快風身体均整院

快風身体均整院

2011年06月17日
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カテゴリ: お薦め
常にマイナス言葉をプラス言葉に言い換える人でした。中学時代の陸上部顧問、田中由一(たなかゆういち)先生。

専門は400mハードル。早稲田大学競争部主将を務めた何年か後、我がT中に赴任。

マラソンの瀬古利彦選手とは早稲田同期であり、瀬古選手を育てた故・中村清監督の下、ともに鍛え上げられました。


「寒い~」×
「涼しい~」○

「しんどい~」×
「気持ちええなぁ~っ」○

そう言って、日が沈んだ後も、土砂降りの雨の中でも、いつまでもグランドを、部員とともに走り続けます。

ある土曜日の午後練習。100m坂道ダッシュ×100本。


「もう50本か!」○

それどころか、やったことは忘れろと。

残り10本。「ええか、今日の練習は坂道ダッシュ‘たった’10本だけや。おまえら、よかったな~っ、楽勝やろ!」

よかったな~って言われても。。

「努力は無限」


「はよう、どっかの中学に転勤になればええのに」と、苦々しく思っていた人の本を買ってしまいました。


言葉のちょっとした言い換えに、いったいどれほどの力があるのか。

きつい練習中、もう笑うしかないとき、ついでに口にする冗談くらいにしか思っていませんでした。

先生自ら、誰にも先頭をゆずらずに100本全部こなすのと、あと、怒るととっても恐いから、仕方なくついていったのだと。

ふり返れば、ちょっとした言い換えを駆使して、起こった出来事をとらえ直し、人生を渡ってこられた教え子が、1000人近くはいるでしょう。ここにも一人。


冗談としか思えなかった言葉の力のしくみ。中学生には難しく、体で覚えるしかなかったかもしれない。

中学に上がる前、こんな絵本に出会っていたら、また違ったのかも。

「となえもんくん(ことばの力のまき)」


「母と子の均整法セミナー」 もお早めに)



プラス言葉やマイナス言葉は、どこに響いてどうやってかたちを持って返ってくるんだろう?と疑問に思う人にはこの一冊。

「アトランティスの叡智」


「肉体というのは、すべてのボディの中で最も『リアル』ではありません(第5章P.171)」

書店で手に取り、たまたま開いたページから目に飛び込んできた言葉。

日々その肉体を整えている仕事柄、ハッとして、そのままレジに。



プラス言葉もマイナス言葉も、肉体より、もっとリアルなところに響いて返ってくるそうですよ。


つゆ読リスト、梅雨が明けるまでに、あと2周はいきたいな。由一先生のはいいや、もう。。なんて、うそです。





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最終更新日  2012年12月28日 07時03分19秒
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