徴を整理してみました。
塩田(2009)は、上面の色、亜種オオカワラヒワと亜種カワラヒワ(旧コカワラヒワ)を比べた識別点についてつぎのように報告しています。
背、肩の羽色については、両亜種とも(暗)褐色ですが色調に微炒な差があり、オオカワラヒワは赤茶色味があり(外国の資料には「チョコレート褐色」と記したものかある)、コカワラヒワはオリーブ(緑黄)色味が強いと記しています。
さらに、亜種オオカワラヒワは、亜種カワラヒワと比べて、ひと回り大きい、三列風切外弁の白色部が幅広く(比較的目立つ)傾向にある、頭から後頸にかけて(コカワラヒワの灰黒色より淡く)灰色と述べています。
なお、亜種オオカワラヒワはコカワラヒワより明瞭に大きく、最大の亜種とし、測定値(翼長・尾長・嘴峰・跗蹠)はの10%強の差があります。ただし、比較する他の個体がいない場合の観察では、大きさが分り難いと報告しています。
なお、亜種オオカワラヒワの雌は全体に色が淡く、頭部は褐色です。
(引用)
塩田 猛.2009.野鳥講座.第12章.オオカワラヒワ.
日本野鳥の会大阪.会報むくどり通信.
叶内拓哉.2020日本の野鳥.第2版.p380.文一総合出版.
(写真)
亜種カワラヒワ:1枚目2023年5月18日、同年7月27日柏市北部で撮影
亜種オオカワラヒワ:3枚目2020年2月11日水元公園、4枚目2023年11月29日柏市内、

















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最終更新日  2024.02.05 11:59:42 コメントを書く


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