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2026.09.23
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カテゴリ: 映画館で見た映画



この映画を感賞した若者の落胆、失望したXを読んだ。
そして見に行った。

120点を求められる超大ヒット作品の最新作で80点の出来の作品を見せられても満足できないのは当然だと思える。

まず入場者特典が良くない。
ネタバレ注意 と書かれてはいるが「特別捜査本部資料」とあれば上映開始までに時間のある観客は読んでしまう。そして登場人物の登場場所など詳細に書かれてあれば、カメオ出演の人でも驚きはない。シークレット(?)キャストを見つける楽しみはない。

冒頭、重大な誘拐事件から始まる。
犯人が警察に通報するなと言っているにもかかわらず、通行人たちのスマホなどでSNSにアップしまくられる。これで警察が動かないはずもなく、警察がその身を秘匿して金の運搬人を追跡している意味もない。そんな中、突然、青島が!…。(後は映画を見てください)

冒頭の事件の大きさとその終息のつたなさ、無残さ。
メインの料理よりも小鉢や付きあわせを次々に出される料理の如く、あちこちに過去の登場人物が顔を出す。意味なく出る人も多く、スリーアミーゴーズは3か所登場していたけれど、どこか一か所だけの顔見世で良かったのではと思える。他にも多くの人が登場するけれど、果たして必要だったのか?


久々に登場の本作「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」は楽屋落ちとでもいうべき、過去の作品、過去の登場人物を懐かしむために作ったように思える。極めつけはクライマックスでの青島の過去の回想。理由なく突然始まり、そして突然終わる。犯人たちの行動や動機は理由がない。映画作品の中で使われる言葉でいうと筋がない、のである。この筋がない作品が筋がない犯行を描いている点をアイロニーと感じて評価することもできるが、映画とは物語。筋があってこそであると考える私は評価しない。
増田貴久が演じる真下勇気はとてもハーバード大(?)卒の気鋭の人物には見えない。気の弱い一人っ子であればアメリカでやっていけなかっただろうし、捜査本部長の任に当たることもできなかったと思えるから。この設定のちぐはぐさ(秀才であることと指揮官としての統率力のなさ)は看過しがたい。秀才で統率もできるが現場ではうまく機能しないという描き方の方がリアルであるし、手助けする青島の助力すべきところもあると思えた。台東署の柴田ひばり(趣里)が捜査本部にまで出張ってくる意味が分からない。美浦秋(白洲迅)は仕事に葛藤を抱いていたので、若き青島を反映させて、美浦が暴走、奮闘すれば面白かったのかもしれない。
いいと思えた松下洸平は前半で消えて、問題行動があってもカットされなかった佐藤二朗は必要なキャラで重要な役どころをしているのでカットできないし、するべきではなかったと思えるので、カットされずに良かった。その助手の玉井詩織と厚生部の野呂佳代がとても良かった。

一歩先をいくどころでなく、現状の世界を描くのでいっぱいという感じがした。







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最終更新日  2026.09.24 01:08:55
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