再出発日記

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2014年10月05日
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カテゴリ: 洋画(12~)



「猿の惑星 新世紀」
猿たちのコミニュケーション方法は人類とは少し違う。英語も学習して話せる猿もいるが、ほとんどの会話は手話みたいなもので、一瞬で意思疎通をしていた(こちらの方が優れている)。シーザーたちの共同体においては、シーザーは王ではなく、リーダーという位置付けである。だから、コバが陰謀と力でシーザーの地位を奪った時に、シーザーへ忠誠を誓うエイプ(類人猿)はほとんど現れなかった。

この映画は人類の文明史と戦争史を猿と人類とのの諍いを通じて一緒に描いている。私にはとても興味深いものであった。現人類は数万年の歴史の最後の5000年でやっと戦争を始めた。しかし、エイプたちは生まれてたった10年で人類と戦争を始める。

「エイプ(類人猿)が戦争を
始めた。人間はエイプを許さない(実際はコバが暴走を計画し、実行しただけだが、シーザーは人間をリアルに見ている)」
「私たちは共存出来ると思っていた」
「私もだ」

最後に交わされる人間とシーザーとの会話は、まだ他に道があったことを示唆しているだろう。実際にどちらが勝っても得のない戦いなのだ。それなのに、無理やり戦争を始める作品になったのは、ひとえにこの映画を作ったのが人類だからだ。そこに人類という動物のどうしようもない性質がある。

■ あらすじ
自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。

名作SF『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。ウイルスによって滅亡状態に陥った人類と、遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちとの対峙(たいじ)が思わぬ事態を引き起こしていく。前作に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアンディ・サーキスがモーションキャプチャーを駆使し、猿のリーダーとなるシーザーを熱演。その脇を『ホワイトハウス・ダウン』などのジェイソン・クラークや『裏切りのサーカス』などのゲイリー・オールドマンが固める。人類が衰退した世界の衝撃的なビジュアルに言葉を失う。
■ キャスト
アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル
■ スタッフ
監督: マット・リーヴス
in movix倉敷
2014年9月20日
★★★★☆



「るろうに剣心 伝説の最期編 」
前編の京都大火編はやり残した未完の池田屋計画(京都大火に乗じて支配権を握る)を完遂するためだったし、伝説の最期編は流石に剣心が死ぬとは思わなかったが、軍船一隻でどうやって東京を支配するのか、と思ってしまった。

テーマ自体は面白い。確かに剣心の信条(すべての「殺人」を否定しながら、国家的な大事に関わろうとする決意)に、いわゆる「理想と現実」との葛藤が一本貫かれていて、面白いドラマにはなっているのだが、映画としては志々雄真実たちの野望があまりにも子どもじみていて、それに振り回される伊藤博文以下の新政府役人に、リアリティに欠けるところがあると言わざるを得ない。海岸線の大砲の射程内に軍船をずっと停めておく愚策を行なうような志々雄たちの計画はあまりにも馬鹿らしい。また、剣心の出した結論は「自分も活かし、相手も活かす剣」ということだった。それはそれでいいのだけど、それが何故奥義の取得につながったのか、それが物語を解決する核になるだけに、さっぱりわからなかった。

結果的に残念な作品。



(解説)
激動の幕末を刀1本で生き抜いた伝説の人斬り「緋村剣心」。かつては「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」として恐れられていた彼だったが、新時代の訪れとともに、穏やかな生活を送っていた。ある日、内務卿大久保利通から呼び出される。剣心の後継者として「影の人斬り役」を引き継いだ男、「志々雄真実(ししおまこと)」が京都で暗躍していふるというのだ。やっと手に入れた平穏な日々だったが、逃れられない運命を背負い、斬れない刀〈逆刃刀(さかばとう)〉を手に、仲間と別れ一人で京都へと向かう。剣心“最期の戦い”が遂に始まる―。

監督 大友啓史
出演 佐藤健、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優
in TOHOシネマズ岡南

★★★☆☆



「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
もしかしたら下ネタ満載の独りよがりの作品かなと不安だった。ところが、思ったよりも本格的なスペースオペラ。しかも基本、ハードボイルド。面白かったのではないかと思う。

体調が悪くて、前半のほとんどが飛んでしまったが、愉しんだ。次回作をつくりそうなので、待ちたいと思う。

(解説)
物語の始まりは、無限の力を持つと言われるパワー・ストーン"オーブ"。子供の頃に地球から誘拐されたトレジャー・ハンターで、とことん運がないくせに自らを"スター・ロード"と名乗るピーター・クイルは、巨万の富を夢見てついにこのオーブを手に入れる。だが、彼はやはりツイていなかった。銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブの力に魅せられた悪党たちから狙われ、決死の争奪戦の果てにピーター・クイルは逮捕され、凶悪犯だけが収容される銀河一危険な刑務所に…。

監督 ジェームズ・ガン
出演 クリス・プラット、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バチスタ、ベニチオ・デル・トロ
in TOHOシネマズ岡南
2014年9月25日
★★★★☆



「舞妓はレディ」
初々しさを絵に描いたような上白石萌音の登場。それを「マイフェアレディ」のプロットをなぞりながら、ミュージカルにまで仕上げて、世間に知られていない花街の情報満載にしてプロデュースしてみた作品。

フジテレビのめざましテレビに宣伝で出演した時に、めざましジャンケンで間違って出すべきでない手を出したのを見た。それで私はホントに天然なんだな、と思った。しかし、最初の完全田舎娘が最後には見事な舞妓に変身していた。演技・歌ともに合格点。舞妓はまさに花街のアイドルである。暫くは「推し」たいと思う。旦那の津川雅彦が云う。「舞妓の魅力は若さや。ただし、それは一生懸命の若さや」それはAKBでもまさにその通りなのである。

AKBの松井珠理奈と武藤十夢が一瞬だけ、アルバイト舞妓で出た。アルバイト感覚の演技だった。

草刈民代が今回も重要な役所で出た。周防監督は彼女を一生かけてプロデュースしてゆくのだな、と思った。まさに新藤兼人と乙羽信子の関係だ。

周防監督は今回もファンタジーとリアルの狭間をギリギリの処で説得力を持たせる演出を見せた。思うに編集が神業なのだと思う。

■ あらすじ
古都・京都。お茶屋・万寿楽にある夜、絶対に舞妓になりたいと少女・春子(上白石萌音)が押し掛けてくる。春子は必死で頼み込むが、誰も相手にしようとしない。ところが偶然その様子を目にした言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)が、鹿児島弁と津軽弁が混ざった彼女に関心を寄せたことから、晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になる春子だったが……。
■ 解説
『Shall we ダンス?』など数々の名作を手掛けてきた周防正行監督が、舞妓をテーマに撮り上げたドラマ。周防監督が20年前から考え続けてきた企画で、とある少女が舞妓を夢見て京都の花街に飛び込み、立派な舞妓を目指し成長していく姿を歌や踊りを交えて描く。主演は、半年に及ぶ選考とおよそ800名に上る応募者の中から選ばれた新星・上白石萌音。共演には長谷川博己、富司純子、渡辺えり、岸部一徳ら実力派がそろう。
■ キャスト
上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子、草刈民代、渡辺えり、竹中直人、高嶋政宏、濱田岳、中村久美、岩本多代、高橋長英、草村礼子、岸部一徳、小日向文世、妻夫木聡、松井珠理奈、武藤十夢、大原櫻子、徳井優、田口浩正、彦摩呂、津川雅彦
■ スタッフ
監督・脚本: 周防正行
in movix倉敷
2014年9月27日
★★★★☆



「マルティニークからの祈り」

マイフェイバリット女優チョン・ドヨンのひさびさの主演作。いったん異国の地で運び屋として逮捕されたら、なかなか出て来れない、運が悪ければ処刑されるというのはよく聞くが、この女性の場合は何が起こるかわからない東南アジアでの逮捕ではなく、フランス領内での逮捕だったので、まともな手続きを踏めば数ヶ月で釈放されるはずだった。映画の核心は、だからフランスの法体系にあるのではなく、杜撰な書類の管理で1人の主婦を2年間言葉も通じない刑務所にいれてしまった韓国フランス領事館のエリート意識丸出しの体質への役所批判にある。

民主化からはや30年が経とうとしている韓国ではあるが、それでも国民の中にはお上批判の体質が脈々と残っているのが嬉しかった。そういう作品に、チョン・ドヨンさまが出演しているのも、また嬉しかった。

韓国の貧困は日本よりも10年ー5年進んでいると思う。対岸の火事ではなく、反面教師として見たい。

(解説):2006年に韓国のドキュメンタリー番組で紹介された衝撃の実話を基に、身に覚えのない麻薬密輸容疑で逮捕され、投獄された主婦と家族の絶望と奮闘の日々を描くドラマ。言葉も通じない異国の地で地獄を味わい家族のもとへ帰るため闘う主人公を、『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したチョン・ドヨンが熱演。妻を取り戻すため奮闘する夫に『高地戦』などのコ・スがふんし、監督を『容疑者X 天才数学者のアリバイ』などのパン・ウンジンが務める。

(ストーリー):2004年10月、経済的に困窮する家族を救うためある荷物をフランスへ運んだ韓国人主婦ジョンヨン(チョン・ドヨン)は、オルリー空港で突然逮捕される。夫の友人から金の原石と聞かされていた荷物の正体は、何と麻薬だった。言葉も通じない異国の地でろくに弁解もできないまま、彼女は祖国から1万2,400キロも離れたマルティニークの刑務所に送られ……。
inシネマクレール
2014年9月28日
★★★★☆





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最終更新日  2014年10月05日 10時49分27秒
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