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2017.10.11
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カテゴリ: 映画館で見た映画
ドリーム.jpg


前回のアカデミー作品賞で見た中で、「メッセージ」「フェンス」「ムーンライト」「ラ・ラ・ランド」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「ドリーム」とあるが、この「ドリーム」が作品賞としてはピッタリという気がする。実話で、成功物語で、ある種ハッピーエンドだから。”ドリーム”とあるように夢を叶える、実現する物語だから。それなのに、なぜ、選ばれなかったか?「ラ・ラ・ランド」があまりに評判で素晴らしかったから?「ムーンライト」があまりに切実だったから?正直、「ムーンライト」を見て、何?と思わざるを得なかった。「ムーンライト」を感じる感性が私にないのかもしれない。この「ドリーム」を見終わった時、アメリカは黒人や女性に差別しているのではないだろうかと危惧した。女性作品が賞をとることを望まない。黒人作品が賞をとることを望まない。また、これは実話を基にしていて、登場人物となった黒人女性たちは存命である。その彼女たちに改めて賞賛を与えたくなかったのではないだろうか。と、うがった見方をしてしまった。

さて、この作品、中心となる黒人女優タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイが三人共に素晴らしい。差別も侮蔑も受け止め受け流し、敢然と仕事に挑んでいく姿。声高に差別を訴えはしない。しかし、ここぞという時には主張する。この主張するところがアメリカ的ではある。中年カップルの恋もはさんで、アットホームなところも描き、秀逸である。脇を固めている、キルステン・ダンストもケビン・コスナーもいい。ある種「遠い空の向こうに」に通じる世界なのかもしれない。「遠い空の向こうに」も実話で、田舎町の高校生がロケット作りから大学に進学してNASAで宇宙開発に携わるようになる話である。この「ドリーム」は周回軌道ではあるが、アメリカが初めて有人飛行で宇宙に飛び出す作品で、女性たちの活躍が観客を鼓舞するように感じる。
いい作品である。

2016年/アメリカ/127分/G

監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルステン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ、キンバリー・クイン、グレン・パウエル、オルディス・ホッジ

原題:Hidden Figures

お薦め度
ドリーム ​」★★★★(80%)
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最終更新日  2017.10.11 19:42:56
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