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障害者雇用、不正3700人=中央省庁28機関、水増しは「恣意的」―第三者委報告10/22(月) 9:41配信 中央省庁の障害者雇用水増し問題を調査した第三者検証委員会(松井巖委員長)は22日、2017年6月1日時点で、不正に3700人を障害者として計上していたとする報告書を発表した。 「法定雇用率(当時2.3%)を充足するため、恣意(しい)的で不適切な基準を用いた」と認定。障害者雇用に対する意識が低く、ルールを無視したずさんな運用を少なくとも20年以上続けていた実態が明らかになった。 問題があったのは、省庁に会計検査院などを加えた国の33行政機関のうち28機関。当初はほとんどで法定雇用率を超えたとしたが、実際にクリアしていたのは不正のなかった5機関と厚生労働省の6機関にすぎず、省庁全体の障害者雇用率は1.18%にとどまった。政府は雇用率(現行2.5%)を達成するため、0.5人と数える短時間勤務者も含め、19年末までに障害者4072.5人を採用する計画だ。 不正の開始時期は確認できなかったが、遅くとも1997年ごろから4機関で現行の手続きが始まっており、報告書は「大規模な不適切計上が長年にわたって継続するに至った」と結論付けた。記者会見した松井委員長は『公務員の仕事とは何なのか、あぜんとする思いがした』と心証を語った。 省庁別では国税庁が1103人で最多。制度を所管する厚生労働省でも不正は行われていた。障害の種別では身体障害者が3390人と全体の9割以上を占め、総務省では裸眼視力が0.1以下の人を障害者と認定していた。 また、91人は退職者などすでに在籍していない人で、中には死亡していた人もいた。財務省と観光庁は職員となっていない人を計上していた。 何も書く気になれない…。
2018年10月22日
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腹立たしいというか、情けないというか。怖いというか、嫌になっちゃうけどニュース備忘録。KYB、19日に建物名公表=データ改ざん、影響長期化10/18(木) 18:04配信 時事通信 地震などによる建物の揺れを抑える免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、KYBは19日午後、不正の疑いのある装置が使われている建物名を公表する。同社は不正を発表した16日時点では「所有者などの了解が得られていない」として具体的な建物名を明かさなかったが、17日以降、自治体などが相次ぎ同社製品の使用を発表。動揺の広がりを受けて、急きょ公表を判断した。 公表するのは、改ざんの有無を確認中のものも含めた986件のうち、不特定多数が利用する施設を中心に、所有者などの了解が得られた建物。同社の公表を待たずに、既に多くの自治体が庁舎などへの使用の公表に踏み切っており、国土交通省も不特定多数が利用する施設は、利用者への情報提供が必要として公表を促した。 KYB製の免震・制振装置の設置はこれまでに分かっただけでも、自治体の庁舎や病院といった公共施設、多くの外国人観光客も訪れる観光名所、高い安全性が求められる原発関連の施設など広い範囲にわたっている。18日には東京・日本橋の日銀本店の旧館、日銀釧路支店(北海道釧路市)での使用も判明した。 日本製品に対する信頼を逆手に取ったようなこのような改ざんは、日本を建物に例えたら「シロアリ」のようなものだ。そんなシロアリはどんどん増えているような気がする。記者殺害疑惑、サウジ皇太子関与説強まる=「改革者」の強権に懸念も10/18(木) 15:49配信 時事通信【カイロ時事】サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジ総領事館で殺害された疑惑で、サウジのムハンマド皇太子(33)の濃厚な関与を疑わせる情報が次々と浮上している。(後略)尋問なし、殴打、薬物投与=「生きたまま切断」か-サウジ殺害疑惑これは本当に怖い話。サウジアラビアと仲良くしたいアメリカは、どのような落としどころを作るんだろう。沢田研二が自ら中止の理由を説明「客席が埋まらなかったから」「ファンに申し訳ない」と謝罪10/18(木) 17:23配信 スポーツ報知沢田研二も、本当に情けないボケ老人に近くなったんじゃないか?本当にファンを大切にするなら、そもそも客が集まらなかったからと言って中止になどするわけがない。「申し訳ない」という言葉が本当に空々しい。7000人のファンたちは、それでも彼のファンであり続けるのでしょうか。それても、このように老いてゆくかつてのスターを、最後まで見届けようと思うのかな。まあ、人は誰でも老いてゆくんだけど、できれば本当の矜持を見せて欲しかった。<安倍内閣>片山氏疑惑報道 野党が「資質」追及に照準10/18(木) 20:41配信 毎日新聞この記事で取り上げられているのは、片山さつき、渡辺博道復興相、工藤彰三国土交通政務官だが、偉くなったばかりにどんどん出てくるねという感じがする。こんなイタチごっこばかりが取り上げられるのには、正直なところ嫌になっちゃう。政治の世界も、シロアリが群れているようだ。イヤなニュースばかりなので、爽やかなニュースもあったということで…また快挙!藤井七段、最年少新人王!16歳2カ月、31年ぶり記録更新 2018年10月17日 15時1分 スポニチアネックス 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(16)が17日、大阪市内の関西将棋会館で指された新人王戦決勝3番勝負の第2局で、プロ棋士養成機関・奨励会に所属する出口若武三段(23)を105手で破り、優勝した。 棋戦優勝は、2月の朝日杯将棋オープン戦以来で2回目。現在、16歳2カ月で、森内俊之九段(48)が持っていた17歳0カ月の新人王最年少記録を31年ぶりに更新した。(後略)
2018年10月19日
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私は加計理事長の会見に関するニュースもワイドショーも見ていなかったのだが、今、リテラの記事を見て相当にひどかったようなので、記録として載せておこう。加計理事長会見で珍しく新聞・テレビ記者たちが徹底糾弾! 追い詰められた加計理事長がデタラメ言い訳連発加計理事長のデタラメ会見に加計学園の職員も「ありえない」! 一方、NHKは安倍政権への忖度で完全に沈黙(記事の一部) さらに、加計理事長の会見内容をひっくり返す新証言をぶつけたのは『報道ステーション』(テレビ朝日)だ。このところ、政権批判をほとんどやらなくなっていた同番組だが、この会見についてはトップで報道。しかも、加計学園の職員が登場して、渡邉前事務局長に責任を被せようとする加計理事長の「勇み足発言」に対し、こう反論したのだ。「(事務局長が「勇み足」するということは)そんなことあり得ません。理事長がトップで、あとはみんな兵隊ですから。もう、茶番を何べんするのっちゅう話。そんな勝手に『こういうことがありました』というのを黙っているわけにはいかないので」 つづけて、「加計理事長の意向なくして、そういう動きを事務局長がとることはあり得るか?」という質問に、この加計学園職員は「考えづらいというか、あり得ません」と断言した。 加計理事長の説明だと、まるで渡邉前事務局長が主導権を握り、安倍首相との面談をでっち上げるという詐欺的行為によって獣医学部新設にもち込んだかのようだが、加計学園の職員は「そんなことはあり得ない」と告発したのである。安倍首相と加計理事長は「腹心の友」らしい。「類は友を呼ぶ」ですね。…と笑ってはいられません。
2018年10月12日
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富田林逃走 樋田容疑者、山口県で逮捕 パンなど万引き(毎日新聞9月30日) 大阪府警富田林署で勾留中だった樋田淳也(ひだ・じゅんや)容疑者(30)が逃走した事件で、樋田容疑者が29日午後6時半ごろ、山口県周南市で食料品を万引きしたとして窃盗の疑いで山口県警に現行犯逮捕された。指紋が一致した。逃走から48日ぶりの逮捕で、自転車で逃げていたとみられる。大阪府警が今後、指名手配していた加重逃走の疑いで逮捕し、逃走経路や動機などを追及する。 富田林逃走:高知の警官「お遍路さんだと」 容疑者に職質毎日新聞 / 2018年10月5日 9時52分 大阪府警富田林署から逃げたとして、加重逃走容疑で逮捕された樋田淳也容疑者とみられる男が高知県須崎市の道の駅「かわうその里すさき」で職務質問を受けていたことが分かり、高知県警は4日、対応に追われた。 県警によると、8月30日午後11時半ごろ、須崎署に「道の駅のトイレ付近に不審な人物がいる」と連絡があった。パトロール中だった地域課の男性署員2人が駆け付け、職務質問すると、樋田容疑者は偽名を伝え「和歌山から来ていて、八十八カ所巡りをしています」と答えたとみられる。身分証は持っていなかったが、所持品検査をすると、衣類などが多く入っており、署員は「受け答えは素直でちゃんとしていたし、お遍路さんだと思って怪しまなかった」と話しているという。 山口県周南市で樋田容疑者が逮捕された際は、山口県警が自転車の防犯登録番号を府警に照会したことで特定された。一方で、県警によれば、職務質問をする際、不審だと思わなければ防犯登録番号の照会をしないこともあるといい、刑事企画課は「男が樋田容疑者であれば、結果的にもっと調べるべきだった。指導を徹底していく」とした。【北村栞】富田林留置所から逃亡し、48日目にやっと逮捕された樋田容疑者のニュースには色々考えさせられた。その後のニュースに、堂々と顔も隠さず市役所にわざわざ立ち寄って「日本一周中」のパネルを作ってもらったり、大したものだと思ってしまうほど。富田林署については「とんだ(まぬけな)警察だ」と呆れていたけれど、彼の行動とそれにすっかり騙された人たちのことを思うと、「人間って騙されやすく間抜けなんだ」と思わざるを得ない。顔を見たら坊主にはなっているが顔が変わっているわけではない。簡単に騙され、「逃亡中の人ではないか?」と疑った人もいないということは、その行動や話し方によって人は簡単に騙されるのだという証明をしてくれたようなものだ。いつも「オレオレ詐欺被害」のことがこれだけ言われているのに、どうして簡単に騙されるのか不思議に思っていたけれど、いくら「自分は大丈夫」と思っていても騙されるものなのね。だって、日本全国の警察には彼の写真やモンタージュは届いているはずなのに、ひょっとすると「金もないのだからこんな場所には来ないだろう」「逃亡中なのだからこんなに堂々としているはずがない」という勝手な思い込みもあったのかもしれない。詐欺師は人の心理を良く知っているのでしょうね。その才能を、世のため人のために使ってくれたらいいのに。多分、万引きは各地でしていたと思うのだが、今まで見つからなかったことに気を良くして、きつと彼も少し油断をしていたか、自信を持ちすぎたのが落とし穴でしょう。油断と傲慢は足元をすくうという教訓も、彼は教えてくれたかな。それにしても、まだ黙秘を続けているんだろうか。どうするつもりなんだろう。
2018年10月05日
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2018年のノーベル医学生理学賞、本庶佑氏ら2氏に10/2(火) 8:51配信 【10月2日 AFP】スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)は1日、2018年のノーベル医学生理学賞(Nobel Prize in Physiology or Medicine)を、がんの治療法に革命的な変化をもたらした功績により、京都大学(Kyoto University)の本庶佑(Tasuku Honjo)特別教授、および米テキサス州立大(University of Texas)のジェームズ・アリソン(James P. Allison)教授の2氏に授与すると発表した。 受賞理由は、「免疫を抑える働きを阻害することでがんを治療する方法の発見」。 授賞式は、1896年に死去し遺言でノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel)の命日である12月10日に、スウェーデンの首都ストックホルムで開催され、両氏は同国のカール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf)から賞を授与される。 賞金900万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)は、両氏で分け合うことになる。「定説を覆す」「わが道を行く」研究の原動力は好奇心 本庶佑氏ノーベル賞10/2(火) 8:00配信 産経 本庶佑さんは研究の原動力を聞かれると「何かを知りたいという好奇心だ」と即答する。研究する上で大切なことは「好奇心」「勇気」「挑戦」「確信」「集中」「継続」。それぞれの英語の頭文字から「6つのC」と表現する。それは自身の人生そのものだ。 「定説を覆す研究でなければ科学は進歩しない。学問の世界も保守的で、定説に沿わないような論文はなかなか認められず苦労するものだが、後世に残る研究とはそういうものだ」 平成17年、京都大医学部の最終講義では、こう語った。「目標は難しいほど魅力がある。誰もが見向きをしないような石ころを拾い上げて、ダイヤモンドに仕上げていく。どうなるか分からない混沌とした状態の中から立ち上げていくところに大きな魅力を感じる」 科学者を目指す若い人には、こんな言葉を贈る。 「教科書に書いてあることが全部正しいと思ったら、それでおしまいだ。教科書は嘘だと思う人は見込みがある。丸暗記して、良い答案を書こうと思う人は学者には向かない。『こんなことが書いてあるけど、おかしい』という学生は見どころがある。疑って、自分の頭で納得できるかどうかが大切だ」 現在も特別教授として研究チームを引っ張る。世界との競争は激しいが「僕らは100メートル走のような競争はしない。皆があっちを向いているときは、こっちを向いてやる。わが道を行く」と語った。「丸暗記して、良い答案を書こうと思う人は学者には向かない」とは至言であろう。今後、ノーベル賞を受賞する研究者は減るかも。
2018年10月02日
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北海道地震を予測した東大教授が予測する「今、危険なエリア」女性セブン 2018.09.14 07:00 気象庁の統計が始まった1923年以降、北海道内陸部で起きた地震はわずか8回。政府の地震調査委員会が予測していなかった“想定外”の大地震が起きた。しかし、発生の約1か月前に「北海道胆振(いぶり)地方」と地名まで的中させ、再三警告を出していた人物がいる。それが東京大学名誉教授でJESEA(地震科学探査機構)会長の村井俊治氏(78才)だ。 村井氏は1999年に「第3回国連宇宙会議」で議長を務め、2013年には日本測量協会の会長に就任している“測量学”の世界的権威である。JESEAではその測量学を応用して地震を予測し、「週刊MEGA地震予測」というメールマガジンを毎週配信している。 村井氏が行う「MEGA地震予測」とは、国土地理院が全国約1300か所に配置する「電子基準点」のGPSデータを用いた地震の予測方法。地表は絶えず動いており、それが短期・長期的に見て上下や水平方向にどれくらい動いているかを分析。過去に起こった地震前の変動と比較して、地震の「前兆」を察知する。「胆振地方は今年6月頃から、地表の沈降が目立っていました。これまでの研究でわかってきたことは、沈降が長く続くのは危険のシグナルで、その後に大地震がくることが多い。なので、7月下旬からメルマガで注意を喚起していました」(村井氏) そこで本誌・女性セブンはJESEA協力のもと、「MEGA地震予測MAP」を作成。今年2月下旬からの約半年間で、地表に5cm以上の高さ変動があった地域をもとに、村井氏が予測した警戒ゾーンを記した。その中でも特に大地震が発生する危険性の高いエリアを紹介していこう。◆地盤の緩い東京の震度は非常に高い 村井氏が“今最も危険なエリア”として挙げたのは、東京・神奈川・静岡東部を含めた首都圏と東海。静岡県の「御前崎」や「伊豆諸島」に見たことのない「異常な地表変動」が、つい最近起こったという。「2011年の東日本大震災以来、日本列島は全体的に“南東向き”に地表が移動していましたが、静岡県東部をはじめとする日本の南側、つまり『南海トラフ』に並行する一帯だけは“北西向き”に移動していました。この一帯は日本列島全体の動きに逆らっていて、互いに押し合った状態で均衡していたわけです。しかし、8月下旬にその均衡が突如崩れました。列島の南東方向への移動が突然消え、南海トラフに平行な陸域の一帯が大きく北西方向に移動し始めたのです。この7年間で初めてのことであり、最初は目を疑いました。これまでに例のない“異常な水平変動”が起きています。 また、御前崎や伊豆のあたりでは長期的な沈降が見られ、周辺地域との境にひずみがたまっていると考えられます。さらに、三宅島の変動も大きいので、火山性の地震が発生する可能性もある。伊豆周辺で地震が発生すると、地盤の緩い東京の震度は非常に高くなります。よって、静岡県東部から関東にかけてのエリアが最も警戒が必要です」(村井氏)後略【MAPの見方】地図中では、今年2月24日~8月18日の間に、要警戒とされる「1週間で5cm以上の地表の上下動」があった地点を示した。それに加え、地表の長期的な「隆起・沈降」と、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」を分析し、過去の地震の前兆現象と比較した上で「震度5以上の地震が発生する可能性があるエリア」を警戒ゾーンとしている。
2018年09月15日
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全米オープン表彰式 会場の空気を変えた大坂なおみ選手の“涙のスピーチ”9/10(月) 20:09配信 全米オープン表彰式 会場の空気を変えた大坂なおみ選手の“涙のスピーチ”9/10(月) 20:09配信 大ブーイングの中の表彰式日本時間9日、女子テニスの大坂なおみ選手(20)は全米オープンテニスで、テニス界の女王、セリーナ・ウィリアムズ選手(36)を2-0で下し、歴史的な日本人初優勝を飾った。しかし、その表彰式で会場にはブーイングの嵐が。いったい何が起こったのだろうか。木下康太郎フィールドキャスター:今回、こんなに荒れた決勝戦は初めて見たという人も多かったと思います。表彰式の時になんと拍手ではなくブーイングが起こりました。このブーイングというのは、大坂選手に対してというより、審判のジャッジに対するブーイングなんじゃないかと言われています。<ブーイングに関して 各国のメディアでは…>米・ニューズデイ紙「審判はそうする権利を持っているかもしれないが、本当にそのようにして優勝を決めさせたいだろうか?」Deadspin「神経質な審判がセリーナ・ウィリアムズを完全にダメにし、ナオミ・オオサカの全米オープンの優勝を台無しにした」木下:このように報じられました。セリーナ選手は今回とても怒っていましたが、発端となったのは、本来試合では行ってはならないコーチングを、セリーナ選手のコーチがおこなった所から始まっています。吉田友佳氏(元プロテニスプレーヤー):グランドスラムは絶対にダメなんです。“カモン”とか、観客の皆さんと一緒に鼓舞するのはいいんですけど、基本的にジェスチャーや、そういうものはルールとして認められていません。この“コーチング”があったとして、審判からセリーナ選手に警告が出され、それに対してセリーナ選手は激高。その後も大坂選手にポイントを取られたセリーナ選手がラケットを破壊し、再び警告を受け、ポイントを失う事態に。木下:こういったことがあり、表彰式では歓喜のムードというより、ブーイングが響き渡ってしまったんですね。そんなブーイングの中で、質問者が大坂選手にこう尋ねた。「いつかグランドスラム決勝でセリーナと戦うのが夢だと言っていました。今どんな気持ちですか?」そこから大坂選手の“涙のスピーチ”が始まった。大坂選手の人柄にじむ 感謝のスピーチ「質問への答えではないことを話そうと思います。ごめんなさい。皆がセリーナを応援していたのを知っているから、こんな終わり方になってごめんなさい。ただ伝えたいのは試合を見てくれてありがとう。ありがとう」木下:会場の8割9割の観客はセリーナ選手のファンだったんですけど、この大坂選手のスピーチを聞いて涙しているファンもいました。大坂選手に対するリスペクトに変わったということなんですよね。吉田氏:本当に涙が自然に出てくる感じで、彼女のテニスに対する思いとか感謝の気持ちをあの場面で言えるという、人柄が世界中に愛される、スピーチだったと思います。そしてスピーチの最後には、セリーナ選手へのこんな言葉が。「全米オープンの決勝でセリーナと戦うことが夢でした。だからそれがかなって本当にうれしいです。あなたと試合ができて本当に感謝しています。(セリーナへ)ありがとう」安藤優子:大坂選手は何一つ悪いことしてないのに…セリーナ選手に対してありがとうって言ったときに、泣けましたよね。高橋克実:僕は試合見てませんけど、前後関係を見てなくてもあそこのシーンでうるうるしますし。三田友梨佳アナウンサー:表彰式の最中でさえブーイングが止まないのは、見ていて本当に胸が苦しくなる様子でしたけど…セリーナ選手の振る舞いに関しても、観客のブーイングに関しても、すべては大坂選手の言葉に救われたなって思いました。木下:とにかく大坂選手、選手としても人としても素晴らしいなっていうのがこのスピーチでわかりました。安藤:2020の東京五輪には日本の選手として戦ってくれますかね。吉田氏:はい!戦ってくれると思います。これからも大坂選手の活躍から、目が離せなくなりそうだ。日本人として20歳の大坂なおみ選手が世界一になったことには、テニスにさほどの関心もなかった私もビックリした。さらに大荒れとなった試合や表彰式の様子を見て、彼女の素晴らしさをあらためて知ることになった。彼女のスピーチで会場の雰囲気は一瞬にして変わった。決してセリーナの「もうブーイングはやめましょう」の言葉によるものではないだろう。試合中のセリーナ選手の言動の一部を見ただけでも、ブーイングを引き起こしたのは彼女で、観客はそのセリーナの後押しをしただけのように感じた。そんな時にどんな言葉を発したらいいのかなんて、大坂選手は考える余裕なんてないはずだ。ただただ、自分の気持ちを正直に述べたのだと思うが、その純粋さと優しさがみんなの荒れた心を我に返らせ、彼女が本当の勝者であり人としての素晴らしさが何かを気付かせてくれたのだと思う。心からの拍手を彼女に送りたい。そして、日本人として戦ってくれている彼女に感謝したい。これからの彼女が、どのようになってゆくのか本当に楽しみである。ついでながらだが、彼女の姿を見ていて、衰退の一途をたどっているような日本人の善さ(事実かどうかは別として、諸外国の人が日本人の善さとして認めてくれている要素)は、別の人種と混血することによって残されていくのではないかとすら感じている。もしもそうだとしたら、この世界の争いの波を穏やかにできるのは、そのような人たちではないかとすら思う。「日本人の血が入ってます」ということが誇りになる様な世界を夢想してしまった。「日本沈没」がSFと言えなくなってしまったような現在、もう領土だなんだと言えなくなる日が来るかもしれないし…。
2018年09月11日
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<北海道震度7>液状化被害、谷埋め立て地に集中9/8(土) 20:42配信 毎日新聞 6日未明の地震で、札幌市南東部の丘陵地帯にある清田区里塚の住宅街は液状化により陥没し、数十の民家が大きく傾いたり大きく損壊したりした。元の地形が分からなくなるほどの被害は主に全長約200メートルの帯状に広がっており、専門家は「谷をもろい火山灰で埋めて造成したため、衝撃によって滑りやすくなっていた可能性がある」と指摘している。 主婦、川口真由美さん(44)が家族4人で暮らしていた2階建て住宅は全体が約10度傾いた。玄関前のコンクリートは基礎部分が割れ、全体が浮き上がった。避難している北広島市の親類宅から様子を見に来るたびに家の傾きが大きくなっているという。「もうここには住めないと思う。どうすればいいのかわからない」と嘆く。小学5年の長女柚子さん(11)は「この家が大好きなので離れたくない」と悲しんだ。 札幌市の発表では、地震により現場付近に埋設されていた水道管が破裂。大量の水が流出し、道路の下の土砂が流された。7日の応急危険判定で55戸が「危険」、36戸が「要注意」とされた。 地質調査会社、北海道土質コンサルタントの遠藤秀博技術部長によると、この周辺は約4万5000年前に支笏(しこつ)湖(千歳市)が形成された噴火の際、高温で流れてきた後に冷えて固まった火山灰による強固な地盤となっている。 だが、里塚地区には急勾配の谷が多く、1978~80年の造成工事で平らに整備して宅地にするため山の部分を削り、谷を埋めた。固まっていた火山灰を一度崩すと、通常の火山灰と同様に非常にもろく水に浸食されやすい性質になるという。 被害が集中しているのは、かつて谷を埋め立てた部分。大量の水によって埋め立てた部分が液状化し、谷の跡が陥没して流出した土砂が斜面の下に向かって流れたとみられている。遠藤技術部長は「もろい火山灰で埋められていたので、液状化が起こらなかったとしても衝撃によって滑りやすくなっていたのではないか」と指摘する。 8日午後3時ごろ現場を視察した高橋はるみ知事は「このあたりの整備の状況や被害について説明を受けた。札幌市と連携して対策をしていきたい」と話した。【土谷純一】私は、この地域が住宅地に変貌する以前、この近くで親せきがリンゴ栽培をしていたので、少しはどのような土地か知っている。親せきのリンゴ園はこの住宅地のできた場所より高い場所で、液状化した地域を見下ろすような場所だったと思う。その後、親せきの家あたりからどんどん住宅地に変わっていって、最後には液状化したあたりを埋め立てて住宅地と変貌していった。最初に、もとの沢地に家が建ちだしたときに、「どうしてこんな場所に家を建てる気になるんだろう」と思ったことを覚えている。しかし、埋め立てた土が「火山灰」だとは思っていなかったので、札幌は人口増でこんな場所も埋め立てて住宅にしなくちゃならないんだと理解していた。この地域だけではない、千歳から北広島、札幌へと向かう場所は、かつては山あり谷ありの地形だった。それが、山が削られ、その土で埋め立てられ、工業団地や住宅地と変わってゆき、かつてはどんな地形だったかもほとんどわからなくなっている。苫小牧から札幌にかけての土地は、大昔の火山噴火による火山灰地である。山を削るとどこでも、そこは薄茶色の火山灰層がつらなっている。少なくても、岩盤地層はあまり見たことがない。だから、土地造成がしやすいのだろうが、このような現象が起こりやすい場所は今回の場所だけではないようにも思う。山を削った高台も住宅地になっている場所があるが、多分そこは安全なのではないか。このような場所を住宅地として許可した行政の責任はどうなるのだろうか。川の地下化部分が崩落か=札幌市住宅街の道路陥没―北海道地震時事通信 / 2018年9月8日 23時23分
2018年09月09日
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宮川紗江、塚原夫妻の録音があるとの声明文に「どうして録音をしていたのか疑問」8/31(金) 14:31配信 体操女子の世界選手権(10~11月、カタール)代表候補で、2016年リオ五輪代表の宮川紗江(18)が31日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)の独占インタビューに応じ、パワハラを告発された体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長(71)と塚原氏の夫で協会の塚原光男副会長(70)がこの日発表した声明文に対してコメントした。 声明文は全部で5枚で「18歳という宮川紗江選手にこのような会見をさせてしまったことにつきましても、私たちに責任があることは確か」と謝罪した。この謝罪に宮川は「素直にお詫びの気持ちを受け取りました」と明かした。 一方で千恵子氏の「私は速見より100倍よく教えられる」と発言したことを否定したことに「100倍よく」とは言っていないと否定。これに宮川は「これは言われた記憶が鮮明にあるので、FAXを読んだ時はこれはウソなんじゃないかと思いました」と断言。その上で「暴力行為の話の中で速見コーチはそういう指導をしているし、言うことをきかないとか言われたりとか、その中で本部長は私は長年、体操を教えているから私は速見の100倍教えられるっていうことを言われました」と証言していた。 声明文では宮川との会話の録音があることを明かしているが「まったく気づかなかったですし、そういう話をする中でどうして録音をしていたのかがすごく疑問で。どういう意図で録音をしたのかを思っています」と疑問を投げかけていた。私達の世代で「塚原光男」といったら、オリンピック体操の金メダリストであり、ヒーローだった。塚原夫妻のその後については、息子さんも体操選手して注目を浴びた時以来だ。それだけに、今回のことはとても残念に思っている。欧米のスポーツ選手が高齢になった時、現役の頃と比べてあまりに体形が変わっていることにびっくりすることが多いがこの夫婦も、朝ドラ風にいえば「ふぎょぎょっ!」である。(ところで、「ふぎょぎょ」って、岐阜のどこかで使われているのでしょうか) まあ、体形はどうでもいいとして、この夫婦の体操界における功績は大きいはずなのに、とても残念な夫婦になってしまったと思うのは私だけだろうか。ところで、息子さんの塚原直也氏はどうしているのだろうと思い今調べて、もう一度「ふぎょぎょ!」。オーストラリアの国籍を取り、オリンピック出場を目指したんですね。全く知りませんでした。今はご両親と共に「朝日生命体操クラブ」で指導しているらしい。彼は今回のことをどう感じているのだろうか。そして、どのように対処していくのだろうか。
2018年09月01日
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体操女子・宮川、協会からパワハラ受けた 18歳「勇気」の主張8/30(木) 6:00配信 スポニチ 覚悟の主張だ。体操女子の宮川紗江(18)が29日、都内で会見を開き、日本協会の塚原千恵子・女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)からパワーハラスメントを受けていたと明かした。元コーチの速見佑斗氏(34)が宮川への暴力行為により、無期限登録抹消などの処分を受けたことに端を発した今回の問題は大騒動に。日本協会も会見を行い速見氏の暴力行為を時系列で説明し、宮川の主張にはコメントを避けた。 髪をまとめ、ルージュを引き、パンツスーツで会見に臨んだ18歳は、覚悟を決めていた。「まだ18年しか生きていないが、人生の中で一番の勇気を出して、ここに立っています」。冒頭のあいさつで速見氏を擁護した後、口にしたのは衝撃の内容だった。協会の一部幹部からのパワーハラスメント。速見氏に処分が下る前の7月15日、宮川は塚原夫妻に味の素ナショナルトレセン(NTC)内の小部屋に呼ばれた。 「(速見氏に)暴力の話が出ている。あのコーチはダメ。だからあなたは伸びない。私なら速見の100倍教えられる」と詰問された宮川は、暴力行為の証言を求められたが拒否。「先生を家族も信頼して一緒にやっていく」と答えると、「家族でどうかしている、宗教みたいだと高圧的に言われた。家族もコーチも否定され、おかしくなってしまいそうだった」と明かした。 塚原本部長に対し、最初に恐怖を感じたのは2年前の冬。日本協会の「2020東京五輪特別強化選手」制度がスタートしたが、強化方針が具体的でないという理由で宮川は名を連ねず。すると16年12月19日、同強化本部長から宮川の自宅に電話があり、「2020に申し込みをしないと協会として協力できなくなる。五輪にも出られなくなるわよ」と言われた。脅迫に近い内容のため、コーチや家族と相談し、日付と内容をメモした。 また、「2020――」に入らなかったことで、NTCの使用も制限された。今年6月に名を連ねたが、今は脱退を強く要望。塚原夫妻に関係が深い朝日生命への移籍を、関係者から勧められたこともあったという。宮川は「最初から速見コーチの過去の暴力を理由に、速見コーチを排除して朝日生命に入れる目的なんだと確信に変わった」とし、「権力を使った暴力だと感じる。これらのパワハラの事実を認めていただきたいと切に願います」と話した。 速見氏の処分に端を発する今回の問題。コーチ、宮川ともに1年以上前に暴力行為があったことは認め、宮川は「暴力をしてしまったことは許されることではなかった」とする一方で、「いくらなんでも(処分が)重すぎる」、「体操女子を変えるには本部長が代わるとか、何か手を打つことを考えないといけないのかな」と訴えた。他にも同様にNTCの使用制限を受けている選手がいるという。 大目標の20年東京五輪を前に、選手生命を賭した告発。「東京五輪は、これまで通り金メダルを目指して練習していくつもり。一から速見コーチとともにやり直していきたい」。幹部のパワハラについて、日本協会はコメントを避けた。東京五輪で注目の体操で起きた大騒動は、どこに着地するのだろうか。 【体操パワハラ騒動経過】 ▼7月11日 日本協会に速見佑斗氏の暴力行為に関する通報が入る。 ▼22日 日本協会によるNTCでのパワハラの事実調査。 ▼23日 第1回懲戒委員会を開催。 ▼30日 日本協会が速見氏に聞き取り調査。同席したのは協会の弁護士。速見氏はパワハラの事実を認め、反省。 ▼8月8日 第2回懲戒委員会を開催し、常務理事会で処分を決議。 ▼13日 日本協会が速見氏に懲戒処分通知を発送。 ▼15日 日本協会が速見氏の処分を報道各社に発表。 ▼16日 日本協会の渡辺事務局長が、宮川の保護者と面談。今後の指導、その他対応を協議。 ▼21日 宮川が代理人弁護士を通じて直筆文書を発表。「パワハラされたと感じていません」などとし、指導継続を希望した。 ▼24日 日本協会が経過説明の文書を報道各社に発表。速見氏から、東京地裁に指導者の地位保全を求める仮処分の申し立てがあったことも発表した。 ▼27日 世界選手権代表候補の合宿がスタート。宮川は不参加。 ▼29日 宮川が会見。速見氏の処分軽減を求めるとともに、日本協会の塚原夫妻によるパワハラを主張。日本協会も会見し、速見氏の暴行歴を時系列で説明した。 ◆宮川 紗江(みやかわ・さえ)1999年(平11)9月10日生まれ、東京都出身の18歳。2歳で体操を始め、小学5年から速見佑斗氏の指導を受ける。15、17年世界選手権、16年リオデジャネイロ五輪代表。今年5月からレインボーと契約してプロ活動を行っていたが、契約解除。1メートル49、41キロ。お互いに誤解や思い込みの部分もあるのかもしれないけれど、まったくどうなってるんだ。昨日は一日出かけていたし、ニュース番組も見ていないのでよくわからないけれど、18歳の女の子がこのような会見をする事態はやっぱり異常だろう。少なくても、被害者であるはずの彼女がこのように感じていることは確かなのだから、(コーチの洗脳でそのように言わされているなら別だけども、そうでもなさそうに思える)日本体操協会の対応がまずかったのは確かであろう。今後の成り行きを見ていかなくては。
2018年08月30日
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障害者雇用水増し14県に 新たに福島、富山、石川08/22 21:39 更新 中央省庁や地方自治体による障害者雇用水増し問題で、福島、富山、石川3県が、身体障害者手帳や診断書を確認せずに職員を雇用数に算入していたことが22日、新たに分かった。栃木県教育委員会は同日、39人の水増しを公表。都道府県で最低だった雇用率の改善に取り組む中で、不注意からルールを拡大解釈したと釈明した。水増しを公表済みか、共同通信の取材で確認したのは計14県。 3県の発表によると、水増しの数は福島県と同県教委が計59人(2017年6月時点)。富山県教委が119人(18年6月時点)。石川県は知事部局と県教委、県警で計95人(いずれも17年6月時点)。 石川県では、95人を除外すると3組織とも障害者雇用率は法定率を大きく下回る。職員の自己申告に基づき担当者が判断。知事部局と県教委では、少なくとも02年度から不適切な取り扱いが行われていた。 栃木県教委は、うつ病で休職中の教員ら39人(17年6月時点)を算入。雇用率が都道府県で最低の1・4%となった11年の翌年から、6カ月以上休んでいる教員らを「手帳を取得できる可能性が高い」として計算に含めていた。水増し分を除いた障害者雇用率は法定率を下回っていた。 県教委の辻真夫総務課長は記者会見で「(算入に関する)厚生労働省のガイドラインを拡大解釈してしまった。悪意はなく、不注意だった」と述べた。 このほか共同通信に水増しを認めていた千葉県は22日、今年6月時点で15人を雇用数に計上していたと発表。岡山市教委は、手帳や診断書を確認していない職員22人を18年度の障害者雇用率に算入していたと明らかにした。最終的にどの位出てくるのだろう。所管の厚生労働省は本当にシロなのだろうか?まさか、今頃慌てて辻褄を合わせる作業をしているんじゃないでしょうね。医療関係と連携&協力し合って…など、まさかと思うが疑いたくなるほど官僚も政治家も信じられなくなっている。それもひどいけど、こちらもひどい。障害者、職場での虐待が過去最多 29年度1308人「倉庫に閉じ込め」「腰蹴られ」8/22(水) 17:36配信 産経 職場で雇い主や上司から虐待を受けた障害者が平成29年度に1308人(前年度比336人増)に上り、過去最多になったことが、22日に公表された厚生労働省の調査で分かった。虐待があった事業所は597カ所(同16カ所増)で過去最多。同省担当者は「社会全体として職場でのいじめや嫌がらせの関心が高まっており、通報の増加につながっている」と分析している。 調査は、虐待疑いの障害者を発見した人の通報を義務づけた障害者虐待防止法に基づいて公表されており、今年で6回目(1回目は24年10月~25年3月の半年間)。虐待の通報・届け出が寄せられた事業所は、1483カ所(前年度比167カ所増)で、虐待が認められた障害者のうち知的障害が489人で最も多かった。 虐待の種別(一部重複)では、賃金未払いや最低賃金を下回る金額しか払わないなどの「経済的虐待」が1162人と大半を占める。次いで、暴言や差別的発言などの「心理的虐待」が116人、身体的虐待が80人、性的虐待が7人だった。 虐待例では、金融・保険業に勤めていた身体障害者が、上司から職場内の倉庫に閉じ込められたとの届け出があった。また、小売業に勤めていた知的障害者が、事業主から作業が遅いと叱責され、反論すると腹や腰を蹴られたケースや、発達障害者が上司から抱きつかれたり、尻をたたかれたりなどの性的虐待を受けた例があった。障害者虐待防止法により、以前は隠れていた実態が少しずつ明らかになってきたのだろうと私は感じる。「大きな声では言えないことだけど…」という話を、昔から障碍者施設や障碍者の働く職場の噂話として聞いていたからだ。障がいを持つ人のために身を粉にして頑張る素晴らしい人たちもいるけれど、障がい者への蔑視や偏見を悪いこととも思わずにいる人たちもまだまだ多い。人間って本当に情けない生き物だと思う。
2018年08月23日
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【高校野球】史上初2度目春夏連覇の大阪桐蔭 決勝は8戦全勝、春夏8度Vは歴代2位8/21(火) 19:59配信 夏5回目の優勝はPL学園抜き、歴代3位タイに 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は21日、決勝を行い、大阪桐蔭(北大阪)が金足農(秋田)を13-2で破り、史上初となる2回目の春夏連覇を達成した。大阪桐蔭は4年ぶり5回目の夏の甲子園優勝。この大会から新調された3代目の「深紅の大優勝旗」を手にした。(後略)主将「あいつはやばい」881球で力尽きた輝星8/21(火) 21:25配信 21日の全国高校野球選手権記念大会決勝で、150キロの速球を誇る金足農(秋田)の吉田輝星(こうせい)投手が、大阪桐蔭(北大阪)の強打者を前に力尽きた。甲子園全6試合で先発、計881球を投じた右腕は、秋田県勢103年ぶりの決勝進出の原動力となった。秋田大会初戦から1人でマウンドに立ち続けた「雑草軍団」の背番号1は、周囲の助けがあって成長した。 吉田投手が五回、大阪桐蔭の5番、根尾昂(あきら)選手に2点本塁打を打たれるなど、この回6点をとられ、ベンチに引き揚げると、佐々木大夢(ひろむ)主将が中泉一豊監督に伝えた。「あいつは、やばいと思います」。吉田投手は四回から腰のあたりに痛みを感じ、我慢して投げてきたが、マウンドでチームメートに限界を伝えた。佐々木主将は「野球で人に頼る吉田を3年間見たことがなかった」というほどの異常事態で、六回のマウンドに上がることはなかった。金足農業高校という高校は知らなかったのだが、県立の農業高校が決勝まで勝ち上がったと知って、昨日はテレビの前で観戦を始めた。それまでの試合のことはまったく知らずにいた私なのだが、吉田投手がここまでの全試合を投げていたことに驚いた。そして、そんなことをさせて大丈夫なのだろうかと心配になった。途中で大阪桐蔭が大量得点をしたあたりから、私は観ていられなくてテレビを消してしまった。(本当に気の弱い私…)秋田は美人が多いというけれど、このチームの選手たちもまた素敵な男子たちだ。それに、とても純朴な雰囲気もあり、農業高校はいいなあと嬉しくなる。実は、孫が二人とも岩見沢農業高校に進学したのだが、岩農の生徒たちの雰囲気がとてもいいのだ。学科によって違うが、農作物や家畜や自然と日常的にふれあい学んでいることが、彼らの成長に良い影響を与えているのではないかと思っているからだ。吉田投手は卒業後どうするのかな。もしもプロ野球を目指すのなら、ぜひ日ハムに入ってもらいたいなとひそかに願う私である。
2018年08月22日
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省庁、障害者雇用42年間水増し 実態半数で対象外算入08/17 07:06 更新 北海道新聞 国土交通省や総務省などの中央省庁が義務付けられた障害者の雇用割合を42年間にわたり水増しし、定められた目標を大幅に下回っていたとして、政府が調査を始めたことが16日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。障害者手帳を持たない対象外の職員を算入する手法が使われ、国の雇用実態は公表している人数の半数を下回る可能性がある。1976年に身体障害者の雇用が義務化された当初から恒常的に行われていた。結果がまとまれば公表する方向だ。 政府は各省庁の水増しを長年放置。省庁と同様に雇用を義務付けられた企業が目標を達成できなければ、代わりに納付金などを徴収しており、批判は必至だ。1億総活躍社会の実現を掲げる中、障害者雇用の在り方が改めて問われそうだ。 問題が発覚したのは障害者雇用促進法に基づく「障害者雇用率制度」で、企業や公的機関に一定割合以上の障害者を雇うよう義務付けている。原則として身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳を持つ人や児童相談所などで知的障害者と判定された人が対象となる。 国や自治体は模範となるべく、非正規従業員を含む常時雇用者の中で法定雇用率を、企業より高い2・5%(3月末まで2・3%)に設定。昨年6月1日時点で、国の33行政機関で合計約6900人の障害者を雇用し、平均雇用率は2・49%だった。省庁別でも個人情報保護委員会以外の32機関が当時の目標である2・3%を達成したことになっていた。 だが国交省や総務省など10近い主要省庁で、手帳交付に至らない比較的障害の程度が軽い職員などを合算することが常態化していた。拘束時間の長さや国会対応など突発的な仕事が多い特性から採用が進まなかったのが理由とみられる。対象外の人数を除くと、実際の雇用率が1%未満になる省庁が多いとみられる。 従業員が45・5人以上(短時間雇用者は0・5人と計算)いる企業の場合、法定雇用率2・2%を上回ることを求めている。従業員100人超であれば、定められた目標より1人不足すると原則月5万円の納付金が課せられ、企業名を公表されるケースもある。 制度を所管する厚生労働省障害者雇用対策課は「詳細を把握しておらず、事実関係を確認する必要がある」としている。「視力弱い」で障害者 不正認識か、中央省庁雇用水増し08/18 19:35 更新 中央省庁が雇用する障害者数を42年にわたり水増ししていた問題で、障害者手帳の取得要件に該当しない程度の「視力が弱い」「健康診断で異常を指摘された」といった職員を障害者数に算入していた事例のあることが18日、政府関係者への取材で分かった。障害者雇用制度を所管する厚生労働省は、不正と認識しながら故意に水増ししていた可能性もあるとみて詳しい経緯を調べている。 障害者雇用促進法は、障害者の就労機会を広げるために、企業や国、自治体などに一定割合以上の障害者を雇うよう義務付けている。野党は「障害者の働く権利を国が奪ったという重大事態」(共産党の小池晃書記局長)と批判。閉会中審査の開催要求を強めた。 厚労省のガイドラインによると、対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている人を原則とする。ほかに身体障害者に関しては都道府県知事が定める医師や産業医の診断書・意見書がある人、知的障害者は精神保健指定医などの判定書がある人に限り認めている。 厚労省によると、昨年6月1日時点で民間企業に雇用されていた障害者約49万6千人のうち、身体障害者は約33万3千人で約67%。これに対し、中央省庁は障害者約6900人のうち身体障害者が約87%を占めている。 関係者は、民間企業に比べ中央省庁で身体障害者の割合が「不自然に多い」と指摘。視力が弱いといったケースなどを障害者と見なしたことが、割合の大きさにつながった可能性がある。 障害者数の算定を巡っては、ガイドラインで指定していない医師が作成した診断書など、無効な文書を根拠にしていたケースがあることが既に判明している。 厚労省は今回の問題を受け、今年6月下旬から障害者雇用の状況について全省庁を調査。早急に結果を公表する考えだ。共同通信の取材に農林水産、総務、国土交通の3省は水増しの可能性を認めている。
2018年08月19日
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今パソコンを開いたら、次の記事をみつけた。<日大>チアリーディング監督がパワハラ 保体審が対応せず8/9(木) 5:00配信 毎日新聞 日本大応援リーダー部(競技チアリーディング)の女性監督が女子部員にパワハラをしたと、学内の人権救済機関に認定された。関係者への取材で判明した。部員は精神的に追い詰められて適応障害と診断された。運動部を統括し、アメリカンフットボール部の内田正人前監督が事務局長だった保健体育審議会(保体審)に解決を求めたが対応しなかったという。日大のパワハラ体質とガバナンス(組織統治)の欠如が再び露呈した。【川上珠実、銭場裕司】(後略)日本ボクシング連盟の山根会長は昨日無念の(?)の辞任をしたけれど、この数日の彼の言動を見ていると「どうしてこんな人を永久会長(だったかな?)にしたのかと、不思議でならなかった。柔道、レスリング、アメフト、ボクシングと次々出てくるパワハラ指導者たち。これは、単にそのスポーツだけの問題ではないだろう。現在日本中を湧き立たせている高校野球だって、そんな土壌がないとは言えないのじゃないか?いやいや、スポーツだけではない、文科系の部活にだってあるんじゃないだろうか。特に、「勝敗」を競うような部活動やスポーツは、パワハラに近い指導がまかり通っている可能性もある。実は、児童生徒が学校に行けなくなるきっかけでは「部活動」も結構多い。パワハラめいた理不尽な指導や、過剰に仲間同士の競争を煽る中で、ついていけなくなったり、精神的に追い詰められたり、その結果体調を崩したり…。そんな話を聞くと、何のための部活でありスポーツなんだと腹立たしい思いになる。と思いつつ、またネットを見ていたら次の記事を見つけた。アマスポーツ界で「勘違い指導者」による不祥事が相次ぐ理由8/8(水) 6:00配信 DAIAMOND またしても、スポーツ界を揺るがす不祥事が表面化した。日本ボクシング連盟による助成金流用や審判の不正判定疑惑。内部告発は、背景に連盟の山根明会長の強権的組織運営があったと強調している。スポーツ界を巡っては、日本大学アメフト部の前監督らが悪質な反則を指示していた問題、日本レスリング協会前強化本部長によるパワーハラスメント、女子柔道のロンドン五輪前監督らによる暴力・暴言などが相次いで発覚している。アスリートと指導者の間に、何が起きているのか。(事件ジャーナリスト 戸田一法)● トップ選手へのリスペクト欠如 一連の不祥事の発覚で共通して見られる問題は何か――。 それは、問題を起こした指導者がいずれも圧倒的に強い立場で組織や選手を支配し、逆らえない環境を構築。不祥事が発覚してもその地位を離れようとしない点。さらに、世界トップ選手らに対するリスペクトが著しく欠如している点だ。 今回のボクシングでは山根会長が、ロンドン五輪金メダリストで世界ボクシング協会(WBA)世界チャンピオンでもある村田諒太選手がフェイスブックに「そろそろ潔くやめましょう。悪しき古き人間達、もうそういう時代じゃありません」と投稿したことを受け、「生意気だ」と発言。レスリングの栄和人前強化本部長は、五輪4連覇で国民栄誉賞も受賞した伊調馨選手に「よく俺の前でレスリングができるな」などと恫喝。女子柔道では監督やコーチがロンドン五輪代表らを殴ったり蹴ったりした上「死ね」「ブス」「ブタ」などと暴言を吐いていた。 いずれの指導者も、ある程度の実績を残した元アスリートかもしれないが、一般の感覚からしたら「選手としてのあんたなんか知らないよ。何様だよ」ではないだろうか。 ではなぜ、スポーツの世界でこうした“勘違い”した権力者が生まれてしまうのか。全国紙の運動部デスクに話を聞いた。 「スポーツの世界も政治や役所、一般企業と一緒。引退した後は暇だから、それぞれのスポーツ団体で熾烈な派閥争いや出世競争、権力闘争に明け暮れる。そして、政治や役所、一般企業よりもタチが悪いのは、外部の目にさらされないこと。一度、その最高権力の地位に就いてしまうと、周りには誰も意見できる者がいない“裸の王様”になってしまう。さらに悪いことには、スポーツの世界は戦前の軍隊のように、上位の指示には絶対服従の雰囲気がある。そこで『自分は偉い。何をやってもいい』と勘違いしてしまう」 こうした上層部や指導者らは、なぜ、不祥事が発覚した後でも言い訳がましく事実関係を否定し、その地位にしがみつこうとするのか。 「その地位が最高に心地いいから。王様だから。一度君臨した権力の座は明け渡したくない。そして、その地位にしがみつこうとし、潔く去れないから、あんなみじめったらしい引導の渡し方をされてしまう」のだという。 もう1つの疑問。なぜ今、こうも相次いで最高権力者たちの不祥事が明るみに出ているのか。告発が相次ぐのか。 「村田選手が投稿した通り『そういう時代』じゃないということ。昭和のころはそうした空気を是認する風潮があったが、今では通用するわけがない。村田選手の投稿通り『悪しき古き人間達』は去る時期に来たということだ」 さらにこう続ける。 「推測だが、反則指示問題で、日大アメフト部員の記者会見が影響を与えたのではないか。『子どもがあんな立派な態度を取っている。俺たち大人がこれでいいのか』と。もう1つ、東京五輪の影響もあるのではないか。やはり、膿(うみ)は出しておきたい。一方で、スポーツ・平和の祭典と言いながら、五輪はその実、スポーツを利用したただの商業活動に成り下がってしまった。大きなカネが動く中で『何もしないでふんぞり返っているだけのアイツの懐に、ジャブジャブとカネが流れ込んでいくのは許せない』という義憤もあったのだろう」 今回、山根会長の不正を告発した「日本ボクシングを再興する会」は選手や関係者333人が名を連ねた。同会代表で、6月まで連盟理事だった鶴木良夫氏は新聞やテレビの取材に「誰も何も意見できない状況が長く続いていた。みんな我慢の限界だった」と話している。このような告発の動きが、各分野の自浄作用を促してくれることを願っている。
2018年08月09日
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猛烈な暑さの中 復旧続く 死者210人、安否不明24人7/15(日) 18:17配信 FNN西日本を襲った豪雨から1週間余りがたち、亡くなった人は210人。いまだ24人が安否不明となっている。復旧作業が続く被災地は、15日も猛烈な暑さに見舞われた。愛媛・大洲市のボランティアの受付窓口では、15日も朝から多くの人が列を作った。肱川が氾濫し、多くの住宅が水に漬かった愛媛・大洲市。15日も500人を超えるボランティアが駆けつけ、泥だらけになった部屋の片づけなどを手伝った。ボランティアに来た女性は、「ニュースを見て、大変だなと思って。何かできることがないかと思って」と話した。被災者は、「助けてもらって助かります」と話した。大洲市の15日の最高気温は、36度。ボランティアの顔には、大粒の汗が光っていた。そうした一方で、ボランティアがまだ来ていない被災地も多く、暑さの中、片づけに追われている。被災者は「こっち方面にはまだボランティアが来ていないので、親戚の人が手伝いに来ているが、手が足らない」、「親戚が少ない家は大変」などと話した。15日、被災した岡山・広島・愛媛の3県で、122人が熱中症の疑いで搬送された。岡山・倉敷市真備町の避難所内に、みなし仮設住宅の相談窓口が、15日から設置された。長い列ができていた。岡山県では、15日から民間の賃貸住宅を借り上げて無償で提供する、みなし仮設住宅の提供を始め、多くの被災者が相談に訪れた。被災者は、「(自宅の)1階は全滅。1日も早く入りたい」と話した。そうした中、住宅の前で、安否不明者が1人見つかったという。15日も朝から、各地で安否不明者の捜索が続けられている。被災地の猛暑は、想像するだけでも熱中症になりそうな気持になる。それに比べて、北海道の肌寒さは申し訳ないほどだ。太陽が出ないことも、小雨続きの「蝦夷梅雨状態」も、あの現場と猛暑に比べたら何も言えない。被災地の皆さん、ボランティアの皆さん、復旧作業にあたっている自衛隊や役所や関係機関の皆さん、くれぐれも体調管理に気をつけてこれ以上の被害者が出ないようにと祈ります。
2018年07月16日
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タイ洞窟、少年12人とコーチ全員救出 行方不明から18日目7/10(火) 20:38配信 産経 【チェンライ=吉村英輝】タイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームの少年らの救出を行っていた、海軍特殊部隊は10日、少年12人とコーチ1人の全員を救出し、安全が確認されたと発表した。同部隊などで構成した潜水士らが同日、洞窟内に取り残されていた最後の5人の救出作業を行っていた。6月23日に行方不明となってから18日目での全員生還となった。 洞窟入り口近くで待機していた1機目のヘリコプターが、10日午後6時(日本時間同8時)過ぎに飛び立った。救出した少年らをの乗せ、病院に向かったとみられる。その後も後続のヘリコプターが続き、日没を前に、全員の救出作業が完了したもようだ。 タイ当局は、洞窟内の救助用空気ボンベの入れ換え作業が終了したとして、同日午前10時過ぎから、救出作業を再開。潜水や徒歩で洞窟から脱出した5人は洞窟入り口近くの簡易医療施設に運ばれ、救急車でヘリに移されたという。 現地は10日未明に多くの雨が降ったが、洞窟内の水位は救出に成功した前日や前々日と同レベルだった。 発見後に少年らに付き添っている、海軍特殊部隊の医師や隊員ら計4人も少年らと一緒に洞窟を後にする見通しだという。 タイ保健当局者は10日、すでに救出された少年8人について、2人に肺炎の症状が見られるものの「体調は良好」と述べた。感染症の疑いもあるため隔離している。 最初に見つかった4人は、9日にガラス越しに家族と再会し、10日からは普通食を食べている。 まだ1週間は、検査などのため入院する予定。少年たちはサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝戦に招待を受けていたが、当局者は「(病室の)テレビで見ることになる」とした。 また、退院後は、奇跡的に生還できたことへの感謝を込め、かねてからいつかやろうとしていた、仏教寺院での短期間の出家修行に出るという。本当に本当に良かった。救出にあたったダイバーや関係者には、本当に頭が下がる。ダイバーの一人が亡くなられたのは本当にお気の毒だが、犠牲者がただ一人と言うのはすごいことだと思う。朝のワイドショーで、コーチが少年時代に僧侶の修行体験があり、その時に学んだ「瞑想」を少年たちと行っていたという。深い瞑想ができるようになると、体の消費エネルギーも少なくなり、精神の安定にもなるので、それは今回の生還に大変役立ったのだろうと思う。若いコーチはきっと、自分が少年たちと一緒に洞窟に入ったことに大変な責任を感じていただろうし、自分の命を捨てても少年たちを助けたいと思い、全身全霊で自分ができる最善のことを模索し実行していたことだろう。どれほど安堵していることかと思うし、それだけにガックリとしなければいいがと思っていたが、瞑想で自己コントロールをできる人なら大丈夫だろうと、本当にホッとしている。ただ、これがニュースになると「瞑想ブーム」になって、またオウム真理教の流れをくむ集団に吸い寄せられる人がいるのではないかと、それだけがちょっと心配。田んぼ浸水しても「喜んで協力」 タイ洞窟、周囲の農家7/10(火) 12:11配信 朝日このニュースを何日か前に読んで、とても感動していた。日本ならどうだろうなあ。その時はそうでも、後で必ず保障問題になるだろう。どの国であっても、農業者にとって農業被害は死活問題なのは同じなので、できれば感謝の気持ちを具体的に表してほしいと思う。
2018年07月11日
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死刑囚写真に次々「執行」シール TV演出に疑問の声も7/6(金) 21:58配信 朝日新聞 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)ら教団元幹部7人の死刑が執行された6日、テレビ各局は朝から一斉に放送を臨時ニュースに切り替えた。同じ日に7人執行という過去にない展開を受け、テレビ局に入ってくる情報は刻々と変化。取材で得た執行状況をリアルタイムで伝えたり、死刑囚の顔写真に執行が済んだことを示すシールを貼ったりするなど異例の報道になった。SNS上では、違和感を訴える声も相次いだ。 この日、在京キー局で最初に死刑執行のニュースを報じたのは日本テレビ。朝の情報番組を放送中の午前8時41分に「松本智津夫死刑囚らの死刑執行手続きを始めた」との速報テロップを出した。情報番組「あさイチ」を放送していたNHKも午前8時46分には臨時ニュースに切り替えた。 当初はどの局も松本死刑囚の執行を中心に伝えていたが、午前9時を過ぎると他の死刑囚にも執行予定があることを報じ始める。 「執行が次々と始まっています」(フジテレビ)、「松本死刑囚以外に5人以上の死刑が執行される見通し」(日テレ)、「きょう松本死刑囚を含む7人の死刑を執行する予定であることが関係者への取材で分かりました」(NHK)。フジは「井上死刑囚の死刑執行」「早川死刑囚の死刑執行」などと情報が入るたびに、赤地に白抜きのテロップを次々に表示した。 取材で得た執行の情報を逐一伝えていく報道に対し、ツイッター上では、「7人もの死刑執行を予告し、TVで順次、執行状況を報道するなんてやっぱり異常事態だよな」「こんな死刑執行の報じられかた、初めてじゃないですか?」などと驚きの声が上がった。中島岳志・東京工業大教授(日本思想史)は正午前、ツイッターに「いま行われているのは、死刑のショー化・見世物化に他ならない。執行場面だけが不可視化された公開処刑だ」と書き込んだ。 番組内での演出にも注目が集まった。フジは事件に関わった死刑囚の顔写真が並んだパネルを示し、執行が済んだ死刑囚の写真の上に「執行」のシールを貼るなどして状況を説明した。同じく死刑囚の顔写真一覧を表示したテレ朝も、執行が予定される死刑囚の顔写真に「手続き中」の文字を添えて時々の最新情報を伝えた。 こうした演出手法に対しては、「死刑囚の写真に『執行』と書いたシールが貼られていく…ものすごくきもちわるい」「まるで死刑執行をおもしろがっているよう」「選挙の『当選出ました!』っていう赤い花貼ってくの思い出した」などと疑問視する声も多く投稿された。(鈴木友里子)今朝、ブログリンクしているk-nanaさんのコメントで、死刑執行の中継があったことを知った。死刑と言う名の殺人が中継されるってどういうことかとネット記事を探し、この記事を見つけた。これでは、どこかの国の公開処刑と同じ感覚だろう。昨日7人の死刑執行を知り、とりあえず記録としてブログにアップした後色々と考えていた。正直なところ、これらの裁判について深い関心を持ってニュースを追ってはいなかった。だから、抗告中の死刑囚がいたこともよくわからなかったので、多分完全に死刑執行の準備が整っていたのだろうと思っていた。そのことについても、ブログのコメントで知り「えっ!」と思った。それでもなお、死刑執行を急がなくてはならなかったのには、きっと何かあると考えるのが普通だろう。その「何か」は私にはよくわからないが、その時咄嗟に思ったのは、「だから従順な法務大臣を任命していたのか」ということ。これは、オウム真理教の麻原とその弟子の関係に似ているのではないかと感じるのは、私だけだろうか。師と弟子、あるいは親分と子分の関係は対等ではない。「師のため、親分のため」と自分の気持ちを封印して尽くしたとしても、何かあれば弟子や子分の責任とされてしまう関係だ。私は、純粋で真面目な若者たちをたぶらかした人を許すことはできない。その言葉に思考停止で従った若者の罪は免れ得ないが、彼らはある意味では犠牲者でありとても哀れだと思っている。いくら宗教の仮面を被っていても、決して殉教者でないことだけは確かだ。話は少しずれたが、このようなニュースを平気で流す日本人の感性は、かなり危ないものになっているような気がする。流す方も、それを面白がって、あるいは当然のように見ている視聴者もである。この感覚は、どんどん物事が危ない方向に向かっていることと同調しているように思う。
2018年07月07日
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オウム事件「松本死刑囚ら7人死刑執行」法務省が発表 毎日新聞 2018年7月6日 11時05分 法務省は6日午前、オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した教団元代表、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)=東京拘置所=ら7人の刑を同日執行したと発表した。2006年9月の死刑確定から約11年10カ月。日本社会を大きく揺るがした教祖と元教団幹部らの刑執行は、平成の事件史に刻まれる節目となる。 一連の事件では松本死刑囚のほか、教団元幹部12人の死刑が確定。同日は松本死刑囚のほか、早川紀代秀(68)=福岡拘置所▽井上嘉浩(48)=大阪拘置所▽新実智光(54)=同▽土谷正実(53)=東京拘置所▽中川智正(55)=広島拘置所▽遠藤誠一(58)=東京拘置所--の6死刑囚(09~11年に死刑確定、確定順)の刑も執行された。 上川陽子法相は前回の法相在任期間(14年10月~15年10月)を含めて計10人の死刑執行を命じたことになる。また、一度の命令で7人を執行するのは、1993年に死刑執行が再開されて以降最も多い。 オウム事件の確定死刑囚13人は坂本堤弁護士一家殺害、松本・地下鉄両サリンの3事件のいずれかに関与。全員が東京拘置所に収容されていたが、法務省は今年3月、一連の事件の刑事裁判が同1月に全て終結したため、松本死刑囚らを除く7人を他5カ所の拘置施設に移送し、執行の対象や時期を検討していた。 松本死刑囚は55年に熊本県八代市で生まれた。84年にオウム真理教の前身「オウム神仙の会」を設立し、ヨガ修行や「超能力」をうたい信者を集めた。90年には信徒とともに衆院選に立候補したが、全員落選。信徒の脱会や高額な「お布施」の支払いなどを巡ってトラブルが相次ぎ、社会的な批判を浴びた。 95年3月に地下鉄サリン事件が発生。警視庁は同5月、山梨県上九一色村(現富士河口湖町)にあった教団施設の強制捜査に乗り出した。同施設で逮捕された松本死刑囚は同事件や坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件など計17事件で殺人罪などに問われた。 96年に東京地裁で始まった公判では「弟子が事件を起こした」とほぼ全ての事件で無罪を主張。検察側は審理迅速化のため、比較的軽微な4事件の起訴を取り消すなどした。04年の判決は、松本死刑囚が13事件を指示したと認定。事件の動機を「武装化で教団の勢力拡大を図ろうとし、救済の名の下に日本国を支配して王になることを空想した」と指摘し、「空想虚言に基づいて多数の生命を奪った犯罪は愚かであさましく、極限の非難に値する」として死刑を言い渡した。 松本死刑囚側は控訴したが、控訴審の弁護団が「(松本死刑囚と)意思疎通ができない」として提出期限までに東京高裁に控訴趣意書を出さず、高裁は06年3月に控訴棄却を決定。最高裁も同9月に高裁決定を支持し、死刑が確定した。その後3度の再審請求はいずれも退けられている。【和田武士】 私は基本的には死刑制度には反対の立場なのだが、現行制度の中ではやむをえないのだろう。色々な意味で後味の悪い罪深い事件である。それにしても、23年も経ってしまったのか…。
2018年07月06日
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歌丸師匠が呼吸器系の病気を患っていらっしゃるということはその姿からわかってはいたが、正式な病名「慢性閉塞性肺疾患」は初めて知った。この病気が長年の喫煙により発症することが多いことも、今回知った。あの年代の方たちは、喫煙しない人の方が少なかったのではないか。大人になるイニシエーションのように喫煙をしたり、タバコをカッコよく吸う俳優や有名人に倣って吸う人もいたのではないか。夫も約40年近くもヘビースモーカーに近かったので、この病気にいつ罹ってもおかしくはなかった。決して夫だけが特に吸う人だったとは思わないので、やはり体質等にも関係があるのだろう。だから、この病気で苦しんでいる人は結構多いのだろう。笑点司会者を降りてからも、吸入器をつけながら高座にあがる姿をテレビで何度も見た。そして、きっと同じご病気の方々を励ましたりする気持ちもあるのだろうと想像していた。呼吸が辛いということがどれほど苦しいことか、私は体験したことがないので想像するばかりだ。しかし、相当に苦しいだろうし体力も消耗するだろうということくらいは理解できる。最後まで気力を尽くして落語に生きた歌丸師匠、本当にお疲れさまでした。随分以前に一度だけ、地元で開催された落語会で師匠の落語を聞かせていただきました。他に二人ほど多分お弟子さんが来ていたと思うけれど、歌丸師匠の落語を聞いたときは「格が違うなあ」と思った記憶があります。どうぞごゆっくりお休みください。桂歌丸さん死去 死因「慢性閉塞性肺疾患」は20年以上の喫煙で発症リスク増2018.7.2 17:37週刊朝日 演芸番組「笑点」の第一回からのメンバーで、終身名誉司会者でもあった落語家の桂歌丸さんが2日、死去した。81歳だった。番組の人気コーナー「大喜利」では6代目三遊亭圓楽(楽太郎)さんらとの“愛情の裏返し”ともとれる罵り合いが視聴者に親しまれ、人気を博した。2006年には5代目三遊亭圓楽さんの司会降板により、「笑点」5代目司会者に就任。その後も、度重なる病気を患ってきたが、それらを「笑い」にかえながら病を押して活動し続けた。 これまでも、誤嚥性肺炎や背部褥瘡(じょくそう)などで体調を崩してきた歌丸さんだが、死因は慢性閉塞性肺疾患。 2020年には世界の死亡原因の3位になると予測されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)。日本の潜在患者数は約620万人とされているが、治療を受けているのはその中のごく一部だ。いったいどんな病気なのか。* * * COPDはたばこの煙などの有害物質によって、肺が炎症を起こす病気だ。20年以上喫煙していると発症しやすいため、早い人では40代で発症する場合もあり、3大症状である「咳、痰、息切れ」を自覚し始める。進行すると息苦しさから動けなくなり、寝たきりになることもある。 治療の基本は「禁煙」「薬物療法」「運動療法」「栄養療法」「増悪予防(後述)」だ。最も効果的な治療が禁煙で、受動喫煙の防止のみならず生活環境全般の空気をきれいにすることが大切だ。それで咳や痰はかなり改善する。適度な運動をし、適切な栄養をとることも重要だ。しかし、息切れはそれだけでは改善しにくい。 東京女子医科大学病院呼吸器内科教授の玉置淳医師はこう話す。「薬物治療によって肺をもとの状態に戻すことはできませんが、息切れなどの症状を軽減し、進行を予防することで生活の質を保てます。最終的に、COPDによる死亡を防げるのです」 薬物治療の中心は、気管支拡張薬だ。狭まった気道を広げることで呼吸が楽になり、息切れが軽減する。気管支拡張薬にはいくつかの種類があり、重症度によって選択されるが、その基準を大きく変えたのが2013年に承認された「長時間作用性抗コリン薬(LAMA)」と「長時間作用性β2刺激薬(LABA)」の配合薬だ。 従来最初に選択されることが多かったのがLAMAで、効果が十分に得られないときにLABAを追加するというケースが一般的だった。作用の違う薬を併用することで、気道をより広げることが期待できる。 LAMA・LABA配合薬も発売当初は、LAMA単剤で十分な効果が得られなかった場合や重症患者に限り、使用されてきた。しかし最近は、軽症でも最初から配合薬を使用する傾向があるという。「例えば高血圧の薬は効きすぎると血圧が下がりすぎる弊害がありますが、気管支拡張薬の場合は効きすぎて困ることがありません。このため、最初から効果の高い薬を使用するほうが、患者さんも効果を実感でき、吸入治療を続けやすいと考え、第一選択薬として使用されるケースが増えてきたのです」(玉置医師) 配合薬は吸入操作が1回ですむため患者の負担が軽くなることもメリットだ。 COPDの患者は、気管支ぜんそくが併存している場合も少なくない。この場合は、LAMA、LABAのほかにさらに「吸入ステロイド薬(ICS)」を追加する「トリプルセラピー」という治療がおこなわれる。現在はLAMA・LABAの配合薬に吸入ステロイド薬を追加する方法とLABAと吸入ステロイド薬の配合薬にLAMAを追加する方法があるが、今後は三つの薬を組み合わせた配合薬も登場する予定だという。 COPDの薬は、正しく吸入することもポイントだ。使い方を誤ると十分な効果を得られないため、医師や看護師の前で吸入し、やり方が正しいかどうか、確認してもらうことが不可欠だ。「COPDは進行すると薬物治療の効果が得にくく、在宅酸素療法が必要になります。階段や坂道を上ったときに今までに感じなかったような息切れがある、咳が2カ月以上続くといった症状があれば医療機関を受診し、早めに治療を開始することが大切です」(同) COPDで問題となるのが「増悪」だ。風邪やインフルエンザなど呼吸器の感染症を機にCOPDの症状が一時的に悪化し、症状が全身におよぶ状態を指す。血液中の酸素不足により呼吸不全で生命が危険になることもある。また、COPDは糖尿病や心臓病など併存症がよく見られるが、増悪を起こすと併存症も悪化することがあり、さらに重症となる。重症化すると、息切れや咳、痰の症状が続き外出もままならない状態となり、運動能力や骨格筋の筋力低下を起こす。高齢者の場合、そのまま寝たきりになることもある。 そうならないためには、増悪を起こしたらできるだけ早く医療機関を受診することが大切で、症状が起こってから48時間以内に治療を受けることが望ましいとされている。日本医科大学呼吸ケアクリニック所長の木田厚瑞医師はこう話す。「以前は“急性増悪”と呼ばれていたように、“増悪”というと急激に症状が悪化するものだと考えられてきました。しかし最近は症状が悪化したまま、時には数週間以上続くタイプの“増悪”が多いことがわかっています。このような場合、“治りにくい風邪”と判断して治療が遅れ、COPDそのものを悪化させてしまうことがよくあるのです」増悪時の主な症状は「息切れがいつもより強い」「痰の量が増えて切れにくい」「痰が黄色くなる」「熱やのどの痛みがある」「食欲が落ちる」などだ。これらの症状があれば自己判断せずに受診したい。「COPDの患者さんの場合、風邪のような症状でも、それが増悪の可能性があります。当院ではこのことを知ってもらうための患者さんへの指導を徹底しています。これによりCOPDの増悪で緊急入院が必要となる場合はほとんどなくなりました」(木田医師) COPDの治療では、増悪の予防、早期治療はきわめて重要である。増悪の原因の多くは風邪などの感染症のため、手軽に受診できるかかりつけ医による早期治療、インフルエンザワクチンを接種するなど感染症を予防することが大切だ。(文・中寺暁子)「笑点」メンバーがコメント「我が道を行く古武士」「最後までかっこよかった」参詣ニュース 2018.7.2 20:41 更新
2018年07月04日
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タイの洞窟で不明9日間、少年ら13人無事発見7/3(火) 1:05配信 読売新聞 【チェンライ(タイ北部)=杉目真吾】タイ北部チェンライの地元当局は2日、洞窟に出かけて行方不明になっていた地元サッカークラブの11~16歳の少年12人と20歳代の男性コーチについて、現場で捜索にあたっていたタイ海軍の特殊部隊ダイバーが全員の生存を確認したと発表した。 少年たちが発見されたのは2日午後9時半(日本時間2日午後11時半)ごろ。行方不明になった6月23日から9日間が経過しており、生存を危ぶむ声もあった。 捜索当局によると、少年らは、避難していると想定されていたタムルアン洞窟奥の高台の場所から約400メートル離れた場所で、見つかったという。2日深夜時点で、捜索チームが少年らの救出にあたっており、医師らも洞窟内に入って待機している。 少年らが避難していると想定していた高台は浸水していた。少年らの健康状態は不明だ。洞窟内で痩せ細った少年ら 発見の瞬間、動画公開7/3(火) 5:01配信 時事通信サッカー終了後のニュースでこのことを知った時、思わず「良かった~! よく頑張ったねえ」と夫と二人で喜び合った。一週間過ぎたころから、「もうダメなんじゃないか…」という気持ちが強くなっていたのが正直なところ。とにかく全員無事だったのが、何よりだ。きっとみんなで励ましあって暗く長い時間を耐えたのだろう。きっと、みんなを励まし続けることが出来る精神力を持ったリーダーがいたのだろうと想像する。これからは、彼らが洞窟を無事に脱出することを祈りたいと思う。全員が洞窟の外に出ることが出来た時に、心から祝福したい。救出にあたっている人たち、十分に注意して頑張ってください。
2018年07月03日
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日本8強ならず、先制もベルギーに逆転負け7/3(火) 4:53配信 スポーツ報知◆W杯ロシア大会▽決勝トーナメント1回戦 ベルギー3―2日本(2日・ロストフナドヌー) 日本はベルギーに2―3で惜敗。02年日韓大会、10年南ア大会に続く3度目の決勝トーナメントのいずれも1回戦で敗退し、史上初の8強入りはならなかった。 前半は0―0で終えたが、後半に入ると一気にゲームが動き出した。 同3分。柴崎のスルーパスを受けたMF原口が右足一閃。サイドネットを揺らし、先制。さらに、同7分。MF乾が右足のミドルを鮮やかに沈め、リードを2点に広げた。テクニカルエリアの西野朗監督は右で豪快なガッツポーズを繰り出し、大喜び。その後もFWルカクにボールを集めるベルギーに対し、常に数的有利な状況を作り、ピンチをしのぎきっていたが、後半中盤に入ると次第にベルギーの圧力に押し込まれる。 同24分。DFフェルトンゲンの頭の折り返しがGK川島の頭上を越え、そのままネットを揺らし、1点差に。さらに5分後の同29分には左クロスからMFフェライニに頭で押し込まれ、同点。 試合は振り出しに戻った同36分。西野監督は勝負に出る。柴崎→山口、原口→本田の2枚替え。その後は一進一退の攻防が続き、同ロスタイム4分にカウンターからMFシャドリに決勝点を献上。史上初の8強入りをつかみかけたが、惜しくも敗れた。申し訳ないが、正直なところここまで善戦してくれるとは予想していなかった。色々と番狂わせがあるこの大会なので、ひょっとすると、万が一というような希望は抱いていたけど、全体的に本当によく戦ったと私でも思う。日本も強くなったなあ!それにしても、今日は三時から一日がスタートしたので、長い一日になりそう。
2018年07月03日
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ワールドカップのこの試合について、記録として載せておこう。「ドーハの悲劇」から25年…日本が示した「ずる賢さ」6/29(金) 21:44配信 朝日(28日、日本0―1ポーランド サッカー・ワールドカップ) 批判されるものではない。日本が試合の終盤に選択した、0―1での敗戦を受け入れた消極的にもみえるパス回しについてだ。 最初は少し驚いた。日本が点を奪い返し、引き分ければ、他会場のセネガル―コロンビア戦の結果は関係なく、1次リーグ突破を決められたからだ。 一方で、1点をリードされたセネガルが追いつけば、攻撃を放棄した日本は敗退に。退屈な試合、と観客のブーイングを浴びた賭けは「両刃の剣」でもあった。 ただ、試合後の日本選手の声を聞き、やはり「あり」の一手だと確信した。ピッチ上で選手が恐れたのは、1点を奪おうと、前がかりになってポーランドの逆襲を浴びることだった。日本が2失点目を喫すると、今度はセネガルが0―1の敗戦でも勝ち上がれる。 結果を他力に預けるリスクと、自力にこだわって自滅するリスク。てんびんにかけ、チームは前者を選択した。最も重要なのは決勝トーナメント(T)へ進む確率を上げること。MF柴崎は「何が大切か、割り切ってやった。そのために必要なプレーだった」。展開や他会場を考え、0―1で試合を締めることもまた、国際大会の戦術の一つだ。 日本に足りないのは「ずる賢さ」――。代表を指揮した外国人監督らから、たびたび指摘されてきた。 1993年、W杯アメリカ大会のアジア予選の最終戦で起きた「ドーハの悲劇」。勝てば初のW杯出場へ2―1とリードしながら、終了間際に追いつかれた。球をキープしたり、意図的にプレーを遅らせたり、時間を進めるしたたかさが必要だった。 2012年。なでしこジャパンはロンドン五輪1次リーグ最終戦で、引き分けでの2位通過を狙った。その方が決勝Tで移動の負担が少なくなるとの戦略で、その通りに0―0で試合を終えた。直後は消極的だと批判された。けれども、良いコンディションを保った結果は、過去最高の銀メダル。世は賛辞を惜しまなかった。 2018年のこの日。日本代表は、悪質な反則をしたわけでも、相手への敬意を欠いたわけでもない。着実に目的を達する、成熟した姿をみせたのだ。(藤木健)西野監督「責任は自分」 賛否呼んだパス回しで選手は決断支持6/30(土) 2:48配信 スポニチこの試合は、私もテレビで見ていた。解説が入るので、なぜこのようなパス回しだけの展開になるのかは理解できた。それでも、スポーツとしてこれはどうだろうというのが、その時の私の気持であった。当然、必死に点を取りに行くという練習をしてきた選手たちは、きっとモヤモヤ感があるだろうとも。激しいブーイングの中でそれを続けるという指令を受け、彼らがどんな気持ちになるのだろうと心配にもなった。見ていると、相手のポーランドもそれを了解しているようにも感じられた。ポーランドにしたら、とにかく一試合でも勝たなければ国に帰れない気持ちだっただろうから、なりふり構わず一次リーグ突破したい日本チームのことも理解できるのかもしれないとも思った。それでも、一種の「賭け」であることには間違いのない選択だったから、結果オーライになって良かったと思う。私は、監督交代のいきさつはよくわからないままなのだが、監督の指示を納得して受け入れることが出来る今のチームは、選手たちが異口同音に言うように「結束している」のだろう。一致団結した時、日本人は並以上の力を出せる傾向がある。次の試合も期待したいと思う。
2018年07月01日
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<サッカー日本代表>最高のシナリオ 取り戻した一体感6/19(火) 23:33配信 毎日新聞6/19(火) 23:33配信 毎日新聞最初からハンディをつけてもらったような感じだったが、まずは初戦突破で良かった良かった。あまり興味のない私も、夫につられて全部見てしまった。日本中が沸いているようだ。加計氏の会見、説明不十分なまま打ち切り 「校務が…」6/20(水) 5:01配信 朝日新聞震災ニュースなどの隙間、いや影を狙った会見。あれで納得する人はどのくらいいるんだろう。類は友を呼ぶというけれど、安倍氏の腹心の友だけありますね。<IR衆院通過>会期、7月下旬まで延長へ6/19(火) 22:06配信 毎日新聞 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案は19日の衆院本会議で与党と日本維新の会などの賛成多数で可決されて衆院を通過し、参院に送付された。法案成立のため、政府・与党は20日までの今国会の会期を1カ月程度、延長する方針だ。7月22日までの延長案が有力だ。 法案ではカジノや国際会議場、ホテルなどを一体化した統合型リゾート整備を、全国3カ所を上限に認める。日本人と国内居住の外国人の入場には6000円を徴収。「週3回かつ28日間で10回」の入場制限を設ける。新設行政機関の「カジノ管理委員会」が事業者を選定、管理する。 本会議での賛成討論で、自民党の木原誠二氏は「日本型IRは観光立国を実現するツールの一つ」と必要性を強調。ギャンブル依存症の懸念に対しては「重層的、多段階での世界最高水準の規制を設けている」と説明した。立憲民主党の福田昭夫氏は反対討論で、政府が経済効果の試算を示さないと批判。「何の試算もせずに効果があると言えるのか」と指摘し、入場制限しても回数が「多すぎる」と指摘した。 安倍晋三首相と公明党の山口那津男代表は、20日に会談して延長幅を決める見通し。山口氏は19日の記者会見で「自公両党幹事長で通すべき法案、延長がどうあるべきかしっかりと検討してもらう」と述べた。 与党は、7月中旬の首相の海外出張や、今後の野党の抵抗戦術を勘案し、余裕を持った審議日程のためには7月下旬までの延長が必要とみる。その際、参院選挙制度改革に関する公職選挙法改正案や健康増進法改正案の成立も目指す。 一方、立憲民主党など野党6党派の国対委員長は19日、国会内で大島理森衆院議長と会い、延長反対や、IR法案の衆院内閣委員会への差し戻しを申し入れた。【高橋恵子、浜中慎哉】私は日本の観光地としてカジノは反対である。とにかく、一時的にでもお金が動く(とりあえずは建設関連?)ことだけを狙っているとしか思えない。日本人は依存体質の人が多いと思うし、一度依存症になったら破滅の道が待っている。それに、同じアジアのマカオのカジノの低迷と腐敗ぶりをどう見ているのか。お金に目がくらんだこととしか思えない。まだ間に合う。ぜひ考え直してほしいと願う。大阪地震で倒壊したブロック塀、耐震調査の対象外だった 建築基準法に不適合 倒壊した塀は、控え壁がないことに加え、高さも建築基準法で定められた上限を超えていた。学校のブロック塀、耐震調査の対象外 対策行き届かず ブロック塀の危険性が認識されるきっかけは、1978年6月に発生した宮城県沖地震だ。同県によると、倒壊が相次ぎ、18人が犠牲になった。この地震を教訓に、81年の建築基準法改正に併せ、塀の高さの上限は3メートルから2・2メートルに下げられた。 だが、その後も対策が不十分なブロック塀は多く、2005年3月の福岡沖地震で倒壊によって1人が死亡。16年4月の熊本地震では益城(ましき)町で2人が下敷きになり、1人が死亡した。 教育現場での対策はどうか。文部科学省はこれまでも校舎や体育館の耐震化を促し、取り組みの状況を調査。17年4月現在、公立小中学校の約11万6千棟の建物のうち98・8%が耐震化されていたほか、講堂などの「つり天井」の落下防止対策も97・1%の建物で済んでいた。 しかしブロック塀は、この調査の対象外だった。 高槻市教委によると、倒壊した寿栄小のブロック塀は地面からの高さが全体で3・5メートル。建築基準法施行令では、高さが1・2メートルを超す塀は一定の間隔ごとに強度を高めるための「控え壁」を設置することが定められている。今回の塀は、控え壁がないことに加え、高さも「2・2メートル以下」という基準を超えていたという。 福岡大の古賀一八教授(建築防災学)は、熊本地震後に益城町内のブロック塀258カ所を調査。基準を満たさない塀は、230カ所(89・1%)だった。昨年調べた福岡市内の通学路でも、645カ所のうち、95%が基準未満。控え壁は69%で必要だったが、1%しか設けていなかった。 古賀教授は「多くの地域で対策が取られていない。住宅の耐震基準のように、ブロック塀にも安全基準があることが一般に知られていないのが問題だ」と指摘する。(朝日新聞デジタル 2018年06月19日 08時16分)何度も大地震を経験していて、実際に被害者がいたにも関わらず、どうしてこのように放置されていたのか。早急に点検と対策をとり、あのような悲しい被害が起きないようにと願う。天災は免れることができなくても、対策によって被害は軽減できるのだから。
2018年06月20日
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今日は、多分10℃にもなっていないだろう。今朝の北海道新聞では、「春なのに雪 道内19日も荒天」とのニュース。このところ寒暖の差が激しくて、毎日着るものに迷ってしまう。このところ出かけることも多くてブログを更新していないけれど、怠け癖もついたかも。それもあるが、毎日がっかりするようなニュースを見ていると、取り上げるのも嫌になることもある。日大のアメフトの問題も、少し前のレスリングパワハラ問題と似ている。日大アメフト下級生100人の乱 退部者続出崩壊も5/19(土) 5:01配信 ここまでの問題にならなければ、監督への異議申し立てができない大学生もちょっと悲しい。セクハラやパワハラ問題や政治や官僚の問題も、日本社会のモラル喪失の深刻さの表れのように感じる。多分良い話題もあるのだろうけれど、マイナスニュースとバランスをとれるほどに明るい話題がないように感じるのは私だけ?そうそう、西城秀樹さんが亡くなった。随分以前から脳梗塞後遺症のリハビリを頑張りながら活動されていたようで、亡くなられた日にはデビュー頃から今までの映像や音楽が流れていた。私にはとても懐かしい曲ばかりだし、リハビリをしながらの活動映像にはとても感動した。お子さんも随分成長されているし、彼は十分にこの世での役割を果たした人生だったと感じる。特にファンというわけでもなかったけれど、心からの拍手を送りたいと思う。西城秀樹が遺したメッセージ「2度の脳梗塞には感謝している」追悼・西城秀樹 生前語った「3度目の人生」昨日は、藤井聡太さんが超スピードで昇段のニュースが流れた。<将棋>快進撃止まらず 藤井、最年少七段昇段 5/18(金) 21:04配信 毎日まだまだ日本は大丈夫と思えて、本当に嬉しい。彼と師匠の杉本昌隆氏の姿こそ、指導者と弟子の関係のように思う。師匠の杉本昌隆七段が語る藤井聡太六段 「対局棋士、勝たれすぎ」
2018年05月19日
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取り急ぎ、記録として残しておこう。とにかく、体を壊さないようにね。 大谷翔平、2試合連続弾に「投げミスだと思うがラッキーでした。出来過ぎじゃないかと思う」4/5(木) 10:43配信 スポーツ報知◆エンゼルス3―2インディアンス=延長13回=(4日・エンゼルスタジアム) エンゼルスの大谷翔平投手(23)が4日(日本時間5日)、本拠地・インディアンス戦で「8番・指名打者」でスタメン出場。2点を追う5回の第2打席で昨年のサイ・ヤング賞右腕、C・クルバーから2試合連発となる2号2ランを放った。【写真】米メディア手のひら返し…大谷は我々の時代のベーブ・ルース 2点差の5回2死二塁。地元ファンから大歓声で迎えられた。1ボール1ストライクからの3球目。C・クルバーの外角147キロ直球を捉えた。中堅へ勢いよく伸びる打球は中越え2号2ランとなった。 スタンドは総立ち。前日のメジャー初アーチの際はベンチで無関心を装う「サイレント・トリートメント」と呼ばれる歓迎の儀式で迎えられたが、この日はトラウト&プホルスらチームメートからハイタッチで祝福された。 試合は延長に突入し、10回先頭では3年連続30セーブ以上をマークしている守護神、C・アレンの外角151キロ直球を捉え、二遊間を破る中前打を放ち、2試合連続マルチ安打をマークした。 エンゼルスは13回、コザートのソロ本塁打でサヨナラ勝ちを決めた。 試合後の大谷は「ホームランは予想していなかった。出来過ぎじゃないかと思う。ヒットでいいとコンパクトに打った。何とか(フェンスを)越えてくれて良かったです。(クルバーは)レベルの高い投手なので投げミスだと思う。打てたのはラッキーでした。(開幕前のスカウトの低評価について)結果に対しての評価は仕方がない。一試合、一試合やっていくだけです」とコメントした。
2018年04月05日
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大臣報告まで3カ月、「経緯確認したい」=イラク日報で小野寺防衛相ロイター / 2018年4月3日 10時52分[東京 3日 ロイター] - 小野寺五典防衛相は3日の閣議後会見で、存在しないとしてきた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、文書の発見から大臣への報告まで約3カ月かかったことについて、「どのような経緯だったか確認したい」と語った。また、自身が安倍晋三首相に報告した際、「しっかり精査し、つまびらかに経過、情報を公表するよう指示があった」と明らかにした。防衛省によると、見つかった日報は2004年─06年に作成された376日分・1万4000ページ。今年1月に陸上幕僚監部の研究本部(現・教育訓練研究本部)で電子データが見つかった。衛生部でも紙の状態で見つかった。イラク派遣部隊の日報を巡っては昨年2月、稲田朋美前防衛相の辞任につながった南スーダン日報問題を機に野党が提出を要求。防衛省は、探したものの見つからなかったと回答していた。研究本部はその際の調査対象に含まれていた。陸幕は今回発見した文書を2月27日に統合幕僚監部に報告。1カ月後の3月31日に報告を受けた小野寺防衛相は、週明けの4月2日に安倍首相に報告した。陸幕が発見してから大臣への報告まで約3カ月要したことについて、小野寺防衛相は「陸上幕僚幹部を中心に日報の探索漏れがないか再確認を行った」と説明。また、存在しないとしてきた文書かどうか統幕で精査をしていたと釈明した。「見つかった」って、聞くのも恥ずかしい。もともとあったのに、ないことにしていたくらい私でもわかりますよ。命がけの任務について、イラクの現状を必死に報告していた人はどのように感じているんでしょう。まあ、今になってでもあったことにするだけよしとすべきか、驚いて怒るべきなのかわかりません。加藤厚労相、東京労働局長の処分検討=発言「甚だ不適切」時事通信 / 2018年4月3日 10時20分 厚生労働省の勝田智明東京労働局長が報道各社に「皆さんのところ(に)行って是正勧告してあげてもいいんだけど」などと発言した問題で、加藤勝信厚労相は3日の閣議後記者会見で、勝田氏の処分を検討していることを明らかにした。 加藤厚労相は「監督指導の任に当たる、しかも労働局長の発言としては甚だ不適切」と指摘。既に勝田氏は蒲原基道事務次官から厳重注意を受け、発言を撤回して謝罪したが、「これから処分も出ると思うので、厳正に対処したい」と述べた。 官僚も政治家に迎合するうちに、どんどん傲慢さが増してくるようだ。 官僚の方々がお仕えするのは政治家だけですか? 「公僕」は死語になったのでしょうか。731部隊将校の学位取り消しを 人体実験疑い論文で京大に4/2(月) 23:24配信 京都新聞 ペストを投与した人体実験の疑いがある論文を執筆した旧関東軍731部隊の将校に京都大が医学博士号を授与したとして、池内了名古屋大名誉教授らが「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」を設立、2日に京大で記者会見し、検証の必要性や学位の取り消しをアピールした。 旧満州で細菌兵器を研究し、捕虜らに人体実験をしたとされる旧731部隊には、部隊長の石井四郎中将を始め京大医学部出身者が所属していた。京大は約20人の731部隊関係者に学位を授与しているという。731部隊の問題で、大学に対し学位撤回を求める運動は全国で初。 問題になっている論文は、京大医学部出身の平澤正欣軍医少佐(1945年戦死)による「イヌノミのペスト媒介能力に就(つい)て」。 検証を求める会事務局長の西山勝夫滋賀医科大名誉教授は「特殊実験で用いられた実験動物は人間だった疑いが強い。人体実験が事実なら論文はねつ造であり非人道的だ。京大はヒトだったか検証する義務がある」と指摘。今の科学で論文の妥当性を検証すべきとした。 会は検証を求める署名を集めており、7月にも京大学長や医学部長に検証を要請するという。■14日に記念講演 検証を求める会は14日午後1時から、京都市左京区の京都大百周年時計台記念館で、設立を記念する講演会「研究者が戦争に協力する時 731部隊の生体実験をめぐって」を開く。 「医学者たちの組織犯罪」などの著書がある常石敬一・神奈川大名誉教授が、「過去から学ぶ『軍学共同』の行きつく先」をテーマに講演する。無料。遅すぎるけど、検証に遅すぎることはない。その人たちが戦後をどのように生きたかも、ちゃんと検証してほしい。
2018年04月03日
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日ハム、23年北広島移転 球場核に娯楽・商業施設03/27 05:00 道新 プロ野球北海道日本ハムの親会社、日本ハム(大阪市)は26日、球団本拠地となる新球場を核とするボールパーク(BP)の建設候補地を、北広島市の「きたひろしま総合運動公園」予定地に決定したと発表した。球団と球場との一体的経営や、新球場を核とする施設運営などの計画策定を急ぎ、2023年をめどにBPを開業する方針。日本ハム球団は、北海道へ移転した04年以来の本拠地である札幌ドーム(札幌市豊平区)を離れ、より広域的な集客を目指すことになる。 同日午前に東京都内で行われた臨時取締役会で決定し、北広島での新球場の基本設計や、事業としての収益性の検証などを今後、進めていくことを決議した。 球団の前沢賢事業統轄本部長が同日午後に北広島市役所を訪れ、上野正三市長に報告した。上野市長との面会後、前沢本部長は報道陣に対し「札幌市にも北広島市にも負担をおかけした。こういったことがプラスに転じるよう進めなければならない。身を引き締めなければ、と感じている」と述べた。 総合運動公園予定地は、JR千歳線北広島駅から北西約1・5キロにあり、面積36・7ヘクタール。球団は球場に隣接するJR新駅の開設を想定。広大な敷地に球場のほかホテルや温浴施設などの娯楽・商業施設を配置して一体的に運営し、球団の経営体質強化にもつなげる方針だ。ただ、札幌都心部から20キロほどあるほか、JRの輸送能力の問題もあり、交通アクセスの改善が課題になる。 候補地選定の過程では、球団の市内残留を目指す札幌市も、旧道立産業共進会場跡地周辺(豊平区)、北大構内(北区)、道立真駒内公園(南区)を提案。しかし、地権者との交渉に時間がかかり、最終的に絞り込んだ真駒内公園を巡っては地域住民の一部が反対運動を展開。反対住民に配慮し、球団への踏み込んだ内容を打ち出せなかった。 日本ハムは26日、BPの準備会社「北海道ボールパーク」を同日設立したことも発表した。今後1~2年で北広島での事業の収益性などを判断、事業計画も策定する。このため経済動向や行政支援の制約などにより、建設の可否の判断や構想の内容が変わる可能性もある。<ことば>ボールパーク 米国では野球場を指す。明確な定義はないが、米大リーグの球場には商業、娯楽施設や公園などを併設し、野球以外の楽しみも提供しているところもあり、日本では、こうした空間を指す表現として用いられる。客観的に見たら、やはり北広島市だろうと思っていたので、この結果は「やっと決まった」という感じ。行政も住民ももろ手を挙げて「ぜひ北広島に来てほしい」と歓迎する場所と、地域住民の賛否が分かれる場所では、やはり歓迎してくれるところに行きたいですよね。交通手段が課題のようだが、ぜひ知恵を絞って良いボールパークにしてほしい。娯楽施設も併設するようだが、間違ってもカジノめいたものはやめてくださいね。今回の北広島市上野市長の会見で、新たに知ったことがある。北広島市は、1894年(明治27年)に月寒村から分離独立した町だったということ。つまり、札幌市の分家と言うか、弟分というような歴史がある。もちろん、「北広島」という地名が物語るように、明治時代に広島県からの開拓者たちが開いた町で、市になるまでは、「広島町」と呼ばれていた。全国の皆さん、北広島市は広島県ではなく、北海道にありますからね。千歳空港からはJRで20分ですから、道外から来る人達には便利になりますよ。
2018年03月27日
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平昌パラリンピック、報奨金ほぼ倍増 メダル合計10個解団式でご褒美 3/20(火) 6:07配信 スポーツ報知 平昌パラリンピックの日本代表選手団が19日、都内で解団式とメダリスト会見を行った。日本パラリンピック委員会からメダルの報奨金が発表され、前回の14年ソチ大会から金は150万円→300万円、銀は100万円→200万円、銅は70万円→100万円に増額。金3、銀4、銅3の計10個で、総額2000万円の“大盤振る舞い”となった。 13年に6社だった同委員会のスポンサーが、29社まで増えて増額が実現した。アルペンスキー女子大回転座位の金を含むメダル5個で計900万円を手にした村岡桃佳(21)=早大=は「とてもビックリ。パラ(スポーツ)の価値が上がって、認められた。競技に関することに費やしたい。4年後(22年北京大会)も全種目で金という気持ちで挑みたい」と貪欲。メダルを全てかけて会見に臨み「長い時間首から下げていると、首がとれてしまうのではないかという重さ。すごく幸せ」とジョーク交じりに充実感に浸った。 ちなみに日本オリンピック委員会の報奨金は、現行では金が500万円、銀200万円、銅100万円。金銀2つのメダルをつかんだノルディックスキー距離男子立位の新田佳浩(37)=日立ソリューションズ=は「(年間)200日以上家を空けているので家族旅行したい」、カメラが趣味というアルペン男子滑降座位銀の森井大輝(37)=トヨタ自動車=は「グッとこらえて貯金したい」と、それぞれプランを披露した。スノーボード男子の成田緑夢(24)=近畿医療専門学校=は、家族が体調を崩しているとの理由で解団式後にひと足先に大阪に戻った。パラリンピックの年になると、パラスポーツ(障がい者スポーツ)が注目される。それはそれで悪くはないが、その年だけの注目に終わっているような気がしてならない。今回のパラリンピックの選手は38人。そして、メダルは10個だけれど、獲得した選手は4人である。この数字だけ見ても、決してすそ野が広がっていないということは想像がつく。私は、メダルの有無にかかわらず、この舞台に立った人たちは全員人生のメダリストだと思っている。どのような理由で体に障害を持つことになったのかは人それぞれ違うが、その道のりは苦難の連続であったことは確かだ。たとえば事故で足や手を失うことになった場合、今まで自由に使えていた体の一部を失うのだ。自由に走り回っていた日々から、手術や治療、長いリハビリの期間が続き、その時の絶望感や未来への不安は、経験をしたことのないものには想像を絶する。それに、単純に体の一部が動かないだけではなく、ほとんどが日常の様々な不自由や、二次的障害や疾患を抱えることもある。それらの苦痛や絶望と向き合い、現実を受け止め、また笑顔を取り戻すには、家族を含めた周囲の人や医療関係者の献身的な支えや励ましが必要だ。そして絶望の淵から希望の種を見つけて自分にできることを考え、前向きに歩き出してゆく。私は、障害を持った人たちの全てが、程度の差こそあれそのプロセスをたどっていると思う。その中でパラスポーツに出会い、それを続けられる環境を得て、考えられないような努力の結果パラリンピックの舞台に立っているのだ。その姿に、私たちは様々なことを教えられ、感動し、辛い日々を送っている人にも希望の光を見るのだと思う。しかし、日本の社会はまだまだ障がい者への偏見が強い社会でもある。「区別」「特別扱い」という名の差別も多いと思う。多くのパラスポーツに取り組む人たちは、まずその練習場所の確保に苦労していることだろう。車いすや補装具だって、特別誂えのもので使用頻度が高ければ、費用もかかる。レベルの向上のためには練習試合も海外遠征も必要だ。また、健康な人以上にサポート体制や医療体制も必要だろう。そのあたり、日本はどのくらい手厚くなっているだろう。私は、メダリストが4人ということに、パラスポーツの広がりの狭さを感じている。ハンディを持つ人たちが子どもの頃から自分に合ったスポーツを楽しみ、自分の可能性をどんどん広げながら仲間づくりをすることで、選手同士の切磋琢磨の機会も増えるだろう。パラスポーツが、たとえば野球やサッカーのように多くの人たちが見て楽しめる機会が増えたら、選手のモチベーションもさらに上がってくるだろう。何度もメダルを取る人には、その努力に拍手するのは勿論だが、やはり若い人たちがもっと増えないとだめだろう。典型的なのがアイスホッケーで、選手の年齢の高さに本当に驚いた。若い人が少ない要因は何なのだろうか。障がい者の人たちが輝く社会は、間違いなく一般の人たちにも住みやすく安心できる社会なのだ。もっともっと、練習環境やサポート体制、金銭的支援を真剣に考えなくては、パラリンピックを日本で開く意味がないとすら思う。
2018年03月20日
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<ホーキング博士死去>宇宙の謎、語り続け 理論も先駆的3/14(水) 19:01配信 毎日新聞 徐々に全身の筋肉が衰える難病に侵され、体の自由や言葉を失いながらも宇宙創成の謎に挑み続けた「車いすの天才物理学者」、スティーブン・ホーキング博士(76)が死去した。先進的な理論で学界に衝撃を与えた一方、著書や講演で一般の人にも宇宙の謎を魅力的に語りかけ、気さくな人柄も相まってファンが多かった。 大学院在学中に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、車いす生活になったホーキング博士は1985年に気管切開手術を受け、声も出せなくなった。しかし、音声合成装置を介して会話しながら研究を続けた。 74年に発表した「ブラックホール蒸発理論」は学界に驚きを持って迎えられたが、現在では多くの科学者がこの理論を支持する。この年、史上最年少の32歳で英国王立協会会員に選ばれ、79年からはニュートン以来の伝統を誇るケンブリッジ大ルーカス記念講座の教授を務めた。 一方、ブラックホールが消失する際、「内部の情報は外に出てこず、ブラックホールを通って別の宇宙に移動する」と主張したことに対しては、30年後の2004年になって「SFファンには申し訳ないが誤りだった」と認め、話題になった。 00年に出版した著書で「人類は今後1000年以内に災害か地球温暖化のために滅亡する。唯一の助かる道は別の惑星に移住すること」などと警告。07年には急降下する航空機で無重力を体験するなど、将来の宇宙旅行にも興味を示していた。 16年には米ニューヨークで記者会見し、光速の5分の1の速さで飛ぶ小型探査機の開発計画を発表。地球から4.3光年離れた太陽系の隣の恒星系「プロキシマ・ケンタウリ」に送り込む構想を打ち出し、地球外生命探査に意欲を見せた。一方、人間の操作が不要な「自律型致死兵器システム」(LAWS)の開発禁止を他の研究者らと連名で訴えるなど人工知能技術の軍事利用に警鐘を鳴らした。 また、14年の英映画「博士と彼女のセオリー」のモデルとなったほか、米国のSFテレビシリーズ「スタートレック」のファンとしても知られ、ニュートンやアインシュタインとポーカーのテーブルを囲む本人役で出演したこともある。長女のルーシーさんと共著の児童書「宇宙への秘密の鍵」は日本でも100万部を超えるベストセラーになった。 何度も来日したことがあり、93年7月には国内での講演会の合間に仙台市を私的に訪問した。この際、仙台を案内した土佐誠・仙台市天文台長によると、博士は「昔、アインシュタインが東北大を訪れたことがあると聞き、仙台に来てみたかった」と話したという。 市内のホテルで東北大の大学院生や教員ら数人でホーキング博士を囲んで夕食をとったが、緊張していた院生たちを博士が冗談で笑わせた。「後に博士の妻となった付き添いの看護師が『博士はわがままで手がかかる』と言っていたことを覚えている」と振り返る。 土佐さんは「非常に強い重力の下でミクロの世界で何が起こるかについて、先駆的な理論を立てた。宇宙の始まりやブラックホールに関する現在の議論のスタートになった」と死去を惜しんだ。 30年以上の親交があった前田恵一・早稲田大教授(相対性理論)は「昨年9月に英国で会った時は体調も良さそうで、ブラックホールの蒸発に関する新たな理論について研究仲間と熱心に議論をしていただけにびっくりした」と話し、「宇宙理論の業績もさることながら、ユーモアと周囲への気づかいがある人だった」と惜しんだ。 重力波の検出で昨年のノーベル物理学賞を受賞した米カリフォルニア工科大のキップ・ソーン名誉教授(77)とは公私を通じた友人で、あるブラックホールの存在を巡って「存在しない」に賭けて負けたホーキング氏がソーン氏に男性誌「ペントハウス」を贈ったエピソードも知られる。ソーン氏は同大の追悼文にコメントを寄せ、「宇宙に向けられた彼の洞察は、今後何十年も彼に続く物理学者にインスピレーションを与え続けるだろう」としのんだ。 また、自身も08年にALSを発症した嶋守恵之(しげゆき)・日本ALS協会理事は「ホーキング博士は『ALSは自分の研究にとって障害にはならない』と言い切り、優れた業績を残された。博士の半生をつづった映画『博士と彼女のセオリー』からはたくさんの勇気をもらった。何も諦めなかった博士を見習い、私も自分らしく充実した人生を送りたい」と話した。【西川拓、阿部周一、荒木涼子】学問的なことはわからないが、色々な意味で人間の可能性を示してくださった方だと思う。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。佐川氏、来週にも国会証人喚問へ 与野党が調整3/14(水) 18:49配信 今朝の時点では、すべて佐川氏の問題として責任を押し付ける空気になっている。彼が一番守りたいものは何なのだろう。官僚の使命の原点を思い出してほしいと祈るのみ。佐川さんにアドバイスしてもらったらどうですか?前川氏:「役人は辞めれば何でも言える」 佐川氏に助言伊調馨だけじゃない! 栄氏のセクハラ・パワハラ「決定的証言」3/14(水) 16:00配信 文春オンラインやっぱりセクハラ問題もあったなと驚きはしないけど、ここに書かれていることが本当にあったなら、どうして今まで表に出なかったのかと不思議。この件でも、全部を誰かのせいにするという空気が充満していて不快である。この人だけの問題じゃないだろう。セクハラとパワハラがセットだと、受ける方はなかなか大変だろうとは思うけれど、それを通告する窓口は今は必ずあるはずだ。イヤなことは、はっきりイヤだと言おう。不当なことをそのままにすることは、さらなる罪を作ることに加担することだと思っている。人としての誇りを失ってはいけない。トランプ政権去る「国際協調派」=国益前面、さらに鮮明か―米3/15(木) 7:07配信 時事通信アメリカも大変だ。そんなアメリカの子分で大丈夫か、日本。
2018年03月15日
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近畿財務局職員が自殺=「森友」交渉に関与か3/9(金) 12:59配信 時事通信 学校法人森友学園に大阪府豊中市の国有地が格安で売却された問題で、学園側との交渉を担当した部署に所属していた近畿財務局の男性職員が兵庫県内で死亡していたことが9日、関係者への取材で分かった。 自殺とみられる。県警などが詳しい状況を調べている。 警察関係者によると、男性職員は数日前に神戸市内の自宅で死亡しているのが見つかった。事件性はないとみられ、自殺とみて調べている。国有地売却問題との関連は不明。 男性職員は近畿財務局が学園側と交渉していた当時、国有財産を管理する部署に所属。この部署の幹部職員が学園前理事長の籠池泰典被告らとの直接交渉に当たっており、死亡した男性はこの職員の直属の部下だった。 一連の問題では、この幹部職員と学園側が2016年に交渉した際のものとされる音声データの存在が明らかになっている。音声では、籠池被告が「グーンと価格を下げて」と求め、幹部職員とみられる男性が「ゼロに近い金額まで努力している」などと応じていた。 一連の問題については、大阪地検が背任や公用文書毀棄(きき)容疑などの告発を受け捜査しており、近畿財務局職員らからも事情を聴いている。 近畿財務局は取材に「情報を把握しておらず、個人情報でもあるので答えられない」としている。 とうとう犠牲者が出てしまった。
2018年03月09日
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この二人のコメントをテレビで見ていて、なんだかジーンとした。この師匠にしてこの弟子ありという感じもする。きっと藤井六段は、この師匠のすばらしさと、この師匠に出会ったことのありがたさを、年を経ると共に深く感じるのではないかと思う。弟子藤井六段戦で亡き師匠思う/杉本師匠の一問一答3/8(木) 20:44配信 将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段(49)を111手で破った。師匠との公式戦初対局。師匠の杉本が対局後、師弟戦の思いを語った。以下は主な一問一答。 -2局を振り返って 杉本 千日手はこちらから打開することができなかった。きょうは長くやりたかったので、途中から指し直しにするつもりでした。 -指し直し局はどのような将棋だったか 杉本 練習将棋ではあまりこういったかたち(千日手)はなかった。私はもともと四間飛車(戦型)でプロになった。藤井六段を弟子にしてからはあまり(四間飛車)の将棋を指したことはなかった。きょうはプロになった原点の四間飛車でいこうかなと決めていました。 -師匠の故板谷進九段への思いは 杉本 私が19歳のときに師匠は亡くなった。まだプロになっていなかった。師匠と公式戦で戦うことができなかった。形を変えて、藤井六段と戦えたのはうれしかった。 -持っていた扇子は 杉本 午前と午後で扇子を変えた。午前中は師匠の扇子。ずっとこれを持っていると、昔のことをいろいろ思い出したりして感傷にふけってしまいそうだった。午後からは扇子を変えた。 -午前中の対局では初手まで約2分間、何かを考えていたようだった 杉本 自分の棋士人生の中でも一番注目された対局。こういう対局ができるのをうれしく思った。いろいろな人への感謝の思いがあった。 -たくさんの報道陣に囲まれた感想は 杉本 毎回、彼はこんな注目されている場で指しているんだな。あらためて大変さが分かった。 -いま藤井六段にかけたい言葉は 杉本 彼の強さは証明されている。あらためて言葉はない。この対局は藤井六段のみならず、私まで注目していただいた。勝負としては残念だが、記念にもなった。きょうはすばらしい1日でした。 -また対戦したいか 杉本 同じ関西の棋士なので、またいつか対局する日がある。そのときは藤井六段はさらに成長していると思う。もう1回、対局したい。藤井六段、師匠と対決「難しい将棋だった」一問一答[2018年3月8日20時50分]日刊スポーツ 将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段(49)を111手で破った。師匠との公式戦初対局。将棋界で言う弟子が師匠に勝つ「恩返し」をした。 以下は主な一問一答。 -千日手、指し直し局と大熱戦になった。千日手の打開は考えたか 藤井 打開も考えたが、なかなか難しかった。 -指し直し局はどのような将棋だったか 藤井 一手、一手、とても難しい将棋だった。最後まで分からなかった。 -公式戦での初の師弟対決、どんな心境で臨んだ 藤井 公式戦で対局できるのは楽しみにしていた。対局はいつも通りの気持ちでいけた。とてもいい経験になった。 -師匠のこの対局への思いを聞いて 藤井 師匠にはたくさん教えていただいた。公式戦の舞台で対局することができて、本当にうれしい。これからもさらに活躍していかねばと。
2018年03月09日
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オリンピックが終わり、楽しいニュースは影をひそめ、日本の膿が出てきた感じ。あまり書きたくもないけれど、記録として今話題のニュースをいくつか書いておこう。土地の賃貸と売却契約の決裁文書、書き換えか 森友問題3/3(土) 3:00配信 朝日 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引をめぐり、財務省の公文書の内容が契約当時とその後に国会議員らに提示したものとで違っている問題で、朝日新聞が文書を確認したところ、2015年の貸し付け契約の際の決裁文書と、16年の売却契約の際の決裁文書が、いずれも違っていたことがわかった。ともに、学園との交渉経緯についての記述が消えていたり、別の内容に変わっていたりしていた。 財務省近畿財務局は15年5月、10年以内に売却することを前提とした貸し付け契約を学園側と結んだ。その後、学園側が「地中から新たなごみ」がみつかったとして買い取りを希望したことから、翌16年6月、大幅に値引きした価格で売却契約を結んだ。 学園側との土地取引をめぐっては、この二つの契約が大きな節目で、いずれも契約当時、財務局内部で決裁を受けるための文書が作成され、それぞれ決裁されている。決裁文書には決裁の完了日や幹部の決裁印が押されている。これって、文書偽造ですよね。しっかり捜査してほしいものです。「パワハラは氷山の一角」告発状提出の弁護士が激白3/3(土) 9:51配信 女子レスリング五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)を巡るパワハラ問題で、レスリング関係者からの告発状を内閣府の公益認定等委員会に提出した代理人の貞友義典弁護士(65)が2日までに取材に応じ「パワハラ問題は氷山の一角にすぎない」と主張した。 5枚の告発状によると、栄氏は伊調が師事する元男子代表コーチの田南部力氏へ指導をやめるよう命じ、従わなかったため脅迫した。伊調の練習拠点、警視庁の出入りも禁じる圧力をかけた。栄氏からの直接的なパワハラは田南部氏が受け、伊調は間接的に受けたとされる。20年東京五輪の女子は栄氏が監督を務める至学館大関係者のみが出場すると明言したとも記されている。 伊調の練習環境が整わないことを心配した関係者から依頼を受けた貞友氏は「伊調選手は至学館大出身で五輪5連覇すれば栄氏が名声を得られるのに、その機会をつぶしてまで今の自分のところから輩出したいのか。栄氏は伊調選手が引退しても、俺の下で優秀な選手が育っているから良いという考え」と指摘。協会は03年4月から現在8期目となる福田富昭会長と高田裕司専務理事の“長期政権”が続き「協会は北朝鮮と同じで、適切なガバナンス(組織統治)が必要。イエスマンしか理事になれない。この一連の問題は栄氏と伊調選手が握手して終わる問題ではない」と警告する。告発状に関与した関係者の1人は「栄氏はいつまで否定できるか。今は率直に寂しい」と話した。 林文部科学相はこの日、5日以降に協会の倫理委員会が栄氏と伊調から聞き取りすることを明らかにした。伊調は1日、告発状に一切関わっていないと表明。栄氏と協会も告発状の内容に関して否定している。このニュースには驚いた。それにしても不思議なのは、一月に内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出したというのに、この間、担当部署は放置していたのだろうか。さらに、レスリンク協会が聞き取り調査をするらしいけれど、違うんじゃないの?これは、学校でいじめ自殺があった時に、学校や教育委員会が調査するのと同じ構図。結局は、「そのような事実はなかった」なんてことになりがち。それを見越して内閣府に提出したのだと想像するが、何なのだろう。いじめもパワハラもセクハラも、やっている本人はほとんどそんなつもりはない。レスリング協会も長期政権が続いているというから、このような問題が発生する土壌は整っていたのだろう。長期政権は問題が起きやすいのですよ。
2018年03月03日
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高木菜那が初代女王 小柄が武器 女子マススタート「金」02/25 05:00 北海道新聞 今大会から採用された女子マススタートの最後のカーブ。2番手につけていた小柄な高木菜那がインから抜け出し、そのまま猛烈なスパート。熾烈(しれつ)なメダル争いを制して両手を突き上げた。「やったー」。この種目の初代女王は叫んだ。 1カ国最大2人が出場し、決勝は16人が同時に滑るスリリングな新種目は、高木菜が「団体競技」というように、どちらかが先導役になるなど、2人の作戦と連係が鍵を握る。しかし、チームメートの佐藤綾乃(高崎健康福祉大―釧北陽高)は転倒に巻き込まれ1回戦敗退。その想定外の状況で孤軍奮闘した。1回戦は序盤に得点を稼いで余力を残して突破。温存した力を決勝で爆発させた。 「この身長で戦っているのは誇り」という155センチの体格を最も生かせるのがマススタートだという。16周のほとんどを集団で滑るため、上位に食い込むには位置取りが重要。「後ろに付くときや、間に抜けるときは小さい方が有利」とハンディを武器に変えた。 昨季開幕前から慢性的な右膝の痛みに悩まされ、周囲に「焦っている」と漏らしたこともあった。そんな中、国立スポーツ科学センター(東京)でのリハビリ中にフィギュアスケート女子の宮原知子と出会った。「すごい頑張り屋さん。私も負けない」と、自分より小さい151センチで奮闘する姿に勇気をもらった。 けがもアクシデントも乗り越えて、団体追い抜きに続いての表彰台。妹の美帆(日体大助手、帯南商高出)が金銀銅の三つのメダルを獲得し、自分は金二つだ。「最高のオリンピックにできて良かった」と言う笑顔が、まぶしいくらいに輝いた。(運動部 五十嵐順平)カーリングLS北見、銅メダル 5―3で英国破る02/25 00:16 更新 道新 カーリング女子3位決定戦でLS北見の日本が英国に5―3で逆転勝ちし、男女を通じて初のメダルとなる「銅」を獲得した。 日本は2―3の第8エンドに1点を挙げて追い付くと、第9エンドに1点をスチールして勝ち越し。第10エンドもスチールして、2014年ソチ冬季五輪3位の英国を破った。 男子決勝では、06年トリノ五輪3位の米国がスウェーデンを10―7で下し、初優勝を果たした。5―5の第8エンドに大量5点を挙げて大勢を決めた。昨年の世界選手権2位のスウェーデンは1次リーグを1位で突破したが、初制覇はならなかった。(共同)お姉ちゃん、本当によく頑張ったね。マススタートという競技は全く知らなかったので、この金メダルは私には突然のものでビックリ。でも、姉妹でライバルって結構きつかっただろうなと思うので、本当に良かったととても嬉しい。妹も取っていない金メダルということで、ミホちゃんはこれでさらにモチベーションが高まったことだろう。高木姉妹のご両親に、心からおめでとうの気持ちである。カーリングも、正直なところ「負けても世界で4位だよ」と思っていた。やっぱり私は、競争にはまったく向かない気質のようだ。最後まで諦めず力を合わせて頑張る美しさをを、また教えてもらった。そういえば、カーリング娘たちの「そだねー」がテレビ中継のおかげで注目を浴び、「そだねージャパン」とまで言われているとか。先日の例会でそんな話も出て、「あれが北海道弁なのか?」と「北海道弁」について盛り上がった。私の住む町は転勤族が多いので、参加している人も道外の人が多い。「そだねー」や「そうなんだわー」、男の人では「〇〇だべー」「〇〇だべさー」が、結構耳についたという話が出た。私自身も「そうなんだねー」と言っていたつもりだったのだが、それは「そだねー」になっていたみたい。何度も「ほら、みらいさん、また言ったよ!」と指摘されて、びっくりだわー!そういえば、関西に住む中学時代の旧友が、私と電話で話している時「懐かしい~、北海道に帰ったみたい」と言ったことがある。私は北海道弁で話しているつもりはないので、「どこがー? 私北海道弁で話してる? なまってるかい?」と言うと、「もー、なまり漬けだよ~」と言われて、「えー、そうかーい?」って会話したことを思い出した。多分、太字のところが訛ってる部分だと思います。道外に住む北海道出身者の皆さんは、彼女たちの会話を懐かしく感じていたのでしょうか。でも、北海道も広いので、地域によってニュアンスは違うと思うけれど。
2018年02月25日
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スピード女子団体追い抜き「金」 メダル最多11個に02/22 07:38 更新 北海道新聞【平昌共同】平昌冬季五輪第13日の21日、スピードスケート女子団体追い抜き決勝で、日本は高木美帆(23)=日体大助手、高木菜那(25)=日本電産サンキョー、佐藤綾乃(21)=高崎健康福祉大=の布陣で2分53秒89の五輪新記録をマークしてオランダを破り、金メダルを獲得した。 日本のメダルは11個で、1998年長野五輪を上回り冬季大会最多となった。今大会の日本の「金」は3個、通算では13個。 高木美は1500メートルが2位、1000メートルが3位で金、銀、銅のメダルを得た。長野五輪で金2、銀1を手にしたスキー・ジャンプの船木和喜に次いで、冬季五輪の1大会で三つのメダルを獲得した2人目の日本選手となった。男子の団体追い抜きで日本は5位だった。 フィギュアスケートは女子ショートプログラム(SP)が行われ、宮原知子(19)=関大=は4位、坂本花織(17)=シスメックス=は5位で23日のフリーに進んだ。「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場した15歳のアリーナ・ザギトワが世界歴代最高を更新する82・92点でトップ、世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワが2位につけた。 カーリングは男女の1次リーグ最終戦が行われ、LS北見の日本はスイスに敗れたが、米国がスウェーデンに敗れたため4位となり、男女を通じて日本勢初の4強入りを決めた。23日の準決勝で韓国と対戦する。男子のSC軽井沢クは韓国に屈し8位となった。金メダル確実と言われていたけれど、何が起きるかわからないのがオリンピック。そんな中で練習の成果をきちんと出せたチームパシュートには拍手である。高木姉妹も、一緒にメダルを取れて本当に良かった。ずっと見守ってきたご両親やお兄さんの喜びはいかばかりかと思う。フィギュア女子は、ロシア出身選手の強さが際立っているようだ。宮原さんも坂本さんも、悔いのない演技で終われるようにと祈っている。俳優の大杉漣さん死去 名脇役、北野監督作品にも出演02/22 00:05 更新 道新 北野武監督の映画「ソナチネ」や「HANA―BI」などに出演し、ドラマやバラエティー番組でも親しまれた俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名孝=たかし)さんが21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳。徳島県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。 名脇役として知られた。テレビ東京によると、大杉さんは20日、放送中の連続ドラマ「バイプレイヤーズ」の撮影を終え、ホテルに戻った後に不調を訴えたという。21日夜にはドラマの第3回が予定通り放送され、番組の最後に「大杉漣さんが、本日急逝されました。心よりご冥福をお祈りいたします」と字幕で表示された。 大杉さんは1974年に劇団「転形劇場」に入団し、80年に「緊縛いけにえ」で映画デビュー。90年代以降には北野監督の映画やSABU監督の「ポストマン・ブルース」、崔洋一監督の「犬、走る DOG RACE」のほか、近年では「シン・ゴジラ」の首相役などで存在感を発揮。迫力のあるやくざ役から気弱な父親役まで、幅広い役を巧みに演じた。 テレビのバラエティー番組でも活躍。「ぐるぐるナインティナイン」や散歩番組「大杉漣の漣ぽっ」にも出演し、その朗らかな人柄がお茶の間でも親しまれた。好きな俳優さんだったので、驚きと共にとても残念だ。でも、これが彼の寿命だったのだろう。ご冥福をお祈りするばかり。金子さん訃報、被爆者ら惜しむ声 「痛みに寄り添った人」02/21 11:40 道新 自らの戦争体験を語り、平和運動にも尽力した俳人金子兜太さんの訃報に、被爆者や関係者は「体を張って権力に対抗する人」「痛みに寄り添った人」と惜しんだ。 日銀時代には被爆地長崎で勤務し、〈湾曲し火傷し爆心地のマラソン〉という句を生んだことでも知られる。長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長(81)は「体を張って権力に対抗する人という印象を持っていた。残念だ」と話した。 長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(78)も「平和運動にとって大事な人を失った。平和への思いを引き継いで頑張っていきたい」と惜しんだ。 金子さんは昨年7月、朝日新聞の取材で初めて原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)を訪問。隣の熊谷市に住みながら、丸木位里・俊夫妻が被爆の惨状を描いた連作絵画「原爆の図」を直接目にしたことがなかったという。 「この世を去る前に一度原爆の図の前に立ちたいと思っていた」という金子さんは、学芸員の岡村幸宣さん(43)から約1時間にわたって絵の説明を受けた。 岡村さんは「原爆の図は文学性が高く、俳句はむしろ映像的だ」という言葉が印象に残った。「説明を聞くだけでなく、一歩踏み込んで自分で丁寧に言葉を編み出してくれていた」と振り返る。 訃報に触れ、岡村さんは「丸木夫妻や金子さんという、痛みに寄り添ってきた人が遠ざかっていく。残されたものを手掛かりに、私たちは考えていかないといけない」と語った。また一人、戦争体験を生き方の根っことして権力に異議申し立てをする人が亡くなった。どんどん戦争体験者がいなくなっていく。その教訓が風化されつつある。それがとても悲しいし怖いことだと感じている。長い年月、本当にお疲れさまでした。あちらの世界からも、ぜひ活を入れ続けてください。
2018年02月22日
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昨日の女子スピードスケート500メートルは、祈りながら見ていた。テレビなどで今までの彼女の歩みや、それを支えた地元の相沢病院のことを知ってからは、ますます応援する気持ちが強くなっていた。だから、この結果には私も感動したし、心からホッとした。小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由 2/19(月) 5:01配信 「平昌五輪・スピードスケート女子500メートル」(18日、江陵オーバル) スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(31)=相沢病院。2009年からサポートしているのが、所属先の相沢孝夫理事長(70)だ。無名の頃から支え続ける理由などを語った。 小平の“所属企業”は病院だ。長野県松本市にある相沢病院は、10年バンクーバー五輪のシーズンが始まる2009年から、当時まだ無名だった小平を支え続けてきた。 長野の拠点を変えず競技を続けたいと希望していた小平。しかし不況もあって所属企業はなかなか決まらず、信州大卒業間近の3月、結城コーチと病院のスタッフとが知り合いだったことや、小平が病院でリハビリを受けていたという縁もあり、相沢病院を頼った。 「長野の人が長野で五輪を目指したいと言っているのに、どうして長野の企業はできないの。みんなができないなら僕がやるよと」と振り返るのは相沢孝夫理事長だ。「一流になることは期待していなかった。(周囲からは)広告価値がって言われるけど、相沢病院の名前が出たからって患者さんが来るわけじゃない」。初対面にして小平は、下心なしにその姿勢を支えたいと思える人だった。 その後、バンクーバー五輪団体追い抜きで銀メダルを獲得。メダルを持って小平は病棟を回った。「持っているパワーを伝えてくれて患者さんもすごく元気になったし、小平さんのファンになっちゃった」と理事長。ひたむきな小平の姿とその魅力は、自然と病院内で広がった。 ソチ五輪後のオランダへの武者修行も「スタッフの海外留学」という形で支援。小平は「金銭面のサポートがないと無理だった」と感謝する。W杯などの海外遠征へも、できるだけビジネスクラスを利用できるよう支援。17年4月からはサポート役としてソチ五輪代表で栄養士の石沢志穂氏も雇用した。 支援金は年間約1000万円。それでも「(病院内から)不満もあまり聞かないし、もっと言えば、私がもらっている給料を半分にすればいい」と相沢理事長は笑って話す。これだけ小平が有名になった今も「病院そのものにとってメリットがあると思えない。盛り上がって、一体感があって、仲間意識を持てる。それが重要」と語った。そんな応援を小平は「すごく温かい」と感謝した。 「今できることを全力でやる小平さんの生きざまが好き。だから人の心に何かを残すのだと思う」と周囲の思いを代弁した理事長。金メダルという結果以上に、小平の滑りは人を魅了し、力を与えた。相沢院長の懐の深さと心意気に、とても感動している。本当にありがとうございました。同時に、競技後の小平奈緒さんと銀メダルの韓国の李相花(イ・サンファ)さんの姿も、とても感動した。思い出のタクシー代 小平と李相花 長く競い合った日韓エースの友情物語「平昌五輪・スピードスケート女子500メートル」(18日、江陵オーバル) 日本選手団の主将で国内外で同種目24連勝中の小平奈緒(31=相沢病院)が36秒94の五輪新記録をマークし、スピードスケート女子では初となる金メダルを獲得した。ライバルで、五輪3連覇を狙う地元・韓国の女王の李相花(イ・サンファ)を破っての戴冠。親友の2人はレース後、笑顔でお互いを称え合った。 美しい光景だった。レース後、3連覇を逃した李は涙。小平はその李のもとへ向かい、抱き締めて言葉を掛ける。「韓国の五輪で、相花の受ける重圧は相当なものだったと思う。“すごくたくさんの重圧の中でよくやったね、私はまだ相花のことをリスペクトしているよ”と、伝えました」。李も涙顔から笑顔に。2人でウイニングランを敢行した。 世界の舞台で長く競い合ってきた。500メートルでは圧倒的な力を誇ってきた李。ただ、そのアスリートとしての姿勢は、小平にとっても憧れだった。2人で並んだ記者会見。小平が「サンファはいつも親切なんです。3年前にソウルのW杯で私が初優勝した時、すぐにオランダに戻らなきゃいけなかったんですけど、リンクから空港までのタクシーを呼んでくれて、お金も出してくれた。結果は悔しいはずなのに。真摯(しんし)に奈緒のためにという思いで。それがすごくうれしかった」と、思い出を語れば、李もまた小平の姿勢を尊敬の念を示し「彼女とレースをして、悪い気持ちになったことは一度もない。タクシー代は確かに払った(笑)。でもネガティブな気持ちはまったくなかった。いい友達だから。彼女のライバルであることを誇りに思ってる」と、笑顔を返した。 李もまた、思い出話を披露。「アスタナでバスを待っていた時に、奈緒と写真をとったんです。奈緒はその時、『次の五輪はあなたが勝って、私が2位ね』と言っていた。私も『それならあなたが勝って、私が2位でいい』と言い合いました」と、懐かしそうに話した。 同世代でずっと世界のトップで競い合ってきた2人。日韓のお互いの家に招待するなど、絆はずっと深かった。リンクを離れ、親友に戻った2人は、ずっと笑い合っていた。
2018年02月19日
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羽生結弦、66年ぶり2連覇 宇野も銀メダル、平昌五輪02/17 19:10 更新 北海道新聞 【平昌共同】平昌冬季五輪第9日は17日、フィギュアスケートの男子フリーが行われ、前日のショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)=ANA=がフリーでも圧巻の演技を披露し、男子で1948年サンモリッツ、52年オスロ大会のリチャード・バットン(米国)以来、66年ぶりの2連覇を達成した。 昨年11月の右足首の負傷から復帰し、日本選手として冬季五輪の個人種目で初めて連続で頂点に立った。 今大会、日本選手団第1号の金メダル。日本の冬季大会の「金」は通算11個となった。 昨季の世界選手権2位でSP3位につけ、最後に演技した初出場の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は銀メダルを獲得した。フィギュアで初めて複数の日本選手が同時に表彰台に立った。今大会の日本のメダルは9個となり、前回ソチ五輪の8個を上回り、海外で開催の五輪では最多となった。 世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は銅メダル。 SPで20位と出遅れた田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=は18位だった。藤井聡太、最年少の棋戦優勝 15歳、中学生初の六段に02/17 21:38 更新 北海道新聞将棋の最年少プロ、藤井聡太五段(15)は17日、東京都千代田区で指された朝日杯オープン戦本戦決勝で広瀬章人八段(31)を117手で破り、15歳6カ月の最年少、中学生初となる棋戦(公式戦)優勝を飾った。規定により最年少、中学生初の六段に昇段した。日本中を沸かせた中学生が再び、快挙を成し遂げた。 藤井六段は対局後、「(優勝という)大きな結果を残せて自信になった」と笑顔で話した。 これまでの最年少棋戦優勝は、1955年に加藤一二三・九段(78)が六・五・四段戦(現在は終了)で達成した15歳10カ月で、63年ぶりに塗り替えた。加藤九段の優勝記録は六段以下の棋士が対象の棋戦で、今回は全棋士が参加する朝日杯での快挙達成となった。 全棋士参加棋戦の最年少記録はこれまで、87年に羽生善治二冠(47)が天王戦(93年、棋王戦に統合)で達成した17歳2カ月。六段昇段の最年少記録は、加藤九段の16歳3カ月だった。 藤井六段は1月14日の本戦準々決勝で佐藤天彦名人(30)、この日の準決勝では羽生二冠に公式戦初勝利するなどタイトル保持者を連破し、決勝に進んでいた。 愛知県瀬戸市在住の中学3年生。2016年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。17年6月には最多の29連勝を達成した。昨日の夕方からは、フィギュア男子の羽生君一色。怪我からの復活劇はドラマティックであるうえに、彼のキャラクターや容姿はメディア映えするから、注目されないはずがない。彼は本当に素晴らしいしよく頑張ったと称えたいが、銀メダルをとった宇野昌磨君も素晴らしかった。色々な意味で対照的な二人を表彰式やインタビューで見ていて、このような若者が育つ土壌が日本にはあるのだと思うと、それがとても嬉しく希望を抱くことができた。ニュース等で「羽生結弦は伝説になった」などと言われたりしているようだが、確かに歴史に残る快挙だと思う。一方、将棋の藤井聡太君も、歴史に刻む快挙であった。これがオリンピックの、それもフィギュアの金と銀のニュースに沸く日でなければ、もっともっと話題になっていただろう。でも、藤井君にとってはこれでよかったのかもしれない。この三人、間違いなく今の日本の若者なのだ。彼らが出現したということは決して奇跡的なことではなく、多分日本の若者たちの氷山の一角として輝いているのだと思いたい。願わくば、このようにまっすぐで真摯で純粋な若者が、政治の世界にも現れてほしいものだ。
2018年02月18日
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雪煙 倒れ込む人 歓喜のゲレンデ 戦場に 草津白根山噴火1/24(水) 6:03配信 上毛新聞社昨日は朝から出かけていたので、夕方帰宅してこのニュースやテレビ映像を見た。まったく予兆がなくて突然噴火したという。数年前の御嶽山の噴火も予兆なしの噴火だったと思う。テレビでも言っていたが、火山噴火は特別の特徴がある火山以外予知は無理だそうだ。地震も「予知は現在の無理」と、昨年研究者が発表したような気がするけれど、つまりは火山噴火も大地震も予知はできないということだろう。日本列島はおびただしい火山と地震の巣の上に乗っかっている島である。いつ、どんなことが起きても不思議ではないというのが現実。こんな島に原子力発電所が50機以上もあるなんて、本当に恐ろしいことだと改めて思う。現在予知ができないからといって、予知研究をしなくてもいいとは言わない。研究の中で思いもよらない発見があるかもしれないし、何よりもスピーディーな地震・火山情報を住民に伝え、被害を最小限度にするための努力はこのような国には不可欠だ。「日本の国土と国民を守る」のなら、他国からの攻撃防衛のための兵器導入よりも、こちらの方が重要なのではないか。この噴火で噴石の直撃を受けて命を落とされた方には、心からご冥福を祈りたい。
2018年01月24日
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西部邁さん、多摩川で自殺か 保守派の論客 長万部出身01/22 01:04 更新 北海道新聞 保守派の論客として知られる西部邁(にしべ・すすむ)さんが21日午前8時37分、搬送先の東京都内の病院で死去した。東京都大田区の多摩川で自殺を図り、溺死したとみられる。78歳。渡島管内長万部町出身。自宅は東京都世田谷区。通夜、葬儀・告別式は行わない。 警視庁によると、21日午前6時40分ごろ、大田区田園調布5の多摩川河川敷で、長男から「父親が飛び込んだ」と110番があった。駆け付けた警察官が救出した際には意識がなく、河川敷で遺書が見つかった。長男が捜索願を出していた。 札幌南高、東大経済学部卒。専門は社会経済学。在学中は東大自治会委員長として60年安保闘争の指導的役割を果たす。その後、保守派の論客に転じ、テレビの討論番組「朝まで生テレビ!」などで活躍した。戦後日本の在り方を問い続け、イラク戦争時には米国を糾弾。親米の保守系言論人に対しても厳しい目を向けた。 横浜国立大助教授などを経て東大教授となったが、1988年に人類学者の中沢新一さんの教官としての受け入れが大学側に拒否されたことに抗議して辞任。主宰した論壇誌「発言者」と後続の「表現者」を軸に言論活動を続けたが、昨年顧問を引退した。 2010年に自伝的エッセー集「サンチョ・キホーテの旅」で芸術選奨文部科学大臣賞。著書に「生まじめな戯れ」「大衆への反逆」「無念の戦後史」など。83年12月から88年11月まで北海道新聞夕刊に論壇時評を連載した。今朝の朝刊を広げてすぐに目に入ったこの記事には驚いた。保守派と言われていたけれど、少なくとも安倍首相のお仲間の保守とは異なっていたと思う。個人的には好みのタイプの人ではなかったけれど、その主張は傾聴に値すると感じていた。でも、やはり「好み」とは言えなかったので、新聞や雑誌などで読む程度で、著書はほとんど読んだ記憶がない。最初に見出しを見た時は、「彼もうつ病だったのだろうか?」。しかし、記事を読み進むうちに、鬱かどうかはわからないけれど、現在の日本の状況には絶望感を抱いていたかもと思い、必死に時流に抗い警鐘を鳴らし続けても空しいことに、自分自身への絶望感も抱いたのかもと思った。とまで考えてきたら、なんだか死にたくなってしまう気持ちには共感してしまった。そして、「自憤死」という言葉が浮かんだのだ。もちろん、「自死」と「憤死」をつなげた私の造語である。私は、自死は可能な限り避けてほしいと願っている。身近にも「自死」をした人は何人も知っているし、それに対しては非難できる気持ちにはなれないし、自死を選ぶに至った思いを想像すると「お疲れさまでした。楽になりましたか?」と手を合わせたい。でも、残された家族や親しい人たちに苦しい思いや自責感を強く残し、その後に長く負の影響を与え続けるので、何とか頑張って生きることを選んでほしいのだ。だから、西部氏の自死はやっぱり認めるわけにはいかない。彼の死によって、より一層空しさや虚無感を抱く人が増え、現実のおかしさに抵抗しようとする力をそいでしまうのではないかと心配になる。かつての私がそうだったように、「あの人が死ぬんだもの、私のような虫けら同然の者が死んでもかまわない」と思う人が現れないようにと祈る。ダメだよ、社会的な発言力や影響力が高い人が、憤死だとしても自死しては!同じ道産子として、そのご冥福を祈りながらも私は怒っている。
2018年01月22日
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二刀流貫いた「子」 2人分育てた「父」 大谷選手会見 12/26 05:00 北海道新聞 大谷翔平選手と栗山英樹監督は、プロ野球の常識を覆す投打の「二刀流」という困難な道を「二人三脚」で歩んできた。会見でも並んで座り、会見後は大谷選手が投じた球を栗山監督が捕手としてキャッチした。誰も歩んだことのない道を切り開いた二人。大谷選手は「世界一の選手」という夢へ大きな一歩を踏み出し、監督は今後も夢の実現へ後押しを続ける。 ちょうど5年前の2012年12月25日に札幌ドームで行われた入団会見が「二刀流」の第一歩だった。大谷選手が投げ、栗山監督が打席に立ち、大谷選手が打席に立つと、栗山監督が投手役を務めた。 今回は、大谷選手が監督やファンへの感謝の思いを込めて投じたであろう一球を、指揮官が「女房役」としてしっかりと受け止めた。その後、監督から「世界一の選手になると信じています」と記した投手板を受け取った大谷投手は、表情を引き締めた。 この5年間、栗山監督が大谷選手について報道陣に語る時は、常に厳しい言葉しか発しなかった。しかし、大谷選手はこの日の会見で「監督室では『体大丈夫か?』と真逆な感じ。(僕を)守るという意味でやってくれていた。それは記事を見ても感じた。ありがたいなと思った」と明かした。厳しい言葉は愛情の裏返し。「親心」はしっかり伝わっていた。 監督は今後も、注意すべき点があれば無料通信アプリのLINE(ライン)でメッセージを送ると宣言した。「いらっとすると思うけど、誰かが言ってあげないといけない。使命だと思っている」。「息子」は米国に旅立つものの、5年間務めた「父親」役をやめるつもりはないようだ。 固い絆で結ばれた師弟コンビは、いったんたもとを分かつ。だが、「世界一の選手」という壮大な夢を共有していることに変わりはない。(運動部 福田講平)昨夜会見のテレビ中継を見ながら、本当に大谷翔平ってすごい若者だとつくづく思った。それにしても、「大谷君、キターッ!」と喜んだ日から5年も経ったのだなと、月日の流れの速さに驚く。期待されてもなかなか力を発揮できずにいる選手も多いと思うが、彼は見事に期待に応えながら自分の夢への道を歩いている。メジャーでも自分を見失わずに一途に頑張ってほしいと願う。それにしても、「北海道に帰ってきますか?」なんて質問した記者がいたけど、なんでこんな時にそんな質問する?帰ってきてほしいという気持ちが言わせたのだろうが、大リーグに行って帰ってくるときって…。大谷君の頭の良さを、さらに引き立てるつもりだったのかな(苦笑)北海道の人たちはみんな、北海道にホームステイしていた若者のホストファミリーのような気持ちで、どこにいっても彼を応援するつもりでいるはずだ。その意味で、時には里帰りする彼を迎えて励ましたいと思っている。多分、調子が悪い時も良い時も、私たちは彼が頑張っていることを信じるだろうし、拍手でエールを送るだろう。大谷君、体に気を付けてね。怪我をしないようにね。ずっと応援してるよ。
2017年12月26日
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日本ハムのボールパーク構想 住民・ファンに十分説明を 報道センター・松本創一12/16 05:00 北海道新聞 プロ野球北海道日本ハムのボールパーク構想の建設地選定は道民の関心事だ。誰もが楽しめるボールパークとはどんな場所だろう―。 プロ野球チームの経営にとって、観戦スタイルの多様化や買い物、娯楽との複合化など本拠地を改革する取り組みが不可欠になっている。Jリーグの北海道コンサドーレ札幌と同様、日ハムは「大家」の札幌ドームに使用料を払う「店子(たなこ)」だ。ドームを出て自前の球場を持ち、ファンをもっと楽しませたいという球団の熱意は本物だろう。 しかし、1年近く続く球団と行政側の協議は大部分が密室で行われ、不透明だ。札幌市内の北大や月寒エリアの案が浮上したのに困難になった経緯や、北広島案に不可欠とされる新駅の検討状況の説明は、十分だったとは言い難い。 民間会社の事業とはいえ、行政の協力は不可欠である以上、検討過程を分かりやすく説明し、住民やファンの意見を聞く場は必要だ。 候補地の一部住民から出ている慎重・反対意見にも真摯(しんし)に耳を傾けてほしい。 ドームの試合には多くの小中学生が来場する。小遣いで買った券を手に、公共交通を乗り継いで来る子たちは訪れやすくなるのか。障害者や高齢者ら交通弱者への配慮を含め、課題は多い。 球団が決めた期限まで3カ月余り。「夢」の追求がファンの思いに沿った結果となるよう、力を尽くしてほしい。新球場誘致、一騎打ち 日ハム・ボールパーク12/16 05:00 道新札幌市も北広島市も、市内に建設してほしいという願いで日本ハムに有利な条件を必死に提示しているのだろうと思う。しかし、今までの両市と球団の協議の経過をニュースでみていると、その競い合いを球団が利用して条件をより有利にとしているのがミエミエで、最近は嫌な気分になっている。それぞれの市民にしてみたら、「そんなに便宜を図ってどうするの」という気がするのではないか。大都市の札幌市はともかく、北広島市の住民には「それよりももっと市民にとって重要な課題があるだろう」と思う人もいるのじゃないだろうか。あまり引っ張らずにそろそろ結論を出してほしいと思う。
2017年12月16日
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ノーベル平和賞授賞式 サーロー節子さんら出席12/11(月) 9:15配信 ノルウェーでは、ノーベル平和賞の授賞式が行われ、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の活動を支えた、広島の被爆者・サーロー節子さん(85)たちが出席した。サーロー節子さんは「わたしたち被爆者は72年にわたり、核兵器の禁止を待ち望んできた。これを、核兵器の終わりの始まりにしようではないか」と述べた。「ICAN」国際運営委員の川崎 哲さんは「これから、本当の核廃絶に向けて行動しなければいけないというメッセージになったと思うので、このメッセージが多くの人に届くことを期待したいと思うし、あらためて、核兵器禁止条約に全ての国が署名することを求めたいと思う」と述べた。授賞式のあと、オスロ市内では市民によるパレードが行われ、広島・長崎の被爆者も参加。核兵器廃絶への誓いを新たにしていた。(以下、講演全文、朝日新聞) 皆さま、この賞をベアトリスとともに、ICAN運動にかかわる類いまれなる全ての人たちを代表して受け取ることは、大変な光栄です。 皆さん一人一人が、核兵器の時代を終わらせることは可能であるし、私たちはそれを成し遂げるのだという大いなる希望を与えてくれます。 私は、広島と長崎の原爆投下から生き延びた被爆者の一人としてお話をします。 私たち被爆者は、70年以上にわたり、核兵器の完全廃絶のために努力をしてきました。 私たちは、世界中でこの恐ろしい兵器の生産と実験のために被害を受けてきた人々と連帯しています。 長く忘れられてきた、ムルロア、インエケル、セミパラチンスク、マラリンガ、ビキニなどの人々と。その土地と海を放射線により汚染され、その体を実験に供され、その文化を永遠に混乱させられた人々と。 私たちは、被害者であることに甘んじていられません。私たちは、世界が大爆発して終わることも、緩慢に毒に侵されていくことも受け入れません。私たちは、大国と呼ばれる国々が私たちを核の夕暮れからさらに核の深夜へと無謀にも導いていこうとする中で、恐れの中でただ無為に座していることを拒みます。私たちは立ち上がったのです。私たちは、私たちが生きる物語を語り始めました。核兵器と人類は共存できない、と。 今日、私は皆さんに、この会場において、広島と長崎で非業の死を遂げた全ての人々の存在を感じていただきたいと思います。皆さんに、私たちの上に、そして私たちのまわりに、25万人の魂の大きな固まりを感じ取っていただきたいと思います。その一人ひとりには名前がありました。一人ひとりが、誰かに愛されていました。彼らの死を無駄にしてはなりません。 米国が最初の核兵器を私の暮らす広島の街に落としたとき、私は13歳でした。私はその朝のことを覚えています。8時15分、私は目をくらます青白い閃光(せんこう)を見ました。私は、宙に浮く感じがしたのを覚えています。 静寂と暗闇の中で意識が戻ったとき、私は、自分が壊れた建物の下で身動きがとれなくなっていることに気がつきました。私は死に直面していることがわかりました。私の同級生たちが「お母さん、助けて。神様、助けてください」と、かすれる声で叫んでいるのが聞こえ始めました。 そのとき突然、私の左肩を触る手があることに気がつきました。その人は「あきらめるな! (がれきを)押し続けろ! 蹴り続けろ! あなたを助けてあげるから。あの隙間から光が入ってくるのが見えるだろう? そこに向かって、なるべく早く、はって行きなさい」と言うのです。私がそこからはい出てみると、崩壊した建物は燃えていました。その建物の中にいた私の同級生のほとんどは、生きたまま焼き殺されていきました。私の周囲全体にはひどい、想像を超えた廃虚がありました。 幽霊のような姿の人たちが、足を引きずりながら行列をなして歩いていきました。恐ろしいまでに傷ついた人々は、血を流し、やけどを負い、黒こげになり、膨れあがっていました。体の一部を失った人たち。肉や皮が体から垂れ下がっている人たち。飛び出た眼球を手に持っている人たち。おなかが裂けて開き、腸が飛び出て垂れ下がっている人たち。人体の焼ける悪臭が、そこら中に蔓延(まんえん)していました。 このように、一発の爆弾で私が愛した街は完全に破壊されました。住民のほとんどは一般市民でしたが、彼らは燃えて灰と化し、蒸発し、黒こげの炭となりました。その中には、私の家族や、351人の同級生もいました。 その後、数週間、数カ月、数年にわたり、何千人もの人たちが、放射線の遅発的な影響によって、次々と不可解な形で亡くなっていきました。今日なお、放射線は被爆者たちの命を奪っています。 広島について思い出すとき、私の頭に最初に浮かぶのは4歳のおい、英治です。彼の小さな体は、何者か判別もできない溶けた肉の塊に変わってしまいました。彼はかすれた声で水を求め続けていましたが、息を引き取り、苦しみから解放されました。 私にとって彼は、世界で今まさに核兵器によって脅されているすべての罪のない子どもたちを代表しています。毎日、毎秒、核兵器は、私たちの愛するすべての人を、私たちの親しむすべての物を、危機にさらしています。私たちは、この異常さをこれ以上、許していてはなりません。 私たち被爆者は、苦しみと、生き残るための、そして灰の中から生き返るための真の闘いを通じて、この世に終わりをもたらす核兵器について世界に警告しなければならないと確信しました。くり返し、私たちは証言をしてきました。 それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。彼らは、これは「正義の戦争」を終わらせた「よい爆弾」だったというプロパガンダを受け入れています。この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。 9カ国は、都市全体を燃やし尽くし、地球上の生命を破壊し、この美しい世界を将来世代が暮らしていけないものにすると脅し続けています。核兵器の開発は、国家の偉大さが高まることを表すものではなく、国家が暗黒のふちへと堕落することを表しています。核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。 今年7月7日、世界の圧倒的多数の国々が核兵器禁止条約を投票により採択したとき、私は喜びで感極まりました。かつて人類の最悪のときを目の当たりにした私は、この日、人類の最良のときを目の当たりにしました。私たち被爆者は、72年にわたり、核兵器の禁止を待ち望んできました。これを、核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。 責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約に署名するでしょう。そして歴史は、これを拒む者たちを厳しく裁くでしょう。彼らの抽象的な理論は、それが実は大量虐殺に他ならないという現実をもはや隠し通すことができません。「核抑止」なるものは、軍縮を抑止するものでしかないことはもはや明らかです。私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです。 核武装国の政府の皆さんに、そして、「核の傘」なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。 世界のすべての国の大統領や首相たちに懇願します。核兵器禁止条約に参加し、核による絶滅の脅威を永遠に除去してください。 私は13歳の少女だったときに、くすぶるがれきの中に捕らえられながら、前に進み続け、光に向かって動き続けました。そして生き残りました。今、私たちの光は核兵器禁止条約です。この会場にいるすべての皆さんと、これを聞いている世界中のすべての皆さんに対して、広島の廃虚の中で私が聞いた言葉をくり返したいと思います。「あきらめるな! (がれきを)押し続けろ! 動き続けろ! 光が見えるだろう? そこに向かってはって行け」 今夜、私たちがオスロの街をたいまつをともして行進するにあたり、核の恐怖の闇夜からお互いを救い出しましょう。どのような障害に直面しようとも、私たちは動き続け、前に進み続け、この光を分かち合い続けます。この光は、この一つの尊い世界が生き続けるための私たちの情熱であり、誓いなのです。「原爆の影の下で育った」=ノーベル賞「感動」-イシグロ氏【ロンドン時事】今年のノーベル文学賞が授与される日系英国人作家カズオ・イシグロ氏は6日、ストックホルムで記者会見した。長崎県で生まれた同氏は「私の母は2発目の原子爆弾の被害者であり、私はある意味、原爆の影の下で育った」と回想。その上で「われわれの住む世界はますます危険になっているが、何とかして安全に暮らし続けられればと願っている」と語った。〔写真特集〕作家のカズオ・イシグロ氏 イシグロ氏は、日本の人々が受賞決定を喜んでくれたことに「とても感動した」と述べた。さらに「私にとってノーベル賞は、世界中の人々が願っている何か、すなわち人間は競うのではなく、共に努力すべきだということを象徴していると思う」と訴えた。 またノーベル平和賞が国際的なNGOの連合体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に決まったことについて「核問題の重要性に再び光が当たることになって、大変うれしい」と述べた。授賞式は10日行われる。カズオ・イシグロ氏に栄冠=「素晴らしい気持ち」―ノーベル賞授賞式12/11(月) 1:42配信 安倍首相などは、これらのニュースをどのように感じているんでしょうね。苦々しく感じているのか、内心では拍手しながら拍手できないことを残念に思っているのか…。私は、何も言えない首相が残念である。
2017年12月11日
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【MLB】大谷、エ軍入り理由は「感覚的なもの」 入団会見で早くもファンの心を鷲掴み12/10(日) 8:43配信 トラウトを意識したリップサービス連発、投手1勝&本塁打1号は「同じ試合で」 日本ハムからポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーに挑戦する大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、エンゼルスの本拠地エンゼル・スタジアムで入団会見を行った。記者会見ではエンゼルス入りを決断した理由を「感覚的なもの」と明かし、チームのスーパースターであるマイク・トラウト外野手を意識したリップサービスを連発して会場をわかせた。 ファンにも公開された記者会見。濃紺のベルベットのスーツにエンゼルスカラーの赤いネクタイを着けて会見に臨んだ二刀流右腕は、アート・モレノ球団オーナーから帽子を渡され、背番号「17」のユニフォームに袖を通すと、第一声で「ハイ、マイネーム・イズ・ショウヘイ・オオタニ」と英語で挨拶。ファンから大歓声が上がった。 デニス・クール球団会長、モレノ球団オーナー、ジョン・カーピーノ球団社長、マイク・ソーシア監督、ビリー・エップラーGM、ネズ・バレロ代理人、マット日高通訳が同席した中で行われた大々的な会見。大谷は「緊張しています」と言いながらも、気の利いたコメントを続けて、早くもファンの心を鷲掴みにした。 最初に関係者への感謝の言葉を並べると、ワールドシリーズ制覇への意欲を表明。挨拶の最後には「最後に1つだけ、今日、マイク・トラウト選手の結婚式がありますので、結婚おめでとうござます。一日でも早くエンゼルスの選手の皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています」と“気遣い”を見せ、会場をわかせた。さらに、背番号17に決めた理由についても「本当は27番にしたいなという気持ちがあったんですど、埋まっていたので、17番にしました」と、背番号27のトラウトを意識したコメント。ファンの爆笑をさらった。 エンゼルス入りを決めた理由については「感覚的なもので、どの球団も素晴らしいお話を聞けた。優劣がつくものではなく、気持ちの部分でエンゼルスにしたいなという気持ちが出てきたので、エンゼルスに決めました」と明かし、二刀流への挑戦については「僕自身はファンの方々、球団の方々と作っていくものだと思っている。まだまだ完成したものではない。みなさんの応援で成長させていってもらいたい」と話した。 プレゼン資料による“書類選考”でマリナーズ、レンジャーズ、エンゼルス、パドレス、ドジャース、カブス、ジャイアンツの7球団に絞った大谷は、ロサンゼルスで面談を行い、エンゼルス入団を決断していた。 さらに、投手としての1勝、打者としてのホームラン1号はどちらが最初の楽しみかを聞かれると、「どちらも楽しみ、最高なのはどちらも一緒の試合でできることだと思います」と話し、会場を盛り上げた二刀流右腕。メジャーでの第一歩となった記者会見は、大成功となった。彼には赤いユニフォームは似合わないかと思っていたが、似合うじゃない!かっこいい人はなんでも似あうんだなあ。それにしても、彼は本当に頭の良い青年だと思う。このような若者を生んだ日本と、育てた日本ハムファイターズと、その本拠地である北海道を、北海道民として心から誇りに思う。なんだか嫌なニュースが続く師走に、爽やかな風を運んでくれるニュースだった。
2017年12月10日
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どこも相撲界の話題ばかり。日本人って、こんなにお相撲が好きで大事だったの?「国技」なんていうけど、それはかつてどこの神社にも土俵があった時代のことじゃないのか?お祭りの時に「子ども相撲大会」もあるけれど、その時限りの土俵が作られる状態だし、まだそれでもマシな方だと思う。仲間内や酒の席でのもめごとやケンカは珍しくないと思うけど、政治家のように税金を使って悪いことをやったわけでもないだろうに、この騒ぎようは何なのだ。「品格」とかなんとか言っているようだが、この日本で本当に品格がある人なんてそう多くはないだろう。誰かを「品格がない」なんて責める人は、間違いなく品格がない証拠だ。(私も同様)このようなことで今まで築き上げてきた仕事や地位を失わせるなら、札幌のタクシーで暴力・暴言をふるい、器物損壊、乗り逃げをした弁護士の名前をニュースで公表する方が先でしょ。これもお酒に酔っていての行為のようだから、資格剥奪まではしなくていいと思うけど、そんなことがとても多いように思う。はっきりと違法行為をしたとしても、権力者とお友達なら無罪放免なんて許し難い。
2017年12月05日
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座間事件「実名報道はやめて!」黙殺された遺族たちの嘆願WEB女性自身 / 2017年11月14日 0時0分《私は親として、娘を守ってやる事が出来ませんでした。最後の親のつとめとして、娘をこれ以上、世間のさらし者にしたくはありません。ただ、ただ、出来るだけ静かに見送ってやりたいのです》 福島県の17歳高校3年生の母親が、この文章を書いたのは11月9日、神奈川県座間市「9人惨殺」事件の白石隆宏容疑者(27)が逮捕された9日後。殺された娘の顔写真や実名を報じることをやめてほしいと、訴えるための書面だった。しかしほとんどの報道機関が、この嘆願を黙殺したのだった。 11月10日未明、座間市のアパートで切断された9人の遺体が見つかった事件で、警視庁は新たに8人の身元を確認したと発表した。これを機に、大手テレビ局、新聞社はこぞって被害者たちの実名報道に踏み切った。だが、全国紙の社会部記者は次のように語った。 「いちはやく身元が特定された東京都の23歳女性については、11月6日の時点で、遺族が警視庁を通じて、各報道機関に文面を送っています。それは《亡くなった娘の氏名報道はお断りするとともに 》という一文で始まるものでした」 そんな要請があったにも関わらず、23歳女性の実名は報じられ続けたのだ。 「10日未明に、残り8人の身元が判明したことを警視庁は会見で発表しました。そして遺族たちからの文面を報道各社に配布したのです」 それは8人の被害者たちの遺族や、遺族が依頼した弁護士たちによる9枚の 要請書 だった。冒頭で紹介した福島県の17歳高校3年生の母親による直筆書面も、そのうちの1枚だ。遺族たちが求めていたのは取材の自粛と、顔写真や実名報道をやめることだった。 《どうか、私達の気持ちを考えていただき、娘の実名・写真掲載による報道は一切ご遠慮ください》(神奈川県の21歳女性の母親) 《今後とも本人及び家族の実名の報道、顔写真の公開、学校や友人、親族の職場等への取材も一切お断り致します》(群馬県の15歳高校1年生の遺族たち) このように被害者遺族たちが団結して強く要請したにも関わらず、実名・顔写真報道は続けられたのだ。 「遺族に配慮して匿名報道を続けたのは一部のスポーツ紙ぐらいでした。遺族たちがここまで強く要請した背景には、座間事件が抱える2つの特別な事情があります。1つは、 死にたい などと語っていた被害者たちがいたこと。もう1つは、白石容疑者が被害者女性たちに性的暴行を加えていたと、供述していることです」(前出・社会部記者) 埼玉県の17歳高校2年生の遺族の依頼を受けた弁護士は、本誌にこう語った。 「ネットで騒がれるぶんには、遺族も見ないようにするという対抗策がありますが、大メディアが報じている場合、避けることが難しくなります。テレビをつければ、亡くなった子や、自分たち家族のことが報じられているわけですからね。朝も夜もなく、遺族たちは苦しみ続けているのです」この事件については、前のブログにも書いた通り興味本位のメディア情報はとても不快だったし、ワイドショーも当然そうだろうし、テレビをつけてこのニュースが取り上げられている時はチャンネルを変えていたくらいだ。でも、新聞はどうしても毎日目を通すので、被害者が判明してからは顔写真まで出るようになった時、「遺族は承諾しているのだろうか」と疑問に思っていた。私が親の立場なら、多分顔写真や日頃の行動についてまで他人の言葉が新聞に載せられるのは耐え難いだろうと思ったからだ。まさか無断で写真や個人情報を報道しているとも思いたくなかったので、「きっとあまりのショックに、家族は動転していて、メディア対応まで考えられなかったのだろう」と思うしかなかった。しかし、今朝、この記事をネットで読んで、「日本の報道はこれほどまでに心を失っているのか」と愕然としている。「人間としての心を失っている」ということでは、加害者と同じではないか。メディアの良心や倫理観・道徳観はどこにあるのか。これでは、正義ぶって誰かを批判する資格はないだろう。私たちはそのようなメディアが垂れ流す興味本位の情報の海に漂っている。よほど気をつけて流されないようにしなければと思う。
2017年11月14日
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ちょっと時間があるので、久しぶりにリテラの記事を読んでみた。正直なところ、oh my God! である。テレビが封印した安倍とトランプの映像二人の関係がよくわかる。さもありなんとは思うけど、情けない…トランプ来日の目的は武器売りつけニュースで察してはいたけれど…加計が留学生募集!四国の獣医不足は?加計学園が必死なのはわかりますが…直撃!前川前次官が加計認可の動きを批判さて、今後どのような展開になっていくのだろう。
2017年11月10日
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昨日からテレビのニュースを見たらこればかり。聞くだけでも気持ちが悪くなるので見ないようにしているのだが、記録として載せておこう。「2人目から1日で損壊できた」 浴室で9人、遺棄容疑で送検11/01 09:11 北海道新聞 神奈川県座間市のアパートで9人の切断遺体が見つかった事件で、1人に対する死体遺棄容疑で逮捕された職業不詳白石隆浩容疑者(27)が「最初は遺体の損壊に3日かかったが、2人目から1日でできるようになった」と供述していることが1日、警視庁高尾署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は同日、白石容疑者を送検した。 捜査関係者によると、白石容疑者は「自宅の浴室で損壊した」と供述。自宅の間取りはワンルームで浴室は手狭なユニットバスだが、捜査本部は刃物などを使って遺体を損壊し、クーラーボックスなどに隠匿していたとみて、詳しい状況を調べている。 捜査本部によると、白石容疑者はアパートに引っ越してきた8月22日から、わずか2カ月余りの間に計9人を殺害したと供述。室内にあったクーラーボックスなどは計八つで、うち七つに頭部や、腕や脚とみられる骨が入っていた。 全てのボックスにはネコのトイレ用の砂のようなものが入れられており、臭いを隠して発覚を免れる目的だったとみられている。
2017年11月01日
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<カタルーニャ独立>反対デモ「共生」訴え 「現実直視を」10/29(日) 20:20配信 毎日 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、州都バルセロナで29日、独立に反対してきた市民団体らがデモを開催。州政府が正式に独立宣言し、中央政府が州政府のプチデモン首相を罷免するなど自治権の停止に踏み切る中で、スペインとカタルーニャの「共生」を呼びかけた。 10月1日の住民投票では独立派が約9割を占めたが、投票者数は有権者数の約4割にとどまった。多くの反対派が棄権したと指摘されている。 デモは独立に反対する市民団体「カタルーニャ市民社会」が呼びかけ、市民らがスペイン旗とカタルーニャ自治州旗を手にバルセロナ中心部の目抜き通りを埋め尽くした。警察によると、約30万人が参加した。 デモに参加したマーケティング会社に勤めるホセ・ガルシアさん(50)は、「私も生粋のカタルーニャ人。だが、独立しても経済や安全保障で苦境に立たされるだけ。過去の弾圧の歴史を理由に感情や理想論に突き動かされるのをやめて、現実的になるべきだ」と独立派を諭すように話した。 会社員のミゲル・ロサノさん(35)は欧州連合(EU)旗とスペイン旗を持って参加。「独立派は支払った税金の分だけ投資されていないというが、状況に応じて税を再配分しなければ南部の貧しい州は滅びる」と税の再配分に不満を募らせる独立派をけん制。「望んだ結果ではなかったが、中央政府の措置は仕方がない」と話し、自治権の停止に踏み切った中央政府のラホイ首相に理解を示した。 一方、29日にはバルセロナ北東100キロのジローナで、サッカーのスペイン1部リーグの「ジローナ」と「レアル・マドリード」の試合が行われる。 人口約10万人のジローナは、プチデモン氏の地元で独立派の「牙城」。ラホイ氏がレアル・マドリードのファンとして知られることから「代理戦争」としてメディアでも取り上げられる。 独立問題を巡っては、強豪「バルセロナ」に所属するスペイン代表の地元出身ピケ選手が独立支持のメッセージをツイッターに投稿し物議を醸した。リーグを運営するスペインプロリーグ機構は、独立すればカタルーニャのチームの参加を認めない方針を示すなど、スポーツ界にも影を落としている。私は住民投票で独立を支持する人がほとんどだったのだろうと勘違いしていた。反対の人は棄権していたんですね。スペインもこれからどうなってゆくのでしょうか。色々な国で、状況は異なっても分断傾向が広がっているような気がする。これは「夜明け前の兆候」なのか、それとも…。
2017年10月30日
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7球団競合の清宮、縁を感じる日本ハムへ「ブレずに自分を信じてやりたい」と決意2017年10月26日(木) 23:05会見の第一声は周囲への感謝 縁を感じるドラフトだった――早稲田実の清宮幸太郎は北海道日本ハムが交渉権を獲得した。 高校生としては1995年のPL学園・福留孝介(阪神)と並んで最多タイの7球団が入札。その中からくじを引き当てたのが日本ハムの木田優夫GM補佐だった。ガッツポーズが早稲田実の会見場のスクリーンに映し出された。 入札が始まって30分後の午後5時45分。「監督と一緒にテレビの中継を見ていた」という清宮が、1位指名が全て決定してから会見場に現れた。9月22日のプロ表明の会見から1カ月が経つ。学生服を着て、黒の革靴。髪は分け目をつけて整髪されていた。落ち着いた安堵の顔のように見えた。 第一声。「まず、今日という日を迎えられたことに、お世話になった方々に感謝したいと思います。一番は、18年間、育ててくれた両親に感謝の気持ちを伝えたいと思っています。指名をいただき、やっとスタートラインに立てたという気持ちでいます。まだまだ自分は何も成し遂げていないので、これから自らを鍛錬して、みんなに目指されるような選手になろうと思っています」 当日の気持ちを笑いながら話した。「会場で自分の名前が呼ばれて、ふわふわした感じというか、今までにない感情でした。昨日からソワソワしてました。7球団に指名していただいて光栄に思っています。でも、何も始まったわけではないので。入札の数よりもこれからが大事」中学時代に日本ハムの始球式を経験 日本ハムのドラフト戦略は、その年の一番いい選手を指名するという歴史がある。中学1年のとき、日本ハム戦で、かつて日本シリーズで始球式をしたことがあったそうだ。「あの時から縁があったのかなと(笑)」 縁を付け加えると、早稲田実の先輩が在籍する。1人は斎藤佑樹。清宮が野球、甲子園に憧れたのは、斎藤が2006年に駒大苫小牧高との決勝再試合を甲子園で生で見たから、と語っている。さらに、つい2日前に荒木大輔氏の二軍監督就任が明らかになったばかり。2人の甲子園のスター。和泉実監督も「それを縁と言うんじゃないの」と口元を緩めた。本人も「(2人の先輩がいて)早稲田の血ではないですが、言わずとも、つながるところもあると思う。見習ってやっていければ」。 日本ハムはスタメン全員に高卒選手が名を連ねることもある、育成が抜群のチームだ。「いい選手がたくさんいるし、いいチームだなと思っています。育成に関しては他の球団よりは力が入ってる印象がある。自分も成長できる環境に入れる期待を持っている」 栗山英樹監督について聞かれて「枠にとらわれないところが好き。いい監督に巡り合えたなと思います」、北海道については「北海道は寒いなというのと、美味しい食べ物がある」と笑った。「野球だけじゃない人間」が理想 今日の会見で清宮が数回繰り返し言ったのが、「目の前のことを一つ一つ」というフレーズだった。「ブレずに自分を信じて。やれることを一歩一歩、やっていきたい」と。「目標に王(貞治/福岡ソフトバンク球団会長)さんのホームラン数もあるんですが、まだまだそんな選手ではないですし、目の前のことを一個一個クリアしていけば」「高校で111本のホームランを打っていますが、プロは別の世界で甘んずることなく、磨きをかけたいなと思っています」 そしてプロ野球戦手としての理想像を問われ、「人間としてしっかりしていないと、いいプロ野球選手になれないし、社会に出て野球だけじゃないと言ってもらえることが理想。清宮なくして勝てなかったと言われるような貢献の仕方ができれば」と語った。夢のメジャーへ着実にやっていく 夢は米大リーグで活躍することを明言してきた。最後の質問で付け加えた。「メジャーリーガーになりたいと思ってる。でも先のことは何も言えない。夢はしっかりあるので、着実に一歩一歩やっていきたい」 日本ハムはこのオフ、大谷翔平がポスティングでメジャー移籍を容認すると言われているように、メジャー移籍に寛容な球団なのも清宮にとって、いい球団だったかもしれない。 そして、和泉監督の笑顔が印象的だった。「7球団、すごいねぇ。人間性、総合的なことを評価してもらった。あいつは目の前のことをやっていくのが好きなんです。誰でも小さいころはプロ野球選手が夢にある。そこに行くには目の前のことをやることと、自分を律することができる人間なんです。これからは職業で大変だろうけど、一ファンとして応援してあげたい」 できれば、日本ハムが当たりくじを引いた瞬間の清宮の表情を見たかった。雨の多い東京の10月だったが、今日の秋晴れの空のように、晴れ渡っていたのではないだろうか。今週の嬉しいニュースはこれに尽きるだろう。大谷選手が移籍することがほぼ決まっているので、良い選手が来てくれたらいいけどと期待していたけれど、本当に清宮君が来てくれるなんてと、本当に驚いたし嬉しかった。彼の性格は北海道や日ハムファイターズに合っていると思う。また栗山監督は宝物を育てるという大仕事を背負いましたね。
2017年10月29日
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神鋼、モラル欠如深刻 川崎会長らの経営責任浮上 10/12(木) 7:55配信 アルミと銅製品の性能データ改竄(かいざん)が発覚した神戸製鋼所では、経営トップから全社員に対し、コンプライアンス(法令順守)強化を促すメールが送信されるなどの対応に追われた。同社をめぐっては、過去にも不祥事が相次いでおり、モラル軽視が浮き彫りになっている。川崎博也会長兼社長ら経営陣の責任論が浮上するのは必至とみられる。 神戸製鋼がデータ改竄を発表して最初の営業日となった10日、川崎会長兼社長は全社員にメールを送信した。事実の経緯を説明した上で、再度、法令順守徹底を促す内容だったが、どこまで社員の心に響いたかは疑問だ。 昨年6月には、グループの神鋼鋼線工業の子会社が、ばね用鋼材で日本工業規格(JIS)を満たしているように試験データを改竄したことが発覚。神戸製鋼は公表から1カ月もたたないうちに、法令などの順守状況の一斉点検結果をまとめ、「新たな不正はなかった」と安全宣言した。 しかし、1年数カ月後に今回のデータ改竄が発覚。8日の記者会見で、梅原尚人副社長は「前回はJISに関連するため、法的規格に関しての監査を厳しくした。その一方で(今回問題となった)民間同士の取引に対する意識が乏しかった」と釈明したが、取引先の信頼を失いかねない発言で、企業統治(コーポレートガバナンス)崩壊の危機だ。 神戸製鋼では、平成21年に政治資金規正法に違反したとして犬伏泰夫社長(当時)が引責辞任しており、度重なる不祥事は経営に深刻な打撃を与えそうだ。 「不祥事企業」のイメージがつきまとう中、法令順守の欠如に真剣に向き合い、徹底した原因究明と再発防止策が求められる。(平尾孝)私のイメージでは、神戸製鋼は大企業。なのにデータ改竄をするのはなぜなのだろう。以前にも大企業の似たようなニュースが数あるように思うが、これは「競争、儲け主義」がモラルよりも上位の価値観になっているからだろう。日本の隅々で競争に勝つことと儲けることが最重要課題になっているようで、これは自民党を中心とする政府が推し進めてきた政策の結果ではないか。米軍ヘリ緊急着陸、炎上 沖縄の民間地、上空で出火10/11 23:35 更新 北海道新聞事故の起きた東村高江はヘリパットだらけのようである。私は昨日のブログで、「属国であっても戦争をしない国に住みたい。」と書いたが、属国で良いということはこのような状態を認めるということにもなる。このジレンマを自分でも整理できないでいる。それでも、憲法九条を盾にもう少し何とかできるのではないかとも思っている。もし自分がこの地域に住んでいるとしたらと思うと、本当に恐ろしい。1カ月前も3台に走行妨害 東名夫婦死亡事故の容疑者10/12(木) 3:14配信 朝日新聞 神奈川県大井町の東名高速で6月、ワゴン車が大型トラックに追突され夫婦が死亡、娘2人がけがをした事故で、一家のワゴン車の進路をふさいで停車させ、追突事故を引き起こしたとして逮捕された男が、事故の1カ月前にも山口県下関市の一般道で、3台の車に同様の妨害行為をしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。短期間に繰り返された点を県警は重視し、詳しく調べている。(後略)このニュースには、本当に怖くて震え上がる思いだった。この男は、それ以前にも同様のことをしていると知り、これでは「蛇ににらまれた蛙」状態ではないか。ひょっとすると、お金目当ての「当たり屋」のようなこともしているのではないか。変な駐車をしている人は時々見かけるし、そのたびに夫はブツブツ言っているが、まだ面と向かって注意したことはない。でも、このようなタイプの人は睨んだだけでもイチャモンを付けるのかもしれないから本当に怖い。<川崎・女性刺殺>容疑者「苦しみながら死ぬ顔見たかった」10/11(水) 19:00配信 毎日 2006年9月に川崎市宮前区のトンネル内で、帰宅途中のアルバイト、黒沼由理さん(当時27歳)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元会社員、鈴木洋一容疑者(37)が、事件から約10年後に関与を打ち明けた理由について「脳梗塞(こうそく)を患い、悔い改めたいと思った」と話していることが捜査関係者への取材で分かった。「(黒沼さんが)枕元に立ち、耐えられない」とも訴えたという。 鈴木容疑者は殺人事件から7カ月後の07年4月、同区内の路上で女性会社員(当時40歳)を刃物で刺したとする殺人未遂容疑で逮捕され、懲役10年が確定。昨年1月、刑務所から捜査員に手紙で面会を求め、黒沼さん殺害を認めた。 捜査関係者によると、逮捕前の神奈川県警の任意聴取に「女性が苦しみながら死ぬ顔を見たかった」との趣旨の説明をしたという。県警は動機との関連を慎重に調べる。 鈴木容疑者は服役中の任意聴取で「女性を包丁で刺したくなった」「苦しみながら死ぬ顔を見たかった。1人でいる女性なら誰でもよかった」などと説明したという。 県警は11日、鈴木容疑者を横浜地検に送検した07年の事件とあわせ、連続通り魔事件とみて捜査している。【木下翔太郎、国本愛】別の記事で、容疑者はかつて女性から虐待を受けたとも言っているようだ。虐待を受けた人がみんなこのように歪むわけではないが、これも本当に怖いと思う。「人を殺してみたかった」とか「人が死ぬ様子を見たい」などという言葉を聞くと、人間の心の歪みの氷山の一角だろうと思う。この傾向は全世界的に広まり、今や国のリーダー的な仕事をしている人にも「人格障害じゃないか」と思う人が出現している。そのような時代に私たちは生きているのだ。今回の選挙では、せめて「まっとうな感覚の人」を選ぼう。
2017年10月12日
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ノーベル平和賞にNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」 オスロ=下司佳代子 朝日新聞 2017年10月6日18時22分 ノルウェーのノーベル委員会は6日、2017年のノーベル平和賞を、核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、今年の核兵器禁止条約成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に授与すると発表した。授賞式は12月10日にオスロで開かれる。 委員会は、授賞理由を「核兵器がもたらす破滅的な結果を人々に気づかせ、条約で禁止しようと草分け的な努力をしてきた」と説明。「北朝鮮のように核兵器を開発する国が増えている」とも指摘した。足踏みが続いている世界の核廃絶に向けた取り組みを加速させる狙いがありそうだ。 スイスのジュネーブに本部を置くICANは、1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)のオーストラリアの運動から派生し、2007年に正式に発足した。核兵器使用の非人道性に焦点を当て、有志国とNGOが連携して成立させた対人地雷禁止条約やクラスター爆弾禁止条約をモデルに、核保有国が核軍縮を進めないことに不満を膨らませる非核保有国とタッグを組み、核兵器を非合法化する包括的な条約をつくることをめざしてきた。 メディアやネットを使ったキャンペーンを展開。国際会議へのNGOの参加を促したり、核兵器禁止条約を求める国際世論を高めたりしてきた。広島での被爆体験の証言を続けるカナダ在住のサーロー節子さん(85)や、長崎の被爆者で「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)の代表委員も務め今年8月に88歳で亡くなった谷口稜曄(すみてる)さんら、核兵器の被害の実態を訴える日本の被爆者の声を、広く世界に伝える役割も果たしてきた。 ICANの賛同団体は10月1日時点で101カ国の468団体に広がる。日本からはNGO「ピースボート」の川崎哲(あきら)共同代表(48)が国際運営委員に名を連ねる。 核軍縮への道のりは依然として険しい。一時は7万発程度まで増えた世界の核兵器数は冷戦の終結などを経て減少しているが、今でも1万5千発程度が残る。70年に発効した核不拡散条約(NPT)は核保有国を米ソ英仏中の5カ国に限定したが核拡散は止められず、インドやパキスタン、イスラエルが事実上の核兵器国となり、北朝鮮も核・ミサイル開発を加速させている。 核兵器禁止条約に反対する核保有国や、米国の「核の傘」の下にある日本などの国々は、条約は国家間の分断を深めると批判してきた。条約の署名が始まった9月20日、ICANのフィン事務局長は米ニューヨークで「条約は道徳的に正しく、批判に強く耐えうるものだ。今は条約に参加しないことを選んだ国々も、いつでも歓迎する」と語った。 今年の平和賞は、昨年に続き過去2番目に多い計318候補(215人、103団体)から選ばれた。賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億2500万円)。(オスロ=下司佳代子)昨日は文学賞で「日系日本人」の受賞をまるで日本人が受賞したかのような取り上げ方だったし、安倍氏もお祝いのコメントをだしていた。なのにこの平和賞は、まさに日本の被爆者の人たちが命を削りながら取り組んできた活動がなければ受賞しなかったはずなのに、日本政府の対応はなんと情けないことか。政府、平和賞にコメント出さず 外務省幹部「立場違う」10/6(金) 21:18配信 朝日新聞 日本政府は、核兵器禁止条約採択に貢献した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞の報を複雑な思いで受け止めている。核廃絶へ向けた意義を認める一方、核・ミサイルの脅威を高める北朝鮮に触れ「遠く離れた国と、現実の脅威と向き合っている我々とでは立場が違う」ととまどいを見せる外務省幹部も。首相官邸と同省は受賞決定を受けてのコメントを出さなかった。 核廃絶へ向けた意義を認める一方、核・ミサイルの脅威を高める北朝鮮に触れ「遠く離れた国と、現実の脅威と向き合っている我々とでは立場が違う」ととまどいを見せる外務省幹部も。首相官邸と同省は受賞決定を受けてのコメントを出さなかった。 核禁条約をめぐって、日本政府は「核兵器廃絶という目的は同じだが、アプローチが異なる」と不参加の立場をとってきた。同条約には核保有国が参加しておらず、非核保有国との間で溝を生じさせる原因になっているとの理由からだ。 安倍晋三首相は8月9日、原爆が投下された長崎市内で被爆者団体と面会後、記者団に核禁条約に参加しないことを問われ、「核兵器国と非核兵器国の隔たりを深め、核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける結果となってはならない」と強調した。アメリカの顔をうかがわなくてはならないのはわかるけれど、被爆者団体の人たちの長年の活動に対してのねぎらいくらいはしてもいいのではないか。河野太郎外務大臣がフェイスブックで「日本政府は、アプローチが違うとはいえ、核廃絶というゴールは共有している。核軍縮・不拡散への認識の広がりを喜ばしく思う」と書き込んでいるようだが、それがせめてもの救いだ。安倍氏も、彼を取り巻く人たちも官僚も、このくらいのメッセージを出せる賢さはないのだろうか。あきれてしまう。
2017年10月07日
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