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日本語での曲名は「私を野球に連れてって」です。私はこの「take me out to the ball game」は,映画音楽だと思っていました。勘違いらしいです。この曲を題材にして映画「私を野球に連れてって」が制作されたということでした。不勉強でした。MLBの試合ではこの曲を7回表終了時に歌います。この時にはスタンドの観客は立ち上がってこの歌を歌い,背伸びや運動をして観戦で固まった身体をほぐします。これを「セブンス・イニング・ストレッチ」(Seventh inning stretch)と呼んでいます。始まりは1910年らしいです。アメリカらしい文化だと思います。またアメリカにおいては「国歌」「ハッピーバースデー」と並ぶ国民の愛唱歌であると言われています。.調べてみると世界にはスポーツに関する様々な習わしがあります。「時代が違う」とかいう理由で簡単になくしたりしないようお願いしたいと思います。.例えば日本では大相撲では何人たりとも土俵には靴を履いて上がってはならない スリッパはOKらしいそれにしても大相撲の内閣総理大臣杯は巨大です。40kgであるとか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.31
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最終回にします。田村洋三さんが著した「沖縄の島守 内務官僚かく戦えり」についての話です。.現在でも,ウクライナ,パレスチナ,イスラエル他で紛争が続いています。太平洋戦争の時の沖縄と同じような状況があるかもしれないと考えると胸が痛みます。.島田叡知事の壕内の様子を沖縄戦を生き抜いた方が書き残しています。ある娘さんが両手に水バケツを提げて壕の奥の方へ歩いていると,島田知事が見えたそうです。娘さんが引き返そうとすると,島田知事は「重たいだろう。さあ通りなさい」と言って引き返し,道を譲ったそうです。このときのことを「之は陰惨な戦乱の巷で,人間の浅ましさを見せつけられたものでなければわからないかもしれない」と書いています。平和な時代に道を譲った話ではありません。胸を打つ話です。.当時の警察部長・荒井退造さんの長男,荒井紀雄さんが著書の中で次のように述べています。「沖縄県の官民は日本全土を背にして敵の前に素手で立ち塞がり,その置かれた立場においてベストを尽くしたのである。“皇国の安泰"を念じて……それは無駄にならなかったのであろうか。彼らの守った日本は彼らの死に値する日本になったであろうか。彼らは『世のため,人のために』戦った。しかし,,今の大方の日本人の価値観は,『カネのため,自分のため』に左右されているのではないだろうか」歴史上,沖縄は「琉球王国」であり,日本ではありませんでした。当時は確かに日本であったかもしれませんが,理不尽であるように思います。日本人は沖縄の歴史に目を背けてはいけません。.壕内に閉じ込められた避難民の話です。「座して死を待つよりはと意を決して,曹長に『女,子供だけでも出して頂きたい』と交渉した。曹長は『出たい奴は出せ。後から軽機で撃ってやる』と頑として応じず,なおも『貴様たちは,それでも日本人か』と怒鳴りつけた。その時曹長が放った一言‥『泥を食ってでも生きろ』を,『終生忘れられない非人間的な暴言』と悔しがった」米軍が避難民を救出した時の話です。「アメリカの将校がやって来て,片言の日本語で話しかけました。『下ニ日本ノ兵隊イマスカ?』大勢の年寄りや母親が口々に『たくさんいる,たくさんいる』と答えました。すると,そのアメリカ将校は『日本ノ兵隊生カシマスカ殺シマスカ?』ときいたのです。『殺せ!殺せ』が一斉に,すかさず出た答えでした。皆が憎んだのはアメリカ兵より,日本兵だったのです。私も憎かった。しかし,日本人の口から,友軍の兵隊を『殺せ!殺せ!』という言葉が,敵兵に対して放たれる恐ろしさに気づいて,呆然としました」.著者の田村さんは次のように書いています。「壕を奪おうとした日本兵が,村民と避難民八人を日本刀で斬殺する惨事もあった。戦争は人を狂気にする」.「沖縄の島守」の著者,田村洋三さんの文章には大きな「怒り」を感じます。この本の通りであるなら,島田叡知事は稀に見る傑出した人物です。この当時のような極限状況の中で,あれだけ気配りができる人間がいるとは思えません。野球界出身のスポーツマンが残した数々のエピソードを我々は忘れてはいけません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.30
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1月28日に行われた大阪国際女子マラソンで,前田穂南選手が日本新記録となる2時間18分59秒で走りました。これでパリオリンピックへの出場!と思ったらそうではありませんでした。選考レースで日本新,それでもオリンピックへの出場が決まらない?違和感を抱いたのは私だけでしょうか。納得しているのは陸上競技界の皆さんだけでは?なぜんこんなにも複雑な選手選考をするのか?一発予選ではやはり問題があるのか?.それとは別に理解できない問題が起きました。パリパラリンピック代表選手の選考基準が選手に理由の説明もなく変更されたという報道がありました。パラアーチェリーにおける問題です。選手たちは変更の取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てたそうです。これについては報道の通りであればやっていけないことだと思います。そして選手が仲裁を申し立てるのは当然です。女子マラソンの場合は事前にルールを決定しているので,問題にはならないとは思います。違和感は感じますが方法論にしか過ぎません。パラアーチェリーの場合は違います。もっと選手に対して説明を丁寧に行うべきであるし,一度決めたルール(選考基準)を覆してはいけません。日本身体障害者アーチェリー連盟は,それまで世界選手権などの国際大会で出場枠を獲得した選手がパリパラリンピックの代表に内定するとしていましたが,世界選手権が開催されるおよそ2週間前の昨年6月に,代表内定は今年の国内選考会で決める,と変更したそうです。「オリンピックへの出場」という夢を軽く考えてはいけません。もっと選手の立場になって考えるべきことです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.29
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3月18日に甲子園球場で開幕する選抜高校野球の出場校が1月26日に発表されました。一関学院は選出されませんでした。学法石川との比較になったようです。東北大会で宮城県,秋田県の1位校を破ったことが決め手となったようです。一関学院には次のチャンスを掴み取ることを期待します。仙台一高は予想どおり選出されませんでした。僅差であったようです。難しいだろうという声を聞いておりました。学生野球の父・飛田穂洲先生の出身校,水戸一も選出はならず。飛田先生の出身校だからもしかしたら?と私は考えていましたがそんなはずはありませんね。ちなみに1月26日は飛田穂洲先生の命日だったそうです。.日本航空石川も選出されました。先日,系列校の日本航空山梨の協力によって地元を離れて活動しているというニュースが大きく報じられました。高野連では「能登半島地震の被災地であることは考慮しなかった」と強調したそうですが,それはそうだと思います。「被災地枠です」とは言えないのは当然です。しかし,人間として「被災地の高校生に頑張って欲しい」「被災地の皆さんに希望を」という心理が働くのも当然だと思います。むしろそのように考えない方が人としてどうなのか,ということも言えると思います。しかし,選考は「公平」「公正」が大鉄則です。そのような人間としての考えも打ち消すことが求められます。「採点競技」で被災地の選手に手心を加えたとしたら?ダメでしょう。.選考は各地区大会の上位校が選出されました。無難な選考でした。波乱はなかったようです。2022年の「聖隷クリストファー落選問題」の影響もあるかもしれません。.「公平」「公正」,その上で被災地の選手には頑張って欲しいと考えます。大多数の方が被災地の選手を応援するのではないでしょうか。...千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手がようやく契約更改を終えました。1月27日に記者会見を行い,「ご心配をおかけしてしまったなと、それをファンの皆様に最初に伝えたい」と謝罪しました。別に謝罪する必要はないと思うのですが,MLB移籍についてロッテ球団と話し合いをしていたことが契約更改の遅れにつながり,そのことを「心配をかけた」という言葉で表現したようです。MLB移籍は彼の夢であり,入団当時から球団に伝えてきたことであり,そのことを話し合うのは何の問題もありません。球団も本人も納得するようにすべきだと思います。それよりも私が気になるのは,佐々木投手が「プロ野球選手会」を脱退したことです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.28
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今回も,田村洋三さんが著した「沖縄の島守 内務官僚かく戦えり」についての話です。島田叡さんは東京帝国大学野球部で活躍した方ですが,ラグビー部員としても活躍したらしいです。横尾千三さんという方が次のように証言しています。「日ごろ見かけぬ一人の学生が非常な俊足で走り回り,果敢なタックルをやっている。『あれは,だれだ」と聞いたら,『島田といって,野球部の選手だ。三高出身だ』と教えてくれた。一高対三高の野球戦で父の死を秘して出場した美談の主,ということも知れわたっていた」島田さんは,東京大学対京都大学のラグビーの試合後,記念撮影を終わった途端卒倒したそうです。タックルされて頭を強打,意識朦朧のまま最後までプレーしたということでした。その後3日間意識不明だったようです。名倉周雄さんという方は「最後まで自分の使命を全うする責任感,強い信念。それは,沖縄まで一貫して貫かれました」と語っています。.2015年6月26日に沖縄県那覇市の県営奥武山運動公園に島田叡氏顕彰碑が建てられました。島田叡さんについては,野球殿堂博物館における「殿堂入り」に値するのでは?と思うのですが,本人はそれを望まないかもしれません。.当時の沖縄県では,ある医院で部課長会議を開いていました。空襲の時には防空壕に入るのですが,島田知事はいつも最後に壕に入ったそうです。それを見ていた与儀清秀さんは「既に『死』を覚悟していたように思いました」と語っています。.「沖縄の島守」には戦中の悲惨な話も数多く書いています。例えば,空襲が激しい時に,捕虜の手足を縛って外に放り出した話,また,日本兵が日本人の子どもを撃ち殺す話です。当時の沖縄の方は「敵は米軍ではなく,友軍だと思うようになりました」と語ります。このような事実を我々日本人は知っておくべきだと思います。...話は変わってプロボクシングの「井上尚弥対ルイス・ネリ」戦が東京ドームで開催されるという発表がありました。井上選手がネリ選手をやっつけるところを観たいボクシングファンは少なくないことでしょう。ネリ選手は稀に見る悪役です。2018年,山中慎介選手と対戦した際の体重超過事件を思い出します。.3月20日と21日にソウルで行われる「LosAngelesDodgers対SanDiegoPadres」戦のチケットが1月26日に発売,即完売,となったようです。予想どおりです。日本ではJTBがこの試合の観戦ツアーを発売するそうですが,値段はいくらなのでしょうか,そして募集人数は?チケットは早くも高額で転売されているようです。..さらに話は変わって1月26日の朝のニュースで見たことです。長野県の学校での話題でした。学校の清掃活動が変化しているということでした。週3日の清掃,そしてロボット掃除機も使用しているということでした。そのような世の中になってきているのかと思いました。スポーツ活動でも週3日しかグラウンド整備,体育館清掃をしないという世の中になるのでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.27
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続×30・続・続・映画の話をさせて戴きます。[エイリアン: コヴェナント]2017年のリドリー・スコット監督作品です。現在のところ「エイリアン」シリーズの最終作品らしいです。続編を期待します。「エイリアン」の最初の作品はリドリー・スコット監督がメガホンをとりました。彼の出世作でした。「エイリアン2」はジャームス・キャメロン監督作品,「エイリアン3」はデビッド・フィンチャー監督作品です。錚々たる名前が並びます。しかし私が一番魅力を感じた作品は「エイリアン: コヴェナント」です。モノクロに近い色使い,重厚な音楽,さすがリドリー・スコット監督です。wowowでは「エイリアン1~4」「プロメテウス」とともに年末に一挙に放映しました。私も改めて全て観ました。それなりに面白いのですが,シリーズものらしく二番煎じという感もあり,イマイチという印象です。スコット監督がメガホンをとったのは「エイリアン」「プロメテウス」「エイリアン: コヴェナント」の3作品です。私は最後の「エイリアン: コヴェナント」のためにそれまでの作品があったように思っております。[風と共に去りぬ]元旦にwowowが突然放映しました。映画史に残る名作と言われています。1939年公開,ヴィクター・フレミング監督作品,主演はヴィヴィアン・リーさん,クラーク・ゲーブルさんです。原作はマーガレット・ミッチェルさんです。彼女は「風と共に去りぬ」が唯一の長編作品であったという話を聞きました。この作品はピューリッツァー賞を受賞しています。映画の方もアカデミー賞にて,作品賞,監督賞,主演女優賞他10部門を受賞した押しも押されぬ名作です。南北戦争を背景とした大叙事詩と言えるでしょう。222分の大作です。実は私は今ひとつこの作品が好きになれません。確かに素晴らしい作品であるとは思っております。音楽も主題曲を始め壮大であり,ストーリーもドラマチックです。しかしラストシーンが今ひとつ。大火の中,主人公のレット,スカーレット他が馬車で逃げる場面は映画史上屈指の名場面であると言われています。VFXがない時代,どうやって撮影したのでしょうか?私が魅力を感じるのはレット・バトラーという人物です。とても興味深い人物として描かれています。この作品は1939年,つまり昭和14年の作品です。太平洋戦争が起こったのが1941年です。つまり太平洋戦争前の作品だということになります。この作品を観た日本人が「こんな映画を作る国に勝てるはずがない」と語った話は有名です。[64-ロクヨン-]前後半に分けて制作された横山秀夫さん原作の2016年公開作品です。この作品で佐藤浩市さんは日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。監督は瀬々敬久さんです。彼の渾身の作品です。私は瀬々監督作品の中ではこれが最高の出来だと思っています。1月1日にwowowで放映されました。年末年始はNHKも気合いが入っていましたが,wowowも負けじと素晴らしい作品を放映していました。私も勿論劇場で前後編共に鑑賞しましたが,改めて観ると緊迫感に溢れていて,そして感銘を受けました。わずか7日間で幕を閉じた昭和64年(1989年),7歳の少女が誘拐され殺害された事件を描いた作品です。背景は昭和天皇の崩御です。天皇の崩御に伴い,平成という新時代が到来したことで埋もれそうになる事件を,前半後半に分かれる長編であるにもかかわらず,最初から最後まで尋常ならぬ緊迫感で描いています。原作と映画では結末が異なるようですが,私は詳しくは知りません。心に響く「雨宮さんは昭和64年の7日間に取り残されている」という台詞。傑作であると思います。...1月22日に,仙台の映画館・チネ・ラヴィータが3月いっぱいで閉館するという発表がありました。ショックでした。「ミニシアター系」の映画館として仙台駅東口でマニアックな作品,映画ファン好みの作品を上映していただけに残念です。アクセスもよく,食事場所も豊富です。今後はフォーラム仙台に営業を集約するようです。賃貸契約が終了することが閉館の理由であると説明がありましたが,実質は観客数の減少なのでしょうか?ネット配信の普及が影響しているのでしょうか?コアな映画ファンは残念な思いを抱いていると思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.26
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本ブログでも何度も話題にしてきたことですが,近年「baseball」の大きなルール変更が目立ちます。本ブログ2023年12月23日投稿「MLBにおける2024ルール変更」でも言わせて戴いたことですが,私はそんなに意味がある規則改正ではないと思っています。スポーツにおいて「規則」「Rule」を設定する目的は,公正・公平・安全にそして円滑に試合を運営することです。「観客が喜ぶように」とか「TV局の都合」「セレモニーのため」という理由は本来の目的から外れていると言わざるを得ません。本来,競技規則はシンプルであるべきです。その方がプレーしやすいからです。野球は見た目はシンプルですが,ルールは複雑です。規則書の厚さがそれを物語っています。ラグビーは見た目も複雑ですが,ルールも複雑です。ちょっと話がズレます。「公認野球規則」には「故意に」という表現が何カ所か観られます。これはあやふやではないでしょうか。「故意」という意識は本人にしかわからないのでは?それを審判員が正確に判定できるのか,ということです。近年,「公認野球規則」から「故意」という文言が減っているようです。このあやふやなルールを改善するために,ビデオ判定の活用とルールのシンプル化は必要であると私は考えます。.野球の話ではないですが,採点競技では「密室での審議」というイメージがつきまといます。体操競技でもフィギュアスケートでも,ボクシングでもそのような側面があるように思います。「密室」は言い過ぎかもしれませんが,「人としての好み」が採点を左右することは否定できないでしょう。またスキージャンプ競技の「飛型点」もわかりにくいルールではないでしょうか。1番遠くに飛んだ選手が1位になるということができないとすれば,採点基準をシンプルにそしてオープンにした方が競技者を納得させることができると思います。.そして競技者を納得させるためには,ルールをシンプルにすること,そしてビデオ判定のオープン化は欠かせないと思います。ラグビーのように,大型スクリーンに映像を映し,公衆の面前で審判員が判定するやり方を他の競技は見習うべきです。..MLBでは「ピッチクロックの短縮」「スリーフットライン」についてはどう決着するのでしょうか。MPBでは「ピッチクロックの導入」「ワンポイントリリーフ問題」「ベースの大きさ問題」他問題が山積みです。セントラル・リーグの「DH」導入は,阪神タイガースが日本シリーズを制覇したので検討もしないのでしょうか。DH導入を強く主張していた読売ジャイアンツの原辰徳監督が退任したのでその声も小さくなったかもしれません。.いずれにしても,競技者サイドに立った規則改正,規則運用をして戴きたいと思います。...話は変わって楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大投手が子どもの教育支援団体に155万円を寄付したという記事が1月24日の河北新報に載っていました。また,楽天ゴールデンイーグルスが東北大病院に楽天カラーの車椅子を寄付したという記事も同日の河北新報に載っていました。別に楽天カラーでなくても良いのではないかと思いました。コマーシャル?楽天の選手が本塁打を記録した試合数と同数の車椅子を東北各地の施設に送る「イーグルスホームランチャリティー」の一環であるそうです。もっとシンプルな寄付の仕方で良いのでは?私は則本選手の寄付の方に好感を持ちました。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.25
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1月22日投稿回に続いて,田村洋三さんが著した「沖縄の島守 内務官僚かく戦えり」についての話です。島田知事が沖縄に着任した頃の話です。彼は「私だって死ぬのは怖いですよ。しかし,それより卑怯者といわれるのは,もっと怖い。私が来なければ,だれかが来ないといけなかった……。人間には運というものがあってね……」と語っていたそうです。島田さんの友人の中野好夫さんの話です。「そんな叡さんを作ったのはスポーツの精神,とりわけ三高野球部で養われた,それだったと思う。スポーツの世界じゃあ,前もってどんなに劣勢とわかっていても,逃げ隠れする手は絶対にないでしょ。劣勢とは知りつつも,何とかならないかと知恵をしぼり,あくまで全力を傾け,ベストを尽くす。これがスポーツの精神ですよ。叡さんは生涯,それを実行したと思うんだ」このような単純な話ではないかもしれませんが,島田さんの人柄が窺える話であると思います。.面白い話が同書にあります。島田さんは後輩が「グローブ」と言うとニコニコしながら「グラブ」と訂正したそうです。私も「グラブ」と言うようにしています。どちらが正しいという話ではないのですが,発音からすると「グラブ」が正しい,と主張する方もいるようです。もう一つ,この当時,「延長」のことを「補回」と表したようです。私はこれについては初めて聞きました。.驚くべき話が次。旧制三高(現在の京都大学,岡山大学)出身の島田さんは,東京帝国大学在学中,1924年に三高の監督を務めました。そして対一高(現在の東京大学,千葉大学)戦のために,文官高等試験(合格すれば高級官僚に登用)を犠牲にしたそうです。なかなかできることではありません。普通の人とは違った感覚を持った方であったのは間違いありません。..沖縄の普天間基地をどこに移設するのか?日本全国の自治体で「ウチで引き受ける」というところはないでしょう。それはわかります。一番いいのは日本からアメリカの基地が撤退することなのですが,アメリカの言うことに逆らえない日本はそれもできません。しかしやってはいけないのは,沖縄の皆さんに「押しつける」ことだと思います。...話は変わって1月23日,プロボクシングの世界ライトフライ級タイトルマッチ「寺地拳四郎対カルロス・カニサレス」戦が開催され,寺地選手が勝利しました。おめでたいことなのですが,この試合のTV中継はありませんでした。ユーリ阿久井選手も世界フライ級タイトルを奪取,那須川天心選手もボクシング転向後初のKO勝ち,話題性は十分だったのですが,大多数の方には生中継映像は届きませんでした。勿論,AmazonのPrimeVideoによる生配信はあったようです。観たかったらそちらを観ることになります。私はおそらく録画放送があるだろうwowowの「ExciteMatch」を待ちます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.24
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派閥の裏金事件で日本が揺れています。私が期待するのは「東京地方検察庁特別捜査部」の容赦なき追求です。よくTVのドラマでは,権力を握っている者が犯罪の捜査から逃れる場面が出てきますが,そのようなことのないことを期待します。警察官,検事,裁判官が主人公であるドラマが人気を得ています。私もこのようなドラマを好んで観ています。そして私が最も憧れるのは「東京地検特捜部」です。今回の裏金事件でもドラマを見せて欲しいと思っています。どこの世界でも,国政だけではなく,県や市町村の政治団体,または一般企業,公務員,学校等々で,不正を握りつぶすということは少なからずあるのではないかと思っています。私は元教員ですが,職務の中で「守秘義務」という言葉を何度も聞きました。生徒のプライバシー等の本当に必要な場面だけではなかったのではないかと思っています。正義感に溢れる人間が出世できない?「相棒」の杉下右京警部のように。上司に忖度する胡麻擂り人間だけが出世していく。自分の利益だけ考える。そのようなことがまかり通る世の中でいいのか?そういうことです。東京地検特捜部の正義感が世の手本となることを期待します。...話は変わりますが能登半島地震の被災者の皆さんのご苦労が連日報道されています。被災者の皆さんには改めてお見舞い申し上げます。衣食住が元に戻ることが最優先ですが,これまで通り教育活動ができること,TVを観ること,音楽を聴くこと,スポーツに取り組むこと,映画を観ること,地区活動が出来ること,その他生活が1日も早く元に戻ることを願います。国としても最優先事項です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.23
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田村洋三さんが著した「沖縄の島守 内務官僚かく戦えり」という本を読みました。島田叡さんという方の生涯を描いた作品です。2022年には「島守の塔」という映画が公開され,私も鑑賞させていただきました。島田叡さんの生涯を萩原聖人さん主演で描いた作品です。(本ブログ2022年9月9日投稿「島田叡沖縄県知事」も併せてお読み戴ければ幸いです)この田村洋三さんの「沖縄の島守」には戦争に対する怒り,当時の日本という国に対する怒りを感じます。このことを知る人は,沖縄の基地移設問題について軽々しいことは言えないと思います。沖縄の人々に太平洋戦争当時に強いたことを思えばやってはいけないことだと思います。.島田叡さんは沖縄出身ではありません。兵庫県生まれ,全国中等学校野球大会(今の甲子園大会)に出場,大学野球でも活躍した選手でした。島田さんが沖縄県知事候補に挙がったとき「私が行かなかったら,だれかが行かねばならんでしょ。私が行きます」と語ったようです。このときの状況で進んで沖縄に行きたい人はいなかったでしょう。同書には,前知事は「沖縄からの脱出を画策していた」と書いてあります。また同書には友人たちの話として「叡さんは正しいと信じれば相手を選ばず直言し,上司にこびへつらうことを徹底して嫌った官僚としては全くの型破り。出世街道を順風満帆で進んだ,いわゆるエリート,秀才組ではなかった」と書いています。島田さんの神戸二中時代の同期生・今治一雄さんが大阪駅を出発する際に「命だけは大事にしなさいよ」と言ったら,島田さんは「どうせ命はないよ。覚悟している」と淡々として語ったそうです。.このような生き方ができるものでしょうか。私には信じられません。尊敬とかそのような言葉で終わらせてはいけない方であると思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.22
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12月26日にNHKで放送された「先人たちの底力 知恵泉」では「嘉納治五郎」について取り上げました。嘉納先生は言うまでもなく,「日本スポーツ界の父」「日本体育教育の父」と言うべき方です。彼は学校教育の中に「スポーツ」「体育」を組み入れ,スポーツ振興を図りました。今の時代になるとその理念は役割を終え,社会教育にスポーツ振興の舵を切っております。「役割を終えた」?「否定した」?嘉納先生の教え子として,柔道では三船久蔵さん始め多数いらっしゃいますが,陸上競技では金栗四三さん,実業家の五島慶太さん,魯迅さん,という名前も見えます。彼は柔道だけでなく,様々なスポーツに親しみました。野球ではピッチャーだったそうです。また,日本へのオリンピック招致も目指しました。実現はしませんでしたが,当時,彼は「オリンピックの開催は政治の影響を受けるべきではない」と主張しています。さらに「人種差別があってはならない」とも語っています。この時代の方としてはかなり先進的な感覚をお持ちだったと言えます。嘉納先生は1938年(昭和13年)に亡くなりました。彼が今の教育界,スポーツ界を観たら何と仰るのでしょうか?「部活動の地域移行」についてはどう考えられるでしょうか?案外賛成なさるかも。「時代に合わせて努力していきなさい」と助言なさるような気がします。.同時代(ちょっと後)に宮城県三本木出身の二階堂トクヨ先生が女子教育について努力していました。女子スポーツ選手の草分け,人見絹枝さんも教え子です。この時代の先生方の努力を我々は忘れてはならないと思います。...TorontoBlueJaysの菊池雄星が花巻市に最新設備を備えた室内練習場を寄付すると発表しました。筒香嘉智選手が和歌山県・橋本市に野球場を建設したことも記憶に新しいところです。このような社会貢献のやりかたもあります。他の選手はどのような社会貢献を見せてくれるでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.21
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BaseballClinicには「甲子園『監督の目』~そのときベンチは~」という記事が連載されています。(本ブログ1月6日投稿「BaseballClinic12月号は新基準バット特集」後半部分にも「専大松戸対東海大甲府,持丸修一監督と村中秀人監督」の話を書かせて戴きました)勝者の話ではなく,甲子園における試合の両監督が何を考えて采配を揮っていたかを振り返る企画です。とても勉強になります。この記事では勝ち負けは単なる結果にしか過ぎず,注目すべきなのは,何を根拠にその指示を選択したのかということが述べてある点です。監督の迷い,後悔,そのような話も載っています。1月号は今年夏の甲子園大会1回戦「市和歌山対東京学館新潟」の試合について,半田真一監督と旅川佑介監督が語っています。1イニングごとに両監督が語っていきますが,例えば東京学館新潟・旅川監督は「ウチの前進守備はオンラインよりちょっと前なんです。なので,私はオンラインぐらいに守っていると思っていたんですが,ビデオを見ると,それよりも全然前なんです。そこまで見なかった。大事な場面で,そういうところに気付けるかどうかですよね」と振り返っています。非常に興味深い談話ではないでしょうか。甲子園のベンチは低く感じる,グラウンドが高く感じると甲子園に出場した監督から聞いたことがあります。結果だけを報道する記事ではお目にかかれない話であると思います。この記事は「勝負事は,いかに相手に『嫌だ』と思わせるか,『ラッキー』と思わせないか。派手さはなくても,丁寧に相手が嫌がる攻めや守りをすることができれば,勝利は近づく。逆に言えば,それを怠ったときにはガラリと流れが変わってしまう」と結んでいます。みなさん如何ですか?.BaseballClinic1月号「経営学で読み解く監督の戦略インサイト」にも興味深い文章が載っていました。登場しているのは佐伯鶴城高校・渡邉正雄監督です。「私の理想は『野手ピッチャー』をつくることで,マウンド周りを含めた野手の動きができないと,投手は大成しないと考えています。ですから,ノックでは野手としてポジションを守らせています」このように渡邉監督が述べています。私も同様の考えでした。「二刀流」がどうのこうのではなく,ジュニア世代ではこれが基本です。この記事で渡邉監督と対談した城西大学・高柿健准教授が-対談後記-として次の話を述べています。「日常の利便性が高い現代は,『待つ』ことが難しい時代と言われます。時間制約のある高校野球も,勝つための条件として効率化が強調され,成長プロセスが簡略化されています」「勝利や成長の保証のない高校野球で,目を背けることなく,常に目を見開いて,機が熟すのを待ち続けるのは,指導者として簡単ではありません。渡邉監督の我慢(見ること・待つこと)とその覚悟が,公立校の制約の壁を打ち破り,甲子園出場とプロ野球選手の輩出というAIも予想困難な大逆転の成果(選手)の可能性を高めているのではないでしょうか」肝に銘じるべき話ですね。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.20
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12月号に続いてBaseballClinicでは新基準バットを特集しました。バットの話よりも戦術的な変化を予想する話が多かったようです。.米子松陰高校の塩塚尚人監督の話が面白かったと思います。「野球は点取りゲームではなく,“アウトを取るゲーム”と位置づけています」私も同感です。野球は守備側が攻めています。そして,サッカーやバスケットボールのようにボールを持っている側が得点する競技ではないので,そのように考えるべきです。「加えて,野球は“確率のスポーツ”でもあります。その中で最も確率が低いのが打撃」確率が低いからこそ取り組むべき,そしてそれが面白い,と考える方も多いと思いますが,私は打撃偏重過ぎると考えています。塩塚監督はさらに続けています。「『○○から安打を打とう』ではなく,『○○から点を取ろう』だと,話は変わってきます。ボールを見きわめて,四球で出塁する。そこから小技で進めて,本塁へ帰す……。極論,無安打でも点を取ることができますし,それこそが私の理想でもあります」「『打力がない=得点ができない』ではないのが,野球の面白さだと感じます」私も同感です。世の人々は「打って勝つ」方が面白いと考える方が多数を占めるとは思います。しかしそのような単純な野球では面白くないと考える私のような人間もいるのです。.世田谷西リトルシニアの吉田昌弘監督も興味深い話をしていました。「私のなかでは,一時期は高校野球が変わるかもしれませんが,また元の野球に戻るのではないかと予測しています」「高校野球も新基準の低反発バットになり,技術などが身に付く前は『打球が飛ばない』『安打が出ない』となれば,もともと大事な守備,走塁を,より重視する。その後,打撃技術などが身に付き,低反発バットでもしっかり打つことができ,長打が出やすくなれば……何かそのようなことをくり返していくのではないか,と思っています」私もなるほどと思います。...話は変わって1月18日に,谷繁元信さんと黒田博樹さんが野球殿堂博物館の競技者表彰で「殿堂入り」しました。2人とも印象に残る選手です。谷繁さんはNHK「球辞苑」等で深い話を聞かせてくれる方です。1月19日付河北新報の記事に印象に残る話が載っています。左手が右手よりも大きいそうです。長い間投手のボールを捕り続けた手です。誤解を恐れずに言えば「男の勲章」ということではないでしょうか。黒田さんも「男気」という言葉で印象に残る選手でした。多くを語る方ではないですが,後に続く選手に大きな影響を与えていると思います。もう一人,特別表彰で谷村友一さんが選出されました。長く審判員を務めた方です。毅然とした態度で公正・公平なジャッジをする審判員はもっと表彰されて然るべきであると考えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.19
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JR久慈駅から車で5分程度のところにある「三船十段記念館」,ここは久慈市出身の大柔道家・三船久蔵先生の資料を集めた資料館です。私は沢木耕太郎さんの影響で,鉄道等で様々なところを旅行するようになりました。「旅のつばくろ」「深夜特急」を読むと旅行をしたくなります。2023年の9月にはJR電車を乗り継ぎ,久慈市に行ってみました。目的は「三船十段記念館」です。駅に降り立った私はタクシーで記念館へ。小高い山の上にありました。.まず目に付いたのは駐車場の正面にある銅像です。正面玄関の写真です。併設されている道場です。タクシーの運転手さんの話ではここで大会が開かれることはほぼないということでした。大きな体育館で開催するらしいです。基本的には写真撮影は禁止なので,写真はこれだけです。.三船十段といえば有名なのは「空気投げ(隅落)」です。スポ根ドラマ風にいえば「必殺技」ということになるでしょうか。高校は仙台二中(旧制)を出ているので,宮城県とも所縁が深い方です。編み出した技は「空気投げ」のみならず,「球車」「大車」「踵返」「腕挫」「三角固」等もあるようです。身体が小さかった三船十段は様々な工夫を重ねたのではないかと推察いたします。記念館には,柔道関連のものだけではなく「書」などの三船十段の教養の深さを示すものも多数展示されていました。私がびっくりしたのは三船十段の生涯を解説した「人形劇」+「アニメ」でした。内容を憶えていないほど衝撃的でした。というよりもユニークでした。.これからも沢木耕太郎さんの真似をして,時々旅行をしてみるつもりです。...話は変わってNPBとプロ野球12球団が,能登半島地震の被災者に義援金1億円を送りました。LosAngelesDodgersの投資家グループと大谷翔平選手は1億4500万円(100万ドル)を義援金として寄付するということです。額の問題ではないのはわかりますが,スケールの違いを感じます。..1月17日の大崎タイムスにて村井嘉浩宮城県知事が部活動の地域移行支援について述べていました。目新しいことは何もありませんでした。当たり障りのないことを述べているという印象です。「必要な財源措置を国に強く要望していく」「指導者確保」という話をしていましたが,それは当然として,県としても市町村としても財源を確保していくことが必要になっていくことでしょう。また,教員の部活動に対する負担が減れば授業の質向上につながり,そして学力向上に繋がるのではないかというふうにとれる話を河北新報として書いていました。しかしそのような単純な話ではないはずで,短絡的です。おそらく「財源確保」「指導者確保」という話は今後も繰り返されるだろうと予想します。そしてそれは「進んでいない」ということの証しです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.18
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続×30・続・映画の話をさせて戴きます。[PERFECT DAYS]12月22日公開,ドイツのヴィム・ヴェンダース監督作品。役所広司さんが第76回カンヌ映画祭主演男優賞を受賞した作品です。役所さんが男優賞を受賞するのはわかるような気がしましたが,作品賞や監督賞は受賞しないだろうという印象です。ネタバレになりますが,キャストの役割がよくわかりませんでした。例えば田中泯さん。浮浪者の役なのですが,何故か踊ります。石川さゆりさんがスナックのママの役で出てきて歌います。田中さんだから踊る?石川さんだから歌う?作品のストーリーとの関連が薄いのではないかと思いました。難解な作品かもしれません。オーソン・ウェルズ監督の影響ではないかと思われる描写もありました。日常生活が淡々と進み,そして非日常生活が突然現れる,と言えばよろしいでしょうか。それにしてもなぜヴィム・ヴェンダース監督にメガホンを預けたのでしょうか?製作総指揮は役所広司さんです。彼が監督ではなければならない理由があったのでしょう,その理由と経緯が知りたいです。[トランボ ハリウッドに最も嫌われた男]稀代の脚本家ダルトン・トランボさんの共産主義弾圧(赤狩り)に抵抗した半生を描いた伝記映画です。2015年公開,ジェイ・ローチ監督作品。12月18日にNHK-BSで放映されました。政治に翻弄された人生を送った方です。とても興味深い作品になっております。トランボさんの作品として「ジョニーは戦場に行った」「スパルタカス」「栄光への脱出」等名作が並びます。しかしなんと言っても「ローマの休日」が一番だと私は思います。主演の「オードリー・ヘップバーンは『ローマの休日』のアン王女であってその他の映画のオードリー・ヘップバーンはオードリー・ヘップバーンではない」と私は思っております。NHKがBS放送を統合してしばらくの間,名作映画が数多く放映されました。かなり気合いが入っていたように思います。「ローマの休日」「明日に向って撃て!」「ジュラシックパーク」「東京物語」等々。[赦し]2023年3月18日公開のアンシュル・チョウハン監督作品。私は4月にこの作品を観ましたが,12月23日にwowowで放映されたので録画して再度観ました。劇場で鑑賞したときにはひとつひとつのカットが短いことで作品の流れについて行けませんでしたが,今回はそのようなことはありませんでした。娘を殺害された親と犯人,そしてその周りの人間の物語です。人としての「怒り」そして「赦し」,「罪」。考えさせられる作品です。[あれからどうした]劇場公開映画ではありません。年末に放送されたNHKのTVドラマです。「言っていることとやったことが別」「画面と音声が別のことを描いている」とでも言えばいいのでしょうか。ユニークな表現技法を用いたドラマだと思います。自分の本当の姿を隠す話です。面白いです。全3話。お薦めは第2話です。...話は変わって3月21日,22日に韓国で開催される「LosAngelesDodgers対SanDiegoPadres」戦が注目を集めています。1月17日の河北新報に試合会場の座席は1万6千席あまりであると書いていました。入手が困難であることは間違いないでしょう。他からの情報によると,日本からチケットを購入することはできないということでした。韓国人の知り合いに頼むとか方法はあるのでしょうが,懸念されるのは闇売買,高額転売です。フェアなチケット販売になることを望みます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.17
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12月25日の「球辞苑」のテーマは「セーフティーバント」でした。「セフティーバント」「セーフティーバント」はみなさんご存じの通り,和製英語であり,英語で表せば「bunt for a hit」です。「セーフティー」なので,「安全な」という意味が含まれているはずなのですが,なぜ「セフティー」という単語が使われるのかははっきりしていないようです。.私の持論ですが,バントは「セーフティーバント」であろうが「犠牲バント」であろうが基本は同じ,違いは構えるタイミングだけ,ということです。私の友人の高校野球元監督は「セーフティーバントのコツは早く走り始めることではなく,転がす場所だ。それなのに速く走ることだけ考えている選手がいる」と語っていました。番組の中で,楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔選手と東京ヤクルトスワローズの並木秀尊選手は,通常の打撃と同じタイミングで足を上げてバントに入ると話していました。私はそれでは遅いのではと思います。セフティーバントであろうが犠牲バントであろうが,転がしてから走るということは変わらないはずです。石井琢朗さんは「打つタイミングよりも早めに右足を上げて(左打者)バントの構えを作る」と話していました。逆に正田耕三さんは「一塁に走り出す動きの中でボールを捉える。バットのグリップの近くを持つ」と話していました。私はこれはむしろ特殊なのではと思いました。.MLBではセーフティーバントどころかバントそのものが激減しているそうです。また,パーフェクトゲームやノーヒットノーランゲームが進行中にセーフティーバントを行うことはタブーであるという不文律もあります。.セフティーバントを失敗すると「普通に打てば良かった」と後悔することが多いものですが,だからこそもう少し「セフティーバント」を極める努力をしても面白いのではないかと思いました。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.16
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1月14日には予定どおり都道府県対抗女子駅伝が京都で開催されました。福士加代子さんがNHKの放送で解説を務めていました。ユーモアもあり選手に寄り添った話もあり,感銘を受けました。増田明美さんの取材を元にした話も興味深いものがありますが,私は福士さんの話の方が好きです。この都道府県対抗駅伝は「選抜チーム」での出場でしょうか。「選抜」とも違うように思います。発想としては駅伝界独特の考えであるのでは?.1区の石川県チーム・五島莉乃選手の区間賞を獲得した走りは被災者の皆さんに大きな勇気をもたらしたと思います。私も能登半島地震被災者の選手の皆さんには頑張って欲しいと思っていました。改めて被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。.しかし,あまり魅力のある大会には思えません。ドラマ性もそれほど感じません。どうしても箱根駅伝,ニューイヤー駅伝と比べてしまいます。中学生の強化事業としては意義があるかもしれません。いつまで続くのでしょうか。宮城県チームの皆さん,29年ぶり2回目の優勝おめでとうございました。最終区間での逆転は見事でした。宮城県チームのアンカーの小梅遥選手は新潟出身であるそうです。高校は仙台育英,所属陸上競技協会は東京らしいです。選手の出場基準がそれを許しているからなのですが,「都道府県対抗」を鑑み,出場基準を公正なものにすることも大切でしょう。RugbyWorld CupやWorld Baseball Classicの出場基準からするとおかしなものではないと思います。私が不快だったのは,優勝インタビューで監督と選手が「村田機械」というボード?を持たせられていたことです。協賛企業のコマーシャルであると推察します。さすがにNHKはそれが画面に入らないようにしていましたが,最初だけ映ってしまいました。スポンサーがつかないと開催できないのはわかりますが,行き過ぎたコマーシャルだと思います。入場料を徴収できるわけでもないので,予算的に苦しい状況なのかもしれません。また,審判員,スタッフ,補助員等がかなり多く必要なのが駅伝大会です。もっと役員の数を減らさないと今後開催できない状況に追い込まれるかもしれません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.15
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1月13日に開催された大学ラグビー選手権決勝「明治対帝京」は雨のなか始まりました。雪に変わりました。さらに雷。中断です。思い出したのは「雪の早明戦」です。中断中の放送席でも「雪の早明戦」が話題になっていました。(2022年1月14日に本ブログにて投稿した「雪の早明戦」もご覧戴けると嬉しいです)「雷の明帝戦」?でしょうか。中断後,アップをして準備をした帝京,ほとんど動かなかった明治。なぜ明治は再度アップをしなかったのでしょうか。スタミナ温存?そうではないと思います。あの場面でスタミナを温存しなければならないのなら普段の練習に問題があります。.帝京はフォワードを中心に前に進みます。「前へ」とは明治のイメージです。明治のお株を奪うひたむきな前への突進,見応えがありました。前半終了間際,帝京がノックオン,それをきっかけに明治がトライ,これで流れが変わるのではと思いました。しかし後半に入り帝京が差を広げました。雪は止みません。結局34-15で帝京が勝利,3連覇を遂げました。印象に残る試合でした。「雪の早明戦」ほどではないですが,「雷と雪の明帝戦」として語り継がれるかもしれません。...話は変わって都道府県対抗女子駅伝の開会式が行われたというニュースをTVで観ました。前日に行うのは選手の配置等を考えると致し方ないことだと思うのですが,体育館で行うということにも違和感を感じます。というよりも開会式は必要なのでしょうか?私は開会式は無しにして,選手の皆さんにはレースに集中してもらった方が宜しいかと考えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.14
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JR東日本が発行している「トランヴェール」という雑誌をご存じですか。新幹線に乗ると座席の前のポケットに入れてあります。この「トランヴェール」に沢木耕太郎さんが連載していたのが「旅のつばくろ」なる紀行文です。連載は2022年3月に終了したようで,残念に思っておりました。私はJR東日本の新幹線に乗ったときには真っ先にこの「トランヴェール」を手にして「旅のつばくろ」を読んだものでした。この連載が単行本化し発刊されたのが,2020年のことでした。先日購入し,読んでみました。やはり面白い文章が次々出てきました。.栗原市築館の話が出てきます。私も聞きにいった「文化講演会」のことです。栗原文化会館での講演でした。沢木さんの代表作「一瞬の夏」の話をしてくれたのをよく憶えています。それは余談として,講演会を終えたあと,ある寿司屋さんにサインを求められた話が興味深いのです。一迫の寿司屋さんが沢木さんの著作に「サインをしてくれないか」と尋ねたそうです。その本はすべて初版本,沢木さんはそのお寿司屋さんに感謝したということでした。その夜は懇親会だったのですが,そこを抜け出し一迫のお寿司屋さんにタクシーで向かったそうです。以後,そのお寿司屋さんとは現在に至るまで交流が続いているようで,仙台に進出したその店主の和食屋さんに足を運んでいるそうです。沢木さんの栗原との繋がりを聞き,嬉しくなりました。.もう一つ栗原の話です。沢木さんの行きつけの理髪店での話です。主人がくりこま高原駅の近くに実家があるそうです。志波姫でしょうか?近くという感覚はあやふやなもので,もしかして築館かもしれないし若柳かもしれません。その主人が故郷に帰り,須川温泉に泊まったという話でした。.「旅のつばくろ」にはちょっとだけ「一瞬の夏」の登場人物,カシアス内藤さんとエディ・タウンゼントさんの話が出てきます。.塩竃の話も出てきます。これは将棋の中原誠さんのふるさとを訪ねたエッセイでした。.凄く楽しく読める本でした。沢木耕太郎さんの著書はいつも「私は」という主語を使っています。「私たちは」とは言いません。そして旅はいつも「一人旅」です。人とつるむことは好まない方のようです。私も彼を真似て「一人旅」をするようになりました。彼の作品は「人間」を見つめています。良いか悪いかではありません。深く見つめて理解しようとします。私もこのような見方ができるようになりたいです。...福岡ソフトバンクホークスが非難されています。獲得した山川穂高選手の人的補償問題です。当初は和田毅投手が移籍するという話でしたが,それが大騒ぎとなり,甲斐野央投手が代わりに移籍するという後味の悪い決着となりました。そもそも山川選手を獲得する必要があるのかというところがポイントです。山川選手と和田選手では釣り合わないということです。これは「戦力」としての話ではありません。では甲斐野投手が釣り合うのか?それも違うのではないかという話が優勢です。和田投手は年齢的なことではなく,高額年俸がネックとなり人的補償において指名されないだろう,ということでプロテクトから外れたらしいです。しかしそのような問題ではなく,大きな問題を起こした山川選手を獲得しようとしたことに問題があるのです。私は山川選手をFAで移籍させるのではなく,「金銭トレード」という方法をとるべきだったと思います。西武ライオンズの方のやりかたもどうかと思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.13
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「センス」という語句は実にあやふやであり科学的に解明できているとは言い難いと思われます。しかし,選手のプレーに対してだけではなく,指導者(監督)に対しても「センス」を感じる場合があります。野球で言えば「打順を組むセンス」「ポジション配置のセンス」があると思います。結局は「センス」は「知識」によるものが大きいのではないでしょうか。但し,知識だけではなく「ひらめき」「勝負勘」というものもあるような気がします。これは理屈で説明することはできないと思います。結果論で語ってはいけないと考えます。選手に対する「アドバイスのセンス」ということもあります。「アドバイスをするタイミング」「言い方」のようなものです。その内容とはまた別の「センス」ではないでしょうか。同じ練習を行うにしても,単に数を重ねるだけではなく,「設定」にセンスが求められると思います。例えば「フリーバッティング」。単純に30本とか100本ということではなく実戦的な要素を盛り込む,つまり「右打ち」「ゴロゴー」「カウント別」「アウトカウント別」等をフリーバッティングの中で設定できるかどうか,このようなことです。ノックでも,単に数を打つ,全員に同じようなノックをする,というのは如何なものかと思います。試合の打球をいかにイメージして打つかがノッカーのセンスです。また,「勝負勘」を養うために「将棋」「麻雀」等を趣味として行うという方がいます。これは「勝負勘」という「センス」を磨くことに繋がるのでしょうか?御意見をお願いします。私は「パチンコ」は関係ないと思います。野球のGAMEの中で「ここが勝負所」という場面があります。監督の中にはそれを感じることができない方も見受けられます。「センスがない」ということになるのでしょうか。「センス」のある指導者は「ここが勝負のポイントだ」ということを正確に把握できるのだと思います。そして「なんでこんなことをするのかな」という采配をする監督もいます。試合後に「なるほど」と思う采配もありますが,GAMEを滅茶苦茶にする監督もいます。うまく説明できませんが,指導者にも「センス」が必要なことは間違いありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.12
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年末にはTVで様々な特別番組が放送されます。スポーツ関係でも「珍プレー好プレー」「スポーツハイライト」等が昨年末に放送されました。恒例となっているのは「珍好プレー」の他に「戦力外通告」でしょうか。私は毎年楽しみにしているのは,地上波ではないですが,wowowの「ExciteMatch総集編」です。他にも「高校野球ハイライト」「大相撲ハイライト」の類の番組は放送されたようです。私が言っているのは大会直後に放送される総集編番組ではなく,年末の1年間を振り返る番組です。私が残念に思っているのはNHKの「スポーツハイライト」がなくなったことです。民放のスポーツ回顧番組と違って,ゲストがよくわからない話をするのではなく,まじめにスポーツのトピックを集めたものでした。復活しないのでしょうか?昨年末に目立ったのはWorld Baseball Classic,大谷翔平選手関連の番組でした。それだけ社会的な影響が大きかったことになるのですが,どの局でもあまり代わり映えのない内容だったように思います。もっと特徴を出しては如何でしょうか。...話は変わって今永昇太投手がChicagoCubsに移籍することになりました。鈴木聖也選手と共に活躍してくれることを期待します。今永投手は試合で投げるチャンスはあると思いますが,SanDiegoPadresに移籍することが決まった松井裕樹投手の方はどうでしょうか。マウンドに上がるとすれば中継ぎの可能性が高いと思います。大谷翔平選手を抑えることよりも,まずは試合で使ってもらえるように努力してください。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.11
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12月18日のNHK-BS「球辞苑」のテーマは「投球間隔」でした。西武ライオンズの栗山巧選手が話していましたが,投手が早く投げようとすると「クイックピッチ」の可能性が出てくるはずです。だから打者に対しては「早く構えろ」というルールになっているのです。「クイックピッチ」は打者の安全を守るルールなので,ここのところは慎重に考えるべきです。番組の中で楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹選手も話していたことですが,無駄な動きをなくすことがポイントになることでしょう。ただし私に言わせれば,時間短縮のためではなく,規則違反(ボーク)の動きをやめるということを求めます。もう一つ,ヤクルトスワローズの清水昇投手が話していた「捕手からの返球を前に歩いて行って捕る」癖についてです。これはよくある癖です。私も中学野球の指導で,無駄な動きなので止めさせたことがありました。前田健太投手が話していたことに興味を引かれました。「ランナーも時計を見て,3・2・1となったらスタートを切ったりする」つまり,時間がなくなると走者は盗塁のスタートを切るのが容易になるということです。投手は「投げるしかなくなる」という状況になる,そういうことです。これでは面白くありません。けん制回数の制限もあるし,さらに塁ベースのサイズアップもあり,盗塁数が大幅に増えるのは当然です。盗塁記録は2023年以前と以後では区別すべきではないでしょうか。元中日の左腕投手・松本幸行さんの話は信じられませんでした。投球間隔4秒?ロジンに触ったりしなかったのでしょうか。.テーマは「投球間隔」ですが,どうしても話は「ピッチクロック」に行ってしまいます。コアな野球ファンで「ピッチクロック」に賛成する方はごく少数なのではないでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.10
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性懲りもなく「西鉄ライオンズ」の話を投稿します。今回は河村英文さんが書いた「西鉄ライオンズ 最強軍団の内幕」の紹介なのですが,暴露本のような内容です。河村さんは西鉄の投手だった方です。選手が書いた本は深みを感じさせることは少なく,この本もその例に漏れませんでした。しかし,いくつか興味を引かれるエピソードが書かれています。.ダブルヘッダー(今はほとんどないですが)の前日,かなり深酒をしたときのこと,野口正明投手は「あしたは絶対に打たれるな」と,先発投手にハッパをかけけたそうです。豊田泰光選手に至っては,試合中に「ここで打たれるな。打たれたら,もう遊んでやらんぞ」と投手を激励したそうです。.新人だった仰木彬選手に三原脩監督がノックをしたときのエピソードです。「殺人ノック」でした。ゴロをつかんだ仰木選手が立ち上がりざま,三原監督めがけて力いっぱい投げつけました。このとき,三原監督は満足げな表情で仰木選手を見つめたそうです。.昭和29年(1954年)頃の「サイン」の話です。サインは単純で,「フラッシュサイン」であったチームがほとんどだったようです。河村さんの話になるのですが,中でもひどかったのが近鉄だったと語っています。「スパイクで地面をガリガリひっかく。これが盗塁のサイン。送りバントは腰のベルトを触る。昔ベルトのことをバンドと呼んでいたので,バントとバンドをもじったものだろう」「あまりにも単純明快すぎて,味方はおろか敵方までわかっていた」時代が違うとはいえ,笑える話です。.三原監督の言葉を書いていました。「野球とは筋書きのないドラマだ。先が見えるような野球では面白くない。したがって最後まであきらめてはいかん。そんなことが起こるかわからないんだから」「野球は筋書きのないドラマ」は三原監督が考え出した言葉であるそうです。さすがは三原監督です。.本ブログで8月から10月にかけて長々と紹介させて戴いた「魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ」に比べると興味深い話は少なかったのですが,私自身の「西鉄ライオンズ」「三原脩監督」に対する興味はまだまだ衰えていません。次は豊田泰光選手の著書を読もうかと考えております。...話は変わって全国高校サッカー選手権大会は1月8日に決勝が行われ,青森山田が近江を3-1で降し4度目の優勝を飾りました。青森山田の皆さん,おめでとうございます。近江はサッカー部も「近江ブルー」でした。それだけのことで近江高校を応援したくなります。近江高校吹奏楽部は甲子園と同じ曲を国立競技場で演奏したということでした。東北人としては青森山田を応援すべき?. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.09
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「箱根駅伝」の話です。1月6日付の河北新報に「箱根駅伝,再び関東限定に」という小さな見出しの記事が載っていました。理由として「加盟校に所属する競技者の強化を最優先すること」「交通規制などの問題で出場校の増加が困難なこと」を挙げています。そして「関東の大会として,さらに魅力あるものにしていくことが,ふさわしい発展のあり方だと考える」と書いてありました。理解に苦しみます。今言い始めることではないと思います。第100回大会では節目を記念し,予選会の参加資格を日本学生陸上競技連合の選手に拡大しました。全国の選手に箱根駅伝へ参加できるチャンスを与えました。関東学生陸上競技連盟以外からも関西や北海道,九州など全国各地から11校が参加したものの,京産大の27位が最高であり,いずれも予選会を突破できませんでした。関東学生陸上競技連盟では「限られた出場枠の中で出場権を獲得するために関東の多くの学生競技者が日々努力を重ねている。本連盟としては関東の学生競技者にできる限り出場枠を提供したい」「箱根駅伝があることで,関東の大学に選手が集まっていることは,周知の事実です。ただそれは,先人たちが箱根駅伝を魅力ある大会に育ててきた結果に他なりません。その結果,関東の学生長距離界のレベルが向上するとともに,箱根駅伝の魅力もますます増してきたものです。その事実を否定的に評価する必要はないと考えます」と公式見解を述べています。1月1日投稿本ブログ「Number1087・1088「僕が考える箱根10の論点」にもある話ですが,柏原竜二さんも「やると決めたからには5年は様子を見るべき」と述べています。私も同感です。「第100回記念大会限定」だったのでしょうか?ならば最初からそう謳うべきです。関東以外の大学が予選会で下位に沈んだからと言って,すぐに門を閉ざしていいものでしょうか。1年だけで判断していいのでしょうか?いろいろな方が様々な意見を述べ,その上で判断したことでしょうが,当事者を納得させる話ではないと考えます。皆さん,如何ですか?...話は変わって1月8日付けの河北新報に「全中大会の縮小検討」という小さな見出しの記事が載っていました。今頃「検討」を始めたのでしょうか。とっくにしていると思っていました。どういう事情であるのかわかりませんが,本当はとっくに検討を始めていたのでは?中学校の部活動の地域移行を進めるのですから,当然大会も地域に移行することになります。中学生の全国大会である「全中」を教員の手から離すということができなければ「地域移行」はできないはずです。本ブログ2023年5月9日投稿「どうする中総体」をご覧になって戴けるようお願いします。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.08
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今回もBaseballClinic12月号の話です。.日本ゴルフ協会の鈴木タケルさんが「ゴルフ競技のとの比較から考える野球の打撃」なる記事に面白い話を載せていました。「クリティカルシンキング」という考え方についてでした。あまり聞き慣れない言葉なのですが「否定的見方」という意味らしいです。「『健全な否定的思考』を大切にしています。単に否定するのではなく,直感や先入観に左右されず,否定的な見方を持つことが重要だと思っています。大御所の方が発言しても,疑問を持って聞くことが大切です」私も肝に銘じます。.このブログでも何回か反論させて戴いた元NPB審判員の山﨑夏生さんの「一途一心の野球道」という連載記事のことです。12月号では「プレーと判定の難しさをお互いに認め合うことは,非常に大切なのです。アマチュア野球の世界ですと,審判の難しさを知る指導者があまりに少ないのではないか,と憂慮します。ひょっとしたら,審判が権威を振りかざし,頭から抑え込まれていると感じているのかも……」と山﨑さんが述べています。逆に言えば「指導者の難しさを知る審判があまりにも少ないのではないか」ということを私は感じています。指導者が猛暑の中,吹雪の中,練習に毎日のように取り組んでいること,そして周囲からの批判にさらされていることを審判員は知らないのでは?と思います。また逆に言えば「審判員が周囲の批判にさらされていることを指導者は知らないのではないか」ということも言えるのだと思います。しかし,審判員の皆さんが,猛暑の中,吹雪の中,毎日のように判定の練習をしている,という話は聞いたことがありません。山﨑さんは認めています。「審判が権威を振りかざし,頭から抑え込まれていると感じているのかも」このような審判員が存在するということでは?審判員はまず正確な判定をすることが第一義であるはずです。そのためには機械,ビデオ判定の力を借りるべきです。話はズレるかもしれませんが,ゆくゆくは「AI」の力を借りてスポーツの監督が采配を揮う時代が来ると考えます。もしかしてすでに実践しているチームがあるかもしれません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.07
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BaseballClinic12月号には「待ったなし!新基準バットの時代1」というタイトルがついていました。1月号が“Ⅱ”なので,2回にわたって新基準バットを特集したということです。新基準バットは「飛ばない」とか「選手による」とか「芯に当たれば飛ぶ」であるとか「技術が必要」とか,様々な話が出ているようです。.同号に出ていた興味深い話を紹介します。.日大三高の小倉全由前監督が法政大学の五明公男元監督に聞いた話であるそうです。「『もし相手チームに江川卓投手がいて,攻略したいと思ったら,どんなバッティング指導をしますか?』と尋ねたことがありました。すると五明先生は,『150㌔のボールを打つ練習をしたところで意味がない』と,はっきり言われました。『それなら,ゆるいボールを打って,正しいスイングを身に付けさせて,そのスイングで速いボールに対応できるように目を慣らさせていく」というのです」小倉監督はフリー打撃で投手をマウンドの2~3㍍も前に出して投げさせたりしていたそうです。五明監督には「そういう練習をしても,ストライクが来るのか?」と言われたということです。打撃投手は速い球を投げようとするから10球のうちストライクは何球も来ないので,たまに当たっても出会い頭,自分のスイングで打っている打球ではない,それでは意味がない,と言われたそうです。私もなるほどと思いました。しかし,私は打撃は「感覚」であり,フォームはその次のこと,というのが持論です。「眼」「タイミング」といったことが先決だと考えております。皆さん,如何でしょうか。.BaseballClinicに連載している「甲子園 監督の眼」という興味深い記事があります。試合の中で監督がどのような考えで試合を進めていたのかを知ることができて,とても勉強になります。12月号は「専大松戸対東海大甲府」,昨年夏の選手権大会の試合における,持丸修一監督と村中秀人監督の談話でした。3回裏の専大松戸の攻撃の場面,1死満塁,両チーム無得点です。ここで打者はやや浅い右飛,三塁走者は思いきって本塁へタッグアップ,好返球でしたがセーフとなり得点,というプレーでした。ここで専大松戸の二塁走者と一塁走者もタッグアップしました。二塁走者はあり得るとしても,一塁走者はハーフウェイがセオリーです。しかし専大松戸の持丸監督は「本塁に投げるに決まっているんですから。これも決まり事。練習しています」と語っています。しっかり準備しているのですね。持丸監督は「普段は,併殺なのかバックホームなのか,決めるんですよ。併殺を取れるなら併殺,弱い当たりならバックホームとかは普通やらないんです」専大松戸は4対3とリードしていた6回表1死満塁の場面で前進守備を敷き,遊撃手が弾き一つしかアウトを取れなかった場面があったようです。練習では,打球によって併殺かバックホームかという選択をさせていたという話でした。持丸監督はこの場面,「併殺なら併殺,本塁なら本塁」としておけばよかったと語っています。持丸監督でもこのような「迷い」があるのですね。深い話です。如何ですか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.06
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花園ラグビー場で開催されている全国高校ラグビーに福井県代表として若狭東・敦賀工合同チームが出場しました。試合は目黒学院に敗れましたが,その出場に至る経緯を聞くと私も思い出すことがありました。若狭東は今大会の予選には春に新入生が入部して人数が足りており,単独で出場できたそうです。しかし,部員不足のため2月から敦賀工と共に活動していたということがあって,合同チームで出場することを持ちかけたということでした。若狭東は7年連続で花園に出場しており,今大会に合同チームで出場すれば,その連続記録は途切れることになるということはわかっていたそうです。朽木雅文監督は「敦賀工業で,一人で練習しているという時点で,ラグビーをやる仲間として,何とかしてやりたいという思いはあった」と語りました。感銘を受ける言葉でした。若狭東と敦賀工は40km離れていて,決して一緒に練習することは簡単ではありません。この話は12月25日のラグビー情報番組「RugbyWeekly」でドキュメンタリーとして放送されました。.この話を聞いて思い出したのは,私の中学野球監督時代の経験です。Ⅰ年生研修大会という公式戦ではない強化事業のことです。私のチームは単独で参加できましたが,隣のチームが部員不足で参加が難しいので,私のチームに受け入れ,合同チームとして参加することにしました。すると保護者からクレームが入りました。「単独で出られるのだから単独で出ろ」ということでした。私が主張したのは若狭東の朽木監督と同じようなことでした。「彼らも参加させたい」と話し,合同チームでの参加を強行しました。私はこのときの判断は正しかったと思っています。このときの保護者はどう考えているのでしょうか。...今回の全国高校ラグビー大会に出場した仙台育英の主将は栗原市立栗原南中(瀬峰)出身です。二上大悟君,今後の精進に期待します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.05
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往路は雨の中のレース,そしてなかなかドラマチックな展開となりました。.能登半島地震だけでなく,今度は2日夕方に日航機と海上保安機衝突炎上事故が起きました。事故に遭われた方にお見舞い申し上げます。お正月から大変な日々が続きます。令和6年が穏やかな年になることを願います。箱根駅伝の選手の中にも能登半島地震,日航機海保機事故の関係者もいることでしょう。何を思って走るのでしょうか。..コロナ禍が落ち着いてきたこともあり,沿道の応援者もかなり増えました。選手の邪魔になることは絶対しないようにしましょう!.私が気になっていることが一つあります。それは一部選手の服装です。だらしなくなってきています。これは駅伝だけでなく他のスポーツでも同じことが言えます。「時代の流れ」という安易な言葉ではすまされないと思います。襷はひらひらなびかせて走るような物ではないはずです。.法政大学6区の武田和馬選手は一関学院高校出身です。見事区間賞!おめでとうございます。総合順位だけでなくこのようなトピックがあるのも箱根駅伝の魅力です。近隣の選手が活躍すると嬉しいですね。.6区山下りを終わって差を広げる青山学院,駒沢を追う城西,どんなドラマが待っているのか?.それにしても,創価の榎木和貴監督が語った「名前やタイムが走るんじゃない、人が走るんだ」という言葉は名言です。.復路に入ると,興味は総合順位から次第にシード権争いや個人記録に移っていきます。このことも箱根駅伝独特の現象ではないかと思います。自チームは下位に沈んでいても区間賞を取って満足げにインタビューに応える選手もいます。.第9中継所では4チームが繰り上げスタートということになりました。以前には,あと少しで襷が繋がったのにというドラマがありましたが,今年はそのような状況にはなりませんでした。.最後に注目するのは「シード権争い」です。復路を一斉スタートで走り始めたチームはすぐに順位が確定しません。ハラハラする時間が続きます。最後にシード権を獲得したのは大東文化でした。「見た目の順位」と「実際の順位」というものが出てくるので,一斉スタートを止めて全て時間差スタートにして欲しいともちょっぴり考えますが,地域住民の皆さんへの交通に大きな影響を及ぼすので仕方ありません。.レースが進むにつれて差が広がる青山学院と駒沢,ドラマは起きませんでした。私が疑問に思うのは,レース予想はに何を根拠にしているのかということです。素人が予想をして,それをメディアが報じているのではないはずです。前年の順位?出雲・全日本の結果?エントリー選手のトラック競技の持ちタイム?予想は「駒沢に死角なし」「絶対王者」でした。選手のコンディションとかも考慮しているのでしょうか?もっと注目すべきデータがあるのでは?この予想の中で,青山学院が区間賞5名,区間2位が2名ということがあるはずがないと思うのですがどうですか。勿論,駒沢が目標を失ってしまったのかもしれません。とはいえ,予想どおりではないから我々ファンを楽しませてくれることは確かです。そして「予想」「展望」が信用できないということを示した「第100回箱根駅伝」であったと思います。.「第100回東京箱根間大学駅伝競走」は青山学院大学の総合優勝で幕を閉じました。お正月も終了です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.04
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私の正月の最優先事項は,餅を食べることでも元朝参りでも新年会でもなく,「箱根駅伝」を観ることです。コロナ禍前は2年に一度ぐらいですが現地生観戦していた時期もありました。一部に能登半島地震の翌日に開催することに対する批判もあったようです。.1区から駒沢が独走,私は以前から大八木弘明監督率いる駒沢を応援してきたのですがそれでも,これでは面白くないと思いました。順天堂の三浦龍司選手は区間10位でした。これは順当なのでしょうか。もう少し上の順位でも良いような気がするのですがどうでしょうか。駅伝というよりも3000m障害でオリンピックを目指しているのでしょうが,駅伝と3000m障害は全く違う種目だということなのでしょうか。専門家の御意見を求む!.現在も根強い「外国人枠」について昔の話であり時代が違うことではありますが,山梨学院大学が外国人留学生を起用した当初,「黒人を使うな」と罵声を浴びたり,批判的な手紙が大学に送られてきたこともあったそうです。これは論外だと思います。人種差別以外の何ものでもありません。MLBでは日本人は通用しない,体格が違う,とか言われた時代がありました。大谷翔平選手を見てください。MLBの懐の深さを見習いましょう。.各大学給水担当の補助員が少々選手の邪魔になっているように見えるのですが,大丈夫でしょうか。気をつけてほしいと思います。.2区が終わったところで青山学院が駒沢との差を詰めて22秒差,ドラマを期待させました。3区で青山学院が先頭に立ったのですが,駒沢にしてみれば「三大駅伝」すべてでトップで走るという快挙が崩れた瞬間でした。ただし駒沢にしてみれば射程距離内だということだったのでしょう。4区で差を広げた青山学院,苦しくなってきた駒沢。当事者は大変なのはわかりますが,観ている方は面白い展開でした。あとは5区山登りです。5区が終わって,青山学院が往路を制しました。予想を覆す痺れる展開でした。2位駒沢との差は2分38秒です。圧倒的有利と言われながらもやってみたら結果は2位,駒沢にしてみれば悔しい結果だったことでしょう。青山学院だけでなく駒沢も往路新記録だったのですから,青山学院の健闘を称えるべきです。3位の城西大学が順位を上げたらとんでもないことになるのでは?青山学院か駒沢がどこかで崩れたら?ありえることだと考えます。1月3日の復路もとても楽しみです。..箱根駅伝を観終わった後は大学ラグビー準決勝です。私が応援していた京都産業は明治に30対52で敗退,無念でした。もう一試合の天理も応援していましたが,こちらも帝京に敗退,無念でした。実はこの準決勝のTV中継がNHK-Eテレにチャンネルが変更になっていたことに気づきませんでした。不覚。これで決勝は「明治対帝京」の組み合わせとなりました。1月13日が楽しみです。..「箱根駅伝」「大学ラグビー」から元気をもらった方も多いのでないでしょうか。能登半島地震の被災者の皆さんへの励ましになればと思います。改めて能登半島地震の被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.03
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昨日起きた能登半島地震の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。私も東日本大震災の被災者ですが,そのときのことを思い出しました。落ち着いて行動なさってください。..今回もNumberの話です。1087・1088号には面白い話がたくさん載っていました。箱根駅伝については興味深い話がいくつでもあるような気がします。ルポライターの皆さんにはぜひ掘り起こして戴きたいと思います。よろしくお願いします。「1987年山梨学院大学」サブタイトルは「愚直さと秘策がもたらした初出場」です。山梨学院大学の駅伝の歴史を創った上田誠仁監督とそれを支えた皆さんのドキュメンタリーでした。短いドキュメンタリーですが,心に響きます。箱根駅伝に初出場を果たした瞬間,涙を流している上田監督に見知らぬおじさんが「丸い月夜も今宵限り」と話しかけたそうです。上田監督は今でもこの言葉を大切にしているということでした。.次に「箱根の山下りに神はいるか」という記事についてです。5区の山登りの強者は「山の神」と讃えられるが,6区を下る最速の選手には何の称号も与えられない,と書いています。2020年東海大学で6区を走った館澤亨次選手の話です。「痛さより心肺のきつさの方がマシだろうと思って,あえてペースを上げました。"きつい"で“痛い”を消したんです」これは陸上競技の選手にしかわからない感覚かもしれません。..これは同号に載っていたサッカーの話です。「アフリカでは『ワクチンを打ちます』と言っても人は来ないが,『サッカーの試合をやります』というと大勢が集まり,そこでワクチンを打つ」興味深い話です。...話は変わって1月1日には恒例の「NEWYEAR駅伝」が行われました。私が興味を持ったのは「富士山の銘水」という会社のチームでした。会社名が「富士山の銘水」です。2022年創部であるそうなので,できたばかりのチームということになります。天然水だけでなくウオーターサーバーも販売しているらしく,そんなに小さな会社でもないみたいです。予想を覆すドラマはなかったようです。トヨタ自動車の皆さん,おめでとうございます。どっかのチームのように優勝旗をなくさないようにしてください。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.02
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あけましておめでとうございます。今年も本ブログを訪れて戴けるようお願い申し上げます。.Number1087・1088に「二代目山の神」と呼ばれた柏原竜二さんが箱根駅伝に対してとても興味深い意見を述べていました。「箱根駅伝が世界への弊害になっていると書き立てられたが,箱根駅伝の歴史にはしっかりとした敬意を表してほしい。箱根をゴールとして頑張るのも一つ,箱根をステップとして世界を目指すのも一つ,多様さが箱根駅伝が100回も続いている魅力」私も賛成です。プロ野球側から見た甲子園と同じ話です。「箱根駅伝ほどの満足感は一般社会にはまずない。だからこそ社会に出てから,俺はもっとやれるんだと思い込んでしまう」なるほど。「外国人選手が走るのはどうなんだという意見もあったが,別に今のご時世いいじゃないかと思う。それこそ多様性。ただ,留学生を起用したチームの多くは優勝していない現実を見なければならない」これも私は賛成。本ブログでも繰り返し主張してきました。「(留学生選手がいると)依存している可能性が高い。あとは〇〇が走ってくれるからみたいな打算が入る」確かにそうかもしれませんね。これについては指導者の皆さんの話も聞きたいですね。「箱根駅伝の全国化については,基本的にどちらでも良い。ただしやると決めたからには5年は様子を見るべき」元々は「関東大会」である「箱根駅伝」ですが,異常な人気によって「全国化」の流れが出てきました。私は,「全日本」,「出雲」があるので全国化に向かう必要はそれほど感じません。しかし,金栗四三さん始め「箱根駅伝」の創始者の方々はどう思うでしょうか。駅伝振興のために,全国化を望むかもしれませんね。「箱根駅伝の人気の理由。お正月にみんなが家にいる時間に放送される。絶妙な出場校数,30も40も出場すると襷渡しがメインとなってしまう。戦時下でも開催されるなど長い歴史を持つ,甲子園にも感じる」その通りです。箱根駅伝が正月以外の開催だったら,または年数回の開催になったらあれほどのTV視聴率にはならないし,魅力は半減します。「駅伝ランナーへの奨学金等について。知っておいてほしいのは,選手たちは学業と競技を両立させるため,アルバイトもできない厳しい生活を送っていること」駅伝だけではなく,スポーツに関する奨学金はあっても良いと私も思います。しかし,裏金等の不正はいけません。しっかりした制度,ルールの中で行っていくことが必要です。「今回,関東学生連合チームが編成されなかったことについても,賛否両論あった。学生連合を残したいのであれば存在意義を見せつけるべき」私は「学生連合」は必要ないと思っています。野球やラグビー他のような「合同チーム」とは全く違います。自分のチームで出場できる道があるのですから,そこで目指すのが本筋です。..さて明日はいよいよ箱根駅伝です。まさに国民的行事です。優勝候補筆頭は駒沢ですが,そのまますんなりと予想どおりに行くのでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.01.01
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