くろの旅

くろの旅

2006年03月03日
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昨日書いた、ボランティアで出会った


最後の夜、全員の子供たち一人一人と
話しをしました。

「逢えて本当に良かったよ、ありがとう」


10人全員を皆抱きしめました。

皆、色々な話しをしてくれました。

学校の事、親の事、これからの事。


皆泣いていました。




所詮、数日間過ごしただけの関係ですが、
それでも、なんだか、
みんなが少しだけ救われたような、
ちょっとでも家族になった気分を味わえたような、
生涯の想い出に残る
暖かい夜でした。


皆が寝静まってからもずっと泣いていたくろは、
翌日、目が開かないくらいに腫れ上がっていました。


そして、最後の朝。

朝は起床後、いつも全員で庭に出て、
朝礼と体操があります。


庭に出たら出たで全く集合してくれない
子供たちをどうにか列に並べ、
毎日大変な作業でした。

「さぁ、また大変な朝が始まったな」
そう思って庭に出たくろでしたが、

目の当たりにしました。

前の日までは
全くくろの言う事など聞かなかった
わんぱく坊主10人。

その10人が、
他のどの班もまだ並んでいないうちに、
きちんと整列して、
くろを迎えてくれたのです。


その時の、子供たちの
嬉しそうで、誇らしげで、
そしてちょっと恥ずかしげな表情を
くろは忘れる事ができません。

誰かを喜ばそうと、
ちょっと努力をする。
自分のためでなく、
他の人の事を考えることが、
その人の喜びとなる。

そうした気持ちを
彼らは小さな体一杯に
表現していました。


今でも思い出すと、
心がキュンとする、
子供たちからの
プレゼントです。






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最終更新日  2006年03月04日 00時09分31秒
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