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今日の授業は、スイスに対する不満についてのディスカッションで相当盛り上がった。スイスで暮らす外国人にとっての一番の悩みは、やっぱり職がないことだと思う。みんな私と同じか、あるいはそれ以上に職探しに苦労してるけど、今日クラスでディスカッションをしていた時、クラスの人間が二通りのタイプに分かれた。職を探す時「掃除婦でもなんでもいいからやる」ってタイプと「掃除婦やウエイトレスなんてのは僕の仕事じゃない。いわゆるホワイトカラーの仕事じゃないとやだ」ってタイプ。これは結構難しい問題だと思う。外国に来たら外国人という理由だけで、自国ではホワイトカラー的な仕事をしていたとしてもスイスでは掃除婦だとかウエイトレスとか、スイス人が嫌がる仕事しかない。要するに自分を下げなければならないのだ。私の知り合いでも、言葉がうまく喋れないために、仕方なく掃除婦をやったという人がいる。彼女は自国ではオフィス事務をやっていたらしい。掃除婦なんてやった経験が全くなかったことと、やっぱり自分のプライドとか気持ち的に考えてしまうことがあったようで、その掃除婦の仕事も、長くは続かなかったという。彼女が言うには、スイスでは職がないといいながらも、掃除婦だとか職を選ばなければ結構仕事も早く見つかるという。でも自国でいっぱい勉強したり、大学に行ったり、それなりの経歴を持ってた人がいきなり掃除婦ってのも結構きついものがあるだろう。そして厄介なのが、スイスという国は、職に対するポストの優先権というのがある。一番の優先権をもてるのはもちろんスイス国籍を持つ人。2番目はEU国籍を持つ人。3番目はその他の国籍を持つ人という具合に。この問題、優先権が3番目のところに該当する私にとって、決してひとごとではない。私はホワイトカラーとまではいかないにしろ、日本で事務をしていた。でもスイスで事務なんて今は到底無理。だってイタリア語がまずネイティブのように喋れない。そうなると、私に残された仕事は、スイス人が嫌がる仕事とか、空いたポストに適当に埋められるような仕事しかないのだ。クラスのナイジェリア出身の男性は自国ではホワイトカラーの仕事をしていたそうだ。スイスではイタリア語が喋れないせいか、あるいはビザの種類とか国籍のせいか、ホワイトカラー的仕事は持てないという。彼はどうしても掃除婦とか、自分のやりたくない仕事なんていやだっていうタイプ。それで無職期間9ヶ月目に突入するという。私も前回試した仕事が不採用だったら、残された仕事はスイス人の嫌がる仕事しかない。そういう仕事でも無職よりはいいと思って我慢してやるか、自分を下げることだけは絶対しないかわりに職が見つからずに無職の状態を続けていくか、どっちにしようか迷っている。自分のレベルを下げるというのは、はっきり言ってとても辛いことだ。でもそんなわがまま言ったり、日本でしか通用しない、日本から持ってきた変なプライドみたいなものを維持し続けたところで、ここには何も解決策はないような気がする。すべて一からやりなおすつもりで初心に戻り、自分を下げることになっても現実を受け止めるしか方法はなさそうだ。外国で暮らすのって、やっぱり精神的に辛いと思う。
February 26, 2005
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昨日の夜カラ夫は留守だったので、私は家に一人でいた。夜10時15分前だったんだけど、いきなり家のチャイムがなって、友達のSちゃんが泣きながらうちに駆け込んできた。Sちゃん、額に汗はかいてるし、泣いてるし「一体どうしたの?」と事情を聞いてみるとなんとSちゃんの彼氏のOくんが、意味不明な言葉を残して、30分前に家を飛び出し、それ以来戻ってこないという。Sちゃんに色々事情を聞くにしても、私もイタリア語が完璧なわけじゃないから、よく事情が飲み込めなかったんだけど、どうもOくんはよく幽霊を見るらしく、今日はその幽霊と対決するとかなんとか言って、剣だかナイフを持って家を飛び出していったという。私としてはすでにこの状況、かなり理解に苦しんだんだけど、Sちゃん泣いてるし、幽霊だとか悪魔とか人間の骨や肉がどうのこうのとかいう言葉を発していて、Oくんの言動が怖くて仕方ないとパニックになっているので、とりあえず色々とSちゃんに質問攻撃をしてみた。「Oくんの携帯に私電話してみようか?」と言うと、「携帯を持たずに家を出て行った」との答え。「幽霊と戦うとか言っても、一体どこに行ったわけ?」と聞くと「行き先告げずに出てった」と言う。「車で行ったの?歩いて行ったの?」と聞くと「知らない」との返答。「Oくん、今日お酒飲んで酔っ払ったりとかした?」というと「飲んでないと思う」と会話はこんな感じ。それでもSちゃんが怖い怖いと連発して泣きやまないので、私もとりあえず質問攻撃を続ける。「Oくんてさ、よく幽霊見るの?」と聞くと「うん」との答え。「Oくん、誰か家族無くしたりしてる?」と聞くと、だいぶ前に妹さんとお父さんを亡くしているらしい。更につっこんで「あのさ、Oくんてさ、薬やってないよね。幽霊見るとか言って、実はサイケデリックだったりとかって可能性ない?」というと「それはないと思うけど」との答え。あとは私が色々「あれはどう?これはどうなの?」と質問するんだけど、Sちゃん、泣きながらただ「知らない」の連発。Sちゃんが知らないことを私が知るわけないよなーと思いながらも、こっちもどうしていいのかわからなくなったので、とりあえずSちゃんに今日はうちに泊まるよう、指示。思えばこのOくん、色々と問題を抱えているらしい。アル中から始まって、彼のお母さんもアル中で施設にいるらしいし、彼がよく幽霊を見るというのは私も以前から聞いたことがあった。まあ私にしたら信じがたい話だけど、幽霊を見る、幽霊と話す、そんな人も世の中にはいるだろう。そうこうしてるうちに、カラ夫が帰ってきた。私もSちゃんの言ってる言葉を100%は理解できないので、ここはカラ夫に任せる。そのうちSちゃんがカラ夫に「Oくんがこのまま戻ってこなくなったらどうしよう」と言い出した。私が「Oくんさ、一体どこにいると思う?幽霊と戦うってどこよ?お墓?森?」と言うと、カラ夫「森ねえ。。。川って可能性もあるしな」とかなんとか言っている。Sちゃんが「森とか川でOくんぶっ倒れてたらどうしよう」とさらにパニックになる。なので、とりあえずSちゃんに精神安定剤を飲ませた。一体何が起こっているんだろうか。Oくんは今何処で何をしてるんだろうか。状況がよく理解できないまま、私もカラ夫もSちゃんも仕方ないので寝ることにした。私達がそれぞれベッドに入ってから15分後、Sちゃんの携帯がなる。相手はどうやらOくんらしい。何を話してるのかは聞こえなかったけど、OくんまもなくSちゃんを迎えにうちにやってくるとのこと。そして10分後、Oくん、うちに到着。頭がおかしくなってしまっているのかと思いきや、意外に冷静でけろっとした様子だ。ただ、Sちゃんが言ったとおり、やっぱりジーンズのポケットに剣のようなナイフが入っている。で、少し表情が険しい。カラ夫がOくんに「大丈夫?」と声をかけると、Oくん「色々迷惑かけてごめんね。でもどうしても幽霊が見えちゃって。一応話はしてきたんだけどね」などと言っている。カラ夫はそういう人のこと、「何馬鹿なこと言ってんだよ~」などと決して邪険にはしない人でただOくんに「早く家に帰ってもう休んだ方がいいよ」だとかなんとか言っている。私ときたら、彼らの言ってることがイタリア語のせいってのと、状況自体理解に苦しむんでただ口をぽかんと開けて突っ立ってただけなんだけど、OくんとSちゃんは最終的に落ち着いて二人で家に帰って行った。この日、スイスは雪が降り積もり始めて外はとても寒かった。Oくんあんた、傘もささずこんな寒い中、一体どこで何してたんだい???
February 25, 2005
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先日、カラ夫や友達のSちゃん、Oくんに誘われて農場へ行った。なぜ農場に行ったかというと、Sちゃんの知り合いが農夫だから。スイスに住み始めて以来、田舎というものがますます嫌いになる一方、都会の空気が恋しくて仕方ない。そんな私はもちろん、農場に行くということをカラ夫やSちゃんから聞いた時、「なんで農場なんてところに行かなきゃいけないわけ?他に行くとこないのかスイス人。農場なんてつまんないうえに、靴が動物のうんこまみれになって終わりじゃん」と心の中で思っていた。それでも結局行くことになっていやいや行ってみたら、そこであることを学べたので行ってよかったという結論に達した。何が良かったのかというと、早い話が、Sちゃんの知り合いの農夫さんが超かっこよかった(笑)なんていうか、彼の着てる洋服とかはもちろん農夫だから汚いトレーナーとジーンズで彼の靴も動物のうんこがついてるんだけど、それでも何故かかっこよく見えた、その農夫。彼がかっこよかったのは、きっと人間性というか、その人が醸し出す雰囲気だったんだと思う。で、動物が好きなのねって周りがわかるくらい、動物とコミュニケーションがとれてて農夫の仕事に誇りをもってるというか、そういう雰囲気が出てた。だから汚い格好してても、うんこがついた靴をはいてても、かっこよかったんだと思う。それとは逆に、その日、イタリアのTV番組を見た。「Uomini e donne(男と女)」ってタイトルの番組なんだけど複数の男女がねるとんみたいなことをやってる番組。それに出てるイタリア人の男、私が見た農夫より何十倍も高くていい洋服を着てるし顔つきも決してぶさいくではないが、なぜかオーラがない。そしてもちろん靴にもうんこはついてないのに、なぜか彼かっこよく見えない。早い話がキモイ。なんか、女探ししか脳がないって感じで、中身のないような感じの男性だった。この対象的な二人の男性を見て思ったこと。私もこの農夫みたいに、雰囲気のある人間になりたいな。で、ねるとん番組のイタリア人男みたいに、空っぽなキモイ人間だけにはなりたくない。(ま、結婚してるんで、さすがに男探しはしませんけどね(笑))私なりにですが、そんなことを学んだのでした。
February 23, 2005
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去年、ある会社に就職希望の手紙を書いた。そしたら来年になったら連絡するから待ってて、と言われた。で、この前会社からメールが来た。そしてついに面接までこぎつけた。で、結局面接をやってきたんだけど、そこでは上司に実際私が試しに何日間か働いてみるよう言われ彼が私の働きぶりをみて、よければ採用する、という話だった。だから現場に放り込まれ、結局何日間か私は働いてきた。で、今日、その結果がいただけるはずだった。いや、結果をいただいたことはいただいたんだけど、彼の私への返事は保留待機おい!なんじゃそりゃ!!!今日返事が貰えるってことは、今日ひきこもりついに脱出か、ひきこもり継続か決まると思ってたのに保留待機って、あんたあたしを何日間生殺し状態にさせる気っっっ!!??なんでもこの上司、これから新しいあるプロジェクトをすることを考えているらしい。で、もしこのプロジェクトを実行することになれば、間違いなく私をこのプロジェクトの中においてくれて、100%私を雇ってくれるそうだ。でもこれは準備中のプロジェクトなので、100%実行するかどうかまだ決まってないのだという。このプロジェクト実行が100%と決まれば電話する。実行しなければ、彼ははっきりとは言わなかったけど「この話はなかったことに」と、そんな感じだった。でも彼は今日私が仕事終わった時にこう言った。「君の働きぶり見たけど、僕は数日間で君は能力あると判断した。。。。。。」だったらなんで雇わないのよ!!プロジェクトするならするで、はっきりしなさいよ!!あんた男でしょ!!プロジェクトの一つや二つやっちゃいなさいよ、ごたごた言ってないで!!こう言いたい気分だったけど、ま、そこは我慢(笑)でも家に帰ってきたら、私以上にカラ夫ががっくり。彼、「今日決まると思ってたのに。。。。。」と落ち込む。おい、落ち込みたいのはこっちだべ。でもなぜか私が彼を励ます破目に。。。。。さらにさっきから彼、無口。聞こえるのはため息だけ。。。。。なんでこーなるの??
February 22, 2005
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昨日はカラ夫とお昼ご飯を食べながら、ちょこっと人種差別の話をした。私が何気なく、「ねえ、ヨーロッパで人種差別のひどいとこってどこ?」と聞いたら彼が「イギリス、ドイツ、フランスあたりかなあ。でも何処に言っても差別はあるし差別のひどい国にも差別しない人もいるし、人によるよね」って感じになった。私は以前、イタリア語を勉強するための教材の中で、ミラノでミラネーゼと非ユーロ圏の人が街で起こした口喧嘩が、その後人種差別問題にかかわる裁判沙汰の大問題に発展した、という記事を読んだことがある。なのでカラ夫に「でもミラノも結構差別ひどいって聞いたけど」と言ってみた。そしたら彼は「ああ、ミラノも有色人種が多いからね」と言う。彼のこの言葉を聞いて、白人って変だよなーと思ったのが、彼らは人種差別をする時に、肌の色がそのめやすとなり「有色人種」という表現をするんだけど、その割には、ヨーロッパの白人って日焼けをして肌を小麦色や褐色にすることばかり考えているんだよね。日サロとかも結構あるし。特にイタリアではその傾向が強いような気がする。イタリアのTVでもよく日焼けマシンの通販のCMとかやってるし。かなりうさんくさいやつ。そして白人だか黒人だかわからないくらい日焼けしたお兄様お姉さまも結構いるし。ちなみに肌の色と言えば、私、ビクトリアベッカムは、昔黒人なのかと思ってました。でもベッカムとの間に産まれた子が完全に白人の容姿だったのを見て、「ああ、彼女日焼けしてただけなのね」と気づいた。差別の要因は色々あるにしても、ここでは一応肌に色がついていることでも差別が起こっている様子。でも有色人種と他人を差別する彼らは、実は肌に色をつけることばかり考えている。絶対変だ。謎。
February 21, 2005
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お食事中の方は読まないで下さい。みなさんタイ料理は好きですか。そしてタイ料理食べたことありますか。私は辛いものが好きなので、タイ料理の味付け自体は嫌いではないのですが(但し香菜は嫌い)ただタイ料理を食べた後は、いつもおなかがピーピーになって、トイレから離れられなくなるんです。実際タイに旅行に行って日本に帰ってきた直後も、トイレに駆け込む状態が続いてました。日本で友達とタイ料理を食べに行った後の帰り道も、急にお腹がいたくなり、冷や汗をかきながら家に走って帰ったこともありました。そして昨日、カラ夫やその友達と中華料理を食べに行って、そこでタイ料理メニューを食べたSちゃんが今日電話で話すと、「お腹が痛くて大変なの。さっきからトイレばかりに行かなきゃならないし」と言うのです。タイ料理の中に、何かお腹を悪くする成分が入ってるんだと思うのですがこの正体、何だかご存知の方、いらっしゃいますか?
February 20, 2005
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昨日スーパーで買い物をしてお肉売り場を見ていたら、ブタのリブ(骨付き)が結構安く売っていた。この骨付きリブ、実はカラ夫の大、大、大好物で、うちではよくこれに塩をかけて、暖炉で炭火焼にしてこのリブを食べる。これがジューシーでうまいったらない。カラ夫を驚かそう&喜ばそうと思って、このリブを買って帰った。そしてカラ夫が仕事から帰ってきたとほぼ同時に、「今日の夕食は骨付きリブだよ」と自信満々でお肉を見せたら、なぜかカラ夫、体中の力が抜けたようなアホづらをして、放心状態になっている。それもそのはず、実は昨日はキリスト教の人にとっては、お肉が食べられない日だったらしい。なんでも復活祭になるまでの40日間のうち、毎週金曜日は一切お肉を食べないという宗教的決まりごとがあるらしく、カラ夫はしっかりとそれを守っていたのだ。「なんだ。じゃ私一人で食べるからいいや。カラ夫は何がいい?リゾットでもする?」と言うと「お願いだからそういう残酷なことはするな」とすごい勢いで頼まれた。どうやら濃い~カトリック信者が、豚肉の誘惑に負けそうになって苦しんでいるらしい(笑)で私も、その濃い~カトリックが、豚肉の誘惑に負けるところが見たくなって、懲りずに「私は食べる。で、カラ夫は今日食べれないなら匂いだけでも楽しみな。それなら問題ないでしょ」などとからかいながら、豚肉に塩をかけ始めた。(うけけ)。するとカラ夫マジで泣きそうになりながら「本当に今日はやめて。明日にして。一生のお願いだから。」と懇願する。おいおい、一生のお願いが豚肉かよ。。。。。。一生のお願いって、例えば私がカラ夫に離婚届をつきつけたとして、その時に「一生のお願いだから離婚だけはしないで」と頼む時に使うもんじゃなかったのか?(←タカビー)でもとにかく、こうやって彼をからかうのは面白くてたまらない。彼はとにかくお肉が大好きだから、次回も知らないふりしてお肉でからかってみよっかなー。来週はローストチキンあたりでいくか。いひひ。
February 19, 2005
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前回の日記に書いた、義理母を含む私達の三角関係の解決策を昨日考えてみた。解決策ってまではいかないんだけど、おとといむかつき事件が勃発して、その翌日(昨日)もむかつきとストレスが尾を引いていたので、1日カラ夫を無視し続けた。彼も昨日は私がストレス溜めながら怒ってることは感づいていた模様。でも私はもしスイスについて文句を言えば、彼に「じゃ日本帰れば?」と前回の大喧嘩の時のように捨て台詞をはかれるだけだと思っているので「どうしたの?」と聞かれれば「ストレス」と答えるだけにしていた。私が色々文句を言うと、彼は捨て台詞を吐くんだけど、私が仏頂面で沈黙を通し続けると何故か私を励まそうとしたり、わざとおかしなことを言ったり、今義理母の所に行くとカラハリの怒りが爆発すると思うのか、義理母のところには行かなかったり(でもお昼はいつも一緒だけどねあの二人)、なんていうか、黙ってた方がいいみたいです。これは何かの法則なんだろうか。。。。。普段はカラ夫を盛り上げるために、彼が喜ぶ言葉をかけたり、大げさに愛想よくする私(もちろん演技)。でもそれもあまり良くないみたい。男ってそういう風にすると図にのって甘えるし。これからは無口なクールな女で通すか。(柄じゃないけど)
February 18, 2005
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今回は愚痴日記です。。。。。イタリア人男のマザコンぶりと、イタリア人母の息子への溺愛ぶりは、頻繁に私の神経を逆撫でする。今回カラ夫と義理母に対して私が非常にむかついた出来事は、今日の夜、以下のとおり。カラ夫:「ちょっとお母さんの所に様子見に行って来てもいい?」私:「いいよ。」カラ夫:「お母さんからさっき、うちに寄ってって電話があって。。。。昨日の夜はお母さんのとこ行ってないから、今日は行ってあげないと。。。。。」この時、私の中で発生した「カッチーーーン!」て音(?)と共に、私の心の叫びは以下のとおり。「あんたら昼食『毎日』一緒じゃん。昼毎日顔合わせてるのに、それでも足りないのか??」「私なんてうちの親に先週も会ってないぞ。先月も会ってないぞ。そして今年に入って一度も会ってないぞ!」こう言いたかったけど、ま、我慢した。でも我慢した分、すごく悲しい。気分は最悪。私だって家族と離れて寂しい思いをしながら色々なこと我慢して、ここで暮らしてるのに。。。。。。こういう私の気持ちを知らないで、無神経な言葉をぽろっと発するカラ夫。そして「息子が私の面倒を見るのは当たり前でしょ」的な態度をちらつかせる義理母。悪気はないとしても、イタリア人のこういう無神経でエゴイストなところ自分の気持ちさえおさまれば、後のことはどうでもいいという、他人への配慮に欠けるメンタリティ。うざい。大嫌いだ。ところでもう寝る時間だ。ベッドに行かないと。。。。。。でもカラ夫のいるベッドに行く気なんかしない。今日は一人でソファで寝たい。(そういうわけにもいかないんだけど)P.S. 只今生理前です。
February 17, 2005
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お食事中の方にはやや不適切な表現があるのでお気をつけ下さい。スイスではインフルエンザが流行りまくってるけど、私の喉と鼻も昨日から怪しい。そして今日は授業中、鼻がずるずるいったり、頭がぼーっとしたりで結構大変だった。ところで、スイス人の友達Sちゃんが私によく聞くことがあるんだけど、彼女はよく「ねえ、日本では人前で鼻をかむことってよくないことなの?」と私に聞く。確かにそういう習慣、聞いたことはあるんだけど、私は鼻をかむという行為は、体の自然現象でくしゃみをするのと同じだから、他の人が私の前で鼻をかんでても、別に何とも思わない。日本で鼻をかむ習慣が良かったか悪かったかは覚えてないけど、Sちゃん特に日本に行く予定なさそうだから(笑)、こう答えることにしている。で、鼻をかむ習慣については、日本とかなり違う行為がこっちでは見られるんだけど、その一つとして、カラ夫はハンカチで鼻をかむ。あと、こっちの人がやってることで面白かったのが、ティッシュで鼻をかんだ後、そのティッシュを洋服の袖の中に入れるんですね。ティッシュさえも無駄にしないで節約する精神から彼らはこうするんだなと勝手に解釈してますが、初めて見た時はこれ、かなり笑えた。。。。スイスでは日本のようにティッシュは配布してないから、ティッシュを手にいれたいなら有料。でも日本で長年育った私は、ティッシュにお金を出す気にはどうしてもなれない。なので今日は授業中、トイレに駆け込んでトイレットペーパーで鼻をかんで、それを彼らがやるようにセーターの袖の中に入れてみた。でも慣れないことはやるもんじゃない。今気づいたけど、そのティッシュ、どっか行っちゃったよ。。。。
February 16, 2005
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私はいつも唐揚げを作るとき、日本製の唐揚げ粉を使うことが多い。日本製のから揚げ粉ってあらかじめ味がついてるし、肉をやわらかくする成分が入ってたりでさほど揚げ物が苦手じゃない限り、それなりにおいしくできる。昨日は何を思ったか、「もし日本の食材を一切使えないことになったら」という事を想定してスイスのスーパーで売ってる物だけでから揚げを作ってみた。お酒は白ワインで代用、から揚げ粉は片栗粉で代用。それをカラ夫に差し出してみたら「いつものから揚げの方がおいしい、今日のはイマイチ」という評価を受けた。「イマイチ」なんて言われたにもかかわらず、なぜか機嫌がよくなるわたくし。やっぱ日本の食材っておいしくて、日本人の味覚って素晴らし~~~♪なんて思ってしまった。てことで、スイスにいても日本人的味覚は忘れないようにしたいです。
February 15, 2005
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一応スイスに住んでるけど、夫はスイスとイタリアの両国籍を持っている。そして彼の両親はスイス国籍ではなく完璧なイタリア人。 だから私はスイスとイタリアの両方の文化にふれる機会が多い。で、スイスとイタリアどっちが好きかと聞かれれば、これがなかなか答えにくい。スイスは山しかなくて何もない。学校でも外国人のほとんどが「ここはつまんない」と言っている。実際私も今まで何カ国か旅行したけど、スイスが一番つまらないという感想をもった(言いすぎ?)でも何故かスイス人は好きである。ラテン系ののりじゃなく、どっちかっつーとクローズマインドのところが日本人に似ているような気がして、それがなんとなく私にとっては心地いい。クローズマインドといっても、人を完璧に無視するわけではなく、助けを求めれば手を差し伸べてくれる。それにお店やレストランの対応も、他の国に比べると随分丁寧。かなりいい方だと思う。イタリアに関してはどうか。例えばローマとかに住めたら、都会だし見るものもたくさんあるし、スイスよりハリがあると思う。ただ、何に対しても完璧なシステムな日本に対して、何に対してもずぼらなイタリアのシステムの中で暮らすとなると、イタリア社会に対してイライラすることもかなり出てくると思う。例えば、イタリアのレストランでメニューをオーダーする。でもいくら時間がたってもなかなかお皿が運ばれてこない。店員さんはそれでも呑気にしている。あとお店。昼休み時間がとにかく長い。ひどいところだと正午から3時半までとか、朝だけあいてるとか。カラ夫はこれをよく「イタリア人は何事に対してもせかせかせず、人生を楽しんでいるんだよ」と表現する。でも私にとってはイタリアの文化だからいいんだけど「彼らがずぼらな面、あわせるこっちは大変だよね」というのが、正直な感想(笑)。さっきラテン系のノリじゃないスイス人が心地よくて好き、と書いたけど、かと言ってラテン系のノリのイタリア人も嫌いじゃない。まー、うるさいところはあるけど(笑)、誰に対してもきさくに喋りかけてくれるところは彼らのいいところだと思うし、仕事よりも家族重視ってところもいいところだと思う。こうやって色々と比較していると、イタリアとスイスのイタリア語圏ってすごく近いんだけど、イタリアのいいところがぬけちゃったのが、スイスのイタリア語圏って感じがしてきた。で、軍配はどっちにあがったのかと言うと、やっぱり引き分け。スイスもイタリアも各々にいいところと悪いところがあるから、ランクをつけるのは結構難しい。
February 14, 2005
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バレンタインにチョコレートケーキを作るかどうか迷っていた。「まあせっかくだから作るか」とか思ってたけど、でもそれも私としては「気が変わらなければ」っていう程度の決意だった。カラ夫に「今日の夜、作れるようだったらバレンタイン用のチョコケーキ作るわ」と軽く言ったら「作れるようだったら」ていう表現が気に入らなかったのか、いきなり近所に住む女友達Sちゃんに電話して、「からはりがケーキ作るから、夜コーヒー飲みにうちにおいでよ」とかSちゃんを誘っている。Sちゃんがうちに来るとなれば、「作れるようだったら」ではなく、強制的に「作らなければならない」カラ夫はそれを知ってて、Sちゃんに電話したのだろうか。だってバレンタインは2人で過ごそうとか言ってたのは向こうだったのに。。。。。もしそうだったら、おそるべし食い意地(人のこと言えないけど。。。)普段の思考能力はそうでもないのに、カラ夫、こういうことにだけはすごく知恵が働く。やっぱり食べ物に関する意地とか恨みってすごいと思った。。。。(汗)
February 13, 2005
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実はちょっと前から、知り合いのスペイン人V氏にサイドビジネスの話を頂いていた。どんなビジネスかと言うと、ある会社が色々な製品を作っていて、それを私が友達や知り合いに売る。今度は製品を買った友達や知り合いが、彼らの友達や知り合いに製品を紹介し、また売る。流れはこんな感じ。彼から初めてこのビジネスの説明を聞いた時は、言葉のせいで仕事の内容がよくわからなかったけど詳しく聞き、なんとなく意味がわかってきたにつれ、私はこのサイドビジネスに関しての興味がだんだんと薄くなってきた。なぜかと言うと、私はセールス関係の仕事に友達や知り合いを巻き込むのが嫌いだからだ。何年も前、親友と信じていた友達Hが化粧品関係の仕事についた。彼女は売り上げ貢献のためにか、私に化粧品を買うように勧めた。私は彼女の売る化粧品が必要だったわけじゃないけど、親友を助けるってことで、とりあえず買った。その時彼女のために合計6万くらいの買い物をした(もちろん分割で)。でもあるクリームが私の肌に強すぎたのか、私の顔はニキビだらけになった。それをHに伝えると、今度は違うクリームを私に勧める。違うクリームをニキビの上につけると、とにかくひりひりして痛かった。それを伝えても、Hは私のニキビの上に、何らかのクリームをつけようとする。「こういう時、何もつけずに皮膚科で治療するのが一番ってこと、何も知らないわけこの子?化粧品関係の仕事だったら肌の勉強だってしてるくせに。。。。」と私は大好きな親友に対してこういう不信感が芽生えはじめた。いつもだったらHとは楽しい話で盛り上がってたのに、彼女に会えばいつも化粧品を買うことを強引に勧められることが多くなり、次第に私はHと会うのがだんだん嫌になって彼女を避けるようになった。そんな時、別の友達Mが私のニキビ面を見て助け舟を出してくれた。MはHに「友達に強引に化粧品とか売るのやめなよ」と私の変わりに言ってくれたのだ。それを聞いたHは「だったらなんでからはりが自分で言わないわけ?」と怒ったそうだ。それ以来、Hと私の関係は気まずくなり、次第に疎遠となった。それから何年もたって、私が結婚してスイスに行くときHに思い切ってメールを出してみた。「久しぶり。元気?私結婚してスイスに行くんだ」って携帯メールを送ったら「あ、そう。」という答えしか返ってこなかった。あの時のことにまだ怒ってはなくても、あれ以来Hは私とコンタクトをとるのがどうも嫌みたいでこの時私は「Hとの友情も完璧に終わったな」と悟った。こういう嫌な思い出があるんで、スペイン人V氏のサイドビジネスの話も実はあまり乗らない。サイドビジネスの話そのものに拒否反応を起こしているのでなく「売る相手が友達や知り合い」ってのが私は気に入らないのだ。その気持ちをカラ夫に伝えて、カラ夫もこの話誘われてて、でも私と同じ意見で乗り気がしないからV氏に電話で断っていた。「僕達はこういう商売、あまり性格にあわない」という感じに。そしたらVやその奥さんまで「カラ夫もからはりも強引に売らなきゃ行けないと思ってるでしょ。でも強制的なことは何もないのよ。売れなければ売れないでいいんだから」としか言ってこない。いつかV氏と奥さん、私とカラ夫の間に気まずい空気が流れるようになるかもしれない。そして私達の関係にヒビが入るようなことが起こるかもしれない。そんなことにならなければいいんだけど、ちょっといやな予感がする。
February 12, 2005
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スイスでの就職活動、ついにある一つの会社面接までこぎつけました。これ、初めてです。とりあえず助かった。そりゃまだ決まったわけじゃないし、だめなら落ちて最初からやりなおしだから絶対浮かれてられないけど、これが将来他の会社の面接への自信だとか、次のステップへの経験になるから、やっぱり頑張ろうと思う。何しろスイスだと就職活動、何通手紙出しても返事来ないんで落ち込んでました。今日メールを開くと、採用担当者からメールが来てて、あらびっくり!でも来ないと思われてたものが来たもんで、まだ受かったわけじゃないのに、今かなり興奮状態。メールを受け取って、早速一人で部屋にこもって面接で喋る練習をしてるわたくし。(コワイ)でも普通、面接とか喋る練習をする時って、志望動機とかを考えますよね。私ときたら、面接のシチュエーションの練習は何故か飛んでて面接が終わって採用通知が来たときの練習、というか妄想をしている。しかも超勝手な妄想。面接官:「からはりさん、あなた採用です」私:「ありがとうございます。どれだけあなたに感謝してるか言葉では言い尽くせません。そしてあなたが天使に見えます」てな具合に。我に返って本気で思った。「私、完璧 アホだ。。。。。」おバカな考えを完璧に頭から取り除き、浮かれないでちゃんと質問の受け答えの練習をこれからしたいと思います。私にとって、面接官にアピールできることと言ったら、やっぱ熱意だよな。(何もないのよ、私(涙))とりあえず頑張ってきます。
February 11, 2005
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イタリアでは先日、全てのレストランやカフェでタバコを吸う事が禁止されたばかり。イタリアの影響を深く受けるスイスのイタリア語圏も、近いうちにこれ実行されるだろうな。私はタバコを吸わないから、吸わないものにとってはありがたい法律となりそうだけど、スイスさー、カフェとかパブでタバコ禁止することよりさー、もっと禁止するに値する場所があると思うんだよねー、私としては。それはどこかというとですね、高等学校です。なんでもスイスではタバコは16歳から吸っていいらしく、高校には喫煙コーナーがあるらしい。スイスの法律だからいいけどさ、日本だったらこれ、かなり信じられない。そういえば最近、人命救助講習に行ったときも16歳の若者が結構いたけど、彼らすでにヘビースモーカーだったもんな。。。。タバコ吸うの解禁な年だからって、16歳でヘビースモーカーとはいかがなものか。。。。おばさん、この若者のことが密かに心配でなりません。
February 10, 2005
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私はDVDでイタリア語を学ぶことが多い。これだと自分の都合で字幕をつけれるしわからないけどどうしても気になるところは一時停止して、辞書を使って字幕の意味を調べればいいし何よりもナチュラルな言い回しが簡単に学べる一つ手段だから。そういうわけで先日、新しいDVDを買おうと思ってCDショップに行った。私が探していたDVDは、ケビンコスナーの「Message in a bottle」。日本にいた時このビデオを持っていて、数え切れないくらい見た映画で台詞とかも暗記しちゃったから今イタリア語で見ても結構簡単に理解できるだろうし、勉強にはもってこいと思ってこのビデオを探しに行った。ところがこの映画、イタリア語ではどうもタイトルが違うらしい。メッセージ・イン・ア・ボトルだからMで始まるのかと思って、Mのインディックスを探しても全く見当たらない。イタリア語でメッセージはMessaggioという。でもMのところにないとすれば、きっとこの単語Messaggioにilという冠詞がついて、Iのインデックスに行けば見つかるかも。それでIから始まるタイトルのDVDを片っ端から探したけど、やっぱり見当たらない。困ったことになった。。。。。。仕方ないので今日スイス人の知り合いに、メッセージ・イン・ア・ボトルはイタリア語ではどういうタイトルなのか聞いてみた。そしたら彼女が「それは、LE PAROLE NON TI HO DETTOって言うんだよ。」と教えてくれた。英語にするとこれ、The words you didn’t tell meとかなんとかになるだろうか。(すみません、翻訳のセンスないです、汗)とにかく原題と全然違うやん!!という訳で、こっちでのDVD探しは結構苦労する。あとこの逆バージョンもある。イタリアの「Io non ho paura」というタイトルの映画英語だとI’m not scaredとか何とかになるんだけど(再度言います、翻訳センスなし)この映画、イタリア語で見て結構いい映画だと思ったから、日本語で見て意味を完璧に理解したい。だからこの映画の日本語のDVDが欲しい。でも日本語ではなんていうタイトルなのかわからない。それでこのDVD問題、放置され続けてかれこれ1年近く経ちます(汗)。カラ夫はアメリカ映画、原題「The end of the world」が欲しいらしいけど、これまたイタリア語ではどういうタイトルになってるのかわからないらしく、彼もこの問題を4ヶ月程放置。海外の映画配給会社(日本もそうだけど)「映画のタイトル原題で通そうよ」と思うのは私だけ??
February 9, 2005
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外国人が発する言葉で、私が昔から気に入らない言葉がある。それは「If you want to」という言葉。どんな時に彼らがこの言葉を発するのかというと、彼らが人に物を頼む時。例えば私は今日の午後、昼寝が必要なほど疲れきっていた。夕方まで寝ていたのだけど、途中カラ夫に起こされた。洗濯物をほしたいから、手伝ってくれないかと私に頼む。うちは夕方洗濯物を干すとき、我が家には干さず、義理母の家の地下室に干す。義理母の家は歩いてすぐの所にあるけど、自分達の洗濯物を我が家に干せずに他の所に干しに行くのは結構不便。私が「そっか。今日は洗濯物干さなきゃいけないんだっけ」と半分寝た状態で答えると、カラ夫「寒いのにごめんね。でも午前中は二人とも家にいないから、夜洗濯するしかないし。だから手伝ってくれる?」と私に頼むんだけど、ここまではいい。問題はこの後。彼は「手伝ってくれる?」の後に必ず「If you want to」という言葉をつけるのだ。(注:イタリア語だとこれ、Se vuoi(セヴォイ)になります)カラ夫だけじゃない。スペイン人の男友達に一度マッサージをしてあげたことがある。そしたら彼、私のマッサージにはまったのか、再度私にマッサージを頼むようになった。その時に彼が私に「マッサージやって。If you want to」と頼んだのだ。人に物を頼むときに、「If you want to」ってつけられると、個人的には結構むかつく(笑)誰も今まで寝ててまだ頭が起ききれてないのに、寒い中ふとんから出てジャケットはおって、重い衣服入れをかついで坂を下りて、わざわざ洗濯ものなんか干しに行きたくないんだよーだ!!人にマッサージをやってもらうのはいいが、誰も彼氏じゃない男性へのマッサージなんか好んでやりたくないんだよーーーーだ!!!彼らはそれを全くわかってないので、平気で「If you want to」とえらそうに言う。(えらそうに聞こえる)「If you want to」と付け足された時に、「I don’t want to 」と言い返したいけどなぜかこんな小さなことにむかつきながら、Noという勇気がない、結構臆病で頼りない私(悲)。でも外国暮らしで強くなって、そのうち「I don’t want to」とさらっと言えるくらい強くなりたいと思います。(でもこんなことで強くなる必要があるかは謎)
February 8, 2005
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今日は学校の初日だった。久々に勉強したイタリア語の文法、さっぱりわからなくなってた(汗)。以前やったはずのところなのに、これほど記憶にないのも不思議なもんだ。クラスでは代名詞の勉強をしてたんだけど、思わず先生に「すみません、今はどんな文法の勉強をしてるんでしょうか」なんて質問してしまった。それはいいとして、今日は長文をやったんだけど、先生に指名された人がみんなの前で本文を読んでいく。私は見事に最初にあたって、声を出して本文を読んだ。で、先生がその後「じゃ、からはりさん、この段落では何が起こったか要約して」と私に要求。声に出して読んだくせに、実は内容が全然わかってない私仕方ないので「あー、内容を理解するなら、もう一度読まなきゃなりません」と言い訳して黙読した。私の場合黙読なら、長文を読むと同時に理解できるんだけど、声を出して読むと何故か読むのと同時に話の内容が理解できない。たぶん正しく発音することに集中する結果、それ以外のことは頭が受け付けないんだと思うけど他の国籍の人達は、声に出して読むのと同時に、ちゃんと話の内容も瞬時に理解している。脳みその構造が違うのかな、これって。。。。
February 7, 2005
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昨日カラ夫がプレステを買った。本当は前々から欲しかったみたいだけど、長い間買えずにいた。何故かというと、彼が私に「プレステ買って一緒に遊ぼうよ」と言っても、私はいつも「プレステ?まるで興味なし」ときっぱりお断りをしていたので、買おうかどうか迷っていたらしい。でもスーパーの広告でプレステが値引きされてるのを見て、昨日彼は迷わず買っていた。ところで話は変わるけど、私がいつも、ネットサーフィンや勉強と言った個人的所用ができるのは、カラ夫が働いていて私が家に一人でいる時。でもその時間に家事やこまごましたことをすると、引きこもりで暇なように見えて、意外と時間が過ぎるのは早い。私にとって、ネットや勉強に費やす1時間ってとにかく早く過ぎる。それでその後DVDなんか見ちゃったらあっと言う間にカラ夫帰宅の時間で、夕飯の支度にかかることになる。カラ夫が家にいる時は、こういった個人的所要ができない。私がメールをすると結構長引いて彼をほっぽらかしにするんだけど、彼はその状態があまり落ち着かないみたいだから、彼がいる時はネットはほとんどできない。ネットができないというか、まず私の好きなことがほとんどできない。自由行動ができない。TVを見るにも一人で勝手にソファに座って見ればいいものの、私が隣に座って一緒に見ないと落ち着かないらしい。で、いつも「はい、ここ座って。TV見よー」とソファに強制連行される。本当はこの状態、かなりうざく感じる時がある。理由は、彼が見るようなTV番組が私にとって面白いものじゃないから。だいたいイタリア語でみるTVは、常に面白くは感じないんだけど、彼は彼なりに仕事の後、私と一緒に過ごす「憩いの時間」というのを楽しみたいらしい。そりゃそうだよね。仕事から帰ってきて、妻に相手にされず一人ぽつんと家にいるなんて確かにつまらないだろうし。そう思って私は夜我慢して彼につきそうことが多いのだ。ところが、プレステを買った彼は、昨日からまるで私を相手にしない。ゲームに熱中していて、一人で勝手にカーレースみたいなゲームを楽しんでいる。私は常にほっぽらかしにされた状態。完全に放置されている。でもこの状態すげーーーーーーーー楽。だって彼がプレステに熱中してれば、私は本読んだり好きなことできるし、私がネットしてても彼は全然文句を言わない。あーーー、プレステ、買ってよかったー。これで夜も自由に過ごせるわ~♪
February 6, 2005
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スイスで地味に就職活動をしている私。もちろんそう簡単に仕事は見つからないが手紙やメール出したりすることはなんとか続けている。そういうわけで、求人広告を見る機会も随分増えた。そんな中で「これっておかしくない?」っていう、スイスの一面を発見。ただ私が個人的に「え?」って思っただけなので、他の人がどう思われるかはわからないけど求人広告、「この分野で経験ある人」「ドイツ語できる人」ってありふれた応募資格にまぎれて当然のように「Bella presenza(容姿端麗)」て資格が書いてある。「これってなんか差別っぽくない?」と思っていたんだけど、まあここまではいいさ。ただ最近はこの「Bella presenza」から更にランクアップして、Ottimaという最上級形を使った「Ottima presenza(超美人)」みたいな表現もよく見るわけです。だいたい店員さん関係の仕事にこういう応募資格が多いみたい。そしてほとんどが女性形。でもこれって差別にひっかからないのかしら?フランスでは太った女性の大半が、就職活動の際に差別を感じているって新聞記事、読んだことあるけど。日本でも面接官が自分の好みの容姿で採用をするケースだって、そりゃあるかもしれないけど応募資格の中に、こんなあからさまに容姿について「最上級形」使ったりしないよね?とりあえず自分が応募しようと思ってるところに「Ottima Presenza」と書かれるとそこに手紙を出していいのかわからなくなる私(笑)ちなみにカラ夫に「これって差別にならないわけ?」と聞いたところ「スイスではならないの、残念なことに。それをおかしいと思う人はいるだろうけどね」との答えが返ってきました。
February 2, 2005
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今日は非常に頭が痛い。きっと昨日受けた恐怖のサマリターニ講習のせいだ。以前日記にも書いたこの人命救助の講習もすでに4回目を受講。あと1回行けば終わる。この講習も2回目を終えた時点で超めんどくさくなった。夜8時から寒い中でかけなきゃならないし、授業はイタリア語でわけわからないし。ちなみにカラ夫、最後まで授業を受けるつもりで未だにはりきっておりますが、これには私もさすがに慣れてきた(笑)昨日の授業で先生に「今日のところはとても大事だからちゃんと聞くように」と言われた。なのでちゃんと聞こうと思ったら、いつもよりもわからない単語がいっぱい出てくる。単語を調べるのに集中してしまい、授業にまるでついていけなかった。「ちきしょ~、日本語だったら一発でわかるのに。。。」と半分泣きたい思いで、食いついてテキストを読んでいたせいか、今日の朝起きたら、頭が痛くて痛くてたまらないしなんかふらふらする。今日は外が比較的いい天気だったので、頭痛はするけど、とりあえず外に出ようと思った。カラ夫にも「外に出たら?」と毎日のように言われるので、彼を安心させるためにもバスに乗って町に出た。でもはっきり言って、天気のいい中町をうろついても、面白くもなんともなかった。それよりか「どうして私はこんなところ一人で歩いてるんだろう」って感じるばかり。結婚ってこんなものなのかなあ。家族にも会えず、友達にも会えず、買いたい物も買えず、息抜きもろくにできず、1日に喋る人間は旦那だけで、我慢我慢の連続。それが結婚生活の現実なのかなあ。もし結婚してなかったら、私にはどんな生活があっただんだろう。たぶん日本で働いて、自分で働いたお金で好きな洋服買ったり、おしゃれをしたり適当にどこか行ったり、友達と食事に行ったり、日本語で思いっきり言いたいことがどんどん言えてその中での冗談も理解できて、笑いもたくさんあるんだろうなあ。歩きながらそんなことを考えていたら、なんだか頭が余計痛くなってきたので家に帰ることにした。帰りのバスに乗っていると、後ろの方から外国人が喋る声が聞こえた。見てみると、たぶんフィリピン人かタイ人か中国人か、わからないけど彼女はとにかくアジア人。耳を傾けて聞いていると「仕事が全然見つからなくてつらい」だとかそんなようなことを喋っている。「ああ、あなたも?私もそうなのよ。13社手紙出しても返事が来たのはたったの1社。」彼女にこう話しかけたい気分だった。これがスイス生活の現実。今日はたぶん非常に気分が悪い日らしい。ここでまたカラ夫に愚痴ったら、この前みたいに「日本に帰れば?」みたいなこと言われちゃったりで、あまり解決にはならないんだろうな。私が月に一度、彼の前で大きなヒステリックを起こすもんだから、この前の家出事件の後カラ夫が、精神安定剤を買ってくれた。今夜はそれのお世話になるかも。それにしても町に出ると、必ず私はこういう気分になるんだよな。なんでだろう。。。自分の気持ちの持ちようで生活もきっと変わってくるんだろうけど、一体スイスの生活に慣れるのはいつのことやら。。。。。早くその日が来て欲しいなあ。。。。。あ、その前に、この前豚肉のロース買ったから、今日のご飯、大好きなとんかつにしてみようかな。それでもだめなら、精神安定剤だ。(安全なやつね)。てことで、まずはとんかつ、作るか。。。。。*******************************************************(追加)とんかつ作りを試みた。まず冷凍庫からお肉を取り出し、レンジでチン。が、しかし!!!なんとここでとんかつ作り失敗。「解凍」ではなく「調理」のボタンを押してしまいお肉がすでにウェルダン状態になってしまった。泣きたくなった。いや、すでに半泣きながら発狂していた。カラ夫、急いで私の元へやってくる。カラ夫:「一体どうした?」私:「肉がウェルダンになった!」カラ夫:「いいじゃん別に」私:「良くない!!これじゃ柔らかいとんかつにならない!!」仕方ないので、そのままお肉をお酒、塩、こしょうで味付けした。そしてそのあと小麦粉、とき卵、パン粉をつけた。もうこのあたりでかなり無理がありますね(苦笑)しかもパン粉が、日本で使うパン粉と違う。なんかやけに細かい。とんかつって一体何度で揚げるんだっけ?作ったことないからわからない。ま、いいや。揚げる温度は、わからなければいつでも170-180度。てことで、175度の油の中にとんかつを入れた。じゅわ~っと、いい音がする。が、しかし!!!すぐに衣の色が濃いー。急いで取り上げたいけど、今取り上げると、肉はきっと半生状態。我慢して、しばらくお肉をそのまま放置し、揚げ続ける。でもやっぱりなんだか色が濃いこげ茶に近くなってきたので、引き上げた。とんかつ、できあがる。肝心の味は。。。。まずお肉がやっぱり硬い。それからがパン粉が細かいせいか、感触は「カリッ」ではなく「ガリッ」に近い。仕方ないので、ウスターソースとからしをたっぷりかけて食べた。カラ夫からは「おいしいね」とかそういったコメント一切なし。自信喪失。やっぱりお母さんのとんかつが一番おいしい。急にお母さんが恋しくなった(いつもだけど)とんかつ作り失敗のせいで、結局今夜は精神安定剤にお世話になりました。でもそのおかげで、かなり落ち着いてます。
February 1, 2005
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