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2005.02.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
1.楽天・一場が“揺れる魔球”初披露…主力級を「完封」

 ルーキー右腕が“揺れる魔球”を初披露した。楽天の自由獲得枠・一場靖弘投手(22)=明大=が沖縄・久米島キャンプで12日、フリー打撃に登板。礒部、川口ら主力クラスを相手にサク越えを許さず、上々のピッチングを披露。手元で揺れる独特のボールの軌道に、対戦した各選手は驚きの表情。「モーニング娘。」の来訪翌日は、“ムービング孝行息子”だ。
 パコッ、ボコッ。フリー打撃で一場と対戦した打者のバットからは、鈍い音しか響かない。
 「手元でシュートしたり、スライドしたり。まっすぐな球が、いかないんですよね。でも逆に、それがいいんじゃないかとも思っています」
 初めて本球場でフリー打撃に登板した一場は、ニヤリと笑った。
 主力・ベテラン組の関川、鷹野、川口、飯田、そして熱血選手会長の礒部を相手に、56球。安打性の打球は10本も飛ばず、サク越えはゼロと“完封”してみせた。
 対戦した打者が口を揃えて強調するのが“打ちづらさ”。
 「ボールが揺れてて打ちづらい」(鷹野)
 「全部が動いているね。ツーシームっぽいです。外国人投手みたいで、ちょっと手ごわいよ」(飯田)

 大学時代は「とにかく1キロでも速いボールを」と力勝負を挑み、スピードボールで押していた。その気持ちは、今でも変わらない。
 「高めの伸びるボールで空振りを取るのが理想なんです」。ベテラン勢が頭を抱える魔球を手にしながら、不満げ。
 しかし、小野投手コーチは「(揺れる球が)武器になっていくよ」と確かな手応え。打撃ケージの真後ろに立っていた田尾監督の衝撃度は、さらに凄いものだった。
 「きれいな球がないから、打者からしたらイヤでしょうね。捕手が(ミットの)芯で捕れないくらいなんですから」。通算1560安打を誇る好打者・田尾の太鼓判。
 もちろん、すべてが完ぺきに進むほど、プロの世界は甘くない。56球中、22球がボール球。「あの球をコントロールよく投げられるかどうか」と田尾監督は制球力を課題に挙げた。
 「今後は(紅白戦など)試合が入ってくるんで、空回りしてフォームが崩れないようにしたいです」。一場も、心得ている。浮かれては、いない。19日の練習試合(宮崎)、26日のオープン戦(大分)での巨人戦登板が、決まっている。球界の盟主を、魔球で震え上がらせてみせる。

2.三木谷オーナーがジャージー姿で視察

 オーナーが“67人目のナイン”になっちゃった。楽天の三木谷浩史オーナー(39)が12日、沖縄・久米島キャンプを訪れ、異例のジャージー姿で視察した。選手の動きを見守るとともに、自ら打撃や投球練習を行うなどアグレッシブに動き回った。少なくとも今のプロ野球界にこんなオーナーはどこにもいない。50年ぶりの新規参入球団に“等身大のオーナー”が誕生した。
 体がうずいた。全体練習終了後。三木谷オーナーがバットを手に持つ。田尾監督がマウンドに走る。前代未聞のオーナー対監督の対決。三木谷オーナーは初球をとらえると、何とセンター前にはじき返してしまった。
 「バットを持つのは20年、いやもっと前。重かったよ。もっと軽いのないの?」。それもそのはず。元セ・リーグ本塁打王の山崎から借りた重さ940グラムのマスコットバット。それでも14球で2本のヒットを放ってみせた。「12球団のオーナーの中でこんな重いバットを振れる人はいない」と驚がくの佐々木総務。もう止まらない。小走りでブルペンに移動して投球練習を12球。「これ以上やったら肩が外れるよ」と言いながら今度は打撃ケージへ行き、33球を打ち込んだ。引き揚げたのは午後4時20分。居残り練習した選手とほとんど一緒の時間帯だ。
 「体がナマッてるからね。スポーツは見るだけじゃなく、やらなきゃいけないと思った」。オーナーのキャンプ視察といえば、一般的には背広姿というイメージが強い。それが楽天オーナーは裏方と同じジャージー姿で登場。自分が打った後は球拾いもした。もちろんオーナーとしての役目も忘れていない。午前の練習終了後。選手が集まったマウンドで三木谷オーナーはゲキを飛ばした。

 ≪岩隈が志願の79球≫岩隈がオーナー視察により志願のブルペン入りだ。今キャンプ最多の79球。パを代表する切れのいいボールを初めて生で見た三木谷オーナーを「凄い。手足がムチのようにしなっていた」と感激させた。岩隈は「オーナーが来てたけど、緊張せずに自分のペースで投げられました」と冷静沈着に“御前投球”を振り返っていた。





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Last updated  2005.02.13 10:24:55


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