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猫の化膿のお話。猫のけんかによる化膿は通常皮下膿瘍という特異的な化膿巣になる場合がほとんどです。皮下膿瘍とは皮膚の下に袋状に溜まる化膿のことです。これは猫の爪の形態によることが原因です。猫の爪の先端は細くて尖がっています。この爪が猫の皮膚に刺さると皮膚深くに到達して病巣を残し、抜けた後傷口は閉じてしまいます。そのため残った病巣にある雑菌が増殖をはじめ、皮下に袋状の化膿巣を形成するのです。この化膿病巣は大きくなり最終的には皮膚の弱い部分に穴が開き破裂します。化膿の原因菌はパスツレラやストレレプトコッカスなどの雑菌がほとんどです。皮下膿瘍の治療法は、化膿病巣の排膿と洗浄、消毒です。破裂していない病巣は切開して、排膿する必要があります。同時に全身的な抗生物質の投与も必要になります。猫エイズなどの免疫力の低下している状態や長期に放置している場合には全身に菌が回ることもあり命にかかわってきます。早期に発見、治療が必要です。
2005/09/30
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今日は破傷風のお話です。名前は聞いたことがある方がほとんどではないかと思いますが人間にもうつる非常に怖い病気です。破傷風はクロストリジウム テタニという芽胞菌と呼ばれている細菌が土壌中に存在しており、それが傷口より進入してくることにより感染します。この細菌は身体の感染すると増殖をはじめ、毒素を産生します。この毒素を外毒素といい、痙攣毒と溶血毒の2種類が存在します。破傷風はこの毒素により、激しい神経異常が起こる病気です。破傷風に感染すると弓なり緊張という身体が硬直する痙攣を起こします。この痙攣により、立てなくなり、食事が飲み込めなくなり、最終的には呼吸ができなくなり死亡します。感染すると一週間以内に死亡します。治療は抗血清による血清療法を行います。痙攣がひどいため、対処療法を同時に行います。破傷風の感染は馬が一番多く、牛やヤギ、犬でも発症します。猫の感染は非常にまれです。人間への感染も非常に多く、海外の途上国ではワクチンが不足しているため毎年多くの人が亡くなっているそうです。人の場合はワクチン接種によって感染を防ぐことができますが、残念ながら犬や猫にはワクチンはありません。日本では発症は少なくなっていると思いますが、怖い病気の一つです。
2005/09/29
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新人代議士杉村太蔵氏の異例のお詫び記者会見を見ました。お詫びするほどのことを彼が話したのかという疑問はありますがなかなかしっかりとした魅力のある若者ではないかと好印象で受け止めています。日本の行く末を決定する480人の一人に選ばれた限り、体制に流されず自分の意思でしっかりと国を国民を守っていただきたいと思います。期待しています。今日は猫汎白血球減少症のお話です。猫汎白血球減少症は猫テンパー、猫伝染性腸炎とも呼ばれている非常に致死率の高い怖い病気です。この病気はパルボウィルスの中の猫汎白血球減少症ウィルスの感染によって発症します。症状は犬のパルボウィルス感染症と非常に似通っており、嘔吐、下痢、血便などの消化器症状と血液の白血球数が減少することによる免疫不全と二次感染です。ほとんどが発症すると1週間以内に死亡します。治療法は他のウィルスの病気と同様、対処療法と二次感染の治療、免疫改善を目的に行います。適切な対処療法が生死を決めるといっても過言ではないくらい変わり行く体調にあわせた治療が必要となってきます。感染経路は排泄物内のウィルスからで、多頭飼育の場合すべての猫に感染する可能性があります。
2005/09/28
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小泉内閣総理大臣の所信表明演説は拍手喝さいと共に歴代2位の短さで終わりました。まるで体育会の応援のような拍手は笑えましたね。相変わらず野党の方々は数値目標がないだの内容がないだの批判しておられましたが、所信表明演説はこれくらいで十分じゃないでしょうか。むしろ官僚主導というより独自の演説ぽい感じがして良かったんじゃないかなと思います。小泉首相は国民が与えたこの選挙結果を重く受け取っていただき、これからがんばっていただきたいものです。今日は猫伝染性鼻気管炎のお話です。猫伝染性鼻気管炎は猫ヘルペスウィルスの感染によって起こる呼吸器系の病気です。人間の風邪の症状と非常に似通っています。通常はウィルス感染単独ではなく、細菌の二次感染を伴う場合が多いです。症状としてはくしゃみ、鼻水などの鼻炎症状口内炎咳、発熱などを伴う咽頭炎目やに、涙などの結膜炎です。まれに二次感染により気管支肺炎を併発する場合もあります。この病気の怖いところは、猫は匂いによって食事を識別し、匂いによって味を知る動物であるため鼻が詰まることにより食事が取れなくなるところです。そのことにより死に至るケースが多々あります。またヘルペスというウィルスは一度感染してしまうと粘膜内に残っているため、体調の状態によって再発します。治療法としては、二次感染を抑えながらの対処療法と免疫力の向上を促す治療になります。
2005/09/27
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う~~~ん楽天田尾監督の解任・・・少しはやまったじゃないかなぁ・・・。今の楽天には勝てる監督より強くすることができる監督。その点練習の虫だった田尾監督は適任じゃなかったのかぁって感じです。三木谷オーナー、仙台球場のファンの声を聞いてあげてください。今日は猫の心筋症のお話です。猫にも人間と同じように心筋症という病気があります。心筋症とは心筋の変性により起こってくる病気のことで形態より肥大型、拡張型、拘束型の3つの型に分けられます。心筋症の原因としては、食事中のタウリンの不足、甲状腺機能の異常などが考えられています。心筋症になると普段の状態でも呼吸が早くなったり、喉に骨がひっかったような咳をしたり、歯茎の色が悪くなったり、運動をしたがらなくなったりします。心臓疾患と同じ症状ですね。突発性に死亡するケースなどもあります。時には後大動脈に血栓ができて、後足の麻痺が起こり、激しい激痛と共に半日ほどで死亡する事もあります。心筋症を診断するためには、胸のレントゲン検査、胸のエコー検査、心電図検査、血液検査などが必要です。必要であれば、心臓の造影検査も行われます。肥大型の心筋症はバレンタインハートという特異的な心臓の形態がレントゲン検査でわかるため、レントゲン検査だけでもある程度の診断はつきます。心筋症はいったん病気になってしまうと完治することは難しく、出てくる症状に対する対処療法と予防療法が治療の中心となってきます。基本的には心臓の状態に合わせた強心剤、血栓を防止するための薬、食事による心臓への負担の軽減などです。残念ながら変形した心筋は元に戻る可能性はまずないと思われます。
2005/09/26
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ダイエットってなかなか上手くいかないですよね。摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすかすればよい非常に単純なことなのですがこれがまた難しい^^;ちょっと食べる量を減らしただけでもおなかが空いてつらくなります。しっかり食べないと身体を壊してしまうみたいな理屈をつけては食べてしまいますね。食事で無理なら運動でとでもまた年をとってくると運動が嫌で・・・。ダイエットで紹介されている運動は非常に単純で簡単なものが多いのですが、これがまた単純すぎて面白くない。面白くないから長続きしない。ついつい忘れてしまう。覚えていても後でやろうみたいな感じで結局なにもやらない。まあ人間とは意思の弱い生き物です。意志の弱いのは僕だけだったりして・・・(^^;)今日は犬条虫のお話です。犬条虫は別名瓜実条虫(うりざね)とも呼ばれ、犬猫でよく見られるサナダムシです。虫の大きさは50cmくらいで1cmくらいの片節がつながってできています。犬や特に猫などでお尻の周りに1cmくらいの米粒みたいな形をしたピンク色の虫が動いていたりすることをみたことがないでしょうか?これが犬条虫の片節です。片節が乾燥すると5mm程度の薄茶色になり、これがいっぱい肛門の近くや寝床についていることもよくあります。犬条虫はこの片節の中に卵を持っていて、片節を犬猫の肛門から排出します。排出された片節は乾燥して、ノミやハジラミの幼虫に摂取されます。そしてノミの体内で孵化します。このノミまたはハジラミを犬や猫が食べると、犬猫の小腸内に寄生するのです。特に猫は毛づくろいの習性がありますから、ノミが寄生すると犬条虫は必ずといってよいほど感染します。しかしこの寄生虫はほとんど犬猫の身体には影響がないので、まず心配はありません。寄生していることが確認されれば、駆虫薬を一回投与することで確実に駆虫できます。ただ、感染源がノミなのでノミの駆虫と予防をしっかりと同時に行わないといつまでたってもいなくなりませんよ。
2005/09/24
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そういえば愛知万博やってるんですよね。そろそろ終わりなのかなぁって、日記書きながら調べてみたら25日まで・・・明後日じゃん行きたかったのですが、とうとう行けませんでした。小さい頃行った大阪万博の感動をもう一度なんて思っていたのですが、残念でした。子供の頃の思い出の中では、万博ってすごく大きいんですよ。大して覚えてるわけじゃないのですが、子供心に感動したという思いだけが残っています。大人になってくると子供のときのように素直に感動することができなくなったせいか、感動したいという欲望は強くなったような気がします。愛知万博に行って感動したかったなぁ・・・今日はマンソン裂頭条虫症のお話です。マンソン裂頭条虫は猫や犬の小腸に寄生する非常に大きな寄生虫です。サナダムシの一種になります。大きさは100cmくらいで、実際のところはすべてきれいな状態で見られないですけど便に3,40cmくらいの虫が出てくることがよくあります。長いものだと250cmくらいあるものもいるそうです。感染源は主に蛙を食べることによります。犬はあまり蛙を食べたりすることはないですが、猫は興味本位で遊んだりすることから感染するようです。症状は下痢です。多数感染してくるとかなりひどい下痢が続き、最悪の場合死にいたるケースもあります。駆虫薬によって駆虫することができますが、駆虫に時間がかかる厄介な寄生虫です。マンソン裂頭条虫はまれに人間にも感染することがあります。マンソン孤虫症と呼ばれ、人間の場合は終宿主ではないため消化管に寄生することは少ないです。人間に寄生するほうが大変かもしれません。
2005/09/23
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後藤田正晴さんがお亡くなりになりました。後藤田さんといえば警視庁長官時代に田中角栄に引っ張られて国会議員になったと聞いています。田中派の懐刀といわれ、中曽根内閣では官房長官として一本釣りされた名士です。かみそり後藤田といわれるくらいの切れ者で中曽根さんが当初官房長官に抜擢したときには驚きました。官房長官の仕事は政府のスポークマンや省庁の橋渡しと言われていますが、僕は情報操作が一番の仕事ではないかと思っております。いかなるときにも日本国や内閣に有利に情報を動かしていくことが官房長官の仕事ではないかと考えています。その点後藤田さんは官房長官は水を得た魚のごとく見事なはまり役となったのではないでしょうか。現在は情報が垂れ流されています。後藤田さん以後、彼ほど力を持った官房長官は思い当たりません。それくらいすごい政治家だったと考えます。残念ながら引退後、相談役のような形で時々顔を出されておられましたが、できればスパッと政界から離れていただきたかったと思います。周りの人間がほうっておかなかったのでしょう。ご冥福をお祈りします。今日は東洋眼虫症という珍しい病気のお話です。東洋眼虫とはショウジョウバエの一種のメマトイというハエによって媒介されて、結膜嚢や瞬膜部、すなわち目の表面に寄生する線虫です。大きさは2,3ミリくらいで犬、猫に感染します。最近はあまり見かけられなくなりましたが以前はよく見つかりました。目の中で透き通った虫がうじゃうじゃ見つかったものです。今でも地方によってはまだまだ出てきてるのではないかと思います。東洋眼虫が寄生すると目のかゆみや角膜の傷などが起こります。治療法は目の表面に軽い麻酔をかけて、一匹一匹取り除くという原始的な治療法を行っていました。外部寄生虫なので人にも感染する可能性はあるのではないかと思いますが、そのあたりは僕もあまり詳しく知りません^^;
2005/09/22
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昨日は幾日ぶりに入院動物がいなく、久しぶりの自宅での生活でした。うちの猫もかわるがわる挨拶に来てくれて至福のひと時。たまにはこういう生活もいいものですね。今日は耳ダニのお話です。耳ダニは犬よりも猫のほうが多い病気です。ミミヒゼンダニという寄生虫が外耳道に寄生して炎症を起こす病気です。動物同士の接触によって感染します。耳疥癬とも呼ばれています。このダニは外耳炎の原因の一つとなり、真っ黒で乾燥した耳垢が特徴的です。耳垢を顕微鏡で見ると小さなダニがウジャウジャと見つかります。また、肉眼でも白いダニが動いているのが確認できます。耳のかゆみもかなり強く、両方の耳に現れるのがほとんどです。人間には感染することはないといわれています。生活周期が約3週間なので一回の治療ではなかなか治りにくく、約一ヶ月くらいの継続治療が必要ですが確実に駆除できる病気です。ただ、多頭飼育の場合はダニが動物同士を移動するため一度治ってもすぐ再発することがあります。その場合は飼育動物すべてを同時治療したほうが効率がいいでしょう。
2005/09/21
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民主党の新しい党代表に前原さんが決まりましたね。なかなか切れ者といった感じで話し方も落ち着いていて好印象です。若手が党代表になった場合には、後ろ盾がちらちら見え隠れするのが一番の問題だと思います。今回はまだ小沢さんの影が見えてこないので、できればこのまま行ってもらいたいです。円満な党運営も大事ですが、今民主党に望むことは強い姿勢で党を改革することだと思っています。古い体質や反対勢力は排除していきながら、純粋な二大政党を目指してもらいたいものです。今日は疥癬症のお話です。疥癬症とはイヌカイセンダニという小さなダニが皮膚の中に穴を掘ることによって起こるかゆみの強い皮膚病です。感染動物との接触によって感染します。昨日お話ししたアカラスは二次感染がなければかゆみはないのですが、疥癬の場合はとても強いかゆみがあるのでイヌにとってはストレスの強い皮膚病です。この寄生虫は人間にも咬むため、飼い主さんが同じようにかゆみが出てくるようなら疥癬症が疑われます。イヌカイセンダニは検出がなかなか容易でないため、ある程度の病状と状況がそろえばカイセンダニが見つからなくても治療を開始するケースが多いです。疥癬症の治療は以前は殺ダニ剤による薬浴を中心としていましたがフィラリアの予防薬で使用されているイベルメクチンを高容量で投与することにより死滅させることができるようになりました。免疫不全などの身体になんらかの問題がない限り、治る病気です。疥癬症は犬、猫そして鳥にも出てくる病気です。人間には同じような病変はできますが、増殖はしないといわれています。
2005/09/20
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免許の更新を行ってきたのですが、これってものすごく無駄って感じるのは僕だけなのかな?お金を払って適正検査して写真とって講習を受けて・・・。いったい何が目的免許更新するんだろう?適性検査といっても視力検査だけですからねぇ。講習を受けることが目的なのでしょうか?しかも今回は4年前のシートベルト装着違反のため2時間講習^^;(これは自分が悪い)まいっちゃいましたね。まあ講習はけっこう面白くって不覚にもはまってしまいましたが・・・^^もう少し何とかならんもんかなんて考えてしまいました。今日はアカラスのお話です。アカラスとはイヌニキビダニという寄生虫です。人間でもニキビダニという寄生虫は常時身体に感染しています。ほとんど害のない寄生虫です。イヌの場合も同じで寄生はしているのですがほとんど害にはならない寄生虫です。しかし、まれに皮膚病を起こすケースがあります。これを毛包虫症と呼びます。アカラスは毛穴に生息して毛やフケを食べています。通常はほとんど害はなくひっそりと暮らしています。子犬や老犬など抵抗力が低い場合、毛根から毛が抜けるいわゆるハゲができてきます。このハゲは局所的なものなのでしっかり治療することによって完治します。子犬の顔などに小さなハゲができてきたらアカラスの可能性があります。先天的な免疫不全などの病気を持っている場合、全身性にアカラスが病変を起こすことがあります。この場合細菌の二次感染も併発して命取りになることもあります。全身的な殺ダニ治療と細菌治療で一時的には改善されますが、完治は難しく継続的な治療が必要になってきます。免疫増強剤などで体質改善を目的とした治療も同時に行いながら、最悪の場合一生病に苦しむこともあるでしょう。
2005/09/19
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こういう記事を目にしました「インターネットのブログ(日記風サイト)に書かれた衆院選関連の記事のうち、自民党を明確に支持する内容の書き込みが、民主党支持の2倍以上だったことが、ブログ検索のテクノラティジャパン(東京)の調査で16日分かった。」ブログという新しいメディアの信憑性が確立された記事ですね。ブログはこれからもっと注目されていくことでしょう。今日はパルボウィルス感染症についてお話します。イヌパルボウィルスよ呼ばれるウィルスの感染により、激しい消化器症状を起こすためパルボウィルス腸炎とも呼ばれる病気です。パルボウィルス感染症は、急性型、慢性型、心筋炎型の3つの症状を起こします。急性型では激しい下痢と嘔吐、腹痛を伴いショック状態から死にいたります。経過は早く発症から3日以内に亡くなるケースが多いです。慢性型は長期にわたって下痢がおこります。心筋炎型は突発性の心不全で死亡します。子犬に多い病気です。このウィルスは骨髄にも影響して白血球数が減少するため、重度の免疫不全も伴い感染するとほとんどの場合死亡する非常に怖い病気です。治療法も対処療法が中心でイヌの持っている免疫力でウィルスをやっつけてくれるのを待つしかありません。特にこの病気の場合は過去のワクチン接種の有無が生死を分けるくらい重要になってきます。ワクチン接種していない場合の致死率は非常に高く、急性期を乗り越えてくれることは難しいです。ウィルスの病気の場合、原因療法が取れないため基礎免疫の有無が重要になってくるわけです。
2005/09/17
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民主党の前原氏が代表戦に立候補しました。TVで有名な河村氏は立候補しようと推薦人を集めていますが「まだ推薦人がちょこっと足りんのよ」と苦労しているようです。でも今の民主党の議員数で推薦人20人っていうのは多すぎるんじゃないのかな。あまりたくさん立候補者が出てくるのはよろしくないということからの配慮でしょうが、そのため立候補者が絞られてしまい話し合いで選んでいるように感じてしまいます。小泉劇場はサプライズの連続でした。民主党も小泉さんに対抗するためにはサプライズが欲しいですね。見ている国民が納得のいくサプライズ、それが民主党の生き残る道ではないのでしょうか?選挙に強い代議士を頭にすえても少しは伸びるかもしれないですが政権交代はできないですよ。今日はコロナウイルス感染症のお話。犬におけるコロナウィルスは消化器症状起こす病気です。人間では呼吸器の病気として知られています。コロナウィルスを電子顕微鏡で見ると太陽のコロナのようにウィルスの周りに突起がたくさんあります。そのためコロナウィルスという名前がつきました。ウィルスは便中に排泄され、経口で感染します。病状は嘔吐と下痢でパルボウィルス感染症に酷似しています。子犬などではまれに死にいたるケースはありますが、しっかりとした対処療法を行えば回復する病気です。約一週間で回復に向かいます。。かなり強い伝播力があるためたくさん飼われているところではみんなに移ってしまうことも多々あります。この病気もワクチンにより予防が可能です。
2005/09/16
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ドラマ海猿も面白かったのですが、とうとう今週で終わったしまいました。思いっきりベタな展開でこれがまた良かった^^ゆいちゃんも助かったし、下川隊長もしっかり蘇ってくれたしいうことなしです。最近はどうも思考能力が衰えているのか、非常にベタ好きになっているようです。お笑いや映画、ドラマすべてにおいて予想できる展開が予想通り終わってくれると妙に満足してしまいます。考えさせられる終わり方なんかされたものなら、ストレスが溜まって仕方ないですね。年齢とともに人間が薄くなってきているのかもしれません。なさけないことですね^^;今日はパラインフルエンザについてのお話です。パラインフルエンザとは感染犬の飛沫を吸入することから感染する呼吸器系の病気です。子犬などでよく見かけられます。症状としては、鼻炎、咳などが中心です。細菌の二次感染を起こしてくるとやっかいですが、通常はひどい症状に移行することは少ないです。この病気は症状は軽いのですが、経過が長く1ヶ月以上感染しているケースもあります。その間二次感染をしっかりと管理する必要が出てきます。膿状の鼻水が出ている場合は二次感染が起こっているので、抗生物質の投与が必要になってきます。パラインフルエンザやアデノウィルス2型などを総称して、ケンネルカフと呼びます。犬の風邪という意味です。人間にうつることはありませんが、多頭飼育されているとすべての犬にうつってしまうためやっかいです。
2005/09/15
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民主党の跡目争いが難航しているようです。しかし、いまだに管、小沢、鳩山という名前が出てくるのにはさすがに閉口します。よほどの人材不足なのか若手を育ててこなかったのかわかりませんが3人の影を消していかない限り今の小泉自民党に対抗できるような強い求心力は出てこないような気がします。今日は犬の伝染性肝炎のお話です。犬伝染性肝炎はアデノウィルス1型が感染することにより劇症型肝炎を起こす病気です。犬、キツネで発症することが確認されています。人間のウィルス性肝炎とはまったく関係なく、人への感染はないといわれています。感染犬の尿よりウィルスが排泄されるため、その尿を経口的に接種することにより感染が成立します。ウィルスが身体に入ってくると約一週間の潜伏期間を経て、病状が出てきます。子犬や1歳未満の若い犬に感染した場合、高熱、腹部の痛み、下痢、吐血などの症状があり急性肝炎を起こし24時間以内に死亡します。約一週間の発熱、腹部の痛み、下痢、嘔吐などの症状が続きその後回復期に向かいますが、生還するケースは非常に少ないです。治療法は抗生物質による二次感染の阻止や痛みの緩和など対処療法しかなく、最終的には犬の免疫力に頼るしかありません。現在はワクチンの接種より減少していますが、油断はできない病気のひとつです。
2005/09/14
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壊滅的な打撃を受けた民主党誰が党首になるのでしょうね。巨人の次期監督と同じく、興味津々です。ジステンパーの続きです。ジステンパーの病状はウィルスの感染期と細菌の二次感染期に分かれます。ウィルス感染期は発熱と目やになどが出てきますが2,3日で治まります。その後2週間以内に発熱を伴う強い病状が出てきます。この時期が細菌の二次感染期となります。この二次感染期に死亡するケースがほとんどです。病状としては、呼吸器、消火器、神経系を中心に現れます。呼吸器の症状としては、膿み様の鼻水、くしゃみ、咳、苦しそうな呼吸などがあります。鼻炎、咽頭炎、肺炎を伴う呼吸器感染症です。ボルデテラ菌や溶血性レンサ球菌などが二次感染菌として現れます。抗生物質の治療に対しても非常に反応の悪い厄介な呼吸器感染症です。消火器症状は腐敗臭の強い下痢が中心として現れます。神経症状はチックという特異的な痙攣が現れます。神経症状が現れてくると予後は非常に厳しくなってきます。命をとり止めても後遺症が残る可能性は高くなります。特異的なものでは足の裏のパットが硬くなる症状が見られます。ハードパットディジーズといわれています。治療法としては二次感染菌を叩く治療が中心となってきますが、感染菌が多種にわたるため難しくなってきます。脳炎に対しては絶対的な治療法がないため病状を抑えていく対処慮法しかありません。このようにジステンパーは感染すると致死率も高く、治ったとしても後遺症の残る非常に怖い病気といえるわけです。
2005/09/13
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自民党の歴史的圧勝という結果で今回の選挙は終わりました。小選挙区制のマジックとか怖さみたいな言葉も出ていますが、2大政党の相手が今のままでの民主党ではだめだと国民が結論を出したのかなと感じました。自民党が勝ちそうな雰囲気はありましたが、まさかここまで大勝とは誰も予想してなかったと思います。小選挙区制は中選挙区制と違い地元誘導型の選挙というものから今回の国民投票的意味合いの選挙になっていくことでしょう。民主党は自民党が出してきた郵政民営化というテーマから逃げるのではどうどうと戦っていればここまで大敗することはなかったと思います。共産党のいう確かな野党であることが2大政党として政権交代が可能になるような気がします。現実性の乏しい対案ではなく、魅力的でインパクトの強い対案を出してくることがこれからの民主党には必要でないかと思います。相手を批判するのではなく、自信を持った政策でどうどうと戦ってもらいたいものです。そのためには民主党そのものが変わっていかないと無理なのかもしれません。今日からは感染症のお話をしていきたいと思っています。動物にもいろいろな感染症があるわけですが、まずはジステンパーという病気についてお話したいと思います。ジステンパーとはパラミキソウィルスに属するジステンパーウィルスが口からもしくは気道から感染することによって発症する病気です。基本的には犬特有の病気ですが、フェレットに対しても感受性が高く非常に怖い病気です。ウィルスが身体に入ってくると約4日間の潜伏期間があり、その後発症します。ウィルスそのものの病原性はそんなに強くないと言われていますが、併発してくる二次感染症が非常に怖くこれにより致死率は大幅にアップします。二次感染症とはウィルスによって免疫力が低下した身体もしくは身体の部位に細菌が感染して、その細菌によって身体が蝕まれることです。ジステンパーウィルスは激しい二次感染を引き起こす原因をもたらす、非常に怖いウィルスになります。今日はこのあたりでまでです。どうも選挙結果の話に燃え尽きてしまいました^^;ジステンパーの続きは明日しっかりお話したいと思います。
2005/09/12
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明日は投票日ですね。日本が大きく変わるかもしれません僕も一国民として投票に行ってきたいと思います。今日は感染のお話です。感染とは何かと聞かれた時、なかなか上手く答えられないものです。通常良く使用されている言葉で「病気のことだな」くらいの答えしか出てこないのではないでしょうか?感染infectionとはラテン語の「入り込む」という言葉が語源なのだそうです。身体の中に入り込むこと。これが感染かというとそうともいえないのです。ウィルス、細菌、寄生虫などの微生物は自分達に合った大きな生物を持っています。これが人間や動物などの身体であり、宿主といいます。すべての動物が対象ではなくあくまでも自分に合った者にしか入り込めません。これを宿主特異性といいます。感染とはこういうことになります。微生物などの生物が宿主の中に入り込みます。そして宿主の中で自分達が生きていける拠点を作ります。拠点を作った後、そこで増殖します。この3つが成立することにより感染となります。感染症というのは、感染された宿主が感染されたことにより身体に不利益なことが起こるということです。感染されて利益を得たり宿主に何の不利益も起こさないこともあります。これを無症状感染といいます。このような感染者と宿主の関係を共生といいます。我々の身体では常に感染は起こっています。そのほとんどは共生関係であり、我々には何の害もありません。腸内細菌など役に立っているものもたくさんあるのです。
2005/09/10
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NHKの石原邦夫経営委員長がNHK改革のための 「新生プラン」の素案で示された受信料の不払いに対する法的対応策について 「(不払いの)抑制効果はあるかもしれない」と発現したというニュースを先日読みました。受信料を払っている者と払っていない者との不公平感を逆手に取った改革案ですね。また、民主党の岡田代表がサンプロで年金一元化に伴う不公平感を是正するためには国民年金の掛け金を倍にすればいいと発現されていました。直接税から間接税中心の税制の移行なども不公平感の是正というものが根本的に利用されているのでしょうね。不公平感を無理やり是正して各一化するよりも不公平ところには支払い者の満足するような特別サービスを考えたほうが向上心を煽って良いような気もします。咬み癖のある子達はたくさんいますね。動物本人達は遊んでいるつもりでも飼い主さんはとっては大変痛い。こういうことが起こるのは小さいときの教育がしっかりできなかったからです。犬や猫は小さいときは親や兄弟達と毎日じゃれながら遊んでいるわけですが、このときにいろいろなことを覚えていきます。そのひとつが咬み方の加減です。もし兄弟やお母さんに強く咬むと当然のことながら咬まれた方は怒ります。そのことできつく咬めば相手は怒るという咬み方の加減を覚えるのです。ところが早いうちに親兄弟から離されるとそういう教育がまだできてない状態で飼い主さんの手元に行きます。遊び相手が人間になってしまいます。人間は小さいペットが少々強く咬んでも赦してあげる傾向があります。そうするとこの程度の咬み方なら相手は怒らないと理解してしまうわけです。小さいときはそれでも構わないわけですが、大きくなっても同じ咬み方をするので遊んでるつもりでも人に怪我をさせてしまうことが起こってくるのです。犬や猫を親兄弟から離すときは生後3ヶ月は過ぎたほうが本当はいいんですよね。その間にしっかりと教育されるからです。でも現実的にはなかなか難しいようで早かったら2ヶ月くらいで飼い主さんの手元に行きます。早くから親兄弟と離された子達には、飼い主さんが代わりに教育してあげる必要があるのです。
2005/09/09
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先ほどすき家に行ってきました。夜明け前のすき家はさすがに貸しきり状態。牛丼大盛りとん汁お新香セット いただいてまいりました。その後、ミニストップにてチョコミックスソフトクリームのデザートこれでしっかりフルコース完成おいしゅうございました。猫の味覚はほとんどないといわれいます。食べ物は匂いによって識別して、匂いによって味を知ります。その分嗅覚が発達しているということです。構造上、酸味はどうもわかるようです。しかし他の味に関しては感じることができるかはわかっていません。辛味は味覚というより痛覚に近い感覚なのでわかります。猫の鼻が詰まってしまうと食事を認識できなくなって食べることができません。猫の伝染性の鼻炎などはそういうことから、猫にとっては非常に怖い病気なのです。また、猫は触覚も発達しています。猫のひげは触れることによって瞬時に自分が入ることができるかどうかを知る大事な器官です。水を飲むときにあごを水面につけて水の位置を確認するのも猫特有の飲み方です。あと、犬は甘さに対して敏感です。甘いものはしっかり理解しているそうですよ。
2005/09/08
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ドラマ「海猿」がなかなかすばらしいです。毎回、感動させてもらっています。映画のほうもドラマ以上にすばらしく、「愛と青春の旅立ち」と「トップガン」を足したような感動巨編ですよね。しかし、海底400メートルでの脱出法はいまだに答えがわかりません。DVD買ってもう一回チェックしなおさないとだめですね^^;今日はフィラリアの総括です。フィラリアはもともと日本にはなく、感染された輸入犬から日本中に広がったといわれています。フィラリアが日本の風土に合っていたことにより広がっていったものと思われます。現在、大都市部では予防が徹底されてきたことと蚊が少なくなってきたため汚染率は減少してきているようです。地方ではまだまだ汚染率は高いです。フィラリアに汚染されている地域では、予防をしていかないと感染する確率は高く、フィラリア症で死んでいく犬達も多数います。室外犬は当然、室内犬も蚊に刺される可能性はあります。心臓に感染するという特異的な感染のためまだまだ安全な治療法は確立されていません。感染すれば大きなリスクを負うことになります。予防薬の安全性が高くなった現在、確実に予防できる病気であるためしっかりとした予防をすることが大事です。日本から蚊がいなくなることはないでしょう。しかし、フィラリアはみんなが予防していけば確実に減少していきます。いつの日か「フィラリアなんて予防しなくて良いですよ、ほとんどいないですから」と言える日が来るようになることを信じています。今回フィラリア症のお話を始めて、動物病院でこれだけたくさんのことをお話しすることはかなり厳しいと感じました。今までお伝えしてきた情報がいかに少なかったかということを痛感し、反省しています。フィラリアという病気をすべての犬の飼い主さんがしっかりと理解してもらいたいです。毎年、新しい情報も多数入ってきます。我々獣医は正しい情報を的確に飼い主さんに伝えていくことが非常に大事な責務であると思います。フィラリアのお話は今日で終わりです。長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
2005/09/07
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今日はいきなり本題から。フィラリアは犬に感染する寄生虫です。ところがまれに猫や人、フェレットなどにも感染することが知られています。今日は猫のフィラリア症についてのお話です。フィラリアが猫の体内に入ったとしても通常は発育することはありません。フィラリアはあくまでも犬の寄生虫です。これを宿主特異性といいます。フィラリアの猫への感染率は1%、2%、10%、20%などいろいろ言われています。しかし、宿主特異性のことから考えると猫への感染率はかなり低いと考えています。もし猫にフィラリアが感染した場合、出てくる症状は咳呼吸困難嘔吐うつ状態疲労元気消失食欲不振体重減少 などです。あまりにも漠然とした症状でこれといって特異的なものはありません。しいていうと咳、呼吸困難が犬のフィラリア症と似通っていますが、猫の呼吸器の病気にはウィルス性のものが多く、実際診断するのは困難と思われます。突然死した猫を剖検したところフィラリアが感染していたことで猫のフィラリア症というものが存在することが明らかになりました。猫にフィラリアが感染すると治療法がないため、猫にもフィラリアの予防をしましょう・・・というのが猫のフィラリア予防の考え方です。しかし、感染する確率がほとんどない寄生虫の予防がはたして必要なのかという疑問も多々あります。僕自身も猫のフィラリア症を診断したことはなく、実際にどの程度存在するのかもわかりません。猫のフィラリア予防の現状は、フィラリアの汚染率の低い都会に多く汚染率の高い地域では軽視されているというようにも聞いています。現在、猫のフィラリア予防薬は何種類か販売されています。もちろん予防は可能です。安心を求めるのであれば予防をしてあげるのがよいでしょう。猫のフィラリア予防には正直どう触れていいのか解らず、お話しするかどうかをかなり悩みました。現在僕は猫のフィラリアの予防はお勧めはしていません。新しい情報待ちといった感じです。先週から続けてまいりましたフィラリアのお話は明日を持って終わりにしたいと思います。明日は総括です。
2005/09/06
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夜中の3時に急患の診察が入って、治療、後始末など終わったら、ゲッ!5時!!!てなわけで、そのままブログに突入です。先週はフィラリアのお話をさせていただきました。大体のことはお話できたのですが、あと少し付け足しておきたいと思います。今日はオカルトフィラリアのお話です。フィラリアが感染すると血液中にミクロフィラリアが多数出てきます。そのミクロフィラリアを見つけることによってフィラリアの感染を確認するわけなのですが、フィラリアは心臓に感染しているのにミクロフィラリアがまったく出てこないことがあります。この状態をオカルトフィラリアといいます。フィラリア症の症状が出ているのに、血液検査でミクロフィラリアがみつからない。レントゲンを撮ってみると心臓はフィラリアが感染しているのと同じように変形しています。エコーで見てみると心臓にフィラリアらしき影が映っています。そこでオカルトフィラリア症と診断されます。最近ではフィラリアの成虫の抗原検査ができるようになったのでオカルトフィラリア症の診断にも利用されています。オカルトフィラリアの原因は、犬の免疫力が強くミクロフィラリアを殺してしまっている場合やフィラリアの単性寄生(メスだけ、もしくはオスだけ)などです。予防薬の副作用はミクロフィラリアへの反応が大半なので、オカルトフィラリアの場合 副作用の出る確率はまずないでしょう。こういう感染の仕方もあるとういうくらいにとどめておいてください。明日は猫のフィラリア感染についてお話したいと考えています。
2005/09/05
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今日はフィラリアの駆虫と現状についてお話をしたいと思います。もしフィラリアが感染した場合、駆虫すればよいのではないかという考えは当然あってしかりです。以前はサイアセタルサマイドという駆虫薬でフィラリアの駆虫が行われていました。この薬は砒素化合物のひとつで投薬される犬に肝毒性のある危険な薬でした。現在、駆虫に使用されているイミサイドはこの肝毒性が少なくなり以前よりも安全な薬です。ところが以前は頻繁に行われていたフィラリアの駆虫が最近はほとんど行われなくなっています。これには二つの理由が考えられます。一つはフィラリアの予防薬が安全になってきたということです。昔使われていたジエチルカルバマジンという毎日飲ませる予防薬は感染犬に対する副作用が大きく、最悪の場合フィラリアの予防で犬が死んでしまうことも多数ありました。そのため危険を伴ってでも駆虫するという方法が取られてきました。ところが現在使われている月一回の予防薬はターゲットの絞込みがかなり正確にできるようになったため副作用の発現率が少なくなりました。ようするに感染犬でも使用が可能になったわけです。これが一つの理由です。二つ目の理由は駆虫の安全性にあります。フィラリアは右心室と肺動脈の一部に感染しています。駆虫薬でフィラリアを殺滅した場合、フィラリアの死体は血液中に存在するため出るところがありません。消化管内の寄生虫なら便と一緒に排泄されるわけですが、血管内のフィラリアは出口がないわけです。実際のところは死んだフィラリアはバラバラになって肺の血管の内皮細胞で吸収されます。しかし、すべてが一度に吸収されるということはないので肺の血管に詰まる可能性が非常に高いのです。それでなくてもフィラリアが感染していることによって肺の血管はボロボロになっています。そこに一度にフィラリアの残骸が来ると詰まっても不思議はありません。肺の血管が詰まると肺が機能しなくなるため死ぬ可能性が出てきます。そのためフィラリアの駆虫は危険性が非常に高い治療法なのです。この二つの理由から現在フィラリアの駆虫は減少しつつあります。ただ、初期感染の場合は心臓内のフィラリアが少ないため駆虫による治療法を選択できます。これもフィラリアの地域汚染度によってかなり差があると考えます。まとめてみます。フィラリアの駆虫する治療法はは現在減少傾向にあります。その理由はフィラリアの予防薬の安全性が高くなったため 感染犬にも使用ができるようになったことと、いまだフィラリアの駆虫治療による犬の死亡率が高いためです。今週一週間フィラリアのことについてお話してきました。予定としては今週でフィラリアの話は終わるはずだったのですがまだ少し話すことができなかったことがあります。そのため急遽来週ももう少しフィラリアのお話を続けたいと思います。明日はお休みです。次は月曜日にお会いしましょう!
2005/09/03
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日本テレビでの党首討論会 ひどかったですねぇみんなが同時に話すのでわけがわからなかったです。なんとかインパクトを残したいというのは伝わってきましたが内容が伝わってこないのでは意味ないですよね。司会が悪いのか、こういう討論は日本人には向いていないのかやればやるほど支持率が落ちそうな討論会でした。フィラリアのお話を始めて今日で5日目。今日は予防のお話をしていきたいと思います。フィラリアの予防薬はご存知のとおり、月に一回お薬を飲ませることで予防するのが主流です。今までは毎日飲むお薬しかありませんでしたからそれと比べるとかなり楽になったのではないかと思います。現在使われている月に一回投与の予防薬はアイバメクチンという薬もしくはそれを改造したお薬です。この薬は虫にしか作用しない神経毒で、犬にはこの神経系はほとんど存在しないと言われています。よって薬自体の安全性は非常に高いのです。ここで押さえておきたいことはフィラリアの予防薬は本当は予防ではなく、フィラリアを駆虫する薬であるということです。これらの薬は安全性を高めるため、ターゲットを絞って駆虫していきます。そのターゲットはフィラリアのL4(第4期仔虫)になります。以前にお話をした犬の身体の中で一回脱皮の終わったフィラリアです。なぜこのようにターゲットを絞るのかというともしフィラリアが感染している犬に投薬した場合すべてのフィラリアを殺してしまうと身体に対する影響が大きくなり副作用の発現が高くなるからです。フィラリアが感染すると血液中にミクロフィラリアが多数出現するのですがこのミクロフィラリアの数は非常に多く、ミクロフィラリアが同時に死んでしまったりすると血栓ができたり血圧が変化したりして犬にとって危険な状態になってしまいます。それを防止するために、できるだけターゲットを小さくして安全性を高めているのです。すなわち感染している犬にも使用できるように作られているわけです。L4が犬の体内にいるのは蚊にかまれて1週間から3ヶ月の期間です。このL4をターゲットに殺していくわけですから、蚊の出現と同時に予防を開始する必要はまったくありません。ある程度L4が溜まった段階で殺していけば良いのです。予防開始は蚊の出現から早くても1ヵ月後以降、2ヵ月後でも十分です。もし4月に蚊が出てくる地域であるならば、6月から予防を始めれば良いということになります。しかし、蚊がいなくなっても2ヶ月間は投与が必要です。蚊にかまれてすぐの状態では効果がないため、確実に予防するためにはあと2ヶ月間予防薬を投与する必要があります。月に一回のメリットは投薬が楽ということですが、飲まし損ねると予防できない期間を作ってしまいます。飲ましているつもりが飲めてなかったり、きちんと蚊のいなくなってから2ヵ月後まで飲ませてなかったりすると感染する可能性がでてきます。予防薬はできる限りターゲットを絞っているわけですが、少なからずミクロフィラリアなど他の段階のフィラリアにも影響があります。そのためフィラリアの予防開始前には必ずフィラリアの感染の有無を確かめる検査をするように指定されています。これは副作用の出現を確認するために必要な検査というわけです。その飲まし損ねのデメリットをなくしたものがフィラリアの予防注射になります。この薬は6ヶ月間持続して予防できるため、年に2回投与すれば確実に飲まし損ねなく予防が可能になります。薬の成分は飲み薬と同じなので犬に害はないのですが現在、製造国のアメリカ国内での使用が中止されています。これはアメリカの国内事情といわれています。農林水産省は予防注射薬の安全性は問題ないとして認可は下りています。また、ヨーロッパなどの諸外国でも問題なく使用されています。我々獣医師も使用に関しては判断に迷うところです。フィラリアの薬はまだまだ奥が深く話すことはあるのですがこのあたりでまとめておきます。フィラリア予防薬は予防薬という名前の駆虫薬です。犬に対しての安全性は問題ありませんが、フィラリアが感染している犬には副作用が出る可能性があります。月一回投与で投薬は楽になりましたが、投薬し損ねると感染する可能性があります。投薬開始は蚊の出現から2ヶ月後からで十分で、蚊の出現から飲ませる必要はありません。しかし、蚊がいなくなってから2ヶ月後まで飲ませることが大事です。こんなところです。明日はフィラリアの駆虫に関するお話をしようかと思っています。
2005/09/02
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自民党が造反無所属議員を除名するというニュースがありました。当選しても復党かなわずというきびしいものだそうです。今までの自民党では考えられないような強気な態度です。いいのか悪いのかは別にして、自民党変わりましたねぇ。今日はフィラリアによる急性症のお話。急性症のお話をする前に身体の中での血液の流れを覚えておいてください。全身を回った古い血液は右心房に帰ってきます。右心房から右心室に移動して、肺に送り込まれます。古い血液は肺の中できれいな酸素を取り込んで左心房に戻ってきます。左心房から左心室に移動します。そして全身に流れていきます。これが身体の中での血液の流れ、循環です。フィラリアの感染する場所は右心室と肺の入り口です。ここにたくさんのフィラリアが固まって生息しています。ところが血圧の変化などで右心室にいるはずのフィラリアが右心房に移動しようとすることあります。これがフィラリアの急性症、ベナケイバシンドロームvenae cavae syndrome(大静脈症候群)もしくはケイバルシンドローム(後大静脈栓塞症)といわれる病気です。右心房と右心室の間には三尖弁と呼ばれる三枚の弁があります。この弁で右心房と右心室は区切られています。右心房に移動しようとしたフィラリアは三尖弁に団子状に引っかかってしまいます。この状態がvenae cavae syndromeというものです。venae cavae syndromeになると三尖弁に虫体が詰まっているため、右心は正常の働きができなくなります。すなわち急性の心不全が起こることになります。血液は右心房から右心室に流れるときに三尖弁に詰まったフィラリアの間を通り抜けないといけません。このときに赤血球が機械的にパンクして急性貧血が起こります。そして溶血を起こし、赤血球内のヘモグロビンが血液内に流出します。このヘモグロビンが尿に排出されると赤いおしっこが出てくるのです。フィラリアに感染している犬が赤い色のおしっこをした場合はvenae cavae syndromeの疑いがあるわけです。venae cavae syndromeは急性心不全と急性貧血を起こし、早ければ1日で死にいたることもある怖い病気なのです。フィラリアの手術はvenae cavae syndrome時に適応できます。つり出し法という手術で頚静脈から長いカテーテルを入れて、三尖弁に詰まっているフィラリアを抜き出す手術です。この手術で多いときには100匹以上のフィラリアを取り出すこともあります。しかし、心不全と貧血を起こしている犬の心臓に全身麻酔をかけてカテーテルを入れるということは非常に大きなリスクを伴います。ただvenae cavae syndromeは三尖弁に詰まっているフィラリアを取り除かなければ治すことはできません。ほうっておけば確実に死にいたる病気なのです。今日のまとめです。フィラリアの急性症は急性心不全と急性貧血が起こり、早ければ1日で死にいたる怖い病気です。フィラリアに感染している犬が赤いおしっこをしたら要注意です。治療は手術するしかありませんが、手術には大きなリスクをともないます。今日はここまでです。明日は予防についてのお話をする予定です。
2005/09/01
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