全6件 (6件中 1-6件目)
1
まずは高速走行での先代アクアとの違いについて。燃費に関わる新型アクアのトヨタ ハイブリッド システム 「THS-Ⅱ」の変更点となります。先代アクアではEV走行の上限速度が速度計表示で76km/h辺りにありました。従って高速では、時速76km/hを超えている状態の下では必ずエンジンが起動している状況でした。例えば時速100km/hで緩やかな下り坂に入り、アクセルから足を離し車速が降下していく時、時速76km/hになった時点で緑色のEVランプが点灯し、EV走行になったことがわかります。100km/hから76km/hになるまでの間は、微量のガソリンを噴射しながらエンジンを回しているのです。しかしながら、新型アクアではこのEV走行可能速度上限の「しきい値」が速度計表示で110km/hとなっていることがわかりました。つまり110km/h以下の速度であれば、アクセルから足を離せばエンジンが止まってEV走行になっているということになります。エンジンが稼働しているということは、ガソリンが噴射されていることを意味していますので、「アクセルから足を離せば必ずエンジンが止まる」という状態が低燃費化には大切です。新型アクアでは、時速110km/h未満の速度でアクセルから足を離せば、燃料の噴射なしでエンジンが止まり、空走するということになります。この76km/hから110km/hに変わったという点が、新型アクアの高速燃費向上に大きく寄与しているものと考えています。ちなみに上のデータは8/29(日)に岡山市と山口県周南市との間約240kmを高速で往復した時のものです。燃費計では28.2とありますので、前のブログで述べた誤差7.5%を加味すれば、実燃費は28.2×(100% - 7.5%) = 27km/Lと推定することができます。条件は、二人乗りエアコン26℃ AUTOACC速度設定 100km/hです。先代アクアの高速燃費では実燃費25km/L程度だったのではないかと考えられ、新型アクアの高速走行は約10%の燃費改善ができているのではないかと思います。改善できている要因は、上で述べたEV走行可能速度の上限が速度計で76km/hから110km/hに変わったことによるものであろうと考察しています。(正味速度は70→100km/hであろうと思っています。)
2021.08.31
コメント(0)
新型に乗り換えて初めての給油。先代と比較してどの程度改善されたのか、早く知りたいところでした。結果から紹介します。グラフの青線は、9年間乗った先代アクアの月毎の平均燃費をプロットしたもの。8月に一つだけプロットしているのが今回の燃費。20%改善です。今回の条件は、1)運転モードは、ECOモード2)通勤時はエアコンoff3)退勤時はエアコンon統計的に言えばn=1のデータなのでまだ何とも言えませんが、先代と比較して低燃費化は図れていると思います。以下はマニアックな内容です。通常、車の燃費計と、「走行距離÷給油量」で計算できる実燃費との間には誤差が発生します。今回、燃費計には34.2km/Lと表示されていましたが、計算からの実燃費は31.8km/Lですので、誤差は7.5%ほどあります。ですので、今後は燃費計に表示される数字に対し、誤差を考慮に入れて暗算で実燃費を予測できるという訳です。次回は高速走行に関する情報を開示します。
2021.08.31
コメント(0)
今回は、アクアが新型になってHVシステム上で変わった点を三つ紹介します。①充電OBD2データを監視していてわかりました。THS経験のある方には「釈迦に説法」となりますが、SOC40%を切ると自動的にエンジンが掛かって充電操作に入ります。先代では45%になるまで充電していましたが、どうやら新型では50%になるまで行うようです。しかしその時間は結構短くて、先代よりも充電効率が高まっているように感じています。②スタート時のエンジン起動の閾(しきい)値 ←発売前の宣伝にもありましたが。上の写真は新型アクアのHVインジゲーターです。先代と同じくCゾーン(=ECOゾーン)を0~100%とした時、0~50%にあたる領域BがEVゾーン、すなわちモーター走行になる領域です。新型になって変わった点は、静止状態からこの領域内でアクセルを踏んで加速した時、39km/hまではモーターだけが頑張る仕様になっていますので、40km/hになった瞬間にエンジンが掛かります。確かに先代は40km/hよりも随分と低いところでエンジンが起動していたので、スタート時のEV走行距離は伸びましたね。ですので、スタート時の加速は良くなりました。でもそのぶん電気は多く使うことになりますが、燃費との関係はどうなるのか、それはこれから検証していきたいと思います。もっとも、スタート時にいきなりBゾーンを超えてアクセルを踏んだ場合は、最初からエンジンが起動するのは先代と同じようです。③速度が上昇した時のエンジン強制起動先代では、例えば下り坂でEV走行していて速度が76km/hを超えたあたりでエンジンが強制起動していました。これはモーター保護のためだと勉強しています。また、THS乗りの諸先輩からはこの事を「回生放棄」であるともご教示いただいています。写真のBゾーンであることが前提ですが、新型で時速90kmでアクセルから足を離した時、即座にEVランプが点灯したことから、エンジン強制起動のしきい値は高くなっています。具体的に何kmかは、高速を走った時に確認したいと思います。高速での燃費改善は、このしきい値を高めたことが大きいのではないかと思います。アクセルから足を離した瞬間から燃料噴射量がゼロになることもOBD2で確認しています。以上、②と③により、EV走行範囲が広まったとの前評判通りの結果となっています。以下2021/10/22追記④冷間スタート時にエンジンが停止する冷却水温度 先代では、冷間でスイッチオンした時、冷却水温度が40℃になれば停止していました。 しかし新型では35℃で停止するようになっています。 冬場のこの5℃の差の暖機時間は結構長く、ガソリン使用量も少なくなるようになっています。
2021.08.24
コメント(0)
先代アクアには付いていなかった機能の「レーダー クルーズ コントロール」、一般的には ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と呼ばれています。今時の車の多くに付いている機能であって今更珍しくもありませんが、私にとっては初めてなものですから、ちょっと紹介してみます。このACCは、先行車との車間距離を一定に保ちながら、自動で速度制御する機能のことです。速度条件を設定して機能をONにすると、アクセルから足を離すことが出来ます。増速も減速もコンピュータによって自動制御します。コンピュータが判断を下すに必要な情報を得るための "目" になっているのが、車の前に付いているカメラとレーダー。この二つが先行車との距離や相対速度を測定しています。会社からの帰り道になりますが、比較的流れの良い片側1車線道路でこのACCを使ってみました。距離があくと増速、距離が縮まると減速、なにしろアクセルを踏んでいないものですから、すごく気持ち悪い感じ。最初は、距離が縮まった時には本当にブレーキを掛けてくれるのか?先行車が信号で停止したら、それに合わせて停止してくれるのか?と本当に不安でした。いつでもブレーキが踏める位置に足を置いていました。(笑)走った道には下り急カーブがありました。カーブがすごく急だったので、先行車がカメラとレーダーの視野から外れたようでした。ACCには、カーブだからといって設定速度よりも速度を下げる機能は付いていません。あくまでも設定速度で走ります。カーブを曲がり終えた後、先行車を素早く感知して本当に減速してくれるのかがすごく不安でした。車はカーブで減速せずにそのままカーブに突入。私の目には見えているカーブを曲がり切った先行車。車間も短くなっているように見える。でもカメラとレーダーはまだ認識していない。さて、どうなる?カーブを曲がり切る寸前まで自動的に減速されなかったので、私は思わずブレーキを踏んでしまいました。ブレーキを踏むと、ACC機能は解除となります。そんな最初の経験をしましたが、気持ち悪かったですね。私がブレーキを踏んでいなければ、恐らく自動で急ブレーキがかかったものと推定しますが、下りの急カーブでのACCには注意が必要だと感じました。高速道路のカーブの曲率半径:R ですが、車は100km/hほどの高速で走っているので、Rの数字も大きく取っているものと思います。このような場所でACCを使ったらどうなるのか、注意して使いたいと思いました。一方、信号で先行車が停止すると、徐々に減速してきちんと停止し、それを保持してくれました。先行車が発進した時はアクセルを軽くひと踏みすればあとは自動で追従してくれます。よくできているなーと感心。そんなこんなで、不安や感心の混じった初めてのACC経験でした。もう不安なく使えると思います。
2021.08.17
コメント(0)
乗り始めてまだ間がありませんが、先代アクアと比較した形でのインプレッションです。結論としては、「安全装備を拡充した上で、走行性能はまったく別物のアクアに成り変わった」というのが正直なところです。【加速性能】 ドライブモードは、「ノーマル」「ECO」「PWR+」の3つがありますが、 いずれを選択してもアクセルを踏み込むと、先代アクアよりも強く加速します。 バイポーラ型という新しい電池への変更により、モーターに多くの電流を流して いるからだと思います。 先代よりも気持ちの良い加速ができるようになっていますので、モタモタ感 もありません。 また、「PWR+」だと、アクセルから足を離した瞬間から、先代よりも強めの 回生ブレーキがかかりますので、先行車との車間距離が十分にあればブレーキ を踏まなくてもある程度まで減速させることができます。 これがトヨタの言うところの「快感ペダル」です。 もちろんその間、充電しているということになります。 確かにこの機能があれば、ブレーキへの足の載せ替え頻度が減るので、少しは 楽になると思います。【充電効率】 先代よりも早く充電されます。 これは上述したバイポーラ型という新型電池によるものでしょう。 電気の出し入れが効率よく行われていると判断できます。【実燃費の予測】 実燃費については、現在考察中ですので"仮"のインプレッションとしますが、 間違いなく良い方向で低燃費化できていると思われます。 上は、約1時間かけて30kmをエアコンなしのエコモードで走った時の写真です。 先代アクアでは、このような数字を見たことがありませんでしたが、 びっくりするような数字が出現したのがその証です。 今後、乞うご期待です。【インテリア : 内装】 先代よりも格段にアップしています。 運転席シートは電動にしましたが、これにより助手席とともにシートヒーター が付きます。冬場に助かると思います。 タイプZにしましたので、モニターは10.5インチと大型。とても見やすいです。 モニターには私のお気に入りのミスチルの楽曲が・・・。 後部座席 ホイールベースが5cm伸びて後部座席の広さを改善したとありますが、 まだ納得できるレベルにはありませんね。改善の余地ありです。 特に足元はもっと広くならないかなーと思います。 大きい足だと、一度運転席の下に入れた足をドアの外に出すのが大変です。 現に私もそうなりましたから。【安全運転支援機能】 レーン トレーシング アシスト 機能がいいですね。・・・標準 道路の白線が認識できる状態であれば、車線逸脱しそうな時にハンドル操作への システム介入が起こり、ハンドルを自動で回して軌道修正しようとします。 人の力よりも弱い介入なので、人の判断が優先にはなっていますが。 ブラインド スポット モニター・・・オプション ドアミラーの隅っこに、黄色いサイン灯があります。 走行時に死角になっている場所に車があれば点灯します。 また、急速に追い越し車線を追従してくる車にも反応します。 追い越しをかける時の安全確認に有効です。 パノラミック ビュー モニター・・・オプション 車には周囲に小型カメラが付いており、360度監視が出来るようになっている。 周囲360度を見渡したように見せかける表示のこと。 バック駐車をする時、モニターに自動的に表示され、障害物があれば 警告音が鳴ります。 全車速追従型 レーダー クルーズ コントロール・・・標準 まだ使用していませんが、出番が待ち遠しいです。 右足をアクセルに載せることなく自動で先行車に追従したり定速走行したり。 高速道路で使ってみます。 ほかにも書き切れないほどの機能があって、使いこなせるかどうか・・・。【エクステリア : 外観】 個人的意見としては、もっとイメージチェンジしてほしかった。 例えば、前々から私がアピールしているような「プレミアクア」のような 顔。 キープコンセプトということで、大きくは変えていないですね。 女性受けも狙ったとの話です。 最初のインプレッションは、この程度となりますが、冒頭で申し上げたように 別物に成り変わったというのが感想です。
2021.08.11
コメント(3)
注文(=予約)は、発売日より前の6月21日でしたが、このたび8月8日、納車となりました。今朝、初めての通勤走行。旧型よりもパワーがあるのに電池の持ちが良くて燃費も良さそう。静粛性も旧型より僅かに改善していると感じる。手始めとして、今朝は「エアコンなしのエコモード」で走ってみました。会社に到着した時にいつも燃費計の表示値を見ています。旧型のこのシーズンでは、概ね30~33km/L でしたが、なんと今朝は 37 の表示が・・・。表示値と実燃費の乖離度をまだ見ていないので何とも言えませんが、良さそうな感じです。追々評価していきたいと思います。
2021.08.10
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1