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2021年11月07日
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カテゴリ: 洋画(12~)
後半の3作品です。



「最後の決闘裁判」
1360年から1386年までの中世フランスの歴史劇を重厚に見せる作品。
てっきり、藪の中的な展開になるのだと思っていたら、ル・グリ視点でも十分「同意なしの強◯」であるとわかる映像。3人に分けた理由がわからない。
カルージュは、いわば戦うことしか能がない騎士バカ。ル・グリは実務型の野望家。その2人は若い時は友人同士だったことは確かなのだろう。しかし、領地を奪われていって、最後は憎しみ合いしか残らない。
マルグリットは、その中で野望もなく、確かに子孫を残すためだけに旧家に嫁いだ美しく聡明な女性という位置付け。
そんなに驚く設定も、驚く展開もない。
何がみんなを感心させているのか、わからない。


STORY
中世のフランスで、騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友であるル・グリ(アダム・ドライヴァー)から暴力を受けたと訴える。事件の目撃者がいない中、無実を主張したル・グリはカルージュと決闘によって決着をつける「決闘裁判」を行うことに。勝者は全てを手にするが、敗者は決闘で助かったとしても死罪となり、マルグリットはもし夫が負ければ自らも偽証の罪で火あぶりになる。

ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライヴァー、ベン・アフレック
スタッフ
監督:リドリー・スコット
脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック
原作:エリック・ジェイガー
上映時間
153分

2021年10月26日
MOVIX倉敷
★★★★



「燃えよ剣」

新撰組は、滅びざるを得なかった。万が一幕府主導の新政府ができたとしよう。テロ集団の新撰組の何処に居場所があるだろうか?近藤勇の思惑と外れて、日本で1番のチャンバラ集団を目指していた土方歳三にとっては特に居場所はなかった。



岡田准一の殺陣は素晴らしかったし、京都の街並み、リアルな殺陣、山崎丞の諜報、山南の進退は少し異常だし、徳川慶喜の解釈には?がっくし、ええじゃないかは要ったのか疑問だけど、総じて見応えあった。

田舎のバラガキ時代を尺を取ってじっくり見せてくれたのがとても新鮮でした。

それにしても、土方歳三という男、1862年から1869年まで、たった7年間でバラガキ→試衛館幹部→浪士隊副長→新撰組副長→臨時隊長→日本を代表する幕府方兵士→五稜郭隊長という役割を一流で駆け抜けた。こんな男はもう現れないかもしれない。

STORY
江戸時代末期、黒船来航と開国の要求を契機に、天皇中心の新政権樹立を目標とする討幕派と、幕府の権力回復と外国から日本を守ることを掲げた佐幕派の対立が表面化する。そんな中、武士になる夢をかなえようと、近藤勇(鈴木亮平)や沖田総司(山田涼介)らと京都に向かった土方歳三(岡田准一)は、徳川幕府の後ろ盾を得て芹沢鴨(伊藤英明)を局長にした新選組を結成する。討幕派勢力の制圧に奔走する土方は、お雪(柴咲コウ)という女性と運命の出会いを果たす。

岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助、安井順平、谷田歩、金田哲、松下洸平、村本大輔、村上虹郎、阿部純子、ジョナ・ブロケ、大場泰正、坂井真紀、山路和弘、酒向芳、松角洋平、石田佳央、淵上泰史、渋川清彦、マギー、三浦誠己、吉原光夫、森本慎太郎、高嶋政宏、柄本明、市村正親、伊藤英明
スタッフ
原作:司馬遼太郎
脚本・監督:原田眞人
音楽:土屋玲子
撮影:柴主高秀
照明:宮西孝明
美術:原田哲男
録音:矢野正人
編集:原田遊人
衣装デザイン:宮本まさ江
上映時間
148分

2021年10月31日
MOVIX倉敷
★★★★



「DUNE/デューン 砂の惑星」
良くあることではあるが、冒頭タイトルから「part1」と表示しているので、最近の鑑賞者は「騙された」と思っているかもしれない。

しかし、話の筋自体は、基本的にはポールが目覚めて砂の惑星の救世主となるのは、決定していていて、しかも既にPart2になる映像はそこかしこに『予知夢』として流れていて、それを見て「話か単純だ」「ネタバレ満々」と不満に思う最近の鑑賞者はいるに違いない。

しかし、それは『直ぐに答を欲しがる』現代人の病というべきだろう。ラストで『予知夢』はそのまま「現実」として現れないことが、現れている。ポール自身はそのことを知っているから、命懸けで戦ったのである。

香料自体の正体がよくわからない。普通の香料ではなく、幻覚剤のようでもある。覚醒剤のようでもある。しかし、この下の「ストーリー」では『抗老化作用のある秘薬「メランジ」』と言っていて、ソレ映画の何処に解説していたの?その他、原作を読まないとわからないところが散見するのは確かに欠点。

しかし、それを含めて10000年を過ぎた年代は、人間の文明が始まって1万年後の世界を描いたということであり、その世界は「皇帝が支配する宇宙」という設定。宇宙の秘密はまだまだありそうではあるが、武力が支配を決定するそして民族の抵抗者が反撃する世界観は、もはや古い、とも思える。それを如何に崩すか、これから見ものという気がする。

映像的には大満足であり、これを見た後には原作を読めばさらにイメージしやすいはずだという期待感があり、原作を読みたいと非常に思ってしまった。ファンタジーは大好きです。

惑星の経済、水変換の仕組み、トンボ型飛行艇の理由、兵士以外の民の生活等々、気になるところは多数。黒人やイタリア系等の多国籍映画にわざとしているのだが、この辺りは監督の狙いだろう。続きが作られることを切に望む。


STORY
人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。
キャスト
ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム
スタッフ
監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ
原作:フランク・ハーバート

2021年10月28日
MOVIX倉敷
★★★★







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最終更新日  2021年11月07日 21時01分26秒
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