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ハッチョウトンボ トンボ科1970年代 四条畷市の室池周辺の水田にたくさんのハッチョウトンボが発生していた。腹長 1 3 mm 内外, 後翅長 14 mm 内外。世界の不均翅類中最小のトンボで珍しくたくさんの発生で驚いた。小さい体で腹部を精一杯持ち上げいっちょまえのポーズ 風に揺られる様子は妖精のようだ。篠山に移住して古老の話で今田にはあちこちにたくさんいたとの話だが今ではほとんど見ない。7 ~ 8 月に, 食虫植物などのはえた湿原に発生するが, 分限られている。
2020年12月24日
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ミズイロオナガシジミ シジミチョウ科中学生の頃 (1957年)枚方の小さな丘陵でコナラの低木から突然現れた。弱弱しく そよ風にもちぎれそうな尾状突起 目の前で飛び すぐ止まった。赤色になじんでいたゼフィールス 戸惑った。あの頃は町中の小さい裏山にも生息していた。この山でムラサキツバメも採集した。神社の境内には榊や紅葉などの空間が適度な明るさと湿度が蝶道を作り出していた。
2020年12月19日
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ミヤマヒサゴゴミムシ オサムシ科高校時代の夏休み後半 京都の芹生に採集に行った。貴船口から芹生峠 途中に四畳半ほどのお地蔵さんの祠があり休憩所になっていた。大きなキイロスズメバチの巣があり蜂は人なれしていて中にいるときは警戒して近くを飛び回るが2mほど離れると巣に引き返した。ハチの適応ぶりに大いに感心した。峠近くの杉林があり杉皮をめくると光沢のある気品のあるミヤマヒサゴゴミムシが出てきた。瓢箪の古い呼び方でノスタルジーを感じる。旅籠や蕎麦屋などの店の名前が沢山ありその姿は心に残る。ヒサゴゴミムシダマシなど他の昆虫名にも使われている。今でも好きな昆虫で姿も形も見ていて楽しく心躍る。
2020年12月18日
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アカマダラコガネ1980年代の京都石清水八幡宮周辺はクヌギ アベマキ コナラなどがあちこちで樹液を出し ゴマダラチョウなどのタテハチョウ科 スズメバチや甲虫類が吸蜜していた。樟葉はまだ開発されてなく雑木林を抜ける山道があり本宮へ上る道は複数あった。そんな道のクヌギ林でアカマダラコガネがいた。独特な配色と形態を見て興奮した。その後出会ってはいない。最近本種の幼虫が、動物食を中心とする大型鳥類の巣で成長することが、近年になって知られることとなった。コウノトリの巣で見つかって話題になったのは最近のことである。標本は出張中 写真はないので スケッチで
2020年12月11日
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オオムラサキ高校2年の初夏 京都の八幡神宮の石段を登りきると白馬のいる厩がありネズミモチが植わっていた。冬季 幼虫は見つけていたが成虫はいまだ会えなかった。立派なエノキが沢山ありどうしても成虫が欲しかった。何度目にか樹液を吸って翅を広げているオオムラサキを見てはやる気持ちを抑え飛び立つところを捕獲 雀を捕らえたような激しい翅音は喜びを倍加してくれた。翅が傷んでいたがそれでもよかった。飼育していろいろのステージを記録することができたが少々傷んでいても野外で見つけた感動は特別である。
2020年12月09日
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コカブト学生時代 (1965年)篠山の外灯で採集したのが初めての記憶でゴミムシばかり採集していたころだが初めて見たコカブトは魅力あるものでした。その後十数年前 ある公園の調査中ベイトトラップに数匹入っていてびっくりした。葡萄酒をメインの誘引剤でたびたび入っていた。篠山では竹藪の柿の木の朽木を割ったとき出てきてびっくりした。昔 篠山は夜暗く裸電球の街頭にもガ ウンカ コガネムシ類が沢山舞っていた。近頃水銀灯にさえ昆虫が舞っている景色には出会わない。町が明るくなったせいもあるが暗い山道の街灯にもいない。パラチオンのような有機水銀剤の散布の時代でもたくさんの昆虫がいたのに。
2020年12月06日
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ノコギリクワガタ小学生の頃(1950年代) 枚方にもクヌギ林がありコナラ アベマキの生える林があった。コナラの樹液には ゴマダラチョウが黄色い口吻を延ばしてゆっくり翅を動かしていた。早朝樹液の出ているコナラなどを巡りながらカブトムシ やコクワガタを探していた。山には子供たちの奮闘の跡 おのずとあちこちに道が出来上がっていた。道をそれたところに大きなコナラの切り株がありそこに大きなノコギリクワガタがいた。大あごも立派 あめ色に光っていた。クワガタをゲンジと総称していたがノコギリクワガタは水牛と呼んでいた小さい頃のことである。このことが昆虫への関心が決定的になったように思う。
2020年12月04日
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ギフチョウ昆虫を始めた中学生のころからこのチョウは憧れであった。その頃は二上山にいるとは聞いていたが交通費などもなく断念していた。篠山の大学に入学し生物部に入り歓迎採集会が小金岳であった。1964年 丹波篠山 小金岳の麓 奥畑の上流ではギフチョウがたくさん飛んでいた。ムラサキケマンが咲き 大阪とは違った環境ですべてが新しかった。珪石を運搬したと思われるワイヤーがありその広場に自転車を置いて細い登山道を上ると大たわにつく。二上山や宝塚にギフチョウがいるのは知っていたが実物を見るのは初めてだった。春の妖精を実感した。ヒカゲノツツジを見たのも初めて。岩場に根を張り岩陰に黄色の花が新鮮で美しかった。
2020年12月01日
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