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みなさん、こんにちは。さっそくですが、前回の続きです。宮古島のビデンスピローサの話。特に花粉症などのアレルギー性鼻炎やアトピーにはすごくすごく良いみたいですよ。花粉症などの1型アレルギーのメカニズムは、体内に入ってきた抗原に免疫細胞が反応して抗体を作り、それが肥満細胞と結合してヒスタミンが遊離し、様々な炎症を起こすと言われています。宮古島のビデンスピローサを使って、研究機関で培養細胞や動物実験で、花粉症に対する効果を確かめるさまざまな実験が行われていますが、その結果以下の4つの効果が分かってきたそうです。1、ヒスタミンの影響を抑制する2、IgE抗体の生成を抑制する。2、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制する。3、受容体へのヒスタミン結合を抑制する。花粉症の方55名にビデンス・ピローサの錠剤を飲んでもらったところ、3錠を1日3回4週間飲んだ方では75%に症状の改善が見られ、そのうち大変良くなったと回答した方が13%、良くなったと回答した方が30%、少し良くなったと回答した方が32%でした。9錠を1日に3回飲んだ方では、全員の方に改善が見られました。そのうち、大変良くなったと回答した方が33%、良くなったと回答した方が27%、少し良くなったと回答した方が40%でした。また、ビンデスピローサ茶での実験では、血流改善効果があることも分かっていて、血流障害が原因とされる難治性の皮膚病である「夏季潰瘍」の症状が改善されることが、平成17年の日本皮膚科学会雑誌に掲載されています。その他の改善例は、アトピー性皮膚炎、爪甲剥離症、地図状舌などです。また、閉塞性動脈硬化症を伴った糖尿病の方にお茶を飲んでもらうという試験では、「アディポネクチン」というタンパク質を有意に増加させ、「TNFIα」というタンパク質を減少させることも分かりました。「TNFIα」というタンパク質は、インスリンの作用を減弱させ、血管壁に障害を起こして動脈硬化を引き起こすのです。動物実験ではインスリンを分泌するβ細胞を保護する作用があることも分かっており、アディポネクチンにはインスリン抵抗性の改善、動脈硬化抑制など様々な作用があります。また、高血糖の方に錠剤を飲んでもらうという試験では、血糖値が下がる傾向もみられました。抗酸化作用、抗アレルギー作用だけでなく、抗炎症作用が高いことも大きな特徴で、炎症のメカニズムであるアラキドン酸カスケードの情報伝達物質のCOX-2の発現を、とても抑制することも分かっています。「~炎」と名が付く炎症には、かなり有効みたいです。友利先生は、これは飲む日焼け止め、飲む美容液にもなる!と言っていました。炎症が起こらないことこそが、紫外線にあたったとき、そして美容のために、なによりも強い味方になりますからね。私が作った酸化チタンや酸化亜鉛を使わず、玉ねぎの外皮やベリーなどの植物の持つ抗酸化、抗炎症作用だけを利用したSPF5の日焼け止めも、要はそういうメカニズムです。みんな、SPFの数値ばかりを過信するけど、問題は日焼けじゃなくて、それによって肌が老化しないことが一番大事なことだと思っています。ビデンスピローサも、肌に塗ることでもコラーゲンやエラスチンを作る繊維芽細胞が増殖し、傷が早く回復する作用などがあることが分かっているみたいで、今後これを使ったコスメも作りたいなーと思いました。こういったすごい植物にいくつか出会っていまして、それらを使って、しかも経皮毒のないナチュラルコスメをこれからも作りたいなと思っています。ああ、楽しみ♪しかし、今年の花粉は例年の10倍とも言われ、これまで大丈夫だった方も花粉症デビューする方が多く出ると言われていますね。私は、今のところ花粉症はないし、アレルギーと名がつくものはいっさいありません。新宿に近い大都会に暮らしているので、いつなんどきどうなるかは、分からないですけどね。今から50年前には、ほとんどの日本人にアレルギーはありませんでした。ところが、東京都の調査ではなんと3歳児の4割がアレルギー疾患ですって!そのうちアトピーが15.8%、食物アレルギーが14.4%、アレルギー性鼻炎が11.1%。この10年で、2倍に増えているそうです。担当者はこの原因として「加工食品の増加など、食生活の変化が影響しているのでは」と語っているそうです。花粉症は都市部では、約2割が発病していると言われていて、潜在的な花粉症は4割に達するそうです。そのうち30~44歳の働き盛りの人の有病率が3割を超えてるそうですが、最近では10歳~19歳でも同等になってきてて、低年齢化が進んでいるそうです。反対に60代以上になると、花粉症になっている方の%はがたっと低くなります。確かに人間の体も地球環境も、これほどまでに大量の化学物質に接した事はかつてなく、生まれた時から添加物や農薬などに接して成長してきた現代人ほど、アレルギーになる確率は高いのもうなずけます。日本の花粉症の8割以上はスギ花粉が原因となっています。近年、林業のために日本の自然の森はどんどん伐採され、スギやヒノキの植林をガンガン行ってしまったために、日本の奥山のほとんどがスギとヒノキになってしまいました。そのために、本来99%はドングリなどを食べるツキノワグマなどの野生動物はエサを得られず、町の中に降りてきてエサを探さないと、お腹がすいて冬眠できない、だけど降りてきたら殺されるという、実に悲惨な事態になっています。このことも、とてつもなくスギの花粉を増やした要因であるし、野生植物にとっても大きなダメージでした。サクラ、ケヤキ、 ナラ、タモ、クヌギ、キリ、セン、ニレ、カシワ、 クリ、トチ、イチョウ、ブナ、ツバキ、シイノキ、カシ、タブ、 モチノキ、サザンカ、ウバメガシ、クスノキなどの広葉樹の森が破壊され、スギなどの針葉樹の人工林ばかりになるということは、実は美しい水を失うということでもあります。広葉樹は針葉樹と違って広く複雑に根を張り、落葉で出来た柔らかく粗い土は高い保水力を持ちます。さらに根株の跡や穴の中にも水を大量に溜め、その水を地中深く沈ませて自然浄化と微生物で良質な水を貯えます。広葉樹の落ち葉をくぐって森の中にいったん沁み込んだ雨水は、何十年後においしくてミネラル分たっぷりのすばらしい湧き水となります。この水が都市の水源となり、海に流れては藻を育てて魚介類を増やしてきたのです。ところが、今は森が破壊されていますから、栄養豊かな水は減り、水の汚染は進むばかりです。最近の針葉樹林から湧いた水は、充分浄化されておらず、最近の雨であることが分かっています。また、広葉樹は毎年葉を落としますが、この落葉が腐葉土を作り、葉に暮らす無数の微生物とのハーモニーで豊かな土壌を作ります。森を失うという事は、野生動物だけでなく、私達も美しい水と豊かな土を失い、やがて滅びるということです。そして、残るは大量のスギ花粉ばかり!!杉林の近くに住んでいる人より、杉から遠くはなれた都市部に花粉症の方が多いことからも、スギ花粉が増えたことだけの原因でないとは思いますし、排気ガスなどの汚染された大気に含まれる化学物質と花粉が結びつかないと、こうはならないと言われています。また、都会ではアスファルトが多いので花粉がいつもでも吸収されずに飛散を繰り返す事や、田舎に比べて土に触れない生活なので、異物への耐性が失われているという説もあります。アレルギーの発症年齢を見ても、昔ながらの食生活をしていた時間の長い年齢層のほうが、はるかにアレルギーになっていないことを見ても、加工品を減らし、トランス脂肪酸を減らし、肉や乳製品を減らして、無農薬の野菜と少しの魚と大豆と海藻やキノコ類、発酵食品を食べるという食生活にシフトしていく事は、とても有効だと思います。昔ながらの日本の食生活とビデンスピローサで今年のすごい花粉も、肌に起きる炎症も、撃退だぁー!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月27日
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みなさま、こんにちは。寒い毎日が続きますね。私は、年末年始、そして1月初旬インフルと、本当によく寝たせいか、体調は以前より絶好調。仕事がたてこんで、どうしても睡眠時間が減っていた去年は細胞の修復が追いつかず疲れていた感じが、やっぱり少しあったんですが、本当に人間は寝ないとだめですね。小松さんと共著のナチュラルコスメの本も、ようやく脱稿に近づきつつあり、なにごともなければ3月の初め頃には出る予定で、ちょっと一息ついています。ただ、次の本の締め切りもありまして、そうゆっくりもしてられません。いろいろ書きたいことが溜まっている私としては、こうして本の執筆の声をかけて頂くのは、ありがたく、なるだけお受けしようと思っているのですが、治療室もありますし、コスメの開発もあるので、なかなか進まない現状です。でも、なんとか頑張ります!(でも、睡眠はちゃんと取るぞ!)さて、先週金曜日、久しぶりに皮膚科医の友利新先生にお会いしました↓よくテレビに出てらっしゃるから、知っている方も多いかと思います。この写真は、すっぴん写真なのに、ほんとかわいいでしょ?お会いするのは、2年ぶりくらいでしょうか。以前は渋谷のアンチエイジングクリニックで、一緒に働かせていただいていたのですが、クリニックがなくなり、なかなか友利先生にお会いする機会もなく、ご無沙汰していました。でも、私がオーガニックコスメブランドを立ち上げてから間もなく、雑誌で友利先生が私のコスメを愛用品としてしょっちゅう紹介して下さっていることを知り、嬉しく思っていました。写真で持っているのも、私のプロデュースした砂糖不使用のチョコクッキー。とっても気にいって下さっているみたいで、ブログにも「きれいになれるスイーツ」として紹介してくれています。こないだ私がブログで紹介したホルミシスフェイスローラーの「ルナビジン」も、ブログで読んで、即効購入したとおっしゃっていました。先生は、最近流行のフェイスローラーには懐疑的で、金属である事や肌に刺激が強すぎることを皮膚科医として懸念されていたそうです。ところが、あのローラーは肌に触れる部分がシリコンゴムなので、これなら肌に優しくていいなと、購入されたそうです。ところが、驚いたのはその効果なんですって。金属のローラーは、試したことがあるけど、どれもこんなに顔が上がらないそうです。これはこのゴムに練りこまれている微弱放射線が出る鉱石のホルミシス効果なのか、はたまたこの形状によるものなのか、2人でいろいろ検証していたんですが、このあたりは今後もっと研究していきたいと先生は言っていました。微弱放射線ホルミシスといえば、私は今や1ヵ月半に1度は、例の弘法の湯に行っています。行くと、細胞が喜ぶ感じで、すんごくリフレッシュするんですよね。特に今ミストサウナがMYブームです。↑弘法の湯にある北投石。この石から微弱放射線が出るんです。ミストサウナも、この石につけこんだミストが出てきます。1993年以降、東北大学、東京大学、東邦大学、京都大学など14の研究機関で老化抑制効果、がん抑制効果、生体防御機構の活性化等を研究課題とした「放射線ホルミシス効果検証プロジェクト」が実施されています。私が特に注目しているのが、この実験。老化現象が、低線量照射によって抑制されるのかどうか調べるため、いろいろな週齢の健常なラットに、低線量照射した時、(1)過酸化脂質量 (2)膜の流動性 (3)活性酸素の消滅する酵素(SOD)の量のそれぞれが、どのように変化するか実測したところ、生後7週間目の若いラット(7週齢)に対して、65週間目(65週齢:人間でいえば約50~60歳に相当)のラットは、(1)過酸化脂質量は大 (2)膜流動性は低 (3)SOD量は小 の関係にあることが確認されたんだそうです。しかし、65週齢のラットに、約50センチグレイの低線量放射線を照射すると、上記の(1)~(3)の特性は有意に改善され、若いラットの値とほとんど同じなってしまったそうなんです!!微弱放射線ホルミシスって、ほんとすごいですね~。さて、友利先生に、今回お土産としていただいたのが、宮古島のビデンスピローサ(タチアワユキセンダングサ)のお茶。私が以前ブログで、ビデンスピローサに注目している事を書いていたことを覚えていてくれて、持ってきてくれたんです。友利先生は宮古島出身なので、この薬草にとても詳しいようでした。ナチュラルシードさんで生のビデンスピローサを買ってサラダで食べたり、錠剤を一度買った事はあったんですが、お茶は初めて。正直、サラダにするのはそんなにおいしくないし、錠剤は添加物が気になるし、お茶として飲むのが一番いいなーと思っていたところでした。大麦とウコンで少し味を整えてあるのもあって、飲みやすくて、あれから毎日飲んでいます。このビデンスピローサ(タチアワユキセンダングサ)はキク科センダングサ属コセンダングサ類の一種で、宮古島では道端、畑、海岸など、いたるところに見られる野草です。宮古島だけでなく、沖縄本島でも、むい自然農園さんの畑に行った時、生えているのを見ました。沖縄では、普通によく見かける野草だそうです。ただし、宮古島のビデンスピローサは、他の島のビデンスピローサと、威力が全然違うそうです。理由としては、宮古島は紫外線量が半端なく多いこと、そして島自体が平坦で、保水出来ないので水不足なこと、そして島全体が台風にさらされるので、塩水を浴びてしまうことなど、植物が育つ環境があまりにも苛酷なため、植物の抗酸化作用や、抗炎症作用が飛躍的に高まるからなんだそうです。この野草の薬効に注目して、質の高いビデンスピローサを武蔵野免疫研究所が栽培しはじめたのは、1996年ごろのこと。薬効を高めるため、栽培方法にもこだわり、無農薬で、肥料も使わず、大豆を植えてすきこむことだけで緑肥にして、育ててきたそうです。このあたりにも、私は共感しました。ビデンスピローサには、天然のフラボノイドやカフェ酸、ポリアセチレン化合物などの抗酸化物質が含まれています。琉球大学、鹿児島大学、北里大学などのさまざまな研究機関で、これらの抗酸化物質により、活性酸素を打ち消す力がとても強いことが証明されています。アンチエイジング効果もすごいビデンスピローサですが、一番すごいと注目されているのは、実は花粉症やアトピーなどアレルギーに関する効果なんです。すみません、またちょっとブログが長くなりすぎて、文字数制限で全部アップできなかったので、ここでいったんきって、後編に分けますね。↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月26日
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みなさん、こんにちは。さて、後編です。後編というか、全然違う話題なんですけどね。今週、私の知人から携帯に、「遺伝子組み換え大豆の栽培が、もうすぐ国内で許可になるらしく、今農水省で22日まで意見を募集しているから、反対意見をぜひ送って!」みたいなメールが来ました。「それは一大事!」と、この件に関して調べはじめ、農水省の担当者とも話をしてみると、知らなかった真実がいろいろと分かり、これはみなさまにもお伝えしておきたいと思いました。農水省のページを見ても、本当に分かりにくいので、私も担当者に説明をうけて、やっと理解できたのですが、、なんと、遺伝子組み換え大豆の国内での一般栽培が許可されるのは、何も今回が初めてでもなんでもなくて、これまで何度も許可されているのです!法律的に言えば、許可された遺伝子組み換え大豆は、日本のどこで栽培されようが、違法ではないのです!手順としては、企業が農水省に申請して、それを農水省が専門家などに意見を聞いて、大丈夫だろうと判断したら、パブリックコメントを国民に求めて意見を聞いて、専門家の意見を覆すくらいの意見が出てきたり、反対がよほど強かったりしない限り、承認されるそうです。ただ、ここからがややこしいのですが、じゃあ実際遺伝子組み換え大豆が日本国内でどんどん栽培されているかというと、答えはノーです。そんなことをしても、輸入大豆よりコストが高くなる上に、組み換えは日本人に嫌われますから需要がありません。2004年に、実は北海道夕張で大規模な国産遺伝子組み換え大豆の栽培が計画され、実際出荷もされたそうですが、地元の大反対にあい、結局見送られたという事件もあったそうです。北海道 遺伝子組み換え大豆事件についてでは、いったい何のために国内での栽培の許可を取るかというと「輸入申請」に必要だからです。ある遺伝子組み換え大豆を輸入しようとすると、まず日本国内の隔離農場(でも壁や囲いはありません)で試験栽培して、データを取らないといけないんですって。そしてお次は、隔離していない日本の一般農場でも栽培し、そこでもデータを取って輸入が許可されるんだそうです。今回の騒ぎは、また新たな種類の遺伝子組み換え大豆の一般栽培が許可されるという話でした。これについてのパブリックコメントを、農水省が募集していて締め切りが明日までなんです。それがこれです↓農水省パブリックコメント募集のページ農水省の担当者に、遺伝子組み換えの国内栽培がすでに許可されている作物のリストというのを、見せてもらいました。栽培許可リストhttp://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/c_list/pdf/01p.pdfこれを見て、本当に愕然としましたね。大豆どころか、トウモロコシもなたねも、テンサイもアルファルファも、稲も、もうこんなに栽培許可が出ちゃってるんですね。というか、輸入許可=栽培許可ということみたいです。けれど、じゃあ実際一般農場でこれらがガンガン栽培されているかというと、日本では反対意見が多く需要がないため、栽培はされていないんだそうです。この中で、唯一大規模に商業栽培されているのは、意外にもサントリーが開発した「青いバラ」だけだそうです。サントリーが開発した遺伝子組み換えの青いバラリストの中で、私が現実的に一番怖いなと思ったのは稲です。この遺伝子組み換え稲だけは、輸入のための申請じゃないんですよね。遺伝子組み換えイネは輸入のためでなく、いつの日か、本気で国内で栽培することを目的に許可を取り、日本の隔離農園(でも囲いはありません)で、こんなにも栽培されているようです。幸いにも、まだ一般栽培の許可は取れていませんが、目を光らせておかないといけないですね。●遺伝子組み換えなたねについてなたねの自給率は、かつては100%でしたが、現在では0.1%以下。 現在、輸入されている搾油用ナタネの約80%は、カナダ産のキャノーラ品種ですが、カナダ産キャノーラの80%が遺伝子組み換えです。18%はオーストラリアですが、オーストラリアでも最近遺伝子組み換えナタネの栽培が始まってしまいました。しかも油には遺伝子組み換えの表示をしなくていいことになっていますから、私達には見分けがつきません。搾油用に輸入された遺伝子組み換えなたねは、コンテナからこぼれて、すでに国内で自生したり、交雑も確認されています。家では鹿北製油のなたね油を使う私も、外食すると知らずに遺伝子組み換えなたね油を食べていることもあるでしょうね。解決策。外食する時は、出来るだけオーガニックレストランを選ぶ、それが無理なら和食かイタリアン。和食は天ぷらを除けば油料理が少ないのと、イタリアンは基本オリーブオイルだから。●遺伝子組み換えトウモロコシについて日本で流通されているトウモロコシの90%が米国産で、そのうち85%が遺伝子組み換えです。見た目でトウモロコシだなと分かるトウモロコシ以外に、清涼飲料水に入っているブドウ糖果糖液糖なんかもトウモロコシ由来で、ほとんどのメーカーで分別していません。それから食肉用の動物たちが食べている飼料の多くが遺伝子組み換えトウモロコシです。ビールのコーンスターチは大手4社では遺伝子組み換えは使われていません。フランスの研究者たちが、遺伝子組み換えトウモロコシの動物実験で腎機能や肝機能を損ねる恐れがあるという論文を出しています。「複数の遺伝子組み換えトウモロコシをたった90日間与えたラットにて腎機能や肝機能への明らかな悪影響が確認されたため、この種の研究では腎臓と肝臓に焦点を当てる重要性が今回の分析で明らかになった」と記述されており、他にも心臓や副腎、脾臓や血球への影響も確認されたとのことで、この論文はInternational Journal of Biological Sciencesに全文掲載されています。欧州連合では、遺伝子組み換えトウモロコシMON810が次々に栽培禁止になっています。同トウモロコシが害虫以外のテントウムシなどほかの生物を脅かし、花粉の伝播力が強く、遺伝子組み換えをしていないトウモロコシへの汚染が懸念されるためだそうです。禁止措置をとった国は、ドイツ、フランス、オーストリア、ハンガリー、ギリシャ、ルクセンブルクの六カ国になりました。●遺伝子組み換え大豆について日本の大豆の自給率は5%で、日本の輸入大豆の75%は米国産で、そのうち80%は遺伝子組み換えです。国産大豆国産大豆とスーパーに行ったら国産大豆しかないみたいですけど、国産大豆は5%ですから、あんなにあるとは思えません。それから味噌や納豆や豆腐には表示義務がありますが、醤油と大豆油には、表示義務がありませんので、企業に問い合わせない限り、使われていても私達には分かりません。ちなみに、私が長年愛用しているのは三重県のヤマニさんの国産有機丸大豆使用のたまり醤油です。私達に出来ることは、出来るだけ国産のトレーサビリティーがはっきりしている油や醤油を買うことですね。そして加工品を作る企業に、遺伝子組み換え作物を使用しているのかどうかを、よく問い合わせること。多くの人がそこまで気にし買わなくなると、すべて商売のために企業はやっているのですから、そもそも遺伝子組み換え作物を輸入しなくなるでしょう。しかも、食糧不足に役立つとされた遺伝子組み換え作物ですが、2009年に米科学者団体「Union of Concerned Scientists UCS」は、報告書と共に、こう発表しました。「食糧不足の緩和に役立つとされ、この10年以上の間に米国で作付面積を増やした遺伝子組み換えのトウモロコシと大豆は、実際には穀物の増産にほとんど寄与しなかった。」最後に、私の最近イチオシの、国産で、しかも無農薬大豆の専門ブランド「senz(センズ)」をご紹介します!もうね、とにかく安心なだけでなく味が最高なんです!納豆と黒豆茶が特においしいかったです。このブランドの製品を作っている社長の本木さんとも、電話でお話したのですが、本当に真剣に製品作りをしているのが伝わってくる、すばらしい方でした。本木さんは、元々大豆の卸売会社をやっている方です。ずっと大豆を卸していた近所のおいしい納豆屋さんが、大手メーカーに押されて廃業をよぎなくされていた時、「これじゃ、いかん!先祖代々受け継がれてきた伝統の味、手作りのおいしい食べ物は未来に残さなければならない!」と決意し、その納豆屋さんで7年修行し、自ら経営することになったのだそうです。そして、北海道で納豆用大豆として定評があった「スズヒメ」という「なめらかで、味わい深い甘み」のあるおいしい大豆で理想の納豆を作り上げていきました。ところが、補助金が出なくなったことで、スズヒメを作る農家の方がいなくなってしまいました。スズヒメのおいしさを、どうしてもあきらめきれなかった本木さんは、北海道中川郡で、25年以上無農薬無化学肥料で、豆を作り続けている平訳さんを訪ね、一生懸命頼み込んで、この方にスズヒメ作りを引き受けてもらうのです。出来上がったその味は、思わず涙が出てしまうくらいおいしかったのだそうです。そして、この無農薬のスズヒメ納豆のために、特別な「senz」というブランドが誕生したのです。大量生産のこの時代に、1つの納豆屋、1つの品種をこんなにも大事にして、熱い思いで大切にもの作りをされている、こんな方もいるのですね。本当にうれしくなってしまいました。↑これ黒豆茶。色は黒豆のアントシアニンのみです。黒豆は、イソフラボン、アントシアニン、レシチンが含有という事で、女性ホルモンアップ、抗酸化力アップ、脳機能アップと、アンチエイジングに必要なものが、すべて詰まっている食品ですから、ぜひぜひこうして気軽に食したいものです!ここで売っている豆は、本当に100%国産で無農薬で、もちろん遺伝子組み換えではありません。農水省に意見をするのも、よいと思います。私も今回のパブリックコメントには意見を書きました。でも、本当に大きな力になるのは、こうした買い物行動。何を選ばず、そして何を選ぶか。人間には体の中に元々100人の医者がいる。その医者たちを100%生かせる人生を!!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月19日
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みなさん、こんにちは。寒い毎日ですが、お元気ですか?私はすっかり元気になりました。と、思ったらなんと今度は息子が!マスクして気をつけてたつもりだけど、一緒に遊んでるから、やっぱりうつったのかなぁ、、、息子はとにかく体が丈夫なんで、今まで2度しか熱を出した事がなく、インフルエンザも今回が初めてでした。一応、保育園が診断に行けというので病院に行くと、確かにA型のインフルとのことでした。山のように薬を処方されましたが、もちろん全部飲ませず、やはり水分補給しつつ、頭を冷やしつつ寝かせるだけ。脱水症状だけは心配なので、高熱の間は、水分補給だけには神経質です。枕元に、野生植物ミネラル(私のブランドで売ってます)を数滴垂らした水を入れた水筒を、ずっと置いていました。あと、美的水素とパウダルコのエキスだけは少し飲ませました。二次感染を防ぐため、プロポリススプレーを喉にシュッ。2、3日は熱が出るのを覚悟してたんですが、たった一晩で熱は下がり、次の日には何事もなかったかのように、もう元気いっぱい!だけどウイルスは存在している可能性があるので、1週間は保育園を休まねばならず、復園する時もお医者様の証明書が必要。彼は今、家で元気に遊びまくっています。インフルエンザは、インフルエンザ脳症が確かに怖いのですが、こんなに多いのは日本固有の現象ということ、解熱剤で熱を急に下げる事や、抗ウイルス薬との関連も完全には否定されてはいなこと、抗ウイルス薬での異常行動の症例などを総合的に考えた時、私はやっぱり薬は怖いですね。もちろん薬が関与しないサイトカインストームなどによる、インフルエンザ脳症もあるにはあるのですが、本当はもっと非常にまれな症状だと言われています。人間は生まれながらにしてみずからのうちに100人の医者を持っているわれわれ医師が行うべきは、これら名医の手助けにほかならない「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医師、偉大なるヒポクラテスの言葉です。発熱すると、白血球が活性化し免疫力がアップして、ウイルスをやっつける力が増します。しかもウイルスは高温に弱くて、38度になると分単位、39度になると秒単位で不活化します。この時解熱剤を使うと、発熱で死にかけたウイルスが生き返り、異常に増殖することが動物実験でも観察されているそうです。そのため風邪やインフルの治りは遅くなります。その上、アスピリン、ジクロフェナク、メフェナム酸といった解熱剤は、インフルエンザ脳症の原因の1つとも言われ、今は弱めのアセトアミノフェンというのが推奨されているようですが、これもイギリスでは問題だとされているようです。あと抗ウイルス薬ですが、2009年のアメリカ疾病対策センター(CDC)の公式発表は衝撃的でした。「新型インフルエンザに感染しても、タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬による治療は、原則として必要ありません」CDCは、アメリカの保健社会福祉省所管の感染症対策の総合研究所で、勧告される文書は、非常に多くの文献やデータの収集結果を元に作成、発表されるため、グローバルスタンダードとみなされるほどの影響力を持ちます。上記は、そこの公式発表です。CDCののアン・シュケット博士の2009年の記者発表での発言「基礎疾患のある方をのぞき、子供でも大人でも、大多数の健常者には抗ウイルス薬は必要ありません。自宅で休養することで完治します。むしろ抗ウイルス薬の過剰投与で、耐性ウイルスが出現する恐れもあります。」実は2007年から2008年のWHOの調査によると、耐性株の割合はノルウェーで67%、ロシアで45%にものぼり、欧州全体でも25%を記録しています。アメリカでも5%に耐性が確認され、世界中で急増。2008年6月から9月下旬にかけては、耐性ウイルスの割合が南アフリカで100%、オーストラリアで80%と、流行が明らかに全世界に拡大しています。世界全体でみると16%だったのが、1年もたたずに39%にまで急増しているそうです。今朝のヤフーニュースでも、東大の調査でタミフルを投与した患者の8%に耐性ウイルスが出現している事が出ていました。タミフル 8%に耐性ウイルス今のところ、タミフルが効かないと言うだけで、そう強いウイルスでないようなのでいいのですが、もしこれが強いウイルスに変異をとげたら、とても怖いです。タミフルの全世界での使用量のうち、約75%を日本での使用が占めているそうですから、この乱用により、この日本で、強力なタミフル耐性ウイルスが出現する可能性もあると思います。でも、日本の医者は今日もタミフルを処方し続けます。みんな白衣を着た人には逆らいませんので、たいての人は飲むのでしょうね。うちの息子に今回処方された薬です。●タミフルドライシロップ(言わずと知れた抗ウイルス薬)●アスベリン散10%(咳を鎮める薬ですって!咳なんかまったく出ていないのに!)●ムコサールドライシロップ(痰のきれをよくする薬ですって!はぁー?)●ムコダインシロップ(痰のきれをよくしたり、鼻炎による鼻汁を出しやすくする薬(!))●アレジオンドライシロップ(かゆみを抑える、アレルギー性鼻炎、喘息の発作をを抑える薬(ちなみにかゆみもないし、アレルギー性鼻炎も喘息もありません))●カロナール細粒(出たっイギリスでは問題視されているアセトアミノフェン系解熱剤です)ちなみに、これらをいっさい飲まずとも、うちの息子はたった1日でケロッと治りました。鼻水はちょっと出ていますが、鼻汁を出しやすくする薬など飲まなくても、鼻をかめばいっぱい出ます。すみません、ブログが長くなりすぎて一気に掲載できないので、ここでいったん切ります。後編は、すぐにアップしますね。↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月19日
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みなさん、こんにちは。更新がすっかり遅くなってしまったのは、今週はじめ突然高熱を出し、2日間38度~39度くらいが続いてしまったからなんです。病院には行ってないんで、はっきりしたことは分かりませんが、多分インフルエンザだったんじゃないかと。もちろん薬なんか飲まず、水分補給しながら、ひたすら寝ていましたよ。あ、美的水素だけは時々飲んでましたが。3日目には熱も下がり、だいぶ楽になってきましたが、自分自身がウイルスをやっつけるために作り出したサイトカインの影響で関節が痛かったですね。4日間、ほぼ断食でした。お腹はすくんですけど、多くを食べられないので、いつもの10分の1くらいの量を食べていました。いやー、去年はえらいこと風邪をひかない1年でしたし、高熱を出したこと自体が、多分あれは結婚するもっと前だから12、3年ぶりくらいかなー?久々だったので、びっくり新鮮でした。良くなってきても、まだウイルスはいるかもしれないので、念のため8日間は外に出ないし人にも会いません。家族にうつさないため、家の中でも、寝るときもマスク。まぁ断食も出来たし、よく寝たし、デトックス出来たし、たまには良しとしときましょう。↑気分転換。うちの畑の奇跡のハート型虫食いキャベツです♪さて、大阪に帰省した時にオーガニック系、農家直送系のレストランに何軒か行ったのですが、その中の1軒が禁煙じゃなくて、分煙もしてなくて、しかも地下でね。その上まわりの3席がすべて喫煙してて、すべて女性で、というのを目の当たりにしました。そこのランチは、有機野菜のサラダ食べ放題で、他も農家直送で、自社農園もやってて、味もめちゃめちゃおいしかったんですが、こんなヘルシーランチを好み、わざわざ食べに来ている女性達に、こんなに喫煙者が多いってどういうことだ?と、ちょっと心配になってしまいました。そこへさして、最近ガン関係のセミナーで1度お会いしたことがある、ガンと長年共存されていた方が2人亡くなりました。2人に共通しているのは、喫煙。現代医療を受けないで、自らの自然治癒力を信じる生き方を選んだのに、なぜか煙草はやめなかったそうなんですね。「煙草は肺の燻製みたいなもんだ」というわけの分からない理屈を言っていたそうです。無農薬野菜関係のある会社でも、煙草は化学物質のない「ナチュラル葉」であれば問題ない、というような風潮があり、私も夫も10年前、ナチュラル葉の煙草を吸っていたことがあります。これは、確かに添加物としての化学物質はないんですが、その分ニコチンがすごくて、私はやめる時大変で地獄を見ました。お正月、義父に薬を飲ませるべきだろうと意見してきた親戚も、喫煙者です。美容や健康を気にする女優さんの中にも、デパートの店員さんの中にも喫煙者はとても多いようです。煙草の害なんて、当たり前すぎて、これまでこのブログにもほとんどと言っていいほど書いたことはありません。値上げもされたし、さすがにかなりの人が、みんなやめただろうと思っていました。だけど、なんかこの現状を見ると、ちょっと心配になってきたんですよね。「煙草は確かに、体に悪い。でもちょっと悪いくらいなんで、吸いすぎなければたまにはいいんじゃないの?我慢してストレス溜める方が、かえって体に良くないよ、吸ってても長生きしてる人もいるしね~」みたいな理屈で、煙草をとらえている人が、まだまだいる気がするのです。しかし、その考えは今日からは捨てて下さい。特に、アンチエイジングを目指すなら、煙草は少量でも非常にダメージです。なぜなら、煙草の煙は、たとえ少量でもDNAにダメージを与えるからです!!今まで、喫煙者は発ガンのリスクが高くなるというデータはたくさんありました。ただ、去年12月にロイター通信で報道されたこの実験結果は、結構衝撃的です。煙草の煙、少量でも肺やDNAにダメージ米国の公衆衛生政策を指揮する当局者は9日、直接間接を問わず吸い込むたばこの煙がたとえわずかな量でも肺やDNAにダメージを与えると警告する報告書を発表した。ベンジャミン医務総監は、声明で「たばこの煙に含まれる化学物質は、煙を吸い込む度にすぐに肺まで到達し、即座にダメージを与える」と説明。「ほんのわずかな量を吸い込むだけでDNAが損傷し、がんの発症につながる」と警告している。煙草の煙には、ナチュラル葉であろうが、なかろうが有害な化学物質が多く含まれています。ナチュラル葉でないものには、味を整えたり、ニコチンを弱めたりする添加物として更に化学物質が加えられているというだけで、害は変わりません。また、軽い煙草に変えようとも、一酸化炭素の濃度はかえって増えることも分かっています。煙草の煙に含まれる有害な化学物質は200種類を超えていて、発がん性がわかっているものだけでも60種類もあるそうですが、主な毒はこの3つ。●まずは主成分であるタール。これ自体が、さまざまな発ガン物質のかたまりです。1日1箱吸えば、1年でコップ1杯のタールを摂取したことになるそうです。化粧品の合成色素は「タール色素」と呼ばれていますが、元々は石油系でなく、タールから作られていたから、こう呼ばれるようになったんです。昭和7年にお茶の水の佐々木研究所で吉田富三先生、佐々木隆興先生が、タールから出来たタール色素をラットの飼料に入れた実験で、世界で初めて肝臓ガンを作ることに成功タール色素は唇に塗るのは嫌だ!と言ってナチュラルコスメを選ぶ人も、タバコはやめられずにいます。しかし、口に塗るどころか体内にガンガン入っていることには、なぜか無関心。●次に、ニコチン。これは去年書いた「ネオニコチノイド農薬」のモデルともなった猛毒です。農家がネオニコチノイド農薬を受け入れやすいのは、タバコによってニコチンになじみがあるから、毒のイメージがあまりないからだそうです。しかし、それは大きな間違いです。ニコチンは「毒物及び劇物取締法」に指定されている毒物です。成人ならタバコを2本、乳幼児ならたった1本、タバコを食べたら致死量です。しかも、ニコチンの毒は即効性があるんです。こんな猛毒を、幼児のいるリビングに気軽に置いているパパはいませんか?吸殻を川や海や、あちこちに捨ててませんか?もう1つ、ニコチンの一番悪魔的な欠点、それは中毒性。みんな大麻のことは法律で禁止されているからやいのやいの言いますが(もちろん大麻も良くないですが)、大麻よりニコチンのほうが中毒性は高いのです。ニコチンを受け取る受容体は、脳の広範囲にあるので、ニコチン中毒になると脳の広い範囲がニコチンの影響を受けるし、ニコチンを求めます。要するにニコチン脳になるんですね。ニコチンは脳神経に作用して神経の異常反応を起こし、自律神経も攪乱します。特にドーパミン神経など、快感に関係する神経経路に関わるため、ニコチン脳になると、どうしても次々とニコチンを求めてしまうのです。私は患者さんで喫煙者の方と何度か会話しているのですが、みんないろんな理由をつけてタバコをやめない方向に話をもっていこうとします。理屈がまるで通ってなくても!それは仕方のないこと、、ニコチンに脳を支配されてしまっているから、ことタバコに関することに関しては、どうしても冷静に考えられないのです。ニコチンは毛細血管を収縮させるので、血流が悪く冷えやすくさせます。その結果血圧と心拍数が上昇することになり、動脈硬化、心筋症などの引き金にもなります。●そして一酸化炭素。一酸化炭素が血液中に入ってくると、酸素が運ばれるのを邪魔するので、運動能力を低下させます。酸素が運ばれないとなると、アンチエイジングを牛耳っている我らがミトコンドリア様たちも十分活動できません。このミトコンドリア様たちを、どう効果的に目覚めさせるかというのは実は2011年の私の重要なテーマです!このことは、またおいおい書きます。酸素は栄養を全身に供給することや、老廃物の回収にも関わっていますし、酸欠になると心臓が頑張りますから血圧も上がります。結果、動脈硬化が進んで老化も促進してしまうんです。その上、今回の発表では、少量の煙ですら、DNAの損傷を起こすですと?これはもう、アンチエイジング的に大問題じゃないですか!究極のアンチエイジングは、毎日どうしても起きる細胞のDNAのミスコピー(損傷)をいかに少なくするか、そして損傷したものをいかに修復するかです。正確に言うと、DNAを修復する酵素は、すでに体内にありますので、この酵素の働きを高めるということと、損傷が起きやすくなる行為をいかに避けるかです。(そのために修復酵素を高めるAC-11などを美容液に入れたりしてるくらいですから。)修復する能力は年齢と共に低下するので、喫煙などによるDNAの損傷になってくると、もうおっつかないでしょうね。こうなると、老化するか、ガンになるしかないのです。私は吸わないから、という方も安心は出来ません。去年厚生労働省が発表したこういうニュースもありました。受動喫煙で、年間6800人死亡タバコを吸っている人が、火をつけているけど吸っていない時の煙、いわゆる副流煙にも、かなりのニコチン、タールが含まれています。去年厚生労働省が発表した上記のニュースでは、受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上るとの推計値を発表していました。そのうち女性が約4600人と被害が大きいそうです。このブログを見ている方には、タバコを吸っている方はさすがに少ないでしょうが、友人や旦那様、彼氏、身近にいる方を、なんとか説得する材料に、このブログを使って頂ければ幸いです。最後に女性の方にはトドメの画像。以前1度だけ喫煙のことを書いた時にも載せたと思いますが、最後に見ておきましょう。イギリスのBBCが特殊メイクでシュミレーションした22歳の双子で、喫煙(左)と非喫煙(右)で40歳になった時を予測した有名な写真です。そう、タバコは体の中だけでなく、外見も悪くさせます。一酸化炭素もニコチンも血流を非常に悪くさせるので、シミやシワやたるみを増やしてしまうのです。体内に大量の活性酸素も生じさせる上に、ビタミンCを不足させるのでコラーゲンが作りづらく、皮膚のハリを失わせます。白髪や薄毛も促進し、歯もタールで黒くなり、活性酸素で歯茎も黒ずみます。こういう喫煙者独特の風貌を「スモーカーズフェイス」と言うそうです。スモーカーズフェイスよ、さようなら!そして受動喫煙にもさよならしたい!!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月13日
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みなさま、新年あけましておめでとうございます。どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。年末年始は毎年恒例、夫の実家がある広島と、私の実家がある大阪に3日づつ帰省してきました。やはり帰省はいいですね。日常から離れお正月気分にもなれますし、自分たちのルーツである親や親せきと近況を報告しあったり、墓参りをしたり、気分も新たになれます。ただ、私には気がかりなことが1つありました。実は去年の5月に、夫の父(66歳)が脳梗塞で倒れたのです。もう、すっかり元気に回復しているのですが、義父にカイロプラクティックの施術をしたり、食事の確認をしたりするのも、今回の帰省の大きな目的の1つでした。去年の5月10日。私たちは田んぼ作業を終えた千葉にて、義父が倒れたことを知らせる電話に驚きました。朝、突然歩けなくなり、幸いにもすぐに病院に行き、右側の脳梗塞であることが判明したそうです。意識はありましたが、左足は完全に麻痺で、舌もちゃんと動かない状態だったそうです。これは一大事!と、夫に次の日すぐ帰省してもらいました。幸いにも手術などはなく、点滴治療が2週間。ただ病院食は、生食がありませんから、夫はサラダを実家で作り、フラックスオイルを大さじ1杯たっぷり入れた手作りドレッシングを添えて、毎日病院に運びました。そして、水素化カルシウムのサプリメントを、毎日朝3、夕3と義父に飲ませました。鶴見先生に相談したところ、微弱放射線が出る例の「ホルミシスシート」の大きなサイズを、すぐにシーツの下に敷くようにと指示があったので、鶴見クリニックで購入して、すぐに広島に送ってもらいました。(このシートは鶴見クリニックを1度でも受診しないと購入出来ません(代理でもOK))このシートが届いた頃より、足がだんだんと動くようになってきました。この間、ベットの上で足を動かす運動などをやっていましたが、リハビリはまだしていません。倒れて20日後には、歩行器で歩けるようになり、トイレにも行けるようになりました。1か月後、退院。その時には、なんとかヨタヨタのゆっくりですが、ささえなしで歩けるようにはなりました。舌はまだ完全ではなく、言葉のカツゼツはあまり良くありませんでした。退院後は、処方されていた降圧剤は飲まず、血栓が出来にくくなる薬2種類のみを飲んでいました。そして、私たちは義父用の食事指導表を作り、これを義母に渡して、食事を変えてもらいました。以前の義父は、私がアドバイスして朝食だけはバナナとブラックジンガーになっていたのですが、それ以外は全然言うことを聞いてくれず、、、、昼から刺身をあてに酒を1杯飲み、夜もビール1杯、日本酒1杯に、刺身や肉のみで、生野菜などは絶対食べず、野菜自体ほとんど食べないという食生活でした。血圧も上が170~180、下が95くらいでかなり高かったようです。多分、血液ドロドロ状態だったと思います。しかし、さすがに義父も早く良くなりたいので、今度は私たちの食事指導を受け入れてくれました。以下は、その内容です。●サラダ(食事の最初はサラダから食べること。フラックスオイル、黒酢ドレッシング)●煮野菜(特に小松菜、かぼちゃ、ニンジン、さまいも、さといも、れんこんなど)●豆料理(冷奴、湯豆腐、厚揚げ焼き、高野豆腐、納豆、煮豆など)●味噌汁(ダシを煮干しと昆布で取って、海藻などを入れて)●雑穀ご飯●焼き海苔、漬物などその他のアドバイスとしては、、、肉や牛乳、卵はまったく食べなくてよい。魚は週3回まで。 なるべく刺身。なるべく青魚。焼き魚は指2本くらいの大きさまで。お刺身は5切れまで。砂糖は食べない腹八分目寝る時間の3時間前までには夕食をすます。お酒も当面はもちろん禁酒です。そして血管の弾力性を高めるルチンの多い、国産無農薬の「だったんそば茶」を飲んでもらいました。義父は週に2度、病院でのリハビリにも通いました。バランスボールでの腰の筋トレと、足ぶみ台でのトレーニング、自転車こぎ10分。これプラス、朝と夕方に20分×2回、または30分1回歩くこと。ストレッチと腰の筋トレを毎日家でもやることを指導しました。7月に私も一緒に帰省した時には、暑いのもあって、だんだんと歩くのをさぼりがちで、義父の中で「これ以上やっても良くはならないんじゃないか」みたいなあきらめモードが出てきていました。そこで私は、カイロの施術をしたあと、義父と一緒に夕方30分歩きました。もちろん熱中症の心配もあるので、帽子をかぶり、水も持参してもらいました。そして、脳梗塞になった脳の部分はもう治らないけど、脳の別の部分に新しい神経を作るために、出来るだけ早く運動して筋肉をつけていったほうがいいこと、早ければ早いほど回復も良いこと、決してあきらめないで毎日歩いてほしいことなどを、必死で伝えました。そして、ここまで歩くという場所を決め、雨の日以外は毎日ここまで歩くことを約束してもらいました。降圧剤を飲まずとも、食事を変えただけで、血圧は標準値に安定していました。血栓が出来にくくなるという薬だけは、この2カ月飲んでいたようでしたが、義父はこの薬を飲むと頭がぐわんぐわんするという副作用に苦しんでいました。この薬は、脳梗塞の急性期に飲む薬や点滴とは違い、だいたいが予防のために飲む薬です。怪我をしたりすれば、血が止まりにくくもなりますし、白血球が減少したり、肝機能障害、ひどい時には全身の臓器に血栓が出来るという恐ろしい副作用もあります。義父には心臓の問題もありませんし、鶴見先生に相談して、この薬も3か月後に思いきってやめてもらいました。その代わり、水素のサプリメントに加えて、サプリメントを2種類新たに処方してもらいました。左から水素化カルシウムの「美的水素」。あらゆる天然消化酵素が入った「プログレイス」。そして「インフラ」(鶴見クリニックを受診したことがある人でないと買えません)。プログレイスを飲んでいれば、消化を助けるので血液の流れも良くなりますし、インフラは血栓が出来にくくなるビタミンEやCなどもたっぷりだし、水素は分子が小さく脳でも十分働く最強の抗酸化物質です。予防のため、そして急性期を過ぎた時の回復をうながすためなら、このようなサプリメントのほうが、よほど有効でしょう。そして、家でもバランスボールでエクササイズが出来るように、バランスボールをプレゼントしました。ただボールに座って、横や縦にお尻をゆらすだけ。座ってテレビを見るだけでも、腰に効果があります。義父は私との約束を守り、その後は毎日歩いて、バランスボールもやってくれました。食生活も守り、めきめきと回復。秋には車の運転も出来るようになり、仕事にも復帰しました。好きなお酒は、夕食時にだけ、小さな缶ビール1本だけ復活しました。今回帰省してみると、本当に夏に比べて、義父はかなりしっかり歩けるようになっています。しゃべりかたも、少し聞き取りづらいですが、ほとんど以前と変わりません。やはり筋肉がまだ完全ではないので、腰が少し痛いということだったので、施術したあと近所の靴屋に連れて行き、「MBT」をプレゼントしました。大丈夫かな?と少し心配でしたが、義父はMBTをかなり気に入ってくれて、腰が楽だと言っていました。体のために、かかとから着地して歩いたほうがいいのですが、MBTは、ただはいているだけで、このかかと着地がすごく楽なのです。これからは毎日の散歩の時に、MBTで歩くことになりました。散歩コースは舗装されてるから、転倒の心配はまずありません。そして、筋トレばかりで、ストレッチが全然出来ていないことが判明したので、指導をしてきました。ちゃんと真面目にやってくれれば、腰も痛くなくなってくるでしょう。去年8月から薬を全部やめたことで、親せきから反対もうけました。私はすべての薬を否定するつもりはなく、必要な薬は飲んだ方がいいと考えています。ただ、今回処方されていた薬に関しては、鶴見先生にも相談して、食生活改善や運動が出来ていればやめてもOKと思ったし、義父も副作用のためにやめたがっていました。親せきからは「確かに順調に回復したけど、薬をちゃんと飲んでいたら、足がもっと良くなった可能性もあるのでは?」と言われて、びっくりしました。でも、これが一般の普通の意見なんでしょうね。薬神話って本当にすごいなーと、しみじみしてしまいました。大阪に帰る途中、おなじく去年2月に脳梗塞で倒れた、ある親せきの家に寄りました。この方までは、私は手が回らず、これまで何もアドバイス出来ていませんでした。やはり血栓が出来にくくなる薬を処方されており、薬で胃が荒れるからと胃腸薬、貧血だからと鉄剤、体がかゆいのでアレルギー薬と抗ヒスタミンクリームを処方されていました。きちんと、全部薬を飲んでらっしゃいましたが、リハビリをさぼっていたこともあり、ほとんど歩けない状態で、その上血管性認知症の症状も見受けられました。薬をちゃんと飲んでいたら、足がもっと治っていたかもしれないと言うのなら、10か月薬を飲み続けた、この方の足はなぜ治っていないのでしょうか?食生活を聞くと、やはり生野菜なしの、酵素ゼロ状態。動物性たんぱく質と加熱食と甘いものばかり食べているようです。もちろん、梗塞の場所や程度などによって、回復に個人差があるのは分かっていますが、、幸いにも、奥様が私にいろいろアドバイスを求めてくださったので、大豆やミネラルなど脳に良い食生活を伝授して、毎日の散歩コースを定め、認知症を食い止めるサプリとしては、水素サプリが一番いいので、これは送ってあげることにしました。肌がかゆいということでしたが、聞くと毎日鬼のようにゴシゴシ体を洗っているということだったので、これをやめてもらい、クリームなどでの保湿をすすめました。これで痒いというだけで処方されてた、アレルギー薬と、抗ヒスタミンクリームは消えました。鉄の多い海藻、小松菜、ほうれん草、しじみ、あさり、大豆などを酢と共に食してもらうことで、鉄剤も消えていくでしょう。こういう予防策のことを本当はお医者様が、ちゃんと指導してくれれば、もっと薬を減らすことも出来るし、医療費もこんなに高騰しないですむと思うのですが、実際は病院にかかると死ぬまで薬漬けです。そしてライフスタイル改善とかではなく、とにかく薬や外科的処置で治せという、患者側からの要求もすごいそうです。いろいろ考えさせられるお正月でしたが、ともかく義父が元気で良かったです。本年も、アンチエイジングの鬼を、どうぞよろしくお願いします。↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2011年01月05日
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