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続×30・続・続・続・続・続・続・続・続・続・映画の話をさせて戴きます。[マッドマックス:フュリオサ]5月31日公開に公開されたジョージ・ミラー監督作品です。どちらかと言えば私の好みのジャンルの作品ではないのですが,面白いという評判なので観に行きました。観客は平日だったということもあったのか年配の方が多かったです。シリーズが始まったころからのファンの方々でしょうか。とても面白い作品だと思います。VFXよりもアクションシーンのアイディアが素晴らしいと思いました。似たようなアクションシーンが出てくるシリーズなので工夫を凝らしたと思われます。アクション映画が好きな方には堪えられない作品かもしれません。[花咲舞が黙ってない]劇場映画ではなく,TVドラマの話です。池井戸潤さんの原作であると聞き,視聴してみました。民放ドラマらしい作品だと思いました。なかなか痛快なドラマです。主演の今田美桜さんの大きな眼の迫力が作品の雰囲気を盛り上げていると思います。彼女だからこそ演じられるキャラクターのように思えます。[青春18X2君へと続く道]5月3日公開ですが,シネマリオーネ古川では6月7日からの上映でした。さすがは藤井道人監督,またも良い映画を創ってくれました。この作品は,恋愛映画であり青春映画でもありますが,私の感覚ではロードムービーです。主な舞台は台湾ですが,私が訪ね歩いた日本の松本,長岡,只見の光景も出てきます。また,アニメ「スラムダンク」,岩井俊二監督の「Love Letter」についても語られています。そして,黒木華さん,黒木瞳さん,松重豊さんも少しの時間ですがなぜか出演していました。ちなみに主演はシュー・グァンハンさんと清原果耶さんです。美しい映像,美しい音楽で綴られる物語です。特に「ランタン」の場面の美しさに魅せられます。私はシネマリオーネ古川で上映されることを知っていたので,鑑賞は6月7日まで待ちました。平日に観たためか,観客は年配の方が多かったようです。なぜ舞台が松本なのか,なぜ「スラムダンク」なのか?なぜベテラン俳優陣を少しの時間しか出演させなかったのか?突っ込みたくなる部分もありますが,ラストの方は涙を誘われます。私はこの作品を「作品賞」「監督賞」「撮影賞」に推したいと思います。藤井監督の次回作に期待します。次回も期待に応えてくれるものと信じております。[マネーボール]6月17日にNHK-BSで放映された2011年の作品です。ブラッド・ビットさんが主演したベネット・ミラー監督作品です。私は劇場でも観ましたが,改めてこの映画の面白さを堪能しました。この映画は「スポーツ映画」ではないように思います。人間ドラマです。脚色はあるものの実話です。baseballの世界で一時代を築いたビリー・ビーンGM,その人生観を見事に描いている作品だと思います。...話はかわって6月25日の「広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズ」の話です。広島の森下暢仁投手が完封勝利,その上3安打を放ちました。森下投手は何と打率4割2分9厘です。北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は山崎福也投手を6番に置いたことがありましたが,広島の新井貴浩監督は同じようなことをしないのでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.26
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Number1096は競馬特集でした。私は競馬には興味がなく知識もありません。しかし,この号に載っていたノンフィクション「競馬人はくじけない。」には魅せられました。能登半島の珠洲ホースパークで引退馬支援活動に取り組む角居勝彦さんの話です。彼は元々調教師として有名だった方だそうです。「勝てる馬が絶対視される一方で,負けた馬は淘汰されてしまう現実を知った。行き場を失えば死を求められる世界」そこで馬のセカンドキャリアについて考え始めたらしいです。「ウォッカ」という有名な馬とアイルランドで再会したときの話が印象に残りました。「放した途端に(ウォッカが)逃げて,その柵からも遠いところにたたずんじゃって……。『もう競馬には戻らない』っていう覚悟を見た瞬間でしたね。本当は,こういうのが幸せだったんだなって」能登半島地震で大きな被害を受け,崩れたままの堆肥舎の近くで角居さんは次のように話したそうです。「ただ負けただけでは駄目なんです。転んだ時に何をつかむか。馬の糞をつかんででも立ち上がらないと」胸に響くドキュメンタリーです。.Numberでは松坂大輔さんの回顧録を連載しています。1096号で連載44回でした。連載では2011年のことが書かれています。松坂投手がトミー・ジョン手術を受けた年です。びっくりしたのは次の話です。開幕後,肘が痛かったので検査を受けた松坂投手の回顧です。チームドクターからは靱帯は切れていないと言われたそうです。そんなはずがないと思った松坂投手はセカンドオピニオンを求め,別な先生に診てもらったところ,「切れている」と言われたという話でした。ドクターによってこのような診察の違いが出るということにびっくりした次第です。...話はかわって6月25日河北新報朝刊に注目すべき記事が小さく載っていました。NPBで「タイブレーク制」導入について検討をしているという内容でした。基本的には私は賛成です。MLBと同様に,引き分けをなくすということです。私の考えはタイブレーク無しの延長無制限なのですが,それは今となっては非現実的な話です。簡単に話が進むことではないのですが,どのように話が進むのか刮目に値すると思っております。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.25
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SportsJapan vol.73に掲載されていた新潟県長岡市教育委員会の部活動地域移行室総括副主幹の石川智雄さんが「地域スポーツクラブ活動アドバイザーから見た運動部活動改革の現状と今後について」というタイトルの記事の中で語った内容についてのことです。これは「第5回運動部活動改革に向けたJSPO加盟団体ミーティング」における発表内容です。今までのSportsJapanで読んだ話よりも少し進んでいるような印象を持ちました。「地域移行のゴールが不明確。『平日を含めた次期学習指導要領における部活動の扱い』『全中大会の今後(継続,規模,参加規定など)』,『今後の国の補助』の方針が明確になれば,より具体的に動けるという声が多くの自治体から聞かれます」「地域移行の主体の捉え方。『部活動主体』『地域クラブ主体』」「大会主催者の多くは,大会役員を部活動顧問に要請します。地域クラブで出場となれば今後は地域クラブに要請となりますが,どちらで参加するのか不明確では役員要請など大会運営に支障がある」本ブログでも繰り返し主張させて戴いたことが出てきています。「学校や保護者,スポーツ関係者の理解の促進。平日の部活動が継続されることがポイントで,休日の活動は部活動の延長か,それともまったく別の活動なのか」行く行くは「平日も地域移行」という話が出ていました。これが混乱の一因です。「競技力強化が最優先ではないと話すと〝勝利を目指してはいけないのか〟という声もありますが,勝利はスポーツの大事な目標の一つ」行き過ぎた勝利追求は確かに問題があります。しかし行政やスポーツ庁,JSPO(日本スポーツ協会)が語ると建前に聞こえます。私がよく理解できなかったのは「NF(競技団体)には,大会時のユニホーム特例措置をお願いしたい」という話です。地域移行に伴ってユニホームを新調する場合もあり,金銭的負担が大きくなるという話らしいです。これはそれほど大きな問題にはならないと思うのですがどうでしょうか。ルール上チームとして同じユニホームを着用しなければならないということはあるのですが,そこは以前から特例措置が存在します。NFでの配慮があれば宜しいかと思います。.「部活動の地域移行」については,部活動,学校教育,スポーツクラブの現場をすべて知っている人が施策を進める必要があるのではないかと考えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.24
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6月21日に最古の球場とされるアラバマ州バーミングハムにあるリックウッド・フィールド(1910年開場)でMLB初の公式戦が開催されました。カードは「SaintLouisCardinals対SanFranciscoGiants」です。NHK-BSでは日本人選手が出場しないにもかかわらず生中継,異例の番組となりました。試合も6対5というエキサイティングな展開となりました。勝利を得たのはCardinalsです。この球場は「ニグロリーグ」で使用されていました。この「ニグロリーグ」の「ニグロ」という表現は差別用語なのですが,「ニグロリーグ」という言葉になると一般的に認知されているので差別用語とはしないそうです。MLBらしい,歴史に敬意を払う素晴らしい企画だと思います。観衆は8,300人でした。収容人数はもっと多いらしいのですがこの人数で開催しました。かなりのプラチナチケットだったということです。球場施設はレトロ感たっぷりです。メンバーをチョークで書いたり,座席に錆が残っていたり,コンクリートが崩れていたり,照明は壊れたままだったり(実際の照明は仮設の機材を使用)していました。しかし通路はバリアフリーです。この点は配慮したようです。また,この試合で選手たちは当時のチームの復刻版ユニホームを着用してプレーしました。球審始め審判員は全て黒人の方が務めていました。.試合前のセレモニーは多くのレジェンドと現役選手がグラウンドに並びました。OBに対しての敬意を感じました。.この球場は昔センターが146mあったそうです。昔のアメリカの球場はこのような例が少なくありませんでした。昔のBostonRedSoxの本拠地はセンターが190mもあったとか。.NPBでもこのような企画の試合を実施できないものでしょうか?. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.23
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「SportsJapan vol.73」には高川学園高校サッカー部の実践が取り上げられていました。生徒の発案で「SGリーグ」という生徒だけで実施するリーグ戦のことです。「運営はじめ監督もコーチも,選手決めも,そして審判や撮影も,すべて生徒たちだけで実施する」「昨年3校で始め,今年は5校」であるそうです。意識がとても高くなったそうです。(本ブログ5月23日投稿「ミックスゲーム」と私は比べてしまいます)高川学園高校サッカー部の部の目標は「考動」です。面白かったのは「『人ざい』の『ざい』にはいろいろな文字が当てはまります。『材』もあれば『罪』もあり,『財』もある。いずれになるかは考えた上での行動次第」という文章でした。この実践の場合は単独チーム同士の対戦であるようです。「ミックスゲーム」はあえて混合にしてのチームの対戦です。どっちがいいかは「思想」によると考えます。やはり全国の上位に行くチームの実践は世に出ることが多いようです。高川学園高校サッカー部も全国3位のチームです。しかし全国の舞台に出なくとも様々な工夫をしているチームはたくさんあると思います。「SportsJapan」ではそのようなチームの実践こそ取り上げて欲しいと思います。.大分県の「わいわい夢クラブ」の実践についても取り上げられていました。この記事には「休日の中学校部活動の地域移行や連携は教育委員会など行政主導で行われることが多く,さまざまな承認行程を経るためスピード感に欠けることもある」「中学校生活は3年間しかない」と書いています。私もかなりのんびりしているように感じています。「わいわい夢クラブ」では教員たちの熱意によって軟式野球部の地域移行が実現したという話です。教員が指導者となって新たなクラブチームを立ち上げたという話であるようです。それでは教員の負担軽減にはならない,と言う方もいると思いますが,私はひとつの方法であると思います。この記事では「財源の確保に苦労しているのが実情で,十分な財源があれば指導者の確保や,マネージメントをする事務所スタッフを増やすことができる」と訴えています。どこのクラブも同じ課題を抱えているようにも思える記事でした。...話はかわってNewYorkYankeesのアーロン・ジャッジ選手の死球による影響は心配ないようです。6月21日に早速27号本塁打を放ちました。LosAngelesDodgersの大谷翔平選手もNationalLeagueトップの21号本塁打を放ちました。両選手とも怪我なくシーズンを終えて欲しいです。.ClevelandGuardiansの祖父母山形のスティーブン・クワン選手の打率は6月21日現在,.396です。規定打席に達していないため,打撃成績一覧には名前がありませんが,このまま順調にゲームに出て行けば一躍打率首位に躍り出るのではないかと言われています。彼は2023World Baseball Classicには条件を満たせず,侍Japanには参加できませんでした。しかしゴールドグラブに輝く等MLBの第一線で活躍しています。World Baseball Classicの規定が変わって侍Japanに参加できるようになることを期待します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.22
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課題が山積している日本スポーツ協会,その広報誌SportsJapan vol.73には,冒頭に田臥勇太選手の話が載っていました。彼も早いもので43歳です。身長173cmと小柄ながら未だに現役を続けています。バスケットボール愛を感じさせられる方です。.本題に入ります。筑波大学体育系の小井土正亮准教授による記事が載っていました。彼は蹴球部の監督でもあります。それは「戦術」「作戦」「戦略」についてです。「戦術」は「作戦を実行するための具体的な行動」「作戦」は「戦略を達成するための手段」「戦略」は「闘いに関する長期の計画」という説明でした。この3つを整理して取り組むことが大切だと思いました。.愛媛大学教育学部の田中雅人教授は別の記事で次のように説明しています。ゲームにおける状況判断の過程についてです。「外的ゲーム状況に対する選択的注意」次に「ゲーム状況の認知」次に「ゲーム状況の予測」そして「プレーに関する決定」最後に「決定の遂行・指示」このように整理して提示されればなるほどと思います。.今回の特集を読んで,私もゲームの中の思考段階を分析してみたいと思いました。.関西大学総合情報学部の黒上晴夫教授は「〝考える〟を見える化する『思考ツール』に刮目」という標題で次のように書いています。「宣言的知識」 辞書に記載されるような言語化できる知識「手続き的知識」 感覚的,経験的に身につけた言語化しにくい知識「この『手続き的知識』を得るには,単に〝考えろ,挑戦しろ〟と言っても無理が生じるだけ」「宣言的知識をベースにしながら主体的に考える力や手続き的知識を養うことが肝要です」私もなるほどと思いました。これほど理路整然と語られると納得します。...話はかわってMLBの名選手,ウィリー・メイズさんがお亡くなりになりました。6月18日のことでした。93歳だったそうです。私も昔「ウィリー・メイズ自伝」を読み,感銘を受けた記憶があります。また,1973年の引退の年には,水島新司さんの「野球狂の詩」に彼の引退の話が出てきた記憶があります。ご冥福をお祈りいたします。.6月19日,NewYorkYankeesのアーロン・ジャッジ選手がBaltimoreOrioles戦で手首に死球を受け,途中交代しました。20日の試合では先発メンバーから外れました。心配です。すでに本塁打を26本放っています。どこまでこの数字を伸ばすか期待されていただけに,大きな怪我にならないことを願います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.21
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Slugger7月号にアメリカ野球殿堂博物館長のジョシュ・ラウィッチ氏へのインタビュー記事が載っていました。タイトルは「ベースボールと日本野球」です。来年の7月,アメリカ野球殿堂博物館で「野球とベースボール:太平洋を超えた日米の野球交流」という企画展を開催するそうです。私も是非観たいのですが,ちょっと無理かも。ラウィッチ氏は「確かに私も野球ファンは他のスポーツのファンに比べて歴史への愛情が深いと感じます。それがなぜなのか,私にもはっきりした理由はわかりませんが,おそらく他のスポーツよりも過去の選手と密接につながっているからではないでしょうか」と述べています。イチロー選手も7回ほど同博物館を訪れたそうです。日米の野球交流は150年以上に及んでいます。アメリカ野球殿堂博物館はニューヨーク州クーパーズタウンにあります。私も一度入ってみたいと昔から思っていたのですが,難しいです。...6月18日の「TorontoBlue Jays対BostonRedSox」のことです。4回表2死一・三塁,マウンドには菊池雄星投手,一塁ランナーが牽制で飛び出します。しかしウラジーミル・ゲレロJr一塁手はあわてて二塁に送球はしませんでした。RedSoxのロミー・ゴンザレス選手は本塁突入を狙っていたのでしょうが,落ち着いて守っていたRedSox内野陣に阻まれタッグアウトとなりました。ジュニア選手のお手本になるプレーだったと思います。.6月19日の「ColoradoRockies対LosAngelesDodgers」はDodgersが太田の翔平選手の活躍もあり大逆転勝ちを収めました。凄い試合でした。ムーキー・ベッツ選手の穴を埋めてる印象を残した試合でもあったと思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.20
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MLB情報誌「Slugger」7月号の中に面白い文章を見つけました。LosAngelesDodgersのムーキー・ベッツ選手のことです。彼の正式な名前は「マーカス・リン・ベッツ」です。イニシャルは「M・L・B」。メジャーリーガーになるために生まれてきた男,ということでしょうか。.「Slugger7月号」では「壊れ続ける投手たち」というタイトルの特集を組んでいました。最近の投手が次々と故障していることを問題視し,「パンデミック」と表現しています。確かに大谷翔平選手,スペンサー・ストライダー投手を始め,多くの投手が肘を故障し手術に踏み切っています。手術の件数は近年大幅に増えています。記事の中で,整形外科医として有名なキース・マイスター博士が「球速の高速化は腕の健康に明らかに害を及ぼすが,『スピンはもっと悪い』。とりわけスイーパーは肘の内側への大きな負担をかけ,変化の大きいパワーチェンジアップもまた腕を痛める原因になる」と述べています。また,「ボールを強く握ることが故障の原因であるのでは?」「ピッチクロックが投手の負担増に繋がっているのでは?」という件に関しては結論が出ていないようです。現在データ収集の段階ということでしょうか。.「Slugger7月号」には,MLB各球団が有望選手に“ドラフト逃れ”をそそのかしたという記事がありました。MLBでは,高校野球でプレーせず,ドラフト対象外の国(ドミニカやベネズエラ等)に移住すれば,アマチュアFAとなり各球団と自由に交渉できるそうです。このルールを踏まえ,選手を海外移住させるケースがあるということです。日本では考えられないことですね。.もう一つびっくりした記事があります。元メジャーリーガーのモンテ・ハリソンさんという方が28歳にして大学に入り,フットボール選手を目指しているそうです。その大学とはアーカンソー大学,彼は強肩強打俊足の選手だったそうです。これも日本では考えられないことではないでしょうか。.同誌には「2024年俸総額ランキング」という記事も載っていて興味深かったです。トップはNewYorkMetsで3億2879万ドルです。2位がLosAngelesDodgersで3億847万ドルです。最下位がAucklandAthleticsで6130万ドルです。ずいぶん差があります。MetsはそれでもNationalLeague東地区で下位に沈んでいます。Athleticsも下位に沈んでいますが,年俸からすると仕方ない?HoustonAstrosも年俸総額5位ながら下位にいます。BaltimoreOriolesは26位ですが上位を争っています。面白いデータです。Athleticsは優勝を争うよりも,本拠地移転問題の方が課題であるということでしょうか。...6月18日の「ColoradoRockies対LosAngelesDodgers」8回表,無死から大谷翔平選手が四球で出塁,盗塁で二塁に進みました。次打者のウイル・スミス選手はライトへの大きなフライ,この打球で大谷選手はタッグアップしませんでした。ここは行かなければなりません。Dodgersは怪我人続出です。ムーキー・ベッツ選手,山本由伸選手他多数が故障者リスト入りしています。この状況の中,大谷選手はまた打率を上げてきました。踏ん張りどころです。NPBではオリックスバファローズも多数の怪我人が出て苦しんでいます。それでも借金は4,頑張っているように思います。怪我人が出れば優勝から遠ざかるのは野球だけではありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.19
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6月15日付の河北新報に全中大会の規模縮小についての続報記事が載っていました。当然なのですが,削減競技からは不満の声が上がったということです。しかしこの流れは止まりません。記事ではあるバドミントン部顧問の話を載せ,教員の負担が大きいことを殊更強調していました。この決定を撤回することはほぼ考えられません。(本ブログ6月10日投稿「全中大会の規模縮小」も併せてご覧ください)各競技団体は,全国中学校体育大会に頼ってはいけないと思います。私の印象に過ぎないのですが,競技人口が少ない競技はオリンピックや国民スポーツ大会(国体),インターハイ等の大きな大会に頼っている部分が少なくないように見えます。もはやそのような国の下に行われる大会に頼っても当てにはならないということです。独自路線を開拓することが大切です。そんなに簡単ではないと言われるかもしれません。私にはオリンピック頼みの競技はそれほど発展していないように見えます。野球,サッカー,ラグビー,駅伝はオリンピックや国体からはほとんど影響を受けていないのではないでしょうか。難しいことはわかりますが,地道な活動を期待します。.6月13日のニュースのことです。夏の全国高校野球西東京大会に特別支援学校の野球部が単独チームとして出場することになりました。硬式野球は危険すぎるのではないかという声を押し切っての出場です。何か問題があれば,例えば事故ですが,大きな批判の声が上がるのではないかと思います。対策を十分立てた上での実施が必要です。大会役員も補助員も増員が必要でしょう。無事ゲームを終えることを願っております。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.18
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6月16日に第73回全日本大学野球選手権の決勝「青山学院大対早稲田大」がNHK-BSで生中継されていたので私もTV観戦しました。4回裏,早稲田大の攻撃,無死一塁で梅村大和選手が丁寧に送りバント,ここで青山学院が悪送球,ここまではまだマシなのですが,問題はそこからです。三塁ベースが空き,一塁走者が三塁へ。ここはボールを処理しない三塁手か投手が三塁に行くのが基本です。さらに何と本塁も空いていました。空いていたと言うより観ていませんでした。少なくても捕手または投手が本塁にいるべきです。または一塁手がバックアップに行くという手もあります。一つならまだしも二つもベースを空けるとは。私は初めて観ました。いずれにしても青山学院大は不甲斐ない守備で先制点を献上しました。しかし5回表,3本の安打を集め,あっさり青山学院大が逆転しました。その後お互いに流れをつかむことができません。四球を出したり,併殺を喫したり,失策が出たりしました。投手が踏ん張ったという見方をする方もいたと思いますが,私はお互いに流れを「手放した」という表現の方が正しいと思います。早稲田大にとっては8回裏に逆転しなければならなかった試合です。1死一塁からバスターエンドラン,この打球を青山学院大がミス,1死一・二塁となり,さらに死球によって1死満塁となりました。しかし無得点でした。9回表の青山学院大の攻撃は三者凡退,となるともしかして早稲田大に流れが行くのでは?と思いましたが逆転には繋がりませんでした。結局勝利を掴んだのは青山学院大でした。2対1です。私は凡戦だったと思います。4回裏のような守備をするチームが日本一になってはいけません。.青山学院大のスクールカラーはグリーンでは?箱根駅伝の青山学院大のユニホームはグリーンです。しかし野球の方はブルーです。「青」山学院?正式なスクールカラーは濃緑と青緑らしいです。早稲田大学の方は臙脂です。こちらは野球も駅伝も統一されています。...話はかわって東北楽天ゴールデンイーグルスが今年の交流戦優勝を決めました。しかしそれでもパシフィック・リーグでは4位です。リーグ戦に戻って上位に食い込むかというと,難しいと思います。今年の交流戦はパシフィック・リーグが53勝,セントラル・リーグが51勝という結果でした(一試合残しています)。2年連続でパ・リーグが勝ち越したということになります。投手力は明らかにパ・リーグの方が上だと思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.17
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6月14日の「東北楽天ゴールデンイーグルス対広島東洋カープ」の試合時間は3時間27分,延長11回の熱戦でした。同日の「千葉ロッテマリーンズ対中日ドラゴンズ」の試合時間は延長10回,3時間57分でした。長いでしょうか?ちなみに「オリックス対ヤクルト」は3時間20分,「日本ハム対読売」は2時間43分,「ソフトバンク対阪神」は2時間31分,「西武対DeNA」は3時間22分です。この4試合は9イニングのゲームでした。3時間57分の「ロッテ対中日」のスコアは3対4の引き締まった好試合だったようです。この試合を長すぎると思った観客はいるのでしょうか。おつき合い程度に観戦した方はそう思ったかもしれませんが,熱心なファンはそのようには思わなかったはず,むしろ手に汗を握って観ていたと思います。つまらない2時間よりも面白い4時間!.ナンセンスな話をします。「箱根駅伝」を短くしろという方はいるでしょうが。「試合時間(レース時間)」は10時間以上!長いです。しかし国民を熱狂させます。やはり「時間の長さ」ではありません。baseball(野球)におけるスピードアップの話と同じ土俵で論じるのはナンセンスなことは承知しています。あえて言うと,「箱根駅伝」を早く終わらせるのであれば,一区間を20kmではなく10kmにすれば済む話です。しかしこんな話に賛同する方がいるでしょうか。魅力的な競技であれば時間の長さは気にするべきではありません。.野球のU-18において,7イニングの試合が実施されたことは記憶に新しいところです。社会人野球でも7イニング制の大会が実施されているようです。私は反対です。TV局等の都合で試合時間を短くしたりする規則変更はやめて欲しいと思います。7イニングの次は5イニングでしょうか?競技の面白さを損ねてまで時短を目指すべきではないと考えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.16
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6月14日の続きです。最終回です。「甲子園という病」の終盤には中日ドラゴンズの根尾昂選手の話が載っていました。彼は中学時代,野球の日本代表として世界大会に出場しているのですが,全国中学校アルペンスキー大会でも優勝しその世界大会に出場したということです。陸上競技等で全国大会に出場した経験のある野球選手の話はよく聞きますが,世界大会まで出場したという話は少ないと思われます。「シーズン制」が根付いていない日本では珍しいことです。根尾選手は両親が医者,中学時代の成績はオール5であり,高校時代も時間を見つけては勉強や読書に取り組んでいたそうです。知的好奇心がかなり高い選手であることは間違いありません。今後の活躍に期待します。.本ブログ「甲子園という病(五)」でも紹介させて戴いた福知山成美高校の元監督,田所孝二さんの話が再度出てきました。福知山成美高校では「挨拶ひとつにしても,選手それぞれが異なった姿勢でグラウンドの訪問者に対応していた。帽子を取って挨拶する選手がいれば,帽子はかぶったまま頭を下げる選手,素通りしてまったく挨拶をしない選手,シャイなのか首だけ頭を下げる選手など,一律ではなかった。細かいところを言わない田所の方針はそういうところにも表れていたのだと思う」ということだったようです。前回本ブログ「甲子園という病(7)」に登場した沖縄県立美里工業高校の神谷嘉宗前監督と比べてしまいます。日常生活に厳しかった神谷監督に私は賛成します。社会人として挨拶をしないということはどういうことになっていくのでしょうか。中学・高校時代に挨拶や返事ができるようになる教育は必要だと思います。私は全員並んで声を揃えて挨拶をする中学野球に疑問を抱いていました。それで,並ばずにバラバラでも挨拶ができるように指導しました。そうでないと並ばないと挨拶ができない,声をそろえないと挨拶をしないことになっていきます。.著者の氏原英明さんが書いている次の文章には賛同します「日本には野球ばかりやらせる『野球学校』や,部活をさせずに勉強ばかりさせる『がり勉学校』が多くある。得意なものに没頭させようと親や教育者たちがよりよい環境を作っているようにもみえるが,人間それぞれが持つエネルギーは,もっといろんなものに向けられるのが自然な姿だろう。」「『甲子園に行かせたい』『有名な大学に行かせたい』と大人の都合によって可能性を狭めているのが,今の教育の現状になっているように思えてならない」.この「甲子園という病」という著作には賛同できる点も賛同できかねる点もありました。極端な論理もあったように思います。しかし,傾聴に値する意見であるとも思いました。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.15
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6月12日の続きです。そろそろこの話題について投稿するのも疲れてきました。沖縄県立美里工業高校の神谷嘉宗前監督の話に興味を持ちました。「子どもたちに常々言っているのは,将来,人生の勝利者になれるかということです。いかに社会に出てから仕事をちゃんとやって,幸せな人生を送るか。そのためには高校時代に勉強して,会社に入るのが大事だよ,と。そうすれば幸せになれるし,好きなことができる。今の勝ち負けではなくて,生涯賃金がどうなるかが人生においては大事なんだ,という話をします。そうした話をしていくと,将来のことを考えるようになり,勉強をすることはもちろんですが,周りを見る目が出てくるようになります」少々視野が狭いのではないかと思いました。単に「会社に入る」ではなく,好きなこと,やりがいのある仕事ができる会社に入る,ということであるなら賛同できます。また「お金がすべて」という考えにもとれます。「幸せ」とは仕事だけではないし,賃金だけでもないのでは?その人の人生観によるものであるし,物差しで測れるものではないと思います。勿論,生きていく上で経済状況は大事な部分を占めることは否定しません。神谷監督は,授業態度や日常生活に厳しかったそうです。「生きるために必要だから」であるからだそうです。この点には私も賛成です。テストの点数を10点上げるよりも大切だと思います。また,神谷監督は普段の練習からメンバーを絞らずに最後の最後までベンチ入りの可能性を賭けて選手たちを競わせるそうです。どれだけ部員が多くても全員で同じ方向を向くというチームづくりを実践しているようです。美里工業では「文武両道」ではなく「文部両道」という造語を使っているそうです。また夏の大会前に3年生がサポートする役割に回ることもあるそうですが,その場合のサポートチームの名前は「工支援(こうしえん)」であるということでした。.次回でこのシリーズを終わらせたいと思っております。...話は変わって6月12日の「LosAngelesDodgers対TexasRangers」の初回のことです。四球で出塁した大谷翔平選手が盗塁を決め2塁にいました。1死です。ここでフレディ・フリーマン選手がライト前にポテン気味のヒット,しかし大谷選手は三塁に行きませんでした。実況中継ではボールを見失っていたのではと話していましたが,私はそれも含めて明らかに判断ミスだったのではないか思います。彼は好走塁も見せますが時折このような走塁ミスもあります。大谷選手は13日の試合の第1打席でも17号本塁打を放ちました。彼は走塁面で求められていることは多くないかもしれません。この試合「LosAngelesDodgers対TexasRangers」9回裏,Dodgersの2点ビハインド,2死一・二塁,ジェーソン・ヘイワード選手がここで右中間にヒット,1点入ってさらに一塁走者のアンディ・パヘス選手も三塁コーチの指示を見ることなく本塁に突入しました。しかしあえなくタッグアウト,試合が終わりました。この走塁は暴走という論調が多いようです。しかし次打者は9番,一か八かという走塁もありかなと思います。次打者がムーキー・ベッツ選手であれば別です。NewYorkYankeesのアーロン・ジャッジ選手が早くも25本塁打,打率も3割を超え,驚くべき打棒を見せています。右翼から見せる強肩にも魅せられます。ジャッジ選手の今後の活躍が楽しみです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.14
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BaseballClinicに連載されてる「経営学で読み解く監督の戦略インサイト」はとても勉強になる記事です。6月号では元東芝ラグビー部監督の冨岡鉄平さんの話が載っていました。「Better People Make Better All Blacks」というオールブラックスが掲げる言葉が紹介されていました。「いい人間が,いいチームをつくる」という意味です。シンプルながら素晴らしい言葉です。プロであろうがアマであろうが,いい人間がチームをつくることは間違いありません。「悪貨は良貨を駆逐する」という格言をよく耳にしますが,「良貨は悪貨を駆逐する」ことはかなり難しいと思います。冨岡さんは「ラグビー憲章」の文言も引用していました。「品位・情熱・結束・規律・尊重」です。今流行の「自由」「多様性」よりも基本となる考え方なのではと思います。.同誌では「JK=自立と工夫で常識を変える」という弘前学院聖愛高校の原田一範監督の取り組みを紹介していました。本の紹介記事を紹介するという変なブログになってしまいますがお許しください。私はまだ読んでおりません。その紹介記事からの引用です。「考えさせる野球をすることによって生徒が育つんです。ただ,勘違いしてほしくないのは,決して自由ではないということ。みんなノーサインだから自由にやってると思っているんですよ。そんなことはない。めちゃくちゃデータを取って,めちゃくちゃ打ち合わせをして,試合中にめちゃくちゃ会話をします」「打席での役割は『出る,進める,還す』。これがわからないとノーサインにならないです。アウトの定義がわからないとノーサインにならないです」確かに,選手に任せっきりにするのが「自主性」,何も考えないで勝手にやるのが「ノーサイン野球」だと思っているチームが多いのではないでしょうか。.同誌で私が楽しみにしている「監督の目」は,「八戸学院光星対関東一」の試合の分析でした。八戸学院光星・仲井宗基監督と関東一・米澤貴光監督が興味深い話を展開していました。この記事の最後には「監督自身が『今日は,さえていない。ついていない』と感じているとき,途中から采配がハマり出すことはない」と書いてありました。なるほどと思いました。...話は変わって6月11日の「San DiegoPadres対AucklandAthletics」7回裏,突然照明が落ちました。こんなこともあるのですね。観客は大喜び,スマホのライトを点灯して幻想的な光景を演出したそうです。日本だったら照明の管理に対して文句を言う方もいるかも。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.13
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6月9日の続きです。前回も登場した福知山成美高校の元監督,現在は岐阜第一高校で監督を務める田所孝二さんの話です。ある試合で,打撃のいい投手を二番打者に据えたそうです。理由は引っ張るのが得意だから,MLBのように最強打者を二番に置くということではないようです。しかし,発想は注目に値します。次の発言です。「外野が前に守っているのに,センター前ヒットを打って点が入るか?外野の頭を越した方が早いやろ!」発想が他の監督とは違うようです。彼は次のようにも述べています。「『松井秀喜選手の5敬遠』など,ルールに書いていなくてもしてはいけないことが野球には存在すると思います。野球の楽しさか,勝つ楽しさかという議論になりますが,5敬遠は打ちたい選手と抑えたい選手の気持ちを奪って勝利を選んでいます。それは間違いやと思います。勝つことを最優先にする。それは楽しい野球ではないと思います」今度は私の意見です。この「5敬遠」が選手が発案したものであったらどうでしょうか?勿論この時の『松井秀喜選手の5敬遠』は明徳義塾高校の指導者の考えによるものです。しかし,選手が作戦を考え,話し合った上でのことだったら?選手が作戦を考える楽しさということも奪ってはいけないのでは?誤解のないように言っておきますが,あくまでも仮定の話です。.日大三高校の小倉全由元監督が,「甲子園という病」の中で食事について述べています。「食事は楽しくないとダメだ」「食事は〝餌〟にしちゃいけない」小倉監督も単に〝飯〟をたくさん食べさせようとして失敗したことがあったそうです。確かに昨今の子どもは食生活に問題があります。ただし方法については様々考えるべき問題があります。小倉監督は次のようにも語っています。「高校球児の〝心の機械化〟」「甲子園に行くためには,これをやらなきゃダメなんだといって,機械の一部みたいに高校球児を扱っている」私もそのような面があるかと思います。しかし,機械になろうが何だろうが甲子園に行きたいという選手がいることも否定できません。...話は変わってNPBの交流戦も終盤です。交流戦をもっと増やしてもらえないものでしょうか。MLBでは年間を通じてインターリーグ(交流戦)を行っています。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.12
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私が愛読しているビッグコミックオリジナル,その11号に載っている二宮清純さんの「LEGEND」はマック鈴木さんについての記事でした。とても興味深い内容でした。日本におけるMLB挑戦の先駆者と言えば,野茂英雄さんもしくは村上雅則さんという名前が出て来るのではないでしょうか。しかし彼も忘れてはいけません。彼は,高校時代に喧嘩で警察沙汰になり自主退学しています。なんと彼は空手2段であったそうです。アルバイトで貯めたお金(600ドル)を持ってアメリカに渡り,寄せ集めの合同チームで洗濯係やホットドッグ売りをしながらプレーし,チャンスを掴んだみたいです。マイナーでプレーしていたときには,ウェイトトレーニングで失敗,投げる感覚を忘れ,そして肩の手術も経験したということです。私がびっくりしたのは,当時,NBAのスーパースター,マイケル・ジョーダン選手がMLBへの挑戦を表明,マイナーでプレーしていたのですが,その時のある乱闘事件において,マック鈴木選手がマイケル・ジョーダン選手に膝蹴りをした事件のことです。ジョーダン選手が偶然躓いたところに偶然鈴木選手の膝が当たったと本人は説明しています。ジョーダン選手の歯が折れていたという話もあります。マック鈴木選手は,日本のオリックスバファローズやメキシコ,台湾でもプレーし,現在は履正社医療スポーツ専門学校で指導に当たっているそうです。彼の業績も忘れてはならないと思います。.この雑誌に連載されている「前科者」が最終回となってしまいました。毎号楽しみにしていた作品だったので残念です。「前科者2」とか劇場版「前科者2」とかが制作されることがないでしょうか。.ビッグコミックオリジナルに連載されている「アメリカ大統領選を10倍面白く読む!」も興味深い内容でした。日本でも注目を集めるアメリカの大統領選挙ですが,日本とは制度も国民の感覚も大きな違いがあるようです。まずは多額の選挙資金がかかることです。数億ドル(数百億円)かかるようです。日本であればどこから集めたかとか不正ではないかとか,重箱の隅をつつくような話になるかと思います。大金持ちのイメージがあるドナルド・トランプ候補は他の候補よりも金額が少ないという話です。どうやって知名度を高めたのかというとツイッター等のSNSの活用だったそうです。また,映画に出演したり,プロレスのリングに上がったりもしたようです。よくわからない人物です。...話は変わって大谷翔平選手の打率がジワジワ下がってきました。6月10日の「NewYorkYankees対LosAngelesDodgers」で私が注目したプレーがあります。6回裏のYankeesの攻撃のことでした。1点ビハインドで無死1・2塁,逆転のチャンスです。ここでDodgersのタイラー・グラスノー投手がワイルドピッチ,二塁走者のアレックス・バードゥーゴ選手は三塁に行きましたが,一塁走者のアーロン・ジャッジ選手は動きませんでした。私は二塁へ行かなければならないと思います。打者がジアンカルロ・スタントン選手だったからでしょうか?私は1点ビハインドなのでここは行くべきかと思いました。ジャッジ選手は走塁への意識が低いかもしれませんね。.この日珍しいプレーがありました。「AucklandAthletics対TorontoBlueJays」の10回表,BlueJaysの攻撃は1死二塁,6対3でBlueJaysがリードしていました。デービス・シュナイダー選手が一塁ベンチ前にフライを打ち上げました。捕りに来たタイラー・ソーダーストロム一塁手に,打球を避けようとした菊池雄星投手がぶつかりました。当然守備妨害です。稀に観る事件だったと思います。菊地投手はベンチから飛び出して打球を避けようとしました。もっと考えて避けなければいけませんね。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.11
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6月9日付の河北新報によると,日本中学校体育連盟が全国中学校体育大会の規模縮小について発表しました。私の予想どおりです。2027年度から,水泳,ハンドボール,体操,新体操,ソフトボール男子,相撲,スケート,アイスホッケー,2030年度からスキーを実施しないということです。「除外される競技は競技団体による大会に移行する見通し」と記事には書いてあります。競技団体に全国大会の主催をお願いするということです。私の予言した通りになりました。現場の教員からは歓迎の声も上がっているようです。もはやこの方向に行くしかありません。継続実施が決まっている競技もいつまでもつか,という話になると思われます。「除外」については「部活動設置率」を根拠にしているそうです。設置率が20%未満の競技が対象となりました。確かに,合同チームが認められ,各学校の部活動数が簡単には減らない状況なので,教員の負担は小さくなりません。私も,野球部の顧問でありながら陸上競技の全中の引率を務めたことがあります。このようなことは減るということです。「教員の働き方改革」の流れからすると当然このようなことになるし,「部活動の地域移行」の流れからしても当然のことと思います。私が数年前から予言していたのは「中体連の大会にクラブチームの参加を認めるのではなく,クラブチーム側の大会に中学校の部活動のチームが参加するようになる」ということでした。「部活動の地域移行」を進めるのですから,大会を教員が中心になって開催するのはどう考えても矛盾です。2023日5月9日投稿本ブログ「どうする中総体」も併せてお読み戴けると幸いです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.10
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6月5日の続きです。もう少し続きます。この本でも投手の投球制限について書いてありました。アメリカで策定された「ピッチスマート」についてです。「例えば,1日の投球数は十八歳で最高105球,76球以上投げた場合は次回登板まで四日間の休養を必要とする。試合に登板しない期間を年間四か月以上設け,そのうち二,三か月は投球練習をしない,などである」あくまでも試合の投球数の制限であり,投球練習を含めたものにはなっていません。オフシーズンの投球制限については「二,三か月は投球練習をしない」としています。対して日本の高校野球では「タイブレークの導入」「一週間に投げられる総数が500球以内」という対策を始めました。こちらも「練習」については触れていません。各校の練習についてまでは管理できないということなのでしょう。同書に載っていた日本高校野球連盟の事務局長の話です。「現場の声を優先したい。現場の声とは,指導者,選手の声です。私も指導者だったものですから,やはり,試合を最後までやり切って決着を付けさせてあげたいいう気持ちがありました」次に健大高崎高校の青柳博文監督の話です。「投げすぎた場合などは,専門家の意見を聞くようにしています。理学療法士さんから指摘があれば選手が『大丈夫』だといっても,その言葉は信用しません」著者の氏原英明さんは,この言葉がメディアから称賛されることはなく,称賛されるのはいつも「勝とうとした指揮官」であると述べています。また,「勝利至上主義に汚染されていると,身体の発するメッセージに気づけなくなってしまうのだ」と続けています。.福知山成美高校の元監督,田所孝二さんの話が載っていました。「スポーツ,野球は,プレーしている時が楽しいはずなんです。メジャーリーガーですごい成績を残している選手は『楽しもう,楽しもう』と言わなくても,それが当たり前の中でやっているんです。ところが,日本は失敗したらダメ,エラーはいけない,勝たなあかん,と。そればっかりじゃないですか。負けたら終わりやぞ,という精神で戻るところがない」田所監督は青年海外協力隊の隊員としてグアテマラに行った経験があるそうです。そこでの経験から「野球をやっている,まさにその瞬間が楽しいと思えました。日本の野球界でいう楽しさは,野球をやっていたことを語り合うことであったり,勝った経験をしたこと,いい友達ができたというような後からじわじわくるものばかり。プレーしている瞬間は微妙なんですよね。楽しさの定義が決定的に違うなと感じました」と語っています。.その楽しさに溢れた試合で無理をして故障してしまったら?様々な意見とその矛盾が続く話です。...話は変わって6月8日の「NewYorkYankees対LosAngelesDodgers」戦で山本由伸投手が登板,7回106球,ナイスピッチングでした。試合は延長12回,ドジャースが2対1で勝利しましたが,山本投手に勝ちをつけたかったゲームでした。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.09
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6月7日付河北新報の県内版に「仙台二高ハンドボール部中山さん公式戦審判デビュー」という見出しの記事が載っていました。今後のスポーツ界の発展に期待を抱かせるニュースです。彼女はハンドボール部のマネージャーを務めていて,中学時代は卓球部だったそうです。1年生の冬から紅白戦で審判を手伝うようになり,2年生の冬には日本ハンドボール協会の公認D級資格を取得したということでした。公式戦デビューまで50試合以上の練習試合で審判経験を積んだそうです。この情熱には頭が下がる思いです。記事には「自分の笛一つで試合の流れが決まる緊張と責任感がある。奥が深い」と彼女の言葉が書いてありました。近くC級の資格を取得する予定であるとのことですが,今後の活躍に期待します。公正・公平なレフェリングをしてくれることも期待します。ハンドボール界だけではなく,他の競技にも波及効果があることを願っています。.プレーヤーと審判は視点が違うはずです。別の場所を観てることが多いはずです。プレーヤー経験があると次の状況が予測しやすいかもしれませんが,プレーヤー視線で観てしまうこともあるかもしれません。つまり「判定」ということからするとマイナスの部分もあるかもしれないということです。指導者,審判員ともにプレーヤー経験を問わない時代になっています。多様なキャリアを積む時代になっています。スポーツ関係の仕事,例えばトレーナー,アナリスト,道具関係,その他も多様化しています。競技経験が有る無しに関わらず,能力によって多様な舞台が用意されていると言って良いと思います。...話は変わって広島東洋カープの大瀬良大地投手が6月7日の千葉ロッテマリーンズ戦でノーヒットノーランを達成しました。大瀬良投手,おめでとうございました。.今年の交流戦は,セントラル,パシフィックの勝ち星を比べると,現時点ではパ・リーグの方が勝ち越しています。パシフィック・リーグの方が力は上,というのが私の持論ですが,結果だけで判断してはいけません。私の印象に過ぎませんが,リーグ戦では打ち込まれるパシフィック・リーグの投手がセントラル・リーグに通用しているように見えます。..6月7日に宮城県高校野球連盟が7月6日開幕の全国高校野球選手権宮城大会における「暑さ対策」について発表しました。河北新報によると,試合前日に熱中症警戒アラートが出た場合は順延,試合中に指数が33を超えた場合は中断,継続試合もあるということでした。「継続試合」は公認野球規則上の「サスペンデッドゲーム」とは意味合いが異なり,「特別な継続試合」となるはずです。この場合のルールの確認も必要になります(投手の投球数制限等)。猛暑が続き,大会がなかなか進まないということも考えられます。ナイター開催や甲子園でも導入される2部制についても検討すべきです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.08
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続×30・続・続・続・続・続・続・続・続・映画の話をさせて戴きます。[碁盤斬り]5月17日公開の白石和彌監督作品です。私は平日に古川シネマリオーネで観ましたが,観客は四分の一位の入りだったでしょうか,月曜にしてはよく入っていたように思いました。主演の草彅剛さんへの期待なのでしょうか?私は白石監督への期待でした。「孤狼の血」シリーズも緊迫感溢れる作品でした。その白石監督が時代劇?一種の違和感を覚えましたが,観てみると素晴らしい出来であり,満足感一杯でした。私自身,時代劇を劇場で観るのは久しぶりです(私の感覚では「大名倒産」は時代劇ではありません)。前半は美しい映像,美しい音楽(というより「音」)とともに話が進みます。白石監督もこのような画が撮れるのだと思いながら観ていました。後半は白石監督お得意のサスペンス,緊張感があります。主演は草彅剛さんなのですが,私は小泉今日子さんが印象に残りました。年を重ねるごとに魅力的な女優になっているという印象です。日本アカデミー賞の作品部門か監督部門に推したい作品です。[関心領域]5月24日公開のジョナサン・グレイザー監督作品です。第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞の2部門を受賞しているので,公開を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。私は仙台のMOVIXで観ました。宮城県で上映したのはここだけです。私が観たのは平日でしたが,客席は半分ほど埋まっていました。まずまずの入りではないでしょうか。正直言って,よくわからないと言うか,難解な作品であるように思いました。アカデミー賞の音響賞に輝いていますが,何故音響賞なのか?確かに様々な音が使われていたことには気づきました。素人の私には理解できない感覚です。また,ストーリーを説明するような台詞,画面はないと言っても良いと思いました。淡々と進む映画です。コアな映画ファン以外には受けない作品であるという印象です。[帰ってきたあぶない刑事]5月24日公開,舘ひろしさん,柴田恭兵さん主演の人気シリーズです。私もTVシリーズは視聴していたので,つい観に行ってしまいました。私が観に行ったのはシネマリオーネ古川です。日曜日だったこともあり,観客の入りはまずまずだったように見えました。シリーズのイメージをそのまま踏襲しているストーリーでした。もっと惹きつけられる何かあるのではないかと期待していましたが,特にありませんでした。1986年のTVドラマなので40年近く前の作品だということになります。当時このドラマについて,私が勤めていた学校の校長が「ふざけてばかりで面白くない」と言っていたのが思い出されます。確かにその通りかもしれませんが,ふざけた雰囲気の中に,所々に描かれるシリアスなエピソード,ほろりとさせられるエピソードがファンを魅了したのだと思います。今回の作品でも,浅野温子さんが出演していました。ちょっとやり過ぎではないでしょうか。TV作品の中の浅野さんのキャラクターは確かにあのような雰囲気ですが私はあまり好きにはなれません。次回作もあるのでしょうか?[空白]2021年公開の吉田恵輔監督作品です。5月17日にwowowで放映されました。私も再度観てみました。流石は吉田恵輔監督です。観ていて登場人物に感情移入してしまい,つい苛ついてしまいます。主演は古田新太さんです。この作品を観ながら多くの人はこのキャラクターに憎しみの感情を抱くはずです。好演,熱演と言うより「怪演」?松坂桃李さんも難しい役柄を好演しています。恐ろしい作品であるかもしれませんが,人としての生き方を考えさせられます。お薦め作品です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.07
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6月5日付河北新報の「声の交差点」に栗原市の方が「五輪は誰のため何のため」という題で投稿していました。3年前宮城県で行われた東京オリンピック,それは宮城スタジアムで行われたサッカー競技でした。準備のため,長期間,宮城スタジアムは使えませんでした。投稿によると「フィールドは大会の1年前から立ち入り禁止」「半年前からは競技場に入ることもできなくなった」「陸上競技をはじめとする各大会が開催できなくなった」「日常の練習にも利用できなくなった」という状況でした。芝の養生のためにフィールドの立ち入りを禁止する話は築館陸上競技場にもあります。数ヶ月程度であると記憶しています。1年というのはあまりにも長いように思います。しかし,国の威信をかけたイベントです。慎重に準備を進めることになります。投稿した方は「一般のアスリートやスポーツ愛好家には迷惑な話だった」と述べています。確かにその通りです。利府の宮城スタジアムで毎年開催していた大会は別な会場を準備するしかありませんでした。少々話は違いますが,築館陸上競技場でも疑問に感じる話がありました。陸上競技大会を開催するから野球場を使わせない,という話です。理由はアップに野球場を使うから,これはまだマシな方,野球場の駐車場を使うから,ということもありました。試合をするのではなく練習に使いたい,駐車場使用は数台分だけ,ということでも断られた記憶があります。私は思い上がりではないかと考えます。「オリンピックだから我慢しろ,オリンピック最優先」「陸上競技大会最優先」根本にあるのは同じ感覚ではないでしょうか。大会を主催する立場であれば,万全の準備をしたいという考えは理解できます。しかしそれは慎重に進めてほしいし,関係諸団体,一般住民の理解を求めることが必要です。「上意下達」になってはいけません。...LosAngelesDodgersの大谷翔平選手の打率が少しずつ下がってきました。最近の試合では,タイミングが合わないように見えます。中学生ぐらいの選手に対する助言であれば「センター返しを意識する」「ボールを最後まで観る」「結果を考えずに思いっきり振る」「ボールに真っ直ぐバットを出す」等が考えられます。しかし大谷選手に対してDodgersのスタッフはどのような助言をするのでしょうか?. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.06
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6月3日の続きです。まだ続きます。「甲子園の病」の著者,氏原英明さんは次のように述べています。「『甲子園』の存在だけが大きくなり,野球界は何を道標にしていくのかの指針がつくり出されてこなかった」言い過ぎではないでしょうか。韓国のプロ野球に1年だけ在籍し,大阪偕星高校の監督も務めている山本皙さんは「日本の野球界は指導者が勉強していない。元プロ野球選手だった人にもそう感じる」と同書の中で語っています。これも少々言い過ぎですが,勉強していない指導者が少なくないのは確かです。また,山本さんは「指導者の経験のない人を監督にする」と指摘しています。氏原さんも「監督選びは『観客動員』を意識しているところがある」と述べています。この点には私も賛成です。山本さんはさらに「監督はお客さんを呼ぶものだという考え方だから,日本の野球は興行の分野を抜け出せないのではないでしょうか。文化として野球が定着しない」と続けています。これは私には理解できません。「プロ野球」は「興行」です。私も営業戦略として監督を選ぶことには反対です。選手の魅力で観客を呼ぶべきです。この言は話が繋がっていないように感じました。山本さんの次の言葉には賛成します。「プロにもアマチュアにも,しっかり指導者が勉強する,研修を受けるような機関を作って,段階を踏んで指導者になるべきだ」新型コロナウイルス感染症等の影響で研修会は少なくなっていますが,リモートで開催されている研修会もあります。指導者は積極的に研修を受けるべきです。.プロ野球のあるバッティングコーチの話を山本さんが紹介しています。「バッティングで『ヒッチする(スイングの際にグリップを下げる)』クセがある選手に,有名なバッターだったあるコーチは『ヒッチするな』と教えているのだそうです。でも,その方は現役時代,ヒッチしていた選手だったんです。つまり,自身の持っていた技術について頭の中で実証ができていないんです。自分のイメージだけで指導をしている」このような話は他にもたくさんあると思われます。著者の氏原さんは次のように述べています。「指導に関する機軸がないから,日本にいる指導者は経験論でしか語ることができない。それがプロ野球の監督を指導未経験の人物が務めることや,怒号・罵声を響かせる少年野球の指導環境へとつながっているのではないか」少々話が飛躍しすぎていますが,一理あります。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.05
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沢木耕太郎さんの著作です。「旅行記」には違いないと思いますが,1枚の写真に文章を綴るという彼にしては異色の形式になっています。沢木さんは写真家ではありません。私も写真についてはずぶの素人なのですが,非常に美しい本になっていると思いました。.私が最も興味を引かれたのはスポーツの観客席の写真です。白人のみ映っているという写真に書かれていた文章は「彼らが見ている競技は水泳。つまり,アメリカでは依然として水泳が『白人』のスポーツでありつづけているということなのだ」というものです。この本が発刊されていたのは2013年です。10年以上経った今でも同じ状況なのでしょうか。.ポルトガルで撮った釣りの写真については次のような味のある文章が添えられていました。「釣りとは,長い長い『釣れない時間』に耐えるということだろうから」.中国で撮ったジャガイモの皮をむく老女の写真には次のような含蓄のある文章が添えられていました。「家の前で,ゆっくりとジャガイモの皮を剥くことのできる人生。なぜか,それが素晴らしい人生のように思えてならなかったのだ」.スペインのある酒場の写真に添えられていたのは次の文章です。「旅をなぞってはいけない。それがこの何十年かの旅で得た教訓の一つである。しかし,人にはわかっていながらもしてしまうということがある」沢木さんがスペインのマラガに行ったときに食べたハマグリの味が忘れられず,ある酒場にもう一度行ったらしいのですが,その貝は置いていなかったそうです。失望したそうですが,そこで呑んだワインの味は変わっていなかったというオチでした。.味のある文章と写真が楽しい本です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.04
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5月31日の続きです。「甲子園という病」の中で盛岡大学附属高校の関口清治監督が次のように語っています。「高校野球の風潮が下のカテゴリーに降りていくこともありますので,高校野球から変えていくことも大事なのかなと思います」その通りだと思います。また逆に下のカテゴリー(中学生,小学生の世代)では安易に高校野球の真似をしないということも考えなければならないと思います。著者の氏原英明さんは「高校野球の今後のあるべき姿,つまりプレーヤーズ・ファーストを考えたとき,『勝利に対する指導者の欲』から脱皮して初めて,真に『指導者の姿勢が変化した』と言えるのではないか。ジュニア世代の指導者は本来,勝利至上主義者ではなく,選手の育成を第一に考えるべき立場のはずだ」と述べています。しかし,ジュニア世代の指導者であっても,負ければ非難,批判,誹謗中傷を受けます。私も度々経験しています。勝てば讃えられます。非難,批判,誹謗中傷に耐えられる指導者でなければ選手の育成を第一に考える立場に行くことはないということを氏原さんにはわかって戴きたいと思います。.氏原さんはある指導者から次のように言われたそうです。「甲子園で勝てるチームはどんな要素を持っているのか。それを知りたかったら,甲子園の一大会を全試合観戦すれば分かる」本当にそうなのでしょうか。練習や普段の生活の様子を観る必要はないのでしょうか?勿論私は全試合を観戦したことはありませんが,試合だけで分かるとは思えません。...話は変わって6月3日の「東北楽天ゴールデンイーグルス対東京ヤクルトスワローズ」戦で石川雅規投手が今季初勝利を記録しました。これで23年連続勝利,通算186勝186敗です。彼が秋田出身であり,そして44歳であることも応援したくなる要因ですが,私は彼の130km/hに満たない球速で打者を抑える姿に魅了されます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.03
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6月1日付大崎タイムスに載っていた記事のことです。古川東中吹奏楽部が5月31日(金)に古川総合体育館のリニューアル記念式典に参加して演奏を披露したそうです。金成小中吹奏楽部が5月25日(土)に地元の集会所で演奏を披露したそうです。好ましい活動ではないかと思います。しかし,働き方改革との兼ね合いはどうなるのでしょうか。部活動の地域移行との関わりはどうなるのでしょうか。引率は部活動顧問だったのでしょうか。記事には部活動顧問の話は出てきません。「教員の働き方改革」と「部活動の地域移行」が進むとこのような地域の行事に参加できなくなっていくかもしれません。逆に,教員が関わらなければ参加しやすくなるということも考えられます。このような活動が生き残る方向で考えて戴きたいと思います。...話は変わって福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が全治四か月の重傷であるというニュースが流れました。右半腱様筋損傷と診断されたそうです。一塁に駆け込んだ際に痛めたようですが,シーズン終盤に間に合うかどうかという状況です。ホークスにとっては痛手です。主力選手の怪我によってチームが沈んでいくのはこれまでにもよくあったことです。オリックスバファローズも宮城大弥投手の肩の故障が不振の一因になっています。オリックスの場合は山下舜平大投手の不調も誤算です。山本由伸投手の移籍の穴がまったく埋まっていない印象です。シーズンは中盤にさしかかろうとしていますが,他のチームにも故障者が出て来ることが予想されます。防ぐことができる怪我は予防するように,選手本人だけでなく,球団が細心の注意を払って欲しいと思います。選手の皆さんには故障することなく健康体でシーズン最後までプレーしてもらうことを望みます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.02
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女性の社会進出が著しい昨今のスポーツ界ですが,一時期聞いていたラジオの女性アナウンサーの声がなくなったような気がします。私だけが偶然聞いていないだけなのかもしれません。昔は球場のアナウンスは女性が担当しているのが当たり前でした。最近は男性の声で力強く選手を紹介することが増えてきたように思います。それでも,ZOZOマリンスタジアムで33年間アナウンスを務めた谷保恵美さんの選手を鼓舞する声を懐かしむ方も多いのではないでしょうか。球場アナウンスに男性が「社会進出」しているのですから,プロ野球中継のアナウンサーも女性が進出しておかしくないはずです。男か女かではなく,能力があるかどうかが問題です。プロ野球のアナウンサーは取材力が問われるでしょう。また聞きやすい声であることも重要です。球場のアナウンサーは演出力が問われるのではないかと推察します。声の質も大事です。時々,雰囲気を壊すようなアナウンスを聞きます。.プロボクシングのリングアナウンサーは女性が務めているのは観たことがありません。女性レフェリーはよく観ます。.能力がないのに無理矢理女性・男性を進出させる必要はないし,性別を気にする必要もありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.06.01
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5月30日の続きです。この本の著者・氏原英明さんの文章を読んでいると,「甲子園の魅力を下げればいい」という主張に聞こえます。しかしそれは可能なのかと思います。.氏原さんは「どのカテゴリーに属していても,試合というのは勝敗を目指して争われる。その事実に変わりはないが,指導者が選手と同じ目線で考えるべきではない」と述べています。これについては私も賛成です。「プレーヤーズセンタード」とは選手のことを冷静に公平に考えてこその考え方です。選手と雷同することではありません。この文章を読んで私が思い出したのは現千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の大船渡高校時代の話でした。.「甲子園という病」には次のような文章がありました。「甲子園では大会前に肩肘の検診がある。レントゲンを持参し,問診のようなものが行われるらしいが,顔を洗うのも困難だった選手の肩肘を『問題なし』と診断した日本高校野球連盟の責任は小さくない」確かにそうです。何らかの思惑が絡んでいるのではないでしょうか。.現在福岡ソフトバンクホークスで中継ぎとして活躍する松本裕樹投手の話が載っていました。彼は岩手県の盛岡大学附属高校の出身です。甲子園に出場し,東海大相模高校に勝利した試合が印象に残っています。150km/hを超えるボールを投げると言われていた松本投手がそれほど速くないボールで抑えていた姿が思い出されます。この時彼は肘の靱帯を痛めていたそうです。医師の診断は「疲労性の炎症。一週間もすれば治る」というものでした。彼はこの後ソフトバンクホークスにドラフト1位で指名されましたが,投げられるようになるまでには長い時間がかかりました。現在活躍する姿を見ると大事に至らなくて良かったと思います。盛岡大学附属高校の関口清治監督が本書で次のように語っています。「強豪を相手に勝ちたいという欲が(監督自身に)出て来る。また,遠くから遠征に来ているチームが相手であった場合も『エースを出さないのは失礼だ』みたいな空気もあるんですよね。そこを変えるのは難しい」確かにこのような面はあります。そして「勝ちたい」という気持ちがない方に監督は出来ません。氏原さんは「〝自らが勝ちたい,恥をかきたくない〟という気持ちが根底にある」と続けています。私もエースの登板を回避して市中総体で敗退したことがありましたが,このときは保護者から責められました。氏原さんが述べているように「指導者が選手と同じ目線で考えるべきではない」という考え方は大事です。指導者がモラルを問われています。しかしながら理屈だけでは解決できない問題でもあると考えます。...話は変わって5月25日放送の「新プロジェクトX 隠岐 島に希望を取り戻せ~破綻寸前からの総力戦~」をご覧になりましたか。島根の離島,海士町が過疎と財政破綻を乗り越えた話です。山内道雄町長を先頭に役場職員が一丸となって町のために奮闘する姿に感動しました。「新プロジェクトX」は私の期待に応えてくれています。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.31
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氏原英明さんが著した本です。私にとっては4月から5月にかけて感想を投稿した「野球消滅」という本と同じ流れの内容でした。賛同できる部分も勿論多いのですが,疑問に思う部分もありますので,私なりに意見を何回かに分けて述べさせて戴きます。.この本の「はじめに」という冒頭の文章にMLBのスカウトの話が書いてあります。「child abuse」児童虐待という意味です。氏原さんの高校野球に対するコンセプトが窺えます。.木更津総合高校のあるエース投手の話です。彼は高校時代の無理がたたり肩を壊しました。その時のことを彼に振り返ってもらうと,当時の監督が批判を受けていることが辛いと話しています。氏原さんは「子どもが大人をかばっている。彼の人間性がそう言わせているのか,そう言わされているのか。そもそもこの問題の真相はどこにあるのだろうか」このエース投手は大学に進み,主将を務めました。彼は小学生のとき,キャッチボールを含めれば1日300球ぐらい投げていたと振り返っています。土日だけの活動だったようですが,1日300投じることは投げすぎです。中学では活動日数が増えたということですが,週4日の投球練習だったそうです。1日にどのくらい投げるかがポイントになりますが,週4日という数字そのものが問題にはならないと思います。1日における連投は1回だけだったそうです。リカバリーと一週間のスケジュールがどうだったかがポイントになってきます。一番の問題は小学生のときから痛みがあり,ずっとそれを抱えながらごまかしごまかし(表現は悪いですが)投げていたことです。さらに高校でエースとなった彼は無理をしてしまいます。痛み止めを打って投げたこともあったという話です。さらに痛み止めが効かないときは興奮剤のような薬も飲んでいたと話しています。彼は甲子園で投げることには迷いはなかったそうです。そして「甲子園が魅力的すぎる」「仲間たちと甲子園で戦いたいと思いました。ケガをしたから自分だけが出場を放棄するという選択はなかったです。自分にとってそれだけ甲子園の存在は大きかった」と語っています。対して氏原さんは「何故彼がそうなるまで誰かが手を差し伸べなかったのか」と述べています。私は,誰かが何らかの方法でアドバイスを送ったと思っています。その正しいアドバイスが通るのかというとそんな単純な話ではありません。...話は変わって5月28日の「MinnesotaTwins対KansasCityRoyals」のことです。5回,Twinsのジョー・ライアン投手がスパイクをマウンドに引っ掛けたのか,バランスを崩して投球を中断しました。ボークではないかと思ったのですが,判定は「ピッチクロック違反」でした。ボールを離してはいるのでボークにはならなかったのだと思います。このようなピッチクロック違反は初めて観ました。.AtlantaBravesのアクーニャJr.選手が左膝前十字靭帯断裂で今季出場は絶望ということです。残念です。アクーニャJr.選手のプレーが当分観ることができません。怪我は怖いです。アクーニャ選手,お大事に!. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.30
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宮島利光さんが著した「アイヌ民族と日本の歴史」という本を読みました。(私はこの本を市立図書館から借りました。図書館には様々な本が揃っています。皆さん,図書館を活用しましょう!)現在,パレスチナ,イスラエルの紛争が毎日のようにメディアによって伝えられています。その根源は歴史から来る民族問題であることは誰もが知っていることだと思います。日本でもこの民族問題があり,現在でも続いています。アイヌ,琉球の皆さんが歩んだ歴史に日本国民は目を背けてはいけません。.明治維新後,政府はアイヌ民族を日本人として同化させようとしました。「皇民化」とも言われています。学校も設立し,日本人としての教育を行いましたが,その教科内容は日本人の学校よりも少なく,修業年限も短いものでした。明らかな差別です。宮島さんは次のように述べています。「アイヌ学校は,その民族固有の文化を尊重し,それを守り育てるための民族学校ではなく,アイヌ民族の民族性を全面的に否定し,破壊し,日本天皇制国家への忠誠を強要することを教育目標にしていた」間違いなく歴史の犠牲になっているのです。アイヌの皆さんは歴史的に観ても日本人ではなく,無理矢理日本に組み入れられた民族です。強制移住させられたり,住んでいた家を追い出されたりしています。パレスチナやユダヤの歴史に重なる部分は多いと思います。.この明治政府の「同化政策」はアメリカの先住民族(インディアン等)に対する政策をモデルにしていたと言われています。そして,後に「韓国」「台湾」「満州」における植民地政策に応用されたということです。アイヌ政策はモデルケースだったようです。このアメリカの政策の導入には「新渡戸稲造」が関わっているということでした。五千円札の肖像にも採用された教育者であり,「野球害毒論」の中心人物です。(2022年10月11日投稿本ブログ「野球害毒論と新渡戸稲造」をぜひお読みください!)このような人間を日本国のお札にするとは・・・。.話が飛びました。元に戻します。今は多様性の時代と言われています。LGBTに関する議論も大切かもしれませんが,多様性を問題にするなら,アイヌの皆さん,琉球の皆さんに対しての敬意を持ち,必要な謝罪が行われるべきかと考えます。民族問題は外国のことだけではないのです。...話は変わってNPBでは交流戦が始まりました。終わったときに各リーグの順位はどのように変わっているでしょうか。注目は各リーグ首位チームの戦い方です。つまり,阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスがどんなゲームをしていくのかということです。毎年,交流戦終了時にある程度ペナントレースの行方が見えてきます。さて今シーズンはどうなるのでしょうか。.バスケットボール男子B1リーグの年間優勝を決めるBリーグファイナルが横浜アリーナで行われ,広島ドラゴンフライズが琉球ゴールデンキングスに65対50で勝利し,初のB1制覇を成し遂げました。広島の皆さんおめでとうございます。Bリーグも関係者の努力が実を結びつつあるようですね。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.29
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5月25日の河北新報に注目すべき記事が載りました。見出しは「甲子園逃しても実戦」「北海道で8月に野球リーグ戦」でした。夏の甲子園大会に出場できなかった3年生を対象とするリーグ戦を開催するそうです。その説明会を5月24日に東北高校で開いたということでした。募集は7月31日まで,開催は8月7日~18日,参加費は27万円であるようです。なぜ8月に北海道?涼しいから?夏休み中に開催する必要がある?無難な方法だと思います。どのくらいの人数が集まるのでしょうか?九州や沖縄からも参加する選手がいるのでしょうか?企画としては賛成します。まず1歩踏み出すことが大切です。このイベントでは選手を4チームに分け,リーグ戦で6~8試合行うそうです。バットは木製,様々な記録をホームページで公開するということです。甲子園に出場する場合はキャンセルが可能であるそうです。私が疑問に思ったのは「応募者多数の場合はポジションごとに審査する」という文です。制限するということでしょうか?スタッフの人数にもよりますが,できるだけ制限しないで開催して欲しいと考えます。我が栗原市から参加する選手はいるでしょうか?...話は変わって5月28日の河北新報の記事にびっくりしました。LosAngelesDodgersの大谷翔平選手がインスタグラムで南部鉄瓶を紹介したところ,注文が殺到したそうです。その南部鉄器は岩手県奥州市の「及富」という工房で販売する青い「みやび」という商品であり,価格は2万4千円だということです。1日3.000件ぐらいだった及富のホームページへのアクセスが大谷選手が紹介することにより10万件に達したとか。関東から実物を見に来る人もいたようです。大谷選手の影響力の大きさに驚かされます。ドジャーブルーの南部鉄器。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.28
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5月26日にラグビーリーグワンプレーオフ決勝が行われました。「埼玉パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス東京」の試合は国立競技場をほぼ満員にしました。リーグワン史上,最多の観客数であったそうです。稀に観る好試合と言いたいところですが,「稀に観る好試合」が続けばそれは「稀に観る」とはならないのです。逆転に次ぐ逆転,特に70分を過ぎてからは手に汗握る素晴らしい攻防となりました。しかしながらノーサイド直前の埼玉ワイルドナイツ・堀江翔太選手のスローフォワードはあまりにも悲劇的でした。よりによって今シーズン限りで引退を表明している堀江選手のプレーです。逆転トライかと思われた後のビデオ判定(TMO)は無情でした。ビデオ映像では私にもスローフォワードに見えました。試合は24対20でした。堀江選手の引退の花道を飾ることはできませんでしたが,これだけ観衆を熱狂させたのですから,堀江選手並びにパナソニックの選手の皆さんを讃えたいと思います。東芝はリーグ戦の雪辱を果たしました。何が何でも勝つんだというチームとしての意志が感じられた試合でした。東芝はリーグワン初制覇です。おめでとうございました。リーグワンの成功は,世界中からトップ選手が集まってきているということも大きいのですが,素晴らしい試合が数多く観られることが一番の要因であると思います。他の競技も見習うべき点が多いのではないでしょうか。ファンを魅了する試合,プレーこそがその競技を発展させます。ファンサービスやイベントは二次的なものだと思います。...話は変わって大相撲の夏場所では小結・大の里関が優勝を果たしました。初土俵から7場所目の優勝は史上最速であるとか。たいへんお目出度いのですが,番付上位力士の相次ぐ休場は如何なものかと思いました。力のある力士が揃わないと盛り上がらないのでは?.次はNPBの話題です。埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督が休養することになりました。ちょっと早すぎるのではないでしょうか。本人の意向だったのでしょうか?もう少し長い目で観て欲しいと思いました。監督代行は渡辺久信GMが務めるそうですが,MLBのようにシーズン途中から,代行ではなく,正式な監督を据えるということはあるのでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.27
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5月24日付の河北新報に「SNS悪質発言,深刻化」「プロ野球,誹謗中傷許さず」という見出しの記事が載っていました。この問題はプロ野球だけの問題ではなく,スポーツ界だけに留まらず,社会全体に広がる由々しき悪行です。プロ野球選手会は「発信者情報の開示請求」を求めていくそうです。また,ある選手は「こういうことを社会からなくしていきたい。だから優しくはしない」と語っているようです。私も賛成です。問題の根っこにあるのは「匿名」であることです。発信元が特定されないので言いたい放題です。解決するためには,匿名での投稿を禁止することしかないと思います。勿論,偽名での投稿も禁止,違反した場合は厳罰を科すべきです。さらに運営サイトにもそれなりの罰則が必要です。SNSの全面的な禁止という手段もあるかもしれませんが,そこまで行くはずもありません。SNSにおける誹謗中傷がいじめ,自殺に繋がる等大きな社会問題となっているにも関わらず,放置されてきたと言っても言いすぎではないと思います。「言論の自由」とは何でも言いたいことを言うことではありません。誹謗中傷が言論の自由の範囲内だと考えてる輩も多いように思います。また,匿名での投稿でないとプライバシーを守ることができないと言う人もいますが,プライバシーを守りたいなら投稿しなければ良いと思います。投稿して意見を述べるのなら,正々堂々と名乗るべきです。...話は変わってラグビーリーグワンは最終盤,盛り上がったシーズンを締めくくるのに相応しい試合が展開されています。プレーオフトーナメント3位決定戦も好試合でした。「横浜キヤノンイーグルス対東京サントリーサンゴリアス」はサントリーが75分過ぎについに追いつきました。33対33です。そして残り1分でサントリーが勝ち越しトライ,40対33,大逆転勝ちを収めました。稀に観る好試合でした。さていよいよ本日(5月26日)は決勝です。.. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.26
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前回の続き,阿川弘之さんが著した「山本五十六」の話です。.山本五十六長官は郷里長岡の偉人,河井継之助さんを尊敬していたそうです。「山本五十六」にもしばしばその話が出てきます。.「河井先生の小千谷行きの時,西軍に一人の西郷がいたら,長岡藩を賊軍の汚名から免れさせ,長岡を兵火から救うことが出来たろうに」と山本長官はしばしば人に語っていたそうです。長岡藩は戊辰戦争当初,中立の立場であったとされています。戦争反対の立場を取る山本長官と河井継之助さんが重なります。.同書では,長岡堅正寺の橋本前厳禅師が山本長官のことを「正体のつかめない人間,ふざける時にはいくらでもふざけるし,一方質実剛健,愛想無しで,底の知れないという,長岡人の典型のような男で,突然ひょいとあんな人物は出て来るものではない。長岡藩が,三百年かかって最後に作り出した人間であろう」と述べています。少々びっくりしてしまう表現です。.同書には次のような記述もありました。「『朝敵』という観念はこの時分(昭和2年前後の話だそうです)未だ完全には消滅していなかった。会津の方でも薩長,殊に長州閥に対する反感は相当なもので,旧士族の間では,当時はおろかこんにちなお『官軍』という言葉を使わない。古い人になると官軍のことを逆に賊軍と呼ぶそうだが,一般的には『東軍』『西軍』と言っている」このことが山本長官の考え方に影響を与えていたのは間違いないようです。また「概して山本五十六という人は,上に悪く下によかったと言われている」とも書いています。.仙台の話も出てきました。仙台市での道路の舗装に陸軍が反対したそうですが,その理由は「馬の蹄がいたみやすい」ということだったという話です。陸軍は徹底した精神主義であり,科学技術,機械化,近代化を軽んじていました。「奥羽越列藩同盟」に対する差別もあったかもしれません。.次の話にも驚きました。「山本は大尉時代,蜜柑を一度に四十七個食って盲腸炎になったことがあった。その時,手術を受けるのに,彼が麻酔をかけないでやってほしいと主張し,あとで,何故そんなことをしたのかと聞く人に,『切腹するとき,どのくらい痛いか,試してみたんだ』と言ったという話がある」.興味深い人物です。私は戊辰戦争から太平洋戦争に続く流れとその悲劇を感じます。...話は変わって5月24日に読売ジャイアンツの戸郷翔征が対阪神タイガース戦で無安打無得点試合を達成しました。おめでとうございます。水を差すようですが,河北新報の紙面に一言。各打者の詳しい打撃内容,つまりボックスコアが見たいと思いました。地元楽天ゴールデンイーグルスの試合を詳しく載せることも必要かもしれませんが,年に一度あるかないかの快記録の試合なので,詳しく報じて欲しいと思いました。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.25
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阿川弘之さんが著した「山本五十六」を読みました。私が第2次世界大戦関係の本を読むのは珍しいことです。以前私は,新潟県長岡市にある河合継之助記念館を訪ねたことがあります。とても面白い展示でした。ここのすぐ近くに山本五十六記念館もあり,ついでにここも見学しました。こちらはあまり面白くなかったことを記憶しています。.阿川さんの「山本五十六」については賛否両論というか様々な意見や批判があるようです。訴訟問題に発展したことがあると作品後記に書いてありました。そういう意味でも興味を引かれる作品です。.戦前のことですが,当時の日本では「何を言うかより何を言わないかの方がむつかしかった」と同書には書いてあります。現代人には理解できない感覚だと思います。.私が頷いたのは次の文章です。「ここで,長岡の歴史を詳述する余裕は無いが,長岡藩は明治戊辰の役で朝敵にまわった藩である。昔長岡から知事,陸海軍の将官が出ることはきわめて稀であった。海軍に薩州閥が強かったことはよく知られている通りで,井上成美なども兵学校に入りたてのころ,教官から出身地を聞かれ,『なに,宮城県?それじゃあお前,まあ少佐で首だな』と言われたものだそうである」確かについ最近まで,朝敵であった藩の出身者つまり仙台,会津他の出身者に対する処遇は差別的であったことは事実です。もしかして今現在もあるかもしれません。.山本五十六長官がギャンブル好きだったのはよく知られたことですが,面白かったのがシカゴに行ったときに大学フットボール・ゲームを見に行ったという話です。興味深い人物だったことは間違いありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.24
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宮城県内の某私立高校では練習試合を「ミックスゲーム」という方法で実施することがあります。対戦するチーム同士で2つに選手を分ける,2つのチームで2つのチームをつくる,つまり混合チームでのゲームです。コンセプトは「野球を選手に返す」ということだそうです。基本的には運営は選手です。「大人は口を出さない」という方針であるそうです。私が観たゲームでは審判は「大人」が務めていました。どうせなら審判も選手がやった方がいいのでは?コンセプトには賛成しますが,私が観戦したときの印象はよくありませんでした。キビキビとした動きがなくなるようです。明らかにダラダラした雰囲気でした。服装はいい加減でした。マナーもよくありません。「自由」をはき違えた雰囲気にしか見えませんでした。.選手だけでゲームをするのなら,球場を選手たちが借用申請し,チーム間で連絡調整して日程を決め,勿論道具用具の準備やルール設定をし,チーム編制をし,何から何まですべてをやるべきであると思います。「大人が口を出さない」という方針ならそうあるのが当然です。わざわざ,監督・コーチが立ち会って実施しなくても宜しいかと思います。つまり,言ってしまえば「部活動」でなくとも良いということです。.あえて提案します。ミックスゲームで,3チームで3試合をリーグ戦で行ったら面白いのでは?4チームでトーナメント,3位決定戦ありでも面白いと思います。.今後,高校野球だけではなく,「勝利を真剣に目指すチーム」と「勝利以外に価値を求めるチーム」との二極化が進んで行くことは間違いないようです。...話は変わって5月21日の「MiamiMarlins対MilwaukeeBrewers」戦の6回表,Brewersのクリスチャン・イエリチ選手が本盗を決めました。久しぶりにホームスチールを観たように思います。あまりにもMarlinsバッテリーが緩慢でした。5月22日の「SaintLouisCardinals対BaltimoreOrioles」戦は雨天の影響で,6回表終了時点でのサスペンデッド・ゲームとなりました。MLBでもNPBでもあまり聞いたことがありません。珍しいことです。要するに一時中断試合なので,続きは23日に行われます。ちなみにCardinalsのラーズ・ヌートバー選手は初回に判定への抗議をきっかけに退場処分となっているので,この続きの試合には当然出場できません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.23
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SanDiegoPadresのダルビッシュ有投手が5月20日に日米通算200勝に到達しました。おめでとうございます。河北新報も多くのスペースを割いて報道していました。ダルビッシュ投手本人もコメントしていましたが,NHK-BSでは大谷翔平正選手が出場するLosAngelesDodgers戦ではなく,ダルビッシュ有投手が登板するPadres戦を中継しました。異例のことでした。このことからしても注目の高さが窺える試合でした。これでダルビッシュ投手は名球会に入るのでしょうか。ダルビッシュ投手と名球会はイメージ的に繋がらないと思うのは私だけでしょうか。日米通算200勝を達成したのは,野茂英雄さん,黒田博樹さんに続いて3人目であるそうです。「日米通算二百勝」この数字が意味するものは何でしょうか。価値ある数字には間違いありません。金田正一さんが持つ日本での四百勝と比べたらどのような意見が出て来るのでしょうか。MLBで何勝したかという数字に注目する方も多いと思います。私は日米通算としての数字なら,ある一定のイニング数以上投げた投手の「日米通算防御率」,ある一定の打席数以上打席に立った打者の「日米通算OPS」に興味があります。話が飛んでしまいました。昔と違って,ローテーション制が確立し100球前後の球数で降板する現代のbaseballでは,先発投手に昔のように簡単に勝ちがつきません。そのような意味では「日米通算二百勝」が希少価値であることは間違いないでしょう。..5月20日の「LosAngelesDodgers対CincinnatiReds」では延長10回裏に大谷選手がサヨナラヒットを放ち,勝負を決めました。びっくりしたのはこの10回裏にウィル・スミス選手が代打で出てきたことです。Dodgersとしては休ませるつもりだったのでしょうか。中心選手でありここまで好調なウィル・スミス選手がここで出てきたら,ピッチャーは嫌だと思います。スミス選手はここで四球を選びました。そして大谷選手のサヨナラヒットに繋げました。ところで「ウィル・スミス」という名前を聞くと私は人気俳優の名を思い浮かべてしまいます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.22
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続×30・続・続・続・続・続・続・続・映画の話をさせて戴きます。[ゴジラxコング 新たなる帝国]4月29日公開のアダム・ウィンガード監督作品。山崎貴監督の「-1.0」と比べたいのでシネマリオーネ古川に観に行きました。日曜日だったのですがそれほど席は埋まっていませんでした。ロマンがなく,Visualに頼り過ぎという印象です。ストーリー展開,設定に無理があり過ぎて荒唐無稽というレベルです。と言いながらも楽しんでいる自分がいました。イタリア,フランス,エジプト,ブラジルも舞台になっていますが,そこで怪獣を暴れさせたかったのだと思います。VFX好きの方は観ても宜しいのではないでしょうか。[悪は存在しない]4月26日公開,濱口竜介監督作品です。第80回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しました。一関シネプラザでは5月3日から上映開始,私は初日に観に行きました。観客は祝日にしては少なかったように感じました。20人ぐらいだったと思います。映像は美しく,音楽も印象的です。VFXを人工の映像だとすれば,この作品は自然(アナログ)の映像です。独特のカメラワークで美しい描写を見せてくれます。音楽は派手です。もう少し抑えてもいいのではと思いました。もう一つ気になったのは,俳優のしゃべり方が画一的というか皆同じようなしゃべり方をすることでした。何か意図があるのでしょうか。ラストは観る人によって解釈が変わるでしょう。「ほとんどの映画が『答え』ばかりに終始する一方で,『問い』を投げかける映画監督」というこの映画に対する批評がありました。私には屁理屈に聞こえます。私は濵口監督作品の中では,「ドライブ・マイ・カー」の方が好きです。[猿の惑星/キングダム]5月10日公開,ウェス・ボール監督作品です。この作品に期待していた方も多いのでは?一関シネプラザで上映していたのでここに観に行ったのですが,平日だったこともあり観客はわずか3人でした。VFXは素晴らしいと思いました。音楽も重厚であり印象的な音響でした。もう少し音響の良いところで観るべきだったと少し後悔しました。映画祭のVFXや音響に関する賞を取ってもおかしくないと思います。このシリーズはまだまだ続くはずです。楽しみです。ある年配の観客の方が最初の「猿の惑星」の方が好きだと話しながら帰って行きました。私は今のシリーズの方が好きです。生物界と言うより,人類や民族の共存について問いかけているような気がします。そして異なる文化をお互いに尊重することも訴えかけていると思います。[ミッシング]5月17日公開,𠮷田恵輔監督作品,石原さとみさんと青木崇高さんが主演,美しい映像,美しい音楽,という映画です。さすがは𠮷田監督です。私の期待に応えてくれました。娘が失踪した夫婦の話なのですが,それを報道するTV局にも鋭い視線を投げかけています。深みのある作品です。主演の石原さんは鬼気迫る演技でした。「狂演」という表現が正しいような気がします。石原さんにはどこかの団体で是非主演女優賞を差し上げて欲しいと思います。勿論吉田監督にもどこかの監督賞を差し上げて欲しいと思っています。[むこう岸]劇場映画ではなくTVドラマの話です。NHKが得意とする社会的弱者を扱った話です。生活保護とヤングケアラーについて,その問題を訴えかけます。心に響く話でした。5月6日に放送されました。そのうち再放送があると思いますのでぜひご覧ください。...話は変わってChicagoCubsの今永昇太投手の防御率は驚異的な0.84です。勿論,シーズン終盤までこの防御率が続くとは思えません。1点台でも凄いことです。2点台前半でもサイ・ヤング賞レベルです。彼の腕の振りは独特であると思います。肘の使い方と言った方が良いのでしょうか。腕がかなり遅れて出てきます。もしかして打者のイメージとは違ったボールの出方をしているのかも。怪我をしないように気をつけて欲しいと思います。まずはローテーションをシーズンを通して守ることです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.21
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元慶應高校監督,現在は四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズ代表を務める上田誠さんがSportsJapan vol.72において,野球史に関わることを述べていました。指導者研修会の講演記録らしいです。非常に興味深い内容でした。.戦前,野球の指導はそれほど厳しくはなく,甲子園大会の行進も大正時代はダラダラしていたそうです。髪型も自由があったそうです。それが武士道とリンクして修養の野球の要素が大きくなっていったという話です。この辺の経緯については私はとても興味があります。「軍隊」の考えが戦前・戦後にかけて「スポーツ」「野球」に入ってきたのは間違いないようです。.上田さんは野球のユニホームの起源についても語っています。これについては疑問を感じました。「野球のユニホームは軍服から来ている」という話です。これには諸説あります。南北戦争時代の軍服を着用していたという話もあります。最初は作業服だったという話もあります。麦わら帽子を被っていたという話もありますし,軍帽を被っていたという話もあります。おそらく,チームとして統一はされておらず,好き勝手な服装であったということ,それが徐々にチームごとに揃えるようなったということではないでしょうか。.とても興味深い話がたくさん出てきます。もし可能であれば読んでみてください。...話は変わってPittsburghPiratesの怪物ルーキー,ポール・スキーンズ投手が話題になっています。彼はまだ21歳,2023年のMLBドラフト全体1位の選手です。フォーシームの球速が平均で160km/h,スプリットの平均球速は152km/hという驚くべき数字を出しています。10年に一度の投手と評する方もいるようです。故障することのないように活躍して欲しいと思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.20
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部活動の地域連携・移行について,福井県のさばえスポーツクラブの実践例がSportsJapan vol.72に載っていました。我が栗原市でも「部活動の地域移行」については検討しているという話です。誰か私に意見を訊いてくれないものでしょうか。.さばえスポーツクラブの大久保文義副理事長は記事の冒頭で次のように述べています。「連携とは“互いに連絡を取り協力して物事を行うこと”並列では思うように進まない意味合いもある」同クラブではまずは学校主導でクラブと連携することから始めたそうです。担当部活動顧問には「兼職兼業届」を提出してもらうよう働きかけました。理由は「情熱のある教員こそ大切な人材」であるからだそうです。私はこのクラブでは教育現場に対する疑問も少々あるのではと感じてしまいました。ある会議では学校側から「引退した3年生に休日の部活動は必要ないのではないか」という意見が出たそうです。さばえスポーツクラブのある理事は「そもそもクラブには引退がありません」と発想を話すと,それを聞いた学校関係者は目を丸くしていたということでした。学校関係者にはこのような感覚があり,この会議の場でそのような発言をすること自体が間違っています。前出の大久保副理事長は「部活動の地域移行を,単なる各種目の継承だと勘違いされている方がまだまだ多くいます」と語っています。その通りではないでしょうか。..SportsJapan vol.72において,日本体育大学スポーツ文化学部武道教育学科の南部さおり教授が次のように語っていました。「子どもを勝たせようとして過激化する親は,皆さんも見たことがあるかもしれません。その理由としては,〝自身がその競技の経験者で優秀な選手だった,もしくは大成しなかった〟〝子どもの成功体験が豊かな人生をつくるという思い込み〟〝有名大学や有名企業に入るにはスポーツしかないという決めつけ〟が考えられます」スポーツを通じてわが子を支配し,苦しめることをいとわない親たちのことを「スポーツ害親」と表現するようです。私も見たことがあります。自分のステータスを高めたい,自慢したい,というような雰囲気の親がいました。そして指導者や審判員にも同じような方がいるように思います。...話は変わってCincinnatiRedsのエリー・デラクルーズ選手が早くも30盗塁に到達しました。このペースで行けばシーズン100盗塁を超える可能性もあります。ショートから160km/hに迫る送球を見せるデラクルーズ選手はまさに「超人」です。投手をやれば大谷翔平選手の二刀流とはまた違った「二刀流」を見せてくれるのではないかと思います。160km/hの豪球と100盗塁の足!ちなみにデラクルーズ選手は盗塁の際には打者が打つ瞬間を見て走っているようです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.19
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5月16日付の河北新報に「未勝利は青森,福島など8県」という見出しの記事が載りました。何のことかと思えば,ゴルフ男子国内ツアーの優勝者の話でした。中日クラウンズで米沢蓮選手が優勝したことが,岩手県出身では初の国内ツアー優勝者となったそうです。そこから始まって,最多優勝県はどこだとか未勝利県はどこだとかという記事になっていたのです。高校野球でも,都道府県別勝利数とか優勝回数とかのランキング表をときどき目にします。大相撲では,昭和になって以降宮城県から横綱が出ていないこととか,栗原市瀬峰生まれの時疾風関が宮城県出身力士としては27年振りの入幕を果たしたことが話題になっています。日本人はこのような県別の成績が気になるのでしょうか。大昔の幕藩体制の意識がまだ残っているのでしょうか。そうなると「国民スポーツ大会」を縮小する話にも影響があるかもしれません。私も宮城県出身者の活躍は気になります。しかし意識しすぎるのもどうかと思った河北新報の記事でした。...話は変わってNPBの話です。パシフィック・リーグに比べてセントラル・リーグのゲーム差がなかなか開きません。混戦です。注目は5月28日から始まる交流戦ですが,ここでゲーム差が一気に開く可能性が大です。今年はどうなるでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.18
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私が使用していた配球表です。バッテリーの配球について助言する際のデータに使っていました。御意見,御助言があったら是非お聞かせください。.できるだけシンプルにしたいと考えています。何でもかんでも詰め込まないということです。場合によっては,つまり投手経験の少ない初心者については2分割でもいいかもしれません。私は,9分割はあまり意味がないと思っています。「針の穴を通すような」制球力がある投手なら別です。私の知人の指導者が16分割で行っていると話していたのを聞いたことがありますが,この人はよく分かっていないのではと思いました。中学野球の話です。...このブログを開設して早3年を迎えようとしております。あっという間に1,000回に到達したというのが私の感覚です。毎日投稿を目標とし続けて参りました。今では朝の投稿が完全に習慣化しています。8月13日に3周年となります。今後も暇を見てこのブログを訪れて戴ければ光栄です。皆さんよろしくお願いします。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.17
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藤島大さんがNumber1094・1095のコラム「BEYOND THE GAME」にスポーツチームの呼び名についてかなり面白い記事を書いていました。藤島さんによるとスポーツチームの「愛称」「あだ名」はJOC(日本オリンピック委員会)のサイトに一覧が載っているそうなので,私も閲覧してみました。笑ってしまうような愛称もあります。藤島さんは「スポーツチームの呼び名は根拠があいまいだったり,突拍子もないくらいがよい。その方が根付く」と述べています。日本バレーボ-ル協会は,男子日本代表の「龍神NIPPON」,女子日本代表の「火の鳥NIPPON」の愛称を廃止すると発表しました。今後は「日本代表」で通すそうです。私はそれでも良いのではないかと思います。柔道は「ゴジラジャパン」バドミントンは「バード・ジャパン」少々センスがないのでは?ソフトボールは「ソフトジャパン」競技名ズバリです。藤島さんは「ソフト」は「もろい」という語義が頭を占めると言っています。サッカーは「サムライブルー」「なでしこジャパン」です。これは浸透していますが,野球の「侍ジャパン」と被ります。女子7人制ラグビーは「サクラセブンス」,女子ホッケーは「さくらジャパン」。これも被ります。水泳の競泳は「トビウオジャパン」,これはいいかも。飛込は「翼ジャパン」,これは違和感があります。水球は「ポセイドンジャパン」,私には理解できません。アーティスティックスイミングは「マーメイドジャパン」です。男子ハンドボールは「彗星ジャパン」,女子ハンドボールは「おりひめジャパン」です。なかなかユニークです。サーフィンは「波乗りジャパン」,あまりにもそのもの過ぎて面白くないかも。失礼!面白さを競うものではありませんね。男子ボクシングは「阿修羅JAPAN」です。最も認知されているのは野球の「侍ジャパン」であることは間違いなさそうです。.海外に目を向けます。藤島さんの記事にある話です。世界的に見て有名なのは,ラグビーNewZealand代表の「オールブラックス」だと思いますが,1889年にはすでに使われていた愛称らしいです。由緒正しい愛称と言えます。「Dodgers」かつてDodgersが本拠地にしていたブルックリンで,路面電車をひょいとよける地元っ子を「ドジャー」と呼んだことから来ているということです。「Dodge」とはドッジボールのドッジであるようです。.日本に話が移ります。藤島さんの話です。「オフィス」北海道の苫小牧市役所アイスホッケー部のチーム名です。綴りは「Office」,ユニホームの胸にはこのように入っていたということでした。お役所だから「Office」?藤島さんは「味わいもある」と表現しています。...話は少々変わります。Numberには最近,スポーツ医療,選手サポートについての記事が載っています。Number1094・1095には仙台市の「マッスルケア仙台」という整体院の紹介記事もありました。野球選手に特化しているそうです。私がびっくりしたのは東京都の「爪切り屋足楽」についての記事です。爪切りぐらい自分でしろ!と言いたくなるのですが,単なる爪切りではなく,様々な観点から爪や足の状態をサポートするようです。様々な商売があるものですね。.話はさらに変わって5月15日の「SanFranciscoGiants対LosAngelesDodgers」では我らが大谷翔平選手が12号本塁打を放ちました。もう少しで「スプラッシュヒット」でした。誠にお目出度いことなのですが,私がそれよりも興味を持ったのはGiantsのユニホーム,その背番号です。下の方が掠れている?薄くなっている?デザインです。番号がよくわからないということはないのでしょうか?.ついでに本ブログも次回で1,000回となります。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.16
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LosAngelesDodgersを特集したNumber1094・1095,興味深い話や名言がたくさん載っていました。.「ビリオネアを生み出すマイナー組織の思考法」という特集には,北方悠誠さんの話が載っていました。彼は宮城県古川工業高校が夏の甲子園に出場したときの対戦相手,唐津商業高校のエースでした。横浜ベイスターズ~BCリーグ・栃木を経てDodgersと契約したそうです。印象に残っている名前だったので驚きとともに読ませて戴きました。北方悠誠さんの話を紹介します。「コーチを捕まえてはあれこれと聞いて練習していました。こんな17歳,日本では絶対いないですよ」その17歳の選手はベネズエラから来た選手だったそうです。ルーキーリーグにおける話です。.Dodgersといえば野茂英雄投手の話は避けて通れないようです。「1995年の野茂英雄」という記事も載っていました。そのなかで9月30日にトミー・ラソーダ監督が語った言葉が印象的です。「Bseball needed him.(野球が彼を必要としていたんだ)」数々の名言を残したトミー・ラソーダ監督ですが,この言葉は屈指の名言では?.Dodgersの話ではないのですが,とても納得できる話がありました。F1のエンジニア小松礼雄さんの言葉です。「どの組織でもいいところもあれば,悪いところもある。チャンピオンシップを取っているチームでもすべてがいいわけじゃありません。逆に最下位のチームでもすべてが悪いのではなくて,いいところも必ずある。その中から,強みや弱点,課題とその解決方法を見極めるのが重要なんです。個々の組織で答えはすべて違うから,うまくいっている組織を真似てもうまくいくとは限らない。結局,大切なのは自分たちで考えることなんです」スポーツでもその他の世界でも言える言葉ではないでしょうか。名言です。スポーツの世界でも優勝チームにだけ注目し,その真似をしたがる方がたくさんいます。そしてだいたいは失敗しています。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.15
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ドジャースタジアムで実施されたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に大谷翔平選手が夫人とともに出席したというニュースを眼にしました。このイベントの一環としてエド・シーランさんが曲を披露したそうですが,大谷選手は「コンサート自体来るのは初めてなので,それ自体をまず楽しみたいなと思っています」とコメントしていました。これには多くの人が驚いたようです。大谷選手は遠征に行ったときも外にはほとんど出ないようです。野球以外に興味がないのでは?という話も聞きますが,彼は「趣味はゲーム」ということも話しています。また真美子夫人とは結婚前,離れた場所で同じドラマを観ていたという話もありました。野球に集中しているということが注目される大谷選手ですが,引退後はどうなるのだろうという余計な心配をしてしまいます。10年後ぐらいになるのでしょうが,一般社会に出ても尊敬を集める人間のままでいて欲しいと思います。MLBの選手は現役の時分から引退後の生活を考えて,勉強したり資格を取ったりしてセカンドキャリアに備える選手も少なくありません。これまでの大谷選手の発言,人間性から考えると大丈夫だとは思います。今はとにかくMLBでの活躍を願うのみです。...話は変わって5月12日の「PittsburghPirates対ChicagoCubs」では何とPiratesが1イニング6個の押し出し四球を献上しました。5回のことだったようです。まるで小中学生の弱小チームの話みたいです。それでもPiratesが勝利を得たことに私はびっくりしました。10対9です。鈴木誠也選手はこの試合で戦列に復帰し2安打,今後の活躍に期待します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.14
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5月11日の「TorontoBlueJays対MinnesotaTwins」は菊池雄星投手が好投しましたが,勝利には繋がりませんでした。私が興味を持ったのは1回表,Twinsの攻撃のことでした。1点入って2死一・三塁の場面です。ここでTwinsがダブルスチールを仕掛けました。一塁走者のホセ・ミランダ選手が1・2塁間で停まりました。そして三塁走者のウィリ・カストロ選手が本塁へ突入,しかしBlueJaysのアイザイア・カイナー=ファレファ二塁手が落ち着いて本塁へ送球,アウトを取りました。間違いなくカイナー=ファレファ二塁手の動きは三塁走者が走ることを予想していたものでした。私が中学野球の監督を務めていたときにしばしば使った作戦をMLBでも観ることができて嬉しかったです。ちなみにカイナー=ファレファ二塁手はおばあちゃんが広島県出身だそうです。.次に5月10日の「NewYorkYankees対HoustonAstros」5回表の話です。タイムリーヒットを打ったジェレミー・ペーニャ選手を一塁に置き,ジョナサン・シングルトン選手が内野フライを打ち上げました。1死でした。この時,ペーニャ選手は盗塁を仕掛け,二塁にヘッドスライディング!さてどうなったでしょうか。皆さんご想像の通り,ボールは一塁に送られ。ペーニャ選手は戻れず併殺となりました。私は盗塁であっても打者が打った瞬間は見るべきだと思います。日本では大概のチームがそうしているのではないでしょうか。MLBではこのことについてはそれほど気にしていないようです。ヒットエンドランではなかったはずです。エンドランであれば二塁にヘッドスライディングはしないでしょう。大谷翔平選手も盗塁の際には打者を見たり見なかったりです。野球の場合は陸上競技と違って速ければいいのではありません。状況に応じて停まったりスピードを緩めたり加速したりコースを変えたりと複雑な動きが必要です。パスボール等があったら三塁を狙わなければなりません。私としては,ジェレミー・ペーニャ遊撃手は好きな選手の一人ですので,精進を期待しております。.以上の2点については,MLBのニュースでは取り上げられてはいなかったようです。私が目にしなかっただけかもしれませんが,このような走塁に関する解説をもっと聞きたいと思っています。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.13
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日本野球連盟は5月10日に7月に行われる都市対抗野球大会のビデオ判定の対象に,全ての塁でのアウト,セーフの判定などを加えることを決めました。投球のストライク,ボールの判定などは対象外のままで,NPBの「リクエスト制度」とほぼ同じになります。都市対抗のビデオ判定は2021年に初採用,当初は本塁打とエンタイトル二塁打の判定において疑義がある場合だけ適用されましたが,2022年以降は一・三塁の塁審を越えたファウルライン際のフェア,ファウルの判定と内外野のフェンスやバックネット際の打球の捕球にも適用されるようになったということです。私が希望する通り,徐々にビデオ判定の範囲が広がっています。もっと広がって欲しいと考えます。.次は大学野球でしょうか。注目は甲子園大会において,いつビデオ判定が導入されるかです。そうなれば野球界におけるビデオ判定の導入は加速します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.12
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Number1094・1095は「大谷翔平とドジャースの挑戦。」というタイトルでした。大谷選手のインタビューやLosAngelesDodgersの歴史についてなどの記事で構成されていました。.大谷選手は高校時代に「〝楽しい〟より〝正しい〟で行動しなさい」と教わったそうです。いまのような時代にこそ必要な言葉だと思います。.大谷選手が右ヒジを手術した後,「僕には左腕が残っているので,必死に練習すれば左で投げられる」と覚悟の程を言葉にしたそうです。なかなか言える言葉ではありません,というより,そういう発想が特異だと思います。.私が今回のNumberで最も興味を持ったのは「勝つために磨いてきたスタート」という記事です。「GPSパファーマンストラッカー」なる器具の話です。走行距離,最高速度,心拍数,カロリーなどの指標をリアルタイムで計測できるそうです。さらに負荷をかけて走行中の最高速度,加速度,左右のバランスを測定する「1080スプリント」を使用し,腰にワイヤーの付いたベルトを巻き,ダッシュでデータを採取するということでした。この「1080」については日本でも報道されたので目にした方も多いのではないでしょうか。大谷選手の盗塁に変化が見られるそうです。それは構え。記事によると「右足を一足分ほど右翼方向に引き,二塁ベース方向寄りに重心を傾ける」「右足がよりオープンになり,より直線的に走ることができる」とDodgersのクレイトン・マッカローコーチが解説しています。このことについては目新しいことではなく,日本でも多くのチームが実践していることだと思われます。私の場合は投手の方を向くことを指導し自然にオープンになることを促していました。.Number1094・1095「大谷翔平とドジャースの挑戦。」はなかなかエキサイティングです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.11
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BaseballClinic5月号に東京六大学連盟が取り組んでいる「子どもの健やかな成長や健康への貢献」についての記事が載りました。「ボール遊びをする場所がない」「子どもの体力低下」という社会課題に対しての取り組みであるそうです。2023年12月9,10日に各大学が野球部グラウンドを開放して,子どもが自由に遊べる時間,空間,道具を提供しました。素晴らしい企画と言いたいところですが,ここまでしないと子どもの遊び場が確保できないのか?という疑問も感じます。大人が段取りする活動ではなく,子どもが自由にいつでも遊べる環境こそ大事では?ただし事故が起こると責任がどうのこうのとか突っつかれる世の中であることも無視できません。大学ではなく,別なところでもっと考えるべき問題ではないでしょうか。.BaseballClinic5月号の連載記事「他競技から学ぶ野球の競技力向上」は「やり投げ競技から考える投動作の原理・原則」についての特集でした。「プロ野球の始球式で,やり投げのトップ選手が140㌔を超えるような球速を披露することがあります」私は見たことがありません。山本由伸投手がやり投げを取り入れた練習を行っているのは有名な話です。やり投げのトップレベルの選手について「半年間ほど投球練習をして,軽い球でも胸の張りがつくれるようになれば150㌔に到達すると思います」と書いてあります。俄には信じがたい話ですが,可能性はあると思います。何とか実験してもらえないでしょうか。野球の場合は,緩急であるとかコントロールであるとか様々な条件をクリアした上での球速です。球速だけに特化すればあり得る話です。この記事には誤った認識ではないかと思う文章も書いていました。「野球選手が助走をして投球する場合はバックステップ」という件です。これは違います。野球も「フロントステップ」が基本です。「やり投げはフロントステップ」と書いてありますが,私はやり投げが「バックステップ」であると思っていました。私の勉強不足です。.御意見をお願いします。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.10
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5月8日の河北新報に「少年野球『2部制』好評」という記事が載っていました。日本高等学校野球連盟が今夏の選手権大会から導入する2部制を2022年からすでに実施しているという内容でした。現場では好評であるようです。体調不良者が激減したようです。猛暑対策であり,一番暑い時間帯を避けて大会を運営します。しかし,4時のプレーボールに合わせるため,ウォーミングアップを最も気温が高い時間帯に行うチームもあったということです。2部制を実施すればこのような矛盾や問題点がいくつか出て来ることでしょう。朝早い時間に試合を開始するという方法もあるかもしれません。7時30分とか,7時に開始?6時30分?どこまで早くできるでしょうか。午後の開始を遅らせれば,日没コールドゲーム,サスペンデッドゲームも出てきます。ナイトゲームの実施も検討する主催者も出て来ることでしょう。最も大きな問題は,1日に実施できる試合数を減らす方向に行くことです。大会期間が長期化することも考えられます。会場の数を増やす方法もあるかもしれませんが,主催者の負担が増えることは避けられません。今後この「2部制」が広がりを見せるのか注目したいと思います。宮城県ではどの団体が先陣を切るのでしょうか。栗原市の一番乗りはどこの大会でしょうか?(参考までに本ブログ4月21日投稿「夏の甲子園大会は2部制を試験的に実施」もご覧ください). 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.09
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痺れました。1Rに井上尚弥選手がダウンしたときは私も凍りつきましたが,結果的にはルイス・ネリ選手を退治,日本全国のボクシングファンが溜飲を下げる結果となりました。.試合前に通路をぶらつくとボクシング興行では必ず見られる「花」が並んでいました。目を引いたのは,横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督の名前でした。..今回の興行は4万3千人ぐらいの観客を集めたそうです。東京ドームの収容人数は5万人では?野球のグラウンドにも椅子を並べるはず?と疑問に思いましたが,野球で言う外野席には観客を入れませんでした。ビジョンの関係だったようです。外野席からLED?レーザー?の光を出していました。..野球のバックネットも外してあり,バックネット裏席から観戦した私にも見やすいように配慮してありました。.動画撮影は禁止でした。写真はOKだったので私も撮影しました。ルールを守らず動画を撮っていた方が多く見られたことは残念でした。.選手の花道は野球のバックスクリーンから出てくるように設置されていました。私は反対側にいたのでよく観えませんでした。井上尚弥選手が出て来ると,ほとんどの人がスマホのカメラを出しました。声援も別格でした。ネリ選手が出てきたときは大きなブーイングが起きました。当然です。..井上尚弥選手の次に声援が大きかったのは武井由樹選手でした。K-1から転向した武井選手は次代のスター候補と言えます。彼はジェイソン・マロニー選手に挑戦,激戦の末WBOバンタム級王座を獲得しましたが,私は負けたのかと思いました。私の素人目とプロの採点者は全く違うので,専門家の目からすると勝っていたのでしょう。.日本人の憎悪を一身に受けるルイス・ネリ選手は試合途中でバッティングの注意を受けたときも大きなブーイングを浴びました。ネリにだけは勝って欲しい,ネリに負けるのはダメだと思っていたファンは私だけではないでしょう。山中慎介選手とのタイトルマッチにおいて,2017年の薬物疑惑,2018年の体重超過という問題を起こしたことは簡単に忘れ去られることではありません。山中選手にしても井上尚弥選手に「敵討ち」をして欲しいと思っていたはずです。それが本音でしょう。井上尚弥選手はそれらの「因縁」は関係なく,「井上尚弥対ルイス・ネリ」の試合に過ぎないと語りました。井上尚弥選手にしても「敵を取りたい」という気持ちがあったのは間違いないはずです。..それにしても,ラウンドガールは邪魔です。以前にも本ブログで書きましたが,なぜ採点の発表や写真撮影に彼女らが入るのか理解できません。美人なのはわかりますが,もっと役に立つことをやったらどうかと思います。マイクを持つとか,採点表を運ぶとか,何かしら手伝えることはあるでしょう。歌でも歌ったら?とは言ってもこれがボクシング界の慣習です。.珍しいこともありました。兄弟揃って1Rにダウンしたことです。たぶん史上初だと思います。井上尚弥選手が初ダウンなのでより際立つ事件です。.この日は世界タイトルマッチが4試合行われました。主要4団体のバンタム級世界王座を日本人選手が独占ということに繋がりました。どの試合も見応えがあり,観客は皆大満足だったのではないかと思います。入場料の何倍もの満足感があったと考えます。.「井上尚弥対ルイス・ネリ」の試合では独占配信したAmazonPrimeの視聴者数が史上最高数を記録したそうです。2023World Baseball Classicの「日本対アメリカ」を上回ったという話です。.やはり日本の世界的なアスリートの双璧は大谷翔平選手と井上尚弥選手ではないでしょうか。私がbaseballファン,Boxingファンだからそう思うのでしょうか?他の競技にこの2人に匹敵する選手がいるとは思えません。..大谷翔平選手は5月7日の「LosAngelesDodgers対MiamiMarlins」の試合でも本塁打を放ちました。凄いですね。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2024.05.08
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