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2026.05.01
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テーマ: 読書(9962)
カテゴリ: 読書


これは……ベリーショートな小説なのか。
いや、ベリーショートなんて言わなくてもショートショートという区分けがあったなと思い出す。
さて、本書は対象となる人物が二人以上登場し、まず一方の思いで話は終わる。BOX1。
BOX1を読み終えてBOX2を読みだすと、同じ状況での他者。つまりBOX1の主人公の相手となる対象者が思いを語る。BOX2。
対になった物語。
これは作家・青山美智子が体験した物語と経験した(聞いたりした)物語で構成されているように思う。
思えば、ある時、たまたま本屋で手に取った「木曜日にはココアを」の文庫本を読んで、しみじみと感じ入り、ジーンとなったり、微笑み、さめざめと泣いた。何か心の琴線に触れたやさしく温かい連作短編。その後、この連作短編が青山美智子のスタイルとなり、短編が各々書かれていると思って読み進めると、ラストではすべてがつながっているとわかる、脈絡のある物語。これが青山美智子の真骨頂である。連作に連作を重ね、書き疲れてはいないかと心配になっていたところ、このような本を出版した。

「木曜日にはココアを」読み終えた時、立派な作家になってほしいと思った。そして、彼女は私の思い以上に立派で素敵な作家となった。著名な賞を手にすることはないと思えど、この本の作家紹介で“『お探し物は図書室まで』は、米『TIME』誌が発表する「2023年の必読書100冊」に、唯一の日本人作家の作品として選ばれた。”とある。素晴らしいじゃないか。デビュー本「木曜日にはココアを」を脇に置けば、『お探し物は図書室まで』は現時点での彼女の最高傑作だと思う。

ところで本書「チョコレート・ピース」であるが、チョコレートにまつわる思い出、思いがこれほどあって甘く切なく温かい。いつかチョコレートの長編小説が読みたいものである。カカオ86%の……。



チョコレート・ピース [ 青山美智子 ]





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最終更新日  2026.05.02 00:44:42
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