曹操閣下の食卓

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曹操閣下の食卓

曹操閣下の食卓

2007.07.13
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カテゴリ: グルメ
kikkas



むしろ初夏に箱根に遊んだとき
粒来さんの料理が待っていることをうれしく思うのである。


k-1


【先付け】
なす・ひなどり・ササミのゼリー寄せ

[感想]
ゼリーの中に三種類の食感のちがう素材を射込んである。
一口で食べてしまうのは惜しいので半分は分解して食べてみたが、さすがに食材の扱いは見事。
どれもきちんとセオリーを踏んで調理してある。
なすの食感までもしっかり。
冷製のゼリー寄せは、煮崩れなど、ある程度はゴマカシがきく一皿だが、手抜きがないのはすばらしい。
調理場の若手はいい師匠についたものだ。



k-2


【お造り】
ボタンエビ・アイナメ・真鯛

[感想]
器はきちんと冷やしてある。
以前、帝国ホテルのなだ万で器が常温で出てきたので憤激したことがあったが(笑。
真鯛は皮を炙りにして香ばしく仕上げ。
この写真の下になるが、ツマは大根ではなく、萌黄色のキュウリだった。
でも考えてみると、キュウリだと水分が多いのでツマのような切り方はできない。
ズッキーニかも知れない。
うーん。恐るべし。



【吸い物】
ホタテしんじょ・冬瓜・平ナメコ 菊菜・茗荷

[感想]
写真がないのは、あまりに美味しいので写真をとるのを忘れたからさ。
しんじょはカマボコのように弾力があり、食感のちがうナメコと冬瓜がワキを締めている。
一椀の吸い物をいただいて、宇宙を感じるということがあるだろうか。



k-3a


【前菜】
(手前の皿)イカ印籠 アユの木ノ芽焼き 杏ゼリー寄せ

[感想]
どーんと出てきた(笑。
繊細な味に感動していたら、さらに追い討ち。
味は文句をつけようがないんだが、最初に出したゼリー寄せの手を二度つかうことはないんじゃないかな。
二つあると、どうしても比較したくなるし、イカ・アユと並べるにはセオリーなら青梅・ユズだとすると、アンズなら酒蒸・冷製にしたり、シャーベットにしたり、別の方法を考えてほしかったな。
最初のゼリー寄せはヒンヤリしていたのに、杏ゼリーが冷たさを感じなかったのは実に惜しい。



k-3b


(左から)ジュン菜の甘酢・ハモとキュウリのリンゴ酢・タコワサビとアロエ
[感想]
よくぞ考えたものだという酒肴の組み合わせが、小さな美しい器に。
もっとたくさん食べたいと思うけれど、そうしたら深酒になる。
おいしいものを食べると、人間は叫びたくなるものだが、この日は何度も叫んでしまうのだ。


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Last updated  2007.07.18 14:52:06


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