沖縄久米島 グランババの農園から

沖縄久米島 グランババの農園から

2023.04.07
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4月7日(金) 旧暦2月17日 六輝は 赤口(しゃっく or しゃっこう)

 あいにく雨になりました。昨日からセンターのガーデンの草取りをしていたのですが、今日は降られてしまいました。2月に植えたサルビアがまだ花落ちしていませんので、切り戻しをしつつ次の苗に植え替えていきます。キンギョソウとコスモスとキンセンカはすでに植え込み済みです。成長した苗のふくらみを考えて、今回はだいぶ間を開けました。おいおいアマリリスも咲きだすので、来月頃には少し見れる花壇になると思います。



 東サイドの花壇の隅に小さなオオバギの木が生えていました。毎日見ていたにも関わらず、気が付けばオオバギの葉がすごく大きくなっていたのです。大葉木と言うくらいですから、葉っぱはとても広くて大きいのですが、この木はまだ1メートルくらいなのに、私の顔がすっぽり隠れるほど葉が大きくなっていました。子供の頃はよく、物を包んだりして遊んだものですが、今は紙も袋もいっぱいありますから、まったく使いませんね。島には至る所に生えていて、あっという間に成長してしまいます。そのうち鉢に植えて観葉植物代わりにしようと思っていたのです。似た植物にウンベラータと言うのがあって、大笑い花屋さんでは結構高かったりしますもの。でも、今から掘り返すのはもう無理かもしれません。隣のハイビスカスと根っこがばっちり絡まってしまいました。



 この木は面白い事に、切り倒すと血のように赤い樹液が出てくるのです。最初切り取った時はびっくりしました。樹皮にもうっすらと染みています。 

 自然界の中では、無駄なことは何もないそうですので、この赤い樹液もそれなりの理由があるのでしょうね。
 昆虫(アリ)の力を借りて身を守っていることも、プロポリスの起源植物であることも、最近知ったので、もしかして昆虫を集めるための蜜成分かなとか思ったりしていました。
 プロポリスはミツバチが集める色々な植物から作られるのですが、その材料となる植物を起源植物と言うのだそうです。その一つがこのオオバギだと言う訳です。
 知り合いがミツバチを飼っていてハチミツを作っていたので、その販売の手伝いをしていた時、ハチミツの事を一生懸命勉強しました。その時、このプロポリスの起源植物の一つにオオバギがあり、このオオバギ類は、草食生物から身を守るために、樹液でアリを誘引するのだいう事も知りました。
 いつもながら、植物の頭の良さには感心させられます。雌雄異株と言うのも、進化している植物らしい感じがして親しみがわいていたのです。
 ウンベラータ代わりに、鉢植えの観葉植物にしちゃおうと思ったのもその時ですが、せっかく見つけた幼株を、大きくさせてしまいました。「すぐやる」は最近「すぐやらない」になっていたので、今回も失敗です。
 それにしてもこのオオバギ、もしかしたらまだ知られざる秘密を持っているかもしれません。要注意、注目植物です。





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最終更新日  2023.04.20 08:29:20
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