空想世界と少しの現実

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緋褪色

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緋褪色 @ black obeliskさんへ ご無沙汰しております! データー・・・…
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美羽子 @ Re:小説、しばらくお休みさせていただきます。(09/16) お話をより良くする為のデータ移しや編集…
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カテゴリ: オンナ心
美香の声が時折シャワーにかき消される。その度に可哀想になって、抱き締める手が緩んでしまう。彼女、宣告された余命より、持たないかもしれない?心に浮かぶ一抹の不安。かき消そうと、行為に集中しようとするのに・・・

「雅夢、怖がらないで。大丈夫だから。苦しくないよ」
「嘘ばっかり、無理してるように感じるよ」身体を解放すると、美香は浴槽から手を離して、俺と正面から向き合う。見つめるその瞳には大粒の涙。ちくりとした痛みが感情を突き抜けるよう。

「どうして?私が病人だから?それとも客だから、応えてくれないの?」
「違う。違うよ。決してそうじゃないんだ。ただ行為が、君の命を縮めてしまいそうで、どうしようもなく不安になる」
「平気だよ!それで自分の命が短くなっても、決して後悔しないから。今出来ることをやっておきたいの!お願い・・・」

身体に縋る美香を突き放せない。小さく溜息をついて、彼女の唇を塞ぐ。「解った、じゃせめて此処じゃなくて、ベットに行かない?」両手で彼女の顔を包み込み、親指で涙を拭ってやる。

頷いて泣き笑いの表情。無理しちゃって。君の表情を見る度に、切なくなってしまうというのにさ。

風呂場から出て、棚から白と濃いブラウンのバスローブを取り出し、ブラウンのバスローブを手渡してくれた。「サンキュー」

「女には準備があるのよ。先に寝室に行ってて!此処から、一番近い茶色の扉が寝室よ」
「ん、解った。先行ってるよ。ごゆっくり」彼女の頬にキスをして脱衣所を後にする。

彼を見送って鏡を覗いた。「やっぱり少し痩せた、私・・・」頬に両手を当てて、感触を確かめる。
「お願いだから、これ以上痩せないで」小さく呟いて、化粧水と乳液を丁寧に肌に染み込ませて。
そして、手先から足の指の先まで、丁寧にボディーローションをつける。
心の中で『雅夢、貴方の記憶の中に、美香を繋ぎとめて。それだけでいいよ。それだけで救われる』最後に君に贈りたい、言葉を想いながら。


「早かったね。もっと時間掛かるかなって想ったよ」


頬に差し伸べられる細い手。「ん!」唐突に塞がれる唇。柔らかい舌がゆっくりと絡まる。KISS、上手いんだね、美香。熱情を煽る深いKISSの誘惑に負けて、白のバスローブを脱がしていくと、柔和な瞳で見つめ返す。

唇を放して、クスクスと笑いながら、「大好き!」と呟いて、俺のバスローブを脱がしていく仕草。丁寧に優しく。女から求められるのって、悪くないな。考えていると

「雅夢?いい身体してるね。綺麗に腹筋がついてて美味しそうだよ」
「俺、高校まで野球やってたの。今でも毎朝10キロ走ってるよ」

「ふーん。逞しい身体って好き!」話しながら何度も可愛いKISS。雅夢、私を憶えていて。これが私にとっての、生涯最後の恋になるから。「ね、あれしよっか?」
「あれ?」 「そう、あーれ!」耳元で囁くと可愛い年下君は、瞬間ドギマギした表情を浮かべた。

なんつー大胆な!「うあー美香っ!!笑ロっ!!でも嫌いじゃない~!そういう女」
「でしょ?雅夢も、いかにも笑ロそうだもんね~!」

美香が妖艶な瞳を輝かせる。「求めるなら応えないとね。美香おいで、最高に感じさせてやる。何度もイかせてやるから覚悟しろよ」 横向きに態勢を入れ換えて、ゴールドのアンクレットをつけた、長く綺麗な足をそっと割った。彼女は分身をゆっくり口に含む。何の躊躇もなく。

感じる度に美香は俺を解放して、甘い溜息交じりの声を上げる!何度も何度も。少しハスキーな声が一段とセクシーだ。いいよ、久しぶりの大胆なオー○ル。綺麗な女と出来るなら最高さ。


「雅夢、素敵!ハァン・・・」 「いいっしょ?結構上手いんだぜ?でもそろそろ美香の中に入りたいな!最初は君が上だよ!いっぱい感じて!」言葉に素直に応じ、可愛い唇は俺を解放した。

少し高揚した頬は、バスルームで見た表情と異なって、血色がよく見える。「美香、綺麗だよ。さ、おいで」両手を伸ばすと、胸に顔を埋める仕草をする。

「大好き、雅夢」愛の言葉に、小さく頷いてくれる年下君。彼の身体をゆっくりと跨ぎ、中へ誘う。今は自身に巣食った病に、意識を向けたくなどない。
美香

彼は私を求めてくれた。それが素直に嬉しいよ。静かに身体を動かす私に、時折心配そうな表情。「平気だよ」笑顔を浮かべると、微笑み返してくれる。君がくれる笑顔が癒しなんだよ・・・


綺麗な形の膨らみに、上体を上げてそっと触れてみる。固くなった先端を舌で味わうと、膣が強く収縮する感じ。「此処が弱いんだ、美香。もっと乱れていいよ!俺も・・・凄い気持ちいい」

「うん」 素直に頷く君。抱いていてただはっきりと解るのは、この人に、少しでも元気でいて欲しいという気持ち。「美香、解る?君の身体から、たくさんの愛液が流れ出してる。それ程、俺を求めてくれるなんて嬉しいよ」

「だって、雅夢、凄く・・上手・・・もっとイかせて・・・」私の好きなように、囁きをくれながら、ウエストを支えてくれる若い彼。その腕は逞しくて細くなっていく私の腕とは対照的で、生きる力を与えてくれているみたい。
熱い溜息をつきながら、何度も高みに誘われる感覚を、心に刻み込んでいく。いっそこのまま死ねたなら。ううん!まだ死ねない!彼とやりたいこと、たくさんあるんだもん!


時折軽く頭を振りながら、静かに乱れる君。それを眺めてると無性に嬉しい。「何度イッたか、数えてれば良かったな~!残念!美香の乱れる表情そそられるし。それに弱いところも解っちゃった!」
息が上がって、倒れこむようにして重なる華奢な身体。その首筋に優しく甘噛み。軽い悲鳴を上げて、身体を捩らせる様子に愛おしさが浮かんでいた。


「解っちゃったの?弱いところ。雅夢笑ロいから、何度も執拗に攻めそうだよね?」彼は苦笑いをして背中を擦る。
「な、交代しよう、今度は後から攻めてあげる!つーか、俺が美香をいっぱい感じたい。君の綺麗な身体を。きっと今日は朝まで寝られないぜ?覚悟しろよ!」

「望むところだ~!受けて立ってやる~!男は女を感じさせて、初めて一人前よ」ウインクで応える私。
「もーっ!!可愛い奴だな!お前は!」ウエストを支え、四つん這いにさせて一つになる俺達。まるで猫が伸びをしている姿勢!BOXシーツを強く掴む手が、微かに震えていた。表情が見えない安心感だからだろうか、喘ぎは美香が上の時よりも少しだけ大きい。

「いいよ!凄いセクシーだ!ところでつけてないけどよかったの?」
「つけたら気持ちよくないんだもん!雅夢・・上手・・・よ・・」たくさん私を味わって!君の為だけなら、私は娼婦にだってなれるよ。

「美香、そろそろ波が来そうなんですけど?美香が、俺の仕草で喘ぐ顔を見ながらイきたいな~!駄目?」
「もうーっ!えっちね~!じゃあ交代!ちゃんと私を最後にイかせてね!」身体を解放して、いたずらっぽく微笑む茶髪の青年を見つめる。

「お望みとあらば、何度でも。姫は強欲ですね。違うな、美香は色欲だ!」ウインクをして唇を奪う。俺の力が君の命に届け!逢った時よりも、幾分細くなった美香の太腿を持ち上げて中に入った。マジ気持ちいい!「いいよ、その表情。淫らで綺麗だ!」惚れ惚れと表情を眺め、可愛い唇から直接喘ぐ声を感じたくて、KISSを繰り返す。

「雅夢の意地悪~!でも嫌いじゃないよ!私ってもしかしたらMなのかなぁ~?真里菜からは姉御って言われてるのに~!」ちょっと泣きまね。

「そうなの?俺からすれば、美香は完璧Mだね~!つい虐めたくなっちゃうくらい可愛いよ!」横たわる美香の手を、強い力で握り締めた。「この仕草ってさ、今身体を重ねてる俺達みたいじゃない?女とする時、手を握るのが好きなんだ。好きな女と一つになってるって気分になるよ」

「ふーん!雅夢って、恋愛経験多そうだね?やな感じ~!」彼の頬を抓る真似をすると苦笑顔。額にはうっすらと汗。それを髪をかき上げて手の平で拭う。感覚で悟る。そろそろ最後が近いんだ。目を閉じて、全身全霊を身体に集中させよう。「雅夢・・・素敵・・・アァ・・・」

強く収縮する内部と泣きそうな声。「美香・・・俺・・もう・・・」細い首筋に甘噛みをして、強く腰を振り、一番深いところで終焉を迎えた。脱力して、覆い被さる背中に回された細い腕が、ひどく力なく感じられるよ。
「美香・・・」君に生きる希望、与えられたかな?閉じたままの美香の瞳からは、一筋の涙が零れ落ちていた。

美香、正直、まだ君の病、受け止め切れてないみたいだ。現実から逃げたいのは、俺のほうなのかもしれないよ。唇を塞ぎながら考える。本心を奥底に封じ込めていこう。こんな事、一番辛いはずの美香に言えない・・・考えながら彼女の涙を、そっと人差し指で拭った。


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Last updated  2008/09/01 02:08:55 PM
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