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2006.02.23
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カテゴリ: プロ野球
【飛ばす礒部、快音連発・キャンプ最終クール開始】


沖縄県久米島町で行われている東北イーグルスの春季キャンプは22日、最終クールが始まった。全体練習で走塁や守備の連係プレーを入念に確認。特打では、礒部公一外野手と山崎武司内野手が快音を響かせた。この日、1軍に合流した山崎隆広外野手(NTT西日本)と前阪神の中谷仁捕手も元気のよさをアピールした。投手陣はブルペンで金田政彦が精力的な投げ込みを行い、福盛和男は余裕を感じさせながらの調整。岩隈久志も捕手を立たせたままの投球でフォームの修正に取り組んだ。最終クールから再合流する予定だったバワーズ投手は、再来日が遅れている。22日の夜には、キャンプ期間中で初となるスコアラー会議がミーティングの後に行われ、開幕戦で対戦する日本ハムなどの戦力を分析した。23日は今キャンプ最後の紅白戦が行われる。



【礒部・仕上がり順調「今季こそ」】


23日の紅白戦で実質的に終了する東北イーグルスの1軍キャンプ。礒部は「いい練習ができた。仕上が
りは昨季より早い」と総括した。昨季は新規参入チームの選手会長として“広告塔”の役割を果たしたが
、「今年は野村監督でしょう」と肩の荷を下ろした様子。集中して練習に取り組めたようだ。順調な仕上
がりは打撃練習に表れている。シート打撃初日の8日、本塁打を含む3打数3安打、17日も同じくシー
ト打撃で新外国人の左腕、林英傑から右翼場外にたたき込んだ。22日の全体練習後は「オープン戦から
飛ばすよ」と宣言した。宣言は昨季の成績に満足がいかなかった裏返しだろう。オープン戦から不調で、

よりいい成績。それしかない」と言い切る。節目の年でもある。今季は複数年契約の2年目。シーズン中
にフリーエージェント(FA)の権利も獲得する。寄せ集めの印象が濃かったチームについて、「野村監
督の就任で、キャンプの段階から細かい野球ができている」と変化を感じ取っている。勝利に貢献してチ
ームを浮上させるため、自身の選手としての評価を高めるためにも、大事な1年になる。



【福盛、二つの新球に手応え】


昨季、抑え役として活躍した福盛は余裕の調整。この日は屋内でキャッチボールを行い、新たに習得したナックルカーブとチェンジアップを入念にチェックした。二つの新球はすでに打撃投手として実戦練習で試し、「いい感じで放れている」と手応え十分。今季も苦しい投手事情から抑え役の期待が高まるが、「自分は中継ぎのつもりで調整している。60試合は投げたい。あとは監督が決めること」と、どんな役目にも取り組む覚悟だ。序盤のオープン戦には帯同せず、2軍で1試合登板してから3月11日に1軍に合流する予定。「じっくり調整します」と話した。



【ルーキー山崎隆、1軍に合流】


右肩痛で出遅れていた新人の山崎隆が初めて1軍に合流。打撃練習で早速、野村監督から直々のアドバイスを受けた。練習の流れもまだ把握できず、「初めてで戸惑った」。トス打撃を見守った野村監督からは腰の回転とフォロースルーを指導された。「内角のさばき方を教えてもらい、本当に緊張した」昨年10月に痛めた右肩は7割方回復した。強肩が自慢なだけに「状態がよくなれば周りを驚かせる球も投げられる。ぜひアピールしたい」と意気込んだ。



『イーグルス野村監督「今岡のマネするな」』


イーグルス野村克也監督(70)が阪神今岡打法のまねを禁止した。1軍に昇格した大学社会人9巡目ルーキー山崎隆広外野手(29=NTT西日本)に、約15分間の打撃指導。内角のさばき方の手本が今岡と聞くと「天才のまねはできないからするな。苦労してつくった人のまねをせい」と諭した。身近な教材として、主砲山崎武の名を挙げた。楽天でよみがえった96年本塁打王に「彼はいまだに苦労している。一流選手のイメージが大事」と打撃練習の観察を命じた。またイチローをイメージさせる腕を高く上げるフォロースルーには「肩より上に上げるな」と指摘した。天才打者の独特な打法ではなく、努力してたどり着けるものまねをルーキーに勧めた。山崎隆は「意識だけはできました」と相次ぐアドバイスを吸収しようと必死だった。



【イヌワシろっかーるーむ】






中谷仁捕手(初の1軍昇格)「野村監督の下で、捕手の勉強ができる最後のチャンスと思って必死にやりたい」



【野村監督、相手球団の一流打者から技術盗め!25日からOP戦】


他球団の練習も教材だ!! 荒鷲・野村克也監督(70)が久米島キャンプの22日、オープン戦で他球
団の一流打者の練習模様をナインにみせる考えを示した。「一流が一流を育てる」という持論にそって、
配球の傾向やクセに加え、高等な技術も貪欲に盗みにいく。“盗める”ものは、すべて力に変える。バッ

に(相手の)バッティングを見せようかな。上達はその人になりきることからはじまるし…。一流が一流
を育てるんだ」この日も一軍に合流したばかりで、内角打ちに苦労していた大学生・社会人ドラフト9巡
目・山崎隆(NTT西日本)に「山崎武の打撃練習をよう、見ておけ」と指示。昨季チーム最多の25本
塁打を放ったベテラン打者の打撃を教材に、改善を図ることを求めた。野村監督は南海時代、試合前の打
撃練習で相手の阪急の選手が、一斉にベンチで座っていたことがあったという。「(自分も)オレが打つ
のを見ておけ、という気持ちで練習していた。最近、相手の練習を見て技術を盗もうという選手も少なく
なったなぁ」。オープン戦では、01年に首位打者のロッテ・福浦や阪神・金本、95年本塁打王の巨人
・小久保の打撃練習を見ることは可能。相手のクセや配球の傾向に加え、技術も貪欲(どんよく)に“盗
む”姿勢こそ、今季、野村監督が掲げた『無形の力』だ。



『【記録で振り返る野村克也】13年連続ベストナインの捕手独占』


野村は1957(昭和32)年に大毎・山内一弘を1本抑え本塁打王を獲得。その後阪神に映った山内(左)と7年後に日本シリーズで対戦した。初安打を打ち、初本塁打を打った後の野村克也は順風満帆であった。一軍入りが確定して、給料を3万円に昇給した。56年は154試合のうち、129試合に出場し、打率は規定打席には達しなかったが2割5分2厘で本塁打7本だ。レギュラーにはなったが、打順はもっぱら7、8番。閉幕近い10月1日の西鉄戦で4番に抜てきされたが3打数無安打。五回に無死一、二塁で打順が回るとバントを命じられるあたり、まだ信用されていない。翌2日はまた8番に落とされたが、3日の大映とのダブルヘッダーには2試合とも4番打者。しかし、2試合で1安打とはまだ4番は家賃が高かった。それでも年末の記者投票でパ・リーグのベストナインの捕手に選ばれた。ここから68年までベストナインの捕手は野村が13年連続独占する。4年目の57年を迎え月給は3万円から15万円に昇給する。こちらは同じ昭和10年生まれでも月給8000円とあって、ウナギのぼりの野村をあ然と見守るしかない。57年の開幕日に野村は堂々、4番打者で登場した。もう家賃に負けることもない。開幕から11試合に5ホーマーを放ち、オールスターゲームにもファン投票で選ばれた。1、2戦とも5番打者。南海の野村は、いまやパ・リーグの野村に成長していた。132試合全部に出場した野村は打率3割2厘でリーグ第5位だが、本塁打は30本で、山内和弘(毎日)を1本差で制して本塁打王だ。捕手の本塁打王は、38年春に35試合で8本打ったバッキー・ハリス(イーグルス)や41年に77試合で8本の服部受弘(名古屋)、42年に101試合で8本の古川清蔵(名古屋)の例はあるが、戦後の長期シーズン制では野村が初めてである。







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Last updated  2006.02.23 18:38:25
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