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2010.09.26
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カテゴリ: お薦め映画
この二作。娼婦を描いている傑作なのに、なぜこうも認知度(ヒット)に差が出たのか。
良くも悪くも題名の差だろうね。
「プリティウーマン」ときくと、いかにも綺麗でかわいい女性が出てくる気がする。かたや「娼婦ベロニカ」ときくだけで、春を売ってる!淫らな卑猥な女性が出てきそう。見たいか見たくないか明らかである。なぜ”娼婦”という好色男しか興味を持たない題名をつけたのか。それは男性客だけでも引き留めたいという思いからだろうか。今回初めて知ったのだけれど、「娼婦ベロニカ」のスタッフは「恋におちたシェイクスピア」と同じスタッフで姉妹編ということで作られたそう。であれば、女性客をも視野に入れて、姉妹編をクローズアップして「本気の恋ベロニカ」や「恋に生きたベロニカ」とでもしたほうがイメージは違ったと思うのだが。これほどの名作が世に知られないことを残念に思う。
「プリティウーマン」のヒットの要因はいくつかあげられる。原作はそれこそ、立ちんぼの娼婦が富豪の玉の輿にのるというだけのことだったけれど、最終的にディズニーが買い取って貧乏少女がアメリカンドリームをつかむように恋に打ち勝つおとぎ話に仕上げた。主題歌”プリティウーマン”と歌う美男声の心地よさ。ハリウッドのペントハウスに住むゴージャス感。現代のシンデレラ。そして、オペラ「椿姫」を持ち出すことによって純愛と高級感を感じさせた。相手役は当代売れっ子、ダンディなリチャード・ギア。といったようなことがあげられる。
「娼婦ベロニカ」はすべてにおいて無名の人々。相手役がブラピやジュード・ロウだったら注目度も変わったかも。主題歌がない。主演の女の子が脱ぎっぷりよく肢体を見せてくれる。時代劇(16世紀)だった。史実の話だけあって、おとぎ話とはなりえない。
と比べてみると、今一歩、二歩と差が出る気がする。作品的には優とも劣らないのにね。

「娼婦ベロニカ」があまりに良い作品なので、ちょっと書いてみた。






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最終更新日  2010.09.26 23:44:18
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