トヨタアクア ひとすじ

トヨタアクア ひとすじ

2021.08.24
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今回は、アクアが新型になってHVシステム上で変わった点を三つ紹介します。

①充電
OBD2データを監視していてわかりました。
THS経験のある方には「釈迦に説法」となりますが、SOC40%を切ると自動的にエンジンが掛かって充電操作に入ります。
先代では45%になるまで充電していましたが、どうやら新型では50%になるまで行うようです。
しかしその時間は結構短くて、先代よりも充電効率が高まっているように感じています。





②スタート時のエンジン起動の閾(しきい)値  ←発売前の宣伝にもありましたが。
上の写真は新型アクアのHVインジゲーターです。
先代と同じくCゾーン(=ECOゾーン)を0~100%とした時、0~50%にあたる領域BがEVゾーン、すなわちモーター走行になる領域です。
新型になって変わった点は、静止状態からこの領域内でアクセルを踏んで加速した時、39km/hまではモーターだけが頑張る仕様になっていますので、40km/hになった瞬間にエンジンが掛かります。


ですので、スタート時の加速は良くなりました。
でもそのぶん電気は多く使うことになりますが、燃費との関係はどうなるのか、それはこれから検証していきたいと思います。

もっとも、スタート時にいきなりBゾーンを超えてアクセルを踏んだ場合は、最初からエンジンが起動するのは先代と同じようです。


③速度が上昇した時のエンジン強制起動
先代では、例えば下り坂でEV走行していて速度が76km/hを超えたあたりでエンジンが強制起動していました。
これはモーター保護のためだと勉強しています。
また、THS乗りの諸先輩からはこの事を「回生放棄」であるともご教示いただいています。

写真のBゾーンであることが前提ですが、新型で時速90kmでアクセルから足を離した時、即座にEVランプが点灯したことから、エンジン強制起動のしきい値は高くなっています。
具体的に何kmかは、高速を走った時に確認したいと思います。

高速での燃費改善は、このしきい値を高めたことが大きいのではないかと思います。
アクセルから足を離した瞬間から燃料噴射量がゼロになることもOBD2で確認しています。

以上、②と③により、EV走行範囲が広まったとの前評判通りの結果となっています。


④冷間スタート時にエンジンが停止する冷却水温度
 先代では、冷間でスイッチオンした時、冷却水温度が40℃になれば停止していました。
 しかし新型では35℃で停止するようになっています。
 冬場のこの5℃の差の暖機時間は結構長く、ガソリン使用量も少なくなるようになっています。





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Last updated  2021.10.22 16:23:58
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