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小池百合子 - Wikipedia小池百合子氏の大学卒業詐称問題はもはやどうでもいい。彼女の大学卒業の真偽はともかく、すでに2期東京都知事を務めている。この2期の功績はどうだったかを考えるべきである。とはいえ、もちろん大学卒業が詐称であったならば辞職するなり陳謝すべきである。都民に対して嘘偽りを騙っているならば。嘘偽りかどうかは小池氏自身が知っている。私が知るうえで小池百合子氏の都知事としての功績は何もないと感じる。もしなにかしら多大な功績があるならば文句なしに三期目もゆだねる。ところが二期目さえ躊躇した。公約はほぼ何もなしえていないからである。しかし、小池氏は二期目続投となった。ひとえに対抗馬がいなかったからといえる。また、知名度とマスコミ、マスメディアの対応の的確さが彼女の無策を覆い隠したともいえる。結果として判断ミスもあった。オリンピックでのマラソンを北海道へ変更したこと(北海道は暑かった)。豊洲移転は延期しただけなど。そして、神宮外苑再開発におけるイチョウ並木の伐採である。都庁のプロジェクションマップの無駄遣いも非難の的である。ただ、コロナ禍の中での都政の運営は未曽有(みぞう)の出来事でもあったので小池知事の旗振りで対応が進んだところもあったかと思える。あの時の獅子奮迅ぶりは称えていいのかもしれない。話はかわるが、政治の世界において長期政権は良くない。これは歴史が証明している。ゆえにアメリカは大統領を三選禁止とした。(禁止としたが、大統領引退後は政治の場から引退したとしても元大領領として外交をはじめ各種業務を行わなければならない。また、終生ボディガードが付き、手当も支払われる。日本の元総理は引退後、ただの人なのだろうか)長期政権となったロシアも中国もよろしくない。三選禁止としたアメリカも負けを認めないトランプ氏によって混乱している。自分の辞書に勝利しかない人は困ったものだ。アメリカ大統領選で実質勝っていたかもしれないのに潔く敗北を認めたゴア氏の爪の垢を煎じて飲ませてほしい。話を小池百合子氏に戻すと、三選はない。新しい都知事を望む。
2024.06.05
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ミッドナイト・キラー : ポスター画像主演はミーガン・フォックスなのだろうが、ブルース・ウィルスとエミール・ハーシュの存在によって行くわからなくなっている。犯人の思考、行動が理解できず動機もわからない。これでは物語に感情を移入することは難しく、途中でいなくなったブルース・ウィルスばかりが気になった。恐怖感だけを残した、意味不明な作品であった。amazon prime video にて2021年/アメリカ/99分/監督:ランドール・エメット脚本:アラン。ホースネイル出演:ミーガン・フォックス、ブルース・ウィリス、エミール・ハーシュ、ルーカス・ハース、コルソン・ベイカー、リディア・ハル原題:Midnight in the Switchgrass(「アメリカクサキビの中の真夜中」)お薦め度「ミッドナイト・キラー」★★★(60%)
2024.06.02
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(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Filmsなかなか見どころのあるラブ・ストーリーが描かれていたが、これは全くの創作なのだろうか。だとしたらちょっといただけない。実在した人物ゆえに、全く架空の人が登場ということを私は感心しない。とても素敵な恋物語だけに残念な気がする。また、エッフェル塔製造の艱難辛苦も少し描かれている。私としては壮大なスケールでエッフェル塔構築の壮絶さを余すところなく微に入り細に入り描き、完成時には涙を流す成功物語として結実してほしかった。それにしても、エッフェルの相手となるアドリエンヌ・ブールジェを演じたエマ・マッキーは魅力的であった。大きな瞳大きな口。素敵だ。U-NEXTにて2021年/フランス・ベルギー・ドイツ/108分/R15+監督:マルタン・ブルブロン原案:カロリーヌ・ボングラン脚本:トーマス・ビデガン、マルタン・ブルブロン、マーティン・ブロソレット出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ、アレクサンドル・ステイガー、ブルーノ・ラファエリ、オンドラニック・マネ原題:Eiffel(「エッフェル」)お薦め度「エッフェル塔 創造者の愛」★★★☆(70%)
2024.06.01
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Yahoo!オークション - 映画ポスター トロイのヘレン B2ポスター(ロバ...私のアフロディーテ(女神)といえるロッサナ・ポデスタ主演の超大作である。たぶん一生見ることはなかったなと思えるがU-NEXTで検索したらあったので見てみた。見てみてわかったが、トロイの戦争は、トロイにとって悲劇であった。悲しい結末で終わる作品だ、もちろん、トロイの木馬がクライマックスに登場する。ギリシア神話の大英雄アキレスも登場する。なかなか見ごたえのある作品である。この作品、当時の流行なのだろう、OVERTURE(オーバーチュア)、すなわち序曲で始まる。延々と続く序曲は5分くらいあろうか。史劇としてのスペクタクル巨編が始まる。東西の交易の要所にあったトロイ王国は堅牢な城壁で囲まれていて、攻め落とすことは困難であった。諸国を支配下に置くスパルタ王国はギリシア諸国と力を合わせトロイ攻略を狙っていた。それを察知したトロイであったが、平和外交を目指し、王子パリスを大使として送り込む。しかし、嵐のため難破し、漂流したパリスはスパルタ王妃ヘレンに助けられる。ヘレンを王妃と知らないパリスは恋におちたようだ。パリスは単身でトロイ攻略の軍議をしているスパルタ王宮に乗り込み、客人としてもてなされたが、軟禁されてしまう。パリスの命を助けるべくヘレンは従者たちを使いパリスを逃がす。しかし崖っぷちで追手に囲まれたパリスはヘレンともども身投げして脱出する。トロイに戻ったパリスは凱旋し、ヘレンを姫として遇する。スパルタはギリシャ諸国を引き連れてトロイせん滅に上陸し、大戦の激闘は始まった……。これを映画館で見ていたら、圧倒されたんだろうなと思える。68年前に公開だからなぁ。さて、ロッサナ・ポデスタについて記す。U-NEXTでは「トロイのヘレン」以外では「黄金の七人」「続黄金の七人 レインボー作戦」という作品が見られる。「黄金の七人」での彼女は「ルパン三世」の峰不二子のモデルとされ、羨望の的であった。私が彼女にぞっこんになったのは「黄金の矢」というダマスカスの都のお姫様強奪物語であった。1963年製作・公開の「黄金の矢」の時、彼女は28歳、とてもチャーミングだった。その彼女の姿を求めて映画雑誌を漁った。映画における最初の私のアイドルである。その「黄金の矢」との再会を期していろいろと探したが見ること能わずだったが2022.10.30にYouTubeで見ることが出来た。日本語字幕のない英語のみだったけれど、嬉しかった。今は見れないのか、検索できない。U-NEXTにて1955年/アメリカ/120分/監督:ロバート・ワイズ原作:ホメロス脚色:ジョン・ツウィスト出演:Helen_of_Troyロッサナ・ポデスタParisジャック・セルナスKing_Priamサー・セドリック・ハードウィックMenelausニオール・マッギニスAchillesスタンリー・ベイカーHectorハリー・アンドリュースPolydorusロバート・ブラウンAgamemnonロバート・ダグラスUlyssesトリン・サッチャーPatroclusテレンス・ロングドンAjaxマクスウェル・リード原題:Helen of Troy(「トロイのヘレン」)お薦め度「トロイのヘレン」★★★☆(70%)
2024.06.01
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(Amazon.co.jpより)”自分らしい生き方を見つけて輝いている60歳以上の女性51人をインタビュー。人生100年時代を生き抜くヒントが見つかります。【目次】PART1 60歳からは好きなことを仕事にするPART2 60歳からの新たな挑戦PART3 いくつになっても自分らしく働くPART4 60歳からの自分らしい暮らし【出版社からのコメント】60歳でモデルデビューをした女性、73歳で自分のお店を持った女性、62歳で人生のパートナーに出会った女性、60歳をすぎてから上京した女性…さまざまな女性が登場します。彼女たちの生い立ちや経歴、考え方などから、年齢を言い訳にせず、いくつになっても輝き続けられる生き方が見えてきます。”(以上、Amazon.co.jpより)60歳を過ぎて、ためになるというか面白そうな本だと思えて、読んで見た。ほとんどの人が息子、娘はいながらも独立したようで、夫とふたり、もしくは一人暮らしである。皆それぞれ自分自身がしたいことをやり、積極的に行動しているようである。中でも”77歳で周4日フルタイムで就労支援の相談員として勤務している”人には驚いた。77歳で現役である。定年のない東京都で働き続けているとのこと。5年更新らしいが”80歳まで働き続けることが目標”とあり、実現してもらいたい。
2024.06.01
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。6月おすすめ作品は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ゲッタウェイ」「パッチ・アダムス」「シックス・センス」「かもめ食堂」「沈黙ーサイレンスー」「大いなる西部」「マネーボール」「モンタナの風に抱かれて」「ミッドナイト・ラン」「E.T.」「カサブランカ」「特攻大作戦」の作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「カサブランカ」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)写真提供:アマナイメージズ「シックス・センス」2024年6月10日(月)午後1時00分~2時48分THE SIX SENSE 1999 アメリカ1999年10月30日劇場公開日、映画館にて鑑賞。予告もあらすじも知らずに見て正解。ミステリーの極致。M・ナイト・シャマラン監督の最高傑作。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST 「シックスセンス」大いなる西部 : 暗闇の中に世界がある ーこの映画を観ずして死ねるか!ー (livedoor.jp)「大いなる西部」2024年6月14日(金)午後1時00分~3時48分THE BIG COUNTRY 1958 アメリカ1984年4月29日テレビ放映にて鑑賞。東部男グレゴリー・ペックと西部男チャールトン・ヘストンの一騎打ち。殴り合うシーンは圧巻。ジーン・シモンズの美しさにときめいた。お薦め度★★★★☆(90%)マネーボール : ポスター画像「マネーボール」2024年6月17日(月)午後1時00分~3時14分MANEYBALL 2011 アメリカ2011年12月10日映画館にて鑑賞。MLBってこんなになっているんだ、と知り、「マネー・ボール理論」により常勝集団になっていく姿に感動。素晴らしい実話ネタ。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST 「マネーボール」ミッドナイト・ラン : ポスター画像「ミッドナイト・ラン」2024年6月20日(木)午後1時00分~3時07分MIDNIGHT RUN 1988 アメリカ1988年12月30日映画館にて鑑賞。掘り出し物を見つけた喜びを味わえた傑作。デ・ニーロとチャールズ・グローディンのコンビは最高だった。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST 「ミッドナイト・ラン」写真:AFLO「E.T.」2024年6月24日(月)午後1時00分~2時56分E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL 1982 アメリカ1982年12月28日映画館にて鑑賞。2002年4月28日映画館にて20周年記念作、鑑賞。E.T. 最高!!オリジナル作品の方が良い。お薦め度★★★★★(100%)映画.com ALL TIME BEST 「E.T.」
2024.06.01
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【虎に翼】これからが本番[裁判官編]スタート!見どころ動画【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼 - NHKたしかで「初の女性弁護士誕生へ」という新聞記事の切り抜き。寅子の父がスクラップにしていたその切り抜き記事の上に”たしかで”と鉛筆書きされていた。見てすぐ、左から読む”たしかで”ではなく右から読む(書いた)”でかした”ということを理解した。父にとって娘・寅子の弁護士就任は”でかした”ことであった。今回の朝ドラ「虎に翼」も”でかした”ドラマになったようだ。前段と思える裁判官になるまでが今週で終わり、次週からは「裁判官編」になるとのこと。見どころはこれからますます増えるであろう。戦争という悲劇によって、父(病死)、兄(戦死)、夫(戦病死)といった男手を亡くし、母、兄嫁、寅子たちはみな寡婦となってしまった。新たに制定された日本国憲法のもと弁護士の道へ進むと決めた寅子は勇ましく心強い。次週からも楽しみである。さて、伊藤沙莉について語ろう。彼女を知ったのはNHK朝ドラ「ひよっこ」の米屋の娘役である。米屋の店主役の斉藤暁の娘として似合いの小柄な向こうっ気の強い役であった。印象に残るが取り立ててどうとは思わなかった。その後もドラマに出続けていて、そのうち主役を演じるようになったので現場では注目されていたのであろう。ドラマ「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜」で織田裕二が脇役で出演するというニュースをみて初めて彼女の演技力が注目されていることを知った。それより前に、映画「ファーストラヴ」を配信で見た時に、高校生役として廊下を歩く伊藤沙莉に気づいて驚いたものである。こんな昔から出ているのか、と思ったけれど、もっと前、子役から出演はしていて、2005年に「女王の教室」に出演している。この時に主演の”天海祐希から「あなたはカメラが自分に向いてないときでも、必ずしっかりお芝居をしている。いつか誰かが見つけてくれるから、手を抜いたり気を抜いたりしないで。あなたは素敵だから、ずっとそのままでいて」と言葉をかけられ、それをずっと守ってきたと話す。”(Wikipediaより)とあり、このことがあり、演技に精進してきた彼女だから成長できたのであろう。昔は子役は大人になったら成功しないと言われたものだが、それは子役をあくまで子役として扱っていたからであろうし、大人女優として大成した杉田かおるや安達祐実などの先達が実績を作ってきた結果、演技力重視の昨今、主役級を見れば子役、もしくは十代からやってきた者たちが席巻する今となっている気がする。(昔も高峰秀子とか子役から大成した女優はいる)注目の伊藤沙莉もこの5月で30歳となった。時がたつのは早いものである。裁判官編となり大人の女性、中年の女性を演じる彼女を注視していきたい。
2024.06.01
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高校の課題図書なのか。わからないでもない。読んでみて想起したのは映画「遠い空の向こうに」だ。さびれた炭鉱の町の高校生が宇宙の夢に魅せられて、やがて大学へ進み、NASAで働く者も出て来る実話ネタである。この「宙わたる教室」も定時制高校の生徒たちを中心にして、大学の研究員でもある理科教師のもと科学部で火星のクレーターの再現と検証を行い、研究発表の全国大会に出場し、発表をする。しっかりとした内容を感じるのはこちらも実話ネタだからである。小ネタやエピソードは作者の創作なのかもしれないが大筋は実話としてあるのだから肉付けをすればいい。とはいえ、これだけの濃密な内容のものに仕上げたのには骨が折れたであろう。参考文献はハンパない数あった。ミステリーやエンタメの作品とは違って骨太でリアルな感じがとてもいい。それゆえ課題図書にもなったのかも。科学にまつわる実のある話、読み応えあり。宙わたる教室 [ 伊与原 新 ]
2024.05.30
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お気に入り作家、新川帆立で未読だったので、読んでみた。一読、やはりおもしろい。視点も発想も多面的で読んでいてためになるというか、別の角度から見ることを知って、驚く。Amazonより”最良の離婚、請け負います!家族はもっと、いろんな形がある。前を向く元気をもらえる、新時代のリーガル・エンタメ!夫のモラハラと浮気に耐えられなくなった聡美は、子供を連れて実家のある北鎌倉に避難する。そこで出会ったのは、縁切寺として名高い「東衛寺」の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬。勢い込んで紬に離婚相談をした聡美だったが、思いがけないことを言われ……。離婚したいと思ったらまずは何から? 財産分与と親権の争い方は? 熟年離婚、同性カップル、離婚前後の泥沼トラブル。切り抜け方は……? 知っておいて損なし! 上手な縁の切り方、教えます。可愛らしくも方向音痴で意外と天然(?)な紬先生をはじめ、個性豊かなキャラクターが織りなす、温かなヒューマン・ドラマにして、スカッと痛快なリーガル・エンタメ。”縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル [ 新川 帆立 ]
2024.05.29
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小池百合子 - Wikipedia小池都政小池百合子都知事についてWikipediaを読んだ。 彼女の選挙歴の一覧である。一度も負けたことがない。厳密にいえば、自民党に逆風が吹いた「第45回衆議院議員選挙」では負けたのだけれど、比例にて復活当選している。議員としての空白期間はない。(国会議員を辞職して都知事選で当選するまでは空白ではある)この度の都知事選では蓮坊氏が立候補表明したことにより苦戦を強いられるが、伯仲する選挙戦となるであろう。小池氏はしたたかである。早々と立候補宣言すれば、ライバルの機先を制するということになるであろうが、自ら宣言すれば、支援を頼み、頭を下げねばならない。立候補宣言を留保していれば、小池氏に立ってほしい人たちは立候補をお願いしに来る。支援する側が小池氏に頭を下げることになる。小池氏が頭を下げて支援をお願いするよりも、頭を下げられて支援していただく方が小池氏にとっては有利でありなんでも(?)言うことを聞いてもらえる。したたかな戦略に思える。今回、手ごわいと思える蓮坊氏が出てきたことで都知事三選に黄色信号がともった。小池氏にとっては嫌な存在である。しかし、まったく嫌とは言えない。前回の都知事選のような圧勝は望めなくなったけれど、強敵・蓮坊氏に打ち勝って三選を果たせば都知事として盤石となり、虚偽だとされるカイロ大学卒業の真相も胡散霧消、立ち消えてしまうだろう。また、選挙が伯仲し、蓮坊氏に負けたとなっても、近々衆院が解散されて国政選挙に出馬し国政に復帰する可能性が強い。国政選挙も無所属としてたったとしても都知事選で支持をしてくれた政党などからは万全の支援を得られ、場合によっては当選後、自民党に入り、党三役、もしくは総理候補として担がれる可能性があると思われる。都知事選に勝っても負けても行く末に心配がなければ鷹揚に横綱相撲での選挙戦ができるのではないだろうか。
2024.05.29
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蓮舫 - Wikipedia蓮舫氏都知事選出馬会見に報道陣120人殺到 小池百合子氏の学歴詐称疑惑報道に「経歴には注目しています」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース蓮坊氏が東京都知事選に立候補するという。小池都知事への対抗馬として誰が良いかと考えた時に、私の頭にも蓮坊氏が浮かんだ。しかし、現職の国会議員。2022年に4期目となる参議院議員である。6年ある任期のうちのまだ2年目。途中で職務を投げ出した感じは否めない。在職は20年に及ぶ。その間の功績は何をしたかわからないが2009年の事業仕分けでスパコンに関する質疑で「2位じゃダメなんですか」と問うたことくらいしか知らない。蓮坊氏の政治姿勢についても良く知らない。しかし、Wikipediaでちょっと見ると元総理の野田氏のシンパであるらしい。総理としての野田氏については自民党に政権禅譲したことしか知らない。いや、禅譲したかたちになってしまった。ゆえに野田氏の政治手腕に関しては懐疑的だ。手段がなくやむを得なかったのかもしれないけれど、残念な結果であった。さて、蓮坊氏に東京都知事が務まるのか。それは、わからない。わからないが小池都知事くらいはできるだろう。小池都知事は何もしないわりに発信力はある。それだけの政治家だ。自身の才に溺れ、失言してしまうことも多い。高圧的で強権を誇示し、誤りを認めない。初当選の時は状況から小池氏一択だったし、二期目は対抗馬がいなかった。三期目は経歴詐称の蒸し返し、神宮再開発の無謀さ、豊洲移転等々、問題が明るみに出るだけで実績と呼べるものは何もない。東京オリンピック・パラリンピックは一年の延期の上、観客を入れないということで成功したとは言い難い。また、汚職事件があり、その点において最悪である。この東京オリンピックは石原元都知事の遺産であり、石原元都知事の業績についてはディーゼル車の排ガス規制など、いろいろとあるらしい。さて、発信力のある小池都知事から発信力のある蓮坊氏へ、都知事がかわることは可能なのか。自分たちだけが良ければという選民思想が見受けられる小池都知事にはワンポイントリリーフとして大いに活躍していただいた、コロナ禍の救世主として退場していただいて、蓮坊氏か誰か新しい都知事を迎えたい。ちなみに蓮坊氏は小池都知事より15歳若い。小池都知事は70代となった。
2024.05.28
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野村芳太郎 「張込み」 (1958) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆) (ameblo.jp)松本清張原作で野村芳太郎監督作品の傑作と知り、見てみた。1958年、昭和33年公開の映画である。白黒作品である。電車ではなく汽車、SLが走っている。社内の空調は扇風機である。大都会東京は喧騒の都市であるが、張り込む先となる佐賀は田舎で、町を離れると田畑や野原が広がっていて家など何もない。わずかに集落があるくらいか。そんな時代の話。質屋殺しの共犯者を追って、三年前の恋人で今は人妻となった女性宅を張り込むために佐賀までやって来た。ちょうど向かいに木賃宿があり捜査員二人は逗留し、見張ることに。捜査員の一人は勤続20年の刑事で家族持ちであり、若い方は結婚を前に心揺らぐ刑事である。若い捜査員には恋人がいるが、所帯を持ったとしても相手は働き続けてその給料を実家に仕送りをしなければならないという責を負っている。またコンビを組む刑事の妻からはお風呂屋の娘との縁談を持ち込まれ悩んでいた。張り込みを続けるも判で押したような共犯者の元恋人は家事作業はかわらず繰り返され、今日で張り込みを取りやめ引き上げようとしたところ元恋人が遠出した。追いかけたが見失う…。刑事ドラマでありながら描かれているのは貧乏人の不幸、情熱的な恋というものではないだろうか。しぶい作品ながら熱情を感じる作品であった。U-NEXTにて1958年/日本/116分/監督:野村芳太郎原作:松本清張脚本:橋本忍出演:大木実、宮口精二、高峰秀子、田村高廣、菅井きん、高千穂ひづる、竹本善彦、藤原釜足、文野朋子、松本克平、浦辺粂子、山本和子、川口のぶ、北林谷栄、内田良平、大友富右衛門、多々良純、芦田伸介、近衛敏明、末永功、草香田鶴子、小林十九二、大友純、松下猛夫、玉島愛造お薦め度「張込み」★★★☆(70%)
2024.05.26
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(C)2022 CHASE FILM NEVADA, LLC ALL RIGHTS RESERVEDジェラルド・バトラー主演の映画ゆえ、間違いないかと思って見たけれど、少々期待外れ。こういう作品もあるかなと思うしかない。大人の女性が誘拐されてしまうことに疑念を覚えるが、不可思議な事件には裏があった。一人躍起となって妻の行方を追う彼は異常に見える。しかし、この異常に見える、自分のことは自分で解決するということを自負とするアメリカ人ならではの思考であり行動である。ゆえに映画化されたものなのかもしれない。内容としての必然性や理路整然とした部分が構築されていれば、興味を持って見ることが出来た気がする。U-NEXTにて2022年/アメリカ/95分/監督:ブライアン・グッドマン脚本:マーク・フライドマン出演:ジェラルド・バトラー、ジェイミー・アレクサンダー、ラッセル・ホーンズビー、イーサン・エンブリー、マイケル・アービー、シンディ・ホーガン、ブルース・アルトマン原題:Last Seen Alive(「生存最終確認日時」)お薦め度「CHASE チェイス 猛追」★★★(60%)
2024.05.26
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こういう作品を何といえば良いのかと迷ったがノンフィクションなのだ。いつもフィクションばかり読んでいるので、とまどう。”深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、「モンスターを倒した。これで一安心だ。」と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。2018年3月10日、土曜日の昼下がり。滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。”母という呪縛 娘という牢獄 | 齊藤 彩 |本 | 通販 | Amazon より主人公・あかりの日記・手紙・LINEなどを基にして、裁判の記録も本人との交流(手紙など)を経て、完成した本である。10年に及ぶ受験勉強は熾烈で地獄だったのだ、と思えた。常軌を逸した犯罪行為であるが、抑うつされた境遇を思うとあかりに気持ちを寄せてしまう。母という呪縛 娘という牢獄 [ 齊藤 彩 ]
2024.05.26
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”ハンチバック”が”せむし”の事とは知らなかった。また、カバーデザインの絵が”せむし”を表しているとは気づかなかった。衝撃的な内容である。なんという世界。しかし、身体障害者の性について思うと映画「セッションズ」を思い出した。ヘレン・ハントがセックスパートナーの役を演じた作品だ。衝撃的な内容であった。さて、本書「ハンチバック」は生まれながらの障害女性が親の遺産でグループ・ホームを経営(?)。コタツ記事を書きながら暮らす、人工呼吸器と電動車いすを利用する40代の女性が性体験をしたいと……。圧倒されてしまった。ハンチバック [ 市川 沙央 ]
2024.05.26
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伊予原新「月まで三キロ」を読んだ時に「<対談 逢坂剛・伊与原新>馬力がある小説」という章が巻末にあり、馬力がある小説として逢坂剛を読みたくなり読んで見た。読書レビュー 「月まで三キロ」伊与原新:著 新潮文庫冒頭からなかなか惹きつける導入部で読みごたえもあった。内容は充実していて展開も早いので飽くことがない。悪徳刑事とまではいかないが、己の規範しか持ち合わせない短躯(たんく)<背の低い人>ながら異様に肩幅が広い最悪の刑事・禿富鷹秋が主人公。彼は腕っぷしが強く敏捷である。出て来る女たちは魅力的だ。血も涙もない非情な暗黒社会を単独で捜査する強面。読み始めて「新宿鮫」を想起したが、鮫島はよりステイリッシュで情がある。情け無用のハゲタカは強烈な本だった。ただあまりに強烈なので映像化されていないのかなぁ。映像化されている百舌シリーズを読むかなぁ。「カディスの赤い星」も読まねばなるまい。禿鷹の夜 (文春文庫) [ 逢坂 剛 ]
2024.05.26
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(C)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.これは音の映画。暗く映るスクリーンを前に音が弾け聞こえる。聞こえる……。聞こえる……。風変わりな映画だ。これは劇映画と呼べるのだろうか。原作があり、それを表現したものであるようだが。不思議な映画だ。批判も意見もなく、ただそこにあるがごとく映し出している。それだけの映画。何たる作品。しかし、見ないことには評することはできない。やはり、音の映画だ。ああ、妻役は「落下の解剖学」のサンドラ・ヒュラーなのか。2023年/アメリカ・イギリス・ポーランド/105分/G監督:ジョナサン・グレイザー原作:マーティン・エイミス脚本:ジョナサン・グレイザー出演:クリスティアン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー原題:The Zone of Interest(「関心ある範囲」)お薦め度「関心領域」★★★☆(70%)字幕翻訳:松浦美奈
2024.05.25
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本屋大賞を受賞の作品。大言壮語なことをいう成瀬。この題名「成瀬は天下を取りに行く」も大言壮語である。200歳まで生きる!誰も思わないそんなこと。しかし、言霊なのか、有言実行ではないが、言っているうちにかなうこともある。という。さて本書は、ありがとう西武大津店膳所(ぜぜ)かた来ました階段は走らない線がつながるレッツゴーミシガンときめき江州音頭(ごうしゅうおんど)の6つの章からなる。期待を寄せて読んだ「ありがとう西武大津店」は中学生14歳として、向こう意気の強さが出て良かったが、期待しすぎたのか、心躍るまではいかなかった。続く「膳所(ぜぜ)かた来ました」で漫才挑戦とは意表を突かれた。「階段は走らない」には郷愁が感じられて「線がつながる」とはそういうことかと感心した。この中で一番心に響いたのが「レッツゴーミシガン」であった。映画「ちはやふる」を見ていたこともあり、かるた鳥の場面が目に浮かんだ。ミシガンに私も乗船したい。ラストの「ときめき江州音頭(ごうしゅうおんど)」では成長して別れを意識するが、繋がっていることを再認識して心温まる。軽いタッチで描かれていながらいろいろと縦横無尽に展開され、いろいろな人の思いを知り、感じることが出来た。西武大津店はなくなった。そして、対比として登場した西武池袋本店であったが、この西武池袋本店も消えゆく運命である。時の流れの非情さを感じる。西武池袋本店が閉店するとき、成瀬は立ち会うのだろうか。成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ]
2024.05.24
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いま、驚いた。ググったら「平場の月」映画化、とあった。第32回山本周五郎賞受賞ということで気になり読んで見た。埼玉に育ち、上京し、埼玉に戻り、細々と暮らす。アラフィフ、男と女。ともに独身。寡婦だったり、バツイチだったり。中学生の時に男は女に告白した。勢いでか?病院で再会するというのは体にガタがきた中年ならではであろう。なんとなく飲みに行き……なんとなく飲みが続き……なんとなく……多くを語ることなく、なにかを構築することなく、老後があるものと……でも……愛って、あったのかなぁ。嫌いではないよな……。情熱はどうだろう……。読み終えて、感覚のない感覚を感じた。
2024.05.23
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恋するプリテンダー : ポスター画像プリテンダーって何?と思ってググると、「詐欺師」とあった。映画を見ると原題の”ANYONE BUT YOU”の意味の”あなた以外の誰か”の方が言いえて妙の気がする。ちょっとひねって邦題を考えたのだろうけれど、ちょっと違うというか本題からは、ずれていると思われる。さて、見たところ前半はB級コメディのようでどうなることかと心配した。しかし、”タイタニック”の後から、グッと良くなり、ラブ・ストーリーらしくてグッときてしまった。彼女の行方が気になるところだけれど、”人を見に行く”という言葉で彼同様、行き先がわかった。もう、キュンキュンものでした。感動が押し寄せてきて、泣きそう。いや、泣いたか……。終わってみればとても素敵な映画でした。2023年/アメリカ/103分/G監督:ウィル・グラック原案:イラナ。ウォルバート脚本:イラナ・ウォルバート、ウィル・グラック出演:シドニー・スウィーニー、グレン・パウエル、アレクサンドラ・シップ、ガタ、ハドリー・ロビンソン、ミシェル・ハード、ダーモット・マローニー、ダレン・バーネット、ブライアン・ブラウン、レイチェル・グリフィス、チャーリー・フレイザー、ジョー・デビッドソン原題:Anyone But You(「あなた以外の誰か」)お薦め度「恋するプリテンダー」★★★★☆(90%)字幕翻訳:永井歌子
2024.05.21
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短編集「惨者面談」「ヤリモク」「パンドラ」「三角奸計」「#拡散希望」と5作品。冒頭の「惨者面談」があまりに秀逸で想像を上をずいぶんと越えていく作品なので驚いた。超傑作といえそうなくらいの作品だ。この作品に打ちのめされて、あとの4作品は出来が良くても感動や意外性の極致を越えていかない。一作目のインパクトが強すぎて、そのあとの衝撃がわからない(苦笑)とはいえ、どれも驚きの展開が待っていた。#真相をお話しします [ 結城 真一郎 ]
2024.05.19
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(C)2024「碁盤斬り」製作委員会クライマックス、「碁盤斬り」の意味が分かった時に感動する。囲碁のことがわからないので盤上をみてもさっぱりわからないが、見ていて主人公・柳田格之進(草彅剛)が強いということだけはわかった。貧乏長屋に暮らしていながらもこざっぱりとしている浪人、そしてその娘(清原果耶)。置屋の女将を演じた小泉今日子の年齢を感じさせる風貌が役柄と相まってとてもよかった。囲碁大会の胴元親分の市村正親には貫禄があった。萬屋源兵衛の國村隼、跡取りの手代・弥吉の中川大志も良かったなぁ。貧乏長屋に住みながらも凛として小ぎれいな武士・柳田格之進(草彅剛)は清廉な正義漢であり、武士としての矜持を貫く剣士である。その娘・お絹(清原果耶)も清廉な娘であった。真っ当な生き方をしているにもかかわらず、ひょんなことから50両の窃盗を疑われてしまう。武士としてのメンツを気にするあまり、最悪な事態に。プライドのために命を懸け、娘の身まで……。仇討ちしなければならない状況にも追い込まれ、武士としての矜持にとらわれる不条理に見ているこちらはやむにやまれぬ気持ちになってくる。どうにここうにもならなくなってしまう時に情報が得られてギリギリの大晦日に仇討ちの相手と対峙する。クライマックスの大立ち回りは見物であり、その決着も大仰であった。ただ、本当のクライマックスはこのあと、「碁盤斬り」にある。”碁盤斬り”のシーンは見物である。感動ものである。素晴らしくすごい作品であった。ただこのあと、清廉潔白であった柳田格之進の言動にやや納得できないところが出て来るが、それも経験の上でのことなのかもしれない。見ごたえ見どころのある時代劇「碁盤斬り」をお勧めする。必見である。2024年/日本/129分/G監督:白石和彌脚本:加藤正人出演:草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、立川談慶、中村優子、斎藤工、小泉今日子、國村隼お薦め度「碁盤斬り」★★★★☆(90%)
2024.05.19
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(C)︎2024「missing」Film Partnersかわいい盛りの幼子。女児。愛くるしい、かわいい。かわいくて、かわいくて、かわいい。英語文字の題名”missing”。ビラを配る夫婦に密着するテレビ取材。女児失踪、そして、必死に情報提供を呼び掛ける親夫婦。娘の行方は知れず。娘を思う気持ちがあふれ出る母親、石原さとみ。冷静に状況をとらえて妻に寄り添う夫、青木崇高。失踪した姪と最後に一緒にいた母親の弟、森優作。そして、母親の母、美保純。新人テレビ記者、小野花梨。先輩テレビ記者、中村倫也。適材適所、みごとなキャスティングである。石原さとみ、森優作、美保純の親子で似ているのがいい。家族に思える。中村倫也は感情を激しく表に出すことなどほぼない役どころなので芝居のしどころは難しかったと思うが、その役柄に合わせてよく演じていたと思う。石原さとみの時に激昂する、躁鬱の激しい母親役は絶品なのかもしれない。妻を思う青木崇高も良かった。特筆すべきは森優作であろう。彼の存在が物語に深みと味わいを与えていたと思う。頼りなく幼少期のトラウマを抱えている青年。その居住まいだけで作品に風合いを与えていた。気になったのはカメラ。揺らぐカメラ。固定カメラで撮っていないのか、対象となる人物が座って動かなくてもカメラフレームがぼわぼわっと上下左右に揺らぐ。それが終始であった。舟にでも乗っているような揺れがあった。それは監督の意図として、娘が行方不明になった不安を、気持ちの落ち着きのなさを表現していたのだろうか。みごとな作品であると思うが、感動というものがない。ゆえに、その感動を抜きにして作り上げた作品なのかもしれない。2024年/日本/119分/G監督:吉田恵輔脚本:吉田恵輔出演:石原さとみ、青木崇高、森優作、有田麗未、小野花梨、小松和重、細川岳、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純、中村倫也お薦め度「missing」★★★☆(70%)
2024.05.19
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ホット・シート | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー (natalie.mu)ちょっとひねった爆弾犯人映画。メル・ギブソンが出ているが、主役はケヴィン・ディロンだ。座った椅子に荷重式爆弾が仕掛けられていて、その椅子からの移動はできないという、動きのほとんどない対犯人とのやりとりはスリリングではあるが…。クライマックスの後の延長戦は犯人の動機に冗長さが感じられて、手に汗握るシーンなのに冷静に見てしまった。U-NEXTにて2022年/アメリカ/104分/監督:ジェームズ・カレン・ブレザック脚本:コリン・ワッツ、レオン・ラングフォード出演:ケビン・ディロン、メル・ギブソン、シャナン・ドハティ、マイケル・ウェルチ、サム・アスガリ、エディ・スティープレス、リディア・ハル、アンナ・ハー、ケイト・カッツマン原題:Hot Seat(「熱い席」)お薦め度「ホット・シート」★★★☆(70%)
2024.05.18
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(C)2022「夜明けまでバス停で」製作委員会2020年11月、東京・幡ヶ谷のバス停のベンチで座りながら眠っていた女性が、近隣の住民に殴打され、命をおとした。このホームレス女性の殺人事件は、とてもショッキングなニュースとなった。それを映画化したものだと思った。しかし、違った。この殺人事件をヒントにフィクションとして作られた作品である。2022年キネマ旬報ベストテンで第3位となった作品である。板谷由夏が主演で高橋伴明監督が撮る企画が動いていて、その脚本が梶原阿貴にオファーされた。脚本家の梶原阿貴は、このホームレス女性の殺人事件に衝撃をおぼえ、現場を訪れて突き動かされる感情を抱いた。梶原は、自らの発案で『夜明けまでバス停で』の脚本を手がけることになる。コロナ禍で起きた事件であり、梶原は「10年後、20年後、または50年後に『コロナ禍の東京はこうだった』と伝えたい。テーマは守りつつ、実録をやろうとは思いませんでした」と語る作品である。コロナ禍で居酒屋で住み込みで働く主人公は長年働いたにもかかわらずクビとなる。職も住居もなくしたことによりホームレスとなった女性がどのように生きていくのか、それを追い続けたものといえよう。皿洗いがルビーモレノとは気づかなかった。三浦貴大のマネージャー役は合わないと思えた。彼は良い人の役が適役なのでは。評価を得ている作品ではあるが、今この時に見ると切実な気持ちを共有できないのか、期待したほどの共感や感動は得られなかった。U-NEXTにて2022年/日本/91分/G監督:高橋伴明脚本:梶原阿貴出演:板谷由夏、大西礼芳、三浦貴大、松浦祐也、ルビー・モレノ、片岡礼子、土居志央梨、あめくみちこ、幕雄仁、鈴木秀人、長尾和宏、柄本佑、下元史朗、筒井真理子、根岸季衣、柄本明お薦め度「夜明けまでバス停で」★★★☆(70%)
2024.05.18
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不覚であった。この本、前に読んでるじゃないか。数十ページ読んで気づいた。振り返ると”感動も共感も特にはない”と書いた2022.11.30の読書レビュー「星のように離れて雨のように散った」島本理生:著 文藝春秋 であったが、今回読んだ文庫本では大いに共振していた。感ずるものがあった。文庫本では最後のところが改稿しているとのこと。作者のあとがきも、解説・柴崎由香の文も感心できる内容であった。2024.05.15の読書レビュー「白いしるし」西加奈子:著 新潮文庫とは違う恋愛小説だけれど、自分探し、自立する物語なのかも。主人公のその思いに共鳴し、今回は記憶に残る本になったともう。島本理生の本に出会った時に感じたことを改めて思う。彼女の本、好きだなぁ。星のように離れて雨のように散った (文春文庫) [ 島本 理生 ]
2024.05.18
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やっぱり、すごいな新川帆立。国会議員を描いて、事件物。唸ることしかできないほど、巧妙であり予想外の物語だった。幻冬舎の新刊案内から”文藝編集者人生ベスト3に入る小説です”この新刊案内の一文を転載しようかと思ったけれど、冒頭の事件の内容が書かれているので、断念した。筋書きはクライマックスだけわからなければよいというものではなく、この予想外の事件?事故?さえも予断が出来ないことが衝撃でありミステリー感が深まると思う。ゆえに、何も知らないまま読み進めてほしい。読書中も感じたが著者・新川帆立のストーリーテリングは絶妙である。先を読みたくなるストーリー、裏打ちされる現実感(リアリティ)。政治好きの者ならば、さらに快感を味わえる内容であった。あっぱれ!あっぱれである新川帆立。次の新作もぜひとも読みたい!!!!!女の国会 [ 新川 帆立 ]
2024.05.18
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ホテル・ニューハンプシャー : ポスター画像 - 映画.com (eiga.com)ジョディ・フォスターとロブ・ロウ、そしてナスターシャ・キンスキー。当時、若手ホープの三角関係の青春ドラマだと思っていた。見逃した思いが頭の隅にあって、いつか見られればと思ってもいたので、U-NEXTにあるのを見かけてつい見てしまった。若きマシュー・モディーンも重要な役どころで出演している。キャスト表を見て父親役がボー・ブリッジスとは気づかなかった。後年を含め主役級スターとなるキャストが5人もいることに驚く。原作もあり、しっかりとした作品かと思っていたけれど、内容では何かと確執やグローバルな問題や事件を含んでいるけれど、登場人物の気持ちはないと思えるほどに軽く描かれている。悩み事はあっても苦悩しないのだ。確執があっても突破していくのだ。事件があっても問題にならず、解決してしまう。あまりにも軽い、中身がないように感じてしまう。その意味で見るべき作品ではないと感じた。見るべき作品でないということを知る意味で見た価値はある(苦笑)U-NEXTにて1984年/アメリカ/109分/監督:トニー・リチャードソン原作:ジョン・アービング脚色:トニー・リチャードソン出演:ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ、ボー・ブリッジス、ナスターシャ・キンスキー、ウィルフォード・ブリムリー、ポール・マクレーン、マシュー・モディーン、ジェニー・ダンダス、ウォーレス・ショーン、リサ・ベインズ、セス・グリーン原題:The Hotel New Hampshire(「ホテル・ニューハンプシャー」)お薦め度「ホテル・ニューハンプシャー」★★☆(50%)
2024.05.16
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裏表紙に”女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった――。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。”とある。全身全霊をかけた思い、好きという感情。行動はそれを発露するほどのものではなくて、とはいえ、突発的に逆上するような行動となったりもする。”好き”という熱波は体内に膿んで、体を束縛する。好きな人に”好きや”と言ってもらえて、好きな人に”好き”と言える。2人で会えても彼には彼女がいて、恋愛感情のない男と彼に首ったけの女のトラブルに巻き込まれる。白い白い白い絵白地に白い絵。白い絵の具を手に取る。関西出身の女子が東京で暮らして、関西弁でしゃべる。面白さを持ち合わせない関西人の心境がわかり、読んでいて苦笑し親しみを覚える。なんか、好きな本である。なんか、好きな本。わかると思える。「白いしるし」白いしるし (新潮文庫 新潮文庫) [ 西 加奈子 ]
2024.05.15
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ミーン・ガールズ | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー (natalie.mu)ミーン・ガールズを見た。リンジー・ローハン主演の学園コメディだと思っていた。私の推しのレイチェル・マクアダムスも出演していたことを知ったけれども「君に読む物語」以前の作品であったため未見であった。配信での短時間映画を物色していて目に留めたので見てみることにした。動物学者の娘でアフリカで育ち自宅学習をしていた娘がアメリカへ家族と帰国、16歳にて初めて学校に通うという、突拍子もない導入から、学内でお姫様として君臨していたレジーナの登場シーンに笑ったが、このレジーナがレイチェル・マクアダムスだと、すぐにはわからなかった。また、幼さが残る顔立ちながら後年の面影を見せるグループの一員カレンがアマンダ・セイフライドだとわかり、この作品でその名を聞かなかったけれど、主演女優として大成したなぁと思った。リンジーは人気者だったかもしれないが、代表作としては本作くらいしかないのかもしれない。4人組のひとりグレッチェンを演じたレイシー・シャベールも出演作はあるけれど、といった感じか。「ミーン・ガールズ」直後の「君に読む物語」でブレイクしたレイチェル・マクアダムスは出演作が続くもパッとしなかったが2009年、ロバート・ダウニー・Jr主演のアクションミステリー映画『シャーロック・ホームズ』と2011年に続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』では主人公のシャーロック・ホームズを翻弄する魔性の美女アイリーン・アドラーを演じたその存在を見せつけた。全世界で二作は合計10億ドルを超える興行収入を記録しているとのこと。また2010年、コメディ映画『恋とニュースのつくり方』で主演でハリソン・フォードと共演し、2013年「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」は推される名画となり、アカデミー作品賞と受賞した2015年「スポットライト 世紀のスクープ」に出演している。「ドクター・ストレンジ」「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にも出演し、スター街道を歩んでいる。一方、アマンダ・セイフライドも気になる女優で「マンマ・ミーア!」で主演メリル・ストリープの娘を演じ、続編「マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー」にも出演。「ジュリエットからの手紙」や大ヒット作「レ・ミゼラブル」のコゼット役があり、出演作は話題となり「Mank/マンク」にも出演している。彼女もスター街道を歩んでいる。さて、高校の大イベント、キング&クィーンの選出ではさもありなんと思える映画的結末であるけれど、友達を作ることに、彼氏を作ることにあくせくし、それが裏目に出て、ぶちゃけて、とコメディ作品らしい面白さであった。U-NEXTにて2004年/アメリカ/97分/監督:マーク・ウォーターズ原作:ロザリンド・ワイズマン脚本:ティナ・フェイ出演:リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、ティナ・フェイ、ティム・メドウス、レイシー・シャベール、リジー・キャプラン、ダニエル・フランゼス、ジョナサン・ベネット原題:Mean Girls(「意地悪な女子たち」)お薦め度「ミーン・ガールズ」★★★☆(70%)
2024.05.14
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唐十郎 - Wikipedia唐十郎さん葬儀・告別式 大鶴義丹、マルシアら100人が参列 参列者が涙、「ありがとう!」感謝の声(スポニチ) | 毎日新聞 (mainichi.jp)の記事を見て、唐十郎に思いをはせた。唐十郎が亡くなった。本日、2024年5月14日に告別式があった。私が上京したのが1987年で演劇を知る意味で小劇場公演も見ていた。それまで演劇なんて関心がなく、映画ほど感動するものではないと感じていた。勉強の意味も込めて有名どころを見ないといけないとも考え、加藤健一事務所公演の「セイムタイム・ネクストイヤー」を見たところ信じられないほど感動した。それは、映画「ロッキー」を見て感無量となり滂沱の涙を流した時に匹敵するほどの大感動であった。演劇でも感動するのだということが驚きであった。加藤健一事務所の「セイムタイム・ネクストイヤー」は本多劇場での再演だったと思う。加藤健一と高畑淳子の二人芝居。高畑淳子が美形であったがゆえに目を奪われ、心を奪われた。この演劇との衝撃的な出会いがあったので、いろいろな芝居を見ていくことになる。加藤健一事務所のウェルメイドなストレートプレイ・コメディは良質な演劇に思え足繁く通った。「セイムタイム・ネクストイヤー」は演出家がかわり、感激度が減って興味がなくなるまで4、5回見に行ったと思う。芝居を見始めて、小劇場ブームということも知った。たまたま新幹線であった女子会社員が芝居好きということもあって彼女に案内されて下北沢や新宿に芝居を見に行った。いろいろな小劇場がある中で、勢いがありお気に入りだったのが自転車キンクリートと善人会議であった。善人会議には傾倒し入団したかったが、新人募集の年齢制限をひとつ上回っていたので断念した。それほど好きな劇団であった。面白かったのは東京壱組であった。東京壱組には大阪時代の先輩が在籍しており、誘われて頻繁に見に行った。世代の上の芝居も見に行った。アングラはあったけれどブームは去っており、つかこうへいも舞台をしていなかった。夢の遊眠社はチケットが取れないうちに解散して見ていない。私が見た第三舞台は期待したほどのものではなかった。あとの世代の東京サンシャインボーイズとかキャラメルボックスとか噂には聞き及んでいたが、見に行くことはなかった。ブームは去ったと思えたが、アングラの人気はあり、黒テントを見に行った。新宿梁山泊は旗揚げ公演を演劇女子と見に行った。アングラのパワーに圧倒された。そして、劇団唐組を見に行った。確か隅田川に面した劇場で、ラストに舞台奥の壁が倒れ落ちると夜の水面が広がり湿った空気が入り込んでくる衝撃的な光景であった。この時の芝居で衝撃的だったのは若手女優が上半身裸となり乳房をさらけ出したことである。ことさら隠すこともなく、どちらかというと見せつけるようにブラブラと照明に照らされていた。あの女優はその後売れたのだろうか。アングラというか唐十郎のパワーを強く感じた舞台であった。唐十郎の記憶はそれくらいしかない。芝居に生き、芝居に殉じた唐十郎さんのご冥福をお祈りする。
2024.05.14
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読み応えあり。話の展開が、あちこちへと移り、事件そのものから離れていくようで、沢村刑事の日常を切り取っていく話となる、と思うと事件に戻ってきた。そして、事件の真相に迫っていく。作家のことを知りたくなったが、これまでの経歴は出ておらず、北海道生まれ、北海道在住、この本で江戸川乱歩賞を受賞。これしか、わからない。主人公、ノンキャリ警察官の沢村依理子が登場する2作目「数学の女王」が出版されている。読みたい!北緯43度のコールドケース (講談社文庫) [ 伏尾 美紀 ]
2024.05.12
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(C)2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.感動した。母の逃亡、その設定が妙味。娘がいい。人はみな、自身が正しいと思って行動する。ところが、そこ行動が正しいとは限らない。仲違いをしていると見える隣人も歩み寄りをみせたり、子供を擁護しているつもりが子供の方が本質を見ていたり、注目すべきところがある。きちんと生活していると思えた女性が、薬依存の生活だったとはとても思えず、FBIにロシアまで出てきたことに驚いた。母子がベストフレンドという結びつきの強さが、母を訪ねて南極へ、となり、家族愛の強さが感動を生む。相手を理解することが、大切なんだなぁ。主演ケイト・ブランシェットはもちろんいいけれど、ローレンス・フィッシュバーンの登場に驚き(笑)、「ロング・ウィークエンド」のゾーイ・チャオにも驚き、娘役が素晴らしいと思えたエマ・ネルソンは「消えない罪」にも出演していた。U-NEXTにて2019年/アメリカ/108分/G監督:リチャード・リンクレスター原作:マリア・センブル脚本:リチャード・リンクレイター、ホリー・ジェント、ビンス・パルモ出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ、ゾーイ・チャオ、ジュディ・グリア、ローレンス・フィッシュバーン、ジェームズ・アーバニアク、トローヤン・ベリサリオ原題:Where'd You Go, Bernadette(「どこへ行った?バーナデット」)お薦め度「バーナデット ママは行方不明」★★★★☆(90%)
2024.05.12
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C)2019 Nostromo Pictures SL/ The Kill Team AIE / Nublar Productions LLC. ALL RIGHTS RESERVED.実話ネタ。映画.comによると”アフガニスタンで米兵が一般市民を殺害していたという実話をベースにしたドラマ。ドキュメンタリー作家としてアカデミー賞に2度ノミネートされ、2010年に起きたこの事件を題材にしたドキュメンタリーを手がけたダン・クラウスが自身のメガホンで劇映画化。正義感と愛国心に燃えて、アフガニスタンに渡ったアンドリュー二等兵。地雷により爆死した上官に代わり、新たに小隊に赴任したディークス軍曹は、治安を守ることを口実に無実の民間人に罪を着せ殺害し続けていた。”とある。この上官の下で民間人を標的とした射殺行為が繰り返されていたこと。そして、それを内部告発しようとして悩んでいたこと。しかし、……。戦地にて正常な判断が出来なくなってしまう兵士をどのように考えればよいのか。そこが戦地ではあっても戦場でない場合、地元民にどう接するのか。20世紀では地元民に対する殺戮が当然のごとくなされていたが、21世紀になって秘密裏にこのようなことが行われているのか。閉ざされた組織の中では良くも悪くも染まっていく。恐ろしい事である。U-NEXTにて2019年/アメリカ/88分/監督:ダン・クラウス脚本:ダン・クラウス出演:ナット・ウルフ、アダム・ロング、ジョナサン・ホワイトセル、ブライアン・マーク、オシ・イカイル、アンナ・フランコリーニ、ロブ・モロー、アレクサンダー・スカルスガルド原題:The Kill Team(「殺戮部隊」)お薦め度「キル・チーム」★★★☆(70%)
2024.05.12
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ガリレオの第十作「透明な螺旋」この”透明な螺旋”が何を意味するものかわからないけれど、ガリレオ・湯川学の生い立ち、過去が明らかにされる。驚きの内容である。本筋である事件と並行して徐々に明かされる湯川学の系譜。今まで知らなかったことと思えない内容で、知ったことに驚きを感じた。事件に関しては犯人が明らかになっていくにつれて、そこに至るまでのエピソードが次々と覆されていく。そのことに圧倒され、東野圭吾が描く内容に恐ろしさを感じ震撼する。良き人がいない内容に暗澹たる気持ちになる。それにしてもスゴイ、すごすぎる小説であった。ここにきて湯川学を白日の下にさらす。その理由はなんであったのか。続く、第11作に期待する。透明な螺旋 [ 東野 圭吾 ]
2024.05.11
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「海をあげる」沖縄のことが書いてあった。沖縄の事件……。沖縄の若年女性出産を調査している。十代で子供を産む……生活の困窮。風俗で働く女性たち。家族からの性被害。沖縄はいいところだね。観光で訪れる人々はそう思う。しかし、事件に巻き込まれたら、そう言えるのか。帰宅途中、米兵に襲われ、殺されてしまった女の子。小学生である。この犯人たちは、何か処分されたのだろうか。沖縄は新兵を訓練するところのようだ。二十歳そこそこの血気盛んな若者たちがたくさんいる。その一部が外出時に無茶をするのだろうが、その標的となった被害者は……。事件が起こった時、日米地位協定の不条理が犯人たちを擁護する。日本の法律で裁けない。ドイツもイタリアも敗戦国で地位協定があったけれど、日本以外の国は自国の法律で米兵をさばけるように地位協定が改定された。日本だけ、不条理な地位協定のままだときく。きいた時から数年がたった。普天間から辺野古への基地移転、距離は東京の三鷹から東京湾と同じとこの本に書いてあった。近くはないけれど、遠くでもない。車を走らせれば、1時間にもかからないかもしれない。それくらいの距離。沖縄の基地移転は沖縄の外へという希望は叶わなかった。沖縄の基地周辺では米軍機の発着により轟音、爆音が鳴り響く。著者が東京で暮らしたときに、この轟音、爆音がないことを知った。東京の人は観光でない沖縄を知ってはいても実感はないのではないだろうか。湘南の海、その海上に飛行機ない。旅客機はない。米軍の飛行区域のため、民間機は飛ばないのだそうだ。米軍がいるから轟音が鳴り響く、米軍がいるから飛行機はとばない。この本とは関係ないが、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した事故を思い出した。東京―大阪の飛行ルートは迂回しているときいた。湘南の海の上を飛べたなら、もっと短時間でとべるだろうし、もし、墜落して海上なので、助かる人は多かったかもしれない。本に戻ろう、十代でホストをしている女の子のようにかわいらしい男の子が登場する。この男の子が彼女に何をしたか、何をさせたか。読んでショックであった。本土に住む人たちはこの本を読むべきだと思う。海をあげる [ 上間 陽子 ]海をあげる【電子書籍】[ 上間陽子 ]
2024.05.10
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Destiny | TVer第4話がTverでは配信終了になっていてびっくり。この第5話も5月14日には終了。”「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、再会した大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)に約束した通り、「東京地検」特捜部の主任検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)と、真樹の父で弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)が関わっていた、20年前の『環境エネルギー汚職事件』について調べ続けていた。しかし、当時の関係者は一様に口が重く、早々に行き詰まってしまう奏…。すると、支部長の大畑節子(高畑淳子)から、特捜部時代の英介の部下・新里龍一(杉本哲太)を紹介される。 奏と待ち合わせた新里は、『環エネ』事件の後、検事を辞めていた。「何も話せることはない」と言う新里だったが、たったひとつだけ奏に進言する。「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と――。”(以上、Tver)前半終了の第5話。父の遺した音声データにて、なぜ父が死んだのかがわかった。わかった?私は理解に苦しむ。この描き方で、この音声データで父が自死したのがわかるのか。とてもわからないと思えたのに。父がはめられたのは間違いない。そして検察が敗れた時、まわりがそっぽを向いた。たとえ検察が起訴できず敗訴したとしても、誰も責任を取らない。それが現実の社会なのではないだろうか。そう思えるので、これで責任を背負い自死するというのは不可解に思えた。そんな中、脚本についていけず、疑問に思うシーンが続いていて、脚本が悪いのかと思っていたけれど、ラスト、野木真樹(亀梨和也)の自宅が炎に包まれていた。それを悄然と見つめる野木に対し、警察が職質のように「ここでなにを?」と問う。自分が火をつけたと告げる野木だが、このシーンをとても奇異に感じた。火災に対して消化をしなければならず、ただの野次馬のひとりと思える人物に職質のようなことをするであろうか?私の想像だが、脚本は悄然と炎を見ていた野木は警察に自ら火をつけましたと言ったのではないかと。あるいはドラマのように職質を受けたと書いたのならば、放火でやけどをしていたとか煤に汚れていたとか、職質をしなければならないきっかけがあるように思える。ただ、そういった様子はこのシーンにはない。私は極めて奇異に感じたので、脚本よりも演出が下手なのではないか、演出が出来ていないのではないかと思えた。この後のシーンとのつながりを考えると、野木が放火を告げるシーンはなくても良い。もし、どうしても映像としてほしければ、奇異に感じるのでセリフを消して警察とやり取りをしているという映像にすれば良かったのにと思う。見終えて、悩んだ。このドラマは脚本が良くないのか、演出がダメなのかわからないけれど、シナリオを発売すると告知するくらいだから脚本には自信があるのだろう。だとすれば、演出が良くないのだと判断した。素晴らしく素敵なシーンがいくつもあったけれど、それは脚本と役者のなせる技であって、演技力のある役者人たちがいいシーンを作り上げていたと思える。サッカーに例えて恐縮だが、ゲーム運びがうまくいって選手が躍動しているときは素晴らしい勝ち試合が出来ても、不利になって守勢なると選手起用もプランもできずになすすべなく負けてしまう無策な監督と同じように、自身が演出できないところでは脚本をなぞって気にい感じるシーンにしてしまったのではないだろうか。もし、これが私の勘違い、理解不足であるならば、それはそれでこのドラマを見ていても理解不能なので、推し活でみていた石原さとみには申し訳ないが、第5話にて失礼する。
2024.05.08
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新PR動画解禁!!「花咲舞が黙ってない」【日テレドラマ公式】 (youtube.com)「花咲舞が黙ってない」テレビシリーズの1と2、杏主演のものは見ていない。今回、2024春ドラマを積極的に見ようと思って、池井戸潤原作だし、飛ぶ鳥を落とす勢いの今田美桜が主演だし、とりあえず録画した。見てみたところエンタメ感があるけれど「半沢直樹」に比べると軽く感じる分、疾走感はある。むきになって突っ走るところは今田美桜の素直さ、一本気なところが出てて面白い。杏とはタイプが違うので、心配するむきもあったようだが、見ていて楽しい。この文章を書くまで、杏版の焼き直し、リメイクだと思っていた。実は、杏のテレビシリーズ終了後に原作者・池井戸潤が新聞小説として書き、文庫化された「花咲舞が黙ってない」を原作としている。同じような内容を原作者がリライトして新作としたということなのだろうか。そして、目力を感じさせる今田美桜を主演に抜擢した。見てみて、楽しめるところがテレビドラマとしては何よりだと思える。今田美桜のかわいらしさ、一生懸命さを見ていたら、「書店ガール」もやってもらえないかな、と思った。ドラマ「戦う!書店ガール」は楽しみに見ていた。まゆゆこと渡辺麻友が主演でダブル主演の稲森いずみとともによく演じていたと思った。稲森の父親役の井上順もよかった。吉祥寺が舞台ということもあって力入れて見たのだけれど、視聴率が悪くて1話短縮の9話で打ち切りだったそうだ。とはいえ、原作はとても良くてシリーズで7作品ある。渡辺麻友と同じ役柄・北村亜紀だと心配するけれど、彼女が主役なのはシリーズ3までで、シリーズ4からは主人公がかわっている。現場を離れた二人にかわり、大学生のアルバイト・高梨愛奈と契約社員・宮崎彩加が主人公となる。エキナカ書店の店長となる宮崎彩加を今田美桜に演じてもらえばおもしろいドラマになると思う。シリーズ4以降もまゆゆや稲森いずみが演じた役は登場するけれど、カットするかできなければまゆゆの役は別の俳優にやってもらうほかない。とはいえ、シリーズ4からは次世代の物語とも言え、現代の書店員の内実をも盛り込んで素敵なドラマにしてもらいたい。ドラマ「花咲舞が黙ってない」のように演技巧者の出演者がそろえば、なかなかのドラマになると思う。ぜひ、「書店ガール」のテレビドラマの新作“書店ガール!Now”が見たい。読書レビュー 「書店ガール4 パンと就活」碧野圭:著 PHP文芸文庫
2024.05.08
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「時ひらく」辻村深月伊坂幸太郎阿川佐和子恩田陸柚月麻子東野圭吾 すごい!この顔ぶれ。「オール讀物」に2023年と2024年に掲載された短編とのこと。“2024年2月6日『時ひらく』 (文春文庫)発売。創業350年の老舗デパート「三越」を舞台にした6人の作家によるアンソロジー。“と『時ひらく』 (文春文庫)発売! | News | 伊坂幸太郎 Kotaro Isaka (ctbctb.com) にある。 表紙が三越オリジナル包装紙「華ひらく」とおなじ模様であることに気づかず、書籍名『時ひらく』が包装紙名にかけてあるということに今、気づく。実力派の皆様なのだけれど、幻想的内容に抵抗を感じ、ささっと読み始めた。「思い出エレベーター」辻村深月「Have a nice day!」伊坂幸太郎「雨あがりに」阿川佐和子「アニバーサリー」恩田陸「七階から愛をこめて」柚木麻子「重命(かさな)る」東野圭吾 伊坂幸太郎のみ仙台の三越であり、他の人は日本橋三越本店を取り上げている。日本橋三越本店でのあれこれを時空を越えて書いているのだけれど、一人、東野圭吾だけは違った。三越が出てこないのである。しかも、“ガリレオ”こと湯川教授が出てくるのである。湯川教授と草彅刑事と事件。それだけなので、思わず三越縛りはどうなった!?と思わずにはいられなかった。そのように感じた頃、ようやく土産物として三越が出てくる。それだけか、と思ったら、やはり、土産物として三越が出てくる。たいそうな品物、ありがたい土産物、三越が貴重なものという印象を残す。お題に対してのアプローチの違い、シリーズの登場人物を使うという手駒で秀逸な短編を書き上げる手練れさ。著名作家のアンソロジーにおいて、頭抜けた作品であった。時ひらく (文春文庫) [ 辻村 深月 ]
2024.05.08
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2024年5月2日(木)Prime Videoで独占配信開始 (C) Amazon Content Services LLCあまりいいと思えない関係性で始まった年の差カップル。いろんなことに気を使い同性の目を気にする女性ならではの引け目などつぶさに描いている。よく描けているだけに前半の描写で嫌悪を感じ、それはアン・ハサウェイが歳の離れた若い男に取られてしまうやきもち、やっかみからくるものなのかと感じたり、彼女が足で絡みつく、抱き着くシーンが嫌だったりと内容と関係のないところで嫉妬していたのかもしれない。交際が露見してからの展開は娘を巻き込み大変なことになるがクライマックスから終盤となり、私の嫉妬の感情がなくなったのかソレーヌ(アン・ハサウェイ)に寄り添う気持ちになったのか、胸にこみ上げてくるものを感じるほど感情が揺さぶられてしまった。どうしてこのような作品を作ったのかと訝しみながら見ていた前半とはうってかわって、後半、特に終盤は抱きしめたくなるほど愛着を感じた。見終えて見るといい作品である。amazon prime video にて2024年/アメリカ/117分/監督:マイケル・ショウォルター原作:ロビン・リー脚本:マイケル・ショウォルター、ジェニファー・ウェストフェルト出演:アン・ハサウェイ、ニコラス・ガリツィン、エラ・ルービン、アニー・マモロー、リード・スコット、ペリー・マットフェルド、ジョーダン・アーロン・ホール、マチルダ・ジャノプロスメグ・ミリッジ、レイモンド・チャム・Jr.、ジェイデン・アンソニー、ビクター・ホワイト、ダコタ・アダン原題:The Idea of You(「あなたの考え」)お薦め度「アイデア・オブ・ユー~大人の愛が叶うまで~」★★★☆(75%)
2024.05.06
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読み終えて、さすがの東野圭吾と思えた。秀逸な作品である。凶悪な犯人がいると思える設定、そして三度、犯行現場となるであろう”ホテル・コルテシア東京”。そこに潜入捜査が三度となる新田警部。歳月が経っているので、ホテルの様相もかわり、コンシュエルジュ・デスクはもうない。コンシエルジュを務めていた山岸尚美も渡米して現地のホテル勤務であろう。かわって(?)登場なのが、合同捜査をすることになる梓真尋という女性警部。新田警部が木村拓哉、山岸尚美が長澤まさみという映画キャストの顔として浮かび、新しく登場した梓真尋は誰が演じるのだろう、適役が誰なのか気になる。広瀬アリスが浮かんだが、もう少し背丈があってアラフォーくらいのほうが良いのだろうか。次に米倉涼子が浮かんだが、彼女はアラフィフだなぁ。タッパで考えたら、菜々緒が浮かび、演技巧者で安藤サクラが浮かんだ。東野圭吾繋がりで”ガリレオ”の柴咲コウというのもアリ?新田警部と梓警部の主軸二人と思ったら急遽、呼び出されて山岸尚美が登場。ホテルで万全な警備体制の中で、犯人探し。関係者と思われる人が続々と宿泊していく中、予想もできない展開となっていく。驚きのクライマックスに結末。本書は書き下ろしとなっているが、書下ろしでないとこれほど精巧で緻密で奇想天外な展開を持つ作品にならなかっただろうなと思えた。楽しめた。マスカレード・ゲーム [ 東野 圭吾 ]
2024.05.06
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かDestiny|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)”第4話 誰が彼女を殺した? | TVer”梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてきて――。 翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた――。 3歳の頃、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏…と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅し…。4月30日(火)放送分 5月7日(火)21:00 終了予定”(以上、Tver)第三話までブログに書いたので第四話も書こう。第一話で消え去ってしまった及川カオリ(田中みな実)の再登場。過去の話の再現で大学時代のあれこれが映し出される。この大学時代の人間関係の交流が絶妙で見ていてテンションが上がる。ここが素晴らしいドラマだ。しかし、現代に戻ると不明な事態がいくつも出てきて視聴意欲をそぎ落とされる。テンションが下がる。なぜ野木真樹(亀梨和也)は消息を絶ったのか、12年も経って戻ってきたのか。奥田貴志(安藤政信)が同棲相手・西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)のふたりを住居近くの交差点で見つけて、声をかけない。その後、患者である野木真樹(亀梨和也)に対し、不自然な形で婚約者が西村奏(石原さとみ)であると告げる。一般的に通りで見かけた同棲相手には声をかけるであろうし、帰宅してから問いただすであろうし、元彼には会ってくれるなというだろうし、患者である元彼に対しても元カノが自身の婚約者であると明かして、元彼ですよね合わないでもらえますか、くらいは言うだろうに。と思ってしまった。西村奏(石原さとみ)の行動も意味不明な行動をとるので理解に苦しむ。主役のふたりの不明な行動に対し夫婦役の梅田祐希(矢本悠馬)と知美(宮澤エマ)の過去を振り返るシーンが絶妙。ブサメンと才女のひょうたんから駒のような恋愛模様、せりふのやりとりは絶妙であった。二人の表情も良い。このシーンを見ているだけで幸せになった。というように本筋は意味不明なためダメダメだけれど脇筋のシーンがよかったりしておもしろい。というわけで、まだ続けて見ます。
2024.05.05
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(C)2022 Ex4 Productions, Inc.著名なアクション・スターがこぞって出ていたこれまでの3作品に比べると、スタアーと呼べるものがスタローン、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、アンディ・ガルシアの4人しかいないのは寂しい限り。しかも、前半が終わらぬうちにバーニー・ロス(スタローン)が消えてしまい、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の孤軍奮闘となってしまっていることが寂しさを感じさせる。大胆な二転三転と凝った内容で結末をむかえるが、大大大爆発で幕を閉じる。バーニーが消えた件について言及されるのでありえない展開のもやもやも解消に、アクションとドンパチを楽しんだ観客はまず満足できるだろうと思える。U-NEXTにて2023年/アメリカ/103分/R15+監督:スコット・ウォー原案:スペンサー・コーエン、カート・ウィマー、タッド・ダガーハート脚本:カート・ウィマー、タッド・ダガーハート、マックス・アダムス出演:ジェイソン・ステイサム、シルベスター・スタローン、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックス、ドルフ・ラングレン、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ランディ・クートゥア、ジェイコブ・スキピオ、レビ・トラン、アンディ・ガルシア原題:Expend4bles(「エクスペンドフォブルズ」)お薦め度「エクスペンダブルズ ニューブラッド」★★★☆(70%)
2024.05.05
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The Boys in the Boat (2023) (imdb.com)この映画、映画館で見たならば感動できたのかもしれない。著名な俳優は出ておらす、魅力は少ないのかも。オリンピックの実話の映画化としては名作「炎のランナー」を思い出し、つい比べてしまうが傑作と比べるなんて酷な話。この作品はこれで良いのかも。この文章を書こうとして監督がジョージ・クルーニーだと知った。彼がカメオでも出演していれば話題になったのかもと思った。<ネタバレ(実話ゆえ)>さて、物語は1936年のベルリン・オリンピックにワシントン大学の貧しい学生たち2軍のボート部員たちが心血を注いでアメリカ代表となり、開催国ドイツが優勝を打ち立てていく中、背水の陣、不利なルール改正にも負けず、大逆転して勝利を掴む話である。映画としては主人公の苦学生にスポットを当てすぎたのかもしれない。部員それぞれにドラマがあるのだるから群衝撃として描けば、観客それぞれに気持ちを投入できる登場人物がいて感動をよんだのかもしれないと思えた。amazon prime video にて2023年/アメリカ/123分/監督:ジョージ・クルーニー原作:ダニエル・ジェームズ・ブラウン脚本:マーク・L・スミス出演:ジョエル・エドガートン、カラム・ターナー、ピーター・ギネス、ジャック・マルハーン、ジェームズ・ウォーク、ハドリー・ロビンソン、コートニー・ヘンゲラー、サム・ストライク、トーマス・エルムズ、ルーク・スラッテリー、ブルース・ハーベリン=アール、ウィル・コーバン、トーマス・ステファン・バリー、クリス・ディアマントポロス原題:The Boys in the Boat(「ボートの青年たち」)お薦め度「ボーイズ・イン・ザ・ボート 若者たちが託した夢」★★★☆(70%)
2024.05.05
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ビッグ・フィッシュ : ポスター画像ティム・バートン監督はなんとなく好きじゃない。振り返ってみると、「バットマン」1989年12月 65点「シザーハンズ」1991年8月 90点「バットマン・リターンズ」 60点「チャーリーとチョコレート工場」 60点と映画館で見ているが、「シザーハンズ」以外は辛く採点している。配信で「ビッグ・アイズ」お薦め度80%を見ているくらいだ。マイライフマイシネマアルカディア「ビッグ・アイズ」 「ビッグ・フィッシュ」の高評価は知っていたが、見ようとは思わなかった。しかるに、未見ながら、「NHK BSシネマ」のおすすめ5作品に選んだのだから見らねばなるまいと思った。NHKでの放映は見逃したのでネットフリックスで見た。ほらふきおやじの父親のネタを聞かされ続けた息子が避けていた父とのわだかまりをなくすというような話。ファンタジーなのか、ただのほらふきなのか、妻を愛し生涯をささげた男の不思議な物語を見て、感動することもなく、私には合わない映画なんだと思えた。お薦めしておいて申し訳ないが、お許しくだされ。また、この作品を気に入っている人にもお許しを請う。配役は良かったと思う。Netflix にて2003年/アメリカ/125分/監督:ティム・バートン原作:ダニエル・ウォレス脚本:ジョン・オーガスト出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム・カーター、アリソン・ローマン、ロバート・ギローム、マリオン・コティヤール、マシュー・マッグローリー、ミッシー・パイル、スティーブ・ブシェーミ、ダニー・デビート、ダニエル・ウォレス原題:Big Fish(「大魚」)お薦め度「ビッグ・フィッシュ」★★★(60%)
2024.05.04
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何で見かけたのか。「エバーグリーン」を推奨しているのをネットで見て、読んで見た。読み始め、なぜか高校生と勘違いし、中学生の話だと認識を新たにしながら読み進めた。中学最後の文化祭、音楽をやりたかったシンはバンドを組むがイケメンボーカルに脱退されて空中分解。文化祭のステージに立つ夢かなわず、と思ったところでシンに大注目の漫画オタクの小柄な女子アヤコの震源により、アコギでひとり弾き語りでステージに立つ。それから特に仲良くなった話でもないけれど、いよいよ卒業というときに10年後の3月14日午前10時にここ、田んぼの中のあぜ道での再会を約束する。シンはミュージシャンとしてアヤコは漫画家として夢を実現していることを誓って……。その10年後、約束の待ち合わせに行くまでの数カ月を綴った物語。思春期、青春。いろいろな思いがないまぜになった、まだ何も体験していなかった14歳。経験をしてしまった24歳。この淡い片想いの物語はティーンエイジャーの、ひいては若者の感情をつらつらと描き出す。読者がうなづきながら、どこか心に少しの痛みを感じながら読む物語。作者、豊島ミホは小説を断筆し、その後漫画となり、今は専業主婦らしい。ブログなど綴っているようで、いつかまた小説に戻ってくるのだろうか。エバーグリーン【電子書籍】[ 豊島ミホ ]
2024.05.04
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American Fiction (2023) (imdb.com)大学の講義で差別的侮蔑言葉を多用する講師に対し、抗議する生徒は教室を後にした。このシーンから始まる作品は、この講師が洗練された高尚な小説を書く作家であることを知る。講義で使用された差別的侮蔑言葉は意図的に発せられたものと思われる。しかし、この言動は問題とされ、真意を汲み取れない大学から休職を言い渡される。長期休暇となったため、故郷に久しぶりに帰った主人公モンクはバラバラとなってしまった家族と再会する。医者である妹と再会するも…。突然の出来事に茫然自失、しかし、母親の面倒を見なければならなくなる、兄は無関心で助けにならない。自身の小説を読んでくれる女性との出会いがあり、また、新進気鋭の女性作家に触発されて、嘘八百の小説を書きあげ偽名で発表すると超絶に話題となり…!ブラックジョークなのか、アイロニー(皮肉)でいっぱいの作品である。偽作家を演じる時のジェフリー・ライトがいい。本当に犯罪者みたいだ(笑)。結末が三つ用意されて、劇中の映画監督が認める結末を良しとした私はこの作品の読者同様、俗物でエンタメ好きな人間なのかもしれない。この作品はカナダのトロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、第96回アカデミー賞では作品賞ほか5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。しかるに日本では劇場公開されない。日本の観客には受けないと思われたのだろう。むべなるかな。アメリカの白人にあてこする内容は日本人にはピンとこないのだろう。amazon prime video にて2023年/アメリカ/118分/監督:コード・ジェファーソン原作:パーシバル・エベレット脚本:コード・ジェファーソン出演:ジェフリー・ライト、トレイシー・エリス・ロス、エリカ・アレクサンダー、イッサ・レイ、スターリング・K・ブラウン原題:American Fiction(「アメリカの虚構」)お薦め度「アメリカン・フィクション」★★★★(80%)
2024.05.03
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「月まで三キロ」人生、ここまで歩んできて手もとに何もなくなって……死。負の感じがどうにも嫌で、嫌で、投げ出したくなる小説。それでも読み進めて“月まで三キロ”の意味が分かった時、なるほどと。「星六花」雪の結晶。六花。雪の結晶にもいろいろとある(らしい)。融けてゆく雪のように淡い想い。「アンモナイトの探し方」地層。アンモナイトがいる石。ダムに沈んだ村。ダムに沈んだアンモナイト地層。やるせない思い。「天王寺ハイエイタス」伝説のギタリスト。へんてこな長男、堅実な次男。普通とは違う、生き方。「エイリアンの食堂」研究者の夢。やりたいことをやるために、他のものを捨てる。いろんなものを手にすることはできない。研究者の生き方もありかな。「山を刻む」この作品が一番。素敵でいいと思う。予想外の展開、結末に安堵と笑みがこぼれる気がした。“月まで三キロ”を読んだときにこの作家の作品を読み続けるのはどうかという思いがよぎったが、その負のオーラはこの作品だけであとの作品にはない。とはいえ前向きな成功物語ではなく、いずれもうらぶれた、あるいは落ちぶれた中年男女が登場する。中には小学生が主人公のこともあるが(アンモナイトの探し方)、早期リタイアとなった老人が登場する。長い人生のひとときを切り取った短編の数々。大きな事件が起こらない分、ふつうな感じがなんかいい。「特別掌編 新参者の富士」富士山に登れない虚弱な地元民と東京人、そして、火山研究者のドローンとな。「<対談 逢坂剛・伊与原新>馬力がある小説」この対談を読んで、馬力のある小説=逢坂剛の小説 を読んで見たくなった。月まで三キロ (新潮文庫) [ 伊与原 新 ]
2024.05.02
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(C)2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.これは空前絶後のゴジラ映画、キング・コング映画である。ここまでくれば、ここまですれば、もう内容なんて関係ない。<ネタバレ(笑)>地表の下、地底の世界があんなにも広大で明るいなんて、ありえない。そのありえない空間で地底人が生活していてモスラまでいる。ここに登場のモスラは東宝映画「モスラ」のように蛾を想像させる昆虫のようなものではなく、丸々とした感じがなくてほっそりとスタイリッシュでまるでモデルさんのようなモスラであった。思えばゴジラも頭部が小さく小顔になったもんだ。地上はゴジラの無法地帯となしローマのコロッセオを寝床とする始末。コングとの闘いも熾烈を極める。それゆえにもうストーリーなんて関係ない。敵対するわけのわからないコングのようなものがうようよとめっちゃたくさんいることにあ然とする(笑)。とにかく無茶苦茶強い怪獣が凍らせる波動を吐き出す。なんという展開。時空チャンネルで地底から地表に出てきてゴジラ&コングと悪ボス&最強怪獣が戦う。なんというクライマックス。大スクリーンで怪獣タッグマッチを見た。そんな作品だった。2024年/アメリカ/117分/G監督:アダム・ウィンガード原案:テリー・ロッシオ、アダム・ウィンガード、サイモン・バレット脚本:テリー・ロッシオ、サイモン・バレット、ジェレミー・スレイター出演:レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーブンス、ケイリー・ホトル、アレックス・ファーンズ、レイチェル・ハウス、ファラ・チェン原題:Godzilla x Kong: The New Empire(「ゴジラxコング:新帝国」)お薦め度「ゴジラ×コング 新たなる帝国」★★★☆(70%)字幕翻訳:松崎広幸
2024.05.01
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。5月おすすめ作品は「ビッグ・フィッシュ」「ティファニー朝食を」「今夜、ロマンス劇場で」「クライマーズ・ハイ」「ブレードランナー ファイナル・カット」「シービスケット」「マディソン郡の橋」「ポセイドン・アドベンチャー」「いちご白書」「墓石と決闘」の作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「ティファニーで朝食を」「クライマーズ・ハイ」「ブレードランナー ファイナル・カット」「マディソン郡の橋」「ポセイドン・アドベンチャー」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)いつもなら未見の作品は省くのだが、再放映作品が多くやむなく見たいなと思う「ビッグ・フィッシュ」を入れた。ビッグ・フィッシュ : ポスター画像「ビッグ・フィッシュ」2024年5月1日(水)午後1時00分~3時06分BIG FISH 2003 アメリカ未見ゆえ、ノーコメントお薦め度?映画.com ALL TIME BEST「ビッグ・フィッシュ」(C)2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会「今夜、ロマンス劇場で」2024年5月6日(月)午後1時00分~2時50分2018 日本ウッディ・アレン監督作「カイロの紫のバラ」を想起させる展開に、その恋物語に落涙。映画助監督とスクリーン・ヒロインの出会いとその後。綾瀬はるかの最高傑作だと思う。お薦め度★★★★☆(90%)ブログ マイライフ・マイシネマアルカディアシービスケット : ポスター画像「シービスケット」2024年5月27日(月)午後1時00分~3時21分SEABISCUIT 2003 アメリカ2004年2月1日映画館にて鑑賞。主演トビー・マグワイアが良かったなぁ。競走馬シービスケットも最高。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST「シー・ビスケット」僕の「いちご白書」をもう一度」 | 映画 ポスター図鑑 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)「いちご白書」2024年5月30日(木)午後1時00分~2時43分The STRAWBERRY STATEMENT 1970 アメリカ「『いちご白書』をもう一度」というバンバンの歌をひっきりなしに聞き歌った思春期の思い出。そして、見た映画「いちご白書」。遠い昔の思い出。お薦め度★★★★(80%)imgurl:https://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0105/users/8ab1f2c6fd2dfdbe1b32be8d10119e82c9974e7e/i-img900x1200-1590173000jaistm174.jpg - 検索 (bing.com)「墓石と決闘」2024年5月31日(金)午後1時00分~2時43分HOUR OF THE GUN 1967 アメリカ西部劇が華やかだったころの名残を感じる。「OK牧場の決闘」を銃撃戦から描く史実準拠版。1978年1月6日テレビ放映にて鑑賞。お薦め度★★★★☆(90%)
2024.04.28
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