真理を求めて

真理を求めて

2003.02.09
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今日は、歌ではなくて、自分の内面へと関心が向く人間が、外の世界である社会をどう認識するかといういうことで、かなり政治的な内容の日記を書きたくなった。完全に内向的で独りの世界に浸っていた数学少年だった頃、社会は僕にとって無縁の世界で存在しないと言ってもいいくらいだった。一人ではないと感じられたのは、三浦つとむや本多勝一に出会ってからだけれど、そんな人間が今の社会についてどう感じているか、イラクの問題を中心に書いておきたい。果たして一人ではないと思い込んでいるように、誰か共感してくれる人がいるものであるか。

イラクの問題に関してはマスコミはほとんど信用出来ない。情報が、間違った判断をせざるを得ないように偏っている。まともなことを書いているのは、ほとんど週刊金曜日だけだと思える。週刊金曜日も偏っていないわけではない。でも、これは正しい判断が出来る偏りであって、そういう信頼出来る偏り方をする情報源を求めるべきだと思う。

週刊金曜日が信頼の置ける情報をくれると思うのは、自分が感じているのと同じことを書いているからだ。少し引用しよう。

「もしかしたらイラクに何らかの兵器はあるかもしれない。でもそれが見つかったときに攻撃するんじゃなくて、ABC(核・生物・化学)兵器のそれぞれの禁止条約にイラクを入らせ、条約に従って公正な形で査察体制を作るのが必要なんです。」
  (「週刊金曜日」2月7日号、22ページ、高橋真樹)

全くまともな意見で、僕もずっとそう思っている。隠しているという疑いだけで、なぜ戦争を起こしてイラクの国民を殺すことが出来るのか。たとえ証拠が出てきても、法によって裁くのが民主主義ではないのか。これは、ほとんど何の情報もなくても、正しく判断出来る人間だったら誰でもこう考えることに違いないと思っている。それなのに、マスコミにはこの種の批判が全く出てこない。この記事でこの発言をしているのは、メールマガジンの「週刊イラQ」を発行している川崎哲さんという人で、この発言が信用出来ると思ったので、僕はさっそくこのメールマガジンで、正しい情報をつかもうと思った。

http://www.egroups.co.jp/group/iraque/

にアクセスするとこのメールマガジンのことが分かる。

三浦つとむさんは、どんなに限られた情報であっても、大きな観点からその事実を見直してみると本当のことが見えてくると言っていた。イラクが何か兵器を隠しているとしても、それがすぐに戦争に結びつくという発想が本当に正しいのか、その1点だけでも僕はアメリカやマスコミがいっていることが信じられない。



もう一つ、僕が思っていることと同じことを書いてくれた記事を引用して今日の日記の締めくくりにしよう。

「ことはイラク一国の運命だけではない。世界全体の運命が剣が峰にあって、ひとつの超大国の政権の恣意に委ねられている。このような危ういことは、近現代の世界史ではなかったことだし、またあってはならないことだ。」
  (「週刊金曜日」2月7日号、23ページ、梶村太一郎)





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最終更新日  2003.02.09 09:11:26
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