曹操閣下の食卓

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曹操閣下の食卓

曹操閣下の食卓

2005.12.06
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カテゴリ: グルメ
閣下は京都に来ている。

健康を気にするようになってから、関東の鰹ダシ醤油味の甘辛はきっぱりと拒絶して、京風の昆布ダシ白味噌に食味を変えた。

これは実に具合がいい。
舌が塩味でしびれないので、味もよくわかるようになった。
塩味のつけ方にも、舌が肥えてしまった。

関西では、「おでん」のことを「関東炊き」という。
船井総研で大阪に出張していたとき、「関東炊きって知っていますか」と聞かれて当惑したことがある。
スーパーの商品調査なのだが、聞いている大阪の社員も、その実態を知らなかったのが面白おかしく、なつかしい。

もちろん、おでんと「関東炊き」は、ダシ汁や煮方がまったく違うのだから、具は同じでもまったく違う料理だといえるだろう。


京料理といえば「おばん菜」が有名で、これはもうどこにでもある。
嵐山でも岡崎でも、「豆腐料理とおばん菜セット」という看板があちこちでぶら下がっている。
京都の町衆の意見を聞いたことはないが、
「あれはただの商いや、ほんまのおばん菜は別ものどすえ」と言われるだろう。
料亭でおばん菜というものが出ると、また高くつくのだ。
本当にイヤになってしまう。
これが「高級おばん菜」なのか。
シラケてしまう。

料理屋で鱧焼きを食べたら、1万円を超えてしまう。
錦小路の魚力本店では1000円(草履より大きい)の鱧焼きを200円引きにしてくれる。

閣下は「おばん菜を食べたい」と思ったら、迷わずに堀川通りや大宮通りの庶民の町に足を向ける。

京都の普通の人々は、こうした地元の食品スーパーのおばちゃんたちの手づくりのおばん菜を食べている。
ここならば、たくさん買っても500円以下だ。
錦小路の専門店で同じ買い物をしたら、3000円は突き抜けるだろう。

京都ほど裏表のある町はない。
しかし、京都の裏町を知れば知るほど、京都は住みやすい街なのかもしれない。





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Last updated  2005.12.06 19:38:04


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