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2020.01.11
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カテゴリ: 映画館で見た映画



久しぶりの新宿ピカデリーである。
SMT(松竹)は趣向を凝らしていて、リピーター割引という特典をしていて、一回見に行った履歴があれば、次回が、1,200円で鑑賞できるようだ。

さて、寅さん50作目。主役は吉岡秀隆。前作から20年以上の時を経て、時代は移り、おいちゃん・おばちゃんはすでに亡く、住職も先代から次代に代わっていた。寅さんの消息については語られず、行方知らずということなのか。
観客は年配の方が多く、空席も多少あった。中学生割引をしているが、この作品の内容を見てみると、満男の回想は高校生だったり、満男の娘も高校生なので、高校生が見れば多少、親近感がわくかもしれないが、中学生がわざわざ見るほどではないと思えた。
私は泉(後藤久美子)の母役は三田佳子だと記憶違いをしており、なぜ夏木マリが出ているのか回想シーンを見るまで不思議だった。どうやら昔の風邪薬のCMでの後藤久美子と三田佳子のインパクトが大きかったのかもしれない。
今回出演の池脇千鶴が良い芝居をし、桜田ひよりは感じが良かった。
浅丘ルリ子や美保純は演技巧者ぶりを発揮し、濱田マリやカンイング竹山のワンポイント出演も名演技だった。立川志らくや富田望生は見どころがなく、もったいなかった。久々に見た小林稔侍に嬉しくなり、倍賞千恵子や前田吟や吉岡秀隆の老いを感じさせる容姿には少々驚いた。後藤久美子は大人の女性として美しく、今回主軸をになったのはブランクがありながら立派であった。彼女の語学が役柄で活かせたのは大きい。
少し泣いて、泣いて、少し笑った。

寅さんよ、永遠に。

2019年/日本/116分/G

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
出演:渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、池脇千鶴、夏木マリ、浅丘ルリ子、美保純、佐藤蛾次郎、桜田ひより、北山正康、カンニング竹山、濱田マリ、出川哲朗、松野太紀、立川志らく、笹野高史、橋爪功、林家たま平、富田望生、倉島颯良、中澤準、田中壮太郎、桑田佳祐


お薦め度
「男はつらいよ お帰り 寅さん」★★★★(80%)


<ネタバレ>
作品ことを書くので、ネタバレとする。
テレビのクイズ番組ではメタメタでからっきしダメな浅丘ルリ子がリリーとして絶妙の芝居をするので、さすが女優と感心した。美保純や濱田マリ、カンニング竹山の妙味、演技巧者ぶりも良かった。
美保純と丁々発止とやりとりするさくら(倍賞千恵子)を見ていて、おばちゃん(三崎千恵子)のように思え、おかしかった。


役どころ、編集者としての池脇千鶴の演技は見事で抜かりない気がした。絶妙なキャスティングといえよう。
設定でいちばん驚いたのが満男が小説家になっていたことである。満男には似合わない気がしたが、エンディングを見て、書き下ろしを書き始めるとなるほどと納得する職業選定であった。映画の題名が”お帰り 寅さん”となったのも、これだからか、と思えた。
クライマックスの空港での満男と泉の別れは衝撃的だった。アンビリーバブル! 相手を思いやる心があった。感動的ですらあった。

エンディングのマドンナたちの回想シーン。私に物語を思い出させたのが松坂慶子と太地喜和子と浅丘ルリ子くらいで、初期から中期のマドンナたちが多く懐かしむことはなかった。後期の作品をほぼすべて見ているが、中期までは見ていないんだなと認識したしだい。

渥美清さんはじめ物故者に合掌。






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最終更新日  2020.01.12 00:25:42
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