閑話休題 ~今日を徒然なるままに

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カテゴリ: 今日の一冊
今日も大阪地区は大雨。

担当の仕事が爆発する。(^_^;

うーん、こんな日もあるか。



関西に来ていると、関西地区のニュースというのはいろいろと目を引いてくる。というか、比重が大変大きくなってくるのだが。

そんな中、こんなニュースが。

閉店する京都河原町店 梶井基次郎の小説に感謝 lemon
 大正期に活躍した作家、梶井基次郎の小説『檸檬(れもん)』にも登場する京都の老舗書店「丸善」の京都河原町店(京都市中京区)が今月十日で閉店する。店内に『檸檬』の文庫本千冊が積み上げられ、「丸善ファン」らが買い求めている。
 横浜で創業した丸善は、明治五年に京都でも営業開始。大正十四年発表の『檸檬』に登場する丸善は、現在地とは異なる三条麩屋町(現・中京区)にあったとされる。
 小説では、「えたいの知れない不吉な塊」を抱え、京都の町をさまよい歩いた主人公が「最後に立ったのは丸善の前だった」と記され、手にしていたレモンを美術書の上に置き立ち去っていく。この小説で丸善の知名度は全国区になった。

 書店一店が一度に仕入れる文庫本は人気作でも百-二百冊とされる書店業界の常識の中で、今回のように千冊の店頭販売は極めて異例という。
 伊藤博店長は「閉店には忸怩(じくじ)たる思いがあるが、“檸檬ブーム”はうれしい限り」と話していた。


丸善は大変お世話になった書店だし、東京に出てきたとき、都会的な書店としても、青山ブックセンターとともに、よく出入りしていた。
しかし、近年は、本離れと共に、どの書店も売り上げが落ち、閉店している店も多いようだ。
昔からの文化の発信基地としての役割は消えつつあるのか。

しかし、この記事を読んで、「あぁ、アレはあの『丸善』だったのか」と、納得し、驚いた。
確か、「檸檬」を初めて読んだのは、中学の時の夏休み読書感想文課題図書。あのとき、確か学校から一人に一冊、薄い文庫本を渡されたのがきっかけ。(今考えるとどこからあのお金は出ていたのか?)

一種の、私が抱える感情の爆弾に見える、黄色い檸檬を書店の本の上に置いていく、あのくだりは、脳内に、セピア色の書店内の黄色い檸檬を思い浮かべさせ、今考えても鮮烈であった。

それを覚えていて、閉店を惜しみ、置いていくのは、昔なじみのお客さんか、今時の文学青年か。

そういえば、いつの頃からか、桜の木の下に死体が埋まっているような気がするのは、梶井基次郎の影響か?

「檸檬」を読んでみたい方はこちら。↓
梶井基次郎「檸檬」





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最終更新日  2005年10月08日 21時37分51秒
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