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2011年04月11日
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鈴木 耕さんのツイッターでの呟きです。



この反原発のデモで目立ったのは、外国の報道機関ばっかりだったらしい。いつもはマスコミの「デモ無視」の姿勢に対しては、私も諦めを感じていたのだが、今回ばかりは怒りを感じ得ない。「共産党系」の健康保険が医療費二割負担に変わるときにたしか10万人デモをしたことがあった。マスコミはベタ記事のみ。そのとき以来の「怒り」である。それ以降は三万人デモを組織しようが、二万人デモを組織しようが、マスコミはずっと無視し続けてきたが、彼らの言い訳は「動員のデモは重視しない」ということだった。動員=自主的でないとでも思っているかのような不遜な態度があるのだが、今はそれは問わないとして、今回、それこそネットで集めた「自主的な」デモにマスコミは無視を決め込んだ。今までのいい訳が、いい訳だったということの雄弁な証拠である。

戦前のマスコミの態度に通じる、「言い訳」だと思う。別に反原発を唱えろ、ということじゃない。都民が原発推進の知事を選んだその日に、このような特異なデモが都下で起こったことを対比として見せるのは、充分に報道の役目だといいたいのである。


「阪急電車」有川浩 幻冬舎文庫
映画の予告編が流れていて、この映画の大体の雰囲気やあらすじは分かります。
(公式あらすじ)
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。

阪急宝塚線の今津線を舞台に、宝塚駅から西宮北口駅までひと駅づづ数組の登場人物を配置して数エピソードを語らせつつ、折り返して約半年後の西宮北口駅から宝塚駅までの一駅づつのその後の登場人物たちの数エピソードを語らせる。小説としても分かりやすい。

登場人物たちは、普通の庶民たち。弱点もあるし、いいところもある。楽に読ませる小説である。ちょっといい話を読んだな、という気にさせる。私のあまり得意でない分野なのであるが、読む気になったのは、ひとえに映画化されるからである。私ならば、映画をどのように作るか、興味があった。小説ならば、駅名がそのまま章立てになる。映画ならば、駅名をいちいち字幕で現すのはおしゃれではない。さりげなく場面に映すだろう。その他いろいろ「撮り方」を考えてみて、それが果たしてどれくらい映画では使われているか試してみたくなったというわけだ。

映画では、老婦人(宮本信子)と寝取られた女(中谷美紀)とDV被害の女(戸田恵梨香)が主人公のようだ。私はDVエピソードよりも、図書館が結ぶ恋のほうを中心に持ってきてほしかった。刺激が少ないというのだろうか。小説はこのエピソードが冒頭に入るし、それを冒頭に入れるのが最も自然だと私は思う。武庫川鉄橋から見える「生」の字のエピソードも必ず入れたいところだ。これは映画的に映える場面だ。

登場人物が次々と変わり、それぞれの登場人物が少しづつ関わっていくためには、登場人物の登場の仕方は工夫のしどころ。電車に入るところを総て最初の登場とさせてリズムを出させるのはどうか。



さて、果たしてどうなるか。





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最終更新日  2011年04月11日 23時22分23秒
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