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マリンスキーオペラ第二夜のオペラ「三つのオレンジの恋」は、プロコフィエフがアメリカ亡命中の1919年から20年にかけて作曲し、1921年にシカゴで初演されたオペラ。わたしは、本日初見。装置も衣装(現代的)もいたってシンプルな舞台である。プロローグは、観客たち(合唱団)が、悲劇派と喜劇派に分かれ、客席で言い争っているところから始まるのだが、色々な場面で彼らは客席から登場し(二階席、三階席も利用)、魔法使いも突如として、客席から現れるのが、驚きに満ちてなかなかおもしろい演出。エピローグ近くでは、両花道のように対立する二人(上手・魔法使いのチェリオ、下手・魔女のファタ・モルガナ)が、一階の客席通路を使い互いに歌いあうしかけ。歌手陣は、マリインスキーの若い世代が活躍していて、特に女性陣は見た目も声も麗しい。ちなみに、原作は、ゴッツィ。舞台は架空の国。オペラは、王様が極度の憂鬱症の王子を笑いで癒そうと、娯楽を企画するよう第1大臣レアンドロに命じるところが、実は・・・第一幕レアンドロと王の姪・クラリーチェ王女は密かに王子を暗殺を企んでいる。パーティが行われた日、王子は邪悪な魔女ファタ・モルガナを笑ったことで怒らせてしまい、呪をかけられ、道化師トゥルファルディーノをお供に、三つのオレンジを見つける旅にでる。第二幕恐ろしい料理人から無事、三つのオレンジを手に入れた王子と道化師は、巨大化するオレンジを運びながら旅をしている。砂漠の中、喉の渇いた道化師トゥルファルディーノは、二つのオレンジを割るが、中にいた2人の王女は、喉の渇きで死んでしまう。目覚めた王子が3番目のオレンジを割ると、王女ニネッタがあらわれ、喉の渇きを訴えるが、魔法使いチェリオによって救われる。 しかしファタ・モルガナの侍女スメラルディーナは、ニネッタをねずみに変えてしまい、彼女の代わりになる。 良い魔法使いチェリオがニネッタをもとの姿に戻し、陰謀を企てた者たちを片づけ、王子と王女はめでたく結ばれる。 <覚書>○プロローグ、言い争いをなだめるように、指揮者のゲルギエフが下手側から登場してさあはじまるよと布告役とつとめ、指揮台につくのが新鮮。○シンプルな舞台に大きな幕(布)が天井から張られ、この幕が、魔法使いと人間界を分ける役目を果たしているような。○料理女を演じるのは、迫力あるバス歌手であるが、可愛いリボンには、弱いという設定で笑わせる。○ゴッツィの作品では、魔術師チェリオと魔女ファタ・モルガナがライヴァルとして登場するが、それぞれ、当時のヴェネツィアの文学界を二分していたゴルドーニ (Carlo Goldoni: 1707~93)とキアーリ (Pietro Chiari: 1711~85)を風刺していることで有名らしい。 チェリオは、法律的な表現やラテン語の格言を語ることによってゴルドーニを、ファタ・モルガナは、絶えず大げさな表現をすることによってキアーリを揶揄しているそう。○今回の上演では、単純な御伽噺として上演されたような感じもいただくが、時々でてくる悲劇派と喜劇派は、何だったのだろうという疑問は、そのままでエピローグとなる。さて・・?指揮:ワレリー・ゲルギエフ演出:アラン・マラトラ装置:ダニエラ・ヴィラレ衣裳:ミレイユ・デサンジー照明:パスカル・メラ帽子デザイン:グレゴリア・レシオ首席合唱指揮:アンドレイ・ペトレンコ楽曲指導:ラリーサ・ゲルギエワ 出 演トレーフ王:アレクセイ・タノヴィツキー王子:アンドレイ・イリュシニコフクラリーチェ (王の姪):ナデージダ・セルデュークレアンドル (大臣):ワディム・クラーヴェツトルファルディーノ (笑わすことのできる人):アンドレイ・ポポーフ パンタロン (王の忠臣):アレクセイ・サフィウーリンチェリオ (王の味方の魔法使い):アレクサンドル・モローゾフファタ・モルガーナ (レアンドルの味方の魔女):エカテリーナ・シマノーヴィチリネッタ (1人目の王女):アンナ・キクナーゼニコレッタ (2人目の王女):エカテリーナ・セルゲーエワニネッタ (3人目の王女):オクサーナ・シーロワ料理人:ユーリー・ヴォロビエフファルファレッロ: アレクサンドル・ゲラーシモフスメラルディナ:エレーナ・ソンメル
January 29, 2008
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ゲルギエフ指揮マリインスキー・オペラ初日ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(東京文化会館)を観る。ムソルグスキーの未完の大作を、今回は「ゲルギエフ版」と言ってよいのであろうか、マリンスキーのカリスマ指揮者・ゲルギエフ率いるロシアの演出家&オケ&出演者・総勢400名によるマリインスキー劇場引っ越し公演の上演である。わたしも「ホヴァーンシチナ」という作品自体が初見。寒さの中、ウキウキと劇場に向かった♪豪華な衣装と重厚な装置・圧巻の合唱、美しく華麗なバレエで、目を奪う作品に仕上がっているが、中でも、重厚で陰影濃いオーケストラは、エンドロールの悲劇に向かって迫真の音色を聴かせる。ソリストも破たんなく、まとまりがあり、特にバス陣は、さすがの重厚さ♪上演時間は、4時間10分(休憩2回を含む)という長さでありながらロシアの歴史劇、ここにありといったスケールの大きさは比類なく、全編、息を飲むばかりの舞台を堪能した。いや~オペラっていいですねぇ♪舞台は、17世紀末ロシア近代化を果たそうとするピョートル1世の皇位継承を巡って勃発した動乱「ホヴァンスキー事件」をもとに、新旧ロシアの権力争いに宗教・恋愛などを織り交ぜながら、若きピョートル大帝が権力をにぎり、それに伴って旧宗教派(分離派)の集団自決で幕を閉じる。複雑ではあるが滅ぶいくものへの悲劇的な群像歴史オペラを緻密に情感豊かに作り上げ観る者をあきさせない。しかし、ロシアの歴史がわからない向きには??な部分もあり、これは、いつの時代の話かわからないと同行者に聴かれて説明する私がいた。(わたしも若きピョートル帝の話ぐらいしかわからないので、彼がおかれた立場とか、この時期のロシアの状況ぐらいである。← 昔、NHKで彼の海外ドラマを見ている) <覚書>○未完のままの作品のため色々な版があるらしい。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋 ・リムスキー=コルサコフ版 分離派教徒が自ら火をつける集団自殺の後にピョートル軍が登場し、プレオブラジェンスキイ行進曲で終わる。 ・ストラヴィンスキー版 厳かで悲壮な分離派教徒の合唱が次第に弱まって幕になる終結部を完成させる。 ・ショスタコーヴィチ版 1959年、映画製作のため完成させた。三管編成。リムスキー=コルサコフ版の流れを踏襲し ているが、プレオブラジェンスキイ行進曲のあと、そのあまりの悲惨さに唖然とするかのように音楽が弱まる。その後に悲しいロシアの運命を嘆く第1幕の「民衆の合唱(リムスキー版では省略されたもの)」をもう一度繰り返し、さらに序曲「モスクワ川の夜明け」を繰り返して静かに終わる。ロシアの本当の夜明けは革命を待たなければならなかったというプロパガンダが背景にあるらしい。 ゲルギエフ版 ショスタコーヴィチ版を使うが、プレオブラジェンスキイ行進曲以下はカットし、その代わり分離派教徒の合唱の音楽がブラスによって重々しく奏されて、悲劇的に終わる。○一幕では、イヴァン・ホヴァーンスキー公を乗せて、本物の白馬が登場するのだが、迫力の大合唱とオケに白馬を抑えるため4人かがりだったのが、個人的には受けた。舞台には、300人くらい市民・兵士がいたような。○舞台は、奥行きを出すためであろう傾斜のきつい八百屋舞台になっている。○「ホヴァーンシチナ」とは、第2幕に出てくる台詞、ピョートル大帝が反逆者ホヴァーンスキー一族を「ホヴァーンシチナ(ホヴァンスキーの奴らめ)」と呼び捨てた蔑称から来ているそうである。○バレエは、さすが世界のキーロバレエ。しなやかで美しく眼の保養である。○エピローグの場では、舞台上手奥に湖が見えるのだが、波がきらきらと静かに動き美しいさまを見せていた。指揮:ワレリー・ゲルギエフ演出:レオニード・バラトフ2000年改訂版演出: ユーリー・ラプチェフ装置:フェドール・フェドロフスキー照明:ウラジーミル・ルカセヴィチ首席合唱指揮:アンドレイ・ペトレンコ楽曲指導:マリーナ・ミシュク 出 演 イヴァン・ホヴァーンスキー公 (銃兵隊長官):アレクセイ・タノヴィツキーアンドレイ・ホヴァーンスキー公 (その息子):エフゲニー・アキーモフワシーリー・ゴリーツィン公:アレクセイ・ステブリャンコシャクロヴィートゥイ (大貴族):ヴィクトル・チェルノモルツェフドシフェイ (分離派教徒の長) :ゲンナジー・ベズズベンコフマルファ (分離派教徒):ズラータ・ブルイチェワ代書屋:ワシーリー・ゴルシコーフスサンナ (分離派教徒):ラリーサ・ゴゴレフスカヤエンマ (ドイツ人居住区の娘) :タチアーナ・パヴロフスカヤルター派教会の牧師 :アレクサンドル・ゲルガロフワルソノーフィエフ (ゴリーツィン公の部下):ウラディスラフ・ウスペンスキークーシカ (銃兵隊員):セルゲイ・セミーシクル銃兵隊員 1:グリゴリー・カラショーフ銃兵隊員 2:ユーリー・ヴォロビエフストレーシネフ (若い伝令):アレクサンドル・ゲラーシモフゴリーツィン公の部下:アンドレイ・ポポーフバレエ・ソロ:アンナ・シソエワ本日の着物:訪問着に袋帯。色見に春色を加えた装い。寒いのでやはり唐織風の織コート。裏に糸が通っているので殆ど帯地を見に纏う感じで温かくはある。
January 26, 2008
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今年最初のオペラはモーツアルトの「フィガロの結婚」 。大して期待をしていなかったのだが、予想に反して、大変楽しい舞台で大満足であった。フィガロは、序曲と全4幕からなるオペラ・ブッファ(喜劇)形式で作られているのだが、今回は、休憩は、一回のみ(25分)。舞台転換を最小限に留めながらも、歌手の芝居とアンサンブル、指揮者とオケの間合いの調和を重要し、リズム感がある活力あるオペラに仕上げていた。さすが、モーツァルトの指揮で「ドン・ジョヴァンニ」を初演して以来、彼のオペラを中心に上演しているプラハ国立劇場(スタヴォフスケー劇場)である。ちなみに、この「フィガロの結婚」ウィーンのブルク劇場で神聖ローマ帝国皇帝 ヨーゼフ2世のもと1786年5月、モーツァルトが30歳の時に初演されたが、ウィーンでは、あまりヒットしなかった。原作の貴族批判が薄められているとはいえ、問題視する向きもあり、早々と他の演目上演に切り替えられてしまったらしい。だが、当時オーストリア領だったボヘミア(現在のチェコ)の首都プラハの歌劇場で大ヒット。こういった歴史的背景もあいまってか、プラハ市民が世界で最初に熱狂した「フィガロの結婚」を、モーツァルトをこよなく愛した町の、ゆかりの劇場による自信作という歌い文句に恥じない出来。出演者もオケも生き生きとして新鮮、観客が、わかっていても次はどうなるという期待感を持ちつつクスッと笑いがこぼれる展開なのである。 「フィガロの結婚」は、ボーマルシェの原作では「セビリアの理髪師」の続編、「ロジーナは伯爵夫人となり、フィガロは伯爵のもとで働いている」。この物語をひとことで言えば「フィガロとスザンナが、スザンナに横恋慕する伯爵を出し抜いて幸福な結婚に至る、めまぐるしい1日を描いたもの」。ちょっと覚書)第一幕1)フィガロとスザンナの大胆なラブシーンに目がくぎづけ2)体格が結構りっぱなケルビーノ ← 少年というよりは大人に見える。第二幕1)二幕冒頭、ゴルフをしている伯爵は、ドライバーをおもいっきり、客席に向かった振り、池ぽちゃになっていた(効果音つき)2)伯爵夫人と衣装を変えてますよと脱ぎながら歌うスザンナ3)身体中に葉っぱをつけて偽装し、はいつくばっているフィガロ4)最後、スザンナと同じ伯爵夫人の衣装で登場する伯爵夫人。同じ衣装のサイズ違いをどうもお持ちらしいが、個人的には、スザンナに化けたまま(衣装がスザンナ)のほうが好みである。できるなら、もう少し小さな箱(劇場)で観たかったかも。プラハ国立劇場オペラ スタヴォフスケ-劇場「フィガロの結婚」 (全日本語字幕付き)指揮■ヤン・ハルペツキー演出■ヨゼフ・プルーデク舞台美術■ヤーン・ザヴァルスキー衣装■エヴァ・ファルカショヴァー-ザーレシャコヴァープラハ国立劇場オペラ管弦楽団/合唱団/バレエ団フィガロ:アダム・ブラヘトカアルマヴィーヴァ伯爵: ロマン・ヤナール伯爵夫人:ヘレナ・カウボヴァースザンナ: マリエ・ファイトヴァーケルビーノ: クリスティーナ・ハマーストレーム マルチェッリーナ: レンカ・シュミードヴァーバルトロ: ルジェク・ヴェレ/イジー・カレンドフスキーバジーリオ:ヤロスラフ・ブジェジナドン・クルツィオ: ミロスラフ・ペリカーンアントニオ:ズデニェク・ハルヴァーネクバルバリーナ: アルジュビエタ・ボラーチコヴァー本日のきもの:夜には雪になるという情報のもと、昔の付下げを引っ張り出して着用(貝桶の刺繍)。帯は箔に刺繍糸巻きの袋帯。コートは、寒いので唐織風の道中着。年明け始めて逢う友人用に受け狙いで羽子板と羽が描かれた半襟にする(模様に金が使ってあるの大げさでない付け下げぐらいならあう)。
January 20, 2008
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猿之助歌舞伎を観るような躍動感に惹かれて、「通し狂言 鳴神不動北山櫻」(成田山開基一〇七〇年を記念)を再見(敬称略)。物語は、こちらそうそう、これこれ(口上、早変わり、殺陣)懐かしいなぁと思いながら、若くて華やかな市川海老蔵の奮闘公演を観る。彼が、今回演じたのは、五役(鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王)であるが、その中で、彼に一番似合っていて、おもしろかったのは、二幕の「毛抜」粂寺弾正役。知性とユーモアがあり豪傑という役柄を実におおらかに演じて魅力的(ただし豪傑部分は微妙)。個人的には、父上の団十郎の粂寺弾正が大好きな私なので、非常にうれしかった。秦秀太郎を演じた市川春猿が、美しくりりしく藤色の衣装と仙台袴が良く似合う若衆振り。十代の海老蔵(同時は新之助)が、父上の粂寺弾正を相手にこの役を演じた時を思い出して、個人的に不埒に迫られる秀太郎を観ながらニヤニヤしてしまった・・・(^^;;弾正の衣装は、裃は「壽の字海老」、小袖は「亀甲の中に牡丹」で、成田屋のみの柄。最後の引っ込みもお見事と行った感じである。休憩後の三幕「鳴神」「毛抜」でも弱冠の省略(秀太郎とのお馬の稽古や、腰元絹巻とのお茶が短くなっている)があったが、こちらは、雲の絶間姫とのやり取りが、カットされていた。ちょっと違いの覚書など。○気絶した上人を回復させるために口移しで水を飲ませるやり取り<通常> 何度も袖で水を汲むのに失敗した姫が、水を口に含み上人に飲ませる。<今回> 姫が袱紗で水を運ぶが、水を飲ませるのがむずかしいので口に含み上人に飲ませる。○破壊し祝言の盃のあと酔っ払った上人が姫と夫婦の契りを結ぼうとするが<通常> 二人でお堂へ上り御簾が下りしばらくして、そこから姫一人でてくる。<今回> 舞台中央で上人は酔っ払い眠り込んでしまう。○しめ縄を切りに向かう姫<通常> 険しい山道を必死に登る<今回> あっさり登っていた。○放たれる龍神<通常> 遠見の滝なので小さめ<今回> 凄い大きさで何メートルもあったのには、吃驚であったが、あれぐらいの大きさだと、本当にずぶぬれの大雨が降りそうである。ぶっかえり後の上人は、舞台中央から坊主たちの真ん中から仁王立ち。その後の殺陣は、色々あるようである。もっと違いがあったかも知れないが、記憶に残っているのがこのぐらい・・・また、思い出したら追加するかも。海老蔵のお上人さまは、修行を積んだ高層というには、ちょっと無理があり、だまされた後もそれほど悔しそうには見えなかったのは、若さゆえか。その他、脇は、おなじみのおもだかや一門が固めていて堅実。海老蔵をよく支えていたのでは、なかろうか。二幕の八剣玄蕃(片岡市蔵)や秦民部(市川右之助)では、こちらが観ていて居心地が悪かった二人が、三幕では、黒雲坊・白雲坊で生き生きと演じていておもしろかった♪大詰。猿之助歌舞伎で何度も観ている殺陣は、やはりおもしろい。これでもかというような爽快感があって、荒事のおもしろさを堪能できる。ただ、わかってはいても不動明王の空中浮遊の場へとの繋ぎが長く今回、観劇二回目なので、暗転し照明が入り延々と流れる長唄を聞きながら、ここは、早雲王子(もちろん後姿)が地獄に落ちるさまなどを遠見の景色のように描き、その後、どど~~んと不動出現とかしたほうが、ありがたみもあり場が持つのではなかろうかと考えていたりした。新趣向の空中浮遊も宙乗りほどのワクワク感をあまり感じることができないのはおしい。火炎地獄をあらわすお馴染の火幕を前に、イリュージョン・空中浮遊をする不動明王を観ながら、本日も、お賽銭がなかったなぁと思った観劇でもあった(お父上の不動は迫力満点だったからお賽銭が投げられたのか) → 千秋楽、誰か投げてくれないものであろうかと思っているのだが。しかしながら、市川宗家・御曹司のチャレンジ精神は、大いに買いたい。NHKでのインタビューに答えて、おもしろいと思える歌舞伎を模索するその姿は、大いに後押ししたい私である。大入りおめでとう♪海老蔵の今回の舞台を勤めるにあたってのインタビューを、ご紹介本日のきもの:良いお席にあわせて墨色地に咲く白牡丹の訪問着に龍の袋帯(昔のものを引っ張り出したが、20年前のものでも充分着用可)。市川家の紋のひとつである杏葉牡丹(ぎょぎょうぼたん)と鳴神の龍にかけて見る。きものって楽しい。帯揚は緋ちりめん、帯締は黒と銀の市松、帯留は漆に梅。コートは寒いので風と通さない唐織風の道中着、首には銀狐を巻き防寒対策。こちらは、場内にあった海老蔵の五変化の一部(右から怒りの鳴神上人、安倍清行、粂寺弾正)2階のロビーに鎮座ましました成田山新勝寺の出開帳
January 19, 2008
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ネット環境に不足の事故ありで、しばらく休眠していたブログですが、また、ぼちぼち溜めている観劇・感激を書いて行こうと思います。ただ、本日は、わたしの別の趣味のひとつである野菜作りで、今日の記事にこんなものが「シュンギクに残留農薬 基準の2~9倍」記事は、こちらびっくり~~~、最近、シュンギクは自前でまかなっているのですが、鍋物などには、かかせない素材、健康には関係ないとあっても複合汚染など考えてしまいますね。わたし自身は、野菜は、無農薬で育ているため虫にやられたりもしますが、種を蒔いて、双葉の芽がでてくると、うれしくていつも顔が緩みぱなし!淡い緑が可愛くて、りっぱに育ってねぇ~~と心の中で声をかけたりして(*^^*)今育てているのが、シュンギク、小松菜、京菜(水菜)、ほうれん草、明日葉。小松菜と京菜は、霜にも強くてすくすく育ちますが、シュンギクは、霜にアタルと葉っぱが茶色になる部分があります。ただ、この茶色になった部分をとってやると、また、そこから新芽が出て、すくすく育ち大きくなっていきます。生命力の強い青菜たち♪明日葉は、只今、休眠中といった感じでは、ありますが、しぶとく青い葉が出ているので、そのうち、柔らかいつやつやした食べごろの葉っぱがでてくることでしょう。これもまた、楽しみです♪
January 16, 2008
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宝塚星組公演を観た後、遅めのランチをして、その後、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に向かいました。せっかくの招待券を無駄にしては、もったいないということで、行ったのですが、これが大正解~~。年末年始企画展「和モード―日本女性、華やぎの装い」展美しい屏風や、麗しの豪華な刺繍内掛け、絞りと刺繍などを駆使した小袖、漆蒔絵の化粧道具、櫛・笄など螺鈿や蒔絵・珊瑚など、江戸時代のものを中心に展示された作品は、ため息が出る豪華さ。特に櫛と笄は、裏と表に違う模様の精緻な彫り込みで物語になっていたりとその技術のすばらしさに思わずうっとりと見惚れてしまいました!館内では、着物姿の方も多く見る事ができて、それも目の保養でしたね。ちなみに友人は、波の模様の江戸小紋ににひとつ紋、昔の黒の絵羽織を道行コートに仕立てなおしたものを着ていましたが、上品な彼女にぴったりで素敵でした。6時近くまで和モードを楽しんだ後、ミッドタウンのガレリア内・浅野屋さんでお茶をしました。甘く香るパンがおいしそうでしたが、帰りがけにパンを購入しようと思ったらあらかたうれていたのには吃驚。友人いわく軽井沢?に本店があるとか、とても人気のあるお店のようです。次回は、ぜひチーズを練りこんだパンを購入したいと思ったのでした♪
January 13, 2008
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青池保子原作の漫画『エル・アルコン―鷹―』を舞台化したもの。歴史的には、16世紀、エリザベス女王の頃、スペインとの争いを背景に、アルマダ海戦(スペイン無敵艦隊とイギリス艦隊の戦い)で負けるはずのなかったスペインが敗北するまでを描いていく。当然、海戦シーンが出てくるのだが、映像と音響効果を上手く使いそれらしく頑張っている。しかし、最後のスペイン艦隊のお披露目シーンは、ここはやはり海の上に浮かぶ巨大な船がほしかったところ。舳先のみでもよいので、ぐ~~んとオケボックス側(客席近く)まで乗り出してほしかったなぁと歌舞伎の手法ばりに、装置にひと工夫ほしかった。野望をいだく悪の主人公ティリアン・パーシモンを軸にした劇作では、あるけれど、歴史的背景がわかっていないと、置き去りにされてしまうかもという感じがある。物語的には、結局、因果応報で悪は滅びるのだが、キャラクターやエピソードを詰め込み過ぎたために、起承転結がなくだらだらとした雰囲気が漂い、登場人物に感情移入できなくなってしまったのは、おしいところ。ただ、宝塚得意のコスチュームプレイということで豪華な衣装は楽しめる。出演者では、主演の安蘭けいティリアンは、海への限りないあこがれと野望、そのために犯す数々の悪と裏切りを、出生の秘密とともに憂いを秘めた歌声と明快な台詞で観客を惹きつけるのはさすが。また、ルミナス・レッド・ベネディクトを演じた柚希が、金髪のロン毛がよく似合い、立ち姿の美しさが際立っていた。フランスの女海賊を演じた遠野あすかも、衣装が映え、美しく行動的なヒロインを魅力的に演じていた。その他で、目を惹いたのが、幼い頃のティリアンを演じた天寿光希。少年らしく愛らしい姿が心に残った。NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター グラン・ステージ 『エル・アルコン―鷹―』~青池保子原作「エル・アルコン―鷹―」「七つの海七つの空」より~脚本・演出/齋藤吉正ティリアン・パーシモン: 安蘭 けいギルダ・ラバンヌ :遠野 あすかルミナス・レッド・ベネディクト: 柚希 礼音グレゴリー/サンタクルズ: 英真 なおきイザベラ: 万里 柚美エドリントン/リカルド :にしき 愛アデリーヌ :朝峰 ひかり パーシモン卿: 紫蘭 ますみシュルベリー司教 :美稀 千種ジェラード・ペルー :立樹 遥バーバラ: 百花 沙里エドウィン・グレイム :涼 紫央女王エリザベス :星風 エレナペネロープ・ギャレット: 琴 まりえフィリップ二世: 祐穂 さとる ニコラス・ジェイド: 綺華 れい シグリット・シェンナ: 南海 まりキャプテン・ブラック 和 涼華 エミリー: 初瀬 有花スコット: 麻尋 しゅんギルダ(少女): 羽桜 しずくティリアン(少年): 天寿 光希他★少女の頃のギルダとティリアンの逸話は、原作にもあるのだろうか?実は、漫画をちゃんと読んでいないのでわからない・・・(^^;;NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター グラン・ファンタジー 『レビュー・オルキス―蘭の星―』作・演出/草野旦花の女王・蘭の花をテーマにエキゾチックに展開するショー。プロローグ、トップコンビが、ブランコに乗った「おじいちゃんとおばあちゃん」(衣装が淡いブルーとピンク)として登場し銀橋を渡る姿がほほえましい。ちなみにエピローグにも、この姿を観ることができる。見所は、舞台左右の花道まで溢れるロケットの若さ溢れる黒い衣装のラインダンスの迫力。大人っぽくてかっこいいのである。そして、紗幕の向こうで胡蝶蘭がたわむれるように踊る白い衣装のトップコンビのデュエットダンスの美しさ・・ロマンチック~~~(^^)アルゼンチンのコロン劇場バレエ団の芸術監督を務めるオスカル・アライス氏の振り付けのタンゴなども目を惹く。また、この作品が退団公演になる娘役・南海まりのエトワールは、うれしい驚き!ただ、ダンスでも歌でも若手の活躍が、あまり無かったのがおしまれるので、演出家は、ご一考を願いたい!あいかわらず、プログラムを購入していないので、間違いがあったらごめんなさい。観劇後、遅めのランチを「あら田」で取り、東京ミッドタウンのサントリー美術館へ向かう。本日のきもの:楽器を軽やかにかなでるウサギたちがいっぱい刺繍された・ちりめんのしゃれ訪問着(柔らかものである)。帯は、まだまだお正月気分ということで宝尽くしの袋帯。季節なので梅模様を絞った長羽織。寒いので首に銀狐を巻く。ちなみに足袋は生成別珍で暖かく(^^;;
January 13, 2008
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海老蔵が五役相勤め申し候の奮闘公演「通し狂言 鳴神不動北山櫻」を新橋演舞場で観る(敬称略)。雨で非常に寒い中(一緒に観るはずだった友人がインフルエンザになったと連絡が入り代役の方と当日待ち合わせ)観劇。「鳴神不動北山櫻」は、十数年前に、海老蔵のお父上(団十郎)が国立劇場でこの通し狂言を演じて以来の通し上演ではなかろうか。そのとき、彼が演じたのは三役(鳴神上人/粂寺弾正/不動明王)、今回は五役。冒頭、海老蔵の口上がつき、かつて猿之助が伊達の十役などで、複雑な芝居や役代わりについて解説していたお馴染の手法で始まる。本日は、鳴神上人紹介の場で説明を飛ばしてしまい、自分で受けて吹いていた・・こらこら(^^;; ← 可愛いから許してしまう。「切り切られ、騙し騙されと役を替わっての奮闘なれば、いつにも増してのご声援を御願いたてまつりまするぅ~」も、猿之助を思い出して懐かし~~いモード。テンポもよく、鳴神の場では、演出上、はしょった部分も結構あったが、殺陣もかっこよく(猿之助が義経千本桜の花矢倉で演出した躍動感ある立ち回りを思い出す)、江戸歌舞伎の荒事の世界を充分楽しむことができた。でも、最後の不動明王のイリュージョン・空中浮遊は、待ち時間が長い割には、今ひとつの感がある。これは、国立劇場での団十郎の不動明王が迫力があった。ちなみに、国立の公演では、観客が前のほうに出てきて、お賽銭を舞台に向かって投げ、拝んでいるのを目の前で観て(確か席が一列目センターだった)、吃驚仰天した思い出がる(@_@)観劇後、思ったのは、今回の舞台の演出は市川猿之助?と思ったほど、エンタティメントだったこと。ただ立ち回りの場での花道でのはしご段上りは、猿之助は、もっと上がっていて、より見栄えがしたので、海老蔵にも期待!おもしろかったので、再度、観劇予定のため、その時に気づいたことの詳細など記したいと思う。鳴神上人/粂寺弾正/早雲王子/安倍清行/不動明王 : 市川海老蔵雲の絶間姫: 中村芝雀関白基経 : 市川門之助文屋豊秀 : 市川段治郎腰元絹巻 : 市川笑三郎秦秀太郎 : 市川春猿小野春風 : 沢村宗之助山上官蔵 : 市川猿弥八剣玄蕃/黒雲坊: 片岡市蔵秦民部/白雲坊 : 市川右之助小野春道 : 大谷友右衛門本日のきもの:梅模様の紬におもちゃ模様のちりめん名古屋帯、襟元の半襟を羽子板や羽模様のお正月使用(フォト参照)にして楽しむ。コートは鶯に梅のリバーシブルの道中着(真綿の小千谷紬)。同切れのショールをマフラー風に結び暖かく。
January 12, 2008
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「如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか」という副題がついている作・演出/荻田浩一の宝塚花組・日本青年館公演「A-“R”ex」を観る。実は、この日は、午後から、乳がんの検査で、必ず一年に一回、三点セット(マーモ、超音波、触診)を人間ドック以外で受けている。医者からは、自分でも触診をして変だと思ったら飛んできてくださいねと問診で言われた後、疲れたので神宮近くのカフェで一休み。18時五分前に神宮の日本青年館に滑り込む。舞台構成としては、役者たちがアレキサンダー即位から死まで(20歳から32歳まで)を演じていくという二重構造仕立てで始まるが、あまりこの二重構造におもしろ実は無い。現代の戦争というものに対するメッセージというのも、観客には、届きにくいような。雰囲気的には、膨大な台詞のシェークスピア劇とロックミュージカル「ジーザス」を足して二で割ったような舞台、集中して観ると、どっと疲れがでる。体調がすぐれなかったせいもあるのだが、第一部、少し記憶が飛んでいる私・・・荻田氏は、オリバー・ストーン監督の映画「アレキサンダー」(主演・コリン・ファレル)の影響を受けたんだろうなと思える箇所が数箇所ある。母親が蛇を使うとか、アレックスが女嫌いで実は・・とか。大きく異なるのは、アレキサンダーは、戦いを好まないが、結局は、父親を超えたいがために戦場に赴いたというのが何とも・・私的には、歴史書を読むと、ギリシアの辺境・小国に生まれた彼は、ギリシアを統一した時点で、父親を超えてしまったと思えるのだが。ともかく、この作品では、受動的なアレキサンダーに対して、母親やら女神やらが彼を戦争に駆り立てるのだが、実は、女性は、戦い好きってことなのかなぁ?ラストは、戦いの神ニケとアレキサンダーが結婚とう図で幕になる・・。出演者では、第一幕は、どうなることかと思われた霧矢が第二幕では好演だったのは、うれしいが、主演の瀬奈じゅんは美しいが、存在感でアテナ、オリンピアに圧倒されているため印象が薄くアレキサンダーの意志がわからいまま終わるのがおしまれる。<プログラムを購入していないので出演者覚書>アレックス(アレキサンダー):瀬奈 じゅんニケ (アテネに仕える羽を持つ勝利の女神 ) : 彩乃 かなみ ディオニソス (豊穣と快楽の神:別名バッカスという名も):霧矢 大夢 *~*~* オリンピアス( アレックスの母。ディオニソスを信仰) : 矢代 鴻 フィリッポス( アレックスの父:母とは対立) : 萬 あきら アテナ (知恵と勝利の女神 ): 出雲 綾 アリストテレス (アレックスの家庭教師) 北嶋 麻実 タイス(ペルセポリスの遊女。ディオニソス信仰の巫女): 音姫 すなお ヴァルシネ (ペルシア軍最高司令官の妻、夫の死後アレクの妻となる。遠征途中で死亡):天野 ほたる ヘファイスティオン(アレックス旗下の将軍): 龍 真咲 セレウコス(アレックス旗下の将軍 ):綾月 せり クレオパトラ(アレックスの妹。結婚式に父親が暗殺される): 麻華 りんか スタテイラ(ペルシアの皇女。アレックスの正妃): 白華 れみ アンティゴノスアレックス旗下の将軍): 響 れおな カッサンドロス(アレックス旗下の将軍): 貴千 碧 ★ちなみにニケ像は、ルーブル美術館の入り口に飾られているのが有名。今にも飛び立ちそうな雰囲気は、いつまでも見飽きない姿である。<「アレキサンダー」映画の出演者>アレキサンダー - コリン・ファレルオリンピアス - アンジェリーナ・ジョリーフィリッポス2世 - ヴァル・キルマー プトレマイオス1世 - アンソニー・ホプキンスヘファイスティオン - ジャレッド・レトロクサネ - ロザリオ・ドーソン カッサンドロス - ジョナサン・リース=マイヤーズ クレイトス - ゲイリー・ストレッチ アリストテレス - クリストファー・プラマー http://alexanderthemovie.warnerbros.com/
January 9, 2008
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浅草若手歌舞伎・第二部 着物の日に観劇!まずは、ランチをしてからということで、神谷バーの三階・割烹でランチ。そのときに飲んだのが、浅草名物・デンキブラン(デンキブランのブランはブランデーのブラン。そのほかジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされているらしい。詳細はこちら)なみなみと注がれたデンキブラン・表面張力で盛り上がっているのが凄い、味は口当たりがよく好みである♪ランチ後は、三人で雷門を抜けて浅草散歩、その後は、お参りをして、いざ浅草公会堂へ。さすがに着物の日とあって、着物・着物・着物。こんなに着物を着た人を観たのは、初めてかもというくらい、それぞれ個性的で、もう目がいくつあっても足りないほど。友人いわく、日本人に生まれて幸せとばかりに開演までウキウキと過ごしてしまう。また、着物姿では、ない人には、劇場から羽織や半纏の貸し出しがあり、それもまた気がきいていてすばらしい。しかし、劇場の切符きりの人から、案内嬢まですべて着物というのは、壮観であることよ♪この日の、お年玉〈年始ご挨拶〉は、ラブリンこと片岡愛之助。ちょっと緊張気味だったのだろうか?それでも客席下りあり、客席からの質問者には、彼手の手ぬぐいを貰えるとあっては、うらやましい限りである(ちなみに手ぬぐいは、懐から出していたと思う)。初春の浅草の街を彩る「新春浅草歌舞伎」は、若手役者が大役に挑む舞台。第二部は、重厚な義太夫狂言「金閣寺」と市井の人々を主人公とした世話物「与話情浮名横櫛」という組み合わせで、趣がとこなる!○祗園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)・ 金閣寺 雪姫 市川亀治郎 此下東吉 中村勘太郎 狩野之介直信 中村七之助 慶寿院尼 中村亀 鶴 佐藤正清 市川男女蔵 松永大膳 中村獅 童若手の頑張りが光り、初日あけてまもなくではあるが、なかなか楽しい舞台になっている。歌舞伎の三姫と言われるお姫様役の大役である雪姫を演じる亀治郎が、NHK大河ドラマ「風林火山」の晴信を演じていたとは、思えぬ可憐さ。降りしきる桜の花びらの中ので運命に抗う姿は、芯の強さを秘めて魅力的である。この人の舞台は、決めどころの姿が映えて時代ものを魅せる力を持つ。前方席のセンターだったため足で描く鼠がいかにも大き過ぎとも見えたが、三階席から観る場合は、わかりやすいかもしれないと今は思える。また、大膳を演じた獅童の台詞が、聴きやすくなっていて、彼の頑張りを感じた。○与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 木更津海岸見染の場、 源氏店の場 与三郎 片岡愛之助 お富 中村七之助 蝙蝠安 中村亀 鶴 鳶頭金五郎 中村獅 童 和泉屋多左衛門 市川男女蔵「しがねえ恋の情けが仇」の名台詞で知られる歌舞伎世話物の名作で別名「お富・与三郎」としても知られている。一立斎文車(乾坤坊良斎とも)の講談が原作。愛之助は、初役のため、片岡仁左衛門に教えを受けた与三郎を演じているが、見初めの場での羽織落としでは、上手く羽織が落ちなくてハラハラしながら見守ってしまう。しかしながら、御年玉で彼自身が語っていた、関西生まれなので、江戸弁に苦労しているとのことであるが、台詞は口跡よく違和感はあまりない。雰囲気が仁左衛門によく似ていて芸を継承するとは、こういうことかと思える舞台でもある。七之助のお富は生真面目であり、与三郎の愛之助ともども、今ひとつ色気にかけるが、初々しく一生懸命な姿が初春の舞台によく似合い楽しめる。名台詞(四幕目 源氏店妾宅の場)与三郎:え、御新造(ごしんぞ)さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、 いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。お 富:そういうお前は。与三郎:与三郎だ。お 富:えぇっ。与三郎:おぬしぁ、おれを見忘れたか。お 富:えええ。与三郎:しがねぇ恋の情けが仇(あだ) 命の綱の切れたのを どう取り留めてか 木更津から めぐる月日も三年(みとせ)越し 江戸の親にやぁ勘当うけ よんどころなく鎌倉の 谷七郷(やつしちごう)は喰い詰めても 面(つら)に受けたる看板の 疵がもっけの幸いに 切られ与三と異名をとり 押借(おしが)り強請やぁ習おうより 慣れた時代(じでえ)の源氏店 そのしらばけか黒塀(くろべえ)の 格子造りの囲いもの 死んだと思ったお富たぁ お釈迦さまでも気がつくめぇ よくまぁ おぬしぁ 達者でいたなぁ 安やい これじゃぁ一分(いちぶ)じゃぁ 帰(けぇ)られめぇじゃねぇか終幕後、一旦幕が閉じるが、着物の日ということで、それぞれ出演者が挨拶。亀治郎が、大衆演劇の座長(木馬座)かと思える金の半襟に派手な衣装をあつらえ、花道から登場し大いに観客を沸かせサービス精神満載。また、男女蔵が、どうも毎年言っているらしい「水着の日」を実現したいと言って、こちらも観客を沸かせていた。来年も、またぜひ、華やかな着物の日に観劇を楽しみたいと思えた日であった♪夜は、お誘いを受け「沖縄料理と泡盛古酒 ぬちぐすい」 の宴会に参加。こちらも華やかで、女装の麗人・あかねさんの艶やかなお姿を堪能した。本日のきもの:亀治郎の雪姫に合わせて帯留が象牙に雪の結晶の象嵌。お正月ということで初物の帯留をを身につける。着物は山○美術の訪問着・源氏物語に桜は「金閣寺」の降りしきる桜にあわせてみる。帯は初春らしく刺繍の桜と蝶が舞う(昔、オペラ「マダム・バタフライ」を観るために購入した帯である)コートは藤色の道中着・ショールをマフラー風に巻くのが好みである。
January 6, 2008
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今日は、浅草の神谷バーでランチ後、浅草で観劇はじめの歌舞伎を観る予定。ここ数年、新年は、浅草歌舞伎を観、浅草寺にお参りをしている。さて、本日は、はじめての浅草歌舞伎きもの日の観劇であるが、観劇する人は、皆、きものらしい。私は着物を着るのも好きだが、他の方のきもの姿を観るのは、もっと好きなので凄く楽しみ。さてさて・・・うふふ、ただ、自分は、何を着るかまだ決めていない。やはり、お正月なので、訪問着ですかね。さて、どうしようか・・・。
January 6, 2008
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本日は、箱根駅伝を見る。昨年、自分で走ったばかりなので、テレビを見ていても臨場感が違うなぁと思う。10月、仕事仲間とたすきをつなげながら三区の湘南海岸や東海道の松林などを走らせてもらったが、競争ではないので適度なアップダウンを楽しみながら、走ったのが懐かしい。(詳細は、10月のプログに記載)今回、途中棄権しなければ、ならなかった昨年の覇者・順天堂大学の小野裕幸(3年)選手、その後、体調は大丈夫だろうか。ゴール500メール前での棄権は、無念ではあろうが、これからの選手なので、くれぐれも大事にしてほしい。ともかく、早稲田、第84回箱根駅伝・往路優勝、おめでとう♪早稲田は12年ぶりの優勝とか、ちょっと丸くなった感の早大・渡辺監督を見ながら月日の流れを感じた。フォトは、繋いだ襷と往路のゴール追記>5区を走った早稲田の駒野キャプテンは、早稲田実業出身なんですね。2007年度は、野球の斎藤祐樹投手といい彼といい王監督の後輩が、早稲田で大活躍!うれしいですね~~~♪そして、二人とも実に端正ではある。← 結局それかい!
January 2, 2008
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あけましておめでとうございますm(__)m今年の抱負といたしましては、ぼちぼち健康で「きもので観劇・感激」を楽しんで生きたいと思う元旦。頼んでいたリバーシブルの紬が、年末に仕立てあがって届く・・・実は、仕立てを頼んでいたのを忘れていた・・・(^^)冬の旅行用に頼んだリバーシブル着物ではあるが、なかなかよくできたのでは、ないかと自画自賛。購入して、10年近く押し入れに眠っていた朽葉色の無地の結城紬がやっと日の目を見る!無地で寂しいので「しゃれ紋」をひとつ背中につけてみる。紋はウサギに秋草の刺繍、フォトではわからないが、ウサギには愛らしい桃色の目もついている。なかなかラブリーに仕上がったような気がする。こちらは大好きな縞模様(茶系)。安かったので西陣紬かも知れない。さて、冷え込む時にでも縞模様を着てみようかな(^^)
January 1, 2008
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