勝手気ままな一人旅と心のつぶやき

勝手気ままな一人旅と心のつぶやき

2004年12月03日
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昔ツインターボと言う馬がいた。全然世界的な名馬でも、日本でも名馬とは言いがたいが・・・

しかしオールカマーでは天皇賞を勝ったあのライスシャワーを退けている。

今ではほとんど、と言うか全然見ることのない「テレビ馬」だった。テレビ馬とは何なのか。スタート直後からぶっ飛ばして、1頭で他馬を大きく引き離して逃げる馬だ。テレビ画面に移った時、他の馬が移らなくて1頭だけぽつんと走っているからそういわれる。
もちろん他馬がついてこられないようなハイペースでぶっ飛ばすわけだから、最後の直線を向いた時はヘロヘロで、歩いているのだか、走っているのだかわからない状態。
確かツインターボが勝った時上がりの3ハロン(最後の3ハロン→ハロンはだいたい200m)が44秒台だったことがある。普通競馬の上がり3ハロンでは早くて33秒台遅いと38秒程度かかる。それに対して44秒台である。競走馬にしてみればまさしく歩いているのか走っているのかどっちだ、と聞きたくなるぐらいのペースになる。それほどののろい足を使いながら勝ってしまうという事は道中どれだけ引き離しているかの証明になる。確かこれを聞いた亡き「大川慶二郎」さんは、こんな足を使われて勝たれたんじゃどうしようもありませんよ、といっていた。

ツインターボは何故にあれほど無茶なペースでぶっ飛ばさなくてはならなかったのだろう。最後にはバテバテになることを知りながら。専門家ではないから正確な分析は出来ないけど・・・
ただ1つだけいえることは逃げることこそが、彼の能力が最大限に発揮される走り方だったのだろう。人間にたくさんの性格があるように馬にも様々な性格がある。おとなしい馬、騎手の言うことをきこうともしない馬、他の馬におびえる馬・・・
きっとツインターボは、野生の本能が強く現れていたのだろう。野生の草食動物は肉食動物に襲われそうになったらひたすら全速力で体力の続く限り逃げ回るだろう。競馬にあるような、ペース判断などはないだろう。食べられないように逃げているのに、「こんなに早く走ったら後でばてちゃうよ」等と考えるはずがない。振り切る前に、体力が底をつき、スピードが落ちたらTHE・ENDである。ツインターボの走りを見ていると、力の限りを振り絞って行ける所までぶっ飛ばすと言う印象を受ける。彼は競走馬としてはあまりにも野性の本能が残っていたのではないだろうか?


レースを見ている観客すべてが、勝てるわけがないと知りつつ、熱い視線を送る。今日はどんなペースでどれだけ他の馬を離すんだ?今日はいったいどこまでもつのだろうか?普通観客は(テレビ、競馬場で生観戦、どちらでも)自分が買った馬券に関連する馬の動向を気にする。他の馬には余り目が向かないだろう。これほど馬券に関連がないところで、注目を集めた馬が他にいただろうか?私は他には知らない・・・

ツインターボよ、3コーナーまでの君は世界最強で、世界一のヒーローだった。





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最終更新日  2004年12月04日 23時12分36秒
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