真理を求めて

真理を求めて

2002.12.29
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この歌をリアルタイムで聞いていたときには、けっこうラジオからかかっていたと思うから、それなりに売れていたと思うけれど、果たして何人の人が懐かしいと思い出してくれるだろうか。坂本スミ子は、当時からおばさんという雰囲気のあった人だったけれど、この歌を聞くときは、とてもステキな人に見えたな。

この歌は、<うたまっぷ>で検索できるので、詞を見たら思い出せる人が多いかもしれない。作詞はなかにし礼になっていた。この人も、山上路夫と並んで印象的な詞を書く人だったな。

この歌をリアルタイムで聞いていたのはいつ頃だったんだろうか。子どもの頃のような気がするけれど、もし子どもだったら、詞の内容なんかほとんど分からないで聞いていたんだろうと思う。大人への憧れだったんだろうか。

今この詞を読み返してみると、そこに込められた内容の多さと深さに、大人の感覚をとても感じる。若者の率直さも好きだったけれど、大人が、語る言葉は少ないのに、なんとたくさんの思いをその少ない言葉に込めるのか、ということを感じてしまう。

2番の最初にこんな歌詞がある。

     夜が明けて 夢をみたまくらに
     あの人の かみの毛が
     ひとつのこる

この言葉で、その前の日の楽しいひとときや、これまでの二人の関係など、あらゆることが頭に浮かんできそうな感じがする。想像は、ちょっとエロチックな部分にも及びそうだけれど、それが単に生理的な刺激だけでなく、芸術にまで高められた想いにつながりそうな感じがする。エロチックな想像がいやらしさにならないのだから、これはすごいことだと思う。



こういう感受性を持った女に強く惹かれるものを、僕はきっと持っていたんだろうな。





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最終更新日  2002.12.31 20:46:23
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