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パート2です。石巻の町を車で走ると、ある場所からはガラッと光景が変わります。これでも町はずいぶん片付いてきれいになった、自衛隊のみなさんとボランティアに感謝してると、みなさんおっしゃるのですが、それでも石巻を車で走る私達の目に飛び込んできたのは、町の傷跡がヒリヒリ痛む、ありえない光景でした。↑石巻では今、桜が満開です。でも、この桜の木の下には、まだこういう光景も多く見られます。↑一瞬何かなと思うのですが、ここはすべて家が建っていたのです。津波で家がごっそり流されて、こんな状態になっている箇所が何箇所もありました。↑一応持っていったガイガーカウンターで放射線量を計測してみました。0.08マイクロシーベルト。実はこれ、東京より低いです。東京は発表されているのは0.07マイクロシーベルトくらいですが、私が自分のガイガーカウンターで測ると、今も0.15マイクロシーベルトくらいありますから。これは計測している場所の、地上からの高さの差なのかということが言われています。放射線量が思ったより低いという理由だけでなく、現地にいると放射線のことなんか、ほとんど忘れてしまっていました。東京ではN95マスクの私が、現地では花粉用のマスクでした。マスクを取っていることも多かったです。ただし、被災地では放射線以外に、ガレキなどの粉塵という別の問題があります。アスベストを含むこともあるそうです。現にマスクなしで5日撤去作業を手伝った大介くんは肺炎になってしまいました。こういう作業に行く方は、防塵マスクを必ず着用するようにして下さい。被災地アスベスト被害現地の方も、原発の話題は全然しません。それより、現実のこの苦難を、どう乗り越えていくか、今日をどう生きていくかで精一杯なのです。TVや国会では原発事故のことばかり。それも確かに大問題ですし、被災地でも福島に行くと、もちろんまた違います。ですが、もう少し被災地の復興のことも重要視して欲しいというのが、みなさんの声でした。被災者の方の体に触れると、東京で体が凝っている方とはまた質の違う、全身の極度の緊張が見られました。特に首の硬さは尋常じゃなく、津波や余震など沢山の恐怖や不安を耐えてきたからだと思います。カイロチームで唯一の20代の吉田君が「施術をしていて、こんなに手が熱くなった事は今までないです。それだけエネルギーを必要としている方が多いということなのかと思いました」と涙目で話していました。でも、被災者の方は明るい方も多くて、冗談言ってケラケラ笑っている方もたくさんいました。だけど、そんなに明るく場を和ませていた方を施術しながらよく話を伺うと、津波で奥様をなくして一人ぼっちになってしまったということをポツリと。私が施術した方の中には、津波にのまれて流されて、あちこち体をぶつけて、それでも助かったという女性の方がいました。全身がコチコチで、どこから手をつけていいかも分からないくらいでしたが、矯正すると首がかなり緩んできました。避難所の近くでお弁当を食べている私達を見つけて、この方が人数分お味噌汁を運んできてくれた時には、本当に恐縮しました。他の避難所でも、お茶を持たせてくれたり、チョコレートを下さる方もいました。被災者の方から食べ物を頂くなんて、考えてもみなかったので、本当にそのお気持ちに胸が熱くなりました。子供たちは、元気いっぱいなのですが、中には親をなくした子供たちも見かけました。笑顔が硬くて、泣いている子もいました。こうした子供たちへのケアも今後とても重要になってくると思います。最後に行った成瀬第一中学校の避難所では、手違いで枕が届けられず、自衛隊が毛布を縫って手作りした枕をしている方が多くて、そのせいで寝つきがよくないと言っている方がいました。自衛隊が手作り枕まで縫っているという事実にも驚いたのですが、私達はちょうど東京の業者から支援物資として枕を50個預かってきていたので、これをこの避難所の方たちのために提供する事が出来たのは、本当によかったです。炊き出しやお風呂、瓦礫の撤去など、現地では自衛隊の方も本当に大活躍なさっていました。ただ、ヘドロ出しや家の片付けまでは自衛隊はやらないので、これはオンザロードなどの小さなNPOのボランティア達がかなり頑張っています。↑焚き火を囲んでのミーティングで若いボランティアの男の子が、「被災者の方は思い出があるので、ぐちゃぐちゃになった家の中の荷物を捨てたり、整理するのがつらそうですが、そこを僕らが行って、代わりにさっぱり、さわやかに整理することで、新しい出発に向えるように役に立ちたい」と話していました。みんなの話を聞いていると、この国の若者は、まだまだ捨てたもんじゃない、むしろ日本の未来は大丈夫だなと、なんだか安心していしまいました。↑こうしたボランティアの中で責任者として長期滞在している方を1人施術させてもらいました。復興には時間がかかるので、こうしたボランティアへのケアも必要になってくると思います。↑ギターを抱えて、実に絵になる男子がいると思ったら、俳優の小橋健児くんでした。しょっちゅうこうしてボランティアに来ているようです。今回は主に撮影係をしていて、私達のカイロチームにも同行して撮影してくれました。小橋さんも肩が凝っているというので施術させてもらいました。もうすぐ、ドキュメンタリーの初監督作品が公開されます。8歳から俳優として生きてきて、イケメン俳優として地位を築きかけていた4年前に、あっさり俳優を休業し、これからの自分の本当にしたい生き方を求めて世界へ。話してみても、ものすごく純粋な方で驚きました。今、マスコミである女優さんの黒幕とかって報道されているのが、あまりにも似合わなくて、みんなに黒幕黒幕とからかわれているようです(笑)マスコミの報道なんて、本当に笑っちゃうくらいあてにならないですね。小橋健児監督 ドントストップ!公開へボランティアビレッジの朝は6時起床です。歯を磨いていると、ギターにのせて静かな歌声が、ビレッジに響いてきました。オンザロードのスタッフ櫛田寒平さんの歌でした。あさ 作詞作曲/櫛田寒平(このページで曲が聴けます)朝起きて 空を見る麻を着て アースに祈る争いの時は過ぎて 今ここはもう、あさの時代だからさあ 行こう朝が来て 動き出すすべての意味が海にとけてく黎明の時は過ぎて 新しい朝が来るからさぁ行こう さぁ行こうよ遠回りでもいいじゃないかさぁ行こう さぁ行こうよさぁ行こう さぁ歩き出そう 明日へ朝日の中で、気がつくと涙が出ていました。震災以来、ずっと、東京で悶々とした日々を過ごしてきました。あまりにも大きな災害を前に、無力感を感じ、なすすべもなく、呆然としていました。小さい子供がいるので原発事故のことも気になり、神経もピリピリしていました。でも、被災地に来て、その気持ちはすっかり変わりました。それでも、私達は生きているのです。生かされているのです。多くの犠牲者の方のためにも、生きていかなければいけないのです。生きている限り、何度でもやり直すことが出来ます。生きている者の役割として、この町の人を助け、この国を復興させなければなりません。この災害から学んで、あらゆる防災を改善していかなければなりません。次世代に負の遺産を残さないやり方でエネルギーを生み出す方法を選択しなければなりません。悶々としている時代は終わりました。今はなんだか、気持ちがすっきりしています。少しでも役に立ちたいと思って行った被災地ですが、逆に私は多くのものを与えられました。短期間でしたが、それでも本当に行ってよかった。石巻のある保育園でお風呂が入れるような仕組みを、歌を歌ってた寒平さんなどが中心となって始めています。ここに施術のスペースなどを設ける考えがあるそうですし、私達が行った5箇所の避難所の方も継続的に施術してあげる必要があります。その他100箇所くらいの避難所があるので、これで終わりにせず短期でも交代でカイロプラクターが行けるような仕組みを、今作りたいと考えています。こういった代替医療に限らず、炊き出しチームもありますし、ヘドロ出しなどの作業はまだまだあります。こちらは、ぜひオンザロードまでご連絡下さい。NPOオンザロード 災害復興ボランティア募集被災地に行かなくても、それぞれが、それぞれの場所で出来る事もあります。くれぐれも無理せず、出来る範囲で日本の危機を乗り越えましょう。争いの時は過ぎて 今ここはもう、あさの時代だから!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月27日
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みなさん、こんにちは。後編を更新しようと思ったのですが、出発の準備に追われて暇がなく、そのまま宮城県石巻のボランティアの旅に出てしまいました。そして、昨日の深夜に東京に戻りました。前回の続きの後編に行く前に、記憶が生々しいうちに、まずは石巻のレポートから書かせて下さい。被災者の方を施術させてもらいたいという思いが、悶々と湧き上がってきたのが、3月30日のことでした。毎日、ニュースでは避難所の映像が流れ、津波の被害の様子に打ちのめされ、原発の問題も全然収束しない事から、無力感にもさいなまれていました。そんな時、ふと心に湧きあがってきた一筋の確かな思いがありました。それが、ボランティアとして被災地にカイロプラクティックの施術に行きたいという思いでした。思い立ったが吉日、私の頭にすぐ浮かんだのが、カイロプラクテックスクールでの恩師坂本先生。坂本先生はアウトドアな趣味も持ち、フットワークも軽い体力のある人だし、災害後もすぐカイロプラクターでの団結を呼びかけるブログも立ち上げてらっしゃいましたし、長らくスクールの事務局長だったので人脈もあったからです。先生に声をかけると、2つ返事でOK。しかも何人かカイロプラクターを集めてくれるし、車も運転してくれるとのこと。あとは、勝手に行くわけにはいかないので、どうやって現地で許可を取るのかが大問題でした。知り合いのNPOに聞いてみたのですが、その頃はまだボランティアの受け入れ体制が万全でなく、なかなか話が前に進みません。気持ちばかりが高まるのですが、時間がすぎて行きました。そして4月10日、友人の石田大介くんから石巻のボランティアに行ってきたこと、そして現地では人手を必要としていることなどを書いたメールが来ました。「これだ!」まさにビビーンと来ました。すぐさま大介くんに相談し、カイロプラクター5人で避難所に施術に行きたい事などを話し、NPOオンザロードのボランティアとして、参加できるように彼が話をつけてくれたんです。行く人のスケジュール調整がなかなか大変で、結局行けたのはそこから2週間後の4月24日で、期間も移動日入れて3日間という短い期間になってしまいましたが、本当に行ってよかったと思います。東京から6時間、高速道路に乗って宮城県にやってきました。NPOオンザロードのボランティアビレッジでは、テント暮らしです。このように許可を受けた場所で、それぞれが持ってきたテントで、寝袋で寝ています。だいぶ暖かくなってきたとはいえ東北ですから、夜はぐっと気温が下がり、地面からしんしんと冷気が上がってきて、熟睡するのはちょっときついです。テントが足りないのと、カイロチームでは紅1点というのもあり、私は車の中で2泊したのですが、それでも寒くて、何度も目が覚めました。ただ、2日目は疲れてるのか、まったくもって爆睡。人間、どんな環境にもすぐ慣れるもんだと思いました。食事はありがたいことに、ボランティア用の炊き出しが朝、夕でます。昼は前の晩の残りをお弁当箱につめて行きます。お米は自分で持って行くのですが、これで1日500円。味もすごくおいしいし、なんか申し訳ないくらいでした。↑ビレッジのとなりは、なんと日帰り天然温泉施設!ここで夜8時から10時までなら、ボランティアも400円でお風呂に入れるのです。オンザロードはボランティア団体の中でも、かなり恵まれていると思います。だから長期滞在も無理がないのかなと思いました。↑朝のボランティアビレッジの出発目前の様子。この赤いタスクをして、みんなそれぞれ、被災した家屋にたまったヘドロ出しやガレキの撤去、炊き出し、お風呂、御用聞きチームなど、班に分かれて出陣します。私達が行った時には、6,70人のボランテイアがいるように思いました。長期間いる人、短期間だけの参加や、週末参加の人など、いろいろな人がいます。基本的に20代30代が多いと思いましたが、職業は本当にさまざまです。でも、ここの人達に共通しているのは、ものすごい前向きなエネルギーの高さ。四角張ったイデオロギーなど微塵もありません。希望を胸に、ただ純粋に日本の受けた傷を修復しようと、各地から集まってきた若者達です。↑私達カイロプラクティックチーム5人、プラス後列左から2人目は、大介くん。大介くんも指圧が出来るというので、今回は私達と一緒にまわりました。2人を除いて4人が40代。少々年齢はいっちゃってますが、熱い思いは負けてないと、みんなで気合を入れます。前列右、坂本先生(アディオカイロプラクテック)、後列左黒松先生(タツミカロプラクティック)、一番右横山先生(みさきカイロプラクティック)、右から2番目は吉田先生(シオカワカイロプラクティックオフィス(木曜のみ))。2日間、先生たちの施術を見ましたが、全員技術は筋金入りだと思いました。みなさん、ぜひ施術に行かれて見て下さい。オンザロードさんが、私達のためにコーディネイトしてくれた避難所は3箇所。はまなすの里というケアハウスと、古川総合体育館と成瀬第一中学校の避難所でした。2日間で3箇所では時間が余ってしまうので、昼間はヘドロ出しに参加することにして、長靴や防塵マスク、ステンレスの中敷など万全な装備を整えて行った私達でしたが、このブログの読者の石巻出身の方2名から、石巻高校と渡波小学校の避難所に、施術を必要としている方が大勢いるから来て欲しいと、ブログにメッセージを頂きました。ほんとにギリギリの、現地入りした夜にちょうど二件のメッセージ。しかも、あと2箇所の避難所に行く時間が、ちょうどあるのです。流れというか、もう、これは必然なのだと思いました。そんなわけで、ヘドロ出しのほうには今回は参加せず、2日ともフルで避難所で施術させて頂きました。折りたたみの小さなカイロ用ベッドを4つ持っていったので、避難所の片隅ですぐさま施術コーナーが出来ました。多くの方が並んで施術を待って下さり、全日で150人くらいの方は施術出来たのではないかと思います。体が軽くなった、膝が伸びるようになったと、とても喜んでいただけました。すみません、パート2に続きます。↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月27日
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みなさん、こんにちは。更新が遅くなってごめんなさい。なんだか時間が流れるのが早くて、めまぐるしい日々です。いろんなことが、前よりも早い速度で起きています。日曜日から被災地に行くので、その準備にも追われています。少しでも役に立てるといいのですが。種を蒔くという行為が、私はとても好きなのですが、春は種が芽吹く季節。芽が出ているのを見ると、「希望」が胸にこみあげてきます。↑これはきゅうりの若葉です。まだ1代目ですが、F1種ではないので、種取りできる固定種の種。こうしてプランターで苗にしてから、畑に移してあげたほうが初期段階の水の管理がしやすいので、最近はもっぱらこうしています。今日は私が開発したサンスクリーンの発売日だったのですが、まるで赤ちゃんを産み終えた産婦のような気持ちです。酸化チタンや酸化亜鉛、紫外線吸収剤を使わず、植物の抗酸化作用だけで作るサンスクリーン。そんなの出来たとしてもSPF3くらい、頑張っても5が限界と、専門家に言われてもめげず、植物たちの力を信じて、祈るような気持ちで第三者検査機関の人体検査の結果を、ドキドキしながら待った、あの日々。まさかSPF10が出るとは!信じてはいたけど、やはり自然の持つ力を、あなどっちゃいけないですね。これで毎日、口からも抗酸化物質、外からも抗酸化物質でバッチリ守られているので、とてもハッピー。このサンスクリーンを世に出すことが出来ただけでも、生まれてきて良かったな。大げさに思われるかもしれないけど、ほんと苦労したので、実際そんな気持ちです。さて、原発事故の収束はまだ全然ついていないのですが、その後大きな爆発はなく、ジワジワと出ているという長期化の状況が続いています。そんなわけで、都内でN95のマスクしておどろおどろしい格好で歩いているのは、私くらいなもんで、人々はみんな平気そうな顔で歩いています。放射線量は、やっと例年並の0.07マイクロシーベルトくらいに戻りましたが、水道水と大気中に飛散している放射性物質の値が、まだ微妙に不検出になっていません↓都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果水道は、あともうちょいですね↓全国の環境放射能水準 上水(蛇口)雨だと降下物は、いまだにこんなことになります↓都内の降下物でもまぁ、全国的にものすごい下がりましたよね↓全国の放射能測定この3月22日頃のことを思えば、すごい前進です↓3月22日23日全国の放射能この時初めての雨と風で、ががーっと来たんですよね。これで土壌に落ちちゃったんだよな、、うーー3月15日やこの22日の時に、風向きによるスピーディーの予測を政府が公表してくれていたら、みんなもっと危機感をもてたのに、あの時大丈夫だ、大丈夫だと言っておいて、あとで言うんだもん!(泣)今、空気中に舞っているものも、爆発や風向きで大量に飛散したこの時の放射性物質が、ほとんどだと思います。海や地下水の汚染が、私達に直接影響してくるのは、多分もっとあと。時間と共に食物連鎖によって濃縮していくということも、覚えておいたほうがいいことでしょう。原乳から放射性物質が出たのだから、人に出ないわけはないと思っていたら、このニュース。4人の母乳からヨウ素 民間検査会社分析こういうニュースを聞くと、本当に悲しくなってきます。空気や水や野菜が、目に見えないもので汚染されることの怖さはここにあるのです。しかし、だからって全然怖がらなくてもいいこともあります。無知って恐ろしいなと思うのはこれですね↓福島ナンバーへの差別 教室で陰口放射線を受けた人や内部被曝した人がそこにいても、それが他の人へ伝染することはないし、体内にある放射性物質から放たれる放射線によって、他の人が被曝することなどありません。無知から来ることだとはいえ、これは被災された方を二重に傷つける、絶対に許せない差別。東大病院で放射線治療を担当するチーム中川のブログに、明確にこのことを書いたすばらしい文章がありますので、貼っておきます。分かっていない方がもし身近でいたら、ぜひこれを広めて下さいね。放射能はうつるのか? チームnakagawa目に見えないからなのか、長期にわたるので、もうめんどくさくなってきてるのか、最近は、気にしている人を「気にしすぎだよ」と言うような傾向を感じますが、わたしら鬼はそうはいきません。ネオニコチノイド農薬も、ナノ粒子も嫌なんだから、DNAの二重螺旋を切断するようなもの、嫌に決まっているじゃないですかっ!気にしてても、どうしても体内に入ってきてしまうものはありますが、努力出来ることは、面倒がらずにベストを尽くしていきたいと思います。しかしさっき言った人に対するような、間違った気にしすぎは、必要ないことです。放射性物質は「正しく怖がる」。これが大切です。1つ、念のため言っておきたいんですが、私は今ぐらいの低放射線自体は、実は全然気にしていません。気にしてたら、弘法の湯に行きませんよ。今や母につきあって、1ヶ月に1回くらい行ってますからね。鶴見クリニックには、でかい北投石置いてあるし、かたわらには物々しいガイガーカウンターが以前からあります。昨日、用事でクリニックに寄ったんですが、鶴見先生は、ある小さな白い石を目の前のガイガーカウンターで計測しはじめ、10マイクロシーベルトくらい出てるのを私に見せてから、「これ、あげるよ、へそに貼っておきな」と、人が聞いたら震えあがるようなことを平気で言っていましたから(笑)しかし、こういった低量放射線効果と酵素による断食で、多くのガンの方が治癒なさっているのも、また事実なのです。私が気にしているのは吸い込んだり食べたりする「内部被曝」、これだけです。しかも長期にわたるもの。たまにラドン温泉で、半減期3日のラドン吸い込むくらいなら、ホルミシス効果でむしろ体に良いのですが、長期にわたって、しかも半減期の長い人工放射性物質を体内に入れ続けると、体内で近い距離でずっと放射線出してDNAを切断するからやっかいです。いくらDNA修復酵素が頑張っても、追いつかなくなる懸念があります。さて、空気はマスクと空気清浄機。水はミネラルウォーター、野菜洗う水は簡易浄水器&竹炭、シャワーは活性炭の浄水シャワー、お風呂は竹炭&ゼオライト、野菜は実際お店で見て選ぶことで、ずいぶん体内被曝を減らせると思いますが、どうしようもない時のために、ナイスな野菜の洗い粉を発見しました。↑クリーンコーラル全成分は、シャコガイ、サンゴ、特殊ゼオライト。農薬や重金属はかなり吸着するみたいですよ。放射性物質もプラスに荷電するから、マイナスに荷電するゼオライトにはくっつきやすいので、表面についているものは、これをふった水につけておくと、結構効果あると思います。さて、体内に多少なりとも取り込んでしまった放射線を出す物質たち。こんなに長期化すれば、多少なりとも風で運ばれ拡散しますので、狭い日本、もはや関東だけの問題じゃありません。過去、中国で大気中で46回も核実験やってた時は、もっと日本全国的にひどかったようですし、ダイオキシンや化学物質、メチル水銀などの有害重金属など、体にとりこんでいる毒を、いかにデトックスしていくか、新陳代謝していくかは、私達鬼の基本命題です。そんな中、NPO鶴見酵素栄養学協会主催の「酵素栄養学講座」に2日間参加して来ました。↑写真は、酵素栄養学の父、ハウエル博士の研究所やトランスフォーメーションで酵素栄養学を極めた、NTIカレッジの竹内先生。分かっていたつもりの酵素でしたが、とても分かりやすく細かく解説して下さり、やっぱり基本的な解毒酵素である「代謝酵素」の生産力を引き上げるためには、生の食べ物から酵素を摂取していくことが欠かせないな~とあらためて強く思いました!2日目は鶴見先生の講義も、丸一日ありました。こちらは、とにかく「腸」についての講義。もう、これでもかっ!!ってほど腸、腸、腸一色のお話が、朝の10時から夕方四時半まで続きました。これも、知らない話がところどころにあって、わたし的にかなり面白かったです。腸の力を高めていけば、解毒はもちろん、美肌もアンチエイジングも思いのままです!ここで得たトピックスを書こうと思ったんですが、例のごとく前置きが長くなりすぎまして、、、すみません、次回早めに更新しますね。放射性物質は、正しく怖がる。そして解毒酵素の力を高め、腸力もアップしていきたい!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月21日
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さて、前回の畑デトックス作戦の続きです。今回、畑の半分はゼオライトを表面に漉き込みましたが、残り半分は当面ひまわり畑にしてしまいます。吸い上げてくれる植物としては、ひまわりの他には、菜の花も実際ウクライナで効果をあげているそうです。こういう記事が出ていました。ウクライナ:チェルノブイリ周辺農地、ナタネで土壌改良 放射性物質吸収菜の花やひまわりはカリウムやカルシウムをたくさん吸収する性質があり、要するに放射性セシウムをカリウムと間違え、放射性ストロンチウムをカルシウムと間違えて吸ってくれるのです。栽培後の土壌で水溶性セシウムの減少が確かに確認されているとのこと。まるで風の谷のナウシカのような話です。ただ、このプロジェクトは事故から18年もたってやり始めたので、やるのがちょっと遅かったようで。放射性物質が地表から内部に広がり、セシウムで約20cm、ストロンチウムで約40cmの深さに浸透していて、さらに放射性物質が土壌の粒子と固く結合し、今では吸収しにくくなっているそうです。ただ、逆に言えば、こうなってくれば他の作物植えても、もうあんまり吸収しないんじゃないの?って思いますよね。18年経って、放射性物質がもう少し深いところまで行ってても多少効果があったのですから、日本でもすぐに取り掛かれば、もっと早く浄化できるのではないでしょうか?しかもナタネ油には放射性物質は含まれないから、燃料などに使えるそうなんですね。チェルノブイリ事故から25年たって地表から20cm、40cmの深さに放射性物質は沁みこんでいる。現在の日本はどうかというと、学習院大学の村松教授によると、まだ5cmくらいだそうです。なので5cmくらいの土を、まずは取り除くということも有効とTVで話しておられました。5cm土を取り除いて、更にナタネとかひまわり植えれば、とてもよい気がするのですが、どうなんでしょうね。もちろん、その植物の後始末は課題ですが。レベル7という響きは、チェルノブイリと同じということを連想させますが、実際はまだチェルノブイリの10分の1の量しか放出されていないわけなので、もう少し早く土壌は改良できるはずです。しかし、これも原発がこれ以上放射性物質を出さなければという前提の話で。一刻も早く冷温停止出来るように、祈り続けるしかありません。また、核実験の多かった時代、日本でもお米からセシウムやストロンチウムが検出されていたそうですが、その時やった調査で興味深いものが載っていました。環境科学技術研究所ミニ百科今回は作付け制限もされていますが、その上そもそも可食部には放射性物質はほとんど含まれないのです。玄米で食べない限り、あんまり心配なさそうですね。さてさて、そんなこんなで、無事二代目ミニトマトを新しい畑に植えることが出来ました。二代目サニーレタスの種も、直播きしました。この白いのが種です↓ひまわりの種蒔きのほうは、5月にするつもりです。さて、畑のデトックスも大切な事ですが、それよりなにより、とにかく被災地で避難されている方の状況の改善や、先行きの見通しがまだまだついていません。水曜日、レストラン「葉菜」のシェフ高島直也くんが、原発から30km圏内の南相馬市の鹿島区と原町区に救援物資を単身で届けに行きました。ちなみに「葉菜」は何度かこのブログに書いていますが、無農薬無肥料の野菜でおいしいローフードや加熱料理、砂糖を使っていないローデザートが激うまのレストランです。南相馬市は原発から30Km圏内にあり、現在自主避難地域に指定されています。2万人の人口がありますが、家畜の世話やいろんな事情により避難出来ない方が700人程いるそうで、物資の供給が限られていて、孤立している状態です。この圏内には一般の方は入れませんが、南相馬市の鹿島区の議員さんの力で、なんとかなったようです。私は、都内にいるのにN95のマスクをしているのですが、本当にこのマスクがもっと必要な方に届けたいと前から思っていたので、思いきって人数分直也君に持っていってもらいました。みなさんも、もし原発に近い被災地に救援物資でマスクを送ることが出来る状況であれば、ちょっと高いですがN95をオススメします。N95マスクとは米国国立労働安全衛生研究所が定めたN95基準の認定を受けたマスクです。元々は感染性の飛沫核を吸入しないようにするためのマスクで、0.3マイクロメートルの微粒子を95%以上カットする効果があります。ほんとはN100というのが最強で、次にN99です。でも、この2つは見た目があまりにも大げさで、しかも高いので、普段使いには抵抗あると思いますので現実的にはN95がいいと思います。放射性物質の粒子はもっと小さいのでN95でも通してしまうのですが、埃や花粉にくっついている大きめの粒子を吸い込まないだけでも違いますし、顔にかなりフィットします。もう1人、友人の石田大介くんが、宮城県の石巻にヘドロの掻き出しなどのボランティアに行っています。ここも津波の被害がかなりひどいところで、行政も被害を受けているからまだ完全に機能していなくて、大きなボランティア団体の姿も自衛隊の姿も見えず、小さなNPOのメイクザヘブン(てんつくマンチーム)、ピースボート、オンザロード(高橋歩チーム)、apbank(ミスチルの桜井さん等がやってるところ)などが、連携して動いてます。石巻で実際現地で小まめに動いているのはこうした小さなNPOなのですが、こうしたところには寄付があまり集まらないので、活動資金にとても困っているようです。みなさまのご協力を、どうぞよろしくお願いします。資金もですが、とにかく人手を必要としているそうです。町中に溜まっているヘドロ出しが最重要課題。早いうちにやらないと衛生面でも、さらに固まってしまって大変な事になってしまうみたいです。その他にも子供達と遊ぶ、被災者の身体や心のケア、炊き出し、支援物資を届けるなどやることは山盛りだそうです。短い期間でもいいので誰か来て~!!と大介くんは叫んでいました。ただ、余震は続いていますし、基本的にテント暮らしですし、行く時は強い決意と覚悟で行かれて下さいね。NPO オンザロード ボランティア募集先発隊で行った10人の中には女優の水野美紀さんがいたようで。海苔屋さんで海苔だらけになりながらヘドロを掻き出している水野さんの姿を子供たちがマジマジと見て「あ!踊る大捜査線の雪乃さんだ!なぜこんなところでヘドロ出しを?」みたいなことになって、感激して泣き出す子供もいたそうです。活動の映像もあるのでよかったら見て下さい。この映像を撮影したのは俳優の小橋賢児くんだそうです。災害支援ボランティアレポート in 石巻私もカイロプラクター仲間5人で今月25、26日と石巻の避難所に施術のボランティアに行く予定です。もし、このブログを見ている方で、石巻で私達の施術が必要な方を知っていましたら、メッセージを下さい。ご本人でもかまいません。畑もデトックスしつつ、種蒔き!世界は確実に変わろうとしています。↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月14日
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みなさん、こんにちは。大震災発生から1ヶ月以上経過しました。選挙が終わった途端、急に政府は事故の規模をレベル7に引き上げましたね。過少に過少に報道されてきたせいなのか、震災から選挙までの時間が短すぎたせいなのか、選挙結果は東京都をはじめ、原発推進派が多数勝利。ドイツでは25万人が反対デモ。こうした動きは世界中で広がっていますが、当事国の日本は、なんでこうなんでしょうね。ただ、日本でも若い人を中心に確実に意識の変化が出てきています。世界は変わってしまった。それはもちろん、大きな喪失でもありますが、新しい時代の幕開けでもあります。ただ不思議なことに、そのことに気がついている人と、気がついていない人がいる。エネルギー問題をはじめ、私達の生き方そのものを見直す絶好の機会ですから、あらゆることを視野にいれて変化を恐れずに歩んでいきたいと思います。ミュージシャンの斉藤和義さんが、自分のヒット曲を替え歌にして、個人的に動画サイトに投稿して話題になっています。こんな著名なミュージシャンが、リスクを恐れずこんなに率直に、素直な行動を起こす。普通これはちょっと出来ないことです。斉藤和義 ずっとウソだった「懐かしいあの空、くすぐったい黒い雨」「ずっとウソだったんだぜほうれん草食いてえな」「風に舞う放射能はもう止められない」「この街を離れて、うまい水見つけたかい?教えてよ!やっぱいいや…もうどこも逃げ場はない。」「何かがしたいこの気持ち」聞いていると、涙が出てきます。何気ない言葉なのですが、素直な言葉で力があるので、どれも心に刺さります。アンチエイジングの鬼である私は、健康にも美容にも良い、安心できる野菜を作って下さる、無農薬無肥料の農家さんの作る野菜を、ずっと食べてきました。まだこうした農家さんは少ないし、種類も多くはないのですが、これからどんどんこうした農家が増えて欲しくて、宅配で定期的に買うことで農家さんを支えていきたいとも思っていました。一昨年の秋からは自分でもチャレンジしてみたくて、千葉で野菜畑とハーブ畑、田んぼをやり始め、今年からは事情で厚木に畑を代えて、取り組もうとしていた矢先でした。無農薬、しかも無肥料でやる農家にとって、土作りというのは特に大変なことです。元々の土に溜まっている肥毒を根の深い植物を植えることで抜いたり、大豆を植えて窒素を補填したり、肥料を入れずにナチュラルな方法で土壌改良していくのには、時間もかかります。しかも、そこで自身で種取りして、自家採種していくとなると、育ちやすいF1種と違い、最初は育ちが悪かったりと、別の苦労もあります。そうして出来た野菜は、肥料を入れていないのに、入れている野菜よりも栄養価が高く、体内で発がん性物質を作り出す硝酸性窒素も少ない、とても体に優しい野菜になります。私はそれを、アンチエイジングに最適な最上の野菜だと思っているのです。しかし、頑張ってきた農家さんの畑にも、放射性物質は無常にも降り注ぎました。私の畑にも、量の差はあるでしょうが、降り注いだに違いありません。それは風評ではありません。現実です。苦労して育ててきた野菜もそうですが、なにより土が汚される。これは農業をやっている人間にとって、たまったもんじゃありません。空気や土や水、そして野菜。これがなければ、どんなに電気が明るくても私達は生きていけないのに。しかし東京の30%の電力をまかなうために動いていた原発のために、福島の原発周辺の方は、畑どころか故郷を失いかねない事態になっている。この責任は、都内に住んで電力を使用していた私にもあります。そして日本のエネルギー政策に、もっと関心を持ってこなかった日本人全員にもあると思います。ずっとウソだったんだぜ。だけど考えて見れば、すぐ分かるウソでした。腹は立つけれど、誰かのせいには出来ないのです。けれど泣いてばかりはいられません。少しでも、前へ進もう。体内デトックスもですが、まずは、わが畑もデトックスしなきゃ。神奈川県で暫定基準値を超えた野菜は出ていないので、土壌の汚染はたいしたことないと思いますが、多少降り注いでいるとは思うので、念のための措置です。最初は全部、当面ひまわり畑にしたかったのですが、すでに種取りした二代目トマトちゃんやら、ナスやらいろいろな野菜を、家でプランターで種まきして苗に育ててしまっていたので、これらは植えてあげないとかわいそうです。今度の畑は結構広いので、半分を将来のハーブ畑と仮定して、ここは全部当面ひまわり畑にして土壌改良します。もう半分にはゼオライトを撒き、少し表面を漉き込みました。まるで雪のようですね。↑チェルノブイリ事故の時の土壌汚染に対する対策でも、ゼオライトが使われました。原子力百科事典ATOMICAにも、以下のような記述があります。作物の生産に関しては、汚染の高い農場では作付が禁止された。その他の農地では表土を取り除き、客土をしたりあるいは対象とする核種が放射性セシウムであるため、石灰その他の無機肥料や粘土懸濁物、ゼオライトなどの吸着剤を加えて土壌改良をした後鋤返したりして、土壌から農作物への放射性セシウムの移行低減策が採られた。場合により、作付する穀物の種類を変えた。引用 原子力百科事典ATOMICAよりウクライナ共和国チェルノブイル原子力発電所事故後の放射能対策 (09-03-02-06)よりただ、畑にまいた時、実際どの程度除去できるのかは、データもなく、よく分かりません。今後もゼオライトだけに頼らず、いろいろなことを試してみたいと思っています。その他、ゼオライトは放射性物質に汚染された水に対しては、すでに効果が実証されています。日本原子力学会の研究チームは、同学会に所属する東北大など5大学と日本原子力研究開発機構の計59人。福島第一原発で、難航する高濃度汚染水の処理の一助になればと、自主的にデータを集めた。「天然ゼオライト」10グラムを、放射性セシウムを溶かした海水100ミリ・リットルに入れて混ぜると、5時間で約9割のセシウムが吸着されることを確認した。引用 読売新聞ニュースより汚染水浄化、仙台産ゼオライトが有望…学会有志このように、汚染水の処理に関してはかなり有効なのは間違いないようです。うちでは、実は竹炭にプラスして、今ゼオライト鉱石をお風呂に入れています。今うちにあるのは園芸用なんで、飲み水に使うのはセラミックのようなタイプがいいと思いますが。ゼオライトに関しては、いくつか論文が発表されておりますので、興味のある方は論文のデータベースなどで検索して読んで見て下さい。●「放射性物質除去剤としてのゼオライトの有効性」137Cs(セシウム137)について佐藤 至、松坂尚典、小林晴男、西村義一共著概要ゼオライトのCs(セシウム)に対する最大吸着量は約2.2mmol/gであった。 この吸着は、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)、Mn(マンガン)、Co(コバルト)、およびZn(亜鉛)では ほとんど抑制されなかったが、Na(ナトリウム)、K(カリウム),およびCu(銅)ではその濃度に依存して抑制された。 また、マウスにおける137Csの生物学的半減期はゼオライト添加飼料を給与することによって、 有意に短縮し、ゼオライトが137Csの除去剤として有効である可能性が示された。 ●「ゼオライトによる原子力発電所放射性液体廃棄物中の長半減期核種セシウムの分離除去」高木伸司著●「ゼオライトによる放射性セシウムとストロンチウムの除去」三村 均・山岸 功・秋葉健一 共著●「高汚水からのゼオライトによるセシウムとストロンチウムの選択的除去」三村 均・山岸 功・秋葉健一 共著●「ゼオライトによる高レベル放射能廃液からのCs(セシウム),Sr(ストロンチウム)の除去ならびに沈殿物の固化」許 俊男・三村 均・天満元昭・菅野卓治 共著すみません、また文字数オーバーで、続きは後編で。出来るだけすぐにアップしますね。↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月13日
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みなさん、こんにちは。私はなんだか不思議な気分の中ですごしています。震災前と震災後、世界は変わってしまいました。同じ家に住んで、同じ仕事をしていますが、もう私は以前の私ではない。そんな違和感をずっと感じています。今まで隠れていた、いや、見ていなかったいろいろなことが、どんどん噴出してきています。これまで治療家として10年すごしてきて、思うこと。心や体の痛みや、傷は、臭い物にフタをするような感じで、ブラックボックスの中にしまわれているものが原因であることが多い。痛くて、つらすぎて、とりあえず箱にしまってしまったもの。それが、それとは気づかずに、別の形で別の問題となって、表出していることが多い。特に子供の頃、すごす環境がまだとても狭かった頃の傷は、深く、そしてしまってある箱のフタはとても硬いことが多い。だけど、どんなに痛くても、そのフタを開けなければ、問題は解決しないのです。私もいくつかの傷を箱にしまってきたけれど、20代の時に、それをほとんど出してしまいました。つらくても、それを出すことでしか、前へは進めないようです。今、日本がかかえてきたブラックボックスの中の1つが表に出てしまった。それは、揺り動かされるように、大胆に飛び出していきました。これはもう、箱の中には戻りません。私が大好きな漫画家の山岸涼子さんの25年前の作品「パエトーン」、今無料でWEBで公開されています。短編ですぐ読めますし、今見てもすごい作品なので、ぜひ読んでみて下さい。山岸涼子 パエトーンこの漫画に出てくる印象的な言葉。生物学的に、「好適」で満足せず「最適」を望む生物は滅びる運命にある。制御できるというのは、ただの驕り。1つ間違うと人間がコントロール出来なくなる原子力や遺伝子組み換えは、神の領域。人が手をつけてはいけないものだと、つくづく思います。さて、ともかく私達はまだ生かされています。あわや完全メルトダウン、水蒸気爆発という危機を、決死の覚悟で救ってくれた多くの方々のおかげで、今ここにいます。日本はたくさんの傷をかかえて、今、大変な状態にあります。だけど生かされていることに感謝し、みんなで被災地を支援し、この国を出来るだけ美しく浄化して、子孫たちに残していきたいです。こんな時も、サクラは咲きます。強く、はかなく美しい桜は、日本人の心の支えです。さて、これまで放射性物質飛散予測を、ドイツやノルウェーの気象局が予測しているのを見るしかありませんでしたが、昨日から日本の気象庁でも公開されるようになりました。気象庁の予測しかし、予測というかこれ5日までしかないんだよな、予測じゃないじゃないか!しかも分かりにくい。これを分かりやすくアニメーションにしてくれているサイトがありました。http://atmc.jp/jma/少し先まで載っているのはやはり海外のです。上の同じサイトでイギリスやドイツの予測もみれます。イギリスの予測を見ると、この6日7日は風向き的には西日本まで拡散するように出ています。拡散と言っても濃度は薄いでしょうが、念のため外出時にはマスクをオススメいたします。遠くに飛ぶほど、粒子は埃や花粉を吸着して大きくなりますので、マスク2枚重ねでも防げる可能性が高くなります。どうしても1枚でいきたいなら、前回書いたようにPFE99%以上と書いてある医療用マスクがいいです。そして同じ理由で「HEPA」フィルターが入っている空気清浄機なら、部屋の中の放射性のチリを取り除ける可能性が高いです。HEPAフィルターとは0.3マイクロメートルの微粒子を、99.97%以上集塵することを保証する高性能のフィルターだからです。シャープのプラズマクラスターなんかに入っているのがそれです。安いやつでは東芝の空気清浄機CAF-M16Sとか。あと、掃除機ではサンヨーのエアシス(SC-XD4000)とかは、とても良いと思います。なんと0.08マイクロメートル以上の微粒子をほぼ100%捕塵するんですよ!小さなお子様がいる家庭には特にオススメです。大人は20年、30年後のリスクですが、子供は下手したら5年後、10年後ですから。ただ、小学生になっちゃうと、外に出るなというのは難しいし、マスクマスクというのも無理があります。せめて一番リスクの高い5歳以下の子供だけでも、なんとか防御させてあげたいものです。さて、今懸念されている海洋汚染ですが、フランス国立科学センターの計算では、最初は南北に広がっていることが分かりました。読売ニュースただ、今現在の黒潮の状況はこうなっています↓海流図福島沖は親潮と黒潮がぶつかって太平洋に流れ出すところだし、この黒潮の流れがかなり激しいようなので、犬吠から先には南下しにくいので、この流れに押し出されて大西洋全域に希釈されるという意見を書いている専門家の方が何人かいました。しかし他国にも魚たちにも本当に迷惑をかけていますので、一刻も早く海を汚すのを止めて欲しいですね。と書いていたら、今日の朝、激しく出ているところからは、一応止まったそうですね。少しほっとしました。私が飲んでいるイワシ油のサプリのAOZAも、事故が収束するまでの当面、銚子のイワシを控えて、島根県と北海道のイワシに変えるとのことです。急に決まった暫定基準値以下ではありますが、カタクチイワシにごく微量なセシウム。微量とはいえ、銚子港の他の魚には今のところ検出されていないことや、健康のためにわざわざ飲むものなので、万全を期すというお考えでしょう。さて、これからの私達鬼は、とにかく解毒力を上げていかなくてはいけません。昨日読者の方からメールを頂いたのですが、カナダのサイエンス・メディア・センターが、カナダ国内のジャーナリスト向けに発したカナダの複数科学者の意見をまとめた抜粋が、ある記事に載っていました。カナダのサイエンスメディアセンターより「放射性物質の環境影響には、物理学的半減期と生物学的半減期の両方が重要です。物理学的半減期とは、ある時点の放射性物質の放射線量が、半分になるまでの時間です。いっぽう生物学的半減期とは、物理学的半減期による減衰に加え、体外への排出の作用などで最初の放射線量が半分になるまでの時間です。たとえば、セシウム137の付着したコケを食べたトナカイの、セシウムの筋肉中への取り込みを調べた研究があります。セシウム137の物理学的半減期は約30年ですが、この研究から得られた生物学的半減期は約2週間でした。」30年、と考えると気が遠くなっていたセシウムでしたが、2週間と聞けばかなり希望が出てきますね!!ただ、代謝力が弱っている現代人が、この野生のトナカイと同じように2週間で排出出来るかと考えると、ちょっと疑問です。今こそ解毒力、代謝力を上げていく必要がありますね。代謝力を上げていけば、不要なものを溜め込まないというだけでなく、いつもフレッシュな細胞に置き変わり、肌にハリも出ますし、太りにくくもなり、生活習慣病も予防できるので、まさにアンチエイジング的にも一石二鳥!いろいろな作戦がありますが、まずは基礎代謝の決め手である筋肉。筋肉は体の中で一番エネルギーを消費してくれるところです。40代になると、毎年1%の割合で特に下半身の筋肉が衰えていくと言われています。特に太もも、お尻、ふくらはぎなどの大きな筋肉を鍛えることは、効果バツグン。もう1つの大きな筋肉は、首の付け根から腰までの僧帽筋という背中にある筋肉。エクササイズとなると、なかなか続かないという方は、毎日の生活で以下のことを取り入れるだけでも、かなり違いますよ。●エスカレーターをやめて階段にする。登りの時にはお尻の筋肉に力を入れて登ると◎●歩く時、肩を左右に軽く開いて背筋を伸ばし(反り腰にならないこと)、股関節や太ももから動かす意識で歩く●電車で立っている時、お尻に力を入れて、お腹を凹ませよう。●歩く時、たまに、いつもより1.5倍速で歩いてみる。●夜寝るとき、仰向けの姿勢のまま、足を少し立てて曲げて、お尻を上に何回か持ち上げよう。●1日中家ですごす時に、例えば、「トイレに行ったあと」と決めて、スクワットをゆっくり10回する。トイレに行く回数×10回なので、トータルでかなり鍛えられる。そもそも、エネルギーを作り出しているのは細胞の中のミトコンドリア。日本ミトコンドリア学会理事長の太田教授によると、ミトコンドリアは筋肉の中では背中の筋肉と太ももの筋肉に、一番たくさん含まれているそうで、ここを鍛えるとミトコンドリアも増えてくるのです。ミトコンドリアの量が加齢と共に減り、ミトコンドリアの質が悪くなるは老化の元凶なので、代謝を上げるためにもアンチエイジングのためにも、背中や太ももの筋肉の衰えは、なんとしても避けたいところですね。さて、最後のおまけで、久しぶりにコスメの話題を、、、酸化チタン、酸化亜鉛、紫外線吸収剤も使わないで、植物の持つ抗酸化物質だけの力で、紫外線をカット出来ないかという、夢みたいなことを追求してきました。そしてついに去年の夏、玉ねぎの外皮のケルセチンというポリフェノールで、SPF5のナチュラルサンスクリーンを世界初で誕生させました。しかし、色がどうしてもうっすらつくので顔がくすむということと、乾くとモロモロが出る時があるという欠点があり、なんとかこれを改善できないかと、改良に改良を重ね、、、新たにベリーの葉っぱのエキスを加えて、ラズベリーとのバランスを整える事で、色をかなり薄くして、モロモロも出ないというサンスクリーンを完成させたんです。今製造していますので、21日くらいに発売出来そう。ところが、このサンスクリーンには嬉しいおまけがもう1つ付いていました。それは、SPFの検査結果です。思ってもみなかった、驚きの数値結果が出たのですよ。さて、いくつだと思いますか?見て下さい!なんとSPF10、PA+だったんですよ!!びっくりでしょ?酸化チタン、亜鉛なしでですよ?野生のベリーの力だけでですよ?あまりにも、すごい出来事!植物の持つ力のすごさに、本当に感動してしまいました。解毒力を鍛えて、排出できる体になる!!そしてベリーのパワーで、この春夏の紫外線にも打ち勝つぞ!!↓1クリック応援して下さると嬉しいです!ブログ村人気ランキングへ
2011年04月06日
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