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後半の三作品です。

「クボ 二本の弦の秘密」
「またばきすら、してはならぬ」
町の情景や、折り紙、楓の美しさ、三味線や刀の小道具などを精巧に作っているので、日本文化をリスペクトしているのは伝わってくる。
しかし、キチンと学習してその上で物語を作ったのわけではなく、あくまでも日本風の物語である。
町の住民は、武士、町民、百姓が混在して平等に登場し、平等に精霊流しを行っていることからもわかるし、平安時代か、江戸時代か、戦国か、混在している主要人物たちに、むしろ「無国籍ストップモーションアニメ」として、見た方が早く物語世界に入れるだろう。ラスボスを殺さないラストは日本型アニメとも言えなくはない。
英雄は、召喚されて旅に出て、異形のものを共とし、そして、最大の敵を倒して「帰還」する。英雄譚の王道をキチンと描いて、クオリティ高いアニメを実現し、更には間違った価値観と対決する共同体の論理を、日本のコミュニティに置いていて、アメリカのアニメーターの新しい風を感じさせる作品となった。
チラシに次世代ジブリという文字も踊っているが、方向性が違う。言わないでほしい。
(解説)
主人公は、三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。彼の眼帯の理由は、幼い頃に闇の魔力を持つ祖父に狙われ、父を失い、そのときに片目も奪われてしまったため。最果ての地まで逃れてようやく母と安寧の時を過ごせるかと思いきや、クボはさらなる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。
道中に出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得て、父母の仇を討つ旅を続ける少年・クボ。だが彼は自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る……。日本の寓話をベースに描かれた壮大な物語を作り上げた本作の監督は、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ『バンブルビー(原題) / Bumblebee』も控えているトラヴィス・ナイト。
2017年19日
シネマ・クレール
★★★★

「ジャスティス・リーグ」
冒頭の「スーパーマンがいなくなったことを悲しむ歌⁉︎」に、テロによる憎しみの連鎖、そして貧困という、アメリカの抱える悲しみがわかりやすく描かれていて、話はかなり壮大なのだけど、結局は身近な「悲しみ」を解決するのが「ヒーロー」なんだという、このシリーズのコンセプトも見える気がした。ラストソングの「カム・トゥゲザー」も良かった。
話の展開は、有る程度予想していたけど、まさかあそこまで今まで出ていたキャラが出てくるとは思わなかった。
敵は、弱かった。アマゾン族やアトランティス族は簡単にやられたけど、これはおそらく話の都合上なのだろう。それよりも、話の中心は「あの方」のお話だったということだ。
幾つか、瑕疵がある。スーパーマンは、民衆から総スカンを食らっていたはずだ。どうしてあっという間に喪失感に変わったのか。マザーボックスのエネルギーは、途轍もないはずだ。それなのに、あの結果になったのはよくわからなかい。
STORY
ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。
キャスト
ベン・アフレック、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー
スタッフ
監督:ザック・スナイダー
2017年11月23日
Movix倉敷
★★★☆

「ジュリーと恋と靴工場」
ダメだった。歌が口パクだとわかってから、或いはジュリーが全くイケメンという理由だけで自らプレイボーイだと歌っている男とすぐに一夜を共にした時から、かなり寝入ってしまった。
いや、もともと私はミュージカルが苦手なのだ。「シェルブールの雨傘」も熟睡していたぐらいなのだから。もうこれ以上、言うことなし。
(解説)
靴工場を舞台に
“赤い靴=戦う女”を履いた
女性たちが人生を切り開く、
心躍るフレンチ・コメディ・ミュージカル!
〔脚本・監督〕ポール・カロリ、コスティア・テスチュ
〔出演〕ポーリーヌ・エチエンヌ『EDEN/エデン』
オリヴィエ・シャントロー『メルニモンタン 2つの秋と3つの冬』
フランソワ・モレル『ゼロ時間の謎』
2017年11月30日
シネマ・クレール
★★
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