沖縄久米島 グランババの農園から

沖縄久米島 グランババの農園から

2023.03.08
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3月8日(水) 旧暦2月17日 六輝は 赤口(しゃっく or  しゃっこう)

農園にいますといろいろな方が訪ねてきて、野菜などもよく持ってきてくれます。
どうも私の畑を見て、うまく作れていないので、気の毒になってしまうのか、野菜のおすそ分けをしてくれるのです。
有難いことです・・・・・複雑なんですが。

 この季節に大根をいただいたりすると、いつもつくる料理があるんです。
大根と人参と油揚げで簡単に作れて、1本分など1日で平らげてしまいます。


 義母から教わった「ひきな」という料理です。もともとはお正月用でお餅にのっけて食べるんだそうですが、ご飯に乗せても美味しいので、我が家では通常のおかずとしても作ります。義母は福島出身でしたので、福島あたりではよく食べられているんじゃないでしょうか。作り方は少々違うかも知れません。

 島には人参シリシリーとかパパヤシリシリーとか昔ながらの料理が今でも生きています。見よう見まねで覚えはしたものの、母たちの料理は、やはり年季が入って美味しかったですね。
子供たちに伝えられる料理を持っているって素晴らしい事です。私はと言うと、言うに及ばず→しょんぼり

 農園で人参は作れないのですが、パパイヤは植えておけば成るものと、だいたいどこの家も作っています。私も農園にたくさん植えましたが、今年は不作でした。しばらく採れていたパパイヤも今年の日照不足と雨が原因なのか枯れてしまったので、再生のため途中でチョン切ってしまいました。
 美味しいパパイヤシリシリーの為に新枝に期待してしばらく待つことにします。


   美味しいパパイヤでした。      再生に挑戦中です。

 今はお料理の本もあふれていますし、世界のどんな料理もレシピがあります。母から伝わる料理はレシピと言う形がなく、目分量で舌の感覚そしてティアンダー(直訳すると手の油)での料理でした。
ぬか床をつける時、その家の持つ空気やその人の手の常在菌で味が変わってくるといいます。ティーアンダーとはそういった類のものです。それにはもちろん愛情と言う調味料も加わっていますが。





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最終更新日  2023.03.08 20:08:33
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