「愛と哀しみのボレロ」です。 ♪レ・ザン、エ・レ・ゾートル~、♪レ・ザン、エ・レ・ゾートル~といった歌詞が耳について離れない。原題”LES UNS ET LES AUTRES” 最初は試写会で見て、大いに泣き、衝撃を受けた。 その後二度映画館でも見た。 同じ作品を何度も見ない私にしたら、一年に三度、足を運ぶというのは相当のお気に入りだったんだろう。 さて、この作品は、フランス-アメリカ-ロシアと第二次世界大戦前から、戦中、戦後、そして、現代へと世代をまたぎ、愛とさすらいの人生を描いている。同じ俳優が親子両方を演じ、紛らわしい感じがするが、くっきりと世代わけされているので、間違えることはないと思う。愛と自由を求め、精一杯に生きた芸術家たち。ロベール・オッセン、ジョルジュ・ドン、ダニエル・オルブリフスキー、ジェームズ・カーン、ジェラルディン・チャップリン、ファニー・アルダンら国際色豊かな俳優人たちによって荘厳な作品に仕上がっている。特にラストのラベルのボレロ(ジョルジュ・ドンの踊り)は圧巻で、この作品最高の見せ場である。当時このボレロにみんなが陶酔した。 Yahoo!ショッピング「愛と哀しみのボレロ」