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Aug 29, 2004
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絵本のことについて書いてある本を読むのは、結構おもしろい。

『子どもの本の森へ』…表紙には、グリーンの地にオレンジの題字、そしてグリーンのグラデーションの木々の絵が、ぐるっと渦巻状に描かれている。
確かに「本」という字は、「木」という字に似ている。
「本の森」って、素敵な言い方だ。

この本の中では、「子どもの本」について、心理学者の河合隼雄さんと、詩人の長田弘さんが、ゆったりとした感じでお話しされている。

自分が子どもの頃読んだ本、大人になってから知った大好きな本などについて語られていると、すごくうれしい。

たとえば『かいじゅうたちのいるところ』については、こんな感じ。

河合「お母さんに叱られたときの子どもの心の中の反応というのは、あのぐらいのかいじゅうが暴れているんだと思うんです、ほんとに。こんなお母さんみたいなものに負けるかと思って、カーッとなる。」
長田「その心の中のかいじゅうたちの、子どもは親玉になるわけですね。」


私の大好きな絵本たち、心理学者や詩人の方にはこんなふうに解釈されるんだなぁ、と、すごく感心してしまう。

基本的には、絵本を読むときは、あれこれ解釈しようとせずに、純粋に自分なりの楽しみ方をすればよいと思っているが、他の人が絵本について語っているのを聞くと、新しい見方ができて、とても新鮮である。「そうなの、そうなの!」と拍手したくなるときもある。

自分が読んだことのある絵本の良さを再認識し、知らなかった絵本があれば、とても読んでみたくなる本。(『赤毛のアン』『クローディアの秘密』『トムは真夜中の庭で』など、私の大好きな児童文学についてのお話もいっぱい!)

『子どもの本の森へ』(岩波書店)





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Last updated  Aug 30, 2004 02:38:42 AM
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