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カテゴリ: 事件簿
 無罪の判決で流した芳賀研二の涙は偽りの涙だった。裁判所にも関係者にも感謝すると流した涙は偽りの涙だった。その涙は真実の涙と思ったわけではないが、多少の誤魔化しはあっても、悔い改めの気持ちはあるだろうと思っていた。偽りの世界の偽りの駆け引きの果てに起きた詐欺事件であり、恐喝事件であった。そんな事件の裁判で、多少の誤魔化しは仕方ないと思っていた。逆転勝訴での涙が、悔い改めたものとは思わなかったが、偽証があったとは信じられない。

 悔い改めは裁判に勝つためのものではない。裁判に負けても、自分の心に偽ることの無いものだと、尤もらしく悔い改めの言葉を使うが、事件は、騙した方も騙された方も、欲と欲の絡み合いで、勝手にしろ的な事件だ。騙すだまされるの駆け引きの世界でも、暴力団の陰をちらつかせる恐喝で芳賀研二も負けである。その負けが偽証で勝ちになった。

 逆転無罪で有頂天になっていた芳賀研二の見せ掛けの涙を悔い改めの涙と思ったのが少し悔しいが、勝手にしろと言いたいようなニュースだ。

 証言者が結婚式に参加する程の親しい間柄ではあった。しかも、社会的にも信頼度の高い歯医者さんと言うから判事も騙された。判決が納得いかない検察は証人を偽証罪で起訴したと言う。

 芳賀研二は無罪判決の詐欺事件で裁かれることはない。たとえ、裁かれることはなくても、詐欺事件の犯人である。一般の人間とは違い、一応は有名人であるから、その分の負担を負うことになる。詐欺は騙された方も欲に絡んでの事だから、それ程の罪などないと世間は思っているが社会的制裁も少ないが、恐喝と偽証は許されざる罪である。法廷が駆け引きの場であっても、偽りの証言でひっくり返すなどは、許されないだろう。ばれなければ、いいかも知れないが、ばれない訳がない。ある意味では幼稚な偽証である。たまたま、見逃されただけの事だが、弁護士はどうだという疑問が湧いてくる。弁護士が加担しての偽証ではないと思うが、何とも幼稚な偽証だ。

 裁判で勝ったにしろ負けたにしろ、芳賀研二の問題である。とは思うが、胸糞悪いニュースである。芳賀研二の母親は典型的な情け深い南国の女で、人を騙したり傷つけたりする事を許さない人だ。人を傷つけるくらいなら、自分が傷つくほうを選び、人を騙すくらいなら、野垂れ死にを選ぶタイプの人だ。その母親の涙は尊いものだが、判決に喜んだ芳賀研二の涙は、偽りの涙だった。詐欺事件そのものは騙された方が悪いような事件だ。欲深い人間たちの駆け引きでしかないが、駆け引きは駆け引きで終わって欲しいものである。幾ら儲けようとご自由にどうぞが、世間の一般的な詐欺事件への目だ。 

 母親の涙は尊いものだが、芳賀研二の涙は偽りのものだった。





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最終更新日  2009.03.18 10:37:40
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