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仕事にプライベートに忙しすぎて、ツーレポ更新が滞っております。もうしばらくお待ちくださいm(_ _)mとりま、ツーリングからの出来事を写真のみでご報告。
2024年11月19日
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「乗船は最後になりそうですね。」荷物を満載したMTに跨る私に、誘導員が声をかける。私は斜陽照らす志布志港にいた。仕事が予定通り終わらず、フェリーターミナル到着が予定より30分遅れてしまい、最後の乗船となったのだ。降り口と歩行者用のタラップが上がり、トラックも全て乗船完了したところで声がかかり乗船。乗り込むとすぐにタラップが上がり、出航となった。日は山に隠れ、夕闇迫る志布志港を離れるさんふらわあさつま。明日、久しぶりにみんなに会える。高まる気持ちを抑えつつ、眠りにつくのであった。2日目に続く
2024年10月30日
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「バイク旅を初めたきっかけってなんですか?」バイク旅が趣味と話すと、かなりの頻度で聞かれるフレーズだ。大抵は誤魔化したり端折ったりするものだが、今回は詳しく話してみようと思う。私は幼い頃から、自転車であてもなく走り回るのが大好きであった。高校生になり自転車は原付となり、といきたかったが、厳しい校則でそれも叶わず、卒業したらバイクに乗るぞと決意したものだ。そして2005年の秋、私はシャドウスラッシャーという相棒を手に入れた。ジパングツーリングという雑誌と共に。当時のジパングツーリングは、バイクやツーリング最盛期といった雰囲気で、盛んにニューマシンや最新ツーリングスポットなどを紹介していた。そしてその中にあのお方の記事があったのだが、この時は気に留めることもなかった。月日は流れ、バイクでもっと出かけたいと当時ADSLであったインターネットで「鹿児島」「ツーリング」と検索をかけたのが全ての始まり。たどり着いたホームページ「アイアンホース」なんとバイク納車と同時に手に入れたジパングツーリングに寄稿しているライターさんのホームページではないか。彼の名前は武田哲さん。日本全国をバイクで旅し、北海道やモンゴルまで走った猛者だ。そして気がついたら掲示板に書き込んでしまい、ここから深い深い旅人の深淵へと引き摺り込まれることに。その翌年、三重県で開催されたジパングツーリングミーティング。気がつくとその輪に加わる私がいた。荷物は山積みしたバッグにバイクカバーをぐるぐる巻きにしたというなんともお粗末なもの。カッパも満足に準備しておらず、帰りは雨でしっかり濡れてしまった。それでもミーティングはとても楽しく、初めてお会いする哲さんを中心としたアイアンズの方々はどなたも優しく楽しく、この方々との出会いが旅人に片足突っ込んでいた私を完全にその世界に飛び込ませたのだった。私がバイク旅を始めたきっかけは武田哲さんであり、今こうして旅をしているのも哲さんのおかげなのである。そんな哲さんにはひとつの目標があった。それは、相棒であるアクロスと遥か空に浮かぶお月さんまで行くこと。つまり地球から月までの距離である38万キロを走破するということである。バイクで38万キロなんて、壮大すぎて想像もつかなかったが、哲さんとアクロスならやり遂げるであろうとなぜか確証に近い思いがあった。あれから18年。ついにその時がやってきた。アクロスが総走行距離38万キロを突破し、月に到達したのだ。そしてそれを祝うため、アイアンズに召集がかかったのであった。1日目に続く。
2024年10月27日
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Coming soon
2024年10月26日
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愛車のBKアクセラちゃん、総走行距離34万キロを突破しました。まだまだ現役!これからも走り続けます!
2024年10月09日
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購入して3年2ヶ月で純正バッテリーが膨張して使用不能になりました。膨張する直前でもバッテリーの持ちは変わらず、充電も問題なし。外部から衝撃を加えたことなど一切なく、撮影後に取り出そうとしたところ膨張して危うく本体を破損するところでした。実は今年初めに社外品のバッテリーも膨張を起こしており使用不能に。この時は社外品だから仕方ないと片付けていましたが、まさか純正バッテリーも膨張するとは。共通して無風の屋外での撮影後に膨張しています。つまり本体やバッテリーが高温になったことで、バッテリーの膨張が引き起こされた可能性があります。とはいえ、撮影時間は10分未満。炎天下の中撮影したわけでもないし、適時カメラを休ませながら撮影していました。なおInsta360自体が撮影時に異常なほど熱を持つので、屋内での撮影においてもファンなどで冷却する必要があります。さらに熱暴走の一環なのか、熱を持つとSDカードエラーも頻発します。ここら辺がね、やっぱり中華製品は作りが甘いと感じさせますよね。360度カメラは便利なのです。今後も使い続けたいので何か対策を考えることにしましょう。
2024年09月28日
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朝5時起床。ツーリングなのに、普段の生活リズム(社畜)は抜けないようだ。天気予報を確認するついでに四国カルストのライブカメラを見てみるが、見事なまでに雲と霧の中。なお、これを書いている今の段階で、晴れたのは1日だけのようであった。この時期の四国カルストは無理ゲーなんじゃ・・・。時刻は6時過ぎ。朝食バイキングを姐さんといただきながら今日の相談を。雨に降られることはなさそうだけど、疲れているのであまり寄り道せず帰路に着く案に決定。準備を済ませ出発しようとすると、おばちゃんに声をかけられる。話を聞くとご近所さんであることが判明。世間って狭いね。おばちゃんはこれから小倉に向かい、博多から新幹線で帰るそうな。おそらく我々より早く帰り着くだろう。おばちゃんに見送られて出発した。バイクスタンド敷きを忘れて・・・。別府の急峻な坂道を登り、別府インターから高速に乗る。この時点で霧で煙っていたが、大丈夫だろうと走り続ける。そして直後、強い雨に見舞われ、視界も50メートルもないほど悪化。たまらずPAへ逃げ込んだ。天気予報も台風の影響でその精度を落としているようだ。さて、ここの目の前には素晴らしい温泉塚原温泉があるのだが、さすがのこの天候の中、あの激坂を登る勇気はない。後ろにポン酒も満載しているので、荒れた路面も避けたいところ。とりあえず雨宿りするも一向に止む気配がない。それどころか、あと数分すると土砂降りになると予報が出ていた。仕方ない、小雨になるタイミングで出発しよう。ふたりはカッパも着ずに走り出すのであった。「暑い暑い!!」雨降りのPAから脱出したふたりは、九重インターそばのセブンにやってきた。ここまでくると先ほどまでの雨が嘘だったかのように晴れ渡る。そしてとてつもなく暑い。湿度も加わり灼熱地獄である。休憩もほどほどに山に逃げるように走り出すのであった。峠道に入るととっても涼しい。つづら折りの道も最高に楽しい。中国語、韓国語、英語が混ざり合う不思議な空間。しかしやはり日本語の割合が圧倒的に多い。そんなカオスな空間が広がる、くじゅう夢大吊橋にきていた。かずやんは何度か訪れているが、姐さんが来たことがないとのことでやってきたのだった。ここは紅葉が最高らしいのだが、9月の中頃で紅葉はまだまだ先の話である。しかし先日までの雨のおかげで、雄滝・雌滝の水量が多く美しい。あまり揺れない吊橋を渡り対岸に出る。展望台が見えたがえらい高いところにあり、満場一致で戻ることに。吊橋を渡り終えたところでお腹が減ってきた。時刻は11時過ぎ。近くでランチを検索し、たどり着いたのが坊ヶづる庵。ここでとり天うどんをいただく。ここのうどんは米粉で作っているとのことで、あっさりしていながらずしっと重い麺は腹持ちが良さそうだ。とり天も柔らかくサクサクに揚がっており、とても美味しい。そしてなにより看板犬のヌーが大人しくてとってもかわいい。また来るから元気でな。体を包み込む風。ススキが穂を出しているが、まだその色を失わない草原。やまなみハイウェイを南下してゆく2台。ここは何度走っても気持ちがいい。やまなみハイウェイから外輪山を越え、阿蘇谷に降る。そのまま阿蘇駅方面へ。すると今通ってきた一ノ宮あたりに雨が降っているのが見えた。阿蘇神社に参拝していたら降られたとこだ。雨雲をうまく避けつつ到着した菓心なかむら。お馴染みの坊中の石畳を食べていく。相変わらずサクサクな石畳は、何度食べても期待を裏切らない。さて、時刻は13時過ぎ。さすがにそろそろ帰らなくては。近くにファミマで水分補給をしていると、雷鳴とともに真っ赤な雨雲が接近しているのを雨雲レーダーで確認する。大慌てで出発し、一気に道の駅大津までやってきた。阿蘇から下界に降ると暑い暑い!それでも吹き抜けていく風は秋を感じさせるものであった。休憩を終え、渋滞を回避しつつ益城インターから高速へ。しかしこの時点で疲労困憊な2人。SAやPAで休憩を取りつつ南下していく。しかしこれが大正解で、うまく雨雲を回避することができた。最後の休憩、溝辺PAでは目の前を雨雲が通り抜けていく。ここで止まらなければ、あの雨雲に突っ込むところだった。雨雲が去るのを待ち出発。そのまま自宅近くまで南下し、そのまま解散となった。今回は1番の目的であった四国カルストを初め、四国を満喫できずに終わる結果となった。これは単に今回は呼ばれなかったということと、また来いという暗示なのだろう。今回は仕事疲れが抜けずに強行したため、無理に行っていたら事故をしていたかもしれない。もしくは途中で体調を崩していたかもしれない。今回の体調では、この走行距離が1番良かったのかもしれない。佐賀関港からフェリーで渡る旅も初めての経験で、色々とコツも掴んだ。次の四国ツーリングでは、もっと快適で楽な旅が送れると思う。そう考えながら次の旅に思いを馳せるのであった。グルメ満喫四国ツーリング 完ps無事に生酒にありつけました( ´∀`)
2024年09月27日
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起きてすぐに雨雲とライブカメラチェック!やはり台風の影響で、愛媛以南は雨雲がかかっている。四国カルストも雲の中でさっぱりわからない。しかもこの後さらに雨が強くなるらしい。はい、今回四国カルストは諦めることにしました。雨の中走ってもつまらないし、帰ってからのメンテナンスも大変だしね。それにO姐さんも心配だ。そんなわけでチェックアウトまで松山市内を散策することに。まずは愛媛の物産館でお土産を大人買い!!そして愛媛なのに高知の焼酎、ダバダ火振を探すも全滅。やはり高知の酒は高知で買えということか。そうこうしているうちにチェックアウトの時間に。バイクに荷物を積み込み走り出すのでした。「いや、モンキーは積んできてるんですけどね。」ふたりは松山から西進して道の駅なかやまに到着していた。出発しようと準備していたところ、電気自動車の旅人に話しかけられたのだった。話もそこそこに出発する。旅先での出会いはいいねぇ。走り出してすぐ対向バイクが手を振ってきて、こちらも振り返す。北海道以外でのピースサイン(今はヤエーと言うのか。)もうれしいものだ。そして何気なく後ろを確認すると、O姐さんがいない。スピードを緩めても追いついてこない。すぐにUターンして来た道を戻る。「さっき手を振りましたよね?」Uターンし、道の駅まで戻ってきていた私に先ほどすれ違ったライダーが話しかけてきた。O姐さんも戻ってきており話を聞くとグローブを落としてしまったのだとか。ん?グローブ?そういや入口に何かあったような・・・。あっ、グローブだ。しかも車に踏みかけられている(滝汗)なんとかグローブを回収し、問題解決。事情を話すとライダーあるあるで盛り上がる(笑)それにしてもどこで話をしてもO姐さんと夫婦に間違われるのだ。実際は親子ほど歳が離れているのだが。これはO姐さんが若く見えるからか、かずやんが歳食って見えるからなのか。前者にしておけば、姐さんもかずやんもwin-winになるのでそうしておこう。再度出発すると突然雨に襲われる。カッパを着ようと下車するも、この雨は一時的なもののようで、このまま待機しやり過ごす。すると10分もしないうちに雨は上がってくれた。今回の旅はこんな天気が多い。暑さと湿度と相まって、灼熱ツーリングになってしまった。少し前の記事で紹介した「チューブで水分ちゅーちゅーくん(名前」が大活躍である。程なく到着した道の駅ふたみ。ビーチにはTシャツがたくさん下がっていた。これはあれか?セトゲイの一環なのか?※セトゲイ=瀬戸内国際芸術祭のこと。瀬戸内海の街や島で開催される芸術祭。10数年前に小豆島で見て回っていた。詳細は2010北海道ツーリングまで。さて時刻はお昼前。食堂が混み出す前に昼食を済ませていこう。パッと目についたバーガー屋に入る。しかしこれが当たりで、とっても美味しいバーガーとポテトをとてもお安く提供しているお店だった。このクオリティだったら1000円出しても文句はない。ごちそうさまでした。昼食を終えた2人。まだ少し早いが、フェリーターミナルを目出し走っていく。快適な夕焼け小焼けラインを流していくと、肱川あらしで有名な長浜までやってきた。いつかはあの光景を拝んでみたいものだ。さらに西進。内陸に入り、道の駅八幡浜みなっとにやってきた。ここでおみやを調達していく。すると昨夜飲んだ石鎚の生酒が置いてるではないか!すぐさま3本買い込み、300ccの京ひなと一緒にクーラーボックスに詰め込む。さらにつまみにじゃこ天を詰め込みまくる。今回コンテナ3個を空にしてきたおかげで、おみやも楽々積載。帰ってから飲むのが楽しみだ。ほくほくして道の駅を後にした。フェリーターミナルに向けひた走る2人。疲れがピークで走りも安定しない。途中、神殿のような展望台で休憩。ここは青色LEDで有名な中村修二博士のパネルが展示してある。どうやらここが出身地のようだ。展望台に登るも木が覆い茂り、あまり展望はよくない。ちなみに姐さんは階段を登る元気もないとのこと。これは四国カルストに行かなくて正解だったな。斯くいうワタクシも結構限界。それもこれも先月の20連勤の疲れが抜けていないからである。利根川のようなことを言うが、そういえばワタクシも中間管理職だった。利根川とお仲間になれたようで嬉しいような悲しいような。もとい、展望台からフェリーターミナルに到着。すると入り口でバイクや車が追い返されてる。おそらくフェリーが満車で、予約していないバイクや車は帰されているのだろう。私たちは先月から予約していたので、スムーズに受け付け。キャンセル待ちのバイク乗りが睨んできたが、睨み返したらよそを向いてしまった。疲れるとイライラしていかん。イライラを抑えるため、隣のはなはなでしらすアイスなんてものをいただく。しかも味付けはわさびだ。味は可もなく不可もなく。おいしくはないけどネタとしても中途半端であった。そんなこんなで乗船時間に。子供達で騒がしい船内だったが、疲れのためかすぐに熟睡。波が荒いとアナウンスがあったが、気になることもなく爆睡してしまった。そして定刻より10分遅れの19時前、佐賀関港フェリーターミナル到着。ここから別府まで走り切る。途中花火大会でもあったのか、たくさんの人で賑わっていた。1時間ほどで宿に到着し、コンビニへ。姐さんはここでダウン、ひと足先に就寝〜。私はクーラーで体が冷えてしまったので近くの温泉でひとっぷろ。・・・なんか他人のケツを触るジジイがいるんですが。俺んとこにきたら、ふんじばってやろうと思っていたが、俺のケツは変態ジジイのお眼鏡にかなわなかったようだ。そんなこともあり、旅2日目の夜も更けていくのであった。3日目に続く。
2024年09月26日
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今回はいつものO姐さんと1年前から計画していたツーリングとなりました。目的地は四国カルスト。日本一周した私も未踏査な場所です。しかし直前になって台風接近。果たして無事に四国カルストへ辿り着けるのか。朝7時に集合のはずが、連勤の仕事疲れによる寝坊と、準備に手間取りO姐さんには先に出発してもらうことに。なんとか準備を終わらせ、O姐さんの後を追います。約1時間ほどで桜島SA到着。給油してからO姐さんと合流しました。それでは気を取り直して出発!高速を延々と北上。熊本の緑川PAまで一気にやってきました。と、ここでO姐さんからシャインマスカットの差し入れが!これが美味しいのなんのって!調子に乗って食べると思いっきりむせて、O姐さんめがけてシャインマスカットをぶちまける痴態。マジで本当にごめんなさい。喉も老化してるなぁ。気を取り直して(オマエガイウナ)南阿蘇に入ります。ちょうどいい時間なので、お昼ご飯も済ませていきましょう。到着した久木野のイロナキカゼ。もう外観から間違いなしの雰囲気!ランチは軽く済ませるつもりがコース料理のみということで、美味しい料理をガッツリいただきました♪いやぁ、こんなに美味しい料理は久しぶりだなぁ。イロナキカゼ、リピ決定です!今度は予約してから来ることにしましょう。お腹いっぱいになったふたり。眠くならないよう、山道コースを選択して走っていきますが・・・。台風の余波である雨雲が徐々にやってきた。高森あたりでシトシトと降り出す始末。加えてGoogleマップセンセイに騙されてUターンする羽目に。ここでO姐さん立ちゴケ寸前に^_^;なんとか回避して一路佐賀関港を目指します。途中休憩を挟みつつなんとか受付終了数分前に到着。危なかった。お昼ご飯でゆっくりしすぎました^_^;程なく乗船。今日は台風の影響で揺れると放送がありましたが、その言葉通り沖に出ると波がうねるうねる。こんなうねりを見るのは初めてだ。波浪の中でもフェリーは順調に進み、17時前に三崎港へダイナミック着岸(事故かと思うくらい強い衝撃でした。)さて、ここから松山市まで2時間かかる。気合い入れていきましょう。佐田岬メロディーラインを快調に東進。半島の稜線を走る道は、両手に景色が開け最高に気持ちいい。そんな道に別れを告げ、八幡浜から大洲、そして松山へやってきました。今宵の宿は松山大街道のお隣で、目の前にドンキがある立地。連れてきたイナヤン(田舎のヤンキー)アヒルたちが喜びそうな場所だ(笑)手際の悪いチェックインを済ませ、部屋に荷物をあげます。チェックインは機械だったのですが、これがトラブルだらけで結局通常のチェックインより手間がかかるという本末転倒な状態。おかげで夕食の時間を遅らせることに。さて、着替えも済ませたし、気を取り直して夕食に向かいます。今夜のお店は、これまた予約で押さえていた鮮魚旬菜 吉です。ここに愛媛名物鯛めしをいただきにやってきました。愛媛には鯛めしは2種類ありまして、土鍋で炊いたベーシックな松山鯛めしと、海鮮丼のように生でいただく宇和島鯛めし。これが両方とも美味しいのなんのって!もうね、松山まできたら絶対食べるべき料理です。さらに煮付けの味付けもよくとっても美味!最高の一言でした。席も個室を頼んだおかげで、楽しく話しながらいただけましたよ♪いや美味しかった!松山に来ることがあれば、また食べにきましょう。さて、本来なら道後温泉本館へプロジェクションマッピングを見に行くつもりでしたが、食事を終えた時点でドッと疲れがやってきました。明日に備えて宿に戻り温泉に浸かってから眠りにつくのでした。2日目に続く。
2024年09月24日
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はい、四国ツーリングから無事帰っております。ぼちぼちレポを仕上げていきますので、しばらくお待ちください。さて今回紹介するのは、四国ツーリングで大活躍したツールです。暑い時期のツーリングは、いくら休憩中に水分を摂っても熱中症になりがちです。そこで走りながらでも水分を補給できないかと考え、この道具を用意しました。はい、チューブで水分ちゅーちゅーするくんです(名前よ道具は・ナフコの600cc真空ボトルカバー。・ダイソーのペットボトルキャップ(チューブタイプ)・ペプシの600ccペットボトル。・水槽用のゴムチューブ・・ゴムチューブジョイント✖️2・ラフ&ロードウェストバッグボトルはラフローのウェストバッグに入れ、チューブはジャケットの胸ポケットにあるストッパーに一周巻いて固定します。はい、これで走りながらでも水分をちゅーちゅーできるようになりました。そもそもこの発想はバイクレースをする友人からのもの。灼熱のサーキット。熱中症にかかって集中力が切れたら命に関わります。そこでこのシステムで熱中症を予防しているのです。ただし専用品は欠点が色々ありまして。・チューブはヘルメット固定(着脱がめんどい)・水パックの保冷が効かない(致命的)・値段が高い(オワタ)とまあツーリングで使うには実用性がなく、今回のツールを作ることにしました。これが大正解。今回の四国ツーリングは高温多湿地獄!走っても休憩しても汗が止まりませんでした。それでも一切熱中症になることはなく、最終日まで快適に走れたんです。気になるドリンクの中身は・ポカリ300cc・水200cc・氷100gといった塩梅です。なおポカリを冷やしてそのまま濃度100%で入れると、濃すぎて逆に喉が渇きます。なのでほぼ半分水で薄めるわけです。ちなみにペットボトルに氷は入れにくいので、私は別に1リットル真空ボトルを用意して、そちらで冷たーい補充液を作成。冷え冷えの補充液をペットボトルに移し替えていたわけです。ちなみに私はビタミン補給の意味も兼ねて、青汁もぶっ込んでました。意外と不味くならないのに驚きましたが。さらに最終日は眠気を飛ばすために、モンエナを混入!まあこれがまずいのなんのって(笑)別の意味で目が覚めるドリンクになりました(笑)ちなみに、これだけ水分を摂取すると気になるのがトイレなのですが、結論から言いますと普段と全く変わりありませんでした。これはこまめに補水液を摂取することで、血液濃度も極端に変化することなく、過剰に尿を生成しなかったためと思われます。そんなわけで、これからも夏のロンツーはこいつをぶら下げて走りたいと思います。それでは四国ツーリングをお送りします٩( 'ω' )و
2024年09月22日
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先日のブレーキフルード交換に続き、今度はプラグとエアクリーナーエレメントを交換します。私の手に負えないので、いつもお世話になっている工場に預けますが、とっても大変な作業(Youtubeで確認済み)で時間もかかります。なので、代車を借りることにして工場周辺のツーリングに出かけたのでした。さて、今回の相棒は110ccスクーターのDIO様!時を止められるほど快適な走りをしておくれ!DIO様に揺られ到着したのは「ごはんや麦」博多ラーメンが食べたくてやってきましたが・・・。うん、私好みの味ではないな。中山の替え玉屋と同系統のお味だ。不完全燃焼で店を後にして、すぐ近くの護国神社で腹ごなし。参拝を済ませたら再び城山トンネルを潜ります。そして到着した西郷隆盛終焉の地(写真撮り忘れ)ここの近くの西郷隆盛洞窟が有名ですが、西郷さんが最後を迎えたのはこの場所なんです。手を合わせると次々に観光客がやってきたので撤収。そのまま城山へ登ります。西郷隆盛洞窟を過ぎたあたりから、気温が下がりとっても快適。特にスクーターということで、ジャケットを脱いでTシャツにアームカバーで走ってるのでとっても快適。城山公園へ到着し、練乳いちごアイスをいただきます。さて、有名な桜島を眺められる展望台へは・・・。行きません( ´∀`)だって歩くと暑いんだもの(´・ω・`)しばらく木陰で涼んだら出発します。城山を降り、到着したのは南州墓地。そう、西郷さんのお墓がある墓地です。そういや金カムでも紹介していましたね。鯉登家のお墓はどこだろう?(アルワケナイすると目の前をすごい勢いで歩いて行く女性が。隣の南州神社へお参りの様子でしたが、お参りも秒速!そんなに急がなくても。後の行程が詰まっているのかな?さてここも多くの観光客で賑わっています。実はワタクシ、鹿児島県民なのにも関わらず、ここを訪れるのはこれが初めて。いや、街のど真ん中なんで、大型バイクや乗用車だとくる気がしないんですよ。改めてここに連れてきてくれたDIO様に感謝です。西郷さんのお墓参りを済ませ、今度はお隣の西郷南洲顕彰館に入ります。寒いくらいクーラーの効いた館内で、展示物を見て回りますが、そこは鹿児島県民。展示されている年表や出来事は全て把握しておりました。一通り周り終え、視聴覚室でしばし休憩。西郷さんの本を読んでたら寝落ちしてました^_^;さて、涼しい館内ですっかり回復したワタクシ。再び暑い街へ走り出します。もう一度涼むために黎明館でもと思ったのですが、気になる企画展がなかったのでパス。市立美術館や長島美術館も気になる展示はありませんでしたね〜。あっ、市立美術館では9月27日から草間彌生展が開催されるようです。時間を作って見に行こう。そんなことを考えながら走っているうちに、照国神社までやってきました。実はここを訪れるのも初めて。いや、前は何度も通ってますが、なぜか入る気がしなかったんですよねぇ。ここは薩摩藩の第28代当主、島津斉彬公が祀られているのです。神社にお参りして交通安全のステッカーを購入。来月、あの方へのお土産としましょう。境内を出ようとすると、入り口から「スタスタスタ」と足音が。あっ、さっき南州墓地にいた女性だ。この方こちらでも秒速で動き、隣の護国神社へも秒速お参り。あっと言う間に境内を後にしていました。一体なんだったんだろう。気になりながらも私はそのままお隣の敷地へ。そこにそびえる巨大な島津斉彬公の銅像。話には聞いていましたが、ここまで大きいとは。亡くなってから170年近く経つのに、いまだに強い信仰があるようです。さて、それでは照国神社を後にします。ここからは鹿児島の湾岸部を巡ります。桜島フェリーターミナルからスタートし、そのまま鴨池まで南下。鴨池フェリーターミナルのうどん屋をチェックしたかったのですが、ここで工場から電話が。MTちゃんの整備が終わった様です。早速工場へ向かい、鹿児島市内ツーリングを終えました。いやぁ、久しぶりに小排気量に乗りましたが、めっちゃ楽しかった。小排気量の良さを感じたツーリングとなりました。やっぱりモンキーをトランポして旅に出たいなぁ。〜MTちゃんの状況。プラグは端子が綺麗に削れ楕円形に。ただし、かなりの量のスラッジが固着していました。これはフューエルワンでも入れて改善しなければ。エアフィルターエレメントは程よく汚れており、心配していたエンジンオイルのオーバーフローもありませんでしたね。これにてMTちゃんメンテナンス完了!できればホイールのハブベアリング洗浄とグリスアップ、ブレーキキャリパーのオーバーホールをしたいところですが、予算が尽きたのでまたの機会に。あぁ、フロントフォークのオイル交換とオーバーホールもしてやらなければ。まだまだお金がかかるMTちゃんなのでした。
2024年09月12日
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どうも。今回もMTちゃんの整備録です。今回はブレーキフルードを交換します。フルード交換といえば、エアが噛まないよう気をつけながらブレーキレバーを根気強くにぎにぎする作業。これがマジでしんどいんです。そのしんどさと面倒くささもあり長いことブレーキフルードを交換していませんでした。そんな私の前に現れた救世主。【フェリモアブレーキフルードチェンジャー】エアコンプレッサーに接続することでタンク内に負圧を発生。チューブでいろんなものをちゅーちゅーしちゃうスグレモノです。単純な構造も合わさって、お値段もお手頃だったので即購入。早速交換!詳しくは、これまたお世話になりまくりの「ひろぴょんさん」の動画をご覧ください。※メガネレンチのサイズがMT-10は8mmとなっています。お気をつけて。なお、この動画では触れられていませんが、チューブを上に持ち上げることでエアが抜けやすくなります。作業が簡単なので、ちゃっちゃか前後交換完了!フロントはダブルディスクですが、フルードタンクは左右共用なのでありがたい。これ本当に楽!コンプレッサーをお持ちの方は、ぜひお試しあれ!※いつものK先生から、エアを吸いすぎるとABSなどがエア噛みすることがあると教えていただきました。今回はビビって半分ほどしか開けずに交換したのが功を奏したようです。皆様も交換する際はエアバルブを全開にせず半分ほどで作業されてみてください。ちなみに、この後ブレーキチェックを行った後テストランを行い、ABSも正常に作動していることを確認しております。psフルードを替えて、タイヤも替えました。今回はMTちゃんが最初に履いてたS21を選択。廃盤でしたが、今回復刻されてお安くなりました。ちなみに前回履いてたT31も廃盤となり、新しくT32になりましたが、お値段がえらい高くてやめました。というか、T31がスリップラインに到達した直後から、アホみたいに滑るようになったので、このシリーズのリピはなしです。S22はスリックタイヤ状態になっても鬼のようにグリップしたからなぁ。そこを勘案すると、タイヤの持ちの差は約2000キロほど。それを考えると、T32が相当お安くない限りは選択するメリットがないわけです。ちなみに高速をかっ飛ばすとS21は秒で削れます(笑)でももうそんな走りはほぼしないので、S21で大丈夫でしょう。さて、今の走りで何キロ持つかな?
2024年09月03日
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今更ながら、MTちゃんにフックボルトつけました。初めて受けが快適すぎてタイヤを外すこともないし、今までつけないままでしたが、今回諸事情あって取り付けることに。初めは後ろのネジ穴に装着して、アクスルナットにV受けが干渉してやり直し。前のネジ穴にしたものの、若干V受けの後ろがナットに干渉。でも当たるのがカバーだけだからまあ良しとします。※よく調べたら、ヤマハはV受け2が対応品でした。でも爪が短いからやらかしそうなんだよなぁ。これでリアタイヤが外せるぞっ!おまけでブレーキレバーロックいただきました。こいつ!光るぞ!
2024年08月30日
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15年使い続けてきたNikonの一眼レフ、D90がお亡くなりになられました。友人の依頼で撮影していたところ、異音が発生しそのままシャッターが切れなくなって・・・。おそらくシャッターユニットの故障と思われます。さて、Nikonのサポートも終了しており、残された手段は民間の修理業者に修理依頼するか(約3渋沢)、新しいFマウントのAPSカメラに買い替えるか(約10渋沢)。あっ、フルサイズは私の腕では豚に真珠なので買わないです。とりあえず民間の修理業者に出して、修理可能か聞いてみることにしましょう。それにしても2009年からノントラブルで頑張ってくれていたD90。メンテナンスらしいこともしていなかったのに、よくここまで頑張ってくれた。やはりNikonのカメラはいい品だ。
2024年08月26日
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先日の朝走りでの出来事。ガソリンを入れて帰ろうとしたところ、エンジンがかからなくなりました。セルが回らない。バッテリー上がりのようにカチカチ言うだけ。すぐさまスティールメイト(防犯アラーム)で電圧を確認するも13.3Vある。エンジン始動には十分な電圧だ。これはリレーの故障の可能性が高い。スイッチオンオフを繰り返すと、なんとかエンジンがかかり帰れることができました。なんかセルモーターも引っかかりながら回ってたような・・・。下手したら、この型式の持病であるセルモーターへのオイル侵入かもしれない。そうなるとセルモーター交換だなぁ。帰りながら悪い方向へばかり考えがいきます。来月にはロンツーが控えているので、今のうちに対策をせねば。そこでいつものAこーじょーちょーに連絡。いつもと言いつつ、1年以上顔を出してない(汗)そんなこーじょーちょーから意外な言葉が。なんと原因はバッテリーでした。実はMT-10のバッテリー、納車されてから一度も交換しておりません。5年間約5万キロ走行で。これには訳がありまして、特殊な保全環境でバッテリーの電圧維持と管理を常に行っていたためです。実はMT-10のバッテリーは容量が小さい上にスティールメイトの暗電流のために、10日も放置すればバッテリーが上がってしまうんです。そこでトリクル充電機を装着し、バッテリー上がりを防ぐとともに、パルス充電でサルフェーション除去をしていたため、通常のバッテリーより長持ちしていたのです。その証拠に電圧はどんな環境でも13Vを下回ることはありませんでした。それにバッテリー不良なら、トリクル充電機が異常を知らせてくれます。このことから、交換期間は過ぎていてもまだまだ大丈夫と思っていたのですが、こーじょーちょーの話と、自分で調べてみた結果では全く違う答えが返ってくることに。ここでは簡単に説明します。まずバッテリー。電圧は正常でも、劣化すればパワーが出にくくなり、強力なパワーが必要な始動などに耐えない状態になるのだとか。これに加え、MT-10のクロスプレーンエンジンは、圧縮比が12.0と高め(CB-1300は9.6)なので余計にバッテリーのパワーが必要なわけです。それでは早速バッテリー交換。純正はGS YUASAですが、ウェビックでデイトナのバッテリーがほぼ半額で売っていたので即購入(笑)一応MF式バッテリーなので、MTちゃんの横置きにも耐えられるはず。ちゃちゃっと交換!と行きたかったところですが、端子固定用のナットとボルトが小さく、工夫しないと固定できませんでした。詳細はウェビックのインプレまで。それでは改めて始動。うん、セルの回る音の力強さよ^_^;やはりバッテリーが原因だったようです。あれから数回テストランしていますが、一度も最初のような症状は出ず。MT-10完全復活です。今回の教訓特殊な保全状態でも消耗品の交換時期は守りましょう。それでは来月ロンツーにいってきます。
2024年08月22日
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仕事が忙しく、休日出勤が続いてるどうも僕です。仕事まみれじゃストレスで死んでしまうので、仕事前に朝走りやってます。今月で大方片付くので、来月は久しぶりのロンツーに出かける予定です。それではまた!
2024年08月13日
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世間は梅雨真っ只中。もちろん走りに行けるわけないので、今のうちにMTちゃんのメンテナンスを済ませます。まずは1年に1回のクーラント交換。用意したのは鬼のように冷えるSQクールと蒸留水5リットル。では早速交換していきます。作業工程は、私がいつもお世話になっている「ひろぴょん」さんの動画を参考にしてください。1、ラジエーターキャップに打ち込まれてるボルトを抜きキャップを外します。2、クーラントのドレンボルトを外し、古いクーラントを排出。クーラントは毒性が高いため、しっかりと処理しましょう。私の住む街ではポイパックに入れ燃えるゴミで出すことができます。3、ドレンボルトを締め、蒸留水を入れます。量は満タンになるまで。4、「S」と書かれたエア抜きバルブを緩め、空気を抜きます。5、ラジエーターキャップを装着します。6、エンジンをかけラジエーターファンが回るまでアイドリング。7、エンジンを停止して十分に水温が下がってから、1〜6をもう一度行います。8、クーラントを入れます。1〜2のあとドレンボルトを締め、蒸留水で50%に希釈したクーラントを入れます。サービスマニュアルでは2.25リットル入るとありますが、排出されないクーラントがかなり本体に残っているため、実際に入る量は1.5リットルほどです。つまり、50%に希釈すると、先ほどの洗浄した蒸留水と混ざり、さらに希釈されてしまうということ。クーラントは50%より若干濃い目に作った方がいいかもしれません(お酒みたいに言うな9、サブタンク内のクーラントも交換します。私のMTちゃんはここにフォグを装着しているので、外すのがかなり面倒。そこで霧吹きのホースを延長したものを突っ込んで排出しています。こちらも蒸留水を入れて洗浄することを忘れずに。できれば外して丸洗いしたほうがいいですが。10、サブタンクにクーラント注入。量は約0.25リットルほどです。ゲージの中央に来る量で調整しましょう。11、最後にエンジンをかけ、しっかり冷却されているのを確認して作業終了。全体の作業量は大したことありませんが、水温を下げる必要があるので、どうしても時間がかかります。今回は2時間ほどかかりました。さて、まだ時間があるのでブレーキパッドをチェックします。作業工程はこちらも「ひろぴょん」さんの動画をチェック(ありがたや~)ブレーキパッドを確認したところ、まだ5mmほど残ってました。約5万キロ走ってるのに残りすぎじゃない?それだけエンブレ使ってるということか。ともあれ交換時期には変わりないので、時間のある時に発注かけときましょう。これにて今回のメンテナンス終了!また時間のある時にブレーキフルードを交換したいと思います。ついでにキャリパーのオーバーホールができればいいんだけどなぁ。道具もなけりゃ腕も知識もない。まあ徐々にできるよう成長していきましょう。それでは!
2024年07月07日
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神話の里、鹿児島ツーリングもいよいよ最終章となりました。今回は山幸彦と豊玉姫の御子、彦波瀲武鸕鶿草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえず の みこと)とその乳母であり妻である玉依姫のお話。をしたいと思っていましたが、古事記にも日本書紀にもこのお二人のお話は記されておりません。これには様々な説があり、そのひとつに皇室の影響力を高めるために、山(山幸彦)と海(豊玉姫)の霊力を併せ持つ存在が必要だったので、神話に加えられた存在という説もあります。以上のことから今回はお二人の陵墓。そしてお二人の4男、若御毛沼命。つまり初代天皇、神武天皇の御降誕地から神武東征までの足跡を辿ります。最終章【神武天皇】神日本磐余彦天皇(神武天皇)の諱は彦火火出見(ひこほほでみ)。彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の四男として庚午年[注 1]1月1日(庚辰の日)[1] に日向国で生まれた。母は海神の娘の玉依姫である。生まれながらにして明達で強い意志を持っており、15歳時(甲申年[注 5])に太子となった。長じて日向国吾田邑の吾平津媛を妃とし、息子の手研耳命を得た。甲寅年、45歳時に兄の五瀬命・稲飯命・三毛入野命や諸臣を集め東征を提案し、塩土老翁が語った東方の美しい地(大和国、奈良盆地)を紹介した。青山が四方を巡り、その中に天磐船に乗って天降った神がいるという。饒速日命という物部氏の遠祖である。この地こそ都を作り、天下を治める事に適した場所であろうと彦火火出見尊がいうと皆、賛成した。10月、諸皇子と舟師(水軍)を帥いて東征に出発。目指すは中洲(大和国)である。~Wikipediaより転載~まずは錦江湾をぐるりと回り、大隅半島へ向かいます。ここで第1章で立ち寄った高屋山上陵をご紹介。神大三山陵のひとつで瓊瓊杵尊のお子、山幸彦を祀った場所です。場所は鹿児島空港から数キロ北上した国道504号線沿いです。崩御された日向から、遠いこの地になぜ葬られたのか。こちらも薩摩藩の影響によるものなのか。真相はわかりません。国道脇にひっそりと入り口が存在していました。石碑横にはとても長い階段が。約190段あるようです。Insta360を掲げながら一気に登りきります。カメラが呼吸音を拾わないように、呼吸を静めながら一気に登り切ったら死にかけました。録画したまま高屋山上陵に近づくと、急に撮影が止まる。そしてどうやっても撮れなくなりました。これはすべて私の非礼が招いた結果。カメラをしまい、少し先の山陵に深々と一礼します。するとスマホやInsta360での撮影ができるように。不思議な体験でした。改めて山陵に一礼し、高屋山上陵を後にしました。さて、時間は元に戻ります。東九州道から鹿屋に入りそのまま南下。訪れたのは吾平山陵です。ここは豊玉姫のお子、鸕鶿草葺不合尊とその妻玉依姫が祀られている神代三山陵のひとつです。涼しげな水の流れる姶良川を遡り到着。山奥にひっそりと佇む山陵は、他の神代三山陵と違い、川を挟んだ岩窟にあります。苔むした山陵は悠久の時を感じさせ、神話の時代から続くこの日本を見守ってきたのだと感慨深い思いにさせてくれます。静かに手を合わせるのでした。さて、吾平山陵を後にしてそのまま北上。肝付郡宮富にやってきました。ここには今回のツーリングを企画するきっかけとなった場所があるのです。それは序章でお話しした【神武天皇御降誕伝説地】です。到着した神武天皇御降誕伝説地。そこは宮富の集落にひっそりと存在していました。というかひっそりとしすぎて全く気づきません。整備もあまり行き届いておらず、少々残念な気持ちに。本来御降誕伝説地は河川敷の方にあったのですが、河川改修工事で今の場所に移されたのだとか。この地にはイヤ塚と呼ばれる場所があり、この場所に神武天皇がお生まれになった際に包まれた胞衣(子袋)を埋めたとされています。この土地の言葉で胞衣のことをイヤと呼ぶそうで、イヤ塚となったわけです。なお日本書紀では神武天皇が御降誕されたのは筑紫の日向とされています。有名なのは宮崎県の高原町にある狭野神社と皇子原神社。こちらの神社は手入れも行き届いており、多くの参拝者で賑わっています。果たしてここが御降誕された場所なのか。このお話には宮崎説や北九州説など多くの説があり、興味が尽きないところでもあります。ともあれ、私をこの地に導いてくださった。そして、鹿児島のことを再発見するきっかけをくださったことに感謝し、深く一礼するのでした。さて、時刻はお昼前。今回の旅最後の目的地に向かう前に、お昼ご飯を済ませます。到着したのは鹿屋市の中心にあるとんかつ竹亭。ここのとんかつが美味しくて美味しくて。お昼時は平日でも行列ができます。本店は改修中だったので、リナシティにある仮店舗で食べて行きます。今回は上とんかつ定食を注文。柔らかく甘い脂に大満足。ご飯を3杯お代わりしたかったけど、このあとトレッキングが待ってるので控えめに。とんかつ竹亭、おすすめです。鹿屋以外にも県内各所にありますのでぜひ一度お召し上がりください。さて、今回の旅最後の目的地は肝付川沿いにある神武天皇御出航碑。戸柱神社とキャンプ場に隣接してひっそりと碑が建っていました。この場所から神武東征が始まり、日本国建国の伝説が始まったのです。遥か古の時代に思いを馳せます。さて、御出航地の碑はここだけではありません。近くの肝付川の河口付近には、神武天皇御發航傳説地の碑があり、こちらも訪れます。結構な階段と山道を登ります。雨が降ったわけでもないのに足元が濡れており、ヤマビルに怯えながら進んでいきます。登り切った草が覆い茂る場所にひっそりと石碑が立っていました。おそらく訪れる人もほとんどいないのであろう石碑。石碑は柏原海岸を見つめながらじっと佇んでいました。建立されたのは昭和15年とあります。戦前から世の移り変わりを眺めてきた石碑。いったいどのような思いだったのでしょう。そしてこれから先の時代をどう見つめていくのでしょう。私は静かに一礼するのでした。遥か古代の神話から、今我々が生きる時代へ脈々と続く歴史。今回はその一端に触れるツーリングとなりました。神話は鹿児島以外にも宮崎や出雲、伊勢など日本各地に存在しており、私も一度は訪れたことのある場所ですが、神話に想いを寄せつつ改めて訪れてみるのもいいかもしれません。それが今回のような再発見となり、新たな出会いや考えを生むきっかけとなることでしょう。今回の出会いに感謝しつつ、神話の里、鹿児島ツーリングを終えさせていただきます。最後までお読みくださり、ありがとうございました。神話の里、鹿児島ツーリング 完
2024年06月30日
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前回まで瓊瓊杵尊と木花咲耶姫のお話をお送りしてまいりました。今回はそのおふたりのお子、彦火火出見尊こと山幸彦とその妻豊玉姫のお話。第3章、豊玉姫豊玉姫は海神(豊玉姫の父)の宮にやってきた火折尊と結婚し、火折尊はその宮に3年間住んだが、火折尊は故郷のことをおもってなげいた。これを聞いた豊玉姫は、自らの父である海神に「天孫悽然として数(しばしば)歎きたまう。蓋し土(くに)を懐(おも)いたまうの憂えありてか」と言った。海神は火折尊に助言を与え、故郷に帰した。帰ろうとする火折尊に、豊玉姫は「妾(やっこ)已に娠めり。当に産まんとき久しからじ。妾必ず風濤急峻の日を以て海浜に出で到らん。請う我が為に産室を作りて相い持ちたまえ」と言った。のちに豊玉姫は約束の通り、妹の玉依姫を従えて海辺にいたった。出産に望んで、豊玉姫は火折尊に「妾産む時に幸(ねが)わくはな看(み)ましそ」と請うた。しかし火折尊は我慢できず、ひそかに盗み見た。豊玉姫は出産の時にヤヒロワニ(『古事記』では「八尋和邇」、『日本書紀』一書では「八尋大熊鰐」)となり、腹這い、蛇のようにうねっていた(『古事記』)。豊玉姫は恥じて、「如(も)し我を辱しめざるならば、則ち海陸相通わしめて、永く隔て絶つこと無からまじ。今既に辱みつ。将(まさ)に何を以て親昵なる情を結ばんや」と言い、子を草でつつんで海辺にすてて、海途を閉じて去った。これにより、子を彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊と名付けたという。~Wikipediaより転載豊玉姫のお話は、宮崎の日南あたりが有名ですが、今回は鹿児島ツーリングということで、鹿児島に残る豊玉姫と山幸彦の足跡を辿ろうと思います。まず、豊玉姫は海神の宮にお住まいとありますが、これは竜宮のことを指すようです。ここら辺のお話は、宮崎県の青島海岸や、日南の鵜戸神宮あたりとされることが多いですが、実は薩摩半島最南端の長崎鼻にも竜宮伝説があるのです。今回は長崎鼻からスタート。仕事でこの近辺はよく訪れるのですが、プライベートで来るのは10数年ぶり。風景がガラリと変わっており、竜宮だけに浦島太郎になった気分。駐車場にバイクを停め、岬まで歩いていきます。すると竜宮伝説を彷彿とさせる神社が出迎えてくれました。岬からは弓状に伸びた浜の先に開聞岳が凛々しく佇んでいました。なるほど、確かに竜宮があっても不思議ではない光景だ。観光客が増えてきたので駐車場のお店で限定の芋焼酎を買って撤収します。お次は開聞岳の麓にある枚聞神社へ。ここも神話が存在するのですが、それはまた別のお話。まず向かったのが、日本最古の井戸【玉の井】山幸彦と豊玉姫が出会ったとされる場所です。一説にはこの玉の井が竜宮の門前であり、ここからほど近い唐船峡(とうせんきょう)が上古(じょうこ)、和田津見神(わたつみのかみ)である豊玉彦命(とよたまひこのみこと)の宮地(みやち)、鴨着島(かもつくしま)と称され、海幸彦(うみさちひこ)(火照命 ほでりのみこと)と山幸彦(やまさちひこ)(彦火々出見命 ひこほほでみのみこと)の神話舞台となった龍宮(りゅうぐう)であったとされています。枚聞神社ホームページより引用。確かに唐船峡はそのお話のように素晴らしい場所であります。今では夏になると名物そうめん流しを求めて県内外から多くの観光客が訪れます。そしてこの近辺には、山幸彦が豊玉姫に結婚を申し込み、その返事をいただいたことに由来する御返事川や、おふたりの宮殿があったとされる婿入谷など存在しております。さて、それではこの神話で有名な産室はどこにあるのか。これはやはり宮崎の鵜戸神宮周辺となります。単に私が鹿児島での産室の話を見つけられなかっただけかもしれませんが。昼食にそうめん流しと鱒の塩焼きをいただいてから出発。お次は豊玉姫とその妹、玉依姫の足跡を辿ります。訪れたのは南九州市知覧町取違。珍しい地名ですが、豊玉姫と玉依姫の神話に由来する地名なのです。海の神である父親に、川辺と知覧をそれぞれ治めるため、豊玉姫と玉依姫姉妹が遣わされました。ところがこの集落で一晩の宿を取られた際、妹である玉依姫は水田の多い川辺の方がよくなり、朝一番に馬で出かけてしまいました。朝起きた豊玉姫はしかたなく牛に乗って知覧へ向かいました。活発で知恵のきく玉依姫の気質は、川辺人気質に受け継がれ、のんびりした優しい気質は知覧人に受け継がれたと今でも語り継がれています。行き先をこの集落で取り違えてしまったことから、この集落を取達と言うようになりました。取違由来記より転載神話でのほんの些細な出来事が地名になるとはなんとも興味深い。しかもよくある腰掛け岩や化粧水川などではないのがまたいい。それでは神話を辿り、豊玉姫が知覧を納めた豊玉姫神社へ向かいます。豊玉姫神社は知覧の街の外れに静かに存在しています。しかし昔は現在の地より東側へ約1.5km離れた武家屋敷群の中心にあったのだとか。それでは参拝していきます。境内は七五三だろうか、小さい子供を連れた家族がたくさんいらっしゃいました。参拝を済ませ出発。最後に向かうのは、豊玉姫が葬られていると言われる豊玉姫陵です。豊玉姫神社から知覧の中心部を東に横断し、レンゲ畑の真ん中にそれはひっそりとありました。こんな目立たない場所なのに、しっかり草刈りがされていて管理されている。地元の方々が管理されているのでしょう。今でも強い信仰があることを感じさせます。私も静かに手を合わせるのでした。番外編豊玉姫神社から北西に5kmほど離れた場所に豊玉姫の妹、玉依姫を祭った飯倉神社があります。地元ではここで病気の回復をお願いすると、たちまち治ると言われているパワースポットです。私もここのお導きで、今の環境があると言っても過言ではありません。こちらでも静かに手を合わせるのでした。次回、豊玉姫のお子、鸕鶿草葺不合尊と豊玉姫の妹であり鸕鶿草葺不合尊の乳母、また妻でもある玉依姫と初代天皇である神武天皇のお話。最終章 神武天皇に続く
2024年06月26日
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前回は天孫降臨をテーマに、霧島の高千穂周辺を散策しました。天孫降臨された瓊瓊杵尊はその後、薩摩半島南部へ足をお運びになります。第2章【笠狭宮阯】天孫降臨された瓊瓊杵尊は良い国を探し求めて吾田の長屋の笠狭岬に至ると事勝国勝長狭(ことかつくにかつながさ)と名乗る者が現れた。「国はあるか」と尋ねてみると「ここにあります、思いのままにしてください」と返されたのでそのまま留まることにした。国には一人の美人がいた。皇孫が「おまえは誰の子か」と尋ねると「カヤノヒメを大山祇神が娶って生んだ子です」と答えた。名を鹿葦津姫(かしつひめ)、またの名を木花開耶姫という。彼女を気に入った皇孫は一夜を共にした。すると姫は身ごもった。しかし皇孫は「天神でも一夜で孕ませることはできない。それは私の子ではない」と暴言を吐いた。怒った鹿葦津姫は出口のない小屋に籠った上で「私の子が天孫(あめみま)の子であれば傷つかない、そうでなければ焼け死ぬ!」と誓約(うけい)をし小屋に火をつけさせた。三人の子供が無事に生まれてきたので天孫の子であることが証明された。兄の火闌降命は成長して海幸彦に、弟の彦火火出見尊は山幸彦となった。しばらくして瓊瓊杵尊は崩御し、可愛山陵(えのみささぎ)に葬られた。~Wikipediaより引用~今回は瓊瓊杵尊と木花咲耶姫がお住まいになられた笠狭宮阯から、瓊瓊杵尊が崩御され葬られた可愛山陵まで走ります。南さつま市の山奥、舞敷野という集落に瓊瓊杵尊と木花咲耶姫がお住まいになられたとされる笠狭宮阯があります。周辺はよく整備されており、今でも信仰の対象となっているのでしょう。県道から階段を登りますが、以前はなかった看板や鳥居が目立ちます。どうやら令和に入ってから整備された様子です。笠狭宮阯の碑は、少し近づき難い雰囲気でしたが、階段下で一礼するとスッと入れる雰囲気となりました。この石碑自体は昭和初期に設置されたものであり、太古の昔からあったものではありません。それ以前の笠狭宮阯一帯は、この地の出身である有力者の尽力で整備されたそうです。ちなみに、瓊瓊杵尊はここのお住まいになる以前、笠沙町にある野間岳中腹にお住まいで、その後この地へ移住。そして南さつま市宮原にお移りになったあと、薩摩川内市の可愛山陵へお移りになられたそうです。さて、それでは出発。お次は南さつま市宮原の後笠狭宮阯に向かいます。まずは焼酎神社として有名な竹屋神社に到着。笠狭宮阯の石碑は神社となりの公園にひっそりとありました。私は昔この周辺で働いていたこともあるのですが、この場所は知らなかった。さてお次は瓊瓊杵尊の妃となられた木花咲耶姫の像と碑がある道の駅きんぽう木花館へ。ここに木花咲耶姫に関するお話が刻まれており、川の向こうにはその足跡を伝える歴史交流館金峰があります。興味のある方はぜひどうぞ。それではここから北上し、薩摩川内市に入ります。途中私行きつけのうどん屋さん「松屋」で昼食。ここはエッジの立った讃岐うどんが絶品ですが、天ぷらも最高に美味しくておすすめです。日曜だと1時間待ちとなることも。東市来から高速に乗り、あっという間に薩摩川内市に到着。川内川沿いにある可愛山陵へ向かいます。新田神社の境内にある可愛山陵。ここは日本書紀に記されている神代三山陵のひとつです。なお神代三山陵は全て鹿児島県にあります。ただし、日本書紀には詳細な地名は記されておらず、ここを三山陵と定めたのは明治初期の政府。つまり旧薩摩藩が権力の中心にいた時期です。三山陵の場所については諸説あり、そこを調べてみるのも面白いでしょう。新田神社に参拝してから山陵に向かいます。ここも宮内庁が管理しており、とてもよく整備されています。深々と一礼し、振り返ると巨木に大きなウロが開いていました。木のウロは、黄泉の国へと繋がっていると聞いたことがあります。ここもどこかへ通じているのだろうか。そんな思いを抱きながら帰路につくのでした。天孫降臨に係る瓊瓊杵尊のお話はここで終わり。次回は瓊瓊杵尊と木花咲耶姫の子供達のお話に移ります。第3章 豊玉姫に続く。
2024年06月21日
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古代史よりはるか昔。日本を創りたもうた神々のお話。その神話に鹿児島の地名が出てくるのをご存知でしょうか。今回はそんな神話をめぐるツーリング。〜序章今回のツーリングを企画したのはちょっとした出来事がありまして、私は以前から古墳好きで佐賀の吉野ヶ里遺跡や宮崎の西都原遺跡に足繁く通っていました。今回は大隅半島にある古墳群を巡ろうとGoogle mapで確認していたところ「神武天皇御降誕伝説地」を見つけ、初代天皇の足跡が鹿児島に?と驚き調べ出したのが今回のツーリングを企画したきっかけとなりました。ここで述べたように私は神話に詳しいわけではありません。ネットや簡単な文献で聞き齧った程度の知識しかありません。色々とツッコミどころはあると思いますが、メインはツーリングということで寛大に見ていただけるとありがたいです。第1章【天孫降臨】天照大御神あまてらすおおみかみさまは、孫の瓊々杵命ににぎのみことに三種の神器さんしゅのしんきである八咫の鏡やたのかがみ・八坂瓊曲玉やさかにのまがたま・草薙剣くさなぎのつるぎを授け、豊葦原水穂国とよあしはらのみずほのくにを高天原たかまのはらのようにすばらしい国にするため、天降るように命じました。さっそく瓊々杵命が高天原に住む天神あまつかみを伴って天降ろうとされると、あやしい光を放つ神さまがいました。天照大御神さまは不思議に思われ、天宇受売命あめのうずめのみことという女の神さまを遣わしてどうしてそこにいるのかを問わせました。その神さまの名は猿田彦神さるたひこのかみといい、瓊々杵命が高天原から天降られることを聞き、お迎えにあがったのだと答えました。そこで瓊々杵命は猿田彦神を先導に、いくえにも重なった雲を押し分け押し分け、日向の高千穂の地に天降られました。そしてそこに立派な宮殿をお建てになられました。〜神社本庁ホームページより転載〜ここで登場する日向の高千穂。これは宮崎県西臼杵郡の高千穂峡、宮崎県都城市の高千穂峰。このどちらかと言われております。今回訪れたのは、都城市の高千穂峰のふもと高千穂河原です。鹿児島ツーリングと言いながら、いきなり宮崎行きとはこれいかに。まぁ、最初に神話を語る上で外せない場所ですし、ほとんど鹿児島県ということで許してくいやんせ。霧島神宮を通過し、高千穂河原へと登ります。サービスセンターで駐輪代を支払い、まずは宮殿とされる霧島神宮の古宮址へ参拝。さらに古い元宮は御鉢と高千穂峰の境にあるのですが、それはまたの機会に。そして天孫降臨に関わる天の逆鉾は高千穂峰頂上にありますが、それもまたの機会に(20年以上登ってない)この時期高千穂河原は多くのミヤマキリシマに彩られます(撮影は5月中旬)駐車場から30分ほど歩いて見てまわります。2011年1月に噴火した新燃岳の火山灰により、ここら一体のミヤマキリシマは壊滅的な被害を受けました。今では噴火などなかったかのようにミヤマキリシマが咲き誇ります。瓊瓊杵尊もこの光景をご覧になったのでしょうか。さて、高千穂河原は野生の鹿が生息しています。そのような場所にはもれなく吸血虫が存在しており、一切対策をしていなかった私もマダニに噛まれてしまいました。トレッキングで訪れる皆様もお気をつけください。私は翌日から腕がパンパンに腫れ上がり、抗生物質のお世話になるハメに。さて、軽めのトレッキングで汗をかいたので、行きつけの新燃荘でひとっぷろ浴びてきます。ここの温泉は硫黄成分の含有量が非常に多く、様々な皮膚病に効果があるとともに硫化水素を経皮吸収することで血行促進の効果があります。その分のぼせやすいので長湯は禁物。また硫化水素中毒防止のために、浴室には30分までしか滞在できません。ルールを守って利用しましょう。※6月25日から7月9日までお休みされるようなのでご注意を。お次に立ち寄ったのは高屋山上陵。ここに祀られているお方はもう少し後に登場しますので、また後日紹介いたします。それではここから隼人の街に降り、いつものとくだで濃いラーメンをいただいて帰宅しましょう。次回、天孫降臨された瓊瓊杵尊はその後どこへ向かわれたのか。第2章 笠狭宮阯へ続く。
2024年06月16日
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朝、鳥の声で目が覚める。まだ周囲は暗い中、小鳥たちが囀っている。テントから起き出すとなかなかに寒い。バイクの吸気温計は10℃と表示していた。早速コーヒーを淹れ、暖をとる。コーヒーはいつものスタバドリップパック。これが手軽で美味しくていい。朝食は阿蘇在住の際に行きつけだったベーカリーゲンキのパンだ。塩パン(写真なし)、ドライフルーツのパンと洋梨コンポートのパンをいただく。やはりここのパンは最高だ。バケットもめるころより大きくて安かった。次回からはここで全て揃えることにしよう。一気にコーヒーを飲みきり、レモンティーにチェンジ。猫舌のワタクシ。飲みやすい温度になるまでテントや道具を撤収する。慣れたものであっという間に撤収完了。あとはバイクに積み込むだけとなった。阿蘇五岳を眺めながらゆっくりまったり過ごす。日々の疲れやストレスがぶっ飛んでいく。最高な時間だ。さて、時刻は8時を回った。ここのチェックアウトは11時なのだが、さすがにその時間までいてはあとの行程が詰まる。重い腰を上げパッキング。9時前の出発となった。ゴンドーシャロレー、お世話になりました。また来ます。英語、中国語、どこの言語かわからない言葉が飛び交う。キャンプ場を出発した私はすぐ近くの黒川温泉に来ていた。ここの温泉は早いところでは朝8時半から開いているのだ。今回は無料駐車場隣の南城苑にやってきた。受付を済ませ浴室に行くとちょうど先客が上がるところであった。つまりまた貸切状態。南城苑の温泉は半露天風呂であり、黒川温泉の街並みを眺めながら入ることができる。※写真は南城苑のHPより引用。入り口にはシャワーがあり、身体もしっかりと洗うことができるのがありがたい。山みず木とかは洗い場もなければかかり湯もないからな。キャンプの汚れを落として入浴。泉質は炭酸泉だろうか、鹿児島の妙見温泉と似ている。体の芯まで温まり、湯冷めしにくい温泉だ。さて、ここは普通の浴槽以外に立ち湯があるのだ。早速入るとなかなか深い。私の首元まで埋もれてしまう。そこで浴槽の淵に腕をかけて下半身を浮かせる。重力から解放された足や腰が非常に気持ちいい。初めての体験だがこれはいいな。しばらく湯の中でストレッチをしつつまったり過ごす。あたりはチェックアウトの声だろうか、「ありがとうございました」や「お気をつけて」などの声に混ざり、茶碗を洗う音が聞こえる。そんな日常の中、私だけ非日常な時間を過ごしている。なんとも不思議な感覚だ。だんだんとのぼせてきたので上がることにする。南城苑さん、いいお湯と雰囲気の温泉でした。ありがとうございました。「バイクは寒くないですか?」店員さんがワインを梱包しながら話しかけてくる。黒川温泉を後にした私。そのまま東進して久住ワイナリーまで来ていた。くじゅう連山の麓に広がる広大なぶどう畑。そのぶどうで作られたワインがお気に入りなのだ。今回は悩みに悩んで、キャンベルアーリースパークリングとワイン屋さんのぶどうジュースを購入。おまけにぶどうジュースの試飲もさせていただいた。とっても濃い。ウェルチよりもはるかに濃い。体に良さそうなジュースだ。店員さんにお礼を言い出発した。さて、時刻は11時前。朝ごはんがパンだけだったのでお腹が空いてきた。そこで今まで縁のなかったお店に行ってみることに。到着したのは池山水源入り口にある焼肉屋さん「正」。今まで何度かトライするも臨時休業などで入れなかったのだ。早速入店し注文。数分で運ばれてきた「あか牛ステーキ重」のインパクトによだれが出てくる。早速いただきます。モニュモニュと噛めば噛むほど旨みが溢れるあか牛に、正オリジナルのタレがとっても美味しい。またウィンナーやベーコン、牛すじ入りスープなどもとても美味しく、全体的に非常にレベルが高い。これは最高だ。最近食べたあか牛料理で1番美味しいのではないだろうか。大満足で店を後にした。時刻は13時過ぎ。今回のツーリングの〆に阿蘇パノラマラインに登ることにする。今日は平日にもかかわらず多くのバイクやレンタカーが走っている。そのレンタカーの大半が外国人だ。インバウンドで経済が活性化するのはいいが、京都や北海道のようにオーバーツーリズムとならないよう祈るばかりである。草千里展望所手前にバイクを止め、中岳と記念撮影。今日も噴火警戒レベル2のため、山頂に登ることはできない。話ではじきレベル3に引き上げられるのだとか。そうなると草千里より先は通行止めとなり、南阿蘇に抜けることができなくなる。そうなる前に通過して南阿蘇に降る。道の駅阿蘇望の郷くぎので休憩を取る。前にここで電動バイクをレンタルしたっけ。南阿蘇は小排気量のバイクでとことこ巡るのが楽しいんだよなぁ。いつかワンボックスカーにモンキーでも積んできて、自由に走り回りたいものだ。休憩を終え阿蘇から下界に降る。そのまま高速に乗り、今回の旅を終えた。今回の阿蘇ツーリングは、ゲストハウスやビジホでなくキャンプを選択した。私にとってキャンプは目的ではなく、泊まる手段のひとつでしかない。なのでキャンプスタイルは過去の日本一周で染みついた野宿スタイルとなっている。これが楽で荷物も少なくて済むので快適なのだ。このスタイルはこれからも変わらないだろう。いやむしろ悪化するかもしれない。その時は野宿スタイルではなく、ホームレススタイルとでも呼ぶのだろうか。さて、次回の阿蘇ツーリングは、7月の初旬にラベンダー摘みツーリング(車中泊)を予定。雨だとラベンダー摘み取りができなくなるため、天気と要相談ですが、去年行けなかった分今年は行けますように。それではまた旅の空の下でお会いしましょう。梅雨入り遅れの阿蘇キャンプツーリング 完
2024年06月12日
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例年より梅雨入りが遅れた快晴の6月。そこに予定なしの連休が入ってきたので、これは行くしかないでしょうと阿蘇キャンプツーリングを計画したのでした。思えば阿蘇でのキャンプは2019年のラジエーターやらかし事件以来。去年も計画しましたが、天気に恵まれず霧島に変更していたのでした。1日目先月まで休み返上で働いていた疲れから、しっかり寝坊してしまいました。それではパッキングして出発。今回も一部高速を使う例の走り方で北上します。朝8時半、えびので休憩。ここから今夜のキャンプ飯の買い出しをはじめていきます。それではループ橋を超えて人吉へ。再び高速に乗り八代へ。ここで給油しますが、ハイオク160円と激安!地元より25円も安いんよ。ありがたく給油してそのまま高速へ。約3時間半で阿蘇に到着です。早速お気に入りのパン屋めるころへ。ここのハード系パンが好きなんだよなぁ。バケットを買っていきますが・・・。これどう積もう。Facebookにあげたところ「背中に刺せばいいんじゃね?」とコメントが。なるほど、北海道の忍者ライダー(ninjaではない)みたいに、ピースサインの代わりにシャキーンッとするんだな(ムリナンダイとりあえずネットにブッ刺してたら、カラスが寄ってくる始末。仕方なく半分に折ってサイドケースに収納しました。さて本来なら阿蘇山上に上がる予定でしたが、寝坊のため時間切れ。そのまま内牧へ向かいます。すると信号待ちをしていた新阿蘇大橋で大型?バイクがすり抜けしてきて前に出てきやがる。しかもご丁寧に「俺は右に曲がるんだから配慮しろ」とハンドサイン。ええ、無視してぶち抜きましたとさ。そのまま内牧まで走り昼食へ。いまきんは今日も大人気でした。昔みたいに気軽にちゃんぽん食べられる店じゃなくなったな。まあ流行ってるのはいいことだ。私の目的は阿蘇で一番美味しいと言っても過言ではないラーメン「馬豚(ばとん)ラーメン」です。先日の阿蘇火振り神事旅でも紹介しましたね。大将が笑顔で迎えてくれて、早速馬豚ラーメンとノンアルビールを注文。暑かったせいでノンアルなのにめちゃうまい!ラーメンと併せて至福の時間です。満足して店を後にしました。さて、時刻は12時過ぎ。少し早いですが、キャンプ場へ向かいます。やまなみハイウェイを北上。今日は最高に気持ちがいい。途中で黒川温泉方面に折れ、またまた山道に折れます。そして到着したゴンドーシャロレー。こちらは2017年に883Rで来た以来です。阿蘇谷から離れてますが、そのロケーションとウォシュレット付きトイレが魅力のキャンプ場です(ホカニモアルダロウ早めに到着したのは、いいサイトを押さえるため。計画通り、別荘サイトの一番上に張ることができました。遠くに阿蘇五岳と雲仙まで見渡せる絶好のロケーション。それではパパッとテントを張り、再び出かけます。黒川温泉を素通りし、ファームロードを駆けてやってきたのは岳の湯地獄谷温泉 裕花。そう、火振り神事旅で臨時休業だった温泉です。駐車場はかなりに人で賑わっていますが、そのほとんどが貸切風呂のお客さんだったようで、露天風呂は誰もいない貸切状態!いや、これは最高だ。※写真はホームページからの引用。しっかりと疲れを癒して上がるまで、誰も入ってきませんでした。日曜だというのにありがたや。しっかりのぼせて裕花を後にしました。「カンカンカン」サイトにこだまするペグを打ち付ける音。小鳥の囀りと併せてなんとも風情がある。時刻は17時過ぎ。温泉を後にして買い出しを済ませた後にキャンプ場に戻ってきていた。明るいうちに夕食の調理を始めよう。今夜のキャンプ飯は、簡単でお安いBLTだ。酒のつまみにはならないが、簡単で後片付けも楽なのでこのメニューにした。材料はほとんどコンビニで調達。粒マスタードとマヨネーズはえびののセブンイレブンで。レタスとベーコンは小国のファミマで。トマトだけ道の駅で購入。最初はベーコンもお気に入りのデュッセルで買うつもりだったが、量が多すぎてひとりでは食べ切れない&バイクじゃ持ち帰れないので、コンビニの少量パックにしたのだった。デュッセルの生ベーコンは絶品なので、みなさんも機会があったらぜひ食べてほしい。パパッと調理して完成!具を入れすぎてうまく閉じられず、バーベキュー用の串が役立った。それではかんぱーい!猟師岳からのふき下ろしの心地いい風を感じ、遠くに阿蘇や、雲仙のやまなみを眺めながら飲む酒は格別だ。あっという間にBLTを食べ終わり、今度は熊本名物ちくわサラダをレモンサワーと一緒にいただく。大葉とチーズの味をレモンサワーがススっと流してくれる。至福の時間だ。時刻は19時を回り、段々と空が赤みを帯びてきた。少し肌寒くなってきたため、フリースを羽織りルミエールランタンに火を入れる。今日も1日楽しかった。阿蘇は何度来ても楽しい。また阿蘇に住むことができるのだろうか。空がその赤みをなくし、漆黒へ色を変えるまで様々な思いを巡らせ酒を煽る。流石に飲みすぎたために途中からレモンティーに変更。寒さの影響でルミエールランタンの火が消える。あたりはすっかり闇に包まれていた。空には星が輝き、周囲のテントの灯りがまるでランタンのようだ。遠くからは鹿の鳴き声も聞こえる。さて、明日に備えて今日は休もう。私の阿蘇キャンプツーリングは明日も続く。2日目に続く。
2024年06月11日
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今年もこの季節がやってきました。真っ白でとっても甘いとうもろこし、ピュアホワイト。生で食べたらまるでフルーツ!レンチンしたら、とっても甘ーいスイートコーン!通販もやってますので、皆さんもぜひご賞味あれ。【わくわくファームたがわ】☎ 080-2794-8050
2024年05月23日
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BKアクセラちゃんのフォグランプが玉切れ。フォグは4年前にベロフのLEDに換装していたのです。ほぼ毎日点灯させてるのに、4年も持てば十分ですね。新しいフォグもベロフの新しい製品。自分で取り付けできますが、面倒だったので今回もリペアニーズ鹿児島サマにお願いしました。今回もサービスしていただいて、ありがとうございます!備忘録も兼ねて記事起こし。購入・取付日 2024年5月12日(保証期間2年間)
2024年05月14日
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桜の季節だというのに天気が悪く、うずうずしてるどうも僕です。今回はバイク仲間のHbusaさんから招集がかかり、久しぶりのメンバーでツーリングしてきました!それではどうぞ。朝8時過ぎ、桜島SAまでかっ飛び集合。すでにHさんとSさんが到着していた。久しぶりの再会に話が弾む。そのうちUさんも到着し、残る1人と合流すべく溝辺PAまで北上。コーヒー飲みながら待ってると、光の速度でUeさん到着。これでフルメン揃いました!このメンツで走るのは実に2年ぶり!リッターバイク5台でえびのインターを目指します。久しぶりのマスツーでなかなか感覚を取り戻せず、ギクシャクした走りになってましたが、走ってるうちに慣れるでしょう。そしてえびのインターで降りたら第一目標の金松法然へ。ここは焼酎好きのお坊さんが亡くなる間際「墓前に酒を供えれば、一つ願いを叶えてやる」と話したと伝わる神社(お寺?)亡くなって神格化されてるから一応神社か。手前のお店でお参りセットを買っていきます。お参りセットは・ろうそく・線香・お米・塩そして地元の焼酎からなるのんべえセットです。桜が満開の駐車場に停め参拝。最初は無人でしたが、しばらくすると次々に参拝客がやってくる。この欲望の権化どもめ(オレラダケ参拝を済ませ、桜の前で記念撮影!このまま花見ツーもいいですが、今日は日曜日。有名どころはどこも人混みと渋滞で大変なので、一旦お昼ご飯に行きます。ループ橋をかっ飛ばし!たいところですが、TTMZ(縦溝)があるから慎重に。お昼は最初、好来かうなぎかと話していましたが、Ueさんのおすすめの食堂に行くことに。到着した国道219号線沿いにある村上屋。ここは揚げ物が美味しく、さらにハーフメニューがあり、さまざまな組み合わせが楽しいのだとか。みなさんハーフメニューを頼む中、私は豚ヒレステーキを注文。これが大当たりでめちゃくちゃ美味い!ご飯も大盛りで頼んだのだが、他のメンバーからカンパされ、超大盛りに進化!私を太らせて、どうしようっていうんだい?(モウソウ完食して店を出る頃には行列ができていました。めっちゃ人気店なんですね。ごちそうさまでした!さて、ここからはまったくノープラン。とりあえず球磨川沿いを北上して途中で左折。大野温泉センターへ向かいます。ここはHさん行きつけに温泉とかで、先週もやってきたそうな。ここでトイレ休憩をとり、次の行き先を思案。Hさんが、熊本の“アイツ”が大量発生している場所に行きたいとのことで行き先決定。八代に向かいます。1時間ほどで到着した八代。そこにはずらーーーーっと“アイツ”が無表情で突っ立ってました。ここまで並ぶとなんか不気味だ。干支を表した場所なんて、真ん中にいると儀式の贄にされそう・・・。そんな“アイツ”ことくまモンと撮影して撤収。さてここからはかずやんが先導します。先週も寄った八代インターそばのスタンドで給油。高速に乗り、山江PAで休憩。ここでいそいそとカッパを着込むかずやん。この後は雨雲との競争になりそうです。その後、例の無料措置を使った後に溝辺PAまで南下。PAに入る寸前に雨が降り出す。まあこの程度のお湿りは問題ないだろう。そんな考えはこの後打ち砕かれるわけで。とりあえずこの後は流れ解散となるので、記念撮影を!お疲れ様でした!また走りましょう!小雨降る高速に乗り、溝辺インターでUeさんと解散〜。すると姶良あたりで雨足が強まり、えらい土砂降りの中を走る羽目に。雨粒が大きくて、グローブ越しでも痛い。幸い私はカッパマンだったので水没することはありませんでしたが、他のメンバーはカッパなし。足先まで水没しちゃったそうな。そんな私も雨の勢いが強すぎて首元から浸水。帰ってからの洗車と洗濯が大変だなぁ。そのまま走り北インターでUさんと、山田インターでSさんと解散。最後に谷山インターでHさんと解散して帰路につきました。今回は久しぶりのマスツーでしたが、仲間と走るのはやっぱり楽しいですね。今度はもっと遠出できたらいいなぁ。写真提供:Hbusaさん
2024年04月02日
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多くの声で賑わう阿蘇神社の横参道。聞こえてくるのは熊本弁と外国語。修復が完了した楼門は美しく照らし出され、そこを囲むように人の群れができていた。いよいよ火振り神事が始まるのだ。しばらくするとアナウンスとともに、参道南側から御神体が入ってこられた。そしてすぐに始まる火振。先ほどまでの喧騒は静まり、厳かな雰囲気の中、御神体は拝殿へと向かう。拝殿で神婚の儀が執り行われた後、神様は横参道南側から旅に出られた。ここからは一般の方も参加しての火振り神事となる。静まり返っていた横参道が、笑い声と笑顔に溢れる。大阿蘇御神火太鼓の音が鳴り響く中、多くの方が火の輪を作りめでたい日を祝っている。私も一振りだけ参加させていただき、神様の結婚をお祝いさせていただきました。コロナ禍前は多くの藁束が用意されており、1人4〜5回は火振りできたのだが、今回は少なく1人一回ほどの火振りであった。それでも今年から参拝者の火振りが復活したことに感謝したい。火振りの場所が横参道から門前町に移動して執り行われた。コロナ禍以前はこの場所でよく火振りに参加したものだ。20時前になり、神様が横参道へお戻りになられました。そして火振神事最後の儀式、左弓が執り行われ、神様は宿泊所である筒川へと向かわれ火振神事は滞りなく終了となった。田作祭自体はまだ続きますが、一般の方が参加できるお祭りはここまで。このお祭りが終わると、阿蘇は春を迎える準備が整います。また緑萌える季節に再訪することにしましょう。ありがとうございました。火振り神事を終え帰路につく私。疲れと煤の臭いを落とすべく、南阿蘇のどんどこ湯までやってきた。湯に浸かりながら、1日とは思えないほど濃い出来事に思いを巡らす。営業終了が近づき、館内に蛍の光が流れてきたため撤収した。さて、ここからは疲れと眠気との戦い。益城熊本空港インターから高速に乗り、ひたすら南下していく。タブレットで映画やアニメを流しつつ、モンエナ2本投入して日付の変わった1時過ぎに無事帰宅した。今回はなんとしても火振り神事に参加したいという思いで阿蘇日帰りを決行した。車での阿蘇日帰りなんて20代前半の頃以来だったが、意外となんとかなるものだ。来年の火振り神事は日曜の開催であるため、月曜に休みを取りゆっくり参加して翌日も阿蘇を楽しみたいと思う。もしくは、一度参加してみたいという友人を誘ってもいいかもしれない。またひとつ阿蘇を訪れる楽しみが増えた。去年は2回しか阿蘇を訪れることができなかった分、今年は何度も何度も訪れたいと思う。5年ぶりの火振り神事ツー 完
2024年03月31日
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「いや、ちょっと入院していてね」髭の似合う大将が笑いながら話す。震災ミュージアムから内牧に移動していた私は、阿蘇で1番のお気に入りのラーメン屋「福ふく」に来ていた。ここの馬と豚を使ったその名も馬豚(バトン)ラーメンが絶品なのだ。去年の阿蘇・英彦山旅でも頂きたかったのだが、お休みしていたため話を伺うと上記の答えが返ってきたのだった。今は体調も戻り、営業できているのだとか。これからも美味しいラーメンを食べにきますので、どうかご自愛ください。さて、ラーメンを食べたら甘いものが食べたくなった。そこで近くのミルクファームへ向かう。ここのソフトクリームが絶品!だったのだが、以前より少し牛乳感が増しており、ふんわりからしっとりソフトに変わっていた。これはこれで美味しいけど、私は以前のソフトクリームの方が好みである。おそらく以前のソフトクリームは同じ阿部牧場のソフトクリームミックスを使っている大観峰か、道の駅あそ望の郷くぎのでいただけると思う。もしかすると冬季で牛乳の質が変わっているだけかもしれないが。ソフトクリームでクールダウンしたら、温泉へ温まりに行く。(マッチポンプ)途中立ち寄った大観峰は、野焼きで真っ黒と思いきや、意外と枯れ草が目立っていた。今年は野焼きによる火事のニュースを聞かなかったが、あまり燃え広がらなかったのだろうか。大観峰から北上、小国を通過して到着したわいた温泉郷の裕花。しかし臨時休業のため入れず。しょうがないので近くにある行きつけの豊礼の湯に入っていく。相変わらず絶景で泉質も最高で蕩けそうだ。しっかり癒されてわいた温泉郷を後にした。「はい!唐揚げ500gのお客さん!」店内に充満する香ばしい唐揚げの香り。厨房では次々と唐揚げが揚がっていく。再び阿蘇谷に戻ってきた私は、行きつけの丸福にて唐揚げを注文していた。ここの唐揚げが九州で1番のお気に入りなのだ。あっさりとした塩唐は、ご飯よりコーラが合う一品。阿蘇に来ると必ず買ってしまう。唐揚げとコーラ、ご飯を仕入れたら阿蘇パノラマラインを駆け上がっていく。米塚を望む絶景ポイントに陣取り、夕食として唐揚げをいただく。変わらないうまさに絶景のスパイスが加わり、なんとも言えない幸福感に包まれる。やっぱり阿蘇の〆はこの景色だな。雲の切れ間から天使の梯子が伸び、野焼きで黒く色を変えた大地を照らす。ここもあと数ヶ月すれば、美しい草原になるのだ。去年は緑萌える阿蘇に来ることができなかった。その分今年は何度も来て四季折々の絶景を満喫しよう。~其の参に続く。
2024年03月30日
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熊本を襲った巨大地震。阿蘇のシンボルである阿蘇神社の楼門も倒壊し、長い年月をかけて修復されました。そして楼門の修復が完了し、初の火振神事が執り行われました。今回は様々な出来事に思いを寄せたツーリング(車)となりました。ではご覧ください。朝4時半出発。今回は休みが1日しか取れず、日帰りでの強行旅となった。高速に乗り、えびのインターまでひた走る。そして人吉まで走り高速に乗り、八代で乗り直す。最近はこの走り方が定番だ。少しでも旅費を抑えるための方法だが本来の使い方ではないため、せめてマナーよく使わせてもらおう。八代インターで降りたついでに給油。ここのエネオスが安く、エネキーでハイオクが159円と地元のエネオスより20円近く安い。しっかりと満タンにして再出発。益城熊本空港インターで降り、空港を潜って57号線に抜けた。するとアクセラのメーターが、333333kmを指すではないか。BKアクセラ、まだまだ現役!先日ホイールを交換してから高速走行も苦ではなくなり、どこへでも遠出ができる。これからもよろしく!「これが数鹿流崩れから引き上げた阿蘇大橋の橋脚です」ガイドの方が真剣な面持ちでそう話す。57号線を阿蘇へ向かい、最初の目的地「熊本地震 震災ミュージアムKIOKU」に来ていた。東海大学農学部阿蘇キャンパスに設立された施設だ。実は2年前にも来ていたのだが、その時は保存された東海大学の建屋のみの展示であり、この施設はできていなかったのだ。しかも月曜休館ということで、昨年末の阿蘇・英彦山旅や、長崎ランタンフェスティバル旅の際は行くことができず、今回ようやく訪れることができたのだった。施設前に置かれた巨大な橋脚。ガイドの方の話だと、阿蘇大橋の地下に布田川断層が走っており、地震で橋に捩れるような力が加わり変形。数鹿流崩によってとどめをさされたのだとか。阿蘇大橋の在りし日の姿が浮かぶ。その後館内に入りスクリーンで熊本地震の一連の流れの説明を受け、展示物を見て回る。最初に目に飛び込んできたのが、押しつぶされて原型を留めていない車だった。私は最初、数鹿流崩れに巻き込まれ亡くなった大学生に車かと思ったが、近くの火山研究センター崖下が崩落した際に巻き込まれた車と説明を受けた。確かにあの谷底では車を引き上げるための重機も入れないだろうし、それに中で人が亡くなっているのだ。掘り出さず、そっとしておくのがいいのだろう。このフロアのガイドの方は地震前に東海大学の学生寮の管理人をされていた方であった。私は地震直後、災害ボランティアで訪れた車帰の現場で東海大学の先生と知り合い、詳細を知っていた。知っていただけにその惨状をお聞きするのは心苦しく、寮のことには触れずお話を聞かせていただいた。このフロアには災害後、避難所で使用されたパネルなどの展示もあり、災害時事業継続計画の委員をしている私にとってもとても参考になる展示内容だった。この教訓を生かし、次に備えていかなければならない。改めて身の引き締まる思いだった。「これは私の持論なのですがね」私は次のフロアに移動し、巨大な布田川、日奈久断層の模型を前にガイドさんの説明を受けていた。阿蘇谷で液状化が起きた場所は過去湿地帯であったという持論(某協会会長お墨付き)不知火海に日奈久断層から伸びる隠れた断層があるという話。根子岳は外輪山の一部であるという話。阿蘇神社、楼門修復工事のお披露目をした際にガイドをした話。阿蘇神社の楼門創建に携わった若い棟梁の話。熊本地震で倒壊した楼門を見て、宮大工を志した少年の話。大観峰の名前の由来。などなど。この方のお話がとにかく面白い。平日の朝一番で空いているのをいいことに、いろんなお話を聞かせていただいた。おかげで私の阿蘇うんちくがだいぶ貯まりました笑思い返せばこの方と1時間近く話していたんじゃ^_^;団体客がやってきたため、ガイドの方にお礼を伝え次の展示へ。次の展示は阿蘇キャンパスの建屋だ。こちらは震災ミュージアムが着工前だった2年前に訪れているため、外観だけ写真に収め次の展示に向かう。次の展示は熊本災害デジタルアーカイブの説明であった。室内には熊本地震関連の書籍と語り部の資料が多く展示してある。ちなみにこのデジタルアーカイブはネットで視聴可能である。興味のある方は、「はじめにお読みください」を確認してからご覧ください。全ての展示を見終えて入り口に戻ってきた。すると最初に阿蘇大橋の説明をしてくださったガイドの方と、多くのうんちくを授けてくださったガイドさんと再会。ガイドさんはまだ語り足りなかったようで、喋りたくてうずうずしている笑私ももっとお聞きしたかったが、ここにきてすでに2時間が経過していた。次の予定があったため、後ろ髪引かれる思いで震災ミュージアムを後にした。また今度時間を作って話を聞きにこよう。~其の弐に続く。
2024年03月29日
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今回は行き先も何も決めずにただ走るツーリングです。朝9時出発。だって寒いんだもの^_^;この時点で気温8度。ハクキンカイロを懐に忍ばせていきましょう。そのまま高速に乗りえびのインターまで一気にやってきました。そのままループ橋を走り人吉へ。そこから球磨川沿いを北上。だいぶ復旧が進みましたね。そして県道27号線の分岐点を直進。通常なら復旧工事区間で地元車両しか入れませんが、今日は日曜で工事がお休みのため入っていきます。水害の後、この路線を走るのは初めてです。あちこちに水害の爪痕が。しかし見上げると山桜が山肌を白く染めていました。そして八代市到着。お昼ご飯に行きつけの王張(ワンチャン)でエビやきめしをいただきます。色々とあって、サービスしてくれたり、私も負けじと追加注文したりと思いやり合戦(笑)美味しかった!またきます!そこから高速で一気に人吉まで戻り、再びえびのへ。えびのから山道を登り、これまた行きつけの新燃荘到着。変わらない濃い温泉で疲れた体をリフレッシュ!出発前に新燃岳と記念撮影。溶岩ドームが大きくなった気がする・・・。ここで時刻は17時過ぎ。晩御飯を食べてから帰ろうと、これまた行きつけのとくだへ。18時過ぎに到着し、早速濃口で注文。すると、次に入ってきたお客さんを最後に閉店ガラガラ!スープが切れたようでした。ギリギリセーフ^_^;今年初のとくだは相変わらず濃い〜お味で最高(´∀`)満足して店を出ました。出発準備をしてると、完全に閉店ガラガラ(笑)またきます!そして隼人東インターから高速に乗り帰路につきました。今回は行き先も決めず目的も決めず、その場で行き先を決めるだらだらツーリングでしたがそれなりに満足できました。次はどこに出かけようかな?
2024年03月17日
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朝5時、スマホのアラームで起床。外は小雨が降っているようだ。外に出ると風が生ぬるい。大型用の1、2番レーンには、ミキサー車が何台も停まっていた。5時20分、乗船手続き開始。私も手続きを済ませて程なく乗船。車は車中泊仕様のままなので、再び後部座席の布団に潜り込み、眠りについた。「本日のご乗船まことにありがとうございました。本船はまもなく長洲港に入港します。」艦内放送で飛び起きた。アラームを30分にセットしていたが、気づかず50分は寝てしまったようだ。寝巻き姿のまま運転席に戻り下船準備。程なく着岸し下船となった。とりあえずターミナル横の公園で身支度を整えていく。雨は止んでいるが風が強い。これは帰ってから知ったのだが、この日九州各地で春一番が観測され、長崎でも強風により多くのランタンが落ちたり倒れたりしたのだとか。昨日まで天気が持ってくれたことに感謝したい。それでは遅めの朝食を近くのヒライで食べる。ここからはGoogleマップにナビを任せて阿蘇を目指す。約1時間ほどで大津町に到着。遠目にTSMCの熊本工場が見える。今週開所ということで、渋滞などはもうないようだ。そのまま57号線を北上。阿蘇下田城駅を目指す。さて、この駅に一体どんな用事があるというのか。ここには阿蘇各地に出没する謎のカオスなおみくじマシーンを制作するアソカラさんのギミックが詰め込まれた歓迎システムがあるのだとか。なんとか列車到着10分前に駅に着いた。これを逃すと次の列車は2時間後である。早速撮影準備を行うも、Insta360の調子が悪い。撮影が途中で止まってしまうのだ。試行錯誤しているうちに列車が到着してしまった。案の定Insta360では冒頭しか撮影できず。代わりにスマホで撮影した動画をご覧ください。うむ、カオスである!また見にこなければ(笑)これにて南阿蘇での目標達成。残念ながら、おみくじマシーンは雨天休業。またの機会に。「これどうしようか困ってたんで、使ってくださるとありがたいです。」店員が笑顔でカレンダーを差し出してくださる。ここは阿蘇門前町のとり宮。ここに馬ロッケとカレンダーを買いに来ていた。カレンダーも普通なら1枚300円ぐらいしたのだが、もう2月ということで無料でいただけたのだ。なんともありがたい。お礼に揚げ物1000円分購入していく。馬刺しも買いたかったが、生憎クーラーボックスを持ってきていなかったため断念。また次回大人買いすることにしよう。揚げたての馬ロッケをはふもぐしつつ、阿蘇神社に向かう。11月の英彦山車中泊旅で訪れていたが、その時はまだ楼門を潜ることはできなかったため、今回改めての訪問となった。参拝を済ませてから楼門をじっくり見て回る。破損した部材を新しい部材に入れ替えてあるが、そのどれもが職人技であり、中にはどう計算して作成したか理解不能な難易度の部材もあった。宮大工の技とは凄まじいものだ。「今日はお客さん来ないですね〜。昨日は晴れてて良かったんですが。」私の問いかけに店員がぼやく。時刻は12時前。昼食をとるために、お気に入りのデノリーズダイナーまでやってきていた。毎回バーガーばかりだったのだが、今回はビバライスを食べにやってきた。運ばれてきたビバライスは醤油の香ばしい香りが漂う和風ピラフといった面持ちだ。牛肉がゴロゴロ入っており食べ応え満点。まーぼーのガーリックライスと同じような系統だな。まーぼーが2時間待ちの際は、こちらにきてもいいかもしれない。と言いつつ、ここにきたら絶対バーガーを食べてしまうのだろうが。満足して店を後にした。時刻は13時前。そろそろ帰路に着くことにする。西原村で給油中、雨が本降りとなった。スタッドレスの天敵である雨。帰りも高速を使う予定だが、スピードは控えめにしておこう。益城熊本インターから高速に乗り、往路と同じ手順で無事に帰宅した。今回は直前まで天気が安定せず、行くこと自体諦めかけていたが、なんとか天気も回復し、おかげでとてもいい時間を過ごすことができた。毎年ランタンフェスティバルを巡り終わったあとは「しばらくはいいかな?」と思っていたが、日中のイベントも面白く、まだ回れていない戦跡もあるため、おそらく来年も行くことになるだろう。そしてまた新たな発見や出会いがあるに違いない。これだから旅はやめられない。また時間を見つけて出かけたいと思う。長崎ランタンフェスティバル車中泊旅 完
2024年03月06日
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ランタンの灯より、スマホの灯りが多く感じる湊公園。それほど多くの人でごった返していた。ここではこれから中国変面ショーが行われる。私も見ようと会場入りしたのだが、人が多すぎてステージは遥か遠く。これでは何をしているかさっぱりわからないので、変面ショーを諦め晩御飯を食べにいく。晩御飯はラーメンを食べたい気分だったので、地元の方行きつけのラーメン屋を探し出していた。しかしそのお店は臨時休業。第二候補のお店は大行列。するとその近くにラーメンどんぶりの看板があるではないか。ここでかずやんのラーメンセンサー(センターではない)がピンッ!と反応。すぐさまGoogle MAPサマで調べると、なんとも美味しそうなラーメンがあるではないか。早速入店。訪れたラーメン屋「コバチラーメン店」カウンターのみの狭い店内だが、ラーメンのいい香りが充満している。早速濃厚エビラーメンをお願いする。店主1人で回してるとは思えない速さでラーメンが出来上がった。早速いただくと、エビの香りがガツンとくる。しかしエビ独特の臭みやえぐみなど一切なく、まるで素揚げしたパリッパリのエビが入っているかのような香ばしさだ。お味も濃厚な旨味が脳みそにガツンとくる。濃厚すぎて何の味か理解するのに時間を要する。それほど強い旨味だ。ここ1年で1番美味しいラーメンと出会えたかもしれない。麺を食べ終わり、今度は〆リゾットをお願いする。バターライスのようなご飯にチーズを乗せバーナーで炙る。そこにブラックペッパーとバジルだろうか、香草をふりかけたものに、濃厚なエビスープをかけていただく。これが至高!!ここ数年で1番美味しい料理と出会えた!店内の説明にもあるが、本当に中毒性のあるラーメンだった。これからは長崎に来たら絶対食べて帰ろう。ランチ営業もしてくれれば1日で2回行くのに。ごちそうさまでした!また来ます!冷たい夜風が茹だった身体を冷ましてくれる。ランタンフェスティバル〆のラーメンを食べた後、会場を後にして近くの温泉稲佐山温泉ふくの湯に来ていた。少々お高い料金と、態度の悪い接客の温泉だが、ここの露天風呂から長崎市内の絶景を拝むことができるので、私お気に入りの温泉なのだ。露天風呂にはサウナ椅子が何台も置いてあり、温泉で茹だった身体を冷ましつつ、長崎の夜景を眺めるラグジュアリーな時間を過ごすことができる。おっさんが裸で寝転ぶ姿は、ラグジュアリーからは程遠いが。時刻は22時を回っているというのに、かなりお客さんが多く、サウナは諦め半身浴とサウナ椅子を往復して身体と心をととのえる。サウナ椅子に座り、体の内側からくるぼわぼわとした感覚が最高だ。しっかりとととのって、今日1日の疲れを吹き飛ばし、温泉を後にした。さて、時刻は23時過ぎ。もうこのまま寝てしまいたいが、明日の工程を考えもう一踏ん張り。多比良港を目指す。今夜半から雨が降り出すと予報にあった。そのためか空気がぬるく風も強い。1時間ほどで多比良港に到着。事前にターミナルへの乗り付けの許可を得ていたので、指示された11番レーンに車を停める。そのままテキパキと車中泊の準備を整え眠りにつくのであった。今夜は暖かく、よく眠れそうだ。〜2日目に続く。
2024年03月05日
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さて、ここ数日の寝不足に加え、先ほどの酒も加わり眠たくなってきた。一旦車に戻ろうかとも思ったが、市電に乗り込み住吉駅を目指す。中華街から住吉駅までは約30分ほどかかるので、その間仮眠を取ろうといった算段だ。市電は比較的空いていて、長崎駅で多くの人が下車してからはガラガラになってしまった。うとうとしていたらあっという間に住吉駅到着。さて、なぜ街の外れの住宅街にやってきたのかというと、ここに隠れた戦跡があるからだ。その名は「三菱兵器住吉トンネル工場跡」太平洋戦争末期。空襲から兵器工場を守るべく、ここ住吉から丘を挟んだ反対側の赤迫まで6本のトンネルが掘られたのだとか。当時は機材も人員も足りず、トンネル掘削と兵器製造を同時進行でしていたとのこと。ここで製造されていたのは九一式航空魚雷。近くの川棚で開発され、鹿児島の錦江湾で訓練を行い、真珠湾攻撃に使用された魚雷だ。しかし機材や人員不足から、その生産数は月に80本ほどだったとのこと。手作業だから仕方がないのだが。そしてここも原爆の被害を受け、被曝当時は地獄絵図だったのだとか。被爆者の経験が看板に記されているが、筆舌に尽くし難い惨状が広がっていたようだ。長崎はこの場所のように隠れた戦跡が多く点在している。いつか全て巡ってみたいものだ。さて、ここまで軽く歩いたことで眠気も酔いも完全に飛んだ。しかしそれと同時に花粉症炸裂。くしゃみが止まらない。仕方ない、一度点鼻薬を取りに車に戻ろう。ちょうどやってきた市電に乗り込み中華街を目指すのであった。派手なドラの音と太鼓の音がこだまする。それらの音が引き連れるのは、緑やピンクの派手な龍たちだ。点鼻薬を使用し、すっかり落ち着いた私は再び湊公園まで来ていた。ちょうど龍踊り一行と遭遇したのだった。龍踊りの方々はみな若い人ばかり。それもそのはず、この龍踊りは長崎女子高等学校の生徒たちが部活動として行なっているのだ。あれだけ見事な演舞。相当練習を積んだのだろう。これからも長崎の伝統を受け継いでいってほしいものだ。さて、時刻は15時過ぎ。ランタンの点灯前だというのに、湊公園は多くの人でごった返している。そこでここを一旦離れ、孔子廟へと足を運ぶ。なんでも媽祖行列の到着式が執り行われるのだとか。またもや市電で体力を温存しつつ向かう。孔子廟に到着すると、媽祖行列を復活させたという男性の説明が始まっていた。冗談を織り交ぜながらの説明は、会場の空気を和やかなものにしてた。程なく爆竹の破裂音と共に媽祖行列が到着した。そして始まる演舞の数々。どれも見応えがあり、私も目を奪われてしまった。また来年も観にこなければ。「はい、どうも。オランダ坂までやってきました。」スマホを自撮り棒に固定した若者が、独り言を喋りながらオランダ坂を歩いていく。今流行りの旅系Youtuberなのだろうか。この界隈もチャンネルが乱立しており、激しい競争となっている。かくいう私も旅系のチャンネルを持っているが、これは完全に自己満足の世界なので再生数は別段気にしていない。いや、本当に気にしていない。一応気になるという方のために、リンクを貼っておくことにしよう(爆)時刻は17時前。少々小腹が空いたので、観光通りの梅月堂に向かう。途中中華街の前を通りかかったのだが、観光客でごった返していた。あの中には入りたくないので、迂回して歩いていく。程なく到着した梅月堂。カフェの営業が17時30分までなので、お客さんもまばらだ。さっそく名物と言われるシースケーキをお願いする。シースケーキとは、昭和初期に梅月堂が日本で初めて作った長崎のオリジナルケーキなのだとか。一度食べにきたかったのだ。運ばれてきたケーキは、スポンジケーキに桃とパイナップルの缶詰が乗ったまさに昭和レトロといった雰囲気だ。子供の頃地元の洋菓子店で食べたケーキの味に似て懐かしい気持ちになる。ごちそうさまでした。龍たちが軽やかに宙を舞う。私はまた新地中華街へと戻ってきていた。目の前では昼過ぎに目の前を通って行った長崎女子高等学校の龍踊りが執り行われている。場所選びをミスって裏側に陣取ってしまったため、遠目に見ることしかできなかったが、それでも迫力満点だ。あんな若い子達がここまで演舞できるなんて、相当頑張ったのだろうなぁ。おっと、目から汗が。おじさんと呼ばれる年齢になり、いろんなところと一緒に涙腺も弱くなっているようだ。龍踊りを見終えたところで、ランタン点灯時間まで車で休むことにする。いや、実はもう点灯しているのだが、ランタンの美しさを堪能するためには、しっかりと日没を待つ必要がある。ちょっと仮眠の予定だったが、今朝の早起きの影響か、はたまた連日の仕事疲れの影響か1時間以上ぐっすり寝込んでしまった。気がつくとあたりは夜の帷が降り、ランタンが輝いていた。湊公園はとてつもない人だかり。とてもゆっくりランタンを見て回る余裕などない。そこで比較的空いている興福寺か唐人屋敷へ向かうことに。新地中華街駅に向かうと、どの市電もすし詰め状態。さすがにあの中に入るのは気が引けたため、歩いて唐人屋敷へ向かう。喧嘩で怒号が飛び合う湊公園を横目に西進していくと、大門が出迎えてくれた。大門をくぐると、先ほどまでの喧騒が嘘のように静かで落ち着いた雰囲気となった。これだよこれ。私がランタンフェスティバルで好きな空間は。しばらく進むと土神堂に辿り着く。入口ではロウソク祈願四堂巡りの案内が立っていた。ここでロウソクを買い求め、土神堂、天后堂、観音堂、福建会館天后堂と巡り、祈願をしていくのだとか。早速私もその巡礼に加わる。まずは土神堂。闇夜に浮かぶランタンが、立派な門を照らし出す。祈願をすると係の方だろうか、女性の方が「幸せが訪れますように」「ほら!これで大丈夫!」と明るく振る舞ってくれた。ここに祀られている土神さまは福徳正神とも言われ、地や家を守り、豊作、金儲け、治病の神様として、中国古来から民間で広く、仰されてきた神様です。(長崎市ホームページより引用)これで心が温まり、次のお堂へと向かう足取りも軽くなった。次は天后堂。野良猫たちとすれ違いながら到着。レンガ造りの入り口がなんとも風情がある。こちらのお堂は媽祖さまを祀っており、先ほど見てきた媽祖行列は、海からここへ媽祖様をお運びする様子を再現したものだそうです(長崎市ホームページより引用)ここでもロウソクと追加で購入した線香をお供えしてゆく。次は観音堂だ。こちらも天后堂と同じくレンガ造りの入り口で、とても風情がある。ここでも追加で線香を購入したのだが、係の方が「ここは2箇所お供えできるから、これを持って行って」と線香をもう一本追加で持たせてくれた。ありがとうございます。こちらは観世音菩薩と関帝が祀られている。関帝とは三国志好きの方ならご存知の関羽が神格化されたものだ。しっかりとお参りさせていただく。最後に向かうのは福建会館天后堂だ。ここには2体の媽祖さまが祀られており、先ほど見てきた媽祖行列は、そのうち小さい方の媽祖様をお運びするのだとか。こちらでもしっかりお参りさせていただき、唐人屋敷跡を後にした。~其の参に続く。
2024年03月04日
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今年も長崎ランタンフェスティバルの季節がやってまいりました。かれこれ10回近く訪れている長崎ランタンフェスティバル。それでも毎回新たな発見があり、何度訪れても飽きることはありません。今回も新たな出会いがありました。今回は最近物忘れの激しいワタクシの備忘録としても書いていますので、文章がかなーり長いです^_^;気合を入れて読んでください(笑)それではお送りします。1日目午前3時30分出発。本来なら前日の仕事終わりの出発予定であったが、残業と疲労から断念。この時間の出発となった。今回は長州港からのフェリーに間に合わせるべく、高速を使用する。鹿児島〜えびの間を高速。えびの〜人吉間を下道。人吉〜八代間を高速(無料区間)。八代〜松橋間を高速。松橋から長州港まで下道といった具合だ。この乗り方ならば、休日割引も合わせて2000円弱で熊本まで行けるのがありがたい。そして午前7時30分、長州港に到着した。次の便は8時であるため、近くのコンビニで買った朝食を済ませておく。朝食を摂り終えるとほどなく乗船。この航路はカモメが追従してきて餌をあげることができ、子供達に人気の航路でもある。そんなカモメと子供たちの声を聞きながらしばし仮眠をとる。45分後、雲仙の多比良港に到着した。2年ぶりの雲仙で、アクセラで訪れるのは4年ぶりである。しかし今回の目的地は長崎市。雲仙は通過するだけで東進していく。途中、前から来たかった飯盛町後田の絶景を拝んでいく。急峻な海岸線に作られた段々畑の奥に橘湾が広がり、その先に雄大な雲仙が鎮座している。まさに絶景。そんな景色を見つつ、午前10時過ぎに長崎市内に到着。今回は長時間駐車するため、24時間上限料金が設定された駐車場に停める。ここあなぶきパークは、普段なら上限1300円の駐車場なのだが、ランタンフェスティバル期間のみ上限2000円に引き上げられていた。1時間の料金に変更はないため、観光客だけ値上げするという理想的な料金体系だ。私も感謝して利用させていただく。車を停め、さるく旅の準備を整え近くの長崎バスターミナルホテルへ。ここで市電の一日乗車券を購入していく。乗り放題なのはもちろんのこと、毎回小銭を準備する煩わしさがないのがいい。まずは市電で南山手を目指す。ターミナルホテルから南山手は歩いて行ける距離だが、せっかくの市電乗り放題。最大限活用させていただく。市電に乗り込み終点石橋駅で下車。そのまま南山手方面へ歩いていく。正直グラバー邸のある丘に登るのはちょっとしんどい。そこでグラバースカイロードという斜行エレベーターに乗り込む。これは地元住民のための交通手段であるが、観光客も無料で乗ることができるのだ。エレベーターでぐんぐん高度を上げて5階に到着した。ここからの眺めはとても気持ちがいい。さらにグラバー邸まで通常のエレベーターで上がるとその絶景はさらに広がる。そのまま南山手をさるいていく。以前からここら辺の雰囲気が大好きな私。人通りも少なく住宅街といった面持ちだが、そこに溶け込むように洋館が点在している。そして景色が開けると三菱重工長崎造船所がよく見える。ここの景色が大好きなのだ。しばし佇み景色を満喫する。すると突然腹がなった。時刻は12時前。私もそろそろ燃料補給をしなければ。グラバー坂で角煮まんをとも思ったが、もう少し我慢して中華街で何か食べようと南山手を離れる。駅に向かう道中、なにやら鮮やかな看板と人だかりが目に入った。その看板にはトルコライスの文字が。そういえばトルコライスって食べたことがなかったな。これから中華街に行ってもどこも並んでいるだろうし、今日の昼食はここに決めた。早速私も列に並ぶ。昼食に選んだお店は「カフェレストランレッケル」列は4組だけだったが、お店が小さいので回転が悪い。結局お店に入るまで30分かかってしまった。早速トルコライスラージサイズと生ビールを注文。車は夜中まで乗ることはないので、それまでにビール一本ぐらいの酒は十分に抜ける。それにしても店内はサッカー関連の品でいっぱいだ。どうやら吉田麻也さんが店の名付け親らしい。注文から程なくして運ばれてきたトルコライス。薄めのとんかつにカレーピラフ。ナポリタンにサラダもある。まさに大人のお子様ランチといった感じだ。これがビールに合わないわけがない。あっという間にたいらげ店を後にした。ごちそうさまでした。~其の弐に続く。
2024年03月03日
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先日ルーフをリペアしたBKアクセラちゃん。これを機に色々リペアしていきます。まずは大晦日に爆発したエキスパンションタンクの交換。いつものリペアニーズ鹿児島様にお願いして交換完了!次にルーフリペアで剥がしたドルフィンアンテナを発注。取り付けもお願いしました。ポルシェやフェラーリの整備も扱うショップですが、こんなファミリーカーも整備してくださいます。いつも親切丁寧な対応で整備も完璧!本当にこのショップに出会えてよかった。次に、劣化しまくっていたタイヤ、ホイール、ホイールナットを交換。タイヤはワイヤーが出る寸前。ホイールは腐食がひどく、高速走行でガタが出る始末。ナットも角が削れ、ホイール脱着の際レンチに噛み込んで外すのが大変。とりあえずナットは同じオートエグゼのロックナットを発注。ホームページで「新登場!」とか言いながら、発注したらバックオーダーだったという。それでも追加料金なしで数週間で手に入りました。タイヤとホイールは、ネットで中古タイヤホイールセットを発注。ホイールは今履かせてるPIAA SPORT MESHと同じもの。ショップが福井県だったんですが、発注からたったの3日で届きました。car trade 21様の素早く丁寧な仕事に感謝します。届いたタイヤホイールセットは、中古とは思えないほどピッカピカ!中古なので細かい傷はありますが、そこもちゃんと補修済み。綺麗に塗装してくれてます。さらに裏面に錆止め塗装も施工してくれています。タイヤもダンロップのエナセーブでほぼ新品。ありがたいですね〜。しかも梱包もアウター側にはしっかり緩衝材を入れ、段ボールで挟み込み。タイヤのトレッド面にはラップを巻いてあるなど丁寧な仕事が好印象!オー◯ウェイは新品タイヤでも裸で送りつけてくるというのに、この差はなんだ!?念の為に破損箇所がないか、見えない部分で割れやヒビはないかシリコンハンマーで打診してみましたが、異音などは確認されませんでした。早速履かせて試走したいところですが、これからスタッドレスに換装するので、NEWホイールは4月までお預けです。なお新しいホイール導入に伴って、ハブリングは外してもらいました。これでハンドルのガタつきがホイールのせいか判断することができます。そしてこれらの作業をしている中、ルームランプが球切れ。せっかくなのでLEDに交換します。選んだのはポジション球にも使用している「ぶーぶーマテリアル」の商品。ここが明るくて品質もいいので、今回も採用します。ついでなので、ルームランプからトランク灯まで全て交換します。BKアクセラのルームランプの型番は、前側がT10、中央がT10×31(28でもOK)、トランク灯がT10です。作業前に注意点を。球交換中に間違ってショートさせると、統合ユニットを壊しかねません。作業前にバッテリーのマイナス端子を外すか、ルームランプユニットのカプラを外したりして対応してください。ただし車両によってはバッテリー端子を外すことでさまざまな弊害が出ることがあります。なのでバックアップ電源が必要となるのですが、ルームランプへ給電させずにバックアップ電源を取るのは、配電図に詳しくないと無理。その場合は大人しくショップに任せましょう。統合ユニットを壊してしまうと、10万円近い修理金額となります。BKアクセラの場合、前側のルームランプはカプラーを外せるようになっているのでそれで対応。それ以外は灯火をOFFにできますので、それで対応します。トランク灯はロック機構と連動しているので、細いドライバーでロックさせ、灯火をOFFにします。ただしロックしたままトランクを閉めるとロック機構を痛めますので、トランクを閉める前にロックを解除しましょう。解除方法はロック機構横のつまみを動かすだけです。※この方法では何かの拍子でスイッチがONになることがあります。ご自分で交換される方は自己責任でお願いします。前側のルームランプは金属バネで固定しているため、隙間から内張り剥がしなどを差し込み、バネを押しながら引き抜きます。引き抜いたらカプラを外し、ハロゲン球を取り外してLED球に交換。予想はしていましたがLED球が大きすぎて、若干押し込んで装着する羽目に。中央は前側の細い隙間に養生した精密ドライバーを差し込み、プラカバーを外して交換します。球はクリップで挟んであるだけなので簡単に交換。トランクはカバーを外して球をぶっこぬいて新しいのを挿すだけなので超簡単!と思いきや、LED球の端子が大きくてなかなか入らず。力を入れて挿したところ、ソケットが外れてフレームの中にさようなら。なんとか引っ張り出して、プライヤーと精密ドライバーで押さえながら装着できました。焦ったぁ~!交換完了したルームランプは明るすぎて笑えてきます。さらに、消費電力が少ないのでバッテリーの電圧低下が少なくて済みます。ちょっと試験的に点灯させてみましたが、30分点灯させても0.3Vしか電圧低下を起こしませんでした。※元々バッテリーが死にかけてます。これは車中泊の時に助かる。熱を持つこともなく安心安全。さぁて、リペアしまくったBKアクセラで、またどっか出かけることにしましょう。
2024年02月17日
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ども、寒い季節の旅はアクセラちゃんがメイン。車中泊で気兼ねなく旅をしています。しかし寒いと温かいものが欲しくなる、そんなわけでカセットコンロで色々自炊していました。本来なら火事や一酸化炭素中毒の可能性がある車内でのカセットコンロ使用は避け、ポタ電とIHを使うべきですが、そんなお金もスペースもございません!とりあえず自作した風防でコンロを覆い、周囲から可燃物を撤去。さらに万が一に備えて消火用スプレーも常備しています。さて、そんな車中泊自炊キットなんですが、今回はさらに快適に自炊を行うべく窓枠の換気扇をカスタムします。まず、以前作っていた換気扇。プラダンにPC冷却用のファンを固定したものです。そして反対側の窓には吸気口を取り付けていました。しかしここで問題が数点。1、吸気口から冷気が背中にダイレクトに当たって寒い。2、雨が降ると小雨でも吸気口から浸水する。3、吸気口の吸気効率が悪い。4、寝る時に吸気口、排気口ともに完全閉塞ができず、外の冷たい空気と雑音が侵入する。今回はこれらを片付けていきます。まずは(2)吸気口からの浸水予防から。外側にプラダンでひさしを作り、つっかえ棒を固定できるように加工。閉じた時は、吸気口の中心に装着したマグネットにつくようにしました。お次は(4)外からの冷気と雑音の侵入防止。吸気口側には元々磁石でくっつくフタを作っていたんですが、隙間がありそこから冷気やら雑音やら入り込んでいました。そこで食洗用スポンジを薄くカットしてタッカーで固定。隙間を埋めることに成功しました。排気口側は、厚紙でカバーを作成してからアクリル絵の具で表面を保護。表に磁石を貼り付け、ファンの金網部分にくっつくように加工。そして隙間を埋めるべく、食洗用スポンジを薄くカットし、両面テープで貼り付け。こちらもうまく隙間を埋めることができました。おまけで取り外ししやすいように取っ手もつけておきましょう。次は(1)吸気口からの冷気の誘導。これは苦労しました。最初は吸気口の外側と同じように。ひさしのようなものを外とは逆さまにつけたのですが、結局背中に冷気が当たったためボツ。色々と形を変えてみましたが、空気の流れをうまく作れず背中に冷気が当たったり、吸気効率が悪くなったりとなかなか。そこで思い切ってノズルをつけることに。吸気口サイズのノズルを買うと、えらい値段になるので、今回は余っていたクリアファイルを使います。ノズルの大きさに合わせて筒状にしたクリアファイルを5cmずつ斜めにカット。それを5つほど組み合わせてノズルの向きを変えていきます。さらに若干出口にかけて絞ることで、空気の流れを加速させ、体に当たらないよう加工します。吸気口側に新たなマグネットを埋め込み脱着できるよう加工。しかしノズルの根本から排気漏れがあったので、これまたクリアファイルでスカートを履かせました。これにて吸気した空気に指向性を持たせることができ、体に冷気が当たらないよう加工完了。なお、後ろ側は左へ、前側は上へ向けると体に一切冷気が当たらず換気効率も良くなるようです。最後は(3)吸気効率が悪い。吸気口はなかなかの大きさにしているのですが、空気の流入量が足りないようで、ファンに負荷がかかっている状態でした。そこで吸気口の網目を広げます。網目を広げることで虫が侵入しやすくなりますが、冬しか使わないので大丈夫でしょう。ネットを根気強く切っていき、4倍の大きさまで網目を拡大。まだファンに負荷はかかっていますが、明らかに以前より空気の流入量が増加したため、これで様子を見ることにします。さて、これにて改修完了!それでは実際に車中泊で試してきたいと思います。続く。
2024年02月06日
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格安ポリッシャーが火を吹いてから2ヶ月。密林初売りのポイントアップキャンペーンで、京セラ(旧RYOBI)のポリッシャーを購入。早速ザラザラルーフをポリッシュしていきます。研磨の手順として1、耐水ペーパーで梨地を均す。2、スポンジバフとコンパウンドで研磨傷を消す。3、ウールバフでスクラッチ傷を消して鏡面仕上げまで持っていく。この3行程やります。早速マスキングしてから1000番の耐水ペーパーでやすります。均等にやするため、紐で区画わけをしてから開始。ポリッシャーがあるのに手磨きな訳は、絶対削りすぎてしまうから。1000番で梨地を均し終えたら、2000番で1000番の大きな傷を消すようにやすっていきます。無事均等に均すことができました。それでは一旦綺麗に水洗いして、ポリッシャー導入!スポンジバフと3Mのコンパウンド、ハード1で磨いていきます。回転数は4に合わせてポリッシュスタート。削りすぎたらせっかくのウレタン層が台無しになってしまうので慎重に。ルーフを目見当で4分割し、縦横研磨を5往復ほど繰り返したら拭き上げて、もう一度コンパウンドをつけて研磨。これを4回繰り返したところで研磨傷は消えて艶が出てきました。この時点でリペア前のルーフと同じ状態になりました。しかし細かい研磨傷は残っています。そこでスポンジバフからウールバフに交換。仕上げの研磨をしていきます。しかしここで日没時間切れ。続きは次の休みへ。1週間後。快晴の平日休み。それでは仕上げのポリッシュスタート。しっかりと洗浄し、マスキングして準備完了。しかし私はバフがけを舐めていた。コンパウンドを3Mのハード1しか用意していなかったのだ。研磨を開始して、2周目の研磨でスポンジバフの研磨傷は完全に除去できたのに、スクラッチ傷がなかなか消えてくれない。塗面が痛まない程度で研磨を繰り返したが、結局スクラッチ傷が消えることはなかった。やはりハード2などの仕上げ研磨剤が必要だったようだ。しかし私の洗車方法(基本洗車機に突っ込む、たまに手洗い)ではスクラッチ傷なんてすぐに入るし、BKアクセラのカラー、チタニウムグレーメタリックⅡ(長いっ!)では傷も分かりにくいのでこれにて研磨終了とします。仕上げにガラスコーティングを時間を置きながら10回ほど施工して完了。ガラスコートでもスクラッチ傷が消えることはありませんでしたが、ルーフの美しい艶に感動!遠巻きに見たら、ルーフだけ高級車に見えます(笑)さて、あとはウレタンクリアの耐久性次第!以前ヘッドライトに施した時は、2年でウレタンが剥がれてきましたが、今回はどうなるか。また追って報告します。#再塗装 #リペア #塗装直し #白ボケ #ホルツウレタンクリア #梨地 #ゆず肌 #ステッカーボム #研磨 #ポリッシュ #ポリッシャー #故障 #BKアクセラ
2024年01月20日
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我が家に来て17年経つBKアクセラちゃん。それだけ経てば、色々ガタが出てその都度修理してきましたが、今回はついに塗装がやられました。ルーフとリアスポイラーのクリアが剥げて、なんとも可哀想な姿に。忙しさにかまけて、ワックスがけを怠ったからなぁ。業者に修理依頼してもいいのですがえらい金額になるので、今回はセルフリペアに挑戦です。目標ルーフ:クリア剥がれを均してそのまま保護膜の塗装でこれ以上のクリア剥がれを防ぐ。見た目は現状維持。リアスポイラー:クリア層を徹底除去。上手く均等にクリアを剥がせればそのまま保護膜の塗装。色にムラが出たら、リアバンパーと同じくステッカーボムを実施。では必要物品を揃えます。・電動ポリッシャー(購入)・延長コード(所持)・スポンジバフ(購入)・3Mハード1(所持)・シリコンオフ(所持)・粘土クリーナー(購入)・ホルツウレタンクリア(購入)・マスキングテープ×4(購入)・目張り用ビニール(ビニール袋を切って使用)・テグス(フィンアンテナ剥離用)・400、1000、2000番耐水ペーパー(所持)・モノクロステッカー(購入)ポリッシャーはAmazonのノーブランド品。スポンジバフも付属しています。ウレタンクリアは過去のヘッドライトリペアの経験からホルツの商品を選択。それではいざリペア開始。1、シャークフィンアンテナを剥がす。テグスでアンテナを固定している両面テープを剥がす。剥がすことができたが、パッキン部分が劣化してボロボロに。買い替え決定。2、ルーフとリアスポイラーを洗浄。洗車用洗剤で2度洗い。3、粘土クリーナーで鉄粉や洗車で落ちなかった汚れを落とす。4、シリコンオフで脱脂(必要ないかも)5、ビニールで目張りウレタンクリアを吹いたあと、しばらく空中に浮遊しボディのあちこちに付着して取れなくなるため、塗装箇所以外全面を覆う。6、ルーフをポリッシャーで研磨ハード1を使用。私の持っていたものが半ねりタイプだったので、霧吹きで水分を足しながら研磨。クリア剥げの部分は、塗面もやられてサフまで剥がれており、地金が出ている状態でした。これを綺麗にするにはすべての塗装を剥がす必要があるため、今の私では無理。仕方なく周囲をポリッシュして均すだけにします。本来なら耐水ペーパーなどで塗装の足付けをした方が良いのですが、私の塗装の腕で均等に塗れるか、研磨傷が消えてくれるのか分からなかったため、今回はポリッシュした上で脱脂を行い、クリア塗装にチャレンジしてみます。7、リアスポイラーを耐水ペーパーで研磨完全に死んだクリアと塗面を400番のペーパーで均等に均し、研磨クズを丁寧に取り除き、シリコンオフで脱脂する。こちらもクリア層、塗面、サフまでやられていたため、耐水ペーパーでゴリゴリ削ります。8、あらかじめ枠を切り落としておいたステッカーでステッカーボムにしていく。貼り方は過去の記事を参照。【リアバンパーステッカーボム】9、塗装の準備に入る。 【ウレタンクリアの準備】 ・ウレタンクリアを30回以上振る。 ・缶底のピンをコンクリートなどでしっかり打ち付ける。 ・缶を逆さまにして5〜10分放置する。 ・時間が経ったら缶を30回以上振る。 ・約50℃のお湯に浸けて缶を温める。 ・4〜5分して缶が温まったら取り出し缶についた水分をしっかり拭き取る。 【塗面の準備】 シリコンオフで脱脂。表面についた埃やゴミなどを取り除く。10、塗装開始 1回目は、全体に塗料を乗せるように軽く吹く。〜10分間乾燥〜 2回目から少し厚く塗っていく。〜10分間乾燥〜 3回目は厚塗りする気持ちでしっかり吹き付ける。ただし吹きつけすぎて垂れしまった場合、一からやり直しになるので要注意。〜10分間乾燥〜 同じ要領で、空になるまで吹き付け。ただし、残量が少なくなると、粒子のサイズがバラバラになり、塗装を失敗する恐れがあるため注意する。対策としては、お湯で再度温めて、缶の内圧を高めることで、最後まで均等にスプレーすることができる。以上の方法で、ウレタンクリア2本吹き付け完了。リアスポイラーはうまく吹き付けができ、研磨が不要なほどツヤツヤに。しかしルーフはうまく厚塗りができずに梨地状態に。いくら缶の内圧を高めても、下向きの塗装は難しかった・・・。とりあえずクリア層はできているので、ウレタンの完全硬化(1〜2週間)を待って、再度ポリッシャーで研磨します。1週間半後〜。塗装から1週間。天気も良く完全に硬化したウレタン層。ざらざらのゆず肌から鏡面に持っていくため研磨していきます。と言いつつ、しっかり下地を整えてないので、完全な鏡面にはならないのですが。まずはスポンジバフとハード1で研磨。しかしそこはさすがというべきか、とっても硬いウレタン層。なかなかゆず肌が改善されません。ポリッシャーが火を吹かない範囲でじっくりと研磨、のつもりだったんですが・・・。研 磨 機 炎 上 !!そんなに負荷をかけてないのにも関わらず、突如火花を吹きました!即研磨中止。調べてみると、おそらく過負荷により過電流が発生し、アマチュアが破損したと思われる。動画はAmazonのレビューまでどのみちこのポリッシャーはこれにて使用不可。ご臨終です。累計稼働時間1時間。やっぱ安もんはダメでしたね〜。とりあえずダメ元でAmazonに返品リクエストをしたところ、すんなり受領してくれました。うん、同じような事例が多いんだろうなぁ。早速返品して次のポリッシャーを探します。色々と探した結果、京セラのポリッシャーが1万弱と予算オーバー^_^;でもこのままアクセラちゃんのルーフをほっとくわけにはいかないので、購入して再研磨することに。ポンコツポリッシャーの代金が返金された時点で購入。早速研磨します。研磨、仕上げ編に続く。#再塗装 #リペア #塗装直し #白ボケ #ホルツウレタンクリア #梨地 #ゆず肌 #ステッカーボム #研磨 #ポリッシュ #ポリッシャー #故障 #BKアクセラ
2024年01月19日
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ガソスタで洗車待ちしてたらボンネットから破裂音。確認するとラジエーターのエキスパンションタンクが破裂してました^_^;うん、9月くらいにタンクが劣化してたのは気づいてたけど、こんな派手に爆発するとは^_^;すぐ交換したいところですが、生憎の正月休み。とりあえずセメダインのスーパーX塗りたくって応急処置しました(笑)あとはタンクの内圧が高まらないよう街乗りやアイドリングを控えて交換まで待つことにします。古い車に乗るとお金がかかるなぁ(;ω;)
2024年01月02日
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あけましておめでとうございます。今年もかずやんの旅日誌をよろしくお願いいたします。
2024年01月01日
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年末に旅続きですが、旅仲間に会いに大阪に行ってきました。久しぶりの難波は変わり果て、数年ぶりにお会いする旅仲間は変わりなく、とても楽しい時間を過ごせました。翌日は大阪城周辺のB級スポットを巡り、再び旅仲間と合流。大阪の粉もんガイドをしていただきました。今回も大変お世話になりました!また来年も遊びましょう!それではみなさま良い年をお迎えください。来年もかずやんの旅日誌をよろしくお願いいたします。
2023年12月31日
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朝5時起床。すぐにミルクロードを駆け上がってゆき、兜岩展望台までやってきた。日の出を期待したのだが、夕べと同じく厚い雲に阻まれ太陽は一向に顔を出さない。結局日が昇り切るまで陽光が差し込むことはなかった。そこから門前町へ。完成した阿蘇神社の楼門を見上げる。この時をどれだけ待ち侘びたことか。2016年の熊本地震で倒壊した痛々し姿からよくぞここまで。拝殿に参拝し、阿蘇神社を後にした。さて、門前町に来たならここに寄っていかなければ。やってきたのはまーぼー。ここであか牛ガーリックライスをいただく。店内は相変わらず脂が充満しており、香りだけで食欲が掻き立てられる。久しぶりのガーリックライスをノンアルビールで流し込む至福の時間。店長も奥さんもお元気そうですよかった。また遊びにきます。さて、いつもなら近くのとり宮で馬ロッケをいただくのだが、店内は大賑わい!注文も30分以上待つとのことで、馬ロッケはお預けに。代わりに帰る途中で丸福の唐揚げを買っていくことにする。しかし最近は燃費の悪い身体になった。仕事がハードということもあり、食欲が倍増してしまっている。それは休みの日でも関係ないようで、先ほどガーリックライスを食べたばかりだというのに腹が空いてきたのだ。今度はもっとジャンクなものが食べたい。そんな思いでやってきた南阿蘇のデノリーズダイナー。ここのバーガーが阿蘇で1番お気に入りなのだ。早速デノリーズバーガーを注文しテラスでいただく。肉厚でジューシーなあか牛のパテがオリジナルソースに絡まりとってもまいうー!ベーコンも脂がしっかり乗っていて、それをコーラで流し込む!控えめに言って最高だ。満足満足。これにて阿蘇の全目標達成。帰路に着くことにする。今回の旅は希望休でない連休が入り、急遽決めたものだったが、良い旅を重ねられた。今年はあまり旅に出れなかったが、来年は再びバイクや車中泊で旅に出れたらと思う。
2023年12月30日
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年末に車中泊旅してきました。目的地は阿蘇と英彦山神社。それではレポをどうぞ。午後8時。仕事終わりで北上開始。いつもなら海岸線を北上していくのだが、今回は時短で内陸を一部高速を使って北上していきます。あっという間に阿蘇に到着し、ミルクロードから小国方面へ。杖立温泉を通過して道の駅水辺の郷に到着。深夜に浮かび上がる進撃の巨人関連がやけに不気味に見える。巨人に食われる前に眠りにつくことにした。翌朝朝から車内でお湯を沸かす。1月の長崎車中泊旅より簡素な作りだが、今回は窓に嵌め込み式の換気扇を準備したので快適である。すると同じく車中泊していた美瑛から来たと言う旅人に「それいいですね」と話しかけられる。少々旅の話や北海道の話をしてから出発した。出発してすぐに到着した大山ダム。ここはダムをウォールマリアに見立てた展示があるのだとか。駐車場からそこそこ歩いて到着。すると、エレン、ミカサ、アルミンの幼少期の像が立っていた。近くには諌山先生のサインも。確かにこの高さからベルトルト(ネタバレ)が顔を出したら恐怖以外の何物でもないなぁ。すると近くのpopにARができるとあるではないか。早速ダウンロードするもめちゃくちゃ重い。ダウンロードに10分はかかってしまった。それだけかかるのだから、さぞや立派なARが観れると思いきや・・・。とってもシュールなベルトルトが写りました。即アプリを削除するかずやん。足早にダムを後にするのでした。さて、それでは本日の目的地、英彦山に向かいます。いつも九州を脱出する際に使う裏道を辿り、途中から右折してやってきた英彦山神宮。ここはいつかきてみたいと思っていた場所なんです。ついに来れた、でもできればバイクで来たかったなぁ。駐車場に車を停め、石段を撮影。すぐに移動し、スロープカー乗り場へ。片道350円とお手頃な価格で神宮まで乗せてくれます。到着した英彦山神宮。寒さのせいか凛とした空気の中、朝日に照らされた藁葺きの屋根から蒸気が立ち上る。その姿に龍が天空に舞い昇る姿を重ねる。奉弊殿に参拝したら腹がなった。そこで授与所でぜんざいとよもぎ団子をいただく。冷えた体に染み渡る甘さだ。下宮まで参拝し、石畳の参道を降っていく。紅葉は終わっていたがそれでも凛とした空気のおかげか、とても雰囲気のある参道だ。途中もてなし所で言葉通りにお茶のおもてなしを受け、英彦山神宮を後にした。ありがとうございました。またお伺いさせていただきます。賑わう声、多くの人。しかし日本語より韓国語が多く聞こえてくる。英彦山神宮を後にして峠道を越えて耶馬溪の一目八景に来ていた。一体どれだけの人が来ているのだろう、とてつもなく賑わっている。他に行くところはないのかと思いつつ、私もその1人なのだと気づき苦笑する。耶馬溪の紅葉はすでに終わり、木々は葉を落とし寒々とした景色が広がっていた。家族ではしゃぐ人々、寄り添うカップル、スマホしか見ていない観光グループ。風景を見るより人間観察に忙しい。賑わいが戻ってきたのはいいことだ。来年は紅葉の時期に訪れてみよう。周りが「寒い!寒い!」と声をあげている。寒風吹き荒ぶここは夕暮れの大観峰。週末ということもあり、多くの観光客が夕陽を見に訪れていた。展望台の突端まで歩き、夕陽を眺めるつもりが、途中で厚い雲に隠れてしまった。せめて逢魔時の照り返しを期待したが、それも見ることは叶わなかった。そういえば去年の正月は、ここで日の出を見たんだったな。あの頃は新たな生活に胸が高鳴っていたが、まさかその翌日にどん底まで叩き落とされるとは思ってもみなかった。あれから1年半。もうその頃の思いはかき消され、今は純粋に阿蘇を楽しめる心持ちになっていた。これからもこの気持ちで阿蘇へ行けることを感謝したい。夕闇迫る大観峰を後にし、内牧温泉へ降る。阿蘇乃湯で体を温め阿蘇駅前のイーストへ。熱々のベークドカレーをいただき、大津まで降る。今夜も冷えそうだ。ハクキンカイロを2個シュラフに忍ばせ、眠りにつくのであった。
2023年12月30日
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どうも、朝晩が涼しくなってきて、平地でもキャンプしやすい気候となりました。そんなわけで友人であるYアニキとキャンプしてきました。今回張るのは、アニキが見つけてくれた「ふくずみの湯」というキャンプ場です。このキャンプ場、なんと温泉街のど真ん中にあるというありえない立地。もちろん隣接する温泉に入り放題です。サイトは小さな公園みたいな感じで景色はあまりよくありません。サイトと温泉施設とは柵で隔ててるだけなので、お互いの声や音がよく聞こえます(笑)水場はとても綺麗で、トイレもウォシュレット付き。さらにゴミも無料で引き取っていただけます。焚き火で出た灰もOK。ただしゴミ出しを含め、キャンプ自体細かなルールが定められていますので、必ずホームページを確認してください。それではキャンプイン。今回はタープなしのテントだけ。2人ともあっという間に設営し温泉へ。温泉は少しぬるめの単純泉。とろとろのお湯がタマリマセン。他にも露天風呂、サウナ、水風呂も完備。シャンプー、ボディソープ、タオルは持参してください。この温泉に営業時間内は入り放題(15時〜21時・7時〜10時)今回は結局2回しか入りませんでしたが、1人で来たらおそらく5回以上は入ってしまいそう(笑)それほどいい温泉でした。それでは湯上がりにかんぱい(バドワイザー写真忘れ。ここからは食いまくりの飲みまくり。ねぎだくホルモン鍋、松尾のジンギスカン、チーズウィンナー餃子の皮包み、和牛ステーキ、パエリア風リゾット(メスティン炊飯)、白ごはん(クッカー炊飯)などなど。また育ってしまった。アニキは朝が早かったため早々に撤収。かずやんは焚き火を片付け、ルミエールランタンに切り替え夜景の撮影。23時には撤収し眠りにつきました。明け方、気温も15℃とあまり下がらず快適そのもの。早速コーヒーを淹れます。今回はスタバのドリップパックで簡単に。メインはアニキが焼いてくれたホットサンド。ゆっくり朝食を済ませ、テント以外撤収したら朝風呂へ。今日は平日だというのに、朝からお客さんで賑わっています。焚き火の匂いを洗い流し、テントも畳んで撤収しました。ふくずみの湯、いいキャンプ場でしたが温泉街のど真ん中にあるため色々気を使います。特にバトニング。いくら焚き火OKとはいえ、日没の後にカンカンやるのは好ましくありません。温泉宿に泊まりに来る立場だと「ずんなかっ!」っち怒ることでしょう。その点で言えば、やはり霧島の旅の湯が理想的ですね。しかし家から近く、店などのアクセスが良いこのキャンプ場は貴重な存在。キャンパーはしっかりルールを守り、これからも続けていただけるよう気をつけなければいけませんね。さて、お次は冬キャンプ。どこに行こうか。
2023年10月30日
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昨夜は温泉ガスがテントに溜まり死にかけた。いや、実際には死ぬ濃度まで上がってないだろうし、死ぬんだったら気付かないうちに逝ってしまうのだろう。とりあえずフライを全開放して換気する。温泉地での野営でフライを締め切ったらダメなようだ。それからまた爆睡し、朝5時に目が覚めるも、2度寝をかます。これがしたくて木陰のサイトを選んだのだ。山に囲まれたこのサイトは7時を回らないと太陽は顔を出さない。それまで心ゆくまで惰眠を貪れるというわけだ。今までキャンプで2度寝はあまりしたことがない。もし阿蘇に行ってたら絶対できなかっただろう。今回は霧島を選んで大正解だ。7時過ぎ。お隣のキャンパーさんたちは温泉に入りに行くようだ。そのお隣さんは焚き火を始めた。キャンプ場の朝っていいねぇ。そんな中、私も寝袋からもそもそと起き出し朝食を摂ることにする。今朝の朝餉はこれまたジャンクなどん兵衛だ(笑)コーヒーはMAXコーヒーを温めていただきます。朝から血糖値爆上がりで元気満タン!(カラダニヨクナイお次は14時間蒸した温泉蒸し卵をいただきます。うん、昨日より味が染みてうまい!塩なしでも食べられる美味しさだ。卵を食べ終わると、山間から朝日が顔を覗かせた。コーヒーの蒸気が照らされ、細かい水の粒子ひとつひとつが鮮明に映し出される。ずっと眺めてられる光景だ。さて、それでは暑くなる前に撤収を始めましょう。テントの中の荷物を全部バイクに乗せて、マットはエアポンプで空気抜き。これ本当に便利だなぁ。あっという間に片付けが完了したが、さすがに汗だくである。日が昇ってから急に気温が上がってきた。最後に温泉に浸かってから旅の湯温泉を後にした。ありがとう!また来ます!時刻は11時過ぎ。高千穂牧場でソフトクリームでもと思ったが、今日は日曜日。人の多さを見てスルー。となりのたまご牧場も人が多すぎてスルー。日曜はどこもこんな感じだな。今日はこれにて撤収することにする。途中明るい農村に立ち寄りクレームをつけ(笑)花は霧島を買って出発。下道を延々と南下していきます。途中伊集院の青山じゅあんで、今の時期しか買えない「桃のタルト」をゲット。数年前からすると値上がりしてましたが、桃も値上がりしてるので、むしろ良心的な値段です♪そのまま南下して無事帰還しました。今回は急遽行き先を変更するといった事態になりましたが、友人から聞いた話では、阿蘇は2日間とも天気が良かったとのこと。まっ、まぁ結果的に体力も回復できて、ストレスも発散できたので良しとしましょう。阿蘇には改めて9月にリベンジしたいと思います。久しぶりのキャンプツーリングでしたが、やっぱりバイクもキャンプも楽しいですね♪またどこかに出かけたいと思います。夏休みを求めて。霧島キャンプツーリング 完
2023年08月27日
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今回泊まるキャンプ場は、お気に入りの旅の湯温泉。一泊1800円で温泉入り放題蒸し釜使い放題という素晴らしいキャンプ場です。現在直近のアクセス路が寸断されていて、30分以上迂回しないといけないのが玉に瑕。みやまコンセールから入る道が通れれば、キャンプ場からさっきのスーパーまで15分という素晴らしい立地なのに。そんなこんなでキャンプ場到着。お盆休みの翌週ということもあり、サイトは結構空いています。ちゃちゃっと場所を決めて、ささっと幕営。今回はテントだけだからあっという間に設営完了。マットも寝袋も敷いて、あとは飲むだけ!エアーマットは新しく導入した新兵器のおかげで超楽チン♪では卵を蒸し釜に放り込んで温泉へ。しっかりと茹で上がったところでかんぱーい!つまみはポテチ(笑)メインディッシュはカレー麺(笑)もうね、暑いからできるだけ火を使いたくないんですよ。最初は弁当を買おうと思ったくらいです。ビールをあっという間に飲み干して、早速「鼻つまみ焼酎」をいただきます。水割りじゃあまり香りが引き立たない。味も辛口なんだけど、芋の良さが感じれない。そんな焼酎はお湯割りだ!早速カレー麺に使った残り湯で割ると、芋の香りが花開く( ´∀`)味も芋の甘みが引き立って、激変しました。うん、これはお湯割りだな。明日店員にクレームつけに行こう(オイといったところでお酒も終了。ワタクシすっかり飲めないカラダになってしまったのです。というか、去年検査したら元々飲めない体質だったことが判明。それなのに騙し騙し飲んでいたみたいで^_^;医者に真顔で「死ぬよ?」と言われ、それから自制することにしています。酒の代わりに炭酸水をいただきながら、先ほど蒸し釜に放り込んだ温泉蒸し卵をいただきます。1個割れて、バケモノみたいになってた(笑)温泉成分がかすかな塩味を効かせてまいうー!明日になれば、もっと美味しくなってるんだろうなぁ。さて、サイトもだんだんと日が傾いてきました。ルミエールランタンに火を入れ、揺らぐ灯りに照らされるクロスプレーンエンジンを眺めながら、しばし仮眠。気温はおそらく20度以下だろう。これだけ涼しければ虫も少なくて快適だ。虫除けスプレーも使ってるから虫刺されもない。思いっきり半パン半袖でオットマンに足を乗せくつろぐ至福の時間だ。1時間ほどすると日は沈み、サイトのあちこちで焚き火の炎が揺れている。その焚き火に照らし出される顔はみな笑顔だ。キャンプはいいなぁ。自然はいいなぁ。しばらくすると、肌寒くなってきたのでテントに撤収。気がつくと眠りに落ちていた。2日目に続く。
2023年08月26日
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毎日暑すぎて、汗だくだくだくになりながら仕事をこなしてるどうも僕です。こう暑いと避暑地に逃げたくなるわけで。そして私にとって避暑地は阿蘇なわけで。そんなこんなで阿蘇キャンプツーリングを計画したのでした。〜前日〜阿蘇の天気【雨】_(┐「ε:)_怒畜生ッッッ!!!そんなわけで、行き先を霧島に変更。行きつけの旅の湯温泉に行ってきました。〜1日目〜朝7時出発。この時間に出ないと暑さで死んでしまうので、下道で順調に北上していきます。しかし真夏の猛威は容赦なくかずやんを襲うわけで。たまらず伊集院でアイスコーヒー休憩。まだ先は長いので、早々に切り上げ出発。快晴の中走り続け、ようやく霧島到着。そのまま走り続け、第一目的の新燃荘到着。到着したのだが・・・・。臨時休業、だと。。。そういえば盆明けに休むって言ってたな。雨も降り出したので、今回の予定を全変更。昼ごはん食べてキャンプ場に向かうことにします。途中カジロが湯で休憩してから昼ごはんへ。すると霧島神宮前でゲリラ豪雨に遭遇。たまらず避難します。今年の夏も天気が安定しないですねぇ。雨はしばらく降り続けるようなので、休憩がてら濃厚ブルーベリージュース(150円)を謎の看板を横目にいただきます。雨はなかなか止まず、私と同じように雨宿りするライダーが増えてきました。1時間後ようやく雨が上がったので、昼飯を食べにいきます。到着した中華まめ千。ここのチャーハンが美味しそうだったのでやってきました。早速五目チャーハンをノンアルビールで流し込む!まいうー!でございました。メニューにはカニ味噌チャーハンなるものもあり、次回の宿題とします。さて、それでは買い出ししてキャンプ場に向かいます。まずは蒸溜所、明るい農村で焼酎を手に入れます。店に入る前に店員さんから「あー!」とお声かけ。顔を覚えられてました^_^;ここではいつも麦焼酎の花は霧島を買うのですが、今回は店員さんオススメの「鼻つまみ焼酎」を購入。なんでも鼻をつまむほど芋臭い焼酎を作ったのに、熟成してる段階で臭いが匂いに変わってしまった失敗作とのこと(笑)そんなもん勧めるな!(≧∀≦)ちなみにこのお酒、店頭に並んでいません。店員さんにお願いして、クレームをつけなさそうな客に売ってくれます(ンナワケナイ色々と面白い(笑)今夜が楽しみだ♪店員さんに見送られて出発。牧園まで足を伸ばし、ここらへんで唯一のスーパーで食材の買い出し。ただここのスーパー「クリーンマートあべ」の品揃えは素晴らしい。山奥なのに刺身がとっても安い。肉も安い!私がキャンプする時は必ず利用するスーパーです。食材も買い込みいざキャンプ場へ。後編に続く。
2023年08月25日
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今世間で話題のスターリンク衛星。昨日実家の近くでも見ることができました。最初西の空からスーッと現れ、綺麗に1列に並んで空を飛んでいきます。あんなの見たことない。初めて見る光景に大興奮!スターリンク衛星は、太陽の光が届かなくなると、夜空にスーッと消えていきました。この感動を動画でお伝えしたかったけど、iPhoneの動画じゃ無理。ナイトモードの長時間露光で写真に収めることができました。写真中央やや右。夜空に線を引くように写っているのがスターリンク衛星です。またいつか見たいものです。
2023年08月23日
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梅雨真っ只中でジメジメした日が続きますね〜。油断してたら革ジャケットや革グローブがしっかりカビてました。さて雨が続くうちに、夏に向けてMTちゃんの整備をしていきます。今回の整備項目はエンジンオイル交換と、クーラント交換。オイル交換は慣れたもので、サクッと交換完了!と思いきや、ペール缶のオイルが足りずに1ℓだけ追加購入するハメに。1ℓだけ買うと倍の値段になっちゃうんですよね〜。棒茄子が出たら、またペール缶買っときましょう。フィルターもドレンワッシャーも交換完了しオイル交換完了!お次はクーラント交換。MTちゃんは2年に一回の交換で良いとされていますが、社外品のクーラントを使用しているため、毎年交換することにしています。加えてMTちゃんのエンジンが熱を持ちすぎるため、消泡剤が一気にダメになるもんだから。排出したクーラントは、なぜかドス黒い色に変化。こんな状態は初めてだ。前回の希釈倍率を間違えたか?それとも洗浄が足りなかったか?とりあえず今回は高純度精製水を5ℓ用意しているので、2回洗浄を行いクーラント注入。これで様子を見てみましょう。さて、次の休みは洗車とチェーンメンテナンスだ。そろそろブレーキのオーバーホールもしたいし、フルード交換もしたい。パットはまだ残ってるからもう少ししてからかな?
2023年07月09日
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黎明館のお堀では、蓮の花が見頃を迎えています。#鹿児島 #黎明館 #蓮 #ハス #梅雨 #午前中がおすすめ #楼門も素晴らしい
2023年07月03日
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