トヨタアクア ひとすじ

トヨタアクア ひとすじ

2015.01.14
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前の日記までは、HV車の冬場の燃費悪化の要因のひとつとして、エンジンが冷やされることについて触れてきましたが、その他にも要因がいくつかあると思います。
その中の二つについて触れてみます。

(1)HV車用電池の性能特性
 電池内部では化学反応によって充電されています。化学反応を大きく左右する
 ファクターは、取りも直さず「温度」です。温度が低ければ活性化エネルギー
 を得られにくくなり、電池性能が低下するという理屈です。
 もっと具体的に言うと、冬場は充電に時間がかかり、放電による消耗時間は
 短くなるということです。
 一般的に、電池は温度低下で性能も低下すると言われています。


 一般的には誰もがやっていないことです。


(2)燃料噴射量制御
 エンジン内に送り込む空気の温度が高い時、空気の密度は小さくなりますので、
 単位体積あたりの酸素量が減少します。
 酸素量はセンサーによって連続的に測定されており、それに見合った少ない量の
 燃料(ガソリン)を送り込もうと制御します。
 裏返せば、気温の低い冬場は、夏場よりも相対的に燃料噴射量が増す、と言えます。

 燃料噴射量の制御は、例えばTOYOTAの場合だと、EFI (Electronic Fuel Injection)と
 呼ばれるシステムによって、上述の制御がなされています。
 このブラックボックス化された制御を、誰しもが変えることができません。

以上のような理由によって、冬場の燃費はたとえ道路環境条件が同一であったとしても、


「グリル塞ぎ」だけしても、このような要因がある限り、燃費を夏場に近づけようと
しても限界があります。が、でもまあ、しないよりまし・・・でしょうか。

これから評価を続けていきますが、以上のようなことが複合的に絡み合った結果としての燃費
だということを、再認識しておきたいと思っています。

そして、技術的な面でお詳しい方が本文を読まれ、もし誤りがあればどうかご指導をお願いします。





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Last updated  2015.01.15 09:04:52
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Re:その他の冬場燃費低下要因(01/14)  
 電池が効率よく働く適温については、ある程度手を加えられ
そうですが、燃料噴射量となると、我々に出来るのはアクセル
ワークくらいしか無いですもね。

 まあ、どこかで妥協せざるを得ないようですね。
(2015.01.15 15:58:07)

Re[1]:その他の冬場燃費低下要因(01/14)  
ばけQちゃんさん

冬場の電池の不活性状態の燃費に与える影響は大きいような気がしています。

グリルを塞いだ状態での走行も1週間以上経過しましたが、効果がある感触を得ています。Qさんがおっしゃるように、70℃を超えてからの温度低下が緩慢になっているのではないかと感じます。

最近は、ヒーターをオンするタイミングも考えるようになりました。設定温度にもよりますが、60℃を超えてから入れるといった感じですね。 (2015.01.15 16:48:19)

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