快風身体均整院

快風身体均整院

2015年09月11日
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カテゴリ: 自己紹介
18で上京し、一人暮らしのための部屋探しを始めたときのこと。

縁あって、バイト先として上京前から決まっていた、目白に住もうとしていました。

家賃の相場がまったく検討つかないまま、飛び込みで目白駅前の不動産屋さんに。

なるべく安いところをと、「月1万円くらいでありませんか?」と聞いてみました。

地元で長年、不動産業を営んでいる様子のおじさん、呆気にとられた様子。それでも「あるよ。見てくるかい?」と、地図のコピーを渡してくれました。

「あるんだなー、1万円台」と、うきうきしながら物件の前に着くと、全体が少し斜めに傾き、外壁には上から下まで太いひび割れがビシッと入り、何十年分かのツタがからまって伸び放題の、2階建てアパート。

打ちっぱなしのコンクリに、すりへったスノコが敷かれた共用玄関。奥の様子を伺うと、廊下全体、分厚く積もったほこりに足跡はなく、誰も住んでいる気配がありません。

お化け屋敷が大の苦手ですから、お店に帰って「無理です」と伝えると、東京暮らしの現実が分かったろう、とドヤ顔のおじさん。腹が立ち、そのまま店を出ました。

それでも相場の勉強になったので、次の不動産屋さんでは「2〜3万円台でありませんか?」と恐る恐る聞いてみました。



目白駅と池袋駅のちょうど真ん中。山手線の上を西武池袋線が交わるあたりの西池袋2丁目、6畳1間風呂なし木造アパート、月27000円でした。

小さな台所には換気扇がなく、炒めものをするときには銭湯に行く前に、など段取りを考えなければなりません。

他にも不便はたくさんありましたが、初めての一人暮らしのワクワクさに全部まぎれてしまいました。

お兄さんが勤めていた不動産屋さんは、現在は移転してしまった様子。何か不動産関係で用事があれば、そのお兄さんを訪ねたかった。

今乗っている自転車が壊れたら、次の自転車を買うお店は決まっています。

パンク修理を頼んだだけなのに、ブレーキから何から全部チェック、調整してくれる、自転車愛にあふれるお兄さんの店。

素敵なコーヒー豆のお店も近所で見つけました。

27000円から始まった東京暮らしは、こんな縁が少しずつ広がっています。

って、これから上京してくる皆さんにも、思ってもらえる均整院を目指します。

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最終更新日  2015年09月11日 09時25分30秒
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