実家に帰ってから調べてわかったのだけど、
どうやら私は「乖離」(かいり)という状態になっていたらしい。
乖離は、たとえば女性がレイプをされた時や、
子供が両親から暴力を受けた時など、
あまりにショックが大きくて受け止めきれない時に起きやすいもので、
レイプされたり暴力を受けてる自分を見下ろして眺めていたり、
背後から見ていたり、
夢じゃないんだから自分のことを自分が眺めるなんて、
実際にはおかしなことなんだけど、
本当にそう見えてるんですね。
で、これはどういうことかというと、軽い多重人格状態と言えばいいのかなぁ。
ショックが強すぎて精神破壊を起こしてしまいそうなので、
自分でない誰かが受けてるんだと認識することで、
自分を守る、自己防衛手段の一つなのだそうです。
これが頻繁に起きると、辛い体験を引き受けている
「自分でない誰か」の存在が強くなっていって、
別人格がハッキリと生まれてしまい、多重人格となるわけです。
当時、自己防衛で乖離を起こしたとはわからなかった私は、
自分で自分を殺そうとしたことが怖くて、
自分の感情に自分を任せることができなくなっていきました。
同時に彼から暴力を受けてる間も、辛さを感じたくなくて、
どんどん無感情になっていったんです。
だけど経験から、「こういう時は笑うものだ」とか、
「こういう時は悲しい顔をすればいい」
ということはわかってるので、
表情を変えることだけは、得意になっていきました。
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