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2022.06.11
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カテゴリ: 映画館で見た映画



邦題「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」は間違っていないけれど、内容を知り、原題を見るとこれでいいのかな?と思ってしまった。

原作が「サリンジャーと過ごした日々」で出版されている。

アメリカのニューヨークに友人を訪ねて出てきた作家志望のインテリ女子は地元に帰らず、地元の彼を顧みず、友人宅に居候し、出版エージェントの助手の仕事を得た。彼女の仕事は隠遁生活を送っていたサリンジャーに届くファンレターに「作家は返事を書きません」というタイプライターでの手紙を返送することだった。ただ、ジョン・レノンの事件のことがあるので、届いた手紙には目を通すことになっていた。

文学愛好家、作家志望の人々と交流し、小説を書く彼もできる。彼女は敏腕エージェントのもとで、サリンジャーからの電話を取り次いでいた。

出版業界における不思議な人間関係。
元彼と今彼との比較。
本を書き続けることの意義。

見ていて、突然、私は泣いてしまった。
泣くとは思っていなかった。

それは、主人公ジョアンナの目覚めと一致しているのかもしれない。
作家への夢を抱え、さりとて、それをおくびにも出さず日々手紙を読み返事を出し続ける。
仕事において裁量を発揮し、エージェントの仕事も任されるようになる。
けれど、…
けれど、彼女は本を書きたいのだ。本を出したいのだ。

彼女はサリンジャーを読んだことがない。
「ライ麦畑でつかまえて」を読む、
「ナイン・ストーリーズ」を読む、
「フラニーとゾーイ」を読む…
私もサリンジャーを読んだことがない。
さて、サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみようか…。


共演はシガニー・ウィーバー。見事な上司役であった。


2020年/アイルランド・カナダ/101分/G

監督:フィリップ・ファラルドー

脚本:フィリップ・ファラルドー
出演:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー、ダグラス・ブース、サーナ・カーズレイク、ブライアン・F・オバーン、コルム・フィオール、セオドア・ペレリン、ヤニック・トゥルースデール、ハムザ・ハック、レニ・パーカー、エレン・デビッド、ロマーヌ・ドゥニ、ティム・ポスト、ギャビン・ドレア、マット・ホランド

原題:My Salinger Year(「私のサリンジャーの一年」)


「​ マイ・ニューヨーク・ダイアリー ​」★★★★☆(90%)
字幕翻訳:内海千広





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最終更新日  2022.06.11 21:35:13
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